○住血吸虫症-マダガスカル(02)、コメント
○E型肝炎ウイルス-ウガンダ(03)
○BSE 最新状況2008(02)
フィンランド、韓国、オランダ
○鳥インフルエンザ、ヒト(50):バングラディシュ、WHO
保健省は、国内初のH5N1型鳥インフルエンザ感染症例を確認した。
●C#住血吸虫症-マダガスカル(02)、(Amoron'i Mania), comment
Archive Number 20080529.1736
[1]20080525.1717に関して
投稿者:デンマーク・University of Copenhagen、A Lee Willingham III, DVM, PhD、2008年5月27日。
神経学的症状と日本住血吸虫_Schistosoma japonicum_ 感染に関連はあるが、_S. haematobium_ or _S. mansoni_ 感染とは、関連性はないと思う。マダガスカルに深刻な土着感染をおこしている、_Taenia solium_ cysticercosis 嚢尾虫症/neurocysticercosisが原因ではないか。マダガスカルのパスツール研究所は、4000人以上に抗体が検出され、アンボシトラAmbositraの一般人口の7-17%、痙攣患者の21%にcysticercosis が認められたことから、1990年代後半に、ヒトでのcysticercosisに関する全国的な血清学的調査を行った(Mahasolo, Mahajanga, Ambositra, Ihosy, and Tamatave/Antananarivoで実施) 。neurocysticercosis対策が議論された2003年の世界保健会議において、マダガスカルは、cysticercosisが重大な問題であるとして、サーベイランス・予防・対応策に対する支援を求めた、唯一の風土病感染国であった。...
[2]
投稿者:WHO・Dr Albis Francesco Gabrielli、2008年5月27日。
マダガスカルは、2008年6月、住血吸虫症が土着感染する21の地区において、プラジカンテルpraziquantelの大規模な配布を実施する計画である。保健省は、taeniosis/cysticercosisの共感染のリスクを認識しており、サーベイランスと治療後の起こりうる副反応検出を目的とした医薬品副反応調査を行う予定である。"Situation epidemiologique actuelle de la cysticercose a Madagascar."Arch Inst Pasteur de Madagascar 2003; 69: 46-51についても、参照されたい。
[3]
投稿者:デンマーク・University of Copenhagen、Dr Pascal Magnussen MD, DTM&H、5月29日。
_S. haematobium_ は、マラウィにおいて、神経学的症状と関連している。オランダ・ライデンLeidenの住血吸虫の研究グループによると、下位脊髄の虫卵肉芽種egg granulomasによる、髄症状medullary symptomsであった。"neurological problems" の語はあいまいではっきりしないため、すぐに"symptoms" with cysticercosisと結び付けてしまわないよう注意が必要である。この症状とは脳症状(てんかんepilepsy 相同など)であること、マダガスカル当局からの詳細な説明を得なければならない。
[Mod.EP注-neurocysticercosisにおいて、死亡したシストが脳内で局所炎症反応をおこし、局所の浮腫から限局性神経学的症状を発生するため、治療中に症状の増悪を見る可能性もある。この場合、ステロイドを用いて治療されることが多いが、一斉治療キャンペーンでは、事前のneurocysticercosisの検査は行われないまま、治療が行われている。このため、ここで述べられたような神経症状は、neurocysticercosisに対するpraziquantelの薬効が原因である可能性もある]
地図 Amoron'i Mania(Madagascar中央部, Fianarantsoa provinceの一地方)
●C#E型肝炎ウイルス-ウガンダ(03):Kitgum 20080529.1737
肝炎により、新たに4人死亡
情報源:The New Vision 、2008年5月28日。
Kitgum地区でE型肝炎による死者の数は、先週の31人から、35人に増えたと報じられた。死亡した患者は、妊娠女性が中心で、感染者の総数は1797人である。「スーダン南部から持ち込まれたと考えられるこのウイルスは、Lamwo郡で最初に確認された。Agoro, Mucwini, Paloga, Potika, Padibe, and Lukung sub-counties へと拡大し、現在、Kitgum town councilにおいて問題となっている」と、27日に当局者が述べた。「発熱のあるものは直ちに受診するよう呼びかけ、しばらく妊娠を控えるよう勧めている」と述べた。
[Mod.CP注-当初、ウガンダの、スーダンとの国境地域で確認されたE型肝炎感染流行の患者数は、患者314人/死者11人から、現在の1797人/死者35人に増加した。E型肝炎は、E型肝炎ウイルスhepatitis E virus (HEV)による肝疾患で、他の腸管ウイルスとほとんど同じ経路で、感染伝播する。HEVは、HEV感染患者や感染動物の糞便中に確認される。HEVは、汚染された食品や水の摂取により、感染が拡大する。ヒト-ヒト感染の可能性もある。近年、世界中でE型肝炎の大流行が発生しており、その頻度は増している。HEV感染の兆候・症状としては、食欲低下、嘔気、嘔吐、尿の変色、黄疸、腹痛などがある。しかし、慢性(長期)感染は知られていない。E型肝炎は、妊娠女性のとくに第3期に重症化しやすい。]
地図 Uganda北部;Kitgum
○Ea#BSE 最新状況2008(02) 20080529.1738
[1] フィンランド: OIE classification
OIE:フィンランドの狂牛病リスクは、極めて小さいminuscule
情報源:YLE (Finnish Broadcasting Company)、2008年5月29日。
OIEは、フィンランドがBSE(bovine spongiform encephalopathy 、牛海綿状脳症)の清浄国であると、27日に年次総会で発表した。フィンランド国内での、狂牛病のリスクは極めて小さいminusculeであることを意味する。...2001年、フィンランドで、1例の狂牛病が確認された。現在、2.5歳以上の処分されるウシの全頭検査と、2歳以下で発病もしくは緊急にemergency situations処分されたウシの検査が行われている。
[2] 韓国: safety standards 安全基準
韓国の牛肉、より厳しい安全基準
情報源:Chosun 、2008年5月29日。
食料農業森林漁業省は、28日、次週はじめにも、韓国牛肉に関する新たな強化安全基準を公表することを明らかにした。米国産牛肉輸入のための衛生条件を整える時期に合わせたものである。...
[3] オランダ: 85th case since 1997
オランダで、新たな狂牛病感染例発見
情報源: AllHeadlinesNews (AHN) 、2008年5月21日。
オランダ北部Drenthe州の8才のウシ1頭で、5月に狂牛病感染が新たに確認された。ラジオ放送Radio Netherlands Worldwideによると、歩行困難が見られたという。検査により、BSEの感染が確認された。3月に政府当局が、Overijssel provinceのDinkelland村の農場で、狂牛病が発見されたと発表したところだった。オランダにおいては、2008年の3例目の症例で、1997年以来85頭目となる。
●C#鳥インフルエンザ、ヒト(50)-バングラディシュ、WHO 20080529.1740
バングラディシュ保健省は、国内初のH5N1型鳥インフルエンザ感染症例を確認した。
情報源:The World Health Organiastion (WHO), EPR, Disease Outbreak News、2008年5月28日。
バングラディシュ保健省は、国内初のH5N1型鳥インフルエンザ感染症例を確認した。この患者は、バングラディシュ・下痢性疾患研究国際センターthe International Centre for Diarrhoeal Disease Research, Bangladesh (ICDDRB)が行っている季節サーベイランス活動の中で、過去に遡り確認された。患者は、ダッカDahkaのKomalapur出身の生後16ヶ月の男児である。この男児は、2008年1月27日に発病し、その後に回復している。WHO・H5亜型照会検査機関である、米国CDC(Centers for Disease Control and Prevention)において、男児のA(H5N1)型の感染が確認された。患者には、自宅において、生きているニワトリや処分されたニワトリとの接触があった。患者の家族や近所の人々から、検体が採取されている。いずれも、これまでのところ健康である。
[ModCP注-ProMED-mail (20080525.1718)で報告された、バングラディシュ初のH5N1型鳥インフルエンザ感染例についての、WHOによる公式確認である。WHOのウェブサイト上での、この新たな報告の中で、2008年1月後半に感染したこのH5N1型患者の確認が遅れた理由について、説明されている。バングラディシュは、ヒトでのH5N1型ウイルス感染を報告した15番目の国となった。他の14カ国とは;アゼルバイジャン (8 cases, 5 deaths), カンボジア(7 cases, 7 deaths), 中国 (30 cases, 20 deaths), ジブチ (one case, no deaths), エジプト (50 cases, 22 deaths), インドネシア (133 cases, 108 deaths), イラク (3 cases, 2 deaths), ラオス民主共和国(2 cases, 2 deaths),ミャンマー (one case, no deaths), ナイジェリア(one case, one death), パキスタン (3 cases, one death), タイ (25 cases, 17 deaths), トルコ (12 cases, 4 deaths), ベトナム (106 cases, 52 deaths)である。世界全体での数字は、患者383例、死者241例]
地図 Bangladesh中央部・Dhaka
2008年5月26日から28日
○Oily spot、pomegranate ザクロ-インド:最新状況
○チクングニア(21):インド、RFI
○炭疽、ウシ-ジンバブエ
○鳥インフルエンザ H7亜型-北米:ヒトのレセプター
○チクングニア(22):インドネシア
○炭疽、ヒト、家畜 2007年-アルゼンチン
○クリミアコンゴ出血熱-ロシア
○Ep#Oily spot、ザクロ-インド:最新状況 Archive Number 20080526.1720
病気により、ザクロの収穫に影響
情報源:Business Standard、2008年5月24日。
カルナタカKarnataka州の全ての産地で発生した、細菌性葉枯れ病bacterial blight disease (BBD)による壊滅的な打撃により、ザクロ栽培は急速に消失している。過去数年間で、収穫量はおよそ90%減少し、約3割の栽培地域で、農家は樹木を引き抜いた。...BBDの原因は、_Xanthomonas axonopodis_ pv. _punicae_と呼ばれる細菌で、1980年代に初めてBellary地区の一部の農場で確認された。..Bagalkot, Belgaum, Bellary, Bijapur, Chitradurga, Gulbarga, Koppal, Raichur, and Tumkurの各地区で、9栽培面積の90%が被害を受けた。...
[Mod.DHA注-]
●C#チクングニア-インド(カルナタカKarnataka州)、情報提供依頼RFI 20080527.1723
およそ18例の患者が報告された。
情報源:Mangalorean.com、2008年5月27日。
ウイルス性の発熱と関節痛により病院を受診する患者の数が増加し、チクングニアの可能性のある集団発生に対して、注意が呼びかけられている。チクングニア感染の疑われる患者は、12-21日の間におよそ18例が報告された。Taluk(地区)衛生局は、戸別調査、チクングニアの予防と症状に関する啓蒙活動、パンフレットの配布など、あらゆる対策を講じている。2件の血液検体が、バンガロールBangaloreのウイルス研究所に送付されており、21日以降患者の報告はない、とUdupi Districtの当局者は話している。27日までに地区内で確定診断された患者はない。
[Mod.TY注-チクングニア感染が確定されたとすると、the general Mangalore areaでの感染拡大が継続していることになる。検査機関での結果について、情報提供を依頼する]
地図 Karnataka, India, Udupi, 46 km (32 mi) north of Mangalore
○Ea#炭疽、ウシ-ジンバブエ(Matabeleland N) 20080527.1724
Gokweに隣接する地域を中心に、発生が確認されている。これまで、ヒトでの感染報告はない。
情報源:The Zimbabwe Guardian、2008年5月27日。
North Province・Nkayi district(in Matabeleland)において、炭疽感染流行が発生している。地区の獣医学当局によると、炭疽感染が年中発生しているGokweに隣接する地域を中心に、発生が確認されている。これまで、ヒトでの感染報告はない。これまで、ウシの炭疽感染が報告されており、肉を食べたことによるヒトでの炭疽菌への感染は確認されていないが、死亡した飼っているウシの肉を食べることなく、直ちに届け出るよう、住民らに呼びかけたいと話している。当局者は、感染流行発生地域において、ウシに接種するためのワクチンが急速に不足していると述べた。「ボツワナからの炭疽ワクチンを購入するための外貨を必要としている。中国からもワクチンを購入したばかりであるが、全ての在庫が枯渇した」と述べた。このワクチン不足の原因は、Masvingo, Midlands, and Matabeleland各州での、多数のウシの死亡に伴うもので、度重なる干ばつにより被害を受けた国内の家畜の補充に、全国的に取り組んでいる政府をさらに苦しめている。
[Mod.MHJ注-Nkayiは、Gokweとthe Hwange National Parkの間に位置する。現在ジンバブエは、乾期のはじめである。ジンバブエの凄まじいインフレ・施設の不足・社会不安により、広い範囲でヒトの感染が発生した1980年代のような炭疽感染状況が、再び繰り返されることが懸念される。相当数の(ウシの)感染があるにもかかわらず、未だにヒトでの感染発生が発生していないのは、不自然である。過去、アフリカのこの地域では、死亡したウシあたり10人の患者が報告されている。]
地図 Nkayi in Zimbabwe
●Ea#鳥インフルエンザ、H7亜型-北米:ヒトのレセプター 20080527.1728
[1] アメリカ国内の低病原性(mild)の鳥インフルエンザウイルスは、ヒトへの感染能力を獲得した
情報源:Bloomberg.com、2008年5月26日。
北米で感染循環する低病原性鳥インフルエンザウイルス株は、ヒトの細胞へのある程度の感染力を獲得しているため、危険な変異に対して監視が必要であると、政府専門家らが述べた。H7型と呼ばれるこのウイルスは、H5N1型ウイルスと遺伝学的に異なっているが、H7亜型がいくつもの変異を経て、ヒトに対して危険となる可能性があると、CDCの専門家が指摘した。鳥類で蔓延する多くの種類のインフルエンザに対して、ヒトは抵抗力を有していないため、ウイルス感染によりヒトの細胞に入れば、重症感染症となる可能性がある。一部のH7亜型ウイルスにおいて、ヒト-ヒト感染につながる重要な段階である、ヒト肺細胞表面タンパクへの固着能力が増していたとの報告が、Proceedings of the National Academy of Sciences journal(全米科学アカデミー会報)に掲載された。パンデミックの脅威にいち早く対応するための最善の準備として、サーベイランスを継続する重要性が強く示されたとしている。..2002-2004年の間に家禽とヒトに感染した、H7亜型ウイルスを分析した。この中には、約80人の感染者と1人の死者を出した、2003年のオランダの感染流行の原因ウイルスも含まれている。このウイルスは、ヒトの肺細胞には十分に適応せず、多くのヒトでの感染は眼に発生した。分析によると、このウイルスは、鳥類の腸管にあるalpha 2-3[-linked sialic acid シアル酸]と呼ばれる分子を選んで接着した。しかし、この時期にカナダや米国で感染循環していた別のH7亜型ウイルスは、alpha 2-6[-linked sialic acid]と呼ばれる細胞の表面分子への接着能を有していた。この分子は、ヒトや動物の呼吸器組織に認められ、毎年流行して人々の間で急速に感染が拡大する、季節性インフルエンザウイルスの共通の標的分子であると説明されている。2004年にニューヨークのNew Yorkの1人の男性に感染したH7亜型ウイルスの1つは、フェレット間で容易に感染伝播したことが、研究で明らかにされた。フェレットとヒトは、多くの同じインフルエンザウイルスに感受性がある。この研究結果は重要であるとしながらも、他の特徴も、ヒトでの感染を拡大し発症させる能力に寄与しているかもしれないと、ロッテルダムRotterdamの研究者は述べている。たとえば、深い肺の組織ではなく、ヒトの鼻腔や咽頭でウイルスが増殖するかどうかというのようなことなどが、速やかな感染拡大を容易にする。「上気道で増殖するウイルスは、ほ乳類での感染伝播の可能性がより高まる。ヒトの細胞への固着のみが全てを決めるわけではない」とインタビューに答えた。これらのH7型ウイルスは"低病原性"であり、[鳥類において]死亡原因となることはまれであるが、それでも脅威であることは変わりない。「H5亜型のウイルスと同じように、H7亜型ウイルスにも注意が必要であり、高病原性に変異する可能性があり、庭先に存在している」と述べられている。前の世紀には、1918,1957,1968年の3回にわたって、インフルエンザの大流行(パンデミック)が発生した。中でも、最も致死性であったのは、1918年のスペインかぜで、世界中で5000万人もの人が死亡した。
[2] 第2のH7亜型鳥インフルエンザは、大流行の原因となる可能性があることが判明した
情報源:The Times online、2008年5月26日。
H5N1型に関する解説のあと....H7亜型インフルエンザウイルスも、主に鳥類に感染する。致死性であるH7N7型ウイルスが、2003年にオランダの家禽で発生し、より重症でないH7N2型ウイルスが、2007年に英国で発生した。2002年から2004年の間に、H7N3型とH7N2型の感染流行が数件報告されている。いずれの流行でも、少数のヒトでの感染例が報告されている。オランダでは1名の獣医師が死亡し、およそ80人が結膜炎に感染している。英国での感染流行でも、結膜炎患者と少数の軽症呼吸器感染患者が発生した。以下、[1]で示された研究報告についての記事など...
[3] 北米の鳥インフルエンザウイルス、よりヒトに馴化
情報源:The Canadian Press [edited]
2004年のブリティッシュコロンビアBritish Columbia州の家禽で大流行したH7N3型ウイルスなどの、北米のH7亜型鳥インフルエンザウイルスは、よりヒトの気道に感染しやすくなっていることが、米国での新たな研究により明らかになった。この適応化は、一部のみであり、直ちにパンデミックの恐れが生じるわけではないが、専門家らは、H7亜型鳥インフルエンザウイルスに対しも、監視と研究の必要性があることを強調している。...同様の記事、abstractなど..原文参照願います。
研究のタイトル: Contemporary North American influenza H7 viruses possess human receptor specificity: Implications for virus transmissibility the 27 May 2008 issue of the Proceedings of the National Academy of Sciences USA, vol. 105, no. 21, 7557563, 1908
●C#チクングニア(22)-インドネシア(スラウェシ) 20080528.1729
5月までに524人がチクングニアに感染した。
情報源: Pusat Dokumentasi Solopos [in Indonesian]、2008年5月23日。
Makmur Cityは、蚊族ネッタイシマカ_Aedes aegypti_の脅威にさらされている。チクングニアの患者数は、2008年1月から5月までの間に524人となった。デングやチクングニア増加の原因は、蚊族繁殖場所の対策についての、啓蒙活動が不十分なことにある。
地図 Sulawesi showing the location of Makmur
●C#炭疽、ヒト、家畜-アルゼンチン、2007年 20080528.1731
投稿者:Ramon Noseda、2008年5月10日。
Buenos Airesブエノスアイレス州内の監視区域(33郡、州面積の32%、家畜の26%が含まれる)において、2008年に発生した流行は、わずか7件だった。2006年には15件発生している。1977年に計画が開始されて以来の、陽性検体の割合と発生件数の著しい減少となった...以下、原文参照願います。
[Mod.MHJ注-]
●C#クリミアコンゴ出血熱-ロシア(05)、スタブロポリ、Kalmykia 20080528.1732
[1] クリミアコンゴ出血熱CCHF - ロシア (Stavrapol Krai)
2例目のダニ媒介性クリミアコンゴ出血熱死亡例(39歳女性)が記録された。
情報源:AMITASS News Agency [trans.]、2008年5月27日。
スタブロポリStavrapol Kraiにおいて、2例目のダニ媒介性クリミアコンゴ出血熱死亡例が記録された。Rospotrebnadzorの地方当局の報告によると、「39歳女性1名が病院で死亡した」。1例目の男性は、5月中旬に死亡している。CCHFの罹患率は、2007年同期に比べ1.7倍高くなっている。26日現在、12の地域から、主に中等症から重症クラスの患者17例が報告されている。ダニの刺咬のために医療の対象となった人の数は合計3305人である。ダニの活動性が最高潮となり、これに伴ってヒトでの罹患が最高となるのは、2008年の5月から6月と見込まれている。25の地域territoriesの133人が入院し、2007年に比べ70%以上の増加となっている。地方当局は、the Centre of Hygiene and Epidemiologの専門スタッフが、Aapanasenkovskoe および Turkmenskoe地方の合計4000匹のダニの検査を行い、ウイルスを確認したことを明らかにした。感染拡大防止対策として、家畜動物のダニ駆除が実施されている。地域住民にも啓蒙活動が行なわれている。
[2] CCHF - ロシア (Kalmykia)
11歳の少女がCCHFにより死亡した。
情報源:Komsomolskaya Pravda online [trans.]、2008年5月27日。
The Interfax News Agencyは、ダニの刺咬によりCCHFに感染した11歳の少女1名が、死亡したと伝えた。診断がついたのは、少女の状態が悪化した後のことであった。少女の両親は、地元のクリニックを受診させたが、すぐには診断できなかった。
[Mod.NP注-インターネットの情報によると、2008年のこれまでにthe South Federal Okrugでは、4人のCCHFによる死者が発生している。これは、2007年1年間の総数にあたる。2007年に比べ、罹患率は1.7倍である。以前から指摘されている通り、ダニ対策には、かなりの改善の余地がある。罹患率が高くなっているにもかかわらず、CCHFについての医師の認知度が低いことは驚きである。鑑別診断の中で、CCHFの順位が低いことが、Kalmykiaの小児やStavrapolの女性が死亡した原因である。ダニの刺咬が確認されない場合でも、CCHFの可能性を十分に意識して、臨床的評価を行なう必要がある。]
地図 Stavrapol Krai and the Republic of Kalmykia(the Southern Federal District of Russia)
○チクングニア(21):インド、RFI
○炭疽、ウシ-ジンバブエ
○鳥インフルエンザ H7亜型-北米:ヒトのレセプター
○チクングニア(22):インドネシア
○炭疽、ヒト、家畜 2007年-アルゼンチン
○クリミアコンゴ出血熱-ロシア
○Ep#Oily spot、ザクロ-インド:最新状況 Archive Number 20080526.1720
病気により、ザクロの収穫に影響
情報源:Business Standard、2008年5月24日。
カルナタカKarnataka州の全ての産地で発生した、細菌性葉枯れ病bacterial blight disease (BBD)による壊滅的な打撃により、ザクロ栽培は急速に消失している。過去数年間で、収穫量はおよそ90%減少し、約3割の栽培地域で、農家は樹木を引き抜いた。...BBDの原因は、_Xanthomonas axonopodis_ pv. _punicae_と呼ばれる細菌で、1980年代に初めてBellary地区の一部の農場で確認された。..Bagalkot, Belgaum, Bellary, Bijapur, Chitradurga, Gulbarga, Koppal, Raichur, and Tumkurの各地区で、9栽培面積の90%が被害を受けた。...
[Mod.DHA注-]
●C#チクングニア-インド(カルナタカKarnataka州)、情報提供依頼RFI 20080527.1723
およそ18例の患者が報告された。
情報源:Mangalorean.com、2008年5月27日。
ウイルス性の発熱と関節痛により病院を受診する患者の数が増加し、チクングニアの可能性のある集団発生に対して、注意が呼びかけられている。チクングニア感染の疑われる患者は、12-21日の間におよそ18例が報告された。Taluk(地区)衛生局は、戸別調査、チクングニアの予防と症状に関する啓蒙活動、パンフレットの配布など、あらゆる対策を講じている。2件の血液検体が、バンガロールBangaloreのウイルス研究所に送付されており、21日以降患者の報告はない、とUdupi Districtの当局者は話している。27日までに地区内で確定診断された患者はない。
[Mod.TY注-チクングニア感染が確定されたとすると、the general Mangalore areaでの感染拡大が継続していることになる。検査機関での結果について、情報提供を依頼する]
地図 Karnataka, India, Udupi, 46 km (32 mi) north of Mangalore
○Ea#炭疽、ウシ-ジンバブエ(Matabeleland N) 20080527.1724
Gokweに隣接する地域を中心に、発生が確認されている。これまで、ヒトでの感染報告はない。
情報源:The Zimbabwe Guardian、2008年5月27日。
North Province・Nkayi district(in Matabeleland)において、炭疽感染流行が発生している。地区の獣医学当局によると、炭疽感染が年中発生しているGokweに隣接する地域を中心に、発生が確認されている。これまで、ヒトでの感染報告はない。これまで、ウシの炭疽感染が報告されており、肉を食べたことによるヒトでの炭疽菌への感染は確認されていないが、死亡した飼っているウシの肉を食べることなく、直ちに届け出るよう、住民らに呼びかけたいと話している。当局者は、感染流行発生地域において、ウシに接種するためのワクチンが急速に不足していると述べた。「ボツワナからの炭疽ワクチンを購入するための外貨を必要としている。中国からもワクチンを購入したばかりであるが、全ての在庫が枯渇した」と述べた。このワクチン不足の原因は、Masvingo, Midlands, and Matabeleland各州での、多数のウシの死亡に伴うもので、度重なる干ばつにより被害を受けた国内の家畜の補充に、全国的に取り組んでいる政府をさらに苦しめている。
[Mod.MHJ注-Nkayiは、Gokweとthe Hwange National Parkの間に位置する。現在ジンバブエは、乾期のはじめである。ジンバブエの凄まじいインフレ・施設の不足・社会不安により、広い範囲でヒトの感染が発生した1980年代のような炭疽感染状況が、再び繰り返されることが懸念される。相当数の(ウシの)感染があるにもかかわらず、未だにヒトでの感染発生が発生していないのは、不自然である。過去、アフリカのこの地域では、死亡したウシあたり10人の患者が報告されている。]
地図 Nkayi in Zimbabwe
●Ea#鳥インフルエンザ、H7亜型-北米:ヒトのレセプター 20080527.1728
[1] アメリカ国内の低病原性(mild)の鳥インフルエンザウイルスは、ヒトへの感染能力を獲得した
情報源:Bloomberg.com、2008年5月26日。
北米で感染循環する低病原性鳥インフルエンザウイルス株は、ヒトの細胞へのある程度の感染力を獲得しているため、危険な変異に対して監視が必要であると、政府専門家らが述べた。H7型と呼ばれるこのウイルスは、H5N1型ウイルスと遺伝学的に異なっているが、H7亜型がいくつもの変異を経て、ヒトに対して危険となる可能性があると、CDCの専門家が指摘した。鳥類で蔓延する多くの種類のインフルエンザに対して、ヒトは抵抗力を有していないため、ウイルス感染によりヒトの細胞に入れば、重症感染症となる可能性がある。一部のH7亜型ウイルスにおいて、ヒト-ヒト感染につながる重要な段階である、ヒト肺細胞表面タンパクへの固着能力が増していたとの報告が、Proceedings of the National Academy of Sciences journal(全米科学アカデミー会報)に掲載された。パンデミックの脅威にいち早く対応するための最善の準備として、サーベイランスを継続する重要性が強く示されたとしている。..2002-2004年の間に家禽とヒトに感染した、H7亜型ウイルスを分析した。この中には、約80人の感染者と1人の死者を出した、2003年のオランダの感染流行の原因ウイルスも含まれている。このウイルスは、ヒトの肺細胞には十分に適応せず、多くのヒトでの感染は眼に発生した。分析によると、このウイルスは、鳥類の腸管にあるalpha 2-3[-linked sialic acid シアル酸]と呼ばれる分子を選んで接着した。しかし、この時期にカナダや米国で感染循環していた別のH7亜型ウイルスは、alpha 2-6[-linked sialic acid]と呼ばれる細胞の表面分子への接着能を有していた。この分子は、ヒトや動物の呼吸器組織に認められ、毎年流行して人々の間で急速に感染が拡大する、季節性インフルエンザウイルスの共通の標的分子であると説明されている。2004年にニューヨークのNew Yorkの1人の男性に感染したH7亜型ウイルスの1つは、フェレット間で容易に感染伝播したことが、研究で明らかにされた。フェレットとヒトは、多くの同じインフルエンザウイルスに感受性がある。この研究結果は重要であるとしながらも、他の特徴も、ヒトでの感染を拡大し発症させる能力に寄与しているかもしれないと、ロッテルダムRotterdamの研究者は述べている。たとえば、深い肺の組織ではなく、ヒトの鼻腔や咽頭でウイルスが増殖するかどうかというのようなことなどが、速やかな感染拡大を容易にする。「上気道で増殖するウイルスは、ほ乳類での感染伝播の可能性がより高まる。ヒトの細胞への固着のみが全てを決めるわけではない」とインタビューに答えた。これらのH7型ウイルスは"低病原性"であり、[鳥類において]死亡原因となることはまれであるが、それでも脅威であることは変わりない。「H5亜型のウイルスと同じように、H7亜型ウイルスにも注意が必要であり、高病原性に変異する可能性があり、庭先に存在している」と述べられている。前の世紀には、1918,1957,1968年の3回にわたって、インフルエンザの大流行(パンデミック)が発生した。中でも、最も致死性であったのは、1918年のスペインかぜで、世界中で5000万人もの人が死亡した。
[2] 第2のH7亜型鳥インフルエンザは、大流行の原因となる可能性があることが判明した
情報源:The Times online、2008年5月26日。
H5N1型に関する解説のあと....H7亜型インフルエンザウイルスも、主に鳥類に感染する。致死性であるH7N7型ウイルスが、2003年にオランダの家禽で発生し、より重症でないH7N2型ウイルスが、2007年に英国で発生した。2002年から2004年の間に、H7N3型とH7N2型の感染流行が数件報告されている。いずれの流行でも、少数のヒトでの感染例が報告されている。オランダでは1名の獣医師が死亡し、およそ80人が結膜炎に感染している。英国での感染流行でも、結膜炎患者と少数の軽症呼吸器感染患者が発生した。以下、[1]で示された研究報告についての記事など...
[3] 北米の鳥インフルエンザウイルス、よりヒトに馴化
情報源:The Canadian Press [edited]
2004年のブリティッシュコロンビアBritish Columbia州の家禽で大流行したH7N3型ウイルスなどの、北米のH7亜型鳥インフルエンザウイルスは、よりヒトの気道に感染しやすくなっていることが、米国での新たな研究により明らかになった。この適応化は、一部のみであり、直ちにパンデミックの恐れが生じるわけではないが、専門家らは、H7亜型鳥インフルエンザウイルスに対しも、監視と研究の必要性があることを強調している。...同様の記事、abstractなど..原文参照願います。
研究のタイトル: Contemporary North American influenza H7 viruses possess human receptor specificity: Implications for virus transmissibility the 27 May 2008 issue of the Proceedings of the National Academy of Sciences USA, vol. 105, no. 21, 7557563, 1908
●C#チクングニア(22)-インドネシア(スラウェシ) 20080528.1729
5月までに524人がチクングニアに感染した。
情報源: Pusat Dokumentasi Solopos [in Indonesian]、2008年5月23日。
Makmur Cityは、蚊族ネッタイシマカ_Aedes aegypti_の脅威にさらされている。チクングニアの患者数は、2008年1月から5月までの間に524人となった。デングやチクングニア増加の原因は、蚊族繁殖場所の対策についての、啓蒙活動が不十分なことにある。
地図 Sulawesi showing the location of Makmur
●C#炭疽、ヒト、家畜-アルゼンチン、2007年 20080528.1731
投稿者:Ramon Noseda、2008年5月10日。
Buenos Airesブエノスアイレス州内の監視区域(33郡、州面積の32%、家畜の26%が含まれる)において、2008年に発生した流行は、わずか7件だった。2006年には15件発生している。1977年に計画が開始されて以来の、陽性検体の割合と発生件数の著しい減少となった...以下、原文参照願います。
[Mod.MHJ注-]
●C#クリミアコンゴ出血熱-ロシア(05)、スタブロポリ、Kalmykia 20080528.1732
[1] クリミアコンゴ出血熱CCHF - ロシア (Stavrapol Krai)
2例目のダニ媒介性クリミアコンゴ出血熱死亡例(39歳女性)が記録された。
情報源:AMITASS News Agency [trans.]、2008年5月27日。
スタブロポリStavrapol Kraiにおいて、2例目のダニ媒介性クリミアコンゴ出血熱死亡例が記録された。Rospotrebnadzorの地方当局の報告によると、「39歳女性1名が病院で死亡した」。1例目の男性は、5月中旬に死亡している。CCHFの罹患率は、2007年同期に比べ1.7倍高くなっている。26日現在、12の地域から、主に中等症から重症クラスの患者17例が報告されている。ダニの刺咬のために医療の対象となった人の数は合計3305人である。ダニの活動性が最高潮となり、これに伴ってヒトでの罹患が最高となるのは、2008年の5月から6月と見込まれている。25の地域territoriesの133人が入院し、2007年に比べ70%以上の増加となっている。地方当局は、the Centre of Hygiene and Epidemiologの専門スタッフが、Aapanasenkovskoe および Turkmenskoe地方の合計4000匹のダニの検査を行い、ウイルスを確認したことを明らかにした。感染拡大防止対策として、家畜動物のダニ駆除が実施されている。地域住民にも啓蒙活動が行なわれている。
[2] CCHF - ロシア (Kalmykia)
11歳の少女がCCHFにより死亡した。
情報源:Komsomolskaya Pravda online [trans.]、2008年5月27日。
The Interfax News Agencyは、ダニの刺咬によりCCHFに感染した11歳の少女1名が、死亡したと伝えた。診断がついたのは、少女の状態が悪化した後のことであった。少女の両親は、地元のクリニックを受診させたが、すぐには診断できなかった。
[Mod.NP注-インターネットの情報によると、2008年のこれまでにthe South Federal Okrugでは、4人のCCHFによる死者が発生している。これは、2007年1年間の総数にあたる。2007年に比べ、罹患率は1.7倍である。以前から指摘されている通り、ダニ対策には、かなりの改善の余地がある。罹患率が高くなっているにもかかわらず、CCHFについての医師の認知度が低いことは驚きである。鑑別診断の中で、CCHFの順位が低いことが、Kalmykiaの小児やStavrapolの女性が死亡した原因である。ダニの刺咬が確認されない場合でも、CCHFの可能性を十分に意識して、臨床的評価を行なう必要がある。]
地図 Stavrapol Krai and the Republic of Kalmykia(the Southern Federal District of Russia)
2008年5月25日
○デング熱・デング出血熱 最新状況2008(21)
ペルー、ブラジル、ラオス、ベトナム
香港 モルジブからの輸入
○住血吸虫症-マダガスカル
○鳥インフルエンザ、ヒト(49)、WHO
●C#デング熱-ペルー Archive Number 20080525.1716
感染の報告が出始めた
情報源:Ministerio de Salud, Alerta Epidemiologica [in Spanish]、2008年5月24日。
2008年、疫学第6週 EW06[3-9 Feb 2008]より、Iquitos (5 cases) and Tarapoto (4 cases)地域に、デング熱が導入され、感染が報告され始めた。EW10-17の期間には、雨期にあわせ、Yurimaguasユリマグアス市での報告が増加し、EW18[27 Apr - 2 May 2008]には、患者の減少傾向が見られ、Yurimaguas市内では、合計で古典的デング熱の患者が98例、デング出血熱DHFが疑われる患者が1人となっている。リマにある米海軍の検査機関である、The NMRCD [USA Navy laboratory in Lima]において、市内在住の患者1名のデング熱4型ウイルスが確認された。
地図 Peruvian upper Amazon:Yurimaguas
●C#デング熱-ブラジル(リオデジャネイロ Rio de Janeiro) 20080525.1716
15万人以上が感染し、死者は110人に達した
情報源:Globo [in Portuguese]、2008年5月21日。
2008年5月21日、州政府衛生局は、新たなデング熱患者数の合計を報告した。これまでに、155985人のデング熱患者が報告されており、リオデジャネイロ州で確定されたデング熱による死者は、110人に達した。当局によると、最も感染が多かった年齢層は15-49歳で、患者数の54%を占めている。死者の42%は0-15才の年齢で発生し、38例はDHFによる死亡であった。
地図 Brazil:Rio de Janeiro
●C#デング熱-ラオス 20080525.1716
南部で3人がデング熱に感染して死亡した
情報源:Vientiane Times、2008年5月16日。
衛生当局は、住民に対して、蚊族対策として、自宅や庭に水をためて置かないよう注意を呼びかけている。2008年、南部のChampassak and Saravanで蚊族媒介性のデングウイルスにより、3名が死亡したことを受けてのことである。国立疫学研究センターは、雨期のデング熱対策として、このような注意喚起を行なった。2008年のこれまでに、581例のデング熱患者が発生し、そのうち3人が死亡した:Champassak2人、Saravan province1人。デング熱に感染市発病するヒトの数は、週ごとに徐々に増加しており、降雨や周辺国でのウイルス発生率が高いことによると、関係者は見ている。
地図 Laos
●C#デング熱-ベトナム(ホーチミン Ho Chi Minh City) 20080525.1716
2007年の2倍の、3000人以上が感染した
情報源:Thanh Nien News、2008年5月23日。
ホーチミン市で、3000人以上の小児がデング熱に感染し、2007年の2倍となっていると、2008年5月20日に市衛生当局が発表した。第1小児病院デング熱科長は、先週は毎日20-30人の患者が入院していたが、今週は40-60人に増えたと述べた。第2小児病院では、現在約60人が治療を受けている。Mekong Delta州でも、深刻なデング熱患者発生があり、2008年のこれまでに1万人以上の患者が報告されている。ベトナム医薬品局は、先週、現地当局および医薬品業者に対し、現在のデング熱患者数増に対応できるよう、薬品の確保を指示した。
[Mod.YMA注-2008年初から、3000人以上の小児デング熱患者が報告されており、ホーチミン市の小児病院では1日あたり40-60例の患者の報告がある。前回のベトナムにおけるデング熱の報告では、Ca Mau, Bac Lieu and Can Tho provinces(the Cuu Long (Mekong Delta) area)の各省において、およそ900例のデング熱患者が報告されていた。ベトナムの他の地方における、現在のデング熱発生状況に関しても、信頼できる情報筋からの情報提供が、強く待ち望まれる。]
地図1 地図2 Viet Nam with provinces
●C#デング熱-香港 モルジブからの輸入 20080525.1716
情報源:Health & Community News、2008年5月20日。
健康保護局は5月12日、4月5-13日にモルジブを旅行した39才の男性1名の、デング熱輸入感染患者を確認した。2008年の12例目の輸入感染例となる。4月28日に入院し、現在は退院している。男性は、4月22日に、発熱・咽頭痛・関節痛・発疹で発病した。4人の男性の旅行の同行者にも、同様の症状が認められた。このうち、1名の30才男性のデング熱感染が30日に確定された。
[Mod.TY注-モルジブにおける、デング熱感染伝播継続の新たな報告は、懸念材料である。最新のモルジブから香港への輸入感染例(20080505.1542)から3週間後の、新たなモルジブで感染した輸入デング熱症例である。モルジブでは、2006年に深刻なチクングニア感染流行が発生しており(20061224.3598)、重大なデング熱感染流行につながる可能性のある、相当数のデング・ベクター蚊族のヤブカ属が存在しているものと見られる。]
地図 Maldives
●C#住血吸虫症Schistosomiasis -マダガスカル:d'Amoron'i Mania 20080525.1717
人口の約半数が、住血吸虫に感染し、治療を受けた
情報源:AllAfrica (Antananarivo) [in French]、2008年5月25日。
d'Amoron'i Mania地方では、2007年に人口約2万5千人のうち12469人の患者が治療を受ける、著しい土着感染が発生している。報告によると、神経系の問題が多く見られたが、治療に反応した。この地方の1/3の村で著しい土着感染となっており、集団治療を受けた。次いで感染が深刻な地区はManandrianaで、3930人が治療を受けた;以下、Fandriana(3892),Ambositra(3758),Ambatofinandrahana(1069)の順となっているが、治療される患者数は増加している。現地保健当局は、感染の激しい地域における血清学的サーベイランスを強化し、集団治療につなげている。衛生当局は、2006年までに患者数を25%削減する計画を立てていたが、目標は達成されておらず、再び感染が拡大している。
[Mod.EP注-マダガスカルにおいて、_Schistosoma_は土着感染している。現在の発生地域の拡大は、感染状況がpre-control(コントロールできない)レベルに近づき、地域の対策が失敗に終わったことによるものと見られる。_Schistosoma mansoni_ と_S. haemoatorbium_ は、中間宿主として淡水のsnail(カタツムリ?)が関与する複雑な生活環を有するが、動物での宿主は持たない。_S. haematobium_は感染者の尿中に、 _S. mansoni_は便中に、虫卵が排泄される。不適切な衛生環境や汚水処理、snail対策の不備、不十分な感染者の診断や治療など、全てが感染発生に寄与し、対策の失敗につながる]
●C#鳥インフルエンザ、ヒト(49):バングラディシュ、WHO 20080525.1718
1月にバングラディシュ初の鳥インフルエンザ感染患者(生後16ヶ月)が発生していた
情報源:Reuters News India、2008年5月23日。
WHOは、2008年5月23日、バングラディシュ初のヒトでの鳥インフルエンザ感染を確認した。すでに回復した男児の乳幼児で、ヒトでの感染を記録した15番目の国となった。バングラデシュ政府当局は、22日にこの症例について報告し、WHOは、米国アトランタのCDCの検査室で確定されたと発表した。WHOの広報担当者は、「米国アトランタのCDCにより確定された。バングラディシュ初の患者である」と述べた。この生後16ヶ月の幼児は、2008年1月に感染し、その後回復した。当局は、直ちに、この症例について国連機関に報告したが、海外での検査結果判明までに時間を要したと説明した。バングラディシュにおいて初めてH5N1型ウイルスが確認されたのは、2007年3月であり、その後およそ200万羽のニワトリが処分され、200万個以上の卵が廃棄されている。国内64地区のうちの47の地区に鳥インフルエンザの感染が拡大し、この最貧国のGDPの1.6%を占める家禽産業に損失をもたらせた。「家禽での感染がこのように拡大すれば、ヒトでの感染が起きるのは時間の問題である。ヒトでの感染を防ぐためには、動物での鳥インフルエンザを封じ込める必要がある」と述べた。鳥インフルエンザはめったにヒトに感染することはないが、専門家らは、変異や感染しやすい季節性インフルエンザとの結合によってパンデミックが発生し、多くの人々が死亡する可能性があることを懸念している。WHOによると、バングラディシュの発生までに、2003年以来14カ国で382人の患者が報告されている。
[Mod.CP注-ProMEDにおいて昨日(5月24日)報告された、初めてのヒトにおけるH5N1型インフルエンザウイルス感染患者の、WHOによる確定記事である。新たな情報としては、感染は2008年1月に発生しており、2008年5月まで、独立した国内での診断がなされていなかったことである。患児はその後回復しているが、感染源の種類については明らかにされないままである。バングラディシュは、ヒトでのH5N1型鳥インフルエンザウイルス感染を報告した15番目の国となった。ほかの14カ国は以下の通り: Azerbaijan, Cambodia, China, Djibouti, Egypt, Indonesia, Iraq, Lao People's Democratic Republic, Myanmar, Nigeria, Pakistan, Thailand, Turkey, and Viet Nam ]
地図 Bangladesh
ペルー、ブラジル、ラオス、ベトナム
香港 モルジブからの輸入
○住血吸虫症-マダガスカル
○鳥インフルエンザ、ヒト(49)、WHO
●C#デング熱-ペルー Archive Number 20080525.1716
感染の報告が出始めた
情報源:Ministerio de Salud, Alerta Epidemiologica [in Spanish]、2008年5月24日。
2008年、疫学第6週 EW06[3-9 Feb 2008]より、Iquitos (5 cases) and Tarapoto (4 cases)地域に、デング熱が導入され、感染が報告され始めた。EW10-17の期間には、雨期にあわせ、Yurimaguasユリマグアス市での報告が増加し、EW18[27 Apr - 2 May 2008]には、患者の減少傾向が見られ、Yurimaguas市内では、合計で古典的デング熱の患者が98例、デング出血熱DHFが疑われる患者が1人となっている。リマにある米海軍の検査機関である、The NMRCD [USA Navy laboratory in Lima]において、市内在住の患者1名のデング熱4型ウイルスが確認された。
地図 Peruvian upper Amazon:Yurimaguas
●C#デング熱-ブラジル(リオデジャネイロ Rio de Janeiro) 20080525.1716
15万人以上が感染し、死者は110人に達した
情報源:Globo [in Portuguese]、2008年5月21日。
2008年5月21日、州政府衛生局は、新たなデング熱患者数の合計を報告した。これまでに、155985人のデング熱患者が報告されており、リオデジャネイロ州で確定されたデング熱による死者は、110人に達した。当局によると、最も感染が多かった年齢層は15-49歳で、患者数の54%を占めている。死者の42%は0-15才の年齢で発生し、38例はDHFによる死亡であった。
地図 Brazil:Rio de Janeiro
●C#デング熱-ラオス 20080525.1716
南部で3人がデング熱に感染して死亡した
情報源:Vientiane Times、2008年5月16日。
衛生当局は、住民に対して、蚊族対策として、自宅や庭に水をためて置かないよう注意を呼びかけている。2008年、南部のChampassak and Saravanで蚊族媒介性のデングウイルスにより、3名が死亡したことを受けてのことである。国立疫学研究センターは、雨期のデング熱対策として、このような注意喚起を行なった。2008年のこれまでに、581例のデング熱患者が発生し、そのうち3人が死亡した:Champassak2人、Saravan province1人。デング熱に感染市発病するヒトの数は、週ごとに徐々に増加しており、降雨や周辺国でのウイルス発生率が高いことによると、関係者は見ている。
地図 Laos
●C#デング熱-ベトナム(ホーチミン Ho Chi Minh City) 20080525.1716
2007年の2倍の、3000人以上が感染した
情報源:Thanh Nien News、2008年5月23日。
ホーチミン市で、3000人以上の小児がデング熱に感染し、2007年の2倍となっていると、2008年5月20日に市衛生当局が発表した。第1小児病院デング熱科長は、先週は毎日20-30人の患者が入院していたが、今週は40-60人に増えたと述べた。第2小児病院では、現在約60人が治療を受けている。Mekong Delta州でも、深刻なデング熱患者発生があり、2008年のこれまでに1万人以上の患者が報告されている。ベトナム医薬品局は、先週、現地当局および医薬品業者に対し、現在のデング熱患者数増に対応できるよう、薬品の確保を指示した。
[Mod.YMA注-2008年初から、3000人以上の小児デング熱患者が報告されており、ホーチミン市の小児病院では1日あたり40-60例の患者の報告がある。前回のベトナムにおけるデング熱の報告では、Ca Mau, Bac Lieu and Can Tho provinces(the Cuu Long (Mekong Delta) area)の各省において、およそ900例のデング熱患者が報告されていた。ベトナムの他の地方における、現在のデング熱発生状況に関しても、信頼できる情報筋からの情報提供が、強く待ち望まれる。]
地図1 地図2 Viet Nam with provinces
●C#デング熱-香港 モルジブからの輸入 20080525.1716
情報源:Health & Community News、2008年5月20日。
健康保護局は5月12日、4月5-13日にモルジブを旅行した39才の男性1名の、デング熱輸入感染患者を確認した。2008年の12例目の輸入感染例となる。4月28日に入院し、現在は退院している。男性は、4月22日に、発熱・咽頭痛・関節痛・発疹で発病した。4人の男性の旅行の同行者にも、同様の症状が認められた。このうち、1名の30才男性のデング熱感染が30日に確定された。
[Mod.TY注-モルジブにおける、デング熱感染伝播継続の新たな報告は、懸念材料である。最新のモルジブから香港への輸入感染例(20080505.1542)から3週間後の、新たなモルジブで感染した輸入デング熱症例である。モルジブでは、2006年に深刻なチクングニア感染流行が発生しており(20061224.3598)、重大なデング熱感染流行につながる可能性のある、相当数のデング・ベクター蚊族のヤブカ属が存在しているものと見られる。]
地図 Maldives
●C#住血吸虫症Schistosomiasis -マダガスカル:d'Amoron'i Mania 20080525.1717
人口の約半数が、住血吸虫に感染し、治療を受けた
情報源:AllAfrica (Antananarivo) [in French]、2008年5月25日。
d'Amoron'i Mania地方では、2007年に人口約2万5千人のうち12469人の患者が治療を受ける、著しい土着感染が発生している。報告によると、神経系の問題が多く見られたが、治療に反応した。この地方の1/3の村で著しい土着感染となっており、集団治療を受けた。次いで感染が深刻な地区はManandrianaで、3930人が治療を受けた;以下、Fandriana(3892),Ambositra(3758),Ambatofinandrahana(1069)の順となっているが、治療される患者数は増加している。現地保健当局は、感染の激しい地域における血清学的サーベイランスを強化し、集団治療につなげている。衛生当局は、2006年までに患者数を25%削減する計画を立てていたが、目標は達成されておらず、再び感染が拡大している。
[Mod.EP注-マダガスカルにおいて、_Schistosoma_は土着感染している。現在の発生地域の拡大は、感染状況がpre-control(コントロールできない)レベルに近づき、地域の対策が失敗に終わったことによるものと見られる。_Schistosoma mansoni_ と_S. haemoatorbium_ は、中間宿主として淡水のsnail(カタツムリ?)が関与する複雑な生活環を有するが、動物での宿主は持たない。_S. haematobium_は感染者の尿中に、 _S. mansoni_は便中に、虫卵が排泄される。不適切な衛生環境や汚水処理、snail対策の不備、不十分な感染者の診断や治療など、全てが感染発生に寄与し、対策の失敗につながる]
●C#鳥インフルエンザ、ヒト(49):バングラディシュ、WHO 20080525.1718
1月にバングラディシュ初の鳥インフルエンザ感染患者(生後16ヶ月)が発生していた
情報源:Reuters News India、2008年5月23日。
WHOは、2008年5月23日、バングラディシュ初のヒトでの鳥インフルエンザ感染を確認した。すでに回復した男児の乳幼児で、ヒトでの感染を記録した15番目の国となった。バングラデシュ政府当局は、22日にこの症例について報告し、WHOは、米国アトランタのCDCの検査室で確定されたと発表した。WHOの広報担当者は、「米国アトランタのCDCにより確定された。バングラディシュ初の患者である」と述べた。この生後16ヶ月の幼児は、2008年1月に感染し、その後回復した。当局は、直ちに、この症例について国連機関に報告したが、海外での検査結果判明までに時間を要したと説明した。バングラディシュにおいて初めてH5N1型ウイルスが確認されたのは、2007年3月であり、その後およそ200万羽のニワトリが処分され、200万個以上の卵が廃棄されている。国内64地区のうちの47の地区に鳥インフルエンザの感染が拡大し、この最貧国のGDPの1.6%を占める家禽産業に損失をもたらせた。「家禽での感染がこのように拡大すれば、ヒトでの感染が起きるのは時間の問題である。ヒトでの感染を防ぐためには、動物での鳥インフルエンザを封じ込める必要がある」と述べた。鳥インフルエンザはめったにヒトに感染することはないが、専門家らは、変異や感染しやすい季節性インフルエンザとの結合によってパンデミックが発生し、多くの人々が死亡する可能性があることを懸念している。WHOによると、バングラディシュの発生までに、2003年以来14カ国で382人の患者が報告されている。
[Mod.CP注-ProMEDにおいて昨日(5月24日)報告された、初めてのヒトにおけるH5N1型インフルエンザウイルス感染患者の、WHOによる確定記事である。新たな情報としては、感染は2008年1月に発生しており、2008年5月まで、独立した国内での診断がなされていなかったことである。患児はその後回復しているが、感染源の種類については明らかにされないままである。バングラディシュは、ヒトでのH5N1型鳥インフルエンザウイルス感染を報告した15番目の国となった。ほかの14カ国は以下の通り: Azerbaijan, Cambodia, China, Djibouti, Egypt, Indonesia, Iraq, Lao People's Democratic Republic, Myanmar, Nigeria, Pakistan, Thailand, Turkey, and Viet Nam ]
地図 Bangladesh
2008年5月15日
タイトル
○鳥インフルエンザ(69):韓国、インド
○結核、ウシ-クウェート(02)
○狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(04)SC
○Brown rot、ジャガイモ-モーリシャス、初報告
○クリミアコンゴ出血熱-ロシア(03)
●Ea#鳥インフルエンザ(69)-韓国
Archive Number 20080515.1626
[1] 韓国 (ソウルSeoul)
首都ソウルSeoulのすべての家禽を処分したと発表した。
情報源:AP via Post Bulletin 、5月13日。
2008年5月12日、韓国政府当局は、市内で発生した新たな鳥インフルエンザ感染流行の拡大防止策として、首都ソウルSeoulのすべての家禽を処分したと発表した。検疫当局者らは、首都の農場、飲食店、学校および自宅で飼育されていた、15000羽のニワトリ、アヒル、キジ、シチメンチョウを処分した。..次の対象は、首都への、生きた家禽の持ち込み対策である。..オウム、インコ、カナリアなどは、感染拡大の可能性が低いため、処分の対象となっていない。12日、ソウルで発生した最新の感染流行が、H5N1型ウイルスによるものであることが、検査により判明したと、農業省担当者が述べた。また、Busanで、新たに2件の同ウイルスの感染流行が確認され、韓国国内の感染流行の総数は31件となった。鳥インフルエンザは、1年ぶり以上となる、2008年4月から南部で発生し始めた。...
[Mod.AS注-都市でのH5N1型感染流行状況と、その後ソウルで実施された感染対策は、2003年の香港の状況や行われた対策を思い起こさせる。香港での対策の重要部分には、卸売りと小売り市場(生きたトリの市場、"wet markets")を閉鎖して、徹底的に清掃と消毒を行ったことなどがある。]
[2] 韓国
市民の誤解を解消するために、ソウル市内でセミナーを開催し、全国的なキャンペーンを開始した。
情報源:The Korea Herald、5月14日。
家禽関連産業は、2008年5月13日、鳥インフルエンザに関する市民の誤解を解消するために、ソウル市内でセミナーを開催し、全国的なキャンペーンを開始した。...このほか全国の9つの主要都市でも、7月までセミナーが開催される。75℃以上で5分以上調理すれば鳥インフルエンザウイルスは死滅するため、ニワトリやカモは食べても安全であるとして、試食のイベントも行われる。
[3] 韓国
米軍により、韓国の家禽に土着感染があるか調査されている
情報源:Stars and Stripes, Pacific edition 、5月14日。
研究者らが、韓国の野鳥に鳥インフルエンザが土着感染しているか、すなわち冬期の渡り鳥の季節だけでなく、1年中を通じて感染のおそれがあるかを調べようとしていると、2008年5月12日に米国の軍の医療当局者が述べた。1週間半のうちに、2件のH5N1型ウイルス感染例がソウルで確認されている。過去数週間には、全国各地で感染が確認された。日本では、三沢の米軍基地近くで、数週間前に、小規模の鳥インフルエンザ感染流行が発生している。...以下、在韓米軍関係者とのインタビューなど、長文。
[Mod.AS注-もし、H5N1型ウイルスが韓国の特に都市部に土着感染したとすれば、当局は、香港で2003年以降実施され、成功している、以下の対策policyの実施を考慮すべきである。
(a)国内の農場と輸入されたニワトリのワクチン接種
(b)国内の農場バイオセキュリティ対策(鳥類の侵入防止など)の強化など
(c)輸入制限(証明をうけた指定農場からだけに制限)
(d)隔離政策segregation policy(ウイルスの自然宿主である水禽の販売禁止)
(e)ウイルス循環を断ち切るため、市場の閉鎖日を設ける
(f)卸や小売りの衛生遵守
(g)ヒト、家禽、野鳥のサーベイランス
さらに詳しい情報"Hong Kong's preparedness for influenza pandemic - Prevention and Protection" ]
●Ea#鳥インフルエンザ-インド(ダージリン、ウエストベンガル) 20080515.1626
家禽業者が非協力的であり、家禽の処分が進んでいない。
情報源:Sahara samay (India, Rajasthan) 、5月12日。
家禽の所有者らの非協力により、鳥インフルエンザの発生したダージリンDarjeeling districtでの処分作業に遅れがでている中、新たな鳥類の死亡の報告があり、事態は悪化している。2008年5月12日、地区の行政長官は、18000羽の処分を目標にしていたにも関わらず、わずか9500羽しか処分されていないため、処分作業の期限を明日まで延長したと述べた。遅れがでているため、処分の対象は2万羽に増えている。当局は、補償の額を改定して、家禽の所有者らに協力するよう促している。しかし、11日、同地区Bijanbari地域で、1羽のカラス、2羽のツバメと7羽のニワトリが死亡したとの報告があり、事態は深刻化している。非公式の情報では、死亡した鳥類の数は100羽と伝えられている。Bagdogra, Matigara, Naxalbari(Siliguri)およびSukna(Kurseong sub-division)における鳥インフルエンザ感染流行が、ボパールBhopalのHigh Security Animal Disease Laboratoryで確認された。一方で、産業界からの圧力に屈し、行政当局がcommercial hub(商業の中心、センター)での家禽製品の販売を禁止していないとの指摘もある。規制緩和は問題を生み、ニワトリおよび家禽製品は、町から15km以内にある、感染発生地から持ち込まれる可能性もある。
[Mod.AS注-H5N1型の感染が発生しているダージリン地区は、インド大陸(本土)と北東部の州をつなぐ、非常に狭い土地で、"chicken's neck"という名で呼ばれている。ダージリンの一部である、Siliguriは、隣国のネパール、ブータン、バングラディシュへの空路、陸路、鉄道の要衝である。この事実によって、この地域において、国境を越えた家禽の移動が続いているとの情報の、疫学的な重要性を強調される。]
○Ea#結核、ウシ-クウェート(02) 20080515.1627
[1]乳製品で行われたウシ型結核の検査の結果は陰性
情報源:Arab Times, Kuwait、5月11日。
国内の乳製品で行われたウシ型結核の検査の結果が陰性であったと、Cooperative Societies Union (CSU)の当局者が述べた。...
[2] 20080504.1526に対するコメント
情報源:Shamsudeen Fagbo DVM、5月14日。
原文参照願います。
◎C#狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(04):サウスカロライナSC州 20080515.1628
狂犬病のアライグマと接触があった人の数は、33人に増えた。
情報源:Island Packet.com 、5月14日。
狂 犬病のアライグマに接触した疑いのあるヒトの数が、先週の報告数から2倍以上に増えたと、2008年5月13日に州当局者が述べた。サウスカロライナ州・ 衛生環境局South Carolina Department of Health and Environmental Control (DHEC)は、このアライグマは、元々、Wexford Plantation(Hilton Head Island)を訪れたOkatie(地名)の住民らに引き取られていた(飼われていた)ことを明らかにした。先週、当局は、アライグマがHilton Headで発見されたものとだけ述べている。現在、OkatieおよびGeorgiaの住人33人が、この狂犬病の動物と接触したものと見られている。当 初、16人が、動物とキスや抱擁、えさやりを通じて接触があったとされていた。24人が、狂犬病発症予防のためのワクチンを受けている。他の9人は、アラ イグマとの接触があったが、ワクチンは不要とされた。9人は触っていないが、調査の対象となっていたと説明された。接触のあった人間のペット17匹も45 日間、検疫監視が行なわれている[SC州の法に照らせば、45日間の検疫監視が行なわれているこれらの動物には、ワクチンが接種されていたことにな る]。....これまでの経過など。狂犬病ワクチンというと、多くの人々は、21回接種しなければならず、多くはお腹にされた、カモの胎芽から作った以前 のワクチンを思い出し、いやな顔をする。現在のワクチンは、発病しない、狂犬病ウイルスから作られている。曝露後接種は、肩や前腕にする5回の接種と、お 尻に1回と咬傷のサイズによって回数が決まる創の周りの接種である。
[Mod.TG注-ヒ ト狂犬病免疫グロブリンHuman rabies immune globulin (HRIG)は、以前に狂犬病ワクチンを接種されていないヒトの、曝露後狂犬病発症予防の開始時に1回だけ接種し、ワクチンに反応して自身の抗体産生が開 始されるまで間、当面の抗体を賦与する。解剖学的に可能であれば、HRIGの全量を創の周囲と中に、くまなく浸透させるのが良い。残った場合は、ワクチン接種部位から離して、筋肉内注射を行なう。HRIGは、第1回目のワクチンと同じ注射器で注射したり、同じ場所に接種してはならない。しかし、その後の5回接種のワクチンは、HRIGの接種部位と同じ場所に行なっても差し支えない。ワクチン接種開始時に、HRIGを接種しなかった場合でも、初回のワクチン接種後7日以内であれば、HRIGは接種可能である。7日目を超えた場合、ワクチンによる抗体反応(産生)が予想されるため、(HRIG接種を)勧めない。HRIGには、活動性の抗体産生をある程度抑制する可能性があるため、用量以上の接種は行なわないほうが良い。HRIGの用量は、体重1kgあたり20IUである。この計算式は、小児を含め、すべての年齢層に当てはまる。5回接種のうちの、第1回目の接種は、曝露後できるだけ早く開始する必要がある。追加のワクチン接種は、第1回の接種後、3,7,14,28日目である。成人では、常に三角筋(上腕)の筋肉注射として行なう。小児では、大腿部の前面外側がよい。臀部への接種では、中和抗体価が低いことが示唆されており、狂犬病ワクチンは、臀部に行なうべきではない。(CDCからの抜粋)]
○Ep#Brown rot,ジャガイモ-モーリシャス、初報告 20080515.1629
モーリシャスで_Ralstonia solanacearum_ race 3 biovar 2 確認
情報源:European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 4/2008/072 、4月0日。
モーリシャスにおいて、近年2件のbacterial wilt (caused by _Ralstonia solanacearum_ -- EPPO A2 List)の感染流行が、確認された(2005年10月の南部と2006年9月の北部の海抜90m付近にある、地域の別の品種の種イモ畑)。モーリシャスでは、常に_R. solanacearumの感染は確認されているが、すべてrace 1 biovar 3であった。しかし、上記2件の感染流行では、_R. solanacearum_ race 3 biovar 2によるものであることが確認された。ジャガイモやweed species (_Solanum americanum_, _Lycopersicon pimpinellifolium_, _Oxalis latifolia_)では、、初めての確認である。最近、感染した種イモのtubersにより、_R. solanacearum_ race 3 biovar 2 が、最近この島に導入されたものと考えられる。
[Mod.DHA注-]
●C#クリミアコンゴ出血熱-ロシア(03):スタブロポリ 20080515.1630
2008年のCCHF患者数は10人で、1人が死亡した。2007年の患者数は3人だった。
情報源:Interfax News Agency [in Russian.]、5月13日。
スタブロポリStavropol KraiのRospotrebnadzor[Federal Trade and Public Health Inspection Authority:連邦通商公衆衛生監視当局]は、同地方のクリミアコンゴ出血熱Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF)感染状況が深刻であると見ている。2008年5月13日、患者1名が死亡した。当局は2008年のこれまでに、このほか9人のCCHFの患者を報告している。これらの患者は、同地方の8つの地域で発生した。2007年の同時期の報告された患者数は、わずか3人であった。
[Mod.CP注-2008年、当局は、同地方(krai)の8つの地域からの、10例のCCHF患者の報告を行なっている。2007年には3例であった。CCHFの重症度は、中等度から重症であることが多い。当局はまた、ダニ刺咬のため受診するものが増えはじめているとも発表している。2008年のこれまでにダニ刺咬のため医師の診察を受けた患者は1700人で、前年比の2倍にあたる。昨年の4倍以上の71名が、CCHFの疑いで入院した。]
地図 Stavropol Krai:Caucasus regionの北部(Russia)
○鳥インフルエンザ(69):韓国、インド
○結核、ウシ-クウェート(02)
○狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(04)SC
○Brown rot、ジャガイモ-モーリシャス、初報告
○クリミアコンゴ出血熱-ロシア(03)
●Ea#鳥インフルエンザ(69)-韓国
Archive Number 20080515.1626
[1] 韓国 (ソウルSeoul)
首都ソウルSeoulのすべての家禽を処分したと発表した。
情報源:AP via Post Bulletin 、5月13日。
2008年5月12日、韓国政府当局は、市内で発生した新たな鳥インフルエンザ感染流行の拡大防止策として、首都ソウルSeoulのすべての家禽を処分したと発表した。検疫当局者らは、首都の農場、飲食店、学校および自宅で飼育されていた、15000羽のニワトリ、アヒル、キジ、シチメンチョウを処分した。..次の対象は、首都への、生きた家禽の持ち込み対策である。..オウム、インコ、カナリアなどは、感染拡大の可能性が低いため、処分の対象となっていない。12日、ソウルで発生した最新の感染流行が、H5N1型ウイルスによるものであることが、検査により判明したと、農業省担当者が述べた。また、Busanで、新たに2件の同ウイルスの感染流行が確認され、韓国国内の感染流行の総数は31件となった。鳥インフルエンザは、1年ぶり以上となる、2008年4月から南部で発生し始めた。...
[Mod.AS注-都市でのH5N1型感染流行状況と、その後ソウルで実施された感染対策は、2003年の香港の状況や行われた対策を思い起こさせる。香港での対策の重要部分には、卸売りと小売り市場(生きたトリの市場、"wet markets")を閉鎖して、徹底的に清掃と消毒を行ったことなどがある。]
[2] 韓国
市民の誤解を解消するために、ソウル市内でセミナーを開催し、全国的なキャンペーンを開始した。
情報源:The Korea Herald、5月14日。
家禽関連産業は、2008年5月13日、鳥インフルエンザに関する市民の誤解を解消するために、ソウル市内でセミナーを開催し、全国的なキャンペーンを開始した。...このほか全国の9つの主要都市でも、7月までセミナーが開催される。75℃以上で5分以上調理すれば鳥インフルエンザウイルスは死滅するため、ニワトリやカモは食べても安全であるとして、試食のイベントも行われる。
[3] 韓国
米軍により、韓国の家禽に土着感染があるか調査されている
情報源:Stars and Stripes, Pacific edition 、5月14日。
研究者らが、韓国の野鳥に鳥インフルエンザが土着感染しているか、すなわち冬期の渡り鳥の季節だけでなく、1年中を通じて感染のおそれがあるかを調べようとしていると、2008年5月12日に米国の軍の医療当局者が述べた。1週間半のうちに、2件のH5N1型ウイルス感染例がソウルで確認されている。過去数週間には、全国各地で感染が確認された。日本では、三沢の米軍基地近くで、数週間前に、小規模の鳥インフルエンザ感染流行が発生している。...以下、在韓米軍関係者とのインタビューなど、長文。
[Mod.AS注-もし、H5N1型ウイルスが韓国の特に都市部に土着感染したとすれば、当局は、香港で2003年以降実施され、成功している、以下の対策policyの実施を考慮すべきである。
(a)国内の農場と輸入されたニワトリのワクチン接種
(b)国内の農場バイオセキュリティ対策(鳥類の侵入防止など)の強化など
(c)輸入制限(証明をうけた指定農場からだけに制限)
(d)隔離政策segregation policy(ウイルスの自然宿主である水禽の販売禁止)
(e)ウイルス循環を断ち切るため、市場の閉鎖日を設ける
(f)卸や小売りの衛生遵守
(g)ヒト、家禽、野鳥のサーベイランス
さらに詳しい情報"Hong Kong's preparedness for influenza pandemic - Prevention and Protection" ]
●Ea#鳥インフルエンザ-インド(ダージリン、ウエストベンガル) 20080515.1626
家禽業者が非協力的であり、家禽の処分が進んでいない。
情報源:Sahara samay (India, Rajasthan) 、5月12日。
家禽の所有者らの非協力により、鳥インフルエンザの発生したダージリンDarjeeling districtでの処分作業に遅れがでている中、新たな鳥類の死亡の報告があり、事態は悪化している。2008年5月12日、地区の行政長官は、18000羽の処分を目標にしていたにも関わらず、わずか9500羽しか処分されていないため、処分作業の期限を明日まで延長したと述べた。遅れがでているため、処分の対象は2万羽に増えている。当局は、補償の額を改定して、家禽の所有者らに協力するよう促している。しかし、11日、同地区Bijanbari地域で、1羽のカラス、2羽のツバメと7羽のニワトリが死亡したとの報告があり、事態は深刻化している。非公式の情報では、死亡した鳥類の数は100羽と伝えられている。Bagdogra, Matigara, Naxalbari(Siliguri)およびSukna(Kurseong sub-division)における鳥インフルエンザ感染流行が、ボパールBhopalのHigh Security Animal Disease Laboratoryで確認された。一方で、産業界からの圧力に屈し、行政当局がcommercial hub(商業の中心、センター)での家禽製品の販売を禁止していないとの指摘もある。規制緩和は問題を生み、ニワトリおよび家禽製品は、町から15km以内にある、感染発生地から持ち込まれる可能性もある。
[Mod.AS注-H5N1型の感染が発生しているダージリン地区は、インド大陸(本土)と北東部の州をつなぐ、非常に狭い土地で、"chicken's neck"という名で呼ばれている。ダージリンの一部である、Siliguriは、隣国のネパール、ブータン、バングラディシュへの空路、陸路、鉄道の要衝である。この事実によって、この地域において、国境を越えた家禽の移動が続いているとの情報の、疫学的な重要性を強調される。]
○Ea#結核、ウシ-クウェート(02) 20080515.1627
[1]乳製品で行われたウシ型結核の検査の結果は陰性
情報源:Arab Times, Kuwait、5月11日。
国内の乳製品で行われたウシ型結核の検査の結果が陰性であったと、Cooperative Societies Union (CSU)の当局者が述べた。...
[2] 20080504.1526に対するコメント
情報源:Shamsudeen Fagbo DVM、5月14日。
原文参照願います。
◎C#狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(04):サウスカロライナSC州 20080515.1628
狂犬病のアライグマと接触があった人の数は、33人に増えた。
情報源:Island Packet.com 、5月14日。
狂 犬病のアライグマに接触した疑いのあるヒトの数が、先週の報告数から2倍以上に増えたと、2008年5月13日に州当局者が述べた。サウスカロライナ州・ 衛生環境局South Carolina Department of Health and Environmental Control (DHEC)は、このアライグマは、元々、Wexford Plantation(Hilton Head Island)を訪れたOkatie(地名)の住民らに引き取られていた(飼われていた)ことを明らかにした。先週、当局は、アライグマがHilton Headで発見されたものとだけ述べている。現在、OkatieおよびGeorgiaの住人33人が、この狂犬病の動物と接触したものと見られている。当 初、16人が、動物とキスや抱擁、えさやりを通じて接触があったとされていた。24人が、狂犬病発症予防のためのワクチンを受けている。他の9人は、アラ イグマとの接触があったが、ワクチンは不要とされた。9人は触っていないが、調査の対象となっていたと説明された。接触のあった人間のペット17匹も45 日間、検疫監視が行なわれている[SC州の法に照らせば、45日間の検疫監視が行なわれているこれらの動物には、ワクチンが接種されていたことにな る]。....これまでの経過など。狂犬病ワクチンというと、多くの人々は、21回接種しなければならず、多くはお腹にされた、カモの胎芽から作った以前 のワクチンを思い出し、いやな顔をする。現在のワクチンは、発病しない、狂犬病ウイルスから作られている。曝露後接種は、肩や前腕にする5回の接種と、お 尻に1回と咬傷のサイズによって回数が決まる創の周りの接種である。
[Mod.TG注-ヒ ト狂犬病免疫グロブリンHuman rabies immune globulin (HRIG)は、以前に狂犬病ワクチンを接種されていないヒトの、曝露後狂犬病発症予防の開始時に1回だけ接種し、ワクチンに反応して自身の抗体産生が開 始されるまで間、当面の抗体を賦与する。解剖学的に可能であれば、HRIGの全量を創の周囲と中に、くまなく浸透させるのが良い。残った場合は、ワクチン接種部位から離して、筋肉内注射を行なう。HRIGは、第1回目のワクチンと同じ注射器で注射したり、同じ場所に接種してはならない。しかし、その後の5回接種のワクチンは、HRIGの接種部位と同じ場所に行なっても差し支えない。ワクチン接種開始時に、HRIGを接種しなかった場合でも、初回のワクチン接種後7日以内であれば、HRIGは接種可能である。7日目を超えた場合、ワクチンによる抗体反応(産生)が予想されるため、(HRIG接種を)勧めない。HRIGには、活動性の抗体産生をある程度抑制する可能性があるため、用量以上の接種は行なわないほうが良い。HRIGの用量は、体重1kgあたり20IUである。この計算式は、小児を含め、すべての年齢層に当てはまる。5回接種のうちの、第1回目の接種は、曝露後できるだけ早く開始する必要がある。追加のワクチン接種は、第1回の接種後、3,7,14,28日目である。成人では、常に三角筋(上腕)の筋肉注射として行なう。小児では、大腿部の前面外側がよい。臀部への接種では、中和抗体価が低いことが示唆されており、狂犬病ワクチンは、臀部に行なうべきではない。(CDCからの抜粋)]
○Ep#Brown rot,ジャガイモ-モーリシャス、初報告 20080515.1629
モーリシャスで_Ralstonia solanacearum_ race 3 biovar 2 確認
情報源:European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 4/2008/072 、4月0日。
モーリシャスにおいて、近年2件のbacterial wilt (caused by _Ralstonia solanacearum_ -- EPPO A2 List)の感染流行が、確認された(2005年10月の南部と2006年9月の北部の海抜90m付近にある、地域の別の品種の種イモ畑)。モーリシャスでは、常に_R. solanacearumの感染は確認されているが、すべてrace 1 biovar 3であった。しかし、上記2件の感染流行では、_R. solanacearum_ race 3 biovar 2によるものであることが確認された。ジャガイモやweed species (_Solanum americanum_, _Lycopersicon pimpinellifolium_, _Oxalis latifolia_)では、、初めての確認である。最近、感染した種イモのtubersにより、_R. solanacearum_ race 3 biovar 2 が、最近この島に導入されたものと考えられる。
[Mod.DHA注-]
●C#クリミアコンゴ出血熱-ロシア(03):スタブロポリ 20080515.1630
2008年のCCHF患者数は10人で、1人が死亡した。2007年の患者数は3人だった。
情報源:Interfax News Agency [in Russian.]、5月13日。
スタブロポリStavropol KraiのRospotrebnadzor[Federal Trade and Public Health Inspection Authority:連邦通商公衆衛生監視当局]は、同地方のクリミアコンゴ出血熱Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF)感染状況が深刻であると見ている。2008年5月13日、患者1名が死亡した。当局は2008年のこれまでに、このほか9人のCCHFの患者を報告している。これらの患者は、同地方の8つの地域で発生した。2007年の同時期の報告された患者数は、わずか3人であった。
[Mod.CP注-2008年、当局は、同地方(krai)の8つの地域からの、10例のCCHF患者の報告を行なっている。2007年には3例であった。CCHFの重症度は、中等度から重症であることが多い。当局はまた、ダニ刺咬のため受診するものが増えはじめているとも発表している。2008年のこれまでにダニ刺咬のため医師の診察を受けた患者は1700人で、前年比の2倍にあたる。昨年の4倍以上の71名が、CCHFの疑いで入院した。]
地図 Stavropol Krai:Caucasus regionの北部(Russia)
2008年5月14日
タイトル
○類鼻疽、ヤギ-オーストラリアNT
○Scab disease、リンゴ-オーストラリアWA、排除
○手足口病-アジア(10):中国
北京で初めての死亡例が発生した
○鳥インフルエンザ、ヒト(47):インドネシア、疑い
ジャカルタの10代の兄弟2人の死亡原因として、鳥インフルエンザが疑われている
○出血性敗血症、ウシ-マレーシア
◎類鼻疽、ヤギ-オーストラリア(ノーザンテリトリーNT州) Archive Number 20080514.1620
ノーザンテリトリーで、数百頭のヤギの死亡が発生している
情報源:ABC Rural、5月13日。
カサリンKatherine(ノーザンテリトリー、the Northern Territory)近郊の繁殖場(breeding blocks )で、野生や家畜のヤギ数百頭が病気により死亡している。過酷な気象条件と、最近、同地域に新たなヤギが持ち込まれたことが、このありふれた疾患が発生している原因と考えられている。獣医学当局者は、(発病した)ヤギは、排尿障害と意欲低下(?、depression)の症状が認められていると述べている。「ヤギに関するこのような問題は、以前と変わっていない。ただ単にヤギが増加しただけ」と説明した。「最もよく見られるのは寄生虫で、次いでTop End(オーストラリア北部)を中心とした類鼻疽やiron wood toxicity(硬質材による中毒?)が発生しており、ヤギの移送や子ヤギの問題も起こっている」。
[ModTG注-類鼻疽Melioidosisは、Whitmore's disease(ホイットモア病)とも呼ばれ、細菌の_Burkholderia pseudomallei_を原因とする感染症である。類鼻疽は、臨床的にも病理学的にも、glanders disease(鼻疽)に類似しているが、類鼻疽の生態学や疫学は、鼻祖と異なっている。類鼻疽は主に熱帯気候の病気で、土着感染する東南アジアでは、特にその傾向が見られる。類鼻疽の原因となる細菌は、水および土壌中に確認され、これらの汚染を通じて、ヒトや動物に直接感染伝播される。鼻疽は、感染した家畜からヒトに感染する。ヒトのほか、多くの種の動物が類鼻疽に感受性がある。この中には、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ウシ、イヌ、ネコなどが含まれる。感染伝播は、汚染された土壌や地表水との直接の接触によっておこる。東南アジアでは、農地で検出され、雨期を中心に感染が発生してきた。ヒトや動物は、ほこりの吸入、汚染された水の摂取、傷などを通じた汚染土壌との接触などによって感染するものと考えられており、陸軍兵士では、戦傷の汚染から感染した。ヒト-ヒト感染も発生する可能性がある。慢性類鼻疽の患者を看病していた、糖尿病の姉への感染報告が1例ある。性行為による感染報告が2例ある。いずれの報告例の感染源となった患者にも、以前からの慢性前立腺炎の既往歴があった。類鼻疽の分布は、熱帯および亜熱帯地域が中心で、豪ノーザンテリトリーの極北部the top endやタイ北東部で、"hyperendemicity(高度の侵淫)" 状態となっている。類鼻疽の本来の土着感染の分布限界は、はっきりしていない。これは、organism 病原体の移動と、(オーストラリア南西部やフランスなどの)温帯地方に運ばれても生存可能であることが、その理由であり、散発発生や感染流行が発生する可能性もある。_B. pseudomallei_は、動物の輸入に伴って新たな環境に導入されたり、汚染された土壌や水の運送によって同じことが生じる可能性もある。これまでに類鼻疽と診断されたことが生き物には、以下のものがある:ヒツジ, ヤギ, ブタ, ウシ, ウマ, シカ, ラクダ, アルパカ, イヌ,ネコ,イルカ, ワラビー, a tree kangaroo, コアラ, 霊長類, 鳥類, 熱帯魚, は虫類, ヒト.(実験的に感染した:ハムスター, モルモット, ウサギ,ネズミ, ラット)。宿主の感受性や症状発現は、種による大きな違いがある。土着感染地域に、免疫のないnaive 家畜が導入されたときに、感染しやすいことは、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ラクダなどでおこっている。(イヌ・ネコなど)他の種でも、免疫不全の状態であれば、感染により死亡する可能性がある。感染は日和見感染と考えられ、動物間の感染ではなく、初期の段階では環境からの感染の結果であると考えられている。最も一般的な感染経路として、経皮的接種、創傷の汚染、土壌や感染動物の摂食や吸入などがある。経胎盤感染は流産を引き起こし、ヤギで観察されている。性行為感染やその他の宿主間感染伝播の可能性もあるが、報告されたことはない。消毒薬、注射、医療・手術器具の汚染による、検査機関での感染や医原性感染の報告がある。症状は種や感染部位によって大きく異なり、急性から慢性まで幅がある。不顕性感染も多い。感染は、単発または多発の、膿性や乾酪性の結節および膿瘍で、いずれの臓器にも発生し、多彩な症状を示す。経皮的な接種によることが多いこの疾患は、しばしば、接種場所での活動性感染がなくても、離れた場所に進展する。感染が起こりやすい場所としては、肺、脾、肝、および所属リンパ節である。ヤギでは乳腺炎、大動脈瘤を起こすことが多い。特にヒツジでは、呼吸器の病変がよく見られる。中枢神経系に病変が及ぶものとして、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギなどがある。ブタでは、処分の際に偶然発見される、脾臓の無症候性病変がしばしば見られる。敗血症性関節炎や骨髄炎により、歩行困難となることがある。急性の劇症感染となった場合や、重要臓器vital organsに病変が及んだ場合に、死亡することが多い。しかし、このなかで、観察されたという”排尿の障害や意欲低下depressionの症状が見られる”の症状は説明できるものはない。船の移送による脱水が、depressionの原因ではないだろうか。記事には、これらの動物がワクチンを接種されていたかどうかについての記載がない。ヤギの乳腺炎はよく見られ、ミルクから_B. pseudomallei_が検出される。従って、熱帯地方で市販されているヤギのミルクには、殺菌の必要性が生じる。感染した動物の死体の、食肉処理場での処分は禁止されている。以上は、情報1(CDC) および 2(メルクマニュアル) からの抜粋である。]
地図 Katherine, Northern Territory, Australia
○Ep#Scab disease,リンゴ-オーストラリア(西オーストラリアWA州)、排除 20080514.1621
西オーストラリアWA州政府、公式にthe disease apple scab排除を宣言
情報源:Australian Broadcasting Corporation (ABC) Rural News 、4月28日。
Western Australia州は、世界でも数少ないthe disease apple scab清浄地域となった。3年前にPerth(パース) Hills で発見されて以来、州全体で根絶にむけて計画が実施されていた。...原文参照願います。
●C#手足口病-中国(北京)、アジア(10) 20080514.1622
北京、初の手足口病による小児の死亡発生
情報源:China View, Xinhua News Agency 、5月14日。
2008年5月14日、北京の衛生当局は、首都で初めての、手足口病による小児の死亡を確認した。この小児は、Changping Districtの生後13ヶ月で、11日に病院への搬送中に死亡した。検査によりEV71の陽性が確認されている。また、中国北部・河北省の小児1名が北京の病院で死亡したことが明らかにされたが、死亡の時期は明かされていない。河北省の死亡した患者は、北京の死亡統計には含まれていない。北京と隣り合う河北省では、これまでにHFMDによる小児の死亡は報告されていなかった。北京でのHFMD感染は、4日の1492人から12日には3606人に達した。北京の朝陽Chaoyang Districtでは、市内で最も多くの患者が発生しており、次いで南部Fengtaiと北部Changping地区に多い。当局によると、14日現在、合計70人の小児が今も北京市内の病院に入院している。このうち55人は市内の患者で、15人は他地域からの患者であった。「いずれの患者も、受診の遅れによるものであり、改めて早めの受診を勧める」として、感染状況の悪化を示すものではないと、広報担当者が述べた。北京の市民らには、HFMD患者であふれている病院への受診をためらう傾向があると、中国最大の感染症専門病院であるDitan Hospitalの医師が述べた。「阜陽市など北京以外からの患者を受け入れるこの病院に、こどもを入院させるよう医師からの指示があっても従わない親もいる」。...
[ModCP注-これら2つの症例により、中国での感染流行による死者の数は36人となった。]
地図 China:Beijing and the adjacent province of Hebei
●C#鳥インフルエンザ、ヒト(47)-インドネシア、疑い 20080514.1623
ジャカルタの兄弟2名、鳥インフルエンザ感染により死亡した疑い
情報源:China view, Xinhua News Agency、5月14日。
ジャカルタJakartaで、10日間で同じ家族の2人の10代が、鳥インフルエンザ感染が疑われる症状で死亡し、当局は他の家族の採血を行ったと、2008年5月14日、現地報道機関が伝えた。8日、Persahabatan Hospitalに入院して4日後の、16才の少女が死亡し、後に鳥インフルエンザの感染が確認された。鳥インフルエンザ感染専用の隔離病棟で治療を受けていたが、救命できなかったとウェブサイトで伝えられた。この少女が死亡する10日前、彼女の15才の弟が、他の病院で短期間、鳥インフルエンザのような症状に対する治療を受けていたが、死亡している。「症状は全く同じである:高熱、咳、失神であった。父親は、入院させられなかったので、普通のかぜだと思っていたが、死亡したと話している。しかし、血液検査が行われていないため、少年の死亡が、鳥インフルエンザが原因であるかはわからない。この家族は、自宅近くでニワトリを飼っている、人口密集地域に住んでいる。この2例以外に、インドネシアでは、2003年に初めてウイルスが確認されてから、これまでに133人の鳥インフルエンザ患者が確認されており、このうち107人が死亡している。
[ModCP注-今回の死亡患者が、鳥インフルエンザ患者と確認されれば、世界中で2008年4月13日以来の発生となる。]
地図 Indonesia: Jakarta (on the island of Java)
●Ea#出血性敗血症、ウシ-マレーシア(ケランタンKelantan) 20080514.1624
出血性敗血症haemorrhagic septicaemia (HS)による、ウシやバッファローの死亡が続いている。
情報源:NST On line 、5月13日。
2008年5月9日に初めて確認されて以来、出血性敗血症haemorrhagic septicaemia (HS)による、新たなウシやバッファローの死亡が続いている。これまでに43頭の死亡が確認されており、最も被害が大きいのは、すべてPasir Mas内の、Kampung Tasik Hulu, Kampung Gual Sitok, Kampung Jejawi, Kampung Siram, and Kampung Tok Sangkuである。[地図]。出血性敗血症は、細菌である_Pasteurella multocida_を原因とする、ウシやバッファローの感染症で、発熱、食欲低下、流涎などの症状が見られる。感染した動物には、栄養不良、消耗、突然の天候の変化、長距離移動などによるものと間違われるような、ストレスのある状態となる。報告を受け、獣医学当局は、発生地域でのワクチン接種を開始した。...Rantau Panjangには、700の農家があり、4000頭以上のウシやバッファローが飼育されている。
[Mod.AS注-hemorrhagic septicemiaの流行は、特にウシやバッファローに発生する:水牛water buffalo は特に感染しやすい。アジア、アフリカ、南欧の一部の国々と中東の、重要な疾患の1つである。最も発生が多いのは東南アジアである。HSは、人獣共通感染症ではない。]
○類鼻疽、ヤギ-オーストラリアNT
○Scab disease、リンゴ-オーストラリアWA、排除
○手足口病-アジア(10):中国
北京で初めての死亡例が発生した
○鳥インフルエンザ、ヒト(47):インドネシア、疑い
ジャカルタの10代の兄弟2人の死亡原因として、鳥インフルエンザが疑われている
○出血性敗血症、ウシ-マレーシア
◎類鼻疽、ヤギ-オーストラリア(ノーザンテリトリーNT州) Archive Number 20080514.1620
ノーザンテリトリーで、数百頭のヤギの死亡が発生している
情報源:ABC Rural、5月13日。
カサリンKatherine(ノーザンテリトリー、the Northern Territory)近郊の繁殖場(breeding blocks )で、野生や家畜のヤギ数百頭が病気により死亡している。過酷な気象条件と、最近、同地域に新たなヤギが持ち込まれたことが、このありふれた疾患が発生している原因と考えられている。獣医学当局者は、(発病した)ヤギは、排尿障害と意欲低下(?、depression)の症状が認められていると述べている。「ヤギに関するこのような問題は、以前と変わっていない。ただ単にヤギが増加しただけ」と説明した。「最もよく見られるのは寄生虫で、次いでTop End(オーストラリア北部)を中心とした類鼻疽やiron wood toxicity(硬質材による中毒?)が発生しており、ヤギの移送や子ヤギの問題も起こっている」。
[ModTG注-類鼻疽Melioidosisは、Whitmore's disease(ホイットモア病)とも呼ばれ、細菌の_Burkholderia pseudomallei_を原因とする感染症である。類鼻疽は、臨床的にも病理学的にも、glanders disease(鼻疽)に類似しているが、類鼻疽の生態学や疫学は、鼻祖と異なっている。類鼻疽は主に熱帯気候の病気で、土着感染する東南アジアでは、特にその傾向が見られる。類鼻疽の原因となる細菌は、水および土壌中に確認され、これらの汚染を通じて、ヒトや動物に直接感染伝播される。鼻疽は、感染した家畜からヒトに感染する。ヒトのほか、多くの種の動物が類鼻疽に感受性がある。この中には、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ウシ、イヌ、ネコなどが含まれる。感染伝播は、汚染された土壌や地表水との直接の接触によっておこる。東南アジアでは、農地で検出され、雨期を中心に感染が発生してきた。ヒトや動物は、ほこりの吸入、汚染された水の摂取、傷などを通じた汚染土壌との接触などによって感染するものと考えられており、陸軍兵士では、戦傷の汚染から感染した。ヒト-ヒト感染も発生する可能性がある。慢性類鼻疽の患者を看病していた、糖尿病の姉への感染報告が1例ある。性行為による感染報告が2例ある。いずれの報告例の感染源となった患者にも、以前からの慢性前立腺炎の既往歴があった。類鼻疽の分布は、熱帯および亜熱帯地域が中心で、豪ノーザンテリトリーの極北部the top endやタイ北東部で、"hyperendemicity(高度の侵淫)" 状態となっている。類鼻疽の本来の土着感染の分布限界は、はっきりしていない。これは、organism 病原体の移動と、(オーストラリア南西部やフランスなどの)温帯地方に運ばれても生存可能であることが、その理由であり、散発発生や感染流行が発生する可能性もある。_B. pseudomallei_は、動物の輸入に伴って新たな環境に導入されたり、汚染された土壌や水の運送によって同じことが生じる可能性もある。これまでに類鼻疽と診断されたことが生き物には、以下のものがある:ヒツジ, ヤギ, ブタ, ウシ, ウマ, シカ, ラクダ, アルパカ, イヌ,ネコ,イルカ, ワラビー, a tree kangaroo, コアラ, 霊長類, 鳥類, 熱帯魚, は虫類, ヒト.(実験的に感染した:ハムスター, モルモット, ウサギ,ネズミ, ラット)。宿主の感受性や症状発現は、種による大きな違いがある。土着感染地域に、免疫のないnaive 家畜が導入されたときに、感染しやすいことは、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ラクダなどでおこっている。(イヌ・ネコなど)他の種でも、免疫不全の状態であれば、感染により死亡する可能性がある。感染は日和見感染と考えられ、動物間の感染ではなく、初期の段階では環境からの感染の結果であると考えられている。最も一般的な感染経路として、経皮的接種、創傷の汚染、土壌や感染動物の摂食や吸入などがある。経胎盤感染は流産を引き起こし、ヤギで観察されている。性行為感染やその他の宿主間感染伝播の可能性もあるが、報告されたことはない。消毒薬、注射、医療・手術器具の汚染による、検査機関での感染や医原性感染の報告がある。症状は種や感染部位によって大きく異なり、急性から慢性まで幅がある。不顕性感染も多い。感染は、単発または多発の、膿性や乾酪性の結節および膿瘍で、いずれの臓器にも発生し、多彩な症状を示す。経皮的な接種によることが多いこの疾患は、しばしば、接種場所での活動性感染がなくても、離れた場所に進展する。感染が起こりやすい場所としては、肺、脾、肝、および所属リンパ節である。ヤギでは乳腺炎、大動脈瘤を起こすことが多い。特にヒツジでは、呼吸器の病変がよく見られる。中枢神経系に病変が及ぶものとして、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギなどがある。ブタでは、処分の際に偶然発見される、脾臓の無症候性病変がしばしば見られる。敗血症性関節炎や骨髄炎により、歩行困難となることがある。急性の劇症感染となった場合や、重要臓器vital organsに病変が及んだ場合に、死亡することが多い。しかし、このなかで、観察されたという”排尿の障害や意欲低下depressionの症状が見られる”の症状は説明できるものはない。船の移送による脱水が、depressionの原因ではないだろうか。記事には、これらの動物がワクチンを接種されていたかどうかについての記載がない。ヤギの乳腺炎はよく見られ、ミルクから_B. pseudomallei_が検出される。従って、熱帯地方で市販されているヤギのミルクには、殺菌の必要性が生じる。感染した動物の死体の、食肉処理場での処分は禁止されている。以上は、情報1(CDC) および 2(メルクマニュアル) からの抜粋である。]
地図 Katherine, Northern Territory, Australia
○Ep#Scab disease,リンゴ-オーストラリア(西オーストラリアWA州)、排除 20080514.1621
西オーストラリアWA州政府、公式にthe disease apple scab排除を宣言
情報源:Australian Broadcasting Corporation (ABC) Rural News 、4月28日。
Western Australia州は、世界でも数少ないthe disease apple scab清浄地域となった。3年前にPerth(パース) Hills で発見されて以来、州全体で根絶にむけて計画が実施されていた。...原文参照願います。
●C#手足口病-中国(北京)、アジア(10) 20080514.1622
北京、初の手足口病による小児の死亡発生
情報源:China View, Xinhua News Agency 、5月14日。
2008年5月14日、北京の衛生当局は、首都で初めての、手足口病による小児の死亡を確認した。この小児は、Changping Districtの生後13ヶ月で、11日に病院への搬送中に死亡した。検査によりEV71の陽性が確認されている。また、中国北部・河北省の小児1名が北京の病院で死亡したことが明らかにされたが、死亡の時期は明かされていない。河北省の死亡した患者は、北京の死亡統計には含まれていない。北京と隣り合う河北省では、これまでにHFMDによる小児の死亡は報告されていなかった。北京でのHFMD感染は、4日の1492人から12日には3606人に達した。北京の朝陽Chaoyang Districtでは、市内で最も多くの患者が発生しており、次いで南部Fengtaiと北部Changping地区に多い。当局によると、14日現在、合計70人の小児が今も北京市内の病院に入院している。このうち55人は市内の患者で、15人は他地域からの患者であった。「いずれの患者も、受診の遅れによるものであり、改めて早めの受診を勧める」として、感染状況の悪化を示すものではないと、広報担当者が述べた。北京の市民らには、HFMD患者であふれている病院への受診をためらう傾向があると、中国最大の感染症専門病院であるDitan Hospitalの医師が述べた。「阜陽市など北京以外からの患者を受け入れるこの病院に、こどもを入院させるよう医師からの指示があっても従わない親もいる」。...
[ModCP注-これら2つの症例により、中国での感染流行による死者の数は36人となった。]
地図 China:Beijing and the adjacent province of Hebei
●C#鳥インフルエンザ、ヒト(47)-インドネシア、疑い 20080514.1623
ジャカルタの兄弟2名、鳥インフルエンザ感染により死亡した疑い
情報源:China view, Xinhua News Agency、5月14日。
ジャカルタJakartaで、10日間で同じ家族の2人の10代が、鳥インフルエンザ感染が疑われる症状で死亡し、当局は他の家族の採血を行ったと、2008年5月14日、現地報道機関が伝えた。8日、Persahabatan Hospitalに入院して4日後の、16才の少女が死亡し、後に鳥インフルエンザの感染が確認された。鳥インフルエンザ感染専用の隔離病棟で治療を受けていたが、救命できなかったとウェブサイトで伝えられた。この少女が死亡する10日前、彼女の15才の弟が、他の病院で短期間、鳥インフルエンザのような症状に対する治療を受けていたが、死亡している。「症状は全く同じである:高熱、咳、失神であった。父親は、入院させられなかったので、普通のかぜだと思っていたが、死亡したと話している。しかし、血液検査が行われていないため、少年の死亡が、鳥インフルエンザが原因であるかはわからない。この家族は、自宅近くでニワトリを飼っている、人口密集地域に住んでいる。この2例以外に、インドネシアでは、2003年に初めてウイルスが確認されてから、これまでに133人の鳥インフルエンザ患者が確認されており、このうち107人が死亡している。
[ModCP注-今回の死亡患者が、鳥インフルエンザ患者と確認されれば、世界中で2008年4月13日以来の発生となる。]
地図 Indonesia: Jakarta (on the island of Java)
●Ea#出血性敗血症、ウシ-マレーシア(ケランタンKelantan) 20080514.1624
出血性敗血症haemorrhagic septicaemia (HS)による、ウシやバッファローの死亡が続いている。
情報源:NST On line 、5月13日。
2008年5月9日に初めて確認されて以来、出血性敗血症haemorrhagic septicaemia (HS)による、新たなウシやバッファローの死亡が続いている。これまでに43頭の死亡が確認されており、最も被害が大きいのは、すべてPasir Mas内の、Kampung Tasik Hulu, Kampung Gual Sitok, Kampung Jejawi, Kampung Siram, and Kampung Tok Sangkuである。[地図]。出血性敗血症は、細菌である_Pasteurella multocida_を原因とする、ウシやバッファローの感染症で、発熱、食欲低下、流涎などの症状が見られる。感染した動物には、栄養不良、消耗、突然の天候の変化、長距離移動などによるものと間違われるような、ストレスのある状態となる。報告を受け、獣医学当局は、発生地域でのワクチン接種を開始した。...Rantau Panjangには、700の農家があり、4000頭以上のウシやバッファローが飼育されている。
[Mod.AS注-hemorrhagic septicemiaの流行は、特にウシやバッファローに発生する:水牛water buffalo は特に感染しやすい。アジア、アフリカ、南欧の一部の国々と中東の、重要な疾患の1つである。最も発生が多いのは東南アジアである。HSは、人獣共通感染症ではない。]
2008年5月13日
タイトル
○デング熱・デング出血熱 最新状況2008(19)
ペルー、ブラジル、インドネシア、マレーシア
○手足口病-アジア(09)、モンゴル
●C#デング熱-ペルー Archive Number 20080513.1617
1週間に138例の患者が報告され、累積の報告感染者数は6409例であり、1126例が確定されている
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(17) [in Spanish]、5月5日。
2008年4月20-26日にあたる、2008年疫学第17週の間に、疫学当局は、138例のデング熱感染症例が報告されている:患者の73%は、第16保健区からの報告であった。報告されている、全国的な累積デング患者報告数は6409例で、このうち1126例が検査により確定され、4070例は可能性例であり、1213例は棄却されている。第17週までに、25例のデング出血熱DHF患者が報告されており、このうち9例が確定されている。DHFによる死亡例の報告はなかった。人口10万対のデング発生率は18.67である。最も感染のリスクが高いのは、東部および北東部の熱帯アマゾンAmazon州(drainage departments;state/provinceと同じ意味)であった[オリジナルの報告には、各州ごとの発生率が示されている]。
地図 上記URL
●C#デング熱-ブラジル 20080513.1617
[1] ブラジル(リオデジャネイロRio de Janeiro)
市内の患者数が76000人を超えた
情報源:JB Online [in Portuguese]、5月9日。
リオデジャネイロ市のデング熱患者数は76000人を超えた。2008年5月9日の、最新の市衛生局週報によると、1月1日以来の患者数は合計76385人であった。新たに1769人が確認された。リオデジャネイロ州では、134643人の患者が発生している。48時間以内の新たな死者の報告はない。7日、同州の週報が出され、3人が新たに死亡し、2008年の死者の数は106例となった。リオ市内では64人の死亡が確認されているが、2日間、死者は報告されていない。
地図 Brazil
[2] ブラジル (リオグランデドノルテ Rio Grande do Norte)
2008年の患者数は2万人近くになっている
情報源: Globo [in Portuguese]、5月9日。
リオグランデドノルテ州知事は、デング患者数が多数発生していることを受け、非常事態を宣言した。公衆衛生報告によると、2008年のデング患者数は、2万人近くとなっている。Rio Grande do Norte 州の154市で、1月1日から5月3日までの間に、19157人が報告されている。このうち、78例はDHFであった。検査により、2人の死亡がDHFによるものと診断されている。
●C#デング熱-インドネシア(East Kalimantan) 20080513.1617
4月末までに41人がデング熱により死亡した
情報源:Tempo Interaktif [in Indonesian]、4月28日。
East Kalimantan島では、2008年、デング熱により毎月10人が死亡している。2008年4月28日までに、デング熱による死者は41人となっている。現地当局は、異常事態であるかどうか判断しかねている。「多くの場合、患者の受診が遅すぎるための死亡である」と、感染症担当者が答えた。2008年になって、2396人のデング熱患者が入院している。このうち、41人が死亡した。バリクパパンBalikpapan市では、最多の865人のデング患者が発生し、13人が死亡した。次いで、サマリンダSamarinda(743 patients and 10 deaths), the Kutai Kartanegara region(231 patients and 8 deaths)の順となっている。
地図 East Kalimantan Indonesia
●C#デング熱-マレーシア 20080513.1617
デング熱の病態に関する研究
情報源:NST Online、4月20日。
..マレーシアでのこれまでのデング対策など(原文参照願います)...
肥満、糖尿病、60歳以上の高齢者は、デング出血熱を発症する確率が高く、ハイリスクグループと考えられている。「なぜ、このグループが感染しやすい(重症化しやすい)のかを調べるために、遺伝学的背景を研究する必要がある。すべてのヒトがデングにより死亡するわけではないことが判れば、少なくとも管理を必要とする症例に絞って対処できる。この研究に費用をつぎ込めば、デングによる死亡を防ぐ薬剤の開発が可能となり、2900万人ものワクチンを用意する必要もなくなる」と研究者は述べた。..
[Mod.TY注-この記事には、一部は議論があるものの、重要ないくつかの点が指摘されている。デングウイルスの蚊族ベクター対策は、達成困難なことで有名である。記事にあるように、成虫の殺虫は、長期のベクターコントロールとして不適である。ヤブカ属_Aedes_ の繁殖場所の除去や殺幼虫剤の使用には、住民の積極的な協力が欠かせない。政府支援の啓蒙活動は難しく、長期継続には費用がかかる。一定レベル以上の住民参加を継続できなければ、継続的な長期間のコミュニティでのベクター対策は不可能である。費用対効果の分析も困難であり費用がかかる。世界で最もありふれた蚊族媒介性のウイルス性疾患であり、有病率が高く、感染流行により著しく死亡が発生するため、デングのコントロールと予防には、社会的・経済的に正当化される根拠があり、急ぐ必要に迫られている。ベクターコントロールの努力が不十分だとすると、それに代わるデング予防対策は、いくつかの臨床トライアルが行われているワクチンの開発となる。デング感染の自家診断が、ベクターコントロールやワクチンの代わりになるとする根拠は、理解しがたい。デング熱を自宅で早期に診断し、患者が医療機関を受診できたとしても、ヒト-ヒト感染の予防にどう役立つのかわからない。病院などでさらに迅速な診断を行うことの方が、適時の対症療法を行う医師に取って、明らかにメリットがある。自家診断には、とくに軽症例の場合の、デング感染報告もれの増加というリスクもはらんでいる。正確なデング感染統計は、ただでさえ困難なところに、もし自家診断した患者が医療システムに乗らなければ、さらに達成できなくなる。記事にある、治療改善に必要なデングの病原性の研究は、適当な動物モデルがないことがネックとなっている。]
地図 Malaysia
●C#手足口病-モンゴル、アジア(09) 20080513.1618
モンゴルの手足口病疑い患者、300人に迫る
情報源:People's Daily Online, Xinhua News Agency report、5月13日。
2008年5月12日までに、約294人の手足口病HFMDが疑われる患者が、モンゴル国内で確認されていると、国営テレビが伝えた。当局によると、このうち134人が入院した。より軽症の患者は自宅待機となっている。これまでのところ、死者の報告はない。副大統領を長とする緊急委員会が設置され、感染流行拡大防止に当たっている。12日以降、国内の小学校では授業が休止となっている。モンゴルで初めてHFMDの感染が疑われる患者が報告されたのは、8日の首都ウランバートルであった。HFMDは、幼児や小児の一般的な病気で、発熱、口腔内の痛み、水疱をともなう紅斑といった特徴がある。散発的な発生や流行が常に世界中で起こっているが、最も多い季節は夏と初秋である。東南アジアで発生した、過去10年間の大規模なHFMD感染流行は、1997年のマレーシアと1998年の台湾をふくめ、エンテロウイルス71によるものと報告されている。
[ModCP注-11日のモンゴルからの初報告以降、HFMD患者数は183人から294人に増加した。死者は報告されていないが、134人が入院治療を必要とした。初発患者は首都ウランバートルから報告された。首都以外にも感染が拡大しているかどうかが、明らかにされていない。]
地図 Mongolia:Ulaanbaatar, the capital city
○デング熱・デング出血熱 最新状況2008(19)
ペルー、ブラジル、インドネシア、マレーシア
○手足口病-アジア(09)、モンゴル
●C#デング熱-ペルー Archive Number 20080513.1617
1週間に138例の患者が報告され、累積の報告感染者数は6409例であり、1126例が確定されている
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(17) [in Spanish]、5月5日。
2008年4月20-26日にあたる、2008年疫学第17週の間に、疫学当局は、138例のデング熱感染症例が報告されている:患者の73%は、第16保健区からの報告であった。報告されている、全国的な累積デング患者報告数は6409例で、このうち1126例が検査により確定され、4070例は可能性例であり、1213例は棄却されている。第17週までに、25例のデング出血熱DHF患者が報告されており、このうち9例が確定されている。DHFによる死亡例の報告はなかった。人口10万対のデング発生率は18.67である。最も感染のリスクが高いのは、東部および北東部の熱帯アマゾンAmazon州(drainage departments;state/provinceと同じ意味)であった[オリジナルの報告には、各州ごとの発生率が示されている]。
地図 上記URL
●C#デング熱-ブラジル 20080513.1617
[1] ブラジル(リオデジャネイロRio de Janeiro)
市内の患者数が76000人を超えた
情報源:JB Online [in Portuguese]、5月9日。
リオデジャネイロ市のデング熱患者数は76000人を超えた。2008年5月9日の、最新の市衛生局週報によると、1月1日以来の患者数は合計76385人であった。新たに1769人が確認された。リオデジャネイロ州では、134643人の患者が発生している。48時間以内の新たな死者の報告はない。7日、同州の週報が出され、3人が新たに死亡し、2008年の死者の数は106例となった。リオ市内では64人の死亡が確認されているが、2日間、死者は報告されていない。
地図 Brazil
[2] ブラジル (リオグランデドノルテ Rio Grande do Norte)
2008年の患者数は2万人近くになっている
情報源: Globo [in Portuguese]、5月9日。
リオグランデドノルテ州知事は、デング患者数が多数発生していることを受け、非常事態を宣言した。公衆衛生報告によると、2008年のデング患者数は、2万人近くとなっている。Rio Grande do Norte 州の154市で、1月1日から5月3日までの間に、19157人が報告されている。このうち、78例はDHFであった。検査により、2人の死亡がDHFによるものと診断されている。
●C#デング熱-インドネシア(East Kalimantan) 20080513.1617
4月末までに41人がデング熱により死亡した
情報源:Tempo Interaktif [in Indonesian]、4月28日。
East Kalimantan島では、2008年、デング熱により毎月10人が死亡している。2008年4月28日までに、デング熱による死者は41人となっている。現地当局は、異常事態であるかどうか判断しかねている。「多くの場合、患者の受診が遅すぎるための死亡である」と、感染症担当者が答えた。2008年になって、2396人のデング熱患者が入院している。このうち、41人が死亡した。バリクパパンBalikpapan市では、最多の865人のデング患者が発生し、13人が死亡した。次いで、サマリンダSamarinda(743 patients and 10 deaths), the Kutai Kartanegara region(231 patients and 8 deaths)の順となっている。
地図 East Kalimantan Indonesia
●C#デング熱-マレーシア 20080513.1617
デング熱の病態に関する研究
情報源:NST Online、4月20日。
..マレーシアでのこれまでのデング対策など(原文参照願います)...
肥満、糖尿病、60歳以上の高齢者は、デング出血熱を発症する確率が高く、ハイリスクグループと考えられている。「なぜ、このグループが感染しやすい(重症化しやすい)のかを調べるために、遺伝学的背景を研究する必要がある。すべてのヒトがデングにより死亡するわけではないことが判れば、少なくとも管理を必要とする症例に絞って対処できる。この研究に費用をつぎ込めば、デングによる死亡を防ぐ薬剤の開発が可能となり、2900万人ものワクチンを用意する必要もなくなる」と研究者は述べた。..
[Mod.TY注-この記事には、一部は議論があるものの、重要ないくつかの点が指摘されている。デングウイルスの蚊族ベクター対策は、達成困難なことで有名である。記事にあるように、成虫の殺虫は、長期のベクターコントロールとして不適である。ヤブカ属_Aedes_ の繁殖場所の除去や殺幼虫剤の使用には、住民の積極的な協力が欠かせない。政府支援の啓蒙活動は難しく、長期継続には費用がかかる。一定レベル以上の住民参加を継続できなければ、継続的な長期間のコミュニティでのベクター対策は不可能である。費用対効果の分析も困難であり費用がかかる。世界で最もありふれた蚊族媒介性のウイルス性疾患であり、有病率が高く、感染流行により著しく死亡が発生するため、デングのコントロールと予防には、社会的・経済的に正当化される根拠があり、急ぐ必要に迫られている。ベクターコントロールの努力が不十分だとすると、それに代わるデング予防対策は、いくつかの臨床トライアルが行われているワクチンの開発となる。デング感染の自家診断が、ベクターコントロールやワクチンの代わりになるとする根拠は、理解しがたい。デング熱を自宅で早期に診断し、患者が医療機関を受診できたとしても、ヒト-ヒト感染の予防にどう役立つのかわからない。病院などでさらに迅速な診断を行うことの方が、適時の対症療法を行う医師に取って、明らかにメリットがある。自家診断には、とくに軽症例の場合の、デング感染報告もれの増加というリスクもはらんでいる。正確なデング感染統計は、ただでさえ困難なところに、もし自家診断した患者が医療システムに乗らなければ、さらに達成できなくなる。記事にある、治療改善に必要なデングの病原性の研究は、適当な動物モデルがないことがネックとなっている。]
地図 Malaysia
●C#手足口病-モンゴル、アジア(09) 20080513.1618
モンゴルの手足口病疑い患者、300人に迫る
情報源:People's Daily Online, Xinhua News Agency report、5月13日。
2008年5月12日までに、約294人の手足口病HFMDが疑われる患者が、モンゴル国内で確認されていると、国営テレビが伝えた。当局によると、このうち134人が入院した。より軽症の患者は自宅待機となっている。これまでのところ、死者の報告はない。副大統領を長とする緊急委員会が設置され、感染流行拡大防止に当たっている。12日以降、国内の小学校では授業が休止となっている。モンゴルで初めてHFMDの感染が疑われる患者が報告されたのは、8日の首都ウランバートルであった。HFMDは、幼児や小児の一般的な病気で、発熱、口腔内の痛み、水疱をともなう紅斑といった特徴がある。散発的な発生や流行が常に世界中で起こっているが、最も多い季節は夏と初秋である。東南アジアで発生した、過去10年間の大規模なHFMD感染流行は、1997年のマレーシアと1998年の台湾をふくめ、エンテロウイルス71によるものと報告されている。
[ModCP注-11日のモンゴルからの初報告以降、HFMD患者数は183人から294人に増加した。死者は報告されていないが、134人が入院治療を必要とした。初発患者は首都ウランバートルから報告された。首都以外にも感染が拡大しているかどうかが、明らかにされていない。]
地図 Mongolia:Ulaanbaatar, the capital city
2008年5月12日
タイトル
○トリパノソーマ症-ウガンダ(02):動物の宿主
○E型肝炎ウイルス-ウガンダ(02)
○ハンタウイルス最新状況2008-アメリカ(07):米国CO
○狂犬病、イヌ-英国(03)
○手足口病-アジア(08):モンゴル
●Er#トリパノソーマ症-ウガンダ(02):動物宿主 Archive Number 20080512.1611
ウガンダ:睡眠病調査のため、は虫類をスクリーニング
投稿者:Ellicott McConnell, PhD、5月12日。
20080511.1604では、ツェツェバエの発生地域が著しく増加し、cattle corridor(ウシが通る道)である広大な草原も含まれているとのコメントがあった。ツェツェバエとウシは基本的に両立しない(incompatible)。最良の条件であったとしても、もしツェツェバエが本当に広がっているのであれば、ワクチン接種計画によるウシの保護が成功するとは信じがたい。
[Mod.EP注-知りうる限り、トリパノソーマ症に対する家畜用のワクチンはない。上述の5月10日の投稿でコメントされているが、おそらく思い違いであろう。ウガンダにおけるツェツェバエの発生量、優先的な給血宿主、トリパノソーマの種類の地図作成には、さらなる研究が必要なことは、明白である。]
●C#E型肝炎ウイルス-ウガンダ(02):ウエストナイル 20080512.1612
E型肝炎、ウエストナイルWest Nileに拡大
情報源:Daily Monitor (Uganda) 、5月12日。
北部Kitgum 地区で発生中[20080304.0894]のE型肝炎が、現在、ウエストナイル地方にも拡大している。保健相は、2007年にKitgum・Opei Sub-countyのMadiの4地区で報告のあったE型肝炎が、 Yumbe District(West Nile)と、Kitgum Districtの4つの亜郡に発生していると述べた。2008年5月9日、E型肝炎の新たな対策が打ち出された;「過去2ヶ月にわたりYumbe DistrictのAdravu Sub-countyでは、スーダン難民の間の感染報告が続いていたが、その後報告はなかった」と述べた。Yumbe Districtの保健当局者は、10日、これまでに23例が報告され、うち4例が死亡したことを明らかにした。患者はすべて、スーダン南部からのおよそ10万人が暮らす難民キャンプで発生した。国連高等弁務官事務所は、国際赤十字の協力の下、難民の帰還を開始している。...2007年10月以降、WHOが治療法がないとしているこのウイルス性疾患により、スーダンとの国境付近で死亡が発生している。E型肝炎患者数は、4月の1109人から1262人に増加し、25人が死亡している。およそ81%の死亡が、妊娠女性であった。妊娠中は、体内の血液量が40%以上増加し、免疫システムが弱まり、小さな病気も含めてあらゆる病気に罹患しやすくなることから、妊娠女性はそれ以外のヒトに比べて、死亡するリスクが高くなる。雨期に飲料水の汚染がふえるため、週間情勢では、引き続き患者数が増加することが示唆されている。先週、新たに156例の患者が報告され、1例が死亡した。E型肝炎は、糞便で汚染された水や食品を摂取することにより感染する、ウイルス性疾患である。発熱、濃厚な黄色尿、yellow eyes結膜黄染などの症状が見られる。コレラや赤痢などの下痢性疾患と同じ感染形式である。トイレの普及率が低く、飲料水が不衛生で、個人の衛生が守られない地域では、非常に多く発生する。現地の井戸の32%が排泄物で汚染されており、75%の世帯で水を蓄えておくための土のカメが汚染されていた。...
[ModCP注-E型肝炎は、E型肝炎ウイルス hepatitis E virus (HEV)を原因とする肝臓の疾患で、他の腸管ウイルスとほぼ同じ経路で感染伝播される。近年、世界中でE型肝炎の感染流行が発生している。HEV感染の徴候や症状として、食欲低下、吐き気、嘔吐、変色尿、黄疸、腹痛などがある。しかし、慢性感染はおこらない。E型肝炎は、妊娠女性のとくに妊娠第3期に重症化しやすい。HEVは、E型肝炎に感染したヒトや動物の便中に出現する。HEVは、汚染されている食品や水の摂取によって、感染が拡大する。ヒト-ヒト感染も発生することがある。ウガンダの農村部においては、基本的な衛生管理が十分ではないと考えられ、上記の感染流行には、HEV感染に加え、他の腸管病原体も関連している可能性がある。]
地図 Uganda:北部Kitgumおよび北西部Yumbo
●C#ハンタウイルス最新状況2008-米国(コロラドCO州)、アメリカ大陸(07) 20080512.1613
Fremont郡では初めての、ハンタウイルス感染患者が発生した。
情報源:The Canon City Daily Record 、5月8日。
Fremont郡公衆衛生当局から、現地では初めての、全患者の半数近くが死亡するハンタウイルス感染症例が発表され、住民らに注意喚起が伝えられた。Kiowa郡(コロラドColorado州)の住民1名が、2月に同感染により死亡している。このウイルスは、農村地域に生息するdeer mice [_Peromyscus maniculatus_]の唾液、尿、糞の中に含まれている。住民らが、春になって小屋、建物、倉庫、納屋などを清掃する頃に、最もリスクが大きくなる。「冬の期間中閉めきっていた建物の掃除を行う前には十分注意が必要」と衛生当局者が述べた。「とくにネズミのフンがたまっていたり、その他のネズミがいた徴候がある時(に気を付ける)」と話した。...以下、清掃時の注意、ハンタウイルス感染の症状(曝露1-6週後の高熱、身体の激痛、頭痛、嘔吐:初期には呼吸器症状がないが、1-5日以内に急激に発症)、効果的な治療が存在しないこと、建物を建てるときの注意と齧歯類対策、以上についての箇条書きの注意、まちでよく見かけられる小さくて灰色のイエネズミ house mice [_Mus musculus_]はウイルスを伝播しないことなど...
[Mod.TY注-ハンタウイルスの種類についての記載はないが、おそらくSin Nombreウイルスであろう。ハンタウイルス診断の根拠について書かれていないが、Sin Nombreウイルスや他のハンタウイルスの分離は難しく、血清学的診断によるものと考えられる。非死亡例では、まずウイルス分離が試みられることはない。記事には、春の掃除の際の、的確で適時のハンタウイルス回避の注意が提供されている。]
USA CDC site, with extensive information about hantaviruses
地図 Colorado showing Freemont County
●Ea#狂犬病、イヌ-英国(03):イングランド 20080512.1614
[1] イヌを英国に連れてくることで、途上国の野良犬への、世間の関心が集まる
投稿者:米・Editor, ANIMAL PEOPLE、Merritt Clifton、5月8日。
20080508.1570のコメント(英国に連れてくるのではなく、スリランカでイヌを保護してはどうか)に関して
途上国の野良犬の代表として先進国にイヌを連れてくることで、支援を拡げられるなど、長文の主張、原文参照願います。
[2] 思わぬ狂犬病動物の輸入で、検疫の重要性が再認識された
情報源:Animal People, May 2008、5月12日。
スリランカの件の紹介記事、原文参照願います。
[Mod.MHJ注-]
●C#手足口病-モンゴル、アジア(08) 20080512.1615
EV71による手足口病が、モンゴルに波及した
情報源:Soni.mn [trans.]、5月12日。
中国で発生中の、手足口病をおこすエンテロウイルス71の感染流行が、モンゴルにも波及し、連日多数の小児が感染している。2008年5月11日の報告によると、首都ウランバートル[Ulaanbataar]および県レベルでは、183人の小児が感染して、治療のために入院した。このウイルスに感染した疑いのある成人もいる。22才と43差違の患者が、感染が疑われ、病院に搬送された。大統領は、1-5年までの小学校と幼稚園を、無期限で閉鎖するよう、12日に指示した。
[ModCP注-7日の報告では、中国・モンゴル自治区で少数の手足口病の患者が報告されており、今回は北のモンゴル国に拡大した。中国および他のアジア地域同様、病原体はエンテロウイルス71である。これまで死者の報告はないが、少数の成人のHFMD感染が発生することは、通常起こりうる。]
地図 Mongolia
○トリパノソーマ症-ウガンダ(02):動物の宿主
○E型肝炎ウイルス-ウガンダ(02)
○ハンタウイルス最新状況2008-アメリカ(07):米国CO
○狂犬病、イヌ-英国(03)
○手足口病-アジア(08):モンゴル
●Er#トリパノソーマ症-ウガンダ(02):動物宿主 Archive Number 20080512.1611
ウガンダ:睡眠病調査のため、は虫類をスクリーニング
投稿者:Ellicott McConnell, PhD、5月12日。
20080511.1604では、ツェツェバエの発生地域が著しく増加し、cattle corridor(ウシが通る道)である広大な草原も含まれているとのコメントがあった。ツェツェバエとウシは基本的に両立しない(incompatible)。最良の条件であったとしても、もしツェツェバエが本当に広がっているのであれば、ワクチン接種計画によるウシの保護が成功するとは信じがたい。
[Mod.EP注-知りうる限り、トリパノソーマ症に対する家畜用のワクチンはない。上述の5月10日の投稿でコメントされているが、おそらく思い違いであろう。ウガンダにおけるツェツェバエの発生量、優先的な給血宿主、トリパノソーマの種類の地図作成には、さらなる研究が必要なことは、明白である。]
●C#E型肝炎ウイルス-ウガンダ(02):ウエストナイル 20080512.1612
E型肝炎、ウエストナイルWest Nileに拡大
情報源:Daily Monitor (Uganda) 、5月12日。
北部Kitgum 地区で発生中[20080304.0894]のE型肝炎が、現在、ウエストナイル地方にも拡大している。保健相は、2007年にKitgum・Opei Sub-countyのMadiの4地区で報告のあったE型肝炎が、 Yumbe District(West Nile)と、Kitgum Districtの4つの亜郡に発生していると述べた。2008年5月9日、E型肝炎の新たな対策が打ち出された;「過去2ヶ月にわたりYumbe DistrictのAdravu Sub-countyでは、スーダン難民の間の感染報告が続いていたが、その後報告はなかった」と述べた。Yumbe Districtの保健当局者は、10日、これまでに23例が報告され、うち4例が死亡したことを明らかにした。患者はすべて、スーダン南部からのおよそ10万人が暮らす難民キャンプで発生した。国連高等弁務官事務所は、国際赤十字の協力の下、難民の帰還を開始している。...2007年10月以降、WHOが治療法がないとしているこのウイルス性疾患により、スーダンとの国境付近で死亡が発生している。E型肝炎患者数は、4月の1109人から1262人に増加し、25人が死亡している。およそ81%の死亡が、妊娠女性であった。妊娠中は、体内の血液量が40%以上増加し、免疫システムが弱まり、小さな病気も含めてあらゆる病気に罹患しやすくなることから、妊娠女性はそれ以外のヒトに比べて、死亡するリスクが高くなる。雨期に飲料水の汚染がふえるため、週間情勢では、引き続き患者数が増加することが示唆されている。先週、新たに156例の患者が報告され、1例が死亡した。E型肝炎は、糞便で汚染された水や食品を摂取することにより感染する、ウイルス性疾患である。発熱、濃厚な黄色尿、yellow eyes結膜黄染などの症状が見られる。コレラや赤痢などの下痢性疾患と同じ感染形式である。トイレの普及率が低く、飲料水が不衛生で、個人の衛生が守られない地域では、非常に多く発生する。現地の井戸の32%が排泄物で汚染されており、75%の世帯で水を蓄えておくための土のカメが汚染されていた。...
[ModCP注-E型肝炎は、E型肝炎ウイルス hepatitis E virus (HEV)を原因とする肝臓の疾患で、他の腸管ウイルスとほぼ同じ経路で感染伝播される。近年、世界中でE型肝炎の感染流行が発生している。HEV感染の徴候や症状として、食欲低下、吐き気、嘔吐、変色尿、黄疸、腹痛などがある。しかし、慢性感染はおこらない。E型肝炎は、妊娠女性のとくに妊娠第3期に重症化しやすい。HEVは、E型肝炎に感染したヒトや動物の便中に出現する。HEVは、汚染されている食品や水の摂取によって、感染が拡大する。ヒト-ヒト感染も発生することがある。ウガンダの農村部においては、基本的な衛生管理が十分ではないと考えられ、上記の感染流行には、HEV感染に加え、他の腸管病原体も関連している可能性がある。]
地図 Uganda:北部Kitgumおよび北西部Yumbo
●C#ハンタウイルス最新状況2008-米国(コロラドCO州)、アメリカ大陸(07) 20080512.1613
Fremont郡では初めての、ハンタウイルス感染患者が発生した。
情報源:The Canon City Daily Record 、5月8日。
Fremont郡公衆衛生当局から、現地では初めての、全患者の半数近くが死亡するハンタウイルス感染症例が発表され、住民らに注意喚起が伝えられた。Kiowa郡(コロラドColorado州)の住民1名が、2月に同感染により死亡している。このウイルスは、農村地域に生息するdeer mice [_Peromyscus maniculatus_]の唾液、尿、糞の中に含まれている。住民らが、春になって小屋、建物、倉庫、納屋などを清掃する頃に、最もリスクが大きくなる。「冬の期間中閉めきっていた建物の掃除を行う前には十分注意が必要」と衛生当局者が述べた。「とくにネズミのフンがたまっていたり、その他のネズミがいた徴候がある時(に気を付ける)」と話した。...以下、清掃時の注意、ハンタウイルス感染の症状(曝露1-6週後の高熱、身体の激痛、頭痛、嘔吐:初期には呼吸器症状がないが、1-5日以内に急激に発症)、効果的な治療が存在しないこと、建物を建てるときの注意と齧歯類対策、以上についての箇条書きの注意、まちでよく見かけられる小さくて灰色のイエネズミ house mice [_Mus musculus_]はウイルスを伝播しないことなど...
[Mod.TY注-ハンタウイルスの種類についての記載はないが、おそらくSin Nombreウイルスであろう。ハンタウイルス診断の根拠について書かれていないが、Sin Nombreウイルスや他のハンタウイルスの分離は難しく、血清学的診断によるものと考えられる。非死亡例では、まずウイルス分離が試みられることはない。記事には、春の掃除の際の、的確で適時のハンタウイルス回避の注意が提供されている。]
USA CDC site, with extensive information about hantaviruses
地図 Colorado showing Freemont County
●Ea#狂犬病、イヌ-英国(03):イングランド 20080512.1614
[1] イヌを英国に連れてくることで、途上国の野良犬への、世間の関心が集まる
投稿者:米・Editor, ANIMAL PEOPLE、Merritt Clifton、5月8日。
20080508.1570のコメント(英国に連れてくるのではなく、スリランカでイヌを保護してはどうか)に関して
途上国の野良犬の代表として先進国にイヌを連れてくることで、支援を拡げられるなど、長文の主張、原文参照願います。
[2] 思わぬ狂犬病動物の輸入で、検疫の重要性が再認識された
情報源:Animal People, May 2008、5月12日。
スリランカの件の紹介記事、原文参照願います。
[Mod.MHJ注-]
●C#手足口病-モンゴル、アジア(08) 20080512.1615
EV71による手足口病が、モンゴルに波及した
情報源:Soni.mn [trans.]、5月12日。
中国で発生中の、手足口病をおこすエンテロウイルス71の感染流行が、モンゴルにも波及し、連日多数の小児が感染している。2008年5月11日の報告によると、首都ウランバートル[Ulaanbataar]および県レベルでは、183人の小児が感染して、治療のために入院した。このウイルスに感染した疑いのある成人もいる。22才と43差違の患者が、感染が疑われ、病院に搬送された。大統領は、1-5年までの小学校と幼稚園を、無期限で閉鎖するよう、12日に指示した。
[ModCP注-7日の報告では、中国・モンゴル自治区で少数の手足口病の患者が報告されており、今回は北のモンゴル国に拡大した。中国および他のアジア地域同様、病原体はエンテロウイルス71である。これまで死者の報告はないが、少数の成人のHFMD感染が発生することは、通常起こりうる。]
地図 Mongolia
2008年5月10日-11日
タイトル
○リフトバレー熱-マダガスカル、FAO、東アフリカで警戒
○手足口病-アジア(07):中国
○原因不明の疾患、列車-カナダ(02):AB,ON
○サイクロンによる被災-ミャンマー:RFI
○ブルータング-ヨーロッパ(25):BTV-8、英国、疫学、ワクチン接種
○トリパノソーマ症、ウガンダ-動物の宿主
○鳥インフルエンザ(68) 日本、韓国、ベトナム、インド
○狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国SC:RFI
○狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(03)SC
○クリミアコンゴ出血熱-トルコ(02)
●C#リフトバレー熱-マダガスカル:FAO、東アフリカ警戒
Archive Number 20080510.1591
ケニアに新たなリフトバレー熱の危険
情報源:Business Daily (Nairobi) via AllAfrica - East Africa 、5月7日。
およそ1年前の致死性のリフトバレー熱Rift Valley fever [RVF] 感染流行により、ケニア全体で約300万米ドルの家畜損失の被害を受けた。現在、専門家らは、ケニアおよび周辺諸国のRVF再興を懸念している。NASAアメリカ航空宇宙局とOIE国際獣疫局からの、この新たな懸念は、東アフリカ沖のマダガスカル島で急速に発生したウイルス感染(RVF)流行によるものである。マダガスカルにおけるRVFの感染流行は、2ヶ月前に発生していたAvaradrano(アンタナナリボAntananarivo)周辺の、RVF関連症状を発症した9頭の家畜のうち、2頭の(RVF)検査が陽性となったことを受け、2008年4月9日になりようやく農業省から報告された。「マダガスカルでのRVF感染状況は極めて深刻である。疾患の報告が2ヶ月も遅れたことによって感染が拡大した可能性があり、その結果複数のヒトでの患者発生と死亡を招いた。このことは、今回の感染流行により、動物(家畜)において、RVF感染がしっかりと定着したことが示唆される。」と、FAOによる緊急防止システムthe emergency prevention system (EMPRES)報告の最新版の中で、専門家らが警告している。NASAとOIEからの警告は、ケニアにも当てはまると評論家は述べている:[2006年12月から2007年5月にかけて]ケニアは感染流行に見舞われ、155人以上が死亡し、さらに700人が感染した。最も多くの被害が出た(流行の最前線となった)North Eastern provinceでは、333人の患者が発生した。 Rift Valley provinceでは141例、Coast and Central provinces では各々14および13例が発生した。..家畜でも大きな被害が出たこと..マダガスカル保健省は、Alaotra, Mangoro, Analamanga, Itasy, Vakinakaratra and Anosyの周辺地域における、4月中旬までにすでに17人の死者と418人の感染が疑われる患者について報告を行なっている。特に中央アフリカの周囲の各地域で、今後数ヶ月間に例年を超える降雨量が予想されており、RVFの拡大に好適な条件であることから、専門家らは、マダガスカルの状況は、ケニアなどの周辺諸国にとっても直接的な脅威であると警告している。「2007年に、ケニア、タンザニア、スーダンでRVF感染流行が報告され、現在は南アフリカで感染流行が発生していることを考えれば、アフリカ大陸東部全体で、サーベイランスをの強化し、対策計画を実施する必要がある。現在は発生していない国でも、サーベイランスが必要」と、報告の中で指摘された。...
[Mod.AS注-FAOの報告 "Rift Valley fever outbreaks in Madagascar and potential risks to neighbouring countries," の紹介 ]
●C#手足口病-中国、アジア(07) 20080510.1597
安徽省で新たに2人の死亡が発生
情報源:China view, Xinhua News Agency 、5月9日。
[20080509.1583で安徽省では新たな死者が発生してないとした、Mod.のコメントは間違いであった]2008年5月9日、衛生省当局は、東部・安徽省で、enterovirus 71 (EV71)による手足口病hand, foot and mouth disease(HFMD)により、新たに2人の小児が死亡し、最悪の被害を受けている阜陽市における疾患発生は減少傾向にあるとした同省の発表にもかかわらず、全国での死者の数が34人となった。安徽省北西部の亳州Bozhouの生後14ヶ月の男児1名は、1日に発症し、症状の悪化した後、郡レベルの病院に搬送されたが、5日に死亡した。同省合肥Hefeiの18ヶ月の女児は、市第2人民病院に入院後、5日に状態が悪化し、7日に死亡した。9日、衛生省は、阜陽市および安徽省のHFMDの発生数は、初めて退院患者が入院患者を上回る、減少傾向にあると発表していた。ウェブサイトにおいては、重症患者の大半は回復し、ここから感染流行が始まり22人の死者が発生している阜陽市では、7日間連続して死者が発生していないとされている。...HFMDの病態に関する説明...8日現在、HFMD患者数は中国本土において24934人であり、このうち34人が死亡した。死者が発生しているのは6つの省である:Anhui, 広東省Guangdong, 広西荘族自治区Guangxi, 海南省Hainan, 湖南省Hunanおよび浙江省Zhejiangである。CDC副中央センター長は、阜陽市で確認されているEV71に遺伝学上の変異は起きていないと述べた。分離されたEV71(ウイルス)9件の検体中、8検体の全遺伝子配列の解析が終了し、8つのウイルス株は99.3-99.97%の割合で一致した(homologous)。また、阜陽市で検査された8件のウイルスは、1999-2008年の間に、深センShenzhen, 上海Shanghai, 重慶Chongqing、山東Shandong各地の患者から分離された他の4つのウイルスとも、高い比率で一致していた。...
●C#原因不明の疾患、列車-カナダ(02):アルバータAB、オンタリオON州 20080510.1599
感染症は否定され、死亡患者やインフルエンザ様患者の間の関連性も否定された
情報源: Toronto globe and Mail online、5月10日。
2008年5月9日朝、1人の乗客が呼吸困難を訴え始めたとき、The Canadian(カナダ鉄道のこと?)はNorthern Ontarioを駆け抜けていた。乗務員が彼女に酸素を投与し、同じ車内にいた英国からの引退した医師が彼女のそばについたときには、すでに意識不明の状態であった。アルバータAlberta州ジャスパーJasperで2日前にthe Via Rail trainに乗車し、前夜まで元気だった、この60代の女性は数分後に死亡した。さらに6人の乗客らがほとんど同時に発病し、264人の乗客と30人の乗員を乗せたこの列車が隔離される、大変な1日の幕開けとなった。カナダ中の衛生当局者は、感染症流行発生の恐れの中、高度の懸念を示し、救急隊とともに、計画されていた対応を開始した。...9日昼までに感染症ではないことが判明し、突然死した女性1名と、最寄りの病院にヘリ搬送airliftingされたもう1人の患者と、インフルエンザ様症状で列車内に感染拡大予防のため隔離されていた、オーストラリアからの5人の旅行客らには関連性がないものと見られている。当局は、この7人の乗客に起こったことは、a series of unfortunate and unrelated health events(不幸な、関連性のない、一連の健康問題)だったと表現した。...以下、原文参照願います。
●C#サイクロンの被災状況 Post cyclone situation-ミャンマー:情報提供依頼RFI 20080510.1600
[Mod.MPP注-ProMED-mailでは、熱帯サイクロンNargis通過後のミャンマーの状況を監視しており、住民らの健康状態に関する信頼しうる報告を得るための努力を行ってきた。一方で、政治的な議論にとらわれないよう注意している。読者の方々もよくご存じの通り、大災害のあと情報の流れを隠そうとする政治的課題の危険性がしばしば発生し、その結果、誤報や噂があふれることとなる。..地域内からの正確な情報を読者と共有でき、災害後の死亡や疾病の発生を最小限とするための、適切な介入に資することを望んでいる。]
[1] ミャンマー人道支援要請に関する記者会見
情報源: United Nations Department of Public Information (DPI) - Press release、5月9日。
先週ミャンマーを襲ったCyclone Nargisの被災者支援のための緊急要請flash appealに応え、およそ7700万米ドルの資金提供があったと、2008年5月9日、国連機関の当局者が発表した。 ...現時点の主な資金提供は、日本と英国で、各1000万米ドルを約束した。...援助に関する現況報告...死者の数は、6万3千人から10万に上る可能性がある。6万3千人の数字は、公式発表の死者と行方不明者を足した数字である。6万3千人の数字は低く見積もられている可能性があり、さらに数字は大きくなるとの印象が強く持たれている。国連本部は、この数字に関する情報も完全な普遍的確認も行っていないが、6万3千人の見積もりは低いとすることに妥当性があると考えている。国連の期待している程ではないが、ミャンマーでの援助物資輸送への協力rhythmは得られつつある(picking up)。ヤンゴンYangonの空港までだけではなく、さらにイラワジのデルタ地域や必要とする人々まで援助物質を届けるのにも、相当の困難を伴っていた。問題の1つは、デルタまで大量の物資を移動するのに、サイクロンによりその80%が壊れたり流されたりしてしまった、現地のボートによる流通路に頼らなければならないことがあった。ミャンマーの隣国は、援助活動に重要な役割を果たすことができる可能性があり、すでにそうなっている。国連本部は、ASEANとの協力を緊密にし、加盟各国に、物資搬入のための的確なロジスティックス確立ができるよう、調整を行っている。...政府への失望、など....
[2] サイクロンの生存者、次は病気の追い打ちCyclone Nargisを生き延びたこどもの5人に1人が、下痢症に苦しんでいる。マラリアやコレラ発生の恐れもある。
情報源:Irrawaddy 、5月9日。
Cyclone Nargisを生き延びたこどもの5人に1人が、下痢症に苦しんでいると、[ヤンゴンYangonの]UNICEF事務所の、健康と栄養問題の代表である、國井修Osamu Kunii氏が、AP通信の取材に答え、この数字はさらに悪化する可能性があると述べた。バンコクの国境なき医師団MSF広報担当者は、この組織は"多数の"下痢症患者の治療に当たっていると話した。支援機でヤンゴンに到着したカタールQatarからの緊急援助チームが引き返したあと、2008年5月9日に、ミャンマー政府は、海外からの援助物資を受ける用意はあるが、海外からの支援者は受け入れないことを、外務省が明らかにした。MSFは、35人のスタッフをもつ複数の移動式クリニックを準備した。食料と水と医療器具をのせた2台のトラックが、最大の被害が発生している地域Irrawaddy Deltaに乗り入れた。サイクロンによって感染流行のすべての条件が整っている、このデルタ地域で、コレラとマラリアの発生が報告されている。Osamu Kuniiは、「ほとんどの地域が、汚れた水(泥水)に被われている。おびただしい数の死体があって、住民らは、安全な水や食料がほとんど、あるいは全く手に入れることができない状態である」と説明した。「どこもが洪水の被害にあったため、死体を埋葬することは困難。熟練した援助活動が必要。」とも言われている。World Food Program (WFP、世界食糧計画) は、8日、20トンのコメと4トンのカロリーの高いビスケットを積んだトラック2台が、イラワジデルタ地帯へ向け、ヤンゴンを出発したと発表した。合計156トンの防災用品が、デルタ地域およびその他の被災地に配給されている。同時に、シンガポールでの会議で、ASEANの政府高官は支援を約束した。出席者らは、ミャンマー政府当局は、国際社会および支援機関との協力体制を築き、被害と被災地の必要とするものの評価とともに、国内の人道支援物資の移送や、救助および医療従事者や器具の搬入と配置が可能となるだろう(期待する)と述べた。9日、ミャンマー政府は、海外からの現金と物資のみ受け入れ、海外からの援助隊(人)は受け入れないことを発表している。
[Mod.MPP注-[2]の記事の一部からも判るように、サイクロンが去ったあと、マラリアやコレラの増加が認められていると噂がある。これらの噂の信頼性ははっきりしない。洪水を伴う自然災害直後は、しばしば、ベクターが媒介する疾患、たとえばマラリアなどは、蚊族の繁殖場所も被害を受けるために減少するが、しばらくすると、たまった水が、再び地域内の蚊族の個体数回復に働く。下痢症の報告に関しては、サイクロンの生存者の小児の5人に1人(20%)が下痢症であるとのコメントは、もしもサイクロン以前の下痢症の蔓延に比べて増えているのであれば、さらに深刻となる;発生地域でのコレラ感染患者数に関する特定の情報も同様である。信頼できる情報筋からのミャンマーの医療状況に関する、正確な情報や判断が提供されるなら、非常に感謝したい。Google.orgの支援するNPOの、InSTEDD -- Innovative Support to Emergencies Diseases and Disastersは、活動計画に利用可能な、中央病院から農村部のクリニックまでの、WHOに登録されたミャンマー国内の全医療施設をリストアップしている。この情報は、WHOのデータを利用しながらDirect Reliefによって収集され、Google.orgがまとめたものである。...]
○Ea#ブルータング-英国、ヨーロッパ(25):BTV-8、疫学、ワクチン接種 20080510.1602
[1] ブルータング最新状況:ワクチン接種拡大許可のため、制限区域拡大
情報源:Defra News Release Ref: 136/08 、5月8日。
[2] Report on the distribution of bluetongue infection in Great Britain (2008年3月15日時点)
情報源:Defra's website, Bluetongue latest situation, 8 May 2008 、5月8日。
原文参照願います。
○Er#トリパノソーマ症-ウガンダ、動物宿主 20080511.1604
研究者らが、は虫類Reptilesを調査 眠り病の研究
情報源:AllAfrica 、5月10日。
研究者らは、全国の睡眠病やnagana diseaseをおこす寄生虫の宿主を確かめる目的で、 クロコダイルcrocodiles, monitor-lizards(トカゲ), ヘビsnakes 、その他の、は虫類の調査を始めた。これは、家畜が睡眠病の宿主であることが、新たな研究で明らかになったためである。研究結果をもとに、この獣医師らは政府に対して、すべてのヤギ、ブタ、ウシ、ヒツジに対してワクチン接種を行うよう勧告している。睡眠病はヒトに感染し、nagana(ナガナ病)は動物の病気である。は虫類を調査することは、これらの動物が、自身は発病しないにもかかわらず、睡眠病の寄生虫をもっているという理解に基づいている。しかし、この疾患は、ツェツェバエtsetse flyの刺咬によりヒトに感染する。...自然界で、は虫類は、ツェツェバエに給血している。は虫類の体内でこれらの寄生虫が生存できることは証明されていないが、そうではないかと考えていると、国立家畜研究所の睡眠病研究計画責任者が述べた。ほぼ全国的に、川や排水路に沿ってツェツェバエの個体数が急激に増加しており、River Nile, Kagera River Basin and Lake Kyogaから、過去20年間発生のなかった地域にこの病気が広がるときに、は虫類が重要な役目を果たす可能性があると述べた。この研究は、国内でツェツェバエが相当数増加していることを受けて行われた。国内のおよそ60%以上に土着感染している。このことは、これまでは報告のなかった地域での、睡眠病やnagana病の急増を助長する。研究者らによれば、Central Region, Northern and Eastern Ugandaでの睡眠病およびナガナ病は増加している。...East Africaの当局者は、Busoga regionから、 Apac, Amuria, Kaheramaido, Tororo and parts of Soroti districtに拡大したと述べた。川の生き物 Glossina f fuscipes とサバンナに適応した種(Glossina morsitans, G. pallidipes)が広く蔓延している。これらは、cattle corridor(ウシ通る道?)の広大なサバンナの草原で広範囲に適応している。このdorridorには、ウガンダの家畜や野生動物も生息している。ウガンダ南西部Rakai districtからNakapiripirit in Karamoja regionにまでつながっている。ウガンダの、北方に向かって傾斜のある台地という地理的条件も、この病気が発生しやすい条件となっている。川は国内を横切っており、この虫が広がりやすくなっている。
[Mod.EP注-トリパノソーマ症は、多くのほ乳類、鳥類、は虫類の宿主に感染するが、通常、は虫類のトリパノソーマ症は、ほ乳類には感染しない。これらの寄生虫は、顕微鏡では鑑別することができず、正確に識別するために、分子学的指紋によるタイプ分けが必要である。ベクターであるツェツェバエで発見されたトリパノソーマでは、特に(この検査が)行われている。もし、は虫類の血液がツェツェバエの体内に発見されたとしても、それは、は虫類の血を吸ったと言うことであって、は虫類のトリパノソーマがウシあるいはヒトに感染伝播することにはならない]
地図 Uganda
●Ea#鳥インフルエンザ(68)-日本 20080511.1605
日本、死亡したハクチョウで新たな鳥インフルエンザ確認
情報源:Reuters 、5月10日。
日本の最北端・北海道で、新たなハクチョウのH5N1型鳥インフルエンザウイルスを確認したと、2008年5月10日、道当局がウェブサイトで明らかにした。この感染は、北海道東部・サロマ湖付近で5日前に死亡して発見されたハクチョウ1羽で確認された。同日、現地当局では、4月24日に道内の別の地域で死亡して発見されたハクチョウでも、同ウイルスが確認されたと発表した。最新の症例は、今年に入ってから、日本では3例目となる。2008年4月後半、本州の最北端に近い十和田湖岸で、数羽のハクチョウのH5N1型感染が確認されている。家畜衛生当局は、半径30km圏内の養鶏場の消毒を指示した。日本では、鳥インフルエンザによる死者の報告はない。
[Mod.AS注-OIEへの報告 秋田、および北海道について、原文参照願います。]
●Ea#鳥インフルエンザ-韓国、ソウル 20080511.1605
鳥インフルエンザ感染流行、ソウルSeoulまで到達
情報源:The Korea Times 、5月6日。
韓国中を席巻している鳥インフルエンザ感染流行が、2008年5月6日に首都ソウルに及び、検疫当局は、消毒と付近の児童公園や屋外市場への立ち入り制限を行っている。当局は、4月後半から死亡し始めた4羽の鳥類の検査により、H5亜型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。この鳥類鑑賞小屋vivariumは、ソウル東部のGwangjin区役所にあり、57羽のニワトリ、アヒル、キジ、シチメンチョウを飼育していた。鳥インフルエンザがソウルで発生したのは、2008年4月1日に鳥類の死亡が検疫当局に報告されて以来、初めてのことである。...以下、原文参照願います
●Ea#鳥インフルエンザ-ベトナム、Can Tho city 20080511.1605
ベトナムで新たな鳥インフルエンザ感染流行
情報源:Xinhua net 、5月8日。
ベトナム南部Can Tho cityで、数日間に家禽の群れのトリが発生し、国内での発生は3カ所目となったと、2008年5月8日にベトナム動物衛生省が述べた。今回の鳥インフルエンザ感染流行により、同市内農村部のPhong Dien地区の自宅で飼育されていた1070羽のニワトリを含む、1131羽の家禽が死亡した。...現在、ベトナムでは、北部 Son La province, 南部 Vinh Long province および南部のCan Tho cityの3カ所で、家禽の鳥インフルエンザが発生している。...
●Ea#鳥インフルエンザ-インド、ウエストベンガル 20080511.1605
インド西部ウエストベンガルWest Bengal州で、再び鳥インフルエンザ発生
情報源:Reuters alertnet、5月9日。
2008年1月以来鳥インフルエンザウイルス対策に懸命の、インド東部ウエストベンガル州で、鳥インフルエンザ感染流行対策のため、数千羽の庭先飼育の家禽の処分が行われようとしている。この共産主義支配地域では、全19地区のうちの14地区で行われた、400万羽を超える処分により、一時的に流行が封じ込められていたが、間をおいて再び発生した。...原文参照願います。
●C#狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(サウスカロライナSC州):情報提供依頼 20080511.1606
Hilton Head Islandで、狂犬病のアライグマに曝露
情報源:IslandPacket.com、5月8日。
Hilton Head Islandにおいて、狂犬病のアライグマと接触のあった合計16人が、このアライグマの狂犬病検査が陽性となったことを受け、治療を受けている。彼らのペット20匹は、45日間の検疫となる。さらに7人が治療を受ける可能性がある。Hilton Head Islandにおいてこのアライグマは発見されたが、接触のあったすべてのヒトがBeaufort Countyの住人かどうかは判らない。接触者はいずれも無症状である。...
[ModTG注-これほどたくさんのヒトとペットが、どのような形で、どのくらいの期間に、たった1匹のアライグマと接触があったのかが、記載されていないまた、検疫となっているペットのワクチン接種状況も明かされていない。これほどのヒトやペットが曝露したのであれば、啓蒙活動が必要である。当局からの情報が寄せられれば幸いである]
地図 Hilton Head Island, South Carolina
●C#狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(03)、サウスカロライナSC州 20080511.1608
赤ん坊のアライグマをしていた数人に、狂犬病曝露の可能性
情報源:SC Dept. of Health & Environmental Control 、5月8日。
狂犬病のアライグマと接触のあった16人は、このアライグマの狂犬病検査が陽性となったことを受け、現在治療中であると、2008年5月8日に州当局が発表した。「このアライグマの赤ん坊は、森の中で発見され、数週間に数人によって飼育されていた」と当局者が説明した。アライグマの世話をしたヒトは、動物の唾液に触っているため、多くの接触者が発生した。さらに接触の可能性のある人が7人調査中である。...詳細は原文参照願います。
●C#クリミアコンゴ出血熱 CCHF-トルコ(02) 20080511.1610
自分でダニを取り除いた女性1名が、CCHFにより死亡した
情報源:Today's Zaman 、5月11日。
中央部アナトリアAnatolian地方のSivas県出身の女性1名が、2008年5月8日、クリミアコンゴ出血熱Crimean-Congo hemorrhagic fever(CCHF)の治療を受けていたアンカラAnkaraの病院で死亡した。ダニの刺咬により感染する、死亡の可能性のあるウイルス性疾患である。この女性は、10日前、所有するウシの放牧中に刺咬したダニを自ら除去したが、数日後に発病し、当初診察を受けていたKarabukの病院から搬送された先のアンカラの病院で、8日死亡した。同じ頃、Sivas市では、2日間に10人のこどもがダニ刺咬をうけ入院した。こどもについたダニは、病院で職員によって取り除かれた。教師がこのうちの1人のこどもがダニに刺咬されているのに気付き、直ちに保護者に連絡した。その後、7日に、Sivas市他の6人がCCHFの症状で相次いで入院した。病院当局者は、自分でダニを除去しようとせず、医療従事者に任せるよう、繰り返し呼びかけている。過去5年間に、トルコ国内では94人がCCHFにより死亡した。ダニに曝露した場合、その後10日間注意し、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢症が見られた場合は、医療期間を受診する必要がある。Turkish Clinical Microbiology and Infectious Disease Foundation (KLIMIK、トルコ臨床微生物感染症基金) の責任者によると、春と夏はダニの活動性が増すため、今の時期は予防が必要である。この地域では、世の中にあるものとして、ダニと付き合っていかなければならない。「今はダニの活動性が最も高まる時期である。ダニを完全になくすことはできないため、予防対策が必要である。春の繁殖が、ヒトとの接触の可能性を増加させる。夏までこの状態が続くと見ている」と、説明した。近年、ダニ刺咬の患者が増加している理由について;地球温暖化と環境汚染が原因と見る向きもある。また、トルコに飛来する渡り鳥によってダニが運ばれてくるとも考えられているが、一般的に受け入れられている説明は、まだない。ダニ刺咬が頻繁に発生する地域では、医師らはこの疾患を知り、動物の世話をする人々は、ダニが皮膚に触れることができないような服を着るなど、ダニから身を守る術を学ぶ必要がある。...2008年6月にイスタンブールで、欧州の学会と協同で、米国、EU、イラン、ナイジェリア、南アフリカが参加する、ウイルス性出血熱全般に関する国際会議が開かれる予定である。
[Mod.CP注-クリミアコンゴ出血熱Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF)は、the genus _Nairovirus_ of the family _Bunyaviridae_(ブニヤウイルス科ナイロウイルス属)に分類される、ダニ媒介性のウイルスの感染が原因となる。CCHFウイルスは、東欧の、特に旧ソ連地域で確認されている。また、地中海や中国北西部、中央アジア、南欧、アフリカ、中東、インド亜大陸にも分布する。CCHFの範囲は、ベクターであるダニの生息範囲に一致している。Ixodid (hard) ticksのうちでも、特に _Hyalomma_属のダニは、CCHFウイルスの宿主であり、ベクター(媒介者)でもある:_Hyalomma_ tickのイメージ 。ウシ、ヤギ、ヒツジ、ウサギなどの、多種類の野生動物および家畜動物が、ウイルスの増殖宿主となる。ヒトへの感染伝播は、感染動物の血液やダニとの接触による。病院内においても、医療機器の消毒が不十分であったり、注射針の再使用、医療材料の汚染などにより、CCHFの院内感染が発生する。_Hyalomma_ ticks の幼生(nymphs若虫 and larvae幼虫) は、小型の哺乳類や鳥類から吸血し、成虫のダニは、大型の哺乳類、家畜、鳥類から吸血する。感染性のあるダニは、ウイルスのキャリアとなり、(ダニである)子孫にも、吸血の際には家畜・鳥類・ヒトにも、ウイルスを伝播させる。幸いダニは、ヒトよりも、動物や鳥類を好んで吸血する傾向がある。]
地図 Turkey、Sivas
○リフトバレー熱-マダガスカル、FAO、東アフリカで警戒
○手足口病-アジア(07):中国
○原因不明の疾患、列車-カナダ(02):AB,ON
○サイクロンによる被災-ミャンマー:RFI
○ブルータング-ヨーロッパ(25):BTV-8、英国、疫学、ワクチン接種
○トリパノソーマ症、ウガンダ-動物の宿主
○鳥インフルエンザ(68) 日本、韓国、ベトナム、インド
○狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国SC:RFI
○狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(03)SC
○クリミアコンゴ出血熱-トルコ(02)
●C#リフトバレー熱-マダガスカル:FAO、東アフリカ警戒
Archive Number 20080510.1591
ケニアに新たなリフトバレー熱の危険
情報源:Business Daily (Nairobi) via AllAfrica - East Africa 、5月7日。
およそ1年前の致死性のリフトバレー熱Rift Valley fever [RVF] 感染流行により、ケニア全体で約300万米ドルの家畜損失の被害を受けた。現在、専門家らは、ケニアおよび周辺諸国のRVF再興を懸念している。NASAアメリカ航空宇宙局とOIE国際獣疫局からの、この新たな懸念は、東アフリカ沖のマダガスカル島で急速に発生したウイルス感染(RVF)流行によるものである。マダガスカルにおけるRVFの感染流行は、2ヶ月前に発生していたAvaradrano(アンタナナリボAntananarivo)周辺の、RVF関連症状を発症した9頭の家畜のうち、2頭の(RVF)検査が陽性となったことを受け、2008年4月9日になりようやく農業省から報告された。「マダガスカルでのRVF感染状況は極めて深刻である。疾患の報告が2ヶ月も遅れたことによって感染が拡大した可能性があり、その結果複数のヒトでの患者発生と死亡を招いた。このことは、今回の感染流行により、動物(家畜)において、RVF感染がしっかりと定着したことが示唆される。」と、FAOによる緊急防止システムthe emergency prevention system (EMPRES)報告の最新版の中で、専門家らが警告している。NASAとOIEからの警告は、ケニアにも当てはまると評論家は述べている:[2006年12月から2007年5月にかけて]ケニアは感染流行に見舞われ、155人以上が死亡し、さらに700人が感染した。最も多くの被害が出た(流行の最前線となった)North Eastern provinceでは、333人の患者が発生した。 Rift Valley provinceでは141例、Coast and Central provinces では各々14および13例が発生した。..家畜でも大きな被害が出たこと..マダガスカル保健省は、Alaotra, Mangoro, Analamanga, Itasy, Vakinakaratra and Anosyの周辺地域における、4月中旬までにすでに17人の死者と418人の感染が疑われる患者について報告を行なっている。特に中央アフリカの周囲の各地域で、今後数ヶ月間に例年を超える降雨量が予想されており、RVFの拡大に好適な条件であることから、専門家らは、マダガスカルの状況は、ケニアなどの周辺諸国にとっても直接的な脅威であると警告している。「2007年に、ケニア、タンザニア、スーダンでRVF感染流行が報告され、現在は南アフリカで感染流行が発生していることを考えれば、アフリカ大陸東部全体で、サーベイランスをの強化し、対策計画を実施する必要がある。現在は発生していない国でも、サーベイランスが必要」と、報告の中で指摘された。...
[Mod.AS注-FAOの報告 "Rift Valley fever outbreaks in Madagascar and potential risks to neighbouring countries," の紹介 ]
●C#手足口病-中国、アジア(07) 20080510.1597
安徽省で新たに2人の死亡が発生
情報源:China view, Xinhua News Agency 、5月9日。
[20080509.1583で安徽省では新たな死者が発生してないとした、Mod.のコメントは間違いであった]2008年5月9日、衛生省当局は、東部・安徽省で、enterovirus 71 (EV71)による手足口病hand, foot and mouth disease(HFMD)により、新たに2人の小児が死亡し、最悪の被害を受けている阜陽市における疾患発生は減少傾向にあるとした同省の発表にもかかわらず、全国での死者の数が34人となった。安徽省北西部の亳州Bozhouの生後14ヶ月の男児1名は、1日に発症し、症状の悪化した後、郡レベルの病院に搬送されたが、5日に死亡した。同省合肥Hefeiの18ヶ月の女児は、市第2人民病院に入院後、5日に状態が悪化し、7日に死亡した。9日、衛生省は、阜陽市および安徽省のHFMDの発生数は、初めて退院患者が入院患者を上回る、減少傾向にあると発表していた。ウェブサイトにおいては、重症患者の大半は回復し、ここから感染流行が始まり22人の死者が発生している阜陽市では、7日間連続して死者が発生していないとされている。...HFMDの病態に関する説明...8日現在、HFMD患者数は中国本土において24934人であり、このうち34人が死亡した。死者が発生しているのは6つの省である:Anhui, 広東省Guangdong, 広西荘族自治区Guangxi, 海南省Hainan, 湖南省Hunanおよび浙江省Zhejiangである。CDC副中央センター長は、阜陽市で確認されているEV71に遺伝学上の変異は起きていないと述べた。分離されたEV71(ウイルス)9件の検体中、8検体の全遺伝子配列の解析が終了し、8つのウイルス株は99.3-99.97%の割合で一致した(homologous)。また、阜陽市で検査された8件のウイルスは、1999-2008年の間に、深センShenzhen, 上海Shanghai, 重慶Chongqing、山東Shandong各地の患者から分離された他の4つのウイルスとも、高い比率で一致していた。...
●C#原因不明の疾患、列車-カナダ(02):アルバータAB、オンタリオON州 20080510.1599
感染症は否定され、死亡患者やインフルエンザ様患者の間の関連性も否定された
情報源: Toronto globe and Mail online、5月10日。
2008年5月9日朝、1人の乗客が呼吸困難を訴え始めたとき、The Canadian(カナダ鉄道のこと?)はNorthern Ontarioを駆け抜けていた。乗務員が彼女に酸素を投与し、同じ車内にいた英国からの引退した医師が彼女のそばについたときには、すでに意識不明の状態であった。アルバータAlberta州ジャスパーJasperで2日前にthe Via Rail trainに乗車し、前夜まで元気だった、この60代の女性は数分後に死亡した。さらに6人の乗客らがほとんど同時に発病し、264人の乗客と30人の乗員を乗せたこの列車が隔離される、大変な1日の幕開けとなった。カナダ中の衛生当局者は、感染症流行発生の恐れの中、高度の懸念を示し、救急隊とともに、計画されていた対応を開始した。...9日昼までに感染症ではないことが判明し、突然死した女性1名と、最寄りの病院にヘリ搬送airliftingされたもう1人の患者と、インフルエンザ様症状で列車内に感染拡大予防のため隔離されていた、オーストラリアからの5人の旅行客らには関連性がないものと見られている。当局は、この7人の乗客に起こったことは、a series of unfortunate and unrelated health events(不幸な、関連性のない、一連の健康問題)だったと表現した。...以下、原文参照願います。
●C#サイクロンの被災状況 Post cyclone situation-ミャンマー:情報提供依頼RFI 20080510.1600
[Mod.MPP注-ProMED-mailでは、熱帯サイクロンNargis通過後のミャンマーの状況を監視しており、住民らの健康状態に関する信頼しうる報告を得るための努力を行ってきた。一方で、政治的な議論にとらわれないよう注意している。読者の方々もよくご存じの通り、大災害のあと情報の流れを隠そうとする政治的課題の危険性がしばしば発生し、その結果、誤報や噂があふれることとなる。..地域内からの正確な情報を読者と共有でき、災害後の死亡や疾病の発生を最小限とするための、適切な介入に資することを望んでいる。]
[1] ミャンマー人道支援要請に関する記者会見
情報源: United Nations Department of Public Information (DPI) - Press release、5月9日。
先週ミャンマーを襲ったCyclone Nargisの被災者支援のための緊急要請flash appealに応え、およそ7700万米ドルの資金提供があったと、2008年5月9日、国連機関の当局者が発表した。 ...現時点の主な資金提供は、日本と英国で、各1000万米ドルを約束した。...援助に関する現況報告...死者の数は、6万3千人から10万に上る可能性がある。6万3千人の数字は、公式発表の死者と行方不明者を足した数字である。6万3千人の数字は低く見積もられている可能性があり、さらに数字は大きくなるとの印象が強く持たれている。国連本部は、この数字に関する情報も完全な普遍的確認も行っていないが、6万3千人の見積もりは低いとすることに妥当性があると考えている。国連の期待している程ではないが、ミャンマーでの援助物資輸送への協力rhythmは得られつつある(picking up)。ヤンゴンYangonの空港までだけではなく、さらにイラワジのデルタ地域や必要とする人々まで援助物質を届けるのにも、相当の困難を伴っていた。問題の1つは、デルタまで大量の物資を移動するのに、サイクロンによりその80%が壊れたり流されたりしてしまった、現地のボートによる流通路に頼らなければならないことがあった。ミャンマーの隣国は、援助活動に重要な役割を果たすことができる可能性があり、すでにそうなっている。国連本部は、ASEANとの協力を緊密にし、加盟各国に、物資搬入のための的確なロジスティックス確立ができるよう、調整を行っている。...政府への失望、など....
[2] サイクロンの生存者、次は病気の追い打ちCyclone Nargisを生き延びたこどもの5人に1人が、下痢症に苦しんでいる。マラリアやコレラ発生の恐れもある。
情報源:Irrawaddy 、5月9日。
Cyclone Nargisを生き延びたこどもの5人に1人が、下痢症に苦しんでいると、[ヤンゴンYangonの]UNICEF事務所の、健康と栄養問題の代表である、國井修Osamu Kunii氏が、AP通信の取材に答え、この数字はさらに悪化する可能性があると述べた。バンコクの国境なき医師団MSF広報担当者は、この組織は"多数の"下痢症患者の治療に当たっていると話した。支援機でヤンゴンに到着したカタールQatarからの緊急援助チームが引き返したあと、2008年5月9日に、ミャンマー政府は、海外からの援助物資を受ける用意はあるが、海外からの支援者は受け入れないことを、外務省が明らかにした。MSFは、35人のスタッフをもつ複数の移動式クリニックを準備した。食料と水と医療器具をのせた2台のトラックが、最大の被害が発生している地域Irrawaddy Deltaに乗り入れた。サイクロンによって感染流行のすべての条件が整っている、このデルタ地域で、コレラとマラリアの発生が報告されている。Osamu Kuniiは、「ほとんどの地域が、汚れた水(泥水)に被われている。おびただしい数の死体があって、住民らは、安全な水や食料がほとんど、あるいは全く手に入れることができない状態である」と説明した。「どこもが洪水の被害にあったため、死体を埋葬することは困難。熟練した援助活動が必要。」とも言われている。World Food Program (WFP、世界食糧計画) は、8日、20トンのコメと4トンのカロリーの高いビスケットを積んだトラック2台が、イラワジデルタ地帯へ向け、ヤンゴンを出発したと発表した。合計156トンの防災用品が、デルタ地域およびその他の被災地に配給されている。同時に、シンガポールでの会議で、ASEANの政府高官は支援を約束した。出席者らは、ミャンマー政府当局は、国際社会および支援機関との協力体制を築き、被害と被災地の必要とするものの評価とともに、国内の人道支援物資の移送や、救助および医療従事者や器具の搬入と配置が可能となるだろう(期待する)と述べた。9日、ミャンマー政府は、海外からの現金と物資のみ受け入れ、海外からの援助隊(人)は受け入れないことを発表している。
[Mod.MPP注-[2]の記事の一部からも判るように、サイクロンが去ったあと、マラリアやコレラの増加が認められていると噂がある。これらの噂の信頼性ははっきりしない。洪水を伴う自然災害直後は、しばしば、ベクターが媒介する疾患、たとえばマラリアなどは、蚊族の繁殖場所も被害を受けるために減少するが、しばらくすると、たまった水が、再び地域内の蚊族の個体数回復に働く。下痢症の報告に関しては、サイクロンの生存者の小児の5人に1人(20%)が下痢症であるとのコメントは、もしもサイクロン以前の下痢症の蔓延に比べて増えているのであれば、さらに深刻となる;発生地域でのコレラ感染患者数に関する特定の情報も同様である。信頼できる情報筋からのミャンマーの医療状況に関する、正確な情報や判断が提供されるなら、非常に感謝したい。Google.orgの支援するNPOの、InSTEDD -- Innovative Support to Emergencies Diseases and Disastersは、活動計画に利用可能な、中央病院から農村部のクリニックまでの、WHOに登録されたミャンマー国内の全医療施設をリストアップしている。この情報は、WHOのデータを利用しながらDirect Reliefによって収集され、Google.orgがまとめたものである。...]
○Ea#ブルータング-英国、ヨーロッパ(25):BTV-8、疫学、ワクチン接種 20080510.1602
[1] ブルータング最新状況:ワクチン接種拡大許可のため、制限区域拡大
情報源:Defra News Release Ref: 136/08 、5月8日。
[2] Report on the distribution of bluetongue infection in Great Britain (2008年3月15日時点)
情報源:Defra's website, Bluetongue latest situation, 8 May 2008 、5月8日。
原文参照願います。
○Er#トリパノソーマ症-ウガンダ、動物宿主 20080511.1604
研究者らが、は虫類Reptilesを調査 眠り病の研究
情報源:AllAfrica 、5月10日。
研究者らは、全国の睡眠病やnagana diseaseをおこす寄生虫の宿主を確かめる目的で、 クロコダイルcrocodiles, monitor-lizards(トカゲ), ヘビsnakes 、その他の、は虫類の調査を始めた。これは、家畜が睡眠病の宿主であることが、新たな研究で明らかになったためである。研究結果をもとに、この獣医師らは政府に対して、すべてのヤギ、ブタ、ウシ、ヒツジに対してワクチン接種を行うよう勧告している。睡眠病はヒトに感染し、nagana(ナガナ病)は動物の病気である。は虫類を調査することは、これらの動物が、自身は発病しないにもかかわらず、睡眠病の寄生虫をもっているという理解に基づいている。しかし、この疾患は、ツェツェバエtsetse flyの刺咬によりヒトに感染する。...自然界で、は虫類は、ツェツェバエに給血している。は虫類の体内でこれらの寄生虫が生存できることは証明されていないが、そうではないかと考えていると、国立家畜研究所の睡眠病研究計画責任者が述べた。ほぼ全国的に、川や排水路に沿ってツェツェバエの個体数が急激に増加しており、River Nile, Kagera River Basin and Lake Kyogaから、過去20年間発生のなかった地域にこの病気が広がるときに、は虫類が重要な役目を果たす可能性があると述べた。この研究は、国内でツェツェバエが相当数増加していることを受けて行われた。国内のおよそ60%以上に土着感染している。このことは、これまでは報告のなかった地域での、睡眠病やnagana病の急増を助長する。研究者らによれば、Central Region, Northern and Eastern Ugandaでの睡眠病およびナガナ病は増加している。...East Africaの当局者は、Busoga regionから、 Apac, Amuria, Kaheramaido, Tororo and parts of Soroti districtに拡大したと述べた。川の生き物 Glossina f fuscipes とサバンナに適応した種(Glossina morsitans, G. pallidipes)が広く蔓延している。これらは、cattle corridor(ウシ通る道?)の広大なサバンナの草原で広範囲に適応している。このdorridorには、ウガンダの家畜や野生動物も生息している。ウガンダ南西部Rakai districtからNakapiripirit in Karamoja regionにまでつながっている。ウガンダの、北方に向かって傾斜のある台地という地理的条件も、この病気が発生しやすい条件となっている。川は国内を横切っており、この虫が広がりやすくなっている。
[Mod.EP注-トリパノソーマ症は、多くのほ乳類、鳥類、は虫類の宿主に感染するが、通常、は虫類のトリパノソーマ症は、ほ乳類には感染しない。これらの寄生虫は、顕微鏡では鑑別することができず、正確に識別するために、分子学的指紋によるタイプ分けが必要である。ベクターであるツェツェバエで発見されたトリパノソーマでは、特に(この検査が)行われている。もし、は虫類の血液がツェツェバエの体内に発見されたとしても、それは、は虫類の血を吸ったと言うことであって、は虫類のトリパノソーマがウシあるいはヒトに感染伝播することにはならない]
地図 Uganda
●Ea#鳥インフルエンザ(68)-日本 20080511.1605
日本、死亡したハクチョウで新たな鳥インフルエンザ確認
情報源:Reuters 、5月10日。
日本の最北端・北海道で、新たなハクチョウのH5N1型鳥インフルエンザウイルスを確認したと、2008年5月10日、道当局がウェブサイトで明らかにした。この感染は、北海道東部・サロマ湖付近で5日前に死亡して発見されたハクチョウ1羽で確認された。同日、現地当局では、4月24日に道内の別の地域で死亡して発見されたハクチョウでも、同ウイルスが確認されたと発表した。最新の症例は、今年に入ってから、日本では3例目となる。2008年4月後半、本州の最北端に近い十和田湖岸で、数羽のハクチョウのH5N1型感染が確認されている。家畜衛生当局は、半径30km圏内の養鶏場の消毒を指示した。日本では、鳥インフルエンザによる死者の報告はない。
[Mod.AS注-OIEへの報告 秋田、および北海道について、原文参照願います。]
●Ea#鳥インフルエンザ-韓国、ソウル 20080511.1605
鳥インフルエンザ感染流行、ソウルSeoulまで到達
情報源:The Korea Times 、5月6日。
韓国中を席巻している鳥インフルエンザ感染流行が、2008年5月6日に首都ソウルに及び、検疫当局は、消毒と付近の児童公園や屋外市場への立ち入り制限を行っている。当局は、4月後半から死亡し始めた4羽の鳥類の検査により、H5亜型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。この鳥類鑑賞小屋vivariumは、ソウル東部のGwangjin区役所にあり、57羽のニワトリ、アヒル、キジ、シチメンチョウを飼育していた。鳥インフルエンザがソウルで発生したのは、2008年4月1日に鳥類の死亡が検疫当局に報告されて以来、初めてのことである。...以下、原文参照願います
●Ea#鳥インフルエンザ-ベトナム、Can Tho city 20080511.1605
ベトナムで新たな鳥インフルエンザ感染流行
情報源:Xinhua net 、5月8日。
ベトナム南部Can Tho cityで、数日間に家禽の群れのトリが発生し、国内での発生は3カ所目となったと、2008年5月8日にベトナム動物衛生省が述べた。今回の鳥インフルエンザ感染流行により、同市内農村部のPhong Dien地区の自宅で飼育されていた1070羽のニワトリを含む、1131羽の家禽が死亡した。...現在、ベトナムでは、北部 Son La province, 南部 Vinh Long province および南部のCan Tho cityの3カ所で、家禽の鳥インフルエンザが発生している。...
●Ea#鳥インフルエンザ-インド、ウエストベンガル 20080511.1605
インド西部ウエストベンガルWest Bengal州で、再び鳥インフルエンザ発生
情報源:Reuters alertnet、5月9日。
2008年1月以来鳥インフルエンザウイルス対策に懸命の、インド東部ウエストベンガル州で、鳥インフルエンザ感染流行対策のため、数千羽の庭先飼育の家禽の処分が行われようとしている。この共産主義支配地域では、全19地区のうちの14地区で行われた、400万羽を超える処分により、一時的に流行が封じ込められていたが、間をおいて再び発生した。...原文参照願います。
●C#狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(サウスカロライナSC州):情報提供依頼 20080511.1606
Hilton Head Islandで、狂犬病のアライグマに曝露
情報源:IslandPacket.com、5月8日。
Hilton Head Islandにおいて、狂犬病のアライグマと接触のあった合計16人が、このアライグマの狂犬病検査が陽性となったことを受け、治療を受けている。彼らのペット20匹は、45日間の検疫となる。さらに7人が治療を受ける可能性がある。Hilton Head Islandにおいてこのアライグマは発見されたが、接触のあったすべてのヒトがBeaufort Countyの住人かどうかは判らない。接触者はいずれも無症状である。...
[ModTG注-これほどたくさんのヒトとペットが、どのような形で、どのくらいの期間に、たった1匹のアライグマと接触があったのかが、記載されていないまた、検疫となっているペットのワクチン接種状況も明かされていない。これほどのヒトやペットが曝露したのであれば、啓蒙活動が必要である。当局からの情報が寄せられれば幸いである]
地図 Hilton Head Island, South Carolina
●C#狂犬病、ヒト、ペットの曝露-米国(03)、サウスカロライナSC州 20080511.1608
赤ん坊のアライグマをしていた数人に、狂犬病曝露の可能性
情報源:SC Dept. of Health & Environmental Control 、5月8日。
狂犬病のアライグマと接触のあった16人は、このアライグマの狂犬病検査が陽性となったことを受け、現在治療中であると、2008年5月8日に州当局が発表した。「このアライグマの赤ん坊は、森の中で発見され、数週間に数人によって飼育されていた」と当局者が説明した。アライグマの世話をしたヒトは、動物の唾液に触っているため、多くの接触者が発生した。さらに接触の可能性のある人が7人調査中である。...詳細は原文参照願います。
●C#クリミアコンゴ出血熱 CCHF-トルコ(02) 20080511.1610
自分でダニを取り除いた女性1名が、CCHFにより死亡した
情報源:Today's Zaman 、5月11日。
中央部アナトリアAnatolian地方のSivas県出身の女性1名が、2008年5月8日、クリミアコンゴ出血熱Crimean-Congo hemorrhagic fever(CCHF)の治療を受けていたアンカラAnkaraの病院で死亡した。ダニの刺咬により感染する、死亡の可能性のあるウイルス性疾患である。この女性は、10日前、所有するウシの放牧中に刺咬したダニを自ら除去したが、数日後に発病し、当初診察を受けていたKarabukの病院から搬送された先のアンカラの病院で、8日死亡した。同じ頃、Sivas市では、2日間に10人のこどもがダニ刺咬をうけ入院した。こどもについたダニは、病院で職員によって取り除かれた。教師がこのうちの1人のこどもがダニに刺咬されているのに気付き、直ちに保護者に連絡した。その後、7日に、Sivas市他の6人がCCHFの症状で相次いで入院した。病院当局者は、自分でダニを除去しようとせず、医療従事者に任せるよう、繰り返し呼びかけている。過去5年間に、トルコ国内では94人がCCHFにより死亡した。ダニに曝露した場合、その後10日間注意し、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢症が見られた場合は、医療期間を受診する必要がある。Turkish Clinical Microbiology and Infectious Disease Foundation (KLIMIK、トルコ臨床微生物感染症基金) の責任者によると、春と夏はダニの活動性が増すため、今の時期は予防が必要である。この地域では、世の中にあるものとして、ダニと付き合っていかなければならない。「今はダニの活動性が最も高まる時期である。ダニを完全になくすことはできないため、予防対策が必要である。春の繁殖が、ヒトとの接触の可能性を増加させる。夏までこの状態が続くと見ている」と、説明した。近年、ダニ刺咬の患者が増加している理由について;地球温暖化と環境汚染が原因と見る向きもある。また、トルコに飛来する渡り鳥によってダニが運ばれてくるとも考えられているが、一般的に受け入れられている説明は、まだない。ダニ刺咬が頻繁に発生する地域では、医師らはこの疾患を知り、動物の世話をする人々は、ダニが皮膚に触れることができないような服を着るなど、ダニから身を守る術を学ぶ必要がある。...2008年6月にイスタンブールで、欧州の学会と協同で、米国、EU、イラン、ナイジェリア、南アフリカが参加する、ウイルス性出血熱全般に関する国際会議が開かれる予定である。
[Mod.CP注-クリミアコンゴ出血熱Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF)は、the genus _Nairovirus_ of the family _Bunyaviridae_(ブニヤウイルス科ナイロウイルス属)に分類される、ダニ媒介性のウイルスの感染が原因となる。CCHFウイルスは、東欧の、特に旧ソ連地域で確認されている。また、地中海や中国北西部、中央アジア、南欧、アフリカ、中東、インド亜大陸にも分布する。CCHFの範囲は、ベクターであるダニの生息範囲に一致している。Ixodid (hard) ticksのうちでも、特に _Hyalomma_属のダニは、CCHFウイルスの宿主であり、ベクター(媒介者)でもある:_Hyalomma_ tickのイメージ 。ウシ、ヤギ、ヒツジ、ウサギなどの、多種類の野生動物および家畜動物が、ウイルスの増殖宿主となる。ヒトへの感染伝播は、感染動物の血液やダニとの接触による。病院内においても、医療機器の消毒が不十分であったり、注射針の再使用、医療材料の汚染などにより、CCHFの院内感染が発生する。_Hyalomma_ ticks の幼生(nymphs若虫 and larvae幼虫) は、小型の哺乳類や鳥類から吸血し、成虫のダニは、大型の哺乳類、家畜、鳥類から吸血する。感染性のあるダニは、ウイルスのキャリアとなり、(ダニである)子孫にも、吸血の際には家畜・鳥類・ヒトにも、ウイルスを伝播させる。幸いダニは、ヒトよりも、動物や鳥類を好んで吸血する傾向がある。]
地図 Turkey、Sivas
2008年5月9日
タイトル
○慢性消耗性疾患、シカ-米国(04)WV
○Yellow decline、ココヤシ-マレーシア:新たな疾患
○麻疹-カナダ(05)
○手足口病-アジア(06):中国
○鯉ヘルペスウイルス、コイ-カナダ(ON)、2007年
○狂犬病(EBLV-2),Daubenton's bat-英国
○根こぶ病 Clubroot, キャノーラ-カナダSK:注意喚起
○原因不明の疾患、列車-カナダAB,ON、RFI
○Ea#慢性消耗性疾患 CWD、シカ-米国(04):ウエストバージニアWN州
Archive Number 20080509.1580
11頭のシカのCWD検査陽性、WV州Hampshire Countyの春期捕獲
情報源:West Virginia Division of Natural Resources News Release 、5月8日。
ウエストバージニアWest Virginia州Hampshire Countyで、2008年春に行われたcollections(捕獲作業)の中で、検査により、合計11頭の捕獲されたwhite-tailed deerオジロジカにおいて、慢性消耗性疾患chronic wasting disease (CWD)の病原体が検出された。自然資源局Division of Natural Resources (DNR)が明らかにした。CWDの検査が陽性となったシカは、すべて、同郡Slanesville/Augusta areaでの野生動物資源部門の職員によって捕獲された。Yellow Springs areaでは、新たなCWD検査陽性例は確認されなかった。一連の捕獲作業は、郡内のCWDの蔓延と分布状況を調査・確認する目的で行われている。..WV州内で初めてCWDの症例が確認されたのは、2005年9月2日のことであった。...以下、原文参照願います。
[ModTG注-2005年、WV州においてCWDが発生していることが確認された。同郡以外ではCWDが発見されていないことは、注目すべきである。計画が有効に働いているか判断するのはまだ早いが、計画の評価を行うことには関心がもたれる。]
地図 Hampshire County
○Ep#Yellow decline, ココヤシ-マレーシア:新たな疾患 20080509.1581
情報源:British Society for Plant Pathology, New Disease Reports (NDR) vol. 17 (February-July 2008) 、4月8日。
[Ref: N. Nejat et al: First report of a 16SrXIV, _Candidatus_ Phytoplasma cynodontis group phytoplasma associated with coconut yellow decline in Malaysia. BSPP New Disease Reports, vol. 17]
原文参照願います。
●C#麻疹-カナダ(05):トロント 20080509.1582
新たな麻疹感染患者は、PATH system(トロントの地下歩道)と関連がある
情報源:City News online 、5月8日。
公衆衛生当局に数日間で4例の新たな麻疹感染症例が報告され、トロントTorontoで再び麻疹感染流行が発生している。はじめて報告されたのは、2008年春で、その後の調査により現在までに9例が報告されている。麻疹感染流行は、オンタリオ州の別の地域や欧州、米国でも確認されている。しかし、今回の新たな症例の発生は、当局をさらに悩ませている。このうち2人は、PATH system[トロントのビジネス街downtownのオフィスタワーの地下を結ぶ、全長27kmの歩行者用通路のネットワーク]を頻繁に利用する人々に暴露させた可能性があるとされたScotia and TD Towersの患者との関連が判明しためである。「新たな患者らはいずれも、ビジネス街downtownに在住あるいは通勤していた」ことが、公衆衛生当局者から明らかにされた。「1970年以前に生まれたものは、小児期に麻疹に感染した可能性があり、防御力がある。それ以外の人々は、完全な防御効果のための2回の麻疹ワクチン接種を受けているか、確認した方が良い。トロントで麻疹感染が循環していることが判明したことから、なおさらである。カナダにおいては、麻疹はまれにしか発生せず、トロントでは毎年3例程度であり、今回の患者増加は重大である。...
[Mod.CP注-PATHは、27kmに渡ってショッピング、サービス、エンターテイメントを結ぶ、downtown Toronto's underground walkwayであり、中心部の経済活動を支える重要な役割を果たしている。市民の通路、1日10万人以上の通勤路に加え、数千人の観光客や住民の、スポーツやカルチャーイベントへの経路でもあり、歩行者用交通網として機能している。地下にあることで、冬の寒さや雪、夏の暑さから守られており、歩行者に快適である。Toronto Public Health当局は、PATHが、少数の麻疹感染者から、ワクチン接種が未接種又は部分的な接種に終わっている人々への、麻疹感染伝播の特異的な環境を与え、市内の広範囲に麻疹感染が拡大することを恐れている。この不安が正しいものか、時間が教えてくれるだろう。]
地図 Canada:the city of Toronto in the province of Ontario
●C#手足口病-中国、アジア(04) 20080509.1583
[1] 死亡した小児の数は、2人増えて32人となり、患者数は2万5千人近くになった
情報源:International Herald Tribune, Associated Press (AP) report、5月9日。
中国全土でウイルスの疾患で死亡した小児の数は、2人増えて32人となり、報告されている患者数は2万5千人近くまで跳ね上がったと、2008年5月9日に保健当局が述べた。最新の手足口病による死亡患者は、南部広東省と、隣の広西荘族自治区で発生した。5日、広東省で生後8ヶ月の女児が死亡した。EV71の検査が陽性であったことが伝えられている。通常、発熱と発疹程度のありふれた小児の病気だが、このウイルスはその疾患の重症型の原因となる。4例目の広東省における死者であり、省内では7100人以上の手足口病患者が報告されている。広西荘族自治区においては、生後18ヶ月の男児が、感染後に3日間昏睡となった末、死亡した。8日、報告されている患者数は24932人と伝えられた。前日の患者数は19962人であった。南の広東省から北東部の吉林省までの範囲と中央部の安徽省で発生している。患者数の増加は、衛生省が、医療従事者への24時間以内の報告を、先週の通達で求めた結果である。2007年、中国では、死者17人を含む8万人の手足口病患者を記録した。しかし、報告義務がなかったため、正確な数字ではない可能性があると、衛生当局が述べている。手足口病は唾液、糞便、水疱からの浸出液、鼻や咽喉からの粘液によって感染が拡大する。ワクチンも特異的な治療法はないが、大半の小児は問題なく速やかに回復する。家畜の病気である、口蹄疫foot and mouth diseaseとは関係ない。
[2] 34人の小児が死亡し、27500人以上の感染者が出ている。
情報源:AGI News online、5月9日。
数週間に渡り中国を席巻しているウイルス感染の拡大が止まらない:中国国内で、これまでに34人の小児が死亡し、27500人以上の感染者が出ている。犠牲者の中には、広東省の生後8ヶ月の女児、広西荘族自治区の1才の男児、最も患者の多い安徽省の2人の女児がいる。当局によると、病院を退院する患者が増えており、感染流行が衰えつつある兆しと見られている。犠牲者の多くは、手足口病の原因となるenterovirus 71 (EV71)に感染していた。ベトナムにおいても、10人が死亡し、3000人が感染しているこの発熱性疾患は、北京(1500人)や上海などの、先進地域にも到達している。2008年3月に中国東部で始まった感染流行が、公式に発表されたのはわずか2週間前のことである。複数のメディアが、現地当局が危険性を秘匿していたことを非難している(鳥インフルエンザ発生後の1ヶ月間に起きたことと同じである)。気温の上昇とともに感染拡大のリスクが高まるにもかかわらず、手足口病がオリンピックに影響することはないと、衛生省は、数日間にわたり、確信を持って述べている。2-4才の小児を中心に発生するこの疾患は、初期には、口、手、足の病変で発症する。ほとんどの場合、数日で症状は消失するが、一部の患者では、ウイルス感染により死亡する。
[ModCP注-現在の中国における全国的な手足口病流行による死者の数は、34人となり、感染者数は27500人を超えた。最多の22人の死者が出ている安徽省において、新たな死亡が発生せず、入院治療を要する患者数が減っていることは良い知らせである。]
地図 China
○Ea#鯉ヘルペスウイルス-カナダ(オンタリオON州)、2007年 20080509.1584
コイの大量死、一部は魚類のウイルスが原因
情報源:The Peterborough Examiner 、5月8日。
オンタリオOntario州では初めてとなる魚類のウイルスが、2007年夏に複数の湖で、12000-24000匹が死亡していたコイの大量死の原因の一部であったことが判明した。Lake Erieを担当する自然資源省の職員は、大学で行われた詳しい検査により、同州初の魚類のウイルスである、the Koi herpesvirusが確認されたことを明らかにした。これまで、columnarisという細菌の1種が死亡の原因とされてきたが、この新しいウイルスによっても死亡していたことが判った。1999年、北米で初めて確認されたKoi herpesvirusが、Scugog とPigeonの各湖で捕獲された2匹の魚類で確認された。このウイルスは、carp(コイ), goldfish(キンギョ)、koi(ニシキゴイ)だけに感染し、ヒトには影響がない。「ヒトのような高温ではウイルスは生きられないため」である。Koi Herpesvirusに感染したコイを食べたり、触っても安全であると説明されている。....以下、原文参照願います(コイヘルペスウイルス感染流行発生の要因という、箇条書きの脚注があります)。
○Ea#狂犬病(EBLV-2)、Daubenton's bat-英国(イングランド) 20080509.1585
コウモリの検査結果陽性、狂犬病の不安広がる
情報源:Telegraph News 、5月9日。
公園で傷ついていた1匹のコウモリが、狂犬病の1種の検査で陽性となったと、当局が発表した。このDaubenton's bat [_Myotis daubentonii_;写真]は、2007年8月にBushy Park, Surreyで市民が発見したもので、世話のために慣れたコウモリの調教師に渡されていた。異常行動が見られ始め、検査により、狂犬病の1種である、European bat lyssavirus 2 (EBLV-2、ヨーロッパコウモリ・リサウイルス-2)の感染が陽性となったため、2008年5月にこのコウモリは処分された。当局は、治療効果が非常に高く、ヒトへの危険性は無視しうる程度としているが、このコウモリと接触があったと思われるヒトやペットは、当局に連絡するよう求めている。1996年以降、英国では、Sussex, Lancashire, Surrey, Oxfordshire and Shropshireの各地で、6匹のコウモリのEBLV-2が確認されている。イングランドでは、 Daubenton's batsでの、低率のEBLV-2感染蔓延が知られているが、英国が狂犬病清浄状態にあることについては、変更はないと、当局は説明している。このウイルスは、感染したコウモリによる咬傷のみにより感染伝播し、咬まれたヒトは直ちに石けんと水で傷口を洗い、医療機関の指示を受けるよう、勧告している。..コウモリは保護動物で、殺したり巣を破壊することは、違法である。
[Mod.AS注-通常コウモリ狂犬病(bat rabies)と呼ばれている、European Bat Lyssaviruses (EBLVs) 1 and 2は、北欧全域で見られるコウモリの、狂犬病関連リサウイルスのうちの2つのウイルス株strainsである。まれに、EBLVが他の動物やヒトに感染することが知られている。ヒトへのEBLV感染のリスクは低いものと考えられている。しかし、1977年以降、欧州において5例(3例は確定、2例は可能性)のEBLVsによる死亡患者が発生し、いずれも、コウモリによる咬傷あるいはひっかき傷を負ったが、その前ないし後に狂犬病ワクチンを受けていなかった。今回の事例に関する報告:以下の情報も含まれている。”このコウモリは、4月27日から異常行動が見られ、5月2日に安楽死させられた。その後、通常検査に回された。健康保護局からの勧告として、コウモリの咬傷を受けたら、すぐに石けんと水で洗い、直ちに医師の指示を受ける必要がある。曝露後適時の医療を受ければ、EBLV-2の感染によるヒトへのリスクは無視しうるものである。弱っていたり、病気のコウモリには、近づいたり、触ったりせず、コウモリ保護協会に連絡をすること"とある。捕獲される前にコウモリが感染していた(潜伏期間は7ヶ月以上になる)のか、捕獲中に感染したのか、調査されていれば興味深い。]
写真 Daubenton's bat, _Myotis daubentonii_
DEFRA(当局)のbat rabiesに関するQ&A
○Ep#根こぶ病、キャノーラ-カナダ(サスカチュワンSK州):注意喚起 20080509.1586
[1] サスカチュワンSaskatchewan: clubroot alert穀物疾患への注意、サスカチュワン州のキャノーラ農家に通知
情報源:Stormwire、5月8日。
2007年には60%以上のキャノーラ畑が、穀物の病気である、根こぶ病の被害を受けている。...
[2] Spread of clubroot on farm equipment根こぶ病が畑から畑へと飛び火している
情報源:The Western Producer、5月8日。
原文参照願います。
[Mod.DHA注-Clubroot of _Brassicaceae_ iは、真菌の _Plasmodiophora brassicaeを原因とする疾患で、ほぼすべての耕作物などの、破壊的な土壌媒介性疾患である。...原文参照願います]
●C#原因不明の疾患、列車-カナダ(アルバータAB、オンタリオON)、情報提供依頼RFI 20080509.1587
[1]オンタリオ州で、原因不明の疾患のため列車が隔離されている
情報源:Associated Press 、5月9日。
2008年5月9日、カナダ政府当局は、オンタリオOntario州北部で、1本の列車を隔離した。診断のついていない病気のため、女性1名が死亡し、ほか数名が発病したためである。当局は、乗客らを列車内に留めていると、救急当局長が説明した。この列車は、トロントTrontoから北西500マイルにある、Foleyetの駅に留置されている。駅構内から立ち退くよう指示されている(evacuated)。10人もの人々が、インフルエンザ類似の症状を発症した。この病気は、269人の乗客と30人の乗員を乗せたこの列車のうち、2つの車両に限られている。1人が病院に運ばれたが、容態は安定している。この(Via)列車は、9日に緊急通報を受けた時点で、バンクーバーVancouverからTorontoに向かっており、Foleyetでこの列車に救急担当局者が遭遇した。警察官は、死亡した女性は60代で、アルバータAlberta州Jasperのグループ旅行者とともに乗車した際に、すでにインフルエンザ様症状を呈していたと話した。彼女と同行した、7人のほかのメンバーも同じような症状が見られたものの、重症ではない。今のところ、当局も原因をつかめていないと言う。「確かに、単に食中毒のようなものの可能性もあるし、ある種のenvironmental toxin(環境中の毒)であるかもしれない」と述べた。原因は確認されてはいないが、医療当局者はノロウイルスに対する警戒を強めている。ノロウイルスは胃腸かぜのの原因であり、感染した患者との接触や、汚染物の接触や摂食によっても感染する。
[2] Via train上で女性が謎の死亡:ほかにも発病者
情報源:Globe and Mail、5月9日。
多くは外国人旅行者と見られる、数百人の乗客を乗せたVIA Rail trainが、2008年5月9日、オンタリオOntario州北部の小さな町で、隔離された状態となっている。客車内で60代の女性が死亡し、ほかに6人がインフルエンザの様な体調不良の症状を訴えている。しかし、この2つの状況に関連性があるかは判っていない。...以下、長文(読み物)です、原文参照願います。
○慢性消耗性疾患、シカ-米国(04)WV
○Yellow decline、ココヤシ-マレーシア:新たな疾患
○麻疹-カナダ(05)
○手足口病-アジア(06):中国
○鯉ヘルペスウイルス、コイ-カナダ(ON)、2007年
○狂犬病(EBLV-2),Daubenton's bat-英国
○根こぶ病 Clubroot, キャノーラ-カナダSK:注意喚起
○原因不明の疾患、列車-カナダAB,ON、RFI
○Ea#慢性消耗性疾患 CWD、シカ-米国(04):ウエストバージニアWN州
Archive Number 20080509.1580
11頭のシカのCWD検査陽性、WV州Hampshire Countyの春期捕獲
情報源:West Virginia Division of Natural Resources News Release 、5月8日。
ウエストバージニアWest Virginia州Hampshire Countyで、2008年春に行われたcollections(捕獲作業)の中で、検査により、合計11頭の捕獲されたwhite-tailed deerオジロジカにおいて、慢性消耗性疾患chronic wasting disease (CWD)の病原体が検出された。自然資源局Division of Natural Resources (DNR)が明らかにした。CWDの検査が陽性となったシカは、すべて、同郡Slanesville/Augusta areaでの野生動物資源部門の職員によって捕獲された。Yellow Springs areaでは、新たなCWD検査陽性例は確認されなかった。一連の捕獲作業は、郡内のCWDの蔓延と分布状況を調査・確認する目的で行われている。..WV州内で初めてCWDの症例が確認されたのは、2005年9月2日のことであった。...以下、原文参照願います。
[ModTG注-2005年、WV州においてCWDが発生していることが確認された。同郡以外ではCWDが発見されていないことは、注目すべきである。計画が有効に働いているか判断するのはまだ早いが、計画の評価を行うことには関心がもたれる。]
地図 Hampshire County
○Ep#Yellow decline, ココヤシ-マレーシア:新たな疾患 20080509.1581
情報源:British Society for Plant Pathology, New Disease Reports (NDR) vol. 17 (February-July 2008) 、4月8日。
[Ref: N. Nejat et al: First report of a 16SrXIV, _Candidatus_ Phytoplasma cynodontis group phytoplasma associated with coconut yellow decline in Malaysia. BSPP New Disease Reports, vol. 17]
原文参照願います。
●C#麻疹-カナダ(05):トロント 20080509.1582
新たな麻疹感染患者は、PATH system(トロントの地下歩道)と関連がある
情報源:City News online 、5月8日。
公衆衛生当局に数日間で4例の新たな麻疹感染症例が報告され、トロントTorontoで再び麻疹感染流行が発生している。はじめて報告されたのは、2008年春で、その後の調査により現在までに9例が報告されている。麻疹感染流行は、オンタリオ州の別の地域や欧州、米国でも確認されている。しかし、今回の新たな症例の発生は、当局をさらに悩ませている。このうち2人は、PATH system[トロントのビジネス街downtownのオフィスタワーの地下を結ぶ、全長27kmの歩行者用通路のネットワーク]を頻繁に利用する人々に暴露させた可能性があるとされたScotia and TD Towersの患者との関連が判明しためである。「新たな患者らはいずれも、ビジネス街downtownに在住あるいは通勤していた」ことが、公衆衛生当局者から明らかにされた。「1970年以前に生まれたものは、小児期に麻疹に感染した可能性があり、防御力がある。それ以外の人々は、完全な防御効果のための2回の麻疹ワクチン接種を受けているか、確認した方が良い。トロントで麻疹感染が循環していることが判明したことから、なおさらである。カナダにおいては、麻疹はまれにしか発生せず、トロントでは毎年3例程度であり、今回の患者増加は重大である。...
[Mod.CP注-PATHは、27kmに渡ってショッピング、サービス、エンターテイメントを結ぶ、downtown Toronto's underground walkwayであり、中心部の経済活動を支える重要な役割を果たしている。市民の通路、1日10万人以上の通勤路に加え、数千人の観光客や住民の、スポーツやカルチャーイベントへの経路でもあり、歩行者用交通網として機能している。地下にあることで、冬の寒さや雪、夏の暑さから守られており、歩行者に快適である。Toronto Public Health当局は、PATHが、少数の麻疹感染者から、ワクチン接種が未接種又は部分的な接種に終わっている人々への、麻疹感染伝播の特異的な環境を与え、市内の広範囲に麻疹感染が拡大することを恐れている。この不安が正しいものか、時間が教えてくれるだろう。]
地図 Canada:the city of Toronto in the province of Ontario
●C#手足口病-中国、アジア(04) 20080509.1583
[1] 死亡した小児の数は、2人増えて32人となり、患者数は2万5千人近くになった
情報源:International Herald Tribune, Associated Press (AP) report、5月9日。
中国全土でウイルスの疾患で死亡した小児の数は、2人増えて32人となり、報告されている患者数は2万5千人近くまで跳ね上がったと、2008年5月9日に保健当局が述べた。最新の手足口病による死亡患者は、南部広東省と、隣の広西荘族自治区で発生した。5日、広東省で生後8ヶ月の女児が死亡した。EV71の検査が陽性であったことが伝えられている。通常、発熱と発疹程度のありふれた小児の病気だが、このウイルスはその疾患の重症型の原因となる。4例目の広東省における死者であり、省内では7100人以上の手足口病患者が報告されている。広西荘族自治区においては、生後18ヶ月の男児が、感染後に3日間昏睡となった末、死亡した。8日、報告されている患者数は24932人と伝えられた。前日の患者数は19962人であった。南の広東省から北東部の吉林省までの範囲と中央部の安徽省で発生している。患者数の増加は、衛生省が、医療従事者への24時間以内の報告を、先週の通達で求めた結果である。2007年、中国では、死者17人を含む8万人の手足口病患者を記録した。しかし、報告義務がなかったため、正確な数字ではない可能性があると、衛生当局が述べている。手足口病は唾液、糞便、水疱からの浸出液、鼻や咽喉からの粘液によって感染が拡大する。ワクチンも特異的な治療法はないが、大半の小児は問題なく速やかに回復する。家畜の病気である、口蹄疫foot and mouth diseaseとは関係ない。
[2] 34人の小児が死亡し、27500人以上の感染者が出ている。
情報源:AGI News online、5月9日。
数週間に渡り中国を席巻しているウイルス感染の拡大が止まらない:中国国内で、これまでに34人の小児が死亡し、27500人以上の感染者が出ている。犠牲者の中には、広東省の生後8ヶ月の女児、広西荘族自治区の1才の男児、最も患者の多い安徽省の2人の女児がいる。当局によると、病院を退院する患者が増えており、感染流行が衰えつつある兆しと見られている。犠牲者の多くは、手足口病の原因となるenterovirus 71 (EV71)に感染していた。ベトナムにおいても、10人が死亡し、3000人が感染しているこの発熱性疾患は、北京(1500人)や上海などの、先進地域にも到達している。2008年3月に中国東部で始まった感染流行が、公式に発表されたのはわずか2週間前のことである。複数のメディアが、現地当局が危険性を秘匿していたことを非難している(鳥インフルエンザ発生後の1ヶ月間に起きたことと同じである)。気温の上昇とともに感染拡大のリスクが高まるにもかかわらず、手足口病がオリンピックに影響することはないと、衛生省は、数日間にわたり、確信を持って述べている。2-4才の小児を中心に発生するこの疾患は、初期には、口、手、足の病変で発症する。ほとんどの場合、数日で症状は消失するが、一部の患者では、ウイルス感染により死亡する。
[ModCP注-現在の中国における全国的な手足口病流行による死者の数は、34人となり、感染者数は27500人を超えた。最多の22人の死者が出ている安徽省において、新たな死亡が発生せず、入院治療を要する患者数が減っていることは良い知らせである。]
地図 China
○Ea#鯉ヘルペスウイルス-カナダ(オンタリオON州)、2007年 20080509.1584
コイの大量死、一部は魚類のウイルスが原因
情報源:The Peterborough Examiner 、5月8日。
オンタリオOntario州では初めてとなる魚類のウイルスが、2007年夏に複数の湖で、12000-24000匹が死亡していたコイの大量死の原因の一部であったことが判明した。Lake Erieを担当する自然資源省の職員は、大学で行われた詳しい検査により、同州初の魚類のウイルスである、the Koi herpesvirusが確認されたことを明らかにした。これまで、columnarisという細菌の1種が死亡の原因とされてきたが、この新しいウイルスによっても死亡していたことが判った。1999年、北米で初めて確認されたKoi herpesvirusが、Scugog とPigeonの各湖で捕獲された2匹の魚類で確認された。このウイルスは、carp(コイ), goldfish(キンギョ)、koi(ニシキゴイ)だけに感染し、ヒトには影響がない。「ヒトのような高温ではウイルスは生きられないため」である。Koi Herpesvirusに感染したコイを食べたり、触っても安全であると説明されている。....以下、原文参照願います(コイヘルペスウイルス感染流行発生の要因という、箇条書きの脚注があります)。
○Ea#狂犬病(EBLV-2)、Daubenton's bat-英国(イングランド) 20080509.1585
コウモリの検査結果陽性、狂犬病の不安広がる
情報源:Telegraph News 、5月9日。
公園で傷ついていた1匹のコウモリが、狂犬病の1種の検査で陽性となったと、当局が発表した。このDaubenton's bat [_Myotis daubentonii_;写真]は、2007年8月にBushy Park, Surreyで市民が発見したもので、世話のために慣れたコウモリの調教師に渡されていた。異常行動が見られ始め、検査により、狂犬病の1種である、European bat lyssavirus 2 (EBLV-2、ヨーロッパコウモリ・リサウイルス-2)の感染が陽性となったため、2008年5月にこのコウモリは処分された。当局は、治療効果が非常に高く、ヒトへの危険性は無視しうる程度としているが、このコウモリと接触があったと思われるヒトやペットは、当局に連絡するよう求めている。1996年以降、英国では、Sussex, Lancashire, Surrey, Oxfordshire and Shropshireの各地で、6匹のコウモリのEBLV-2が確認されている。イングランドでは、 Daubenton's batsでの、低率のEBLV-2感染蔓延が知られているが、英国が狂犬病清浄状態にあることについては、変更はないと、当局は説明している。このウイルスは、感染したコウモリによる咬傷のみにより感染伝播し、咬まれたヒトは直ちに石けんと水で傷口を洗い、医療機関の指示を受けるよう、勧告している。..コウモリは保護動物で、殺したり巣を破壊することは、違法である。
[Mod.AS注-通常コウモリ狂犬病(bat rabies)と呼ばれている、European Bat Lyssaviruses (EBLVs) 1 and 2は、北欧全域で見られるコウモリの、狂犬病関連リサウイルスのうちの2つのウイルス株strainsである。まれに、EBLVが他の動物やヒトに感染することが知られている。ヒトへのEBLV感染のリスクは低いものと考えられている。しかし、1977年以降、欧州において5例(3例は確定、2例は可能性)のEBLVsによる死亡患者が発生し、いずれも、コウモリによる咬傷あるいはひっかき傷を負ったが、その前ないし後に狂犬病ワクチンを受けていなかった。今回の事例に関する報告:以下の情報も含まれている。”このコウモリは、4月27日から異常行動が見られ、5月2日に安楽死させられた。その後、通常検査に回された。健康保護局からの勧告として、コウモリの咬傷を受けたら、すぐに石けんと水で洗い、直ちに医師の指示を受ける必要がある。曝露後適時の医療を受ければ、EBLV-2の感染によるヒトへのリスクは無視しうるものである。弱っていたり、病気のコウモリには、近づいたり、触ったりせず、コウモリ保護協会に連絡をすること"とある。捕獲される前にコウモリが感染していた(潜伏期間は7ヶ月以上になる)のか、捕獲中に感染したのか、調査されていれば興味深い。]
写真 Daubenton's bat, _Myotis daubentonii_
DEFRA(当局)のbat rabiesに関するQ&A
○Ep#根こぶ病、キャノーラ-カナダ(サスカチュワンSK州):注意喚起 20080509.1586
[1] サスカチュワンSaskatchewan: clubroot alert穀物疾患への注意、サスカチュワン州のキャノーラ農家に通知
情報源:Stormwire、5月8日。
2007年には60%以上のキャノーラ畑が、穀物の病気である、根こぶ病の被害を受けている。...
[2] Spread of clubroot on farm equipment根こぶ病が畑から畑へと飛び火している
情報源:The Western Producer、5月8日。
原文参照願います。
[Mod.DHA注-Clubroot of _Brassicaceae_ iは、真菌の _Plasmodiophora brassicaeを原因とする疾患で、ほぼすべての耕作物などの、破壊的な土壌媒介性疾患である。...原文参照願います]
●C#原因不明の疾患、列車-カナダ(アルバータAB、オンタリオON)、情報提供依頼RFI 20080509.1587
[1]オンタリオ州で、原因不明の疾患のため列車が隔離されている
情報源:Associated Press 、5月9日。
2008年5月9日、カナダ政府当局は、オンタリオOntario州北部で、1本の列車を隔離した。診断のついていない病気のため、女性1名が死亡し、ほか数名が発病したためである。当局は、乗客らを列車内に留めていると、救急当局長が説明した。この列車は、トロントTrontoから北西500マイルにある、Foleyetの駅に留置されている。駅構内から立ち退くよう指示されている(evacuated)。10人もの人々が、インフルエンザ類似の症状を発症した。この病気は、269人の乗客と30人の乗員を乗せたこの列車のうち、2つの車両に限られている。1人が病院に運ばれたが、容態は安定している。この(Via)列車は、9日に緊急通報を受けた時点で、バンクーバーVancouverからTorontoに向かっており、Foleyetでこの列車に救急担当局者が遭遇した。警察官は、死亡した女性は60代で、アルバータAlberta州Jasperのグループ旅行者とともに乗車した際に、すでにインフルエンザ様症状を呈していたと話した。彼女と同行した、7人のほかのメンバーも同じような症状が見られたものの、重症ではない。今のところ、当局も原因をつかめていないと言う。「確かに、単に食中毒のようなものの可能性もあるし、ある種のenvironmental toxin(環境中の毒)であるかもしれない」と述べた。原因は確認されてはいないが、医療当局者はノロウイルスに対する警戒を強めている。ノロウイルスは胃腸かぜのの原因であり、感染した患者との接触や、汚染物の接触や摂食によっても感染する。
[2] Via train上で女性が謎の死亡:ほかにも発病者
情報源:Globe and Mail、5月9日。
多くは外国人旅行者と見られる、数百人の乗客を乗せたVIA Rail trainが、2008年5月9日、オンタリオOntario州北部の小さな町で、隔離された状態となっている。客車内で60代の女性が死亡し、ほかに6人がインフルエンザの様な体調不良の症状を訴えている。しかし、この2つの状況に関連性があるかは判っていない。...以下、長文(読み物)です、原文参照願います。
2008年5月8日
タイトル
○マラリア-アフリカ:低品質および偽薬
○クリミアコンゴ出血熱-トルコ
○狂犬病、イヌ-英国(02)、制限解除
○炭疽、ヒト、ウシ-ペルー
○コレラ、下痢症、赤痢 最新状況2008(25)
ミャンマー、イラク、インド、ジンバブエ
タンザニア、ナミビア、アンゴラ、米国
○ボツリヌス中毒-ロシア
○アフラトキシン、ウマのエサ-米国、回収
○ムンプス、学生-英国
○チクングニア(18):シンガポール インドネシアから、インド
○手足口病-アジア(05):中国
○仮性狂犬病Pseudorabies、ブタ-米国
●C#マラリア-アフリカ:低品質または偽薬 Archive Number 20080508.1566
サンプルの35%が検査で不合格となった。治療の33%はartemisinin monotherapies(アルテミシン単剤)によって行なわれていた。
情報源:Public Library of Science (PLoS)、5月7日。
[Reference: Bate R, Coticelli P, Tren R, Attaran A (2008): Antimalarial Drug Quality in the Most Severely Malarious Parts of Africa -- A Six Country Study. PLoS ONE 3(5): e2132 doi:10.1371/journal.pone.0002132]
多様な抗マラリア薬が、マラリアの高度侵淫地域であるアフリカ6カ国の主要都市および周辺地域で、私営製薬企業により生産されている。半定量薄層クロマトグラフィー Semi-quantitative thin-layer chromatography (TLC)および溶解検査により、有効成分が国際基準を満たしているかについて評価した。サンプルの35%が一方または両方の検査で不合格となった。さらに、治療の33%はartemisinin monotherapies(アルテミシン単独療法)によって行なわれており、その大部分(78%)は、臨床的に不適切なこれらの薬剤を、市場から一掃するとのWHOが提唱に反して製造されていた。基準以下の薬剤が高い比率で蔓延り、私企業で不適切なアルテミシン単剤が製造されていることは、患者の安全を脅かし、薬剤耐性を生じることによって、将来のマラリア治療の世界的危機を招く。
[Mod.EP注-基準以下の、あるいは故意に製造された偽薬は、アフリカやアジアで良く知られている問題である。コントロールが不十分であったり、薬剤師その他の医療関係者との相談なく売られるover-the-counter saleが拡がることが、対策を困難なものにしている。偽薬や低品質薬によって、実際にはその薬剤が有効な地域で、formulationが基準以下であったり、有効成分が含まれていないために、薬剤耐性が疑われてしまう可能性もある。]
◎C#クリミアコンゴ出血熱-トルコ 20080508.1567
新たに3人がクリミアコンゴ出血熱CCHFにより死亡し、1週間の死者は5人となった。
情報源:Turkish Daily News 、5月7日。
2008年5月5日、新たに3人がクリミアコンゴ出血熱CCHFにより死亡し、1週間の死者は5人となった。Samsun県において、2人がCCHFにより死亡し、ほかに4人の同様の症状を示す患者が治療中である。57歳の男性1名は、3週間前にダニの刺咬を受け、アンカラAnakraの病院で死亡した。男性の家族の話では、Kirecoca村(Corum province)にある自宅の庭で、ダニの刺咬を受けた数日後に病院へ運んだと言う。中央部アナトリア地方シバスSivas市で、6人の小児がCCHFの疑いで監視されている。..以下、CCHDおよび対策についての解説など。
[Mod.CP注-CCHFは、3分節のゲノムを持つ1本鎖RNAウイルスで、genus _Nairovirus_ of the family _Bunyaviridae_(ブンヤウイルス科ナイロウイルス属)に分類されている。CCHFウイルスはダニ刺咬により直接ヒトに感染伝播したり、病院内の院内感染や家畜の処理の際に血液を介して感染したりする。まれな、未殺菌のミルクを介する感染もある。ダニからの感染伝播による症例は、通常散発性で、集団発生は、動物(おもに、動物自身は無症状であるヒツジ)の処分に関係する、血液を介する感染伝播があったことを示唆する。]
地図 the provinces of Turkey
○Ea#狂犬病、イヌ-英国(02):イングランド、制限解除 20080508.1570
South East Englandで検疫中の狂犬病症例:検疫保護施設の検疫が解かれた
情報源:DEFRA Information Bulletin, ref 130/08 、5月7日。
Defra (UK Department for Environment, Food and Rural Affairs、英国・環境食糧農林省)およびHealth Protection Agency健康保護局は、スリランカから持ち込まれ、英国の検疫施設に係留中の1頭のイヌが、2008年4月25日に狂犬病であることが確認されたことをうけ、徹底的な調査を行なってきた。調査は完了し、この結果をうけ、25日にこの検疫施設に課せられていた制限を解除し、狂犬病で死亡したスリランカからのイヌの到着後に、検疫期間終了により同施設から出た4頭のイヌの予防的隔離も解除された。感染犬と接触のあった、動物やヒトの全追跡調査も無事終了した。...ハイリスクとされた4頭のイヌは安楽死させられ、いずれも処分時に感染性の狂犬病ではなかったことが確認された。..
[Mod.AS注-読者らは、本症例が、「野良犬を救おう」という慈善団体によってスリランカから英国に連れてこられた、生後8週の子犬によるものであったことを記憶されているだろう。ProMED-mailでは、都市部に狂犬病が蔓延する国で捕獲された野良犬を、狂犬病排除国へ移送させる許可を与えることに、疑問を抱く。スリランカ国内の設備の整った動物保護施設に出資(資金援助)することを検討すべきである。そうすればもっと多くの動物を、長距離移動のストレスなく、ヒトや他の動物にも重大なリスクを与えずに救うことができる]
●C#炭疽、ヒト、ウシ-ペルー(リマ、ピウラ) 20080508.1571
[1] リマLima
3例の皮膚炭疽感染が確認された
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(16); 229-230 [in Spanish]、5月8日。
現状:2008年4月23日、Lima District Health Unit (DIRESA)に、Caudevilla locality(Supe District)で発生した、3例の皮膚炭疽感染が確認されたとの報告が届いた。
詳細:症例1 食肉処理場で働く29歳の男性の前腕の潰瘍性壊死性病変から、_Bacillus anthracis_感染に合致するグラム陽性鏡検結果 症例2 26歳女性、左手第2指のulceronecrotic skin lesion(症例1.2の2人はともに、ウシの処分を行っていた) 症例3 9歳女児、手背の病変、同じウシの処分時に内蔵の洗浄をおこなった
以下、対策など
[2] ピウラPiura: 疑いsuspected
炭疽感染可能性症例1例が報告された
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(16); 229-230 [in Spanish]、5月8日。
現状:2008年4月18日、Piura市(district and province of Piura)で炭疽感染可能性症例1例が報告された 詳細:患者は16歳の少年で、肉屋からピウラ市の別の店に肉を運んでいる 病変は上記URLで確認できる..対策など
[Mod.MHJ注-ピウラでは、最後にヒトでの症例が確認されたのは1980年代前半であるが、2004年と2005年に家畜での感染が発生している。訳に不備な点があるので、興味のある方は原文を参照されたい。紙背に照らせば、2つの報告のいずれにも登場する、非合法の食肉処理が、定常的な獣医衛生学上の問題になっているものと思われる。]
地図 Piura,Peru北西部
●C#コレラ-ミャンマー(イラワジ地区) 20080508.1572
ビルマのイラワジIrrawaddy川デルタの2つの地方(Bogalay and Laputta)で、コレラ感染流行が発生した。
情報源:The First Post、5月8日。
数十万人のサイクロンによる被災者が、苛酷な環境で水や食糧のない状態となっている、ビルマのイラワジIrrawaddy川デルタの2つの地方で、コレラ感染流行が発生した。この地域の2つの大きな町であるBogalayとLaputtaの医師らは、すでに数え切れない人々がコレラ感染で死亡したと語った。住民らは川からの水を飲料水としている。イラワジ川には、死体や動物の死骸で埋め尽くされている。Bogalay and Laputtaだけで7万人が死亡したとの、匿名の軍関係者の証言もある。...
地図 Myanmar:Irrawaddy delta(spelled Ayewarwaddy)
●C#下痢症-イラク(スレイマニア) 20080508.1572
イラク北部で下痢と嘔吐のために病院を受診するヒトの数が増加している
情報源:Middle East Online、5月3日。
イラク北部で下痢と嘔吐のために病院を受診するヒトの数が増加しており、コレラ感染流行が懸念されている。2008年4月、スレイマニアSulaimaniyahの基幹病院には、コレラに似たこのような症状の患者が1日平均25人の訪れている。(コレラ感染が)確定された患者は今のところいない。...これまでのイラクの状況など。
地図 Iraq:the city and governorate of Sulaimaniyah
●C#下痢症-インド(カルナタカ) 20080508.1572
およそ35人の胃腸炎感染流行による患者が、Metagalli(KRS Road)の感染症病院に入院中である
情報源:Star of Mysore、4月29日。
およそ35人の胃腸炎感染流行による患者が、Metagalli(KRS Road)の感染症病院に入院中である。2008年4月26日から入院患者が発生し始め、28日にその数は増加している。患者らは嘔吐と下痢を訴えている。多くは、B.M. Srinagar, Kumbarakoppal and Palahalliからの患者である。...
地図 Karnataka:India南部 [1973年までState of Mysoreと呼ばれていた]. 州都はバンガロールBangalore
●C#コレラ-ジンバブエ(Mashonaland Central) 20080508.1572
北部のリゾート地であるKariba村で、コレラ感染により、数週間に幼い子供を含む5人が死亡した
情報源:Afriquenligne 、5月8日。
ジンバブエ政府衛生当局は、2008年5月8日、北部のリゾート地であるKariba村で、コレラ感染により、数週間に幼い子供を含む5人が死亡したことを明らかにした。現地当局者は、町の2つの地区に集中しており、医師らは、付近の湖からの汚染された魚類の摂食によるものと見ていると述べた。2008年にコレラ感染が流行したのは、これで2回目となる。「コレラ菌に汚染されたraw crocodile affluentを食べた魚類を食べ、人々はコレラ菌に感染したと見ている」と説明された。2008年、ジンバブエから、コレラ感染による複数の死亡が報告されており、薬剤の不足も問題を深刻化させている。
地図 Kariba(Mashonaland Central) Zambiaとの国境地域
●C#コレラ-タンザニア(ダルエスサラーム) 20080508.1572
ダルエスサラームDar es Salaamでは、深刻なコレラ感染流行が発生している
情報源:AllAfrica & The Citizen (Dar es Salaam) 、5月6日。
およそ400万人が住む、上下水道が不十分なダルエスサラームDar es Salaamでは、深刻なコレラ感染流行が発生していると、2008年5月5日に政府当局が発表した。Temeke および Ilalaでの被害が最も深刻となっていると報告された。死者はいまのところ出ていない。3日、Chang'ombe, Yombo Vituka and Miburani surburbs(in Temeke district)からの8人の患者が入院治療中となっている。
地図 Dar es Salaam,:Tanzania東部, インド洋沿岸地域
●C#コレラ-ナミビア(クネネ) 20080508.1572
Kunene Regionでは2008年初から2168人のコレラ感染患者が報告されている。
情報源:AllAfrica & New Era (Windhoek)、4月30日。
Opuwoの北およそ120kmのOkangwati(Epupa constituency)の初発以降、Kunene Regionでは2008年初から2168人のコレラ感染患者が報告されている。51人が入院中であるが、検査で確定されたのは5例のみである。およそ13人の死亡が、コレラ感染によるものと疑われている。ほかに症状がはっきりしない2例の疑い症例がある。...
地図 Kunene:Namibia北西部の端, Ohangwenaの西
●C#コレラ-アンゴラ(ウイラ) 20080508.1572
Chibia および Lubango地区において、週末に少なくとも12人のコレラ感染患者が報告された。
情報源:Angola Press 、4月28日。
南部ウイラHuila州の衛生当局により、Chibia および Lubango地区において、週末に少なくとも12人のコレラ感染患者が報告された。2008年4月28日、公衆衛生の当局者は、Lubango districtで9例、 Chibia地区で3例発生したと述べた。同時期に11人が退院し、ほか26人が現在も治療中である。
地図 Huila
●C#赤痢-米国(ニューヨーク) 20080508.1572
ユダヤ教徒Orthodox Jewishが住む2つの地域で、2008年に150人以上の赤痢患者が発生し、半数以上は幼小児である。
情報源:New York City Department of Health、5月2日。
2008年5月2日、Brooklynのthe Borough Park and Williamsburg communitiesの、正統派ユダヤ教徒Orthodox Jewishの住民らに、腸管感染症である赤痢の感染流行が発生中であることを通知した。2008年のこれまでに、この2つの地域で150人以上の赤痢患者が発生し、半数以上は幼小児である。最も被害が大きいのは、zip code 11219 [in Borough Park]の地域で、60人が感染した。..赤痢は、保育所や幼稚園では、容易に感染が拡大する。保護者や教師らは、子供たちの手洗いを徹底させるよう注意が必要である。非常に少ない赤痢菌_Shigella_ bacteriaでも感染が起こる。...近年、赤痢の大規模な流行が、Borough Park, Williamsburg、その他のNew York州, New Jersey, Illinois, Maryland and Canadaの、ユダヤ人社会(traditionally observant Jewish communities)で発生している。2006年、ニューヨーク市で約274人の赤痢感染が報告され、人口10万対比3.4例となっている。
地図 Brooklynは、New York Cityに5つあるboroughs(区)の1つ;the Bronxが主島にあり、Staten Island と Manhattanは各々の名前の島にあって、Brooklyn と QueensはLong Islandの西側に位置する
●C#ボツリヌス中毒-ロシア(サマラSamara) 20080508.1573
自家製のマッシュルームまたは魚類(食品)の摂取による、2件のボツリヌス中毒が報告されている。
情報源:IA Regnum [trans]、4月30日。
Tolyatti Municipalityの広報によると、2008年第1四半期に2件のボツリヌス中毒が報告されている。いずれも、自家製のマッシュルームまたは魚類 (食品)の摂取によるものであった。2007年には、5件、7人のボツリヌス中毒が報告されている。このうち4件の感染源が、自家製の魚類の缶詰で、3件 が自家製の魚類の干物であった。
[Mod.NP注-ボツリヌス中毒に関しては、ロシア各地からたびたび報告されている。2008年4月には、Moscow, Rostov oblast, Buryatiaにおける集団発生の報告があった。おそらく、症例のすべてがインターネット上で入手できるわけではないと思われる。寒い時期が過ぎ、前年 からの貯蔵食品を使用し始めるだろう。ロシアから、ボツリヌス中毒に関する報告が多数寄せられてはいるが、WHOによると、最もボツリヌス中毒が多く発生 しているのは、グルジアである。2006年中に、グルジアで40件のボツリヌス中毒が発生した。]
地図 Samara
●Ea#アフラトキシン、ウマの飼料-米国(各州)、回収 20080508.1574
高濃度のアフラトキシンAflatoxinが含有されている疑いがある、ウマの飼料の商品回収を発表した。
情報源:The Horse.com, Article 11810、5月5日。
Land O'Lakes Purina Feed LLC社は、3つの東海岸にある工場で生産されたウマの飼料の商品回収を発表した。高濃度のアフラトキシンAflatoxinが含有されている疑いがあ る。アフラトキシンは、マイコトキシンの1種で、真菌アスペルギルス_Aspergillus_ spp.が産生する、二次代謝物である。..
商品の詳細など...原文参照願います。
●C#ムンプス、学生-英国(ロンドン) 20080508.1575
Kingston University の学生らの間で、4月に20人のムンプス感染が疑われる患者が報告され、ワクチン接種が勧告されている。
情報源:Your Local Guardian online、5月6日。
Kingston University [London, UK]の学生らは、2008年4月に20人のムンプス感染が疑われる患者が報告されたことを受け、今週、緊急の予防接種クリニックを受診するよう勧告されている。すでに5人の学生は、この非常に感染力の強いウイルスに感染していたとの診断を受けている。感染により、首と顔が腫れ、発熱、耳痛があり、重症例では聴覚障害や腹部の激痛をきたすこともある。12歳以上の男性では、厚顔炎を起こすこともあり、まれに不妊となる。学内でさらに患者が増える可能性があり、2005年の再来と恐れられている。当時548人の教員と学生が接種を受けた。....以下、原文参照願います。
[Mod.CP注-患者の大半は、何らかの理由で、小児期に、完全な免疫賦与に必要な2回のMMRワクチンを、1回のみ、または全く受けていなかった可能性が高い。]
地図 Kingston-on-Thames:the site of Kingston University London, London中心部わずか南西
●C#チクングニア-シンガポール、インドネシアからの輸入 20080508.1576
国内17例目の蚊族媒介性のチクングニア感染患者を確認した。13例の自国内感染例が発生し、一方、4例が海外で同ウイルスに感染している。
情報源:China View、5月8日。
シンガポール保健省は、2008年5月3日、国内17例目の蚊族媒介性のチクングニア感染患者を確認した。同省は、この最新の患者は男性で、海外でチクングニアに感染したことが疑われた、新たな4人の患者のうちの1人であることを明らかにした。この男性は、1ヶ月前に、ジャカルタJakartaのJagorawi Golf and Country Club で、ゴルフのプレーした際に、チクングニアウイルスに感染したものと見られている。現在、感染力のある時期は過ぎている。2008年1月14日に、初めての国内での感染伝播症例が確認されて以来、これまでに13例の自国内感染例が発生し、一方、4例が海外で同ウイルスに感染している。チクングニアウイルスはシンガポール国内に侵入している可能性があり、(国内に)ヤブカ属_Aedes_が存在することから、現在も感染流行の恐れがあると、広報担当者が述べた。デング熱ウイルス同様、チクングニアウイルスもヤブカ属の蚊族により伝播される。現在、発熱、関節痛、悪寒、嘔気を特徴とする、 チクングニア熱に対するワクチンはない。チクングニア熱回避のための最良の方法は、建物周囲の蚊族繁殖場所の撤去と、蚊族の刺咬からみを守ることである。
[Mod.TY注-節足動物が媒介するウイルスが、感染してウイルス血症となったヒトによって、いかにして素早くある地域から他の地域へ伝播されるかを示す一例である。行き先に伝播能力のあるベクターが存在する場合、感染流行開始のリスクは現実的となる。最も劇的な長距離間移動の例は、2007年、感染したインドからの個人旅行者によって持ち込まれたことにより、イタリアで発生したチクングニア感染流行である(20071210.3980)。]
地図 Singapore and Indonesia
●C#チクングニア-インド(ケララ州) 20080508.1576
およそ130人のチクングニア感染疑い患者が報告されている
情報源:Thaindian News、5月8日。
ケララKerala州Kasargod地区Panathadi村から、2008年5月8日、チクングニア感染が疑われる流行が報告された。カルナタカKarnataka州との境界にある村である。地区衛生当局者は、およそ130人のチクングニア感染疑い患者が報告されていると述べた。発熱と関節痛を訴えており、Alleppey (in Kerala)のウイルス研究所に血液検体を送付したと説明した。2007年、ケララ州南部でチクングニア感染流行が発生している。チクングニアはヤブカ属・蚊族によって伝播される。
地図 India
●05-08(0509-0100)#C#手足口病-中国、アジア(05) 20080508.1577
[1]5月8日現在、中国国内で30人の死亡が発生している
情報源:China View, Xinhua News Agency、5月8日。
感染症である手足口病hand, foot and mouth disease (HFMD)により、2008年5月8日現在、中国国内で30人の死亡が発生していることが、各省衛生当局からの確定死亡報告に基づく統計から判った。手足口病の原因であるenterovirus 71 (EV71)の感染により、海南省Hainan Provinceで2人の小児が死亡したと、8日に省当局が発表した。死亡した日時は明らかにされていない。同省衛視衛陶局による最新の数字によると、8日までに180例のHFMD患者が報告されおり、このうち5例でEV71ウイルスの感染が確認されている。7日、中央部湖南省Hunanおよび南東部広西荘族自治区でも、同地域初で、各1例のみの死亡が報告されている。
[2]21502例のHFMD感染患者を報告し、30例が死亡している。
情報源:China View, Xinhua News Agency、5月8日。
中国政府は、208年のこれまでに、21502例のHFMD感染患者を報告し、30例が死亡している。7日には、19962例であった。数位の増加は、事態の悪化を示すものではなく、衛生省がHFMDを届け出義務のある、クラスC感染症としたことによるものである。東部山東省Shandong Provinceは、8日、1440例のHFMD患者を報告した。最南端の海南省では、感染者数を180人に更新し、北西部青海省Qinghai Provinceも8日、10例に更新した。山東省衛生当局は、grassroots hospitals(地方病院)に対し、5歳以下の発熱患者は、より良好な治療が受けられるよう、ただちに大規模な病院へ転送するよう通達を出した。これまで、感染流行により死亡した30人の死因の多くが、EV71とされている。すべての犠牲者のうち、22人は安徽省、3人は広東省、2人は海南省、残りは、浙江省、広西荘族自治区、湖南省で発生した。
[ModCP注-中国国内でのHFMD感染流行は拡大が続いており、死者の数は30人となった。しかし、現在感染が発生している20省のうち、死者の報告があったのは6省のみであり、そのうち22人は、安徽省の1つの都市で発生した。]
地図 China
◎Ea#仮性狂犬病 Pseudorabies、ブタ-米国(ミシガンMI州) 20080508.1578
19頭のsport swineを所有する農場で、仮性狂犬病の感染流行が発生している
情報源:The Chicago Tribune 、5月7日。
Saginaw Countyの私有のgame ranch(牧場)で、感染力の強いブタのウイルスが確認された。19頭のsport swineを所有する農場で、仮性狂犬病の感染流行が発生していることが、検査機関で確認された。Pseudorabies (PRV)は、生まれたばかりの子ブタを死亡させる、非常に感染力の強いウイルス性疾患である。まれに、ネコやイヌが突然死することがある。ウシ、ヒツジ、シカにも感染することがあるが、ヒトに感染することはない。狂犬病とは無関係である。...以下、長文。
[ModTG注-Pseudorabiesは、主にブタなどの家畜や野生動物にも感染することのある、世界中に存在する、急性で致死性になることの多い疾患である。pseudorabies virus が、米国で重要な病原体として登場したのは1960年代のことであり、屋内でブタを飼育することが増えたためか、あるいは強毒性の株が新興したことが主な原因と考えられる。狂犬病類似の症状が見られることから、 "mad itch" とも呼ばれる。米国では、届け出義務のある疾患であり、ほとんどの地域で排除されている。ミシガン州は、USDAの基準により、数年以上前から清浄化されていた。1902年にハンガリーで初めてウシやイヌの病気として確認され、間もなく、ブタがウイルスの自然宿主であると同時に、死亡することもあることが判ってきた。発見者の名にちなんで、Aujesky's diseaseとも呼ばれている。Pseudorabies virus は、DNAヘルペスウイルスである。ブタが唯一の自然宿主であるにも関わらず、ウシ、ヒツジ、ネコ、イヌ、ヤギ、そしてアライグマ、オポッサム、スカンク、齧歯類などの野生動物にも感染する。実験的には、rhesus monkeysやmarmosets にも感受性があるが、チンパンジーには感受性がなかった。ヒトでの感染の報告は限定的で、ウイルスの分離ではなく、seroconversion血清抗体出現による診断である。ウマでの感染もまれである。1種類の血清型頭玲弖いるが、モノクローナル抗体処理、制限エンドヌクレアーゼアッセイ、および熱・トリプシン不活化マーカーを用いた、ウイルス株の違いが確認されている。ウイルスの感染伝播は、鼻-鼻、もしくは、糞口感染による。エアロゾル化したウイルスによる、間接的な感染伝播もしばしば起こる。湿度55%の空気中で最大7時間ウイルスが生存する。イングランドのデータでは、エアロゾルとして2kmまで移動した。塩素化されていない井戸水中では7時間、酸素化された礁湖や芝生、土壌、糞便などでは2日間生存するなどのデータの紹介。エンベロープを持ち、乾燥、日光、高熱(37℃)で不活化される。イヌなどは最終宿主であるが、感染後2-3日間生存する。ベクターとしての昆虫に関しては、調査中であるが、鳥類は感染伝播に寄与していない。臨床症状は、感染動物の年齢により、若いブタは感受性が高く、生後7日未満の子ブタでは、致死率は100%に及ぶ。通常、中枢神経症状(e.g., tremors and paddling)が見られる。...以下、症状、感染・繁殖・分離部位、ウイルス排出期間(感染2-5日後から)、治療(副腎ステロイド)、病変、顕微鏡的病理所見、診断法(血清診断も含む)、治療法(感染後のワクチン接種)、排除戦略。]
上記の出典1・出典2
○マラリア-アフリカ:低品質および偽薬
○クリミアコンゴ出血熱-トルコ
○狂犬病、イヌ-英国(02)、制限解除
○炭疽、ヒト、ウシ-ペルー
○コレラ、下痢症、赤痢 最新状況2008(25)
ミャンマー、イラク、インド、ジンバブエ
タンザニア、ナミビア、アンゴラ、米国
○ボツリヌス中毒-ロシア
○アフラトキシン、ウマのエサ-米国、回収
○ムンプス、学生-英国
○チクングニア(18):シンガポール インドネシアから、インド
○手足口病-アジア(05):中国
○仮性狂犬病Pseudorabies、ブタ-米国
●C#マラリア-アフリカ:低品質または偽薬 Archive Number 20080508.1566
サンプルの35%が検査で不合格となった。治療の33%はartemisinin monotherapies(アルテミシン単剤)によって行なわれていた。
情報源:Public Library of Science (PLoS)、5月7日。
[Reference: Bate R, Coticelli P, Tren R, Attaran A (2008): Antimalarial Drug Quality in the Most Severely Malarious Parts of Africa -- A Six Country Study. PLoS ONE 3(5): e2132 doi:10.1371/journal.pone.0002132]
多様な抗マラリア薬が、マラリアの高度侵淫地域であるアフリカ6カ国の主要都市および周辺地域で、私営製薬企業により生産されている。半定量薄層クロマトグラフィー Semi-quantitative thin-layer chromatography (TLC)および溶解検査により、有効成分が国際基準を満たしているかについて評価した。サンプルの35%が一方または両方の検査で不合格となった。さらに、治療の33%はartemisinin monotherapies(アルテミシン単独療法)によって行なわれており、その大部分(78%)は、臨床的に不適切なこれらの薬剤を、市場から一掃するとのWHOが提唱に反して製造されていた。基準以下の薬剤が高い比率で蔓延り、私企業で不適切なアルテミシン単剤が製造されていることは、患者の安全を脅かし、薬剤耐性を生じることによって、将来のマラリア治療の世界的危機を招く。
[Mod.EP注-基準以下の、あるいは故意に製造された偽薬は、アフリカやアジアで良く知られている問題である。コントロールが不十分であったり、薬剤師その他の医療関係者との相談なく売られるover-the-counter saleが拡がることが、対策を困難なものにしている。偽薬や低品質薬によって、実際にはその薬剤が有効な地域で、formulationが基準以下であったり、有効成分が含まれていないために、薬剤耐性が疑われてしまう可能性もある。]
◎C#クリミアコンゴ出血熱-トルコ 20080508.1567
新たに3人がクリミアコンゴ出血熱CCHFにより死亡し、1週間の死者は5人となった。
情報源:Turkish Daily News 、5月7日。
2008年5月5日、新たに3人がクリミアコンゴ出血熱CCHFにより死亡し、1週間の死者は5人となった。Samsun県において、2人がCCHFにより死亡し、ほかに4人の同様の症状を示す患者が治療中である。57歳の男性1名は、3週間前にダニの刺咬を受け、アンカラAnakraの病院で死亡した。男性の家族の話では、Kirecoca村(Corum province)にある自宅の庭で、ダニの刺咬を受けた数日後に病院へ運んだと言う。中央部アナトリア地方シバスSivas市で、6人の小児がCCHFの疑いで監視されている。..以下、CCHDおよび対策についての解説など。
[Mod.CP注-CCHFは、3分節のゲノムを持つ1本鎖RNAウイルスで、genus _Nairovirus_ of the family _Bunyaviridae_(ブンヤウイルス科ナイロウイルス属)に分類されている。CCHFウイルスはダニ刺咬により直接ヒトに感染伝播したり、病院内の院内感染や家畜の処理の際に血液を介して感染したりする。まれな、未殺菌のミルクを介する感染もある。ダニからの感染伝播による症例は、通常散発性で、集団発生は、動物(おもに、動物自身は無症状であるヒツジ)の処分に関係する、血液を介する感染伝播があったことを示唆する。]
地図 the provinces of Turkey
○Ea#狂犬病、イヌ-英国(02):イングランド、制限解除 20080508.1570
South East Englandで検疫中の狂犬病症例:検疫保護施設の検疫が解かれた
情報源:DEFRA Information Bulletin, ref 130/08 、5月7日。
Defra (UK Department for Environment, Food and Rural Affairs、英国・環境食糧農林省)およびHealth Protection Agency健康保護局は、スリランカから持ち込まれ、英国の検疫施設に係留中の1頭のイヌが、2008年4月25日に狂犬病であることが確認されたことをうけ、徹底的な調査を行なってきた。調査は完了し、この結果をうけ、25日にこの検疫施設に課せられていた制限を解除し、狂犬病で死亡したスリランカからのイヌの到着後に、検疫期間終了により同施設から出た4頭のイヌの予防的隔離も解除された。感染犬と接触のあった、動物やヒトの全追跡調査も無事終了した。...ハイリスクとされた4頭のイヌは安楽死させられ、いずれも処分時に感染性の狂犬病ではなかったことが確認された。..
[Mod.AS注-読者らは、本症例が、「野良犬を救おう」という慈善団体によってスリランカから英国に連れてこられた、生後8週の子犬によるものであったことを記憶されているだろう。ProMED-mailでは、都市部に狂犬病が蔓延する国で捕獲された野良犬を、狂犬病排除国へ移送させる許可を与えることに、疑問を抱く。スリランカ国内の設備の整った動物保護施設に出資(資金援助)することを検討すべきである。そうすればもっと多くの動物を、長距離移動のストレスなく、ヒトや他の動物にも重大なリスクを与えずに救うことができる]
●C#炭疽、ヒト、ウシ-ペルー(リマ、ピウラ) 20080508.1571
[1] リマLima
3例の皮膚炭疽感染が確認された
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(16); 229-230 [in Spanish]、5月8日。
現状:2008年4月23日、Lima District Health Unit (DIRESA)に、Caudevilla locality(Supe District)で発生した、3例の皮膚炭疽感染が確認されたとの報告が届いた。
詳細:症例1 食肉処理場で働く29歳の男性の前腕の潰瘍性壊死性病変から、_Bacillus anthracis_感染に合致するグラム陽性鏡検結果 症例2 26歳女性、左手第2指のulceronecrotic skin lesion(症例1.2の2人はともに、ウシの処分を行っていた) 症例3 9歳女児、手背の病変、同じウシの処分時に内蔵の洗浄をおこなった
以下、対策など
[2] ピウラPiura: 疑いsuspected
炭疽感染可能性症例1例が報告された
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(16); 229-230 [in Spanish]、5月8日。
現状:2008年4月18日、Piura市(district and province of Piura)で炭疽感染可能性症例1例が報告された 詳細:患者は16歳の少年で、肉屋からピウラ市の別の店に肉を運んでいる 病変は上記URLで確認できる..対策など
[Mod.MHJ注-ピウラでは、最後にヒトでの症例が確認されたのは1980年代前半であるが、2004年と2005年に家畜での感染が発生している。訳に不備な点があるので、興味のある方は原文を参照されたい。紙背に照らせば、2つの報告のいずれにも登場する、非合法の食肉処理が、定常的な獣医衛生学上の問題になっているものと思われる。]
地図 Piura,Peru北西部
●C#コレラ-ミャンマー(イラワジ地区) 20080508.1572
ビルマのイラワジIrrawaddy川デルタの2つの地方(Bogalay and Laputta)で、コレラ感染流行が発生した。
情報源:The First Post、5月8日。
数十万人のサイクロンによる被災者が、苛酷な環境で水や食糧のない状態となっている、ビルマのイラワジIrrawaddy川デルタの2つの地方で、コレラ感染流行が発生した。この地域の2つの大きな町であるBogalayとLaputtaの医師らは、すでに数え切れない人々がコレラ感染で死亡したと語った。住民らは川からの水を飲料水としている。イラワジ川には、死体や動物の死骸で埋め尽くされている。Bogalay and Laputtaだけで7万人が死亡したとの、匿名の軍関係者の証言もある。...
地図 Myanmar:Irrawaddy delta(spelled Ayewarwaddy)
●C#下痢症-イラク(スレイマニア) 20080508.1572
イラク北部で下痢と嘔吐のために病院を受診するヒトの数が増加している
情報源:Middle East Online、5月3日。
イラク北部で下痢と嘔吐のために病院を受診するヒトの数が増加しており、コレラ感染流行が懸念されている。2008年4月、スレイマニアSulaimaniyahの基幹病院には、コレラに似たこのような症状の患者が1日平均25人の訪れている。(コレラ感染が)確定された患者は今のところいない。...これまでのイラクの状況など。
地図 Iraq:the city and governorate of Sulaimaniyah
●C#下痢症-インド(カルナタカ) 20080508.1572
およそ35人の胃腸炎感染流行による患者が、Metagalli(KRS Road)の感染症病院に入院中である
情報源:Star of Mysore、4月29日。
およそ35人の胃腸炎感染流行による患者が、Metagalli(KRS Road)の感染症病院に入院中である。2008年4月26日から入院患者が発生し始め、28日にその数は増加している。患者らは嘔吐と下痢を訴えている。多くは、B.M. Srinagar, Kumbarakoppal and Palahalliからの患者である。...
地図 Karnataka:India南部 [1973年までState of Mysoreと呼ばれていた]. 州都はバンガロールBangalore
●C#コレラ-ジンバブエ(Mashonaland Central) 20080508.1572
北部のリゾート地であるKariba村で、コレラ感染により、数週間に幼い子供を含む5人が死亡した
情報源:Afriquenligne 、5月8日。
ジンバブエ政府衛生当局は、2008年5月8日、北部のリゾート地であるKariba村で、コレラ感染により、数週間に幼い子供を含む5人が死亡したことを明らかにした。現地当局者は、町の2つの地区に集中しており、医師らは、付近の湖からの汚染された魚類の摂食によるものと見ていると述べた。2008年にコレラ感染が流行したのは、これで2回目となる。「コレラ菌に汚染されたraw crocodile affluentを食べた魚類を食べ、人々はコレラ菌に感染したと見ている」と説明された。2008年、ジンバブエから、コレラ感染による複数の死亡が報告されており、薬剤の不足も問題を深刻化させている。
地図 Kariba(Mashonaland Central) Zambiaとの国境地域
●C#コレラ-タンザニア(ダルエスサラーム) 20080508.1572
ダルエスサラームDar es Salaamでは、深刻なコレラ感染流行が発生している
情報源:AllAfrica & The Citizen (Dar es Salaam) 、5月6日。
およそ400万人が住む、上下水道が不十分なダルエスサラームDar es Salaamでは、深刻なコレラ感染流行が発生していると、2008年5月5日に政府当局が発表した。Temeke および Ilalaでの被害が最も深刻となっていると報告された。死者はいまのところ出ていない。3日、Chang'ombe, Yombo Vituka and Miburani surburbs(in Temeke district)からの8人の患者が入院治療中となっている。
地図 Dar es Salaam,:Tanzania東部, インド洋沿岸地域
●C#コレラ-ナミビア(クネネ) 20080508.1572
Kunene Regionでは2008年初から2168人のコレラ感染患者が報告されている。
情報源:AllAfrica & New Era (Windhoek)、4月30日。
Opuwoの北およそ120kmのOkangwati(Epupa constituency)の初発以降、Kunene Regionでは2008年初から2168人のコレラ感染患者が報告されている。51人が入院中であるが、検査で確定されたのは5例のみである。およそ13人の死亡が、コレラ感染によるものと疑われている。ほかに症状がはっきりしない2例の疑い症例がある。...
地図 Kunene:Namibia北西部の端, Ohangwenaの西
●C#コレラ-アンゴラ(ウイラ) 20080508.1572
Chibia および Lubango地区において、週末に少なくとも12人のコレラ感染患者が報告された。
情報源:Angola Press 、4月28日。
南部ウイラHuila州の衛生当局により、Chibia および Lubango地区において、週末に少なくとも12人のコレラ感染患者が報告された。2008年4月28日、公衆衛生の当局者は、Lubango districtで9例、 Chibia地区で3例発生したと述べた。同時期に11人が退院し、ほか26人が現在も治療中である。
地図 Huila
●C#赤痢-米国(ニューヨーク) 20080508.1572
ユダヤ教徒Orthodox Jewishが住む2つの地域で、2008年に150人以上の赤痢患者が発生し、半数以上は幼小児である。
情報源:New York City Department of Health、5月2日。
2008年5月2日、Brooklynのthe Borough Park and Williamsburg communitiesの、正統派ユダヤ教徒Orthodox Jewishの住民らに、腸管感染症である赤痢の感染流行が発生中であることを通知した。2008年のこれまでに、この2つの地域で150人以上の赤痢患者が発生し、半数以上は幼小児である。最も被害が大きいのは、zip code 11219 [in Borough Park]の地域で、60人が感染した。..赤痢は、保育所や幼稚園では、容易に感染が拡大する。保護者や教師らは、子供たちの手洗いを徹底させるよう注意が必要である。非常に少ない赤痢菌_Shigella_ bacteriaでも感染が起こる。...近年、赤痢の大規模な流行が、Borough Park, Williamsburg、その他のNew York州, New Jersey, Illinois, Maryland and Canadaの、ユダヤ人社会(traditionally observant Jewish communities)で発生している。2006年、ニューヨーク市で約274人の赤痢感染が報告され、人口10万対比3.4例となっている。
地図 Brooklynは、New York Cityに5つあるboroughs(区)の1つ;the Bronxが主島にあり、Staten Island と Manhattanは各々の名前の島にあって、Brooklyn と QueensはLong Islandの西側に位置する
●C#ボツリヌス中毒-ロシア(サマラSamara) 20080508.1573
自家製のマッシュルームまたは魚類(食品)の摂取による、2件のボツリヌス中毒が報告されている。
情報源:IA Regnum [trans]、4月30日。
Tolyatti Municipalityの広報によると、2008年第1四半期に2件のボツリヌス中毒が報告されている。いずれも、自家製のマッシュルームまたは魚類 (食品)の摂取によるものであった。2007年には、5件、7人のボツリヌス中毒が報告されている。このうち4件の感染源が、自家製の魚類の缶詰で、3件 が自家製の魚類の干物であった。
[Mod.NP注-ボツリヌス中毒に関しては、ロシア各地からたびたび報告されている。2008年4月には、Moscow, Rostov oblast, Buryatiaにおける集団発生の報告があった。おそらく、症例のすべてがインターネット上で入手できるわけではないと思われる。寒い時期が過ぎ、前年 からの貯蔵食品を使用し始めるだろう。ロシアから、ボツリヌス中毒に関する報告が多数寄せられてはいるが、WHOによると、最もボツリヌス中毒が多く発生 しているのは、グルジアである。2006年中に、グルジアで40件のボツリヌス中毒が発生した。]
地図 Samara
●Ea#アフラトキシン、ウマの飼料-米国(各州)、回収 20080508.1574
高濃度のアフラトキシンAflatoxinが含有されている疑いがある、ウマの飼料の商品回収を発表した。
情報源:The Horse.com, Article 11810、5月5日。
Land O'Lakes Purina Feed LLC社は、3つの東海岸にある工場で生産されたウマの飼料の商品回収を発表した。高濃度のアフラトキシンAflatoxinが含有されている疑いがあ る。アフラトキシンは、マイコトキシンの1種で、真菌アスペルギルス_Aspergillus_ spp.が産生する、二次代謝物である。..
商品の詳細など...原文参照願います。
●C#ムンプス、学生-英国(ロンドン) 20080508.1575
Kingston University の学生らの間で、4月に20人のムンプス感染が疑われる患者が報告され、ワクチン接種が勧告されている。
情報源:Your Local Guardian online、5月6日。
Kingston University [London, UK]の学生らは、2008年4月に20人のムンプス感染が疑われる患者が報告されたことを受け、今週、緊急の予防接種クリニックを受診するよう勧告されている。すでに5人の学生は、この非常に感染力の強いウイルスに感染していたとの診断を受けている。感染により、首と顔が腫れ、発熱、耳痛があり、重症例では聴覚障害や腹部の激痛をきたすこともある。12歳以上の男性では、厚顔炎を起こすこともあり、まれに不妊となる。学内でさらに患者が増える可能性があり、2005年の再来と恐れられている。当時548人の教員と学生が接種を受けた。....以下、原文参照願います。
[Mod.CP注-患者の大半は、何らかの理由で、小児期に、完全な免疫賦与に必要な2回のMMRワクチンを、1回のみ、または全く受けていなかった可能性が高い。]
地図 Kingston-on-Thames:the site of Kingston University London, London中心部わずか南西
●C#チクングニア-シンガポール、インドネシアからの輸入 20080508.1576
国内17例目の蚊族媒介性のチクングニア感染患者を確認した。13例の自国内感染例が発生し、一方、4例が海外で同ウイルスに感染している。
情報源:China View、5月8日。
シンガポール保健省は、2008年5月3日、国内17例目の蚊族媒介性のチクングニア感染患者を確認した。同省は、この最新の患者は男性で、海外でチクングニアに感染したことが疑われた、新たな4人の患者のうちの1人であることを明らかにした。この男性は、1ヶ月前に、ジャカルタJakartaのJagorawi Golf and Country Club で、ゴルフのプレーした際に、チクングニアウイルスに感染したものと見られている。現在、感染力のある時期は過ぎている。2008年1月14日に、初めての国内での感染伝播症例が確認されて以来、これまでに13例の自国内感染例が発生し、一方、4例が海外で同ウイルスに感染している。チクングニアウイルスはシンガポール国内に侵入している可能性があり、(国内に)ヤブカ属_Aedes_が存在することから、現在も感染流行の恐れがあると、広報担当者が述べた。デング熱ウイルス同様、チクングニアウイルスもヤブカ属の蚊族により伝播される。現在、発熱、関節痛、悪寒、嘔気を特徴とする、 チクングニア熱に対するワクチンはない。チクングニア熱回避のための最良の方法は、建物周囲の蚊族繁殖場所の撤去と、蚊族の刺咬からみを守ることである。
[Mod.TY注-節足動物が媒介するウイルスが、感染してウイルス血症となったヒトによって、いかにして素早くある地域から他の地域へ伝播されるかを示す一例である。行き先に伝播能力のあるベクターが存在する場合、感染流行開始のリスクは現実的となる。最も劇的な長距離間移動の例は、2007年、感染したインドからの個人旅行者によって持ち込まれたことにより、イタリアで発生したチクングニア感染流行である(20071210.3980)。]
地図 Singapore and Indonesia
●C#チクングニア-インド(ケララ州) 20080508.1576
およそ130人のチクングニア感染疑い患者が報告されている
情報源:Thaindian News、5月8日。
ケララKerala州Kasargod地区Panathadi村から、2008年5月8日、チクングニア感染が疑われる流行が報告された。カルナタカKarnataka州との境界にある村である。地区衛生当局者は、およそ130人のチクングニア感染疑い患者が報告されていると述べた。発熱と関節痛を訴えており、Alleppey (in Kerala)のウイルス研究所に血液検体を送付したと説明した。2007年、ケララ州南部でチクングニア感染流行が発生している。チクングニアはヤブカ属・蚊族によって伝播される。
地図 India
●05-08(0509-0100)#C#手足口病-中国、アジア(05) 20080508.1577
[1]5月8日現在、中国国内で30人の死亡が発生している
情報源:China View, Xinhua News Agency、5月8日。
感染症である手足口病hand, foot and mouth disease (HFMD)により、2008年5月8日現在、中国国内で30人の死亡が発生していることが、各省衛生当局からの確定死亡報告に基づく統計から判った。手足口病の原因であるenterovirus 71 (EV71)の感染により、海南省Hainan Provinceで2人の小児が死亡したと、8日に省当局が発表した。死亡した日時は明らかにされていない。同省衛視衛陶局による最新の数字によると、8日までに180例のHFMD患者が報告されおり、このうち5例でEV71ウイルスの感染が確認されている。7日、中央部湖南省Hunanおよび南東部広西荘族自治区でも、同地域初で、各1例のみの死亡が報告されている。
[2]21502例のHFMD感染患者を報告し、30例が死亡している。
情報源:China View, Xinhua News Agency、5月8日。
中国政府は、208年のこれまでに、21502例のHFMD感染患者を報告し、30例が死亡している。7日には、19962例であった。数位の増加は、事態の悪化を示すものではなく、衛生省がHFMDを届け出義務のある、クラスC感染症としたことによるものである。東部山東省Shandong Provinceは、8日、1440例のHFMD患者を報告した。最南端の海南省では、感染者数を180人に更新し、北西部青海省Qinghai Provinceも8日、10例に更新した。山東省衛生当局は、grassroots hospitals(地方病院)に対し、5歳以下の発熱患者は、より良好な治療が受けられるよう、ただちに大規模な病院へ転送するよう通達を出した。これまで、感染流行により死亡した30人の死因の多くが、EV71とされている。すべての犠牲者のうち、22人は安徽省、3人は広東省、2人は海南省、残りは、浙江省、広西荘族自治区、湖南省で発生した。
[ModCP注-中国国内でのHFMD感染流行は拡大が続いており、死者の数は30人となった。しかし、現在感染が発生している20省のうち、死者の報告があったのは6省のみであり、そのうち22人は、安徽省の1つの都市で発生した。]
地図 China
◎Ea#仮性狂犬病 Pseudorabies、ブタ-米国(ミシガンMI州) 20080508.1578
19頭のsport swineを所有する農場で、仮性狂犬病の感染流行が発生している
情報源:The Chicago Tribune 、5月7日。
Saginaw Countyの私有のgame ranch(牧場)で、感染力の強いブタのウイルスが確認された。19頭のsport swineを所有する農場で、仮性狂犬病の感染流行が発生していることが、検査機関で確認された。Pseudorabies (PRV)は、生まれたばかりの子ブタを死亡させる、非常に感染力の強いウイルス性疾患である。まれに、ネコやイヌが突然死することがある。ウシ、ヒツジ、シカにも感染することがあるが、ヒトに感染することはない。狂犬病とは無関係である。...以下、長文。
[ModTG注-Pseudorabiesは、主にブタなどの家畜や野生動物にも感染することのある、世界中に存在する、急性で致死性になることの多い疾患である。pseudorabies virus が、米国で重要な病原体として登場したのは1960年代のことであり、屋内でブタを飼育することが増えたためか、あるいは強毒性の株が新興したことが主な原因と考えられる。狂犬病類似の症状が見られることから、 "mad itch" とも呼ばれる。米国では、届け出義務のある疾患であり、ほとんどの地域で排除されている。ミシガン州は、USDAの基準により、数年以上前から清浄化されていた。1902年にハンガリーで初めてウシやイヌの病気として確認され、間もなく、ブタがウイルスの自然宿主であると同時に、死亡することもあることが判ってきた。発見者の名にちなんで、Aujesky's diseaseとも呼ばれている。Pseudorabies virus は、DNAヘルペスウイルスである。ブタが唯一の自然宿主であるにも関わらず、ウシ、ヒツジ、ネコ、イヌ、ヤギ、そしてアライグマ、オポッサム、スカンク、齧歯類などの野生動物にも感染する。実験的には、rhesus monkeysやmarmosets にも感受性があるが、チンパンジーには感受性がなかった。ヒトでの感染の報告は限定的で、ウイルスの分離ではなく、seroconversion血清抗体出現による診断である。ウマでの感染もまれである。1種類の血清型頭玲弖いるが、モノクローナル抗体処理、制限エンドヌクレアーゼアッセイ、および熱・トリプシン不活化マーカーを用いた、ウイルス株の違いが確認されている。ウイルスの感染伝播は、鼻-鼻、もしくは、糞口感染による。エアロゾル化したウイルスによる、間接的な感染伝播もしばしば起こる。湿度55%の空気中で最大7時間ウイルスが生存する。イングランドのデータでは、エアロゾルとして2kmまで移動した。塩素化されていない井戸水中では7時間、酸素化された礁湖や芝生、土壌、糞便などでは2日間生存するなどのデータの紹介。エンベロープを持ち、乾燥、日光、高熱(37℃)で不活化される。イヌなどは最終宿主であるが、感染後2-3日間生存する。ベクターとしての昆虫に関しては、調査中であるが、鳥類は感染伝播に寄与していない。臨床症状は、感染動物の年齢により、若いブタは感受性が高く、生後7日未満の子ブタでは、致死率は100%に及ぶ。通常、中枢神経症状(e.g., tremors and paddling)が見られる。...以下、症状、感染・繁殖・分離部位、ウイルス排出期間(感染2-5日後から)、治療(副腎ステロイド)、病変、顕微鏡的病理所見、診断法(血清診断も含む)、治療法(感染後のワクチン接種)、排除戦略。]
上記の出典1・出典2
2008年5月7日
タイトル
○手足口病-アジア(04):中国、マカオ
○豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(03):土着感染
●C#手足口病-中国、マカオ、アジア(04) Archive Number 20080507.1561
[1] 中国 - 大陸本土 mainland provinces
手足口病の患者数は、7日、16778人に急増し、28人が死亡した。
情報源:China view, Xinhua News agency、5月7日。
手足口病hand, foot and mouth disease (HFMD)の患者数は、2008年5月7日、16778人に急増し、28人が死亡した。5日には15799人であった。患者数の急増は、事態の悪化ではなく、中国衛生省が、HFMDを報告が必要なclass C epidemicに分類を変更したためである。北部内モンゴル自治区から131例の散発感染が報告された。最も被害が大きいDengkou郡では、幼稚園が閉鎖され、小学校で朝の健康確認を行うよう指示された。.以下、天津Tianjin の134例、北西部・青海省の9例、東部にある最大の発生カ所・安徽省の6545例の報告と、死亡例の発生地内訳など...
[2] 中国 - マカオMacao S.A.R.
およそ79例のHFMD感染患者が確認されており、このうち4例は、EV71による感染であることが確定された。
情報源:China view, Xinhua News agency 、5月7日。
マカオMacaoにおいて、およそ79例のHFMD感染患者が確認されており、このうち4例は、EV71による感染であることが確定されたと、7日にマカオの衛生当局が発表した。最多の感染発生があったのは、creche(保育所)で、14人がHFMDと診断され、4人の便検体からEV71が検出された。...いずれの症状も重篤なものはない。...
[3] 中国 - WHO
中国のエンテロウイルスEnterovirus感染状況 -- 更新 -- 2008年5月7日
安徽省の阜陽市の乳幼児の間で、死者22人を含む4496人の、EV71による手足口病患者が報告されている。
情報源:WHO Epidemic and Pandemic Alert and Response、5月7日。
2008年5月5日現在、中国・安徽省の阜陽市の乳幼児の間で、死者22人を含む4496人の、エンテロウイルス71enterovirus 71 (EV71)による手足口病患者が報告されている。現在、1391例が入院治療中であり、5日連続して、新たな死亡例の報告はない。5月2日、中国はHFMDを届出疾患に指定した。この報告方針の変更と国民の疾患に対する関心の深まりによって、今後数週間から数ヶ月間にわたって、安徽省および中国の他の地域から報告される患者数が増加することが見込まれる。中国政府は、安徽省およびその他の地域の疾患対策に対して、強力な技術的・政策的介入を行うことをWHOに確約した。サーベイランス強化に加え、エンテロウイルス感染には特異的な治療法がなく、ワクチンもないことから、全国的な保健キャンペーン(啓蒙活動)を展開し、手洗いを中心として個人的な衛生遵守を強調している。追加の人的資源として、衛生省から小児医療従事者が派遣されている。HFMDは、ありふれた、通常は軽い小児の疾患である。EV71は、HFMD感染流行の原因となることの多いウイルスの1つで、症例の一部で神経学的疾患を伴うことがある。1997年以降、アジア太平洋地域では、多数のEV71 HFMD感染流行が発生している。この地域の中で、感染流行の報告のあったのは、マレーシア(1997), 台湾 , 中国 (1998), オーストラリア(1999) シンガポール (2000)である。WHOは、中国に関する旅行および取引に関するいかなる制限も勧めていないが、個人の衛生遵守の強化による予防の必要性についてを強調している。
[ModCP注-報告患者数の増加は、事態の悪化を示すものではなく、主に、HFMDを報告義務のあるclass C epidemicとした、最近の衛生省の指示によるものである。現在、20の省でHFMD感染流行が発生しており、死者の数は28人に増加した。新たな死者の発生は、複数の省に拡大している。一方、最悪の被害が出ている安徽省の死者数は22人のままである。]
地図1 China
地図2 China and Macao
○Ea#豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(03):土着感染 20080507.1562
20080422.1429に関連しての反論:ベトナムの動物衛生報告は透明性が保たれている。
投稿者:ベトナム・Department of Animal Health,Do Huu Dung, DVM, MPhil. 、5月6日。
OIEの加盟国には、一度国内で土着感染[原文にあるepidemicは、おそらくenndemicのtypoであろう] が発生した疾患に関しては、その疾患について、OIEに対し緊急報告することを求められていない。このため、半期または年次報告によって感染流行に関するデータが提出されることとなる。ベトナムは動物衛生情報に関して、現在も透明性が保たれていることを、改めて確認したい。
[Mod.AS注-この情報からすると、ベトナムにおいて、PRRS (locally named "Blue ear pig disease")は、土着感染していると結論されているのだろう。]
○手足口病-アジア(04):中国、マカオ
○豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(03):土着感染
●C#手足口病-中国、マカオ、アジア(04) Archive Number 20080507.1561
[1] 中国 - 大陸本土 mainland provinces
手足口病の患者数は、7日、16778人に急増し、28人が死亡した。
情報源:China view, Xinhua News agency、5月7日。
手足口病hand, foot and mouth disease (HFMD)の患者数は、2008年5月7日、16778人に急増し、28人が死亡した。5日には15799人であった。患者数の急増は、事態の悪化ではなく、中国衛生省が、HFMDを報告が必要なclass C epidemicに分類を変更したためである。北部内モンゴル自治区から131例の散発感染が報告された。最も被害が大きいDengkou郡では、幼稚園が閉鎖され、小学校で朝の健康確認を行うよう指示された。.以下、天津Tianjin の134例、北西部・青海省の9例、東部にある最大の発生カ所・安徽省の6545例の報告と、死亡例の発生地内訳など...
[2] 中国 - マカオMacao S.A.R.
およそ79例のHFMD感染患者が確認されており、このうち4例は、EV71による感染であることが確定された。
情報源:China view, Xinhua News agency 、5月7日。
マカオMacaoにおいて、およそ79例のHFMD感染患者が確認されており、このうち4例は、EV71による感染であることが確定されたと、7日にマカオの衛生当局が発表した。最多の感染発生があったのは、creche(保育所)で、14人がHFMDと診断され、4人の便検体からEV71が検出された。...いずれの症状も重篤なものはない。...
[3] 中国 - WHO
中国のエンテロウイルスEnterovirus感染状況 -- 更新 -- 2008年5月7日
安徽省の阜陽市の乳幼児の間で、死者22人を含む4496人の、EV71による手足口病患者が報告されている。
情報源:WHO Epidemic and Pandemic Alert and Response、5月7日。
2008年5月5日現在、中国・安徽省の阜陽市の乳幼児の間で、死者22人を含む4496人の、エンテロウイルス71enterovirus 71 (EV71)による手足口病患者が報告されている。現在、1391例が入院治療中であり、5日連続して、新たな死亡例の報告はない。5月2日、中国はHFMDを届出疾患に指定した。この報告方針の変更と国民の疾患に対する関心の深まりによって、今後数週間から数ヶ月間にわたって、安徽省および中国の他の地域から報告される患者数が増加することが見込まれる。中国政府は、安徽省およびその他の地域の疾患対策に対して、強力な技術的・政策的介入を行うことをWHOに確約した。サーベイランス強化に加え、エンテロウイルス感染には特異的な治療法がなく、ワクチンもないことから、全国的な保健キャンペーン(啓蒙活動)を展開し、手洗いを中心として個人的な衛生遵守を強調している。追加の人的資源として、衛生省から小児医療従事者が派遣されている。HFMDは、ありふれた、通常は軽い小児の疾患である。EV71は、HFMD感染流行の原因となることの多いウイルスの1つで、症例の一部で神経学的疾患を伴うことがある。1997年以降、アジア太平洋地域では、多数のEV71 HFMD感染流行が発生している。この地域の中で、感染流行の報告のあったのは、マレーシア(1997), 台湾 , 中国 (1998), オーストラリア(1999) シンガポール (2000)である。WHOは、中国に関する旅行および取引に関するいかなる制限も勧めていないが、個人の衛生遵守の強化による予防の必要性についてを強調している。
[ModCP注-報告患者数の増加は、事態の悪化を示すものではなく、主に、HFMDを報告義務のあるclass C epidemicとした、最近の衛生省の指示によるものである。現在、20の省でHFMD感染流行が発生しており、死者の数は28人に増加した。新たな死者の発生は、複数の省に拡大している。一方、最悪の被害が出ている安徽省の死者数は22人のままである。]
地図1 China
地図2 China and Macao
○Ea#豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(03):土着感染 20080507.1562
20080422.1429に関連しての反論:ベトナムの動物衛生報告は透明性が保たれている。
投稿者:ベトナム・Department of Animal Health,Do Huu Dung, DVM, MPhil. 、5月6日。
OIEの加盟国には、一度国内で土着感染[原文にあるepidemicは、おそらくenndemicのtypoであろう] が発生した疾患に関しては、その疾患について、OIEに対し緊急報告することを求められていない。このため、半期または年次報告によって感染流行に関するデータが提出されることとなる。ベトナムは動物衛生情報に関して、現在も透明性が保たれていることを、改めて確認したい。
[Mod.AS注-この情報からすると、ベトナムにおいて、PRRS (locally named "Blue ear pig disease")は、土着感染していると結論されているのだろう。]
2008年5月6日
タイトル
○狂犬病、ヒト、イヌ-米国MN、2007年
○Strep. equi zooepidemicus,イヌ-米国WI
○ペスト、プレーリードッグ-米国CO、疑い、RFI
○手足口病-アジア(03):中国、台湾
○黄熱-南米(24):ペルー、エクアドル
○プリオン病最新状況2008(06)
○狂犬病、ネコ-アルゼンチン コウモリによる(03)
○豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(02)
●C#狂犬病、ヒト、コウモリ-米国(ミネソタMN州)、2007年
Archive Number 20080506.1545
ヒトの狂犬病感染-ミネソタMinnesota州、2007年
情報源:CDC. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2008; 57(17); 460-2 、5月2日。
2007年10月20日、ミネソタ州の住民1人が狂犬病により死亡した。初期の四肢のマヒ症状からおよそ1ヶ月後のことで、次第に弛緩性の筋力低下と失調を発症していた。2007年、米国内で報告されたヒトの狂犬病患者が、これが唯一であった。当初付けられた病名は、idiopathic transverse myelitis(特発性横断性脊髄炎)で、その後急速な悪化傾向が見られたことや発病の数ヶ月前にコウモリに曝露したとの問診事項などから、狂犬病を含めたものに変更された。..症例報告、公衆衛生調査、編集部注、参考文献..原文参照願います。
○Ea#Strep. equi zooepidemicus,イヌ-米国(ウィスコンシンWI州) 20080506.1546
動物保護施設で、10日間で7頭のイヌが死亡し、ほか2頭が発病した。
情報源:Chicago Tribune, Associated Press (AP) report 、5月3日。
致死性の細菌が、動物保護観察施設のイヌを襲ったのは3度目で、獣医学専門家は、さらにイヌの死亡が増えないよう、直ちに対策をとる必要がある。最新の流 行は、ミルウォーキーMilwaukeeから西へ16kmのHumane Animal Welfare Society of Waukesha County ( )で発生し、10日間で7頭のイヌが死亡し、ほか2頭が発病した。2008年5月2 日、ウィスコンシンWisconsin 、WI州の獣医学当局は、このイヌたちは_Streptococcus equi zooepidemicus_ に感染していたと発表した。...やや長文、原文参照願います。
●Ea#ペスト、プレーリードッグ-米国(コロラドCO州)、疑い、情報提供依頼 20080506.1552
Valmont Butteのprairie dogs、ペスト感染の疑い
情報源:Daily Camera.com 、5月2日。
Valmont Butteに生息するプレーリードッグの群れが、ペストに感染している可能性があることが、Boulder County Public Health の当局者によって明らかにされた。この徴候は、2008年5月2日に気付かれ、郡当局による調査中であるため、この小動物critterに近づかないよう、注意が呼びかけられている。当局者は、数ヶ月間に、この齧歯類の個体数が急激に減少していると述べた。2008年5月3-4日の間に採取されたノミのサンプルについて、ペストの検査が行われることになっていて、2週間以内に結果が判明する。プレーリードッグが、この丘butteの2カ所の有毒な尾鉱から野生動物やヒトを守るためのsoil capsに、穴を掘っていることが確認されたため、市当局はこのプレーリードッグを移動(移住)させる準備を進めていた。2007年以降、最大60%の個体数の増加を見込んでいたが、約75%の減少となっていた。検査結果が発表されるまで、当局はプレーリードッグの移住や毒物除去を延期している。...関連サイト
[ModTG注-プレーリードッグはペストの歩哨動物である。しばしばプレーリードッグが、地域内でペストが活動する、初兆となる。ペストは、米国内では西部地域で発見されることが多く、2008年も例外ではないと思われる。有毒な尾鉱は、プレーリードッグにとっては、legal substanceだったのだろう。ノミだけではなく、trailing pond[*記事本文はtailing pondとなっている]についても検査や、プレーリードッグの全身の解剖も行って欲しい。]
地図 Valmont Butte は 海抜1643 mの丘(Boulder County, Colorado)
●C#手足口病-中国 20080506.1553
[1] 中国:手足口病の流行、拡大続く
2008年5月5日の時点で8531人を超えた。
情報源:Rednet.cn, Links notice, China Daily report、5月6日。
手足口病に感染する中国の小児の数は、依然増え続けており、2008年5月5日の時点で8531人を超えた。患者はすべて6歳以下で、2歳以下が大部分を 占めている。この病気で合計25人が死亡した。死者のうち24人は、enterovirus 71 (EV71)と呼ばれるウイルスが原因であることが、検査により確認されている。衛生省のウェブサイトにある、HFMD予防ガイドラインによると、 HFMDの原因ウイルスは多数あるが、EV71 とthe coxsackievirus A16 (Cox A16) によるものが最も多い。中国東部・安徽省と南部・広東省の被害状況が最も深刻である。安徽省北西部の阜陽市では死者のうち22人が発生し、残る死者は広東 省で発生した。これら2つの省に次いで、北京Beijing, 江蘇省Jiangsu, 湖南省Hunan, 湖北省Hubeiの順となっている。3日、安徽省だけで新たに622人の患者が報告された。このうち362人は阜陽市で、安徽省のHFMDに感染した小児 の数は5151人に達した。...以下、北京1010人、広東省925人(4日)、HFMD感染の症状と、EV-71感染で重症化しやすいことなど...
[2] 中国:政府発表、小児に手足口病蔓延
中国国内で11900人以上の小児がHFMDに感染し、少なくとも26人が死亡した
情報源:The Canadian Press, Associated Press (AP) report、5月5日。
中国国内で11900人以上の小児がHFMDに感染し、少なくとも26人が死亡したと、政府系報道機関が伝えた。中央部安徽省と南部広東省の死者のうち 24人は、恐れられているEV-71が原因であったと、5月5日に報じられた。広東省と沿岸部浙江省で死亡した各1人も、HFMDが原因であったが、ウイ ルスの種類については現在判っていない。最も感染のひどい、安徽省・広東省・浙江省・北京で感染した小児は10212人であり、いずれも6歳以下の小児 で、2歳以下が大部分を占める。5日現在、全国で報告されている患者数は11905人で、河北省Hebei, 江蘇省Jiangsu, 湖南省Hunan, 湖北省Hubei, 陝西省Shaanxi, 江西省Jiangxi, 河南省 Henanと重慶Chongqing市で小規模な流行が発生している。...以下、原文参照願います。
[3] 中国:(浙江)省から1198人のHFMD患者報告
浙江省から、1198人のHFMD患者が報告されており、このうち1人は死亡した。
情報源:China Daily, Xinhua News Agency report、5月5日。
中国東部・浙江省から、2008年に、1198人のHFMD患者が報告されており、このうち1人は死亡した。2008年5月5日に省の衛生当局が明らかに した。4月6日、温州Wenzhou市の5才の小児が、EV-71と呼ばれる腸管ウイルスが原因の感染流行により死亡した。このほかに8人のHFMD患者 における検査で、EV-71が陽性となった。その他の報告された患者は、Cox A 16 [human coxsackievirus A 16] もしくは [an echovirus]が原因であると見られると、当局者が述べた。近年、浙江省においてHFMD感染患者数が増加していた。2005年には101人であっ たところ、2006年793人、2007年1607人と報告されている。合計26人の小児が死亡した中で、25人の死亡はEV-71感染によるものである ことが確認されている。
[Mod.MPP注-[2]の記事に、HFMDが中央レベルへ報告すべき疾患のリストに加えられたのは、つい最近のことであるとある。その結果、多くの省 が規則を変更し、患者報告数が大きく増加することが見込まれる。このとき重要なのは、報告日ではなく、発症日によって患者数を記録した流行曲線によって、 実際の感染流行の推移をモニターするよう指導することである。]
●C#手足口病-台湾 20080506.1553
CDC、2例目のエンテロウイルスを原因とする死亡を報告
重症のエンテロウイルス患者は60人で、2人が死亡した。7人が今も集中治療中で、1人は脳炎により約4ヶ月間入院したままである。
情報源:The China Post、5月6日。
公衆衛生当局は、2008年5月5日、南部・高雄Kaohsiung市の3才の男児の死亡について報告した:2008年の第2例目となるエンテロウイルス による死亡例である。..5才の姉からの感染と見られると、当局が述べた。2008年4月11日、この男児は、発熱、発疹、口腔内の痛みで発症し、翌12 日にけいれんを起こし病院で診察を受けた。入院後間もなく昏睡状態となり、懸命の治療も甲斐なく、5日後に死亡した。調査により、姉がエンテロウイルスに 感染し、13日に入院していたことが判明した。姉は重症とはならず、完全に回復している。..第1例目のエンテロウイルスによる死亡は、3月に南西部 Yunlin Countyで発生している。2008年に確認されている、重症のエンテロウイルス患者は60人に達し、このうち2人が死亡した。7人が今も集中治療を受 けており、1人は脳炎の合併症により、約4ヶ月間、入院したままである。..1998年の台湾での大規模なエンテロウイルス感染流行では405人が感染 し、78人が死亡した。最も新しい感染流行は2005年に発生し、145人が感染し15人がウイルスにより死亡している。..
[ModCP注-HFMD感染流行は、中国全体に感染が拡大しており、最大12000人の小児が感染し、26人の死亡が報告されている。安徽省では、およ そ6000人の感染があり、最悪の事態となっている。そのほとんどは、阜陽市およびその周辺地域であり、26人の死者のうちの22人が発生した。ほとんど の地域で、エンテロウイルス71が感染の原因であることが確認されている。著しく対照的に、台湾では60人の重症患者のうち2人の死亡が報告されている が、重症でない患者の数は報告されていない。台湾でもEV-71が感染流行の原因であることが確認されている。]
●C#黄熱-ペルー、南米(24) 20080506.1554
ペルーにおいて、2例の森林型黄熱感染可能性probable 患者が報告された。
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(17) [in Spanish]、5月5日。
2008年疫学第17週[20-26 Apr 2008]の間に、ペルーにおいて、2例の森林型黄熱感染可能性probable 患者が報告された。1例目は、Loreto department [state or province.と同じ]出身の、ワクチンを受けていない23才男性で、感染した場所は現在調査中となっている。2例目は、Tocache Nuevo (Tocache district and province), San Martin department出身の21才男性で、ワクチンの接種状況は不明である。この男性は、疫学第15週[4月6-12日]に発病した。第1-7週の間に、ペルーでは13例の黄熱患者が報告されている。このうち3例は診断が確定しており、6例は可能性probable例、4例は棄却された。確定患者はすべて死亡した。
地図 上記URLの情報に含まれる
●C#黄熱-エクアドル、南米(24) 20080506.1554
政府保健省は、Morona-Santiago, Napo, Orellana, Pastaza, Sucumbios, and Zamora-Chinchipeへの旅行者にワクチンを勧告している。
情報源:US Centers for Disease Control & Prevention (CDC) Travelers' Health 、5月6日。
2008年3月、エクアドルの保健省は、the Amazon Basin内の以下の地域を訪れるすべての旅行者に対し、黄熱ワクチンの予防接種を勧告した;Morona-Santiago, Napo, Orellana, Pastaza, Sucumbios, and Zamora-Chinchipe 。この情報に基づき、CDCはエクアドルに対する現在の黄熱ワクチン接種勧告の対象地域を、上記の地域を含めたものに拡大する。上記リストでは、黄熱感染の危険地域が、州の境界にまで拡げられている。この勧告は、アンデス山脈Andes Mountainsの東山麓沿いから東側に至る地域への旅行者に対する、現在のワクチン接種勧告対象に追加された。現時点では、エクアドルへの入国者に対する黄熱ワクチン接種要求は、1歳以上の、黄熱土着感染地域からの旅行者に限られている;the yellow fever endemic zone。
[Mod.TY注-森林型の黄熱感染の散発例の報告は不幸なことではあるが、ワクチンにより予防可能であることを考慮すれば、公衆衛生上の視点で言えば、都市型黄熱感染のリスクのある人口の多い地域まで拡大していないことは、幸運である。これらの国々で最近デングが感染流行したことから、ベクターのネッタイシマカ_Aedes aegypti_が存在し、都市型の黄熱発生のリスクがあることは明らかである]
○C#プリオン病最新状況2008(06) 20080506.1555
[1] 英国: National CJD Surveillance Unit - monthly statistics as of 2 May 2008
情報源:UK National CJD Surveillance Unit, monthly statistics 、5月2日。
[2] フランス: Institut de veille sanitaire - monthly report as of 30 Apr 2008
情報源:Institut de veille sanitaire - Maladie de Creutzfeldt-Jakob et maladies apparentees
[translated]、4月30日。
[3] スペイン: 2 vCJD cases in 2007 and 2008
情報源:Eurosurveillance edition 2008 > Volume 13 / Issue 15、4月10日。
[4] 英国: SEAC Annual Report 2007
情報源:Spongiform Encephalopathy Advisory Committee (SEAC): Annual Report 2007 [abbreviated and edited]、4月0日。
いずれも原文参照願います。
○Ea#狂犬病、ネコ-アルゼンチン(ブエノスアイレス)コウモリから(03) 20080506.1556
投稿者:米・Editor, ANIMAL PEOPLE、Merritt Clifton、5月6日。
20080505.1543に関しての意見、原文参照願います。
○Ea#豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(02) 20080506.1557
Blue-ear pig disease、下火に
情報源:VietNamNet、5月4日。
2008年5月2日に確認された、新たな感染流行の発生は2件のみとなり、Blue-ear pig disease(豚繁殖呼吸器障害症候群)の勢いは下火となった。しかし、獣医学当局は、気候が暖かくなり、ウイルスの生存に好適な条件となることから、感染拡大を懸念している。2日に新たに確認された感染流行は、北部Nam Dinh省と中央部Nighe An省の2つの村である。このほか、国内全体で、1143頭のブタが同ウイルスに感染し、1234頭のブタが処分された。...
○狂犬病、ヒト、イヌ-米国MN、2007年
○Strep. equi zooepidemicus,イヌ-米国WI
○ペスト、プレーリードッグ-米国CO、疑い、RFI
○手足口病-アジア(03):中国、台湾
○黄熱-南米(24):ペルー、エクアドル
○プリオン病最新状況2008(06)
○狂犬病、ネコ-アルゼンチン コウモリによる(03)
○豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(02)
●C#狂犬病、ヒト、コウモリ-米国(ミネソタMN州)、2007年
Archive Number 20080506.1545
ヒトの狂犬病感染-ミネソタMinnesota州、2007年
情報源:CDC. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2008; 57(17); 460-2 、5月2日。
2007年10月20日、ミネソタ州の住民1人が狂犬病により死亡した。初期の四肢のマヒ症状からおよそ1ヶ月後のことで、次第に弛緩性の筋力低下と失調を発症していた。2007年、米国内で報告されたヒトの狂犬病患者が、これが唯一であった。当初付けられた病名は、idiopathic transverse myelitis(特発性横断性脊髄炎)で、その後急速な悪化傾向が見られたことや発病の数ヶ月前にコウモリに曝露したとの問診事項などから、狂犬病を含めたものに変更された。..症例報告、公衆衛生調査、編集部注、参考文献..原文参照願います。
○Ea#Strep. equi zooepidemicus,イヌ-米国(ウィスコンシンWI州) 20080506.1546
動物保護施設で、10日間で7頭のイヌが死亡し、ほか2頭が発病した。
情報源:Chicago Tribune, Associated Press (AP) report 、5月3日。
致死性の細菌が、動物保護観察施設のイヌを襲ったのは3度目で、獣医学専門家は、さらにイヌの死亡が増えないよう、直ちに対策をとる必要がある。最新の流 行は、ミルウォーキーMilwaukeeから西へ16kmのHumane Animal Welfare Society of Waukesha County (
●Ea#ペスト、プレーリードッグ-米国(コロラドCO州)、疑い、情報提供依頼 20080506.1552
Valmont Butteのprairie dogs、ペスト感染の疑い
情報源:Daily Camera.com 、5月2日。
Valmont Butteに生息するプレーリードッグの群れが、ペストに感染している可能性があることが、Boulder County Public Health の当局者によって明らかにされた。この徴候は、2008年5月2日に気付かれ、郡当局による調査中であるため、この小動物critterに近づかないよう、注意が呼びかけられている。当局者は、数ヶ月間に、この齧歯類の個体数が急激に減少していると述べた。2008年5月3-4日の間に採取されたノミのサンプルについて、ペストの検査が行われることになっていて、2週間以内に結果が判明する。プレーリードッグが、この丘butteの2カ所の有毒な尾鉱から野生動物やヒトを守るためのsoil capsに、穴を掘っていることが確認されたため、市当局はこのプレーリードッグを移動(移住)させる準備を進めていた。2007年以降、最大60%の個体数の増加を見込んでいたが、約75%の減少となっていた。検査結果が発表されるまで、当局はプレーリードッグの移住や毒物除去を延期している。...関連サイト
[ModTG注-プレーリードッグはペストの歩哨動物である。しばしばプレーリードッグが、地域内でペストが活動する、初兆となる。ペストは、米国内では西部地域で発見されることが多く、2008年も例外ではないと思われる。有毒な尾鉱は、プレーリードッグにとっては、legal substanceだったのだろう。ノミだけではなく、trailing pond[*記事本文はtailing pondとなっている]についても検査や、プレーリードッグの全身の解剖も行って欲しい。]
地図 Valmont Butte は 海抜1643 mの丘(Boulder County, Colorado)
●C#手足口病-中国 20080506.1553
[1] 中国:手足口病の流行、拡大続く
2008年5月5日の時点で8531人を超えた。
情報源:Rednet.cn, Links notice, China Daily report、5月6日。
手足口病に感染する中国の小児の数は、依然増え続けており、2008年5月5日の時点で8531人を超えた。患者はすべて6歳以下で、2歳以下が大部分を 占めている。この病気で合計25人が死亡した。死者のうち24人は、enterovirus 71 (EV71)と呼ばれるウイルスが原因であることが、検査により確認されている。衛生省のウェブサイトにある、HFMD予防ガイドラインによると、 HFMDの原因ウイルスは多数あるが、EV71 とthe coxsackievirus A16 (Cox A16) によるものが最も多い。中国東部・安徽省と南部・広東省の被害状況が最も深刻である。安徽省北西部の阜陽市では死者のうち22人が発生し、残る死者は広東 省で発生した。これら2つの省に次いで、北京Beijing, 江蘇省Jiangsu, 湖南省Hunan, 湖北省Hubeiの順となっている。3日、安徽省だけで新たに622人の患者が報告された。このうち362人は阜陽市で、安徽省のHFMDに感染した小児 の数は5151人に達した。...以下、北京1010人、広東省925人(4日)、HFMD感染の症状と、EV-71感染で重症化しやすいことなど...
[2] 中国:政府発表、小児に手足口病蔓延
中国国内で11900人以上の小児がHFMDに感染し、少なくとも26人が死亡した
情報源:The Canadian Press, Associated Press (AP) report、5月5日。
中国国内で11900人以上の小児がHFMDに感染し、少なくとも26人が死亡したと、政府系報道機関が伝えた。中央部安徽省と南部広東省の死者のうち 24人は、恐れられているEV-71が原因であったと、5月5日に報じられた。広東省と沿岸部浙江省で死亡した各1人も、HFMDが原因であったが、ウイ ルスの種類については現在判っていない。最も感染のひどい、安徽省・広東省・浙江省・北京で感染した小児は10212人であり、いずれも6歳以下の小児 で、2歳以下が大部分を占める。5日現在、全国で報告されている患者数は11905人で、河北省Hebei, 江蘇省Jiangsu, 湖南省Hunan, 湖北省Hubei, 陝西省Shaanxi, 江西省Jiangxi, 河南省 Henanと重慶Chongqing市で小規模な流行が発生している。...以下、原文参照願います。
[3] 中国:(浙江)省から1198人のHFMD患者報告
浙江省から、1198人のHFMD患者が報告されており、このうち1人は死亡した。
情報源:China Daily, Xinhua News Agency report、5月5日。
中国東部・浙江省から、2008年に、1198人のHFMD患者が報告されており、このうち1人は死亡した。2008年5月5日に省の衛生当局が明らかに した。4月6日、温州Wenzhou市の5才の小児が、EV-71と呼ばれる腸管ウイルスが原因の感染流行により死亡した。このほかに8人のHFMD患者 における検査で、EV-71が陽性となった。その他の報告された患者は、Cox A 16 [human coxsackievirus A 16] もしくは [an echovirus]が原因であると見られると、当局者が述べた。近年、浙江省においてHFMD感染患者数が増加していた。2005年には101人であっ たところ、2006年793人、2007年1607人と報告されている。合計26人の小児が死亡した中で、25人の死亡はEV-71感染によるものである ことが確認されている。
[Mod.MPP注-[2]の記事に、HFMDが中央レベルへ報告すべき疾患のリストに加えられたのは、つい最近のことであるとある。その結果、多くの省 が規則を変更し、患者報告数が大きく増加することが見込まれる。このとき重要なのは、報告日ではなく、発症日によって患者数を記録した流行曲線によって、 実際の感染流行の推移をモニターするよう指導することである。]
●C#手足口病-台湾 20080506.1553
CDC、2例目のエンテロウイルスを原因とする死亡を報告
重症のエンテロウイルス患者は60人で、2人が死亡した。7人が今も集中治療中で、1人は脳炎により約4ヶ月間入院したままである。
情報源:The China Post、5月6日。
公衆衛生当局は、2008年5月5日、南部・高雄Kaohsiung市の3才の男児の死亡について報告した:2008年の第2例目となるエンテロウイルス による死亡例である。..5才の姉からの感染と見られると、当局が述べた。2008年4月11日、この男児は、発熱、発疹、口腔内の痛みで発症し、翌12 日にけいれんを起こし病院で診察を受けた。入院後間もなく昏睡状態となり、懸命の治療も甲斐なく、5日後に死亡した。調査により、姉がエンテロウイルスに 感染し、13日に入院していたことが判明した。姉は重症とはならず、完全に回復している。..第1例目のエンテロウイルスによる死亡は、3月に南西部 Yunlin Countyで発生している。2008年に確認されている、重症のエンテロウイルス患者は60人に達し、このうち2人が死亡した。7人が今も集中治療を受 けており、1人は脳炎の合併症により、約4ヶ月間、入院したままである。..1998年の台湾での大規模なエンテロウイルス感染流行では405人が感染 し、78人が死亡した。最も新しい感染流行は2005年に発生し、145人が感染し15人がウイルスにより死亡している。..
[ModCP注-HFMD感染流行は、中国全体に感染が拡大しており、最大12000人の小児が感染し、26人の死亡が報告されている。安徽省では、およ そ6000人の感染があり、最悪の事態となっている。そのほとんどは、阜陽市およびその周辺地域であり、26人の死者のうちの22人が発生した。ほとんど の地域で、エンテロウイルス71が感染の原因であることが確認されている。著しく対照的に、台湾では60人の重症患者のうち2人の死亡が報告されている が、重症でない患者の数は報告されていない。台湾でもEV-71が感染流行の原因であることが確認されている。]
●C#黄熱-ペルー、南米(24) 20080506.1554
ペルーにおいて、2例の森林型黄熱感染可能性probable 患者が報告された。
情報源:Epidemiological Bulletin (Lima) 2008; 17(17) [in Spanish]、5月5日。
2008年疫学第17週[20-26 Apr 2008]の間に、ペルーにおいて、2例の森林型黄熱感染可能性probable 患者が報告された。1例目は、Loreto department [state or province.と同じ]出身の、ワクチンを受けていない23才男性で、感染した場所は現在調査中となっている。2例目は、Tocache Nuevo (Tocache district and province), San Martin department出身の21才男性で、ワクチンの接種状況は不明である。この男性は、疫学第15週[4月6-12日]に発病した。第1-7週の間に、ペルーでは13例の黄熱患者が報告されている。このうち3例は診断が確定しており、6例は可能性probable例、4例は棄却された。確定患者はすべて死亡した。
地図 上記URLの情報に含まれる
●C#黄熱-エクアドル、南米(24) 20080506.1554
政府保健省は、Morona-Santiago, Napo, Orellana, Pastaza, Sucumbios, and Zamora-Chinchipeへの旅行者にワクチンを勧告している。
情報源:US Centers for Disease Control & Prevention (CDC) Travelers' Health 、5月6日。
2008年3月、エクアドルの保健省は、the Amazon Basin内の以下の地域を訪れるすべての旅行者に対し、黄熱ワクチンの予防接種を勧告した;Morona-Santiago, Napo, Orellana, Pastaza, Sucumbios, and Zamora-Chinchipe 。この情報に基づき、CDCはエクアドルに対する現在の黄熱ワクチン接種勧告の対象地域を、上記の地域を含めたものに拡大する。上記リストでは、黄熱感染の危険地域が、州の境界にまで拡げられている。この勧告は、アンデス山脈Andes Mountainsの東山麓沿いから東側に至る地域への旅行者に対する、現在のワクチン接種勧告対象に追加された。現時点では、エクアドルへの入国者に対する黄熱ワクチン接種要求は、1歳以上の、黄熱土着感染地域からの旅行者に限られている;the yellow fever endemic zone。
[Mod.TY注-森林型の黄熱感染の散発例の報告は不幸なことではあるが、ワクチンにより予防可能であることを考慮すれば、公衆衛生上の視点で言えば、都市型黄熱感染のリスクのある人口の多い地域まで拡大していないことは、幸運である。これらの国々で最近デングが感染流行したことから、ベクターのネッタイシマカ_Aedes aegypti_が存在し、都市型の黄熱発生のリスクがあることは明らかである]
○C#プリオン病最新状況2008(06) 20080506.1555
[1] 英国: National CJD Surveillance Unit - monthly statistics as of 2 May 2008
情報源:UK National CJD Surveillance Unit, monthly statistics 、5月2日。
[2] フランス: Institut de veille sanitaire - monthly report as of 30 Apr 2008
情報源:Institut de veille sanitaire - Maladie de Creutzfeldt-Jakob et maladies apparentees
[translated]、4月30日。
[3] スペイン: 2 vCJD cases in 2007 and 2008
情報源:Eurosurveillance edition 2008 > Volume 13 / Issue 15、4月10日。
[4] 英国: SEAC Annual Report 2007
情報源:Spongiform Encephalopathy Advisory Committee (SEAC): Annual Report 2007 [abbreviated and edited]、4月0日。
いずれも原文参照願います。
○Ea#狂犬病、ネコ-アルゼンチン(ブエノスアイレス)コウモリから(03) 20080506.1556
投稿者:米・Editor, ANIMAL PEOPLE、Merritt Clifton、5月6日。
20080505.1543に関しての意見、原文参照願います。
○Ea#豚繁殖呼吸器障害症候群-ベトナム(02) 20080506.1557
Blue-ear pig disease、下火に
情報源:VietNamNet、5月4日。
2008年5月2日に確認された、新たな感染流行の発生は2件のみとなり、Blue-ear pig disease(豚繁殖呼吸器障害症候群)の勢いは下火となった。しかし、獣医学当局は、気候が暖かくなり、ウイルスの生存に好適な条件となることから、感染拡大を懸念している。2日に新たに確認された感染流行は、北部Nam Dinh省と中央部Nighe An省の2つの村である。このほか、国内全体で、1143頭のブタが同ウイルスに感染し、1234頭のブタが処分された。...
2008年5月5日
タイトル
○狂犬病、ネコ-アルゼンチン コウモリによる
○チクングニア(17):インドネシア
○原因不明の疾患、小麦-インドUP、RFI
○Cucumber mosaic virus,ヤムイモ-西アフリカ
○手足口病-中国(05)
○麻疹-世界各国:ペルー インドからの輸入、米国
○原因不明の死亡、中国人船員-ペルー(03):毒素疑い
○告知 2008(01):世界野生動物疾患地図
○デング熱/デング出血熱 最新状況2008(18)
ブラジル、インドネシア、香港(モルジブから)
○狂犬病、ネコ-アルゼンチン コウモリによる(02)
○Ea#狂犬病、ネコ-アルゼンチン(ブエノスアイレス) コウモリから
Archive Number 20080505.1530
[1]27年ぶりにブエノスアイレスBuenos Aires市内で、1匹のネコが狂犬病と診断された。
情報源:La Nacion [in Spanish]、4月15日。
27年ぶりにブエノスアイレスBuenos Aires市内で、1匹のネコが狂犬病と診断された。2008年3月15日、ネコの飼い主である15才の少年は、自分のネコと別の飼い猫が、自宅の屋根でコウモリと遊んでいるのを見ている。家の中に入れようとしたが聞かず、15日後にこの飼い猫が神経過敏となり、隠れるようになったのに気付いた。4月2日に獣医師を受診したが診断がつかず、獣医学病院に紹介され、そこで死亡した。このネコは、獣医や飼い主の少年と父親を咬んでいた。18日、国立動物研究所は、IF [immunofluorescence、免疫蛍光法] test および Webster test (6日間のinnkyubation後)が陽性となったことを確認し、抗原性の特徴から、variant 4-rabies virusの1種であることが判明した。ネコが狂犬病に罹患すると理解されていなかったため、ネコにはワクチン接種は行われておらず、当局による、野良猫に対するワクチンキャンペーンが実施されている。咬傷を受けた4人には、ワクチン接種が行われている。
[2]ネコはコウモリから狂犬病に感染したものと考えられる。
投稿者:Oscar Larghi、4月13日。
2008年4月12日および13日の新聞によると、ブエノスアイレスBA市保健当局は、市内Caballito districtの1匹のネコの狂犬病を報告した。陸生生物としては、BA市内で27年ぶりの報告となった。BAにあるパスツール研究所Pasteur Institute所長は、このネコは3月15日にコウモリと遊んでおり、2週間後に発病し、4月8日に死亡したと報告した。脳のDIF (directimmunofluorescence) testが陽性で、マウスへの接種検査が進行中である。分離ウイルスのタイピングは、接種されたマウスの死亡後の脳組織で行われることになっている。
[ModTG注-どんな哺乳動物も狂犬病に罹患する。もしペットを飼うのなら、狂犬病のワクチンを接種すべきである。アルゼンチンの獣医師や公衆衛生関係者らは、国民に対し、もっと啓蒙すべきである。狂犬病は予防可能である。]
地図 首都Buenos Aires、 Argentina
●C#チクングニア-インドネシア(ジャワJava) 20080505.1531
Sukoharjo Districtにおいて、473人がチクングニアウイルスに感染した
情報源:Antara News 、5月1日。
2008年のはじめの4ヶ月間で、Sukoharjo Districtにおいて、473人がチクングニアウイルスに感染したと、現地衛生当局者が発表した。1-3月のチクングニア感染者数は314人であったところ、4月に159人の増加があったと説明した。チクングニア感染者は、9つの亜地区の27の村で発生した。Gatak Subdistrictで最多の37人の患者が報告されている。6月末まで続くと見られている、ラニーニャによる雨期の間、感染が発生しやすい状況が継続している。蚊族繁殖場所の除去を徹底するよう呼びかけられている。デング熱と同じく、チクングニアもネッタイシマカ_Aedes aegypti_によって伝播され、高熱を特徴とする。しかし、1週間程度つづくひどい関節の痛みが、ときに6ヶ月以上も続くこともある点で、デングと異なっている。
[Mod.TY注-Central Javaの同地域では、デングとチクングニアが同時に発生している。]
地図 Central Java, Indonesia
○Ep#原因不明の疾患、小麦-インド(ウッタルプラデシUP)、情報提供依頼RFI 20080505.1532
情報源:Hindustan Times、5月2日。
ndian Agricultural Research Instituteインド農業研究所によると、数年間にわたり、農業および園芸におけるウイルス類の台頭に注意を要する状況が続いている。1939年には89種類のウイルスが知られるのみであったが、1991年におよそ700、2005年には1200となっている。2007年、UP[Uttar Pradesh、ウッタルプラデシ州]農村部の小麦の収量は減少している。...
○Ep#Cucumber mosaic virus, ヤムイモ yams-西アフリカ 20080505.1533
情報源:The American Phytopathological Society, Plant Disease 2008;92(5): 833、5月0日。
[Reference: Eni AO et al: 1st report of _Cucumber mosaic virus_ in yams (_Dioscorea_ spp.) in Ghana, Togo, and Republic of Benin in West Africa. Plant Dis 2008; 92(5): 833; DOI: 10.1094/PDIS-92-5-0833B]
原文参照願います。
●C#手足口病-中国(05):北京、各地 20080505.1537
[1] 中国 - 北京市 Beijing municipality
北京市内で15人のEV-71感染患者確認
情報源:Beijing Business today [in Chinese]、5月6日。
2008年5月5日、北京のCenters for Disease Control and Prevention当局は、同月4日までの、手足口病HFMD感染に関する最新状況を発表した。それによると、年初からのHFMD患者数は1482人で、死亡の報告はない。4月30日から5月4日までの弧発例のHFMD患者57人について行われた通常検査により、このうち15例がenterovirus 71 (EV71)感染であることが判明した。
地図 China:Anhui, Hubei and Zhejiangは互いに接する
[2] 中国 - 各省 provinces
6300人以上が発病し、新たに1人の小児が死亡して、死者は小児26人となった。
情報源:Breitbadt.com, Associated Press report、5月5日。
中国国内のウイルス感染流行により、6300人以上が発病し、新たに1人の小児が死亡して、死者は小児26人となったと、当局が5月5日に発表した。EV-71による最新の犠牲者は、沿岸部の浙江省で発生した。同省内では、このほかに1198人の小児が、ウイルスに感染した。隣接する安徽省Anhuiでは、5151人の患者が報告されており、22人が死亡した。患者の多くは、この中国中央部にある省の農村部の中心地にある、発展目覚しい阜陽市周辺で発生した。広東省からも、3人の死亡が伝わっている。EV-71は重症型のHFMDと関連があり、くしゃみや咳などで容易に感染が拡大する。患者は主に10歳以下の小児である。一部の症例では、マヒや脳浮腫による死亡を招く。家畜の病気である口蹄疫foot and mouth diseaseとは関係がない。ワクチンや特異的な治療法はないが、ほとんどの場合、軽症型で速やかに治癒する。WHOによると、感染のピークは例年6-7月で、温暖な天候により、感染の増加が続く可能性がある。...
[Mod.CP注-EV-71関連の手足口病の感染流行は、中国国内に発生して悪化が続き、死者の数は26人に達し、首都でも患者が報告されている。安徽省・阜陽市が最悪の事態であることに変化はない。]
[Mod.JW注-Times Online of 5 May 2008によると、四川省Sichuan および江蘇省Jiangsu でも患者が報告されており、両省と北京の小児患者8573人はすべて6歳以下で、大半が2歳以下である]
●C#麻疹-ペルー インドからの輸入、米国 20080505.1539
[1] 麻疹 - ペルー Peru ex India
インドから来た19才の男性が、麻疹と診断された。
情報源:Peruvian General Direction of Epidemiology [trans.]、5月5日。
2008年5月1日、San BorjaDistrict(in Lima)のクリニックから麻疹感染が疑われるとの報告があった。患者は、インドからの19歳男性で、4月19日にボンベイBombay を出て、ロンドンLondonとマイアミMiami経由で、21日にグアヤキルGuayaquilに到着した。同日、 Puerto Bolivarに移動し、そこでタンカーのBerge Nantongに乗船した。28日に出航し、Callaoには30日に到着した。28日に倦怠感、咳、咽頭痛で発症し、30日には発熱、5月1日には発疹が認められた。そこで、リマの個人医院に送られ、麻疹感染の可能性ありとされた。...
[Mod.JGM、CP注-確定診断された、輸入例の麻疹感染患者である。感染推定時期は、4月10-24日の間のいずれかの場所で、インド、ロンドンあるいはマイアミとなる。もっとも感染した可能性が高い場所は、インドである。この患者は、感染性がないとされるまで、あと1週間の隔離が必要である。船員らは、麻疹に対する免疫保有状態であり、調査中の隔離期間は終了されたと思われる。...2006年、全国麻疹風疹予防接種キャンペーンが実施され、2-39歳のおよそ2000万人が接種を受け、98.24%がカバーされたことが、WHO/PAHOにより確認されていることを指摘しておかなければならない。したがって、ペルーにおいて麻疹感染流行が発生する可能性はきわめて低い(2歳以下の幼児をのぞいて)。なぜインドからラテンアメリカにやってきた若者を、危険を承知でタンカーに乗せたのかという疑問に対する答えとして、乗員がすべて、Puerto Bolivarで見つけることが難しい、英語を話すインド人であり、高度にコンピューター化された近代タンカーで、彼が特殊技能を有していた可能性があるとの情報がある。]
地図 Peru
[2] 麻疹 - 家族内小集積, 米国(ワシントンWA)
3月に一家8人が麻疹を発症した。
情報源:Seattlepi.com, Associated Press report 、5月3日。
Grant County(Eastern Washington)における9例目の麻疹患者が確認され、King郡にも暴露したものがいる可能性がある。この最新の患者は、Moses Lake Christian Academyの女学生で、感染リスクの評価がでるまで、学校は閉鎖されている。この学生は、2008年4月29日に、遠足でワシントン西部を訪れている。そのときには、感染性があったものと見られている。ほか8人の症例は、3月に"Generation Church Conference" (in Kirkland )に参加した、Grant郡の一家で、その後に発病した。麻疹についての説明など。
[3] 麻疹- 米国, CDC statement
2008年、全米の9つの州で、64人の麻疹患者が発生している。
情報源:WZZM13 News mymitten.com 、5月5日。
2000年、 the Centers For Disease Control (CDC) は、米国の麻疹排除を宣言したが、2008年、これまでに9つの州から64例の麻疹感染患者を報告している。7年間で最も多いとしている。1人を除くすべての患者はワクチンを受けていなかった。患者数が多かったのは、Wisconsin, Arizona, Michigan and New Yorkの各州である。さらに感染流行が増えるようであれば、保護者はこどもたちを麻疹から守るためにワクチンを接種するよう、呼びかけている。麻疹は最も感染性の強い疾患の一つである。CDC職員によると、もし1人のこどもが麻疹に感染し、待合室にいたとすると、そのこどもが帰ってから2時間経っても、医院の中に麻疹ウイルスがいる。麻疹により、肺炎、脳障害、さらには死亡も起こりうる。
[ModCP注-これらの報告は、免疫状態を保有し続けるよう忠告するための、公共サービスの一環として出された。ワクチンの接種を受けていない、もしくは不完全な接種となっている、あるいは免疫不全の状態にある人は、麻疹感染のリスクがある。米国のように麻疹を排除した国でさえ、海外旅行の副産物として、麻疹ウイルス感染への曝露のリスクが増加している。ワシントン州の一家8人の患者発生は、リスク増大を示唆する。The MMWR Early Release document (MMWR 1 May 2008/57(Early release);1-4) entitled "Measles - United States, January 1 to April 25 2008"には、米国内の最新状況についての情報が提供されている。]
●C#原因不明の死亡、中国人漁船員-ペルー(03):毒素の疑い 20080505.1540
Peruvian National Institute of Health (INS): 検疫体制解除
病理組織診断でtoxic process(中毒?)の証拠が認められた。しかし、死体について検査された12種類のトキシンは陰性であった。
投稿者:ペルー・Cesar Carcamo, MD, MPH, PhD、5月5日。
Chang An 168の船員および接触のあったペルー人らの健康に問題は見られず、2008年4月28日、隔離が解かれた。船長によると、死亡した2人の乗組員の唯一の症状は発熱で、それぞれ死亡の2および5時間前だったが、言語の壁があり、詳しい状況は明らかではない[苦しい言い訳である。世界中の主要都市に中華レストランがあるではないか!]。...剖検では、肺炎と脳浮腫がが認められ、病理組織診断でtoxic process(中毒?)の証拠が認められた。しかし、死体について検査された12種類のトキシンは陰性であった。
○Ec#世界野生動物疾患地図
情報源:US Department of the Interior, US Geological Survey (USGS) Office of Communication 、5月2日。
The Global Wildlife Disease News Map の紹介。
●C#デング熱-ブラジル(リオデジャネイロ) 20080505.1542
2008年のデング患者は121586人で、死者は合計103人となっている。
情報源:A Tarde [in Portuguese]、4月30日。
2008年4月30日、リオデジャネイロRio de Janeiro保健大臣は、今週さらに10人がデング熱で死亡したことを確認し、2008年1月1日以来のデング熱による死者の合計は103人となった。これまでに、121586人のデング患者が記録されており、先週は、10879人以上が発生した。死者のうち、62人は首都で発生している。感染流行開始の頃ほどの患者数増加はないものの、116人のデング感染が疑われる死者の調査が続いている。2008年、Rioでは史上最も死者の多いデング感染流行となっている。2002年は、92人のデングによる死者がでた。首都では、66942人のデング患者が報告されている。...
[Mod.TY注-涼しくなるに従い、感染流行のピークを過ぎ、患者数が激減することを願う]
地図 Brazil
●C#デング熱-インドネシア(ジャワ) 20080505.1542
2008年、地区内で合計160人のデング熱患者が発生し、7人が死亡した。
情報源:Antara News、5月1日。
2008年4月、Sukoharjo District(Central Java province)で小児2人がデング熱により死亡した。2008年第一四半期に、地区内で合計160人のデング熱患者が発生し、7人が死亡した。2008年5月1日に当局者が説明した。患者の多くは小児で、重症化してからの入院のために死亡している。
[Mod.TY注-2008年のCentral Javaでのデング感染流行が続いている(20080324.1110)。興味深いことに、また不幸なことに、同地域では、チクングニア感染流行も発生している。いずれも同じベクターの蚊族により伝播される。]
地図 Central Java, Indonesia
●C#デング熱-香港 モルジブから輸入 20080505.1542
2008年の11例目のデング熱患者が確認された。モルジブへの旅行者であった。
情報源: Hong Kong Information Services Health & Community News 、4月30日。
2008年の11例目のデング熱患者が確認された。モルジブを旅行したあと発病した、30才男性である。2008年4月5-13日にモルジブを旅行し、18日に発熱、咽頭痛、鼻漏、発疹が現れた。4日後に入院し、27日に退院した。2007年、香港では58例のデング症例が報告されていて、すべて輸入感染例であった。
[Mod.TY注-モルジブでは、2006年に大きなチクングニア感染流行が発生した(20061224.3598)。チクングニアとデングウイルスは、同じヤブカ属によって伝播される。上記報告によると、モルジブには相当数のヤブカ属_Aedes_ が存在し、現在デングウイルスの感染が続いている。モルジブにおいて、_Aedes aegypti_ネッタイシマカ or _Aedes albopictus_ヒトスジシマカの個体数減少のために、どのような対策が行われているのか、興味が持たれる。]
地図1 地図2 Maldives
○Ea#狂犬病、ネコ-アルゼンチン(ブエノスアイレスBA) コウモリから(02) 20080505.1543
BA市内のペットは8万6千匹あまりである。
情報源:LaNacion.com [in Spanish]、4月15日。
4年前にPasteur Institute for Zoonosesが行った調査によると、ブエノスアイレスのペットの数は、865984匹である。イヌが最も多く、市内に425978匹で、ネコ206710匹の2倍以上である。同研究所の説明では、狂犬病ウイルスの感染伝播には2種類あり、主にコウモリの、空での感染サイクルaerial cycleによる感染と、イヌやネコあるいはヒトなどの陸生生物を感染させる場合である。1981年以降、陸生生物間での感染サイクルは見られなかったものの、狂犬病ウイルスに感染したコウモリによるヒトの咬傷については、報告されていた。コウモリのおよそ3%が狂犬病ウイルスに感染しているものと見られている。
[Mod.TY注-20080505.1530の報告の追加報告。リオデジャネイロのイヌやネコのうち、どれくらいの割合で狂犬病の予防接種を受けているのかを知ることが重要である。もし、現地のコウモリが狂犬病に感染しているのであれば、イヌやネコ、そしてヒトも含めて、狂犬病への曝露のリスクは現実的である。常にイヌやネコの免疫状態を保持することが、強く勧められることとなる。狂犬病ウイルスに感染したコウモリの種に関心が持たれる。種により、発生や分布に大きな差が見られると考えられる。]
○狂犬病、ネコ-アルゼンチン コウモリによる
○チクングニア(17):インドネシア
○原因不明の疾患、小麦-インドUP、RFI
○Cucumber mosaic virus,ヤムイモ-西アフリカ
○手足口病-中国(05)
○麻疹-世界各国:ペルー インドからの輸入、米国
○原因不明の死亡、中国人船員-ペルー(03):毒素疑い
○告知 2008(01):世界野生動物疾患地図
○デング熱/デング出血熱 最新状況2008(18)
ブラジル、インドネシア、香港(モルジブから)
○狂犬病、ネコ-アルゼンチン コウモリによる(02)
○Ea#狂犬病、ネコ-アルゼンチン(ブエノスアイレス) コウモリから
Archive Number 20080505.1530
[1]27年ぶりにブエノスアイレスBuenos Aires市内で、1匹のネコが狂犬病と診断された。
情報源:La Nacion [in Spanish]、4月15日。
27年ぶりにブエノスアイレスBuenos Aires市内で、1匹のネコが狂犬病と診断された。2008年3月15日、ネコの飼い主である15才の少年は、自分のネコと別の飼い猫が、自宅の屋根でコウモリと遊んでいるのを見ている。家の中に入れようとしたが聞かず、15日後にこの飼い猫が神経過敏となり、隠れるようになったのに気付いた。4月2日に獣医師を受診したが診断がつかず、獣医学病院に紹介され、そこで死亡した。このネコは、獣医や飼い主の少年と父親を咬んでいた。18日、国立動物研究所は、IF [immunofluorescence、免疫蛍光法] test および Webster test (6日間のinnkyubation後)が陽性となったことを確認し、抗原性の特徴から、variant 4-rabies virusの1種であることが判明した。ネコが狂犬病に罹患すると理解されていなかったため、ネコにはワクチン接種は行われておらず、当局による、野良猫に対するワクチンキャンペーンが実施されている。咬傷を受けた4人には、ワクチン接種が行われている。
[2]ネコはコウモリから狂犬病に感染したものと考えられる。
投稿者:Oscar Larghi、4月13日。
2008年4月12日および13日の新聞によると、ブエノスアイレスBA市保健当局は、市内Caballito districtの1匹のネコの狂犬病を報告した。陸生生物としては、BA市内で27年ぶりの報告となった。BAにあるパスツール研究所Pasteur Institute所長は、このネコは3月15日にコウモリと遊んでおり、2週間後に発病し、4月8日に死亡したと報告した。脳のDIF (directimmunofluorescence) testが陽性で、マウスへの接種検査が進行中である。分離ウイルスのタイピングは、接種されたマウスの死亡後の脳組織で行われることになっている。
[ModTG注-どんな哺乳動物も狂犬病に罹患する。もしペットを飼うのなら、狂犬病のワクチンを接種すべきである。アルゼンチンの獣医師や公衆衛生関係者らは、国民に対し、もっと啓蒙すべきである。狂犬病は予防可能である。]
地図 首都Buenos Aires、 Argentina
●C#チクングニア-インドネシア(ジャワJava) 20080505.1531
Sukoharjo Districtにおいて、473人がチクングニアウイルスに感染した
情報源:Antara News 、5月1日。
2008年のはじめの4ヶ月間で、Sukoharjo Districtにおいて、473人がチクングニアウイルスに感染したと、現地衛生当局者が発表した。1-3月のチクングニア感染者数は314人であったところ、4月に159人の増加があったと説明した。チクングニア感染者は、9つの亜地区の27の村で発生した。Gatak Subdistrictで最多の37人の患者が報告されている。6月末まで続くと見られている、ラニーニャによる雨期の間、感染が発生しやすい状況が継続している。蚊族繁殖場所の除去を徹底するよう呼びかけられている。デング熱と同じく、チクングニアもネッタイシマカ_Aedes aegypti_によって伝播され、高熱を特徴とする。しかし、1週間程度つづくひどい関節の痛みが、ときに6ヶ月以上も続くこともある点で、デングと異なっている。
[Mod.TY注-Central Javaの同地域では、デングとチクングニアが同時に発生している。]
地図 Central Java, Indonesia
○Ep#原因不明の疾患、小麦-インド(ウッタルプラデシUP)、情報提供依頼RFI 20080505.1532
情報源:Hindustan Times、5月2日。
ndian Agricultural Research Instituteインド農業研究所によると、数年間にわたり、農業および園芸におけるウイルス類の台頭に注意を要する状況が続いている。1939年には89種類のウイルスが知られるのみであったが、1991年におよそ700、2005年には1200となっている。2007年、UP[Uttar Pradesh、ウッタルプラデシ州]農村部の小麦の収量は減少している。...
○Ep#Cucumber mosaic virus, ヤムイモ yams-西アフリカ 20080505.1533
情報源:The American Phytopathological Society, Plant Disease 2008;92(5): 833、5月0日。
[Reference: Eni AO et al: 1st report of _Cucumber mosaic virus_ in yams (_Dioscorea_ spp.) in Ghana, Togo, and Republic of Benin in West Africa. Plant Dis 2008; 92(5): 833; DOI: 10.1094/PDIS-92-5-0833B]
原文参照願います。
●C#手足口病-中国(05):北京、各地 20080505.1537
[1] 中国 - 北京市 Beijing municipality
北京市内で15人のEV-71感染患者確認
情報源:Beijing Business today [in Chinese]、5月6日。
2008年5月5日、北京のCenters for Disease Control and Prevention当局は、同月4日までの、手足口病HFMD感染に関する最新状況を発表した。それによると、年初からのHFMD患者数は1482人で、死亡の報告はない。4月30日から5月4日までの弧発例のHFMD患者57人について行われた通常検査により、このうち15例がenterovirus 71 (EV71)感染であることが判明した。
地図 China:Anhui, Hubei and Zhejiangは互いに接する
[2] 中国 - 各省 provinces
6300人以上が発病し、新たに1人の小児が死亡して、死者は小児26人となった。
情報源:Breitbadt.com, Associated Press report、5月5日。
中国国内のウイルス感染流行により、6300人以上が発病し、新たに1人の小児が死亡して、死者は小児26人となったと、当局が5月5日に発表した。EV-71による最新の犠牲者は、沿岸部の浙江省で発生した。同省内では、このほかに1198人の小児が、ウイルスに感染した。隣接する安徽省Anhuiでは、5151人の患者が報告されており、22人が死亡した。患者の多くは、この中国中央部にある省の農村部の中心地にある、発展目覚しい阜陽市周辺で発生した。広東省からも、3人の死亡が伝わっている。EV-71は重症型のHFMDと関連があり、くしゃみや咳などで容易に感染が拡大する。患者は主に10歳以下の小児である。一部の症例では、マヒや脳浮腫による死亡を招く。家畜の病気である口蹄疫foot and mouth diseaseとは関係がない。ワクチンや特異的な治療法はないが、ほとんどの場合、軽症型で速やかに治癒する。WHOによると、感染のピークは例年6-7月で、温暖な天候により、感染の増加が続く可能性がある。...
[Mod.CP注-EV-71関連の手足口病の感染流行は、中国国内に発生して悪化が続き、死者の数は26人に達し、首都でも患者が報告されている。安徽省・阜陽市が最悪の事態であることに変化はない。]
[Mod.JW注-Times Online of 5 May 2008によると、四川省Sichuan および江蘇省Jiangsu でも患者が報告されており、両省と北京の小児患者8573人はすべて6歳以下で、大半が2歳以下である]
●C#麻疹-ペルー インドからの輸入、米国 20080505.1539
[1] 麻疹 - ペルー Peru ex India
インドから来た19才の男性が、麻疹と診断された。
情報源:Peruvian General Direction of Epidemiology [trans.]、5月5日。
2008年5月1日、San BorjaDistrict(in Lima)のクリニックから麻疹感染が疑われるとの報告があった。患者は、インドからの19歳男性で、4月19日にボンベイBombay を出て、ロンドンLondonとマイアミMiami経由で、21日にグアヤキルGuayaquilに到着した。同日、 Puerto Bolivarに移動し、そこでタンカーのBerge Nantongに乗船した。28日に出航し、Callaoには30日に到着した。28日に倦怠感、咳、咽頭痛で発症し、30日には発熱、5月1日には発疹が認められた。そこで、リマの個人医院に送られ、麻疹感染の可能性ありとされた。...
[Mod.JGM、CP注-確定診断された、輸入例の麻疹感染患者である。感染推定時期は、4月10-24日の間のいずれかの場所で、インド、ロンドンあるいはマイアミとなる。もっとも感染した可能性が高い場所は、インドである。この患者は、感染性がないとされるまで、あと1週間の隔離が必要である。船員らは、麻疹に対する免疫保有状態であり、調査中の隔離期間は終了されたと思われる。...2006年、全国麻疹風疹予防接種キャンペーンが実施され、2-39歳のおよそ2000万人が接種を受け、98.24%がカバーされたことが、WHO/PAHOにより確認されていることを指摘しておかなければならない。したがって、ペルーにおいて麻疹感染流行が発生する可能性はきわめて低い(2歳以下の幼児をのぞいて)。なぜインドからラテンアメリカにやってきた若者を、危険を承知でタンカーに乗せたのかという疑問に対する答えとして、乗員がすべて、Puerto Bolivarで見つけることが難しい、英語を話すインド人であり、高度にコンピューター化された近代タンカーで、彼が特殊技能を有していた可能性があるとの情報がある。]
地図 Peru
[2] 麻疹 - 家族内小集積, 米国(ワシントンWA)
3月に一家8人が麻疹を発症した。
情報源:Seattlepi.com, Associated Press report 、5月3日。
Grant County(Eastern Washington)における9例目の麻疹患者が確認され、King郡にも暴露したものがいる可能性がある。この最新の患者は、Moses Lake Christian Academyの女学生で、感染リスクの評価がでるまで、学校は閉鎖されている。この学生は、2008年4月29日に、遠足でワシントン西部を訪れている。そのときには、感染性があったものと見られている。ほか8人の症例は、3月に"Generation Church Conference" (in Kirkland )に参加した、Grant郡の一家で、その後に発病した。麻疹についての説明など。
[3] 麻疹- 米国, CDC statement
2008年、全米の9つの州で、64人の麻疹患者が発生している。
情報源:WZZM13 News mymitten.com 、5月5日。
2000年、 the Centers For Disease Control (CDC) は、米国の麻疹排除を宣言したが、2008年、これまでに9つの州から64例の麻疹感染患者を報告している。7年間で最も多いとしている。1人を除くすべての患者はワクチンを受けていなかった。患者数が多かったのは、Wisconsin, Arizona, Michigan and New Yorkの各州である。さらに感染流行が増えるようであれば、保護者はこどもたちを麻疹から守るためにワクチンを接種するよう、呼びかけている。麻疹は最も感染性の強い疾患の一つである。CDC職員によると、もし1人のこどもが麻疹に感染し、待合室にいたとすると、そのこどもが帰ってから2時間経っても、医院の中に麻疹ウイルスがいる。麻疹により、肺炎、脳障害、さらには死亡も起こりうる。
[ModCP注-これらの報告は、免疫状態を保有し続けるよう忠告するための、公共サービスの一環として出された。ワクチンの接種を受けていない、もしくは不完全な接種となっている、あるいは免疫不全の状態にある人は、麻疹感染のリスクがある。米国のように麻疹を排除した国でさえ、海外旅行の副産物として、麻疹ウイルス感染への曝露のリスクが増加している。ワシントン州の一家8人の患者発生は、リスク増大を示唆する。The MMWR Early Release document (MMWR 1 May 2008/57(Early release);1-4) entitled "Measles - United States, January 1 to April 25 2008"には、米国内の最新状況についての情報が提供されている。]
●C#原因不明の死亡、中国人漁船員-ペルー(03):毒素の疑い 20080505.1540
Peruvian National Institute of Health (INS): 検疫体制解除
病理組織診断でtoxic process(中毒?)の証拠が認められた。しかし、死体について検査された12種類のトキシンは陰性であった。
投稿者:ペルー・Cesar Carcamo, MD, MPH, PhD、5月5日。
Chang An 168の船員および接触のあったペルー人らの健康に問題は見られず、2008年4月28日、隔離が解かれた。船長によると、死亡した2人の乗組員の唯一の症状は発熱で、それぞれ死亡の2および5時間前だったが、言語の壁があり、詳しい状況は明らかではない[苦しい言い訳である。世界中の主要都市に中華レストランがあるではないか!]。...剖検では、肺炎と脳浮腫がが認められ、病理組織診断でtoxic process(中毒?)の証拠が認められた。しかし、死体について検査された12種類のトキシンは陰性であった。
○Ec#世界野生動物疾患地図
情報源:US Department of the Interior, US Geological Survey (USGS) Office of Communication 、5月2日。
The Global Wildlife Disease News Map の紹介。
●C#デング熱-ブラジル(リオデジャネイロ) 20080505.1542
2008年のデング患者は121586人で、死者は合計103人となっている。
情報源:A Tarde [in Portuguese]、4月30日。
2008年4月30日、リオデジャネイロRio de Janeiro保健大臣は、今週さらに10人がデング熱で死亡したことを確認し、2008年1月1日以来のデング熱による死者の合計は103人となった。これまでに、121586人のデング患者が記録されており、先週は、10879人以上が発生した。死者のうち、62人は首都で発生している。感染流行開始の頃ほどの患者数増加はないものの、116人のデング感染が疑われる死者の調査が続いている。2008年、Rioでは史上最も死者の多いデング感染流行となっている。2002年は、92人のデングによる死者がでた。首都では、66942人のデング患者が報告されている。...
[Mod.TY注-涼しくなるに従い、感染流行のピークを過ぎ、患者数が激減することを願う]
地図 Brazil
●C#デング熱-インドネシア(ジャワ) 20080505.1542
2008年、地区内で合計160人のデング熱患者が発生し、7人が死亡した。
情報源:Antara News、5月1日。
2008年4月、Sukoharjo District(Central Java province)で小児2人がデング熱により死亡した。2008年第一四半期に、地区内で合計160人のデング熱患者が発生し、7人が死亡した。2008年5月1日に当局者が説明した。患者の多くは小児で、重症化してからの入院のために死亡している。
[Mod.TY注-2008年のCentral Javaでのデング感染流行が続いている(20080324.1110)。興味深いことに、また不幸なことに、同地域では、チクングニア感染流行も発生している。いずれも同じベクターの蚊族により伝播される。]
地図 Central Java, Indonesia
●C#デング熱-香港 モルジブから輸入 20080505.1542
2008年の11例目のデング熱患者が確認された。モルジブへの旅行者であった。
情報源: Hong Kong Information Services Health & Community News 、4月30日。
2008年の11例目のデング熱患者が確認された。モルジブを旅行したあと発病した、30才男性である。2008年4月5-13日にモルジブを旅行し、18日に発熱、咽頭痛、鼻漏、発疹が現れた。4日後に入院し、27日に退院した。2007年、香港では58例のデング症例が報告されていて、すべて輸入感染例であった。
[Mod.TY注-モルジブでは、2006年に大きなチクングニア感染流行が発生した(20061224.3598)。チクングニアとデングウイルスは、同じヤブカ属によって伝播される。上記報告によると、モルジブには相当数のヤブカ属_Aedes_ が存在し、現在デングウイルスの感染が続いている。モルジブにおいて、_Aedes aegypti_ネッタイシマカ or _Aedes albopictus_ヒトスジシマカの個体数減少のために、どのような対策が行われているのか、興味が持たれる。]
地図1 地図2 Maldives
○Ea#狂犬病、ネコ-アルゼンチン(ブエノスアイレスBA) コウモリから(02) 20080505.1543
BA市内のペットは8万6千匹あまりである。
情報源:LaNacion.com [in Spanish]、4月15日。
4年前にPasteur Institute for Zoonosesが行った調査によると、ブエノスアイレスのペットの数は、865984匹である。イヌが最も多く、市内に425978匹で、ネコ206710匹の2倍以上である。同研究所の説明では、狂犬病ウイルスの感染伝播には2種類あり、主にコウモリの、空での感染サイクルaerial cycleによる感染と、イヌやネコあるいはヒトなどの陸生生物を感染させる場合である。1981年以降、陸生生物間での感染サイクルは見られなかったものの、狂犬病ウイルスに感染したコウモリによるヒトの咬傷については、報告されていた。コウモリのおよそ3%が狂犬病ウイルスに感染しているものと見られている。
[Mod.TY注-20080505.1530の報告の追加報告。リオデジャネイロのイヌやネコのうち、どれくらいの割合で狂犬病の予防接種を受けているのかを知ることが重要である。もし、現地のコウモリが狂犬病に感染しているのであれば、イヌやネコ、そしてヒトも含めて、狂犬病への曝露のリスクは現実的である。常にイヌやネコの免疫状態を保持することが、強く勧められることとなる。狂犬病ウイルスに感染したコウモリの種に関心が持たれる。種により、発生や分布に大きな差が見られると考えられる。]
2008年5月2日-4日
タイトル
○狂犬病、イヌ-ベルギー、フランス、ガンビアからの輸入
○ブルータング-ヨーロッパ(24):BTV-8、ワクチン接種
○原因不明の死亡、クジラ-アイルランド
○炭疽、ヤギ-米国TX(02) A4 GENOTYPE
○手足口病-アジア;中国、マレーシア
○腺疫 Strangles, ウマ-インド
○手足口病-中国(04):東部、HK
○原因不明の発熱-インド
○鳥インフルエンザ(67):韓国
○チクングニア(16):スリランカRFI
○ライム病-米国MN、2007年増加
○結核、ウシ-クウェート
○Yellow mottle & blast diseases,コメ-ウガンダ
○手足口病-アジア(02):中国、シンガポール、ベトナム
○Ea# 狂犬病、イヌ-ベルギーとフランス、ガンビアからの輸入
Archive Number 20080502.1507
速報;ガンビアからベルギーとフランスに不法に輸入された狂犬病に感染していたイヌ確認
情報源:Eurosurveillance edition 2008; 13(18)、4月30日。
背景:2008年3月、ガンビア共和国で、1匹の生後6ヶ月のメスの子犬がケガをしているところを発見された。ガンビアで休暇を過ごしていたベルギー人は、このイヌに治療を受けさせるため、現地の獣医院に連れて行った。3月15日、初回の狂犬病ワクチン接種を受け、マイクロチップを埋め込まれた(micro-chipped)。このベルギー人女性に引き取られたイヌは、4月5日、ガンビアの獣医師により、健康証明書を発行されていた。ダカールDakar経由でベルギー・ブリュッセルBrusselsへ、飛行機で飼い主とこのイヌは移動した(7日に到着)。ガンビア出発時(6日)には、神経症状は見られなかった。搭乗前に鎮静処置が行われ、機中では眠っていたと報告されている。フライトの間に、2回のヒトとの接触があった。8日、(咬傷による)壊死創の処置のため、ブリュッセルの獣医院を受診した際には、他の動物やヒトはいなかったが、うまく歩けなかった。...16日、狂犬病の初発症状が見られ、21日に死亡するまで、複数の獣医院で診察を受けた。24日に、フランス・パリのパスツール研究所での検査により、診断が確定された...対策、結語と続く。
[Mod.AS注-東南アジアへの海外在住者からの報告によると、狂犬病の風土病感染地域であるこの国では、複数の狂犬病ワクチンがあり、1つは国内で使用されているが、海外へ連れ出されるペットには使用できず、もう1つのワクチンはペットの移住に適応がある。...]
○Ea# ブルータング-ヨーロッパ(24):BTV-8,ワクチン接種 20080502.1508
[1]動物へのブル-タングワクチン接種開始
情報源:The Earth Times, PRNewswire, Intervet report、5月1日。
2008年5月1日、Bixley Farms(in Norfolk)のウシに対し、英国初の抗bluetongue serotype 8 [BTV-8]ワクチンの接種が行われた。...
[2]ブルータング--ワクチン接種をためらうべきではない:獣外科医の重要事項
情報源: British Veterinary Association (BVA) website、4月29日。
http://www.bva.co.uk/policy/btv_key_considerations.pdf
制限区域からの移動、使用量、適応外使用Off-label use、配布..原文参照願います。
[3]農家が、自ら飼育する動物に対してワクチンを接種することは、公式には認められていない。
投稿者:仏・Celine Schweitzer、4月30日。
2008年4月25日、フランス北東部において、the Intervet vaccine (BTV-8)による、ウシに対するワクチン一斉接種が開始された。農家が、自ら飼育する動物に対してワクチンを接種することは、公式には認められていない。
○Ea#原因不明の死亡、クジラ-アイルランド 20080502.1511
打ち上げられたクジラ、謎深まる
情報源:Independent.ie 、4月20日。
過去14週間にわたって、アイルランドの海岸に打ち上げられ死亡しているのが見つかった、深い海の生物の数が、かつてないほど増えていることに、クジラとイルカの監視に当たる人々は当惑している。英国の海岸でも、とりわけスコットランドにおいては、同じような現象があり、懸念されている。Irish Whale and Dolphin Group (IWDG)の職員が述べた。発見されているのは、pilot whales (_Globicephala melas_) Cuvier's beaked whales (_Ziphius cavirostris_), and Sowerby's beaked whales (_Mesoplodon bidens_)である。1月から4月17日までに、12頭の pilot whaleが別々に、アイルランド沿岸のCork, Kerry, Sligo, Mayo and Donegalなどで発見された。..
[Mod.JW注-]
写真1 pilot whale
写真2 3 Cuvier's beaked whale
写真4
○Ea#炭疽、ヤギ-米国(テキサスTX)(02) 遺伝子型A4 20080502.1514
投稿者:米・CDC、Alex Hoffmaster、5月2日。
20080404.1234に関して。
死亡したオスのヤギから分離された細菌の培養検査により、"GT 78 in A4"との回答を得た。..以下、詳細は原文参照願います。
●C#手足口病-中国(湖北省)、マレーシア(サラワク)、アジア 20080503.1519
[1] 中国 - 湖北省 Hubei province
湖北省で340人の手足口病患者が報告されている
情報源:China View, Xinhua News Agency、5月2日。
中国中央部湖北省では、2008年に340人の手足口病患者が報告されていると、2008年5月2日に現地当局が発表した。死者は出ていない。少なくとも5人は、2008年3月初めから安徽省・阜陽市で小児21人が死亡し、2946人が発病している、腸管ウイルスのenterovirus 71 (EV 71)が原因であった。湖北省の患者の大半は、2008年4月29日以降、Guanghua district(Qianjiang City)の3つの幼稚園から報告された3歳から4歳の39人を除けば、いずれも散発例である。5月1日に5人の小児から採取し検査された検体で、この5人がEV-71に感染していたことが判明した。Qianjiangの患者のうち33人は回復または回復途上にあり、6人が今も通院治療中となっている。4月30日以降、湖北省で、新たな手足口病患者は報告されていない。....
[2] マレーシア - サラワクSarawak
手足口病予防のため、衛生遵守に努めよう
情報源:The Star online、5月2日。
サラワクSarawak州当局は、シンガポールや中国での手足口病hand foot and mouth disease (HFMD)感染流行発生を受け、予防と対応策を強化している。208年4月26日の時点で、州衛生当局の行なったHFMD定期サーベイランスにより、1729人のHFMD患者が報告されており、3件の小規模な地域限定の感染流行が発生している。1件は、3月10-25日に発生した、Universiti Malaysia Sarawak (Unimas)における成人48人での流行、2件目は、4月4-22日の小児24人の関係するKampung Pichin, Serianの流行、そして、3件目は、小児10人に関係する、4月9-24日のAl Hidayah Abim Nursery(Sarikei)での流行である。いずれの患者もEV-71は関係していなかったが、「シンガポールや中国でのEV-71感染を含む、患者数増加を考えると、今後も衛生遵守が必要」と、当局は説明した。...
[Mod.CP注-]
○Ea#腺疫Strangles, ウマ-インド(マハラシュトラ州) 20080503.1519
ウマの移動、遅れる
情報源:The Hindu、5月2日。
http://www.hindu.com/2008/05/03/stories/2008050353932000.htm
ムンバイMumbai [Bombay]からプネPune [Poona]へのウマの移動が数週間遅れている。12頭に腺疫感染の疑いが生じたためである。Bangalore Turf Clubもムンバイからのウマの移動は一切停止している。
[Mod.AS注-_Streptococcus equi equi_を原因菌とする腺疫の詳説、原文参照願います。]
●05-03(0504-0020)#C#手足口病-中国(04):東部および香港HK 20080503.1521
致死性ウイルスによる、新たな小児の死亡
情報源:Shanghai Daily online、5月3日。
2008年5月2日、阜陽市当局によると、急速なウイルス感染拡大により、22人以上の小児が死亡し、3300人以上が感染した。安徽省・阜陽市にEnterovirus 71 (EV71)感染が広がり始めたのは、2008年3月初めのことで、5月2日までの瞬く間に、前日の2946人から3321人に感染した小児の数が増加した。978人が入院中で、うち48人は危険な状態である。..阜陽市の患者はすべて6歳以下で、ほとんどが2歳以下である。阜陽市内の5歳以下の小児の数はおよそ40万人である。...30日、浙江省・杭州市では、小児5人のEV-71感染が確認された。香港でも10人の同ウイルスによる感染が確認された。昨年の香港での感染者は12人であった。香港の患者の1人は、24日に4歳の娘から感染した女性であった。湖北省は、1日、340人がEV71に感染していると発表した。死者はなく、30日以降新たな患者は報告されていない。
[Mod.CP注-中国におけるEV-71によるHFMD感染流行は、安徽省・阜陽市での被害が最も深刻となっている。]
地図 安徽省Anhui、the city of Fuyang(北西部)
●C#原因不明の発熱-インド(トリプラ) 20080503.1522
鳥インフルエンザのあと、Nadilakで発熱性疾患が発生している
情報源:tripurainfo.com、5月2日。
最大の鳥インフルエンザによる被害が出た、Nadilak village of Bishalgarh subdivisionにおいて、合計109人の発熱患者が報告されている。緊急派遣チームが、問題解決のため、州政府に支援を行っている。半径3kmの範囲の19482人が個別訪問によるサーベイランスを受けた。病気の家禽と接触したものはなく、153人の動物衛生関係者は医療監視と予防内服[タミフルのこと?]を受けている。the village of Hatearra under Mohanpur block of West Tripura districtにおいても、封じ込めのための作業が行われている。
[ModCP注-家禽で鳥インフルエンザが発生したインドの各地域から、複数のヒトでの鳥インフルエンザ感染の疑いについて報告されてきたが、確定に至ったものは皆無である。トリプラでの徹底的なサーベイランスでも、これまでのところ、鳥インフルエンザ感染患者は報告されていないが、原因不明の発熱患者が多数発生していることが判明した。3日のTaindian Newsでは、22人の死亡を伴う州内でのマラリア感染流行が伝えられていることから、大半の発熱患者の原因はマラリアである可能性が高い]
地図 Tripura state
●Ea#鳥インフルエンザ(67)-韓国 20080504.1523
[1]Daeguで高病原性鳥インフルエンザによりニワトリ死亡
情報源:YonhapNews、5月3日。
韓国の検疫当局は、2008年5月3日、高病原性鳥インフルエンザウイルスにより、Daeguの1カ所の民家のニワトリが突然死したと発表した。当局The National Veterinary Research and Quarantine Service (NVRQS)によると、H5N1型鳥インフルエンザにより、ソウルSeoulの南東302kmにあるこの工業都市の民家のニワトリ5羽が死亡した。感染拡大防止のため、半径3km圏内にある3カ所の小規模農場で飼育されていた260羽のニワトリが処分され、埋め立てられた。当局は、この5羽のニワトリは、現地の青空市場で購入されたもので、現在のその出所を追っていると説明した。今週はじめ、政府当局は、定期的に開催されている屋外での伝統的な市場で、すべての家禽を売ることを禁止していた。この措置は、南東部Gyeongsang 地方でこのような市場で購入された鳥類が最近の感染流行の原因であるとの、専門家の指摘を受けて行われ、比較的小さな範囲で行われるため、政府の監視の目を逃れることが多かった。..政府は消毒作業を行っているが、南西部Jeolla 地方の封じ込めの失敗に対する非難を浴びている。
[2]鳥インフルエンザによる死亡、南東部に拡大
情報源:JoongagDaily、5月3日。
韓国の鳥インフルエンザ感染流行は、国内南東部にも拡大しており、2008年4月28日の週に、BusanおよびDaegu市でもH5亜型ウイルスによる家禽の死亡が報告された。1日には、Busanから69kmのUlsanと、Daeguから35kmのYeongcheonで、新たに2件の感染流行が報告されたばかりであった。Gijang farm(Busan)とSuseong District(Daegu)で、それぞれ鳥インフルエンザウイルスにより、ニワトリが4および5羽死亡した。残りのニワトリは処分された。...最近の韓国内の発生状況など。
地図 South Korea:南東部のDaegu (Taegu) と Busan (Pusan)
●C#チクングニア-インド(カルナタカ)、スリランカ、情報提供依頼RFI 20080504.1524
[1] インド [Karnataka]
6人のチクングニア感染が判明した
情報源:DaijiWorld、5月3日。
医学的調査によると、Kadabaおよび周辺地域で、6人がチクングニアに感染したことが判明した。高熱、全身痛、関節痛と全身の紅斑が見られ、病院での治療を受けている。地域医療従事者らが、周辺8地域などのチクングニアに感染した患者の治療に当たっている。貧しい労働者らは、チクングニア治癒後も日常の仕事に復帰できていない。
地図 Karnataka, India
[2] スリランカ(Sabaragamuwa): 情報提供依頼 Request for Information
入院患者1900人のうち、101人でチクングニア感染が陽性との報告があった
情報源:Daily Mirror、5月3日。
国内で1996人のcommon fever患者が報告されている。3つの地区の8カ所の村のRegional Director of HealthServices (RDHS) によるサーベイランスによって明らかにされた。発熱患者の血液検体は、BorellaのMRI[医学研究所Medical Research Instituteのこと?]に、診断のため送付された。これは、症状がチクングニアに非常に類似しているためである。しかし、Rassagala and Balangodaのcommon feverの患者数は急増しており、5月1日までに、1296人が確認されている。...Kuruwita,Kiriella and Eheliyagoda地区の37病院の入院患者1900人のうち、101人でチクングニア感染が陽性との報告があったことを、2日に保健省副大臣が明らかにした。現在の入院数は1000人に減少した。...
[Mod.TY注-4月29日のProMED(20080429.1478)において、2000人世帯以上でチクングニアが発生したことが示されている。上記の報告の中の、the common fever cases とは、実際のチクングニア感染について述べているのか判らない。検査結果によるチクングニア感染の確定(否定)についての情報を歓迎する。確定されたのであれば、現在も大規模な感染が続いていることになる。]
地図 Ratnapura District:the Sabaragamuwa Province of Sri Lanka;
●C#ライム病-米国(ミネソタMN州)、2007年増加 20080504.1525
例年900-1000人の患者発生のあるライム病Lyme disease患者が、2007年に1200人以上発生したと発表された
情報源:Minnesota News Network、5月3日。
保健当局は、最も多いダニ関連疾患である、ライム病Lyme disease患者が、2007年に1200人以上発生したと発表した。通常、ライム病患者は900-1000人である。deer tickが伝播する3つの疾患が増加したのには、いくつも原因があると疫学専門家は述べている。「ダニが新たな地域にも発生し始めたこと、人々が森林や草むらなどでの野外活動をより多く行うようになったこと、この疾患を疑い診断する医師の間の違いなどがある。」ライム病により。関節痛や関節炎がおこり、治療されない場合、心臓や神経系に障害を及ぼす可能性がある。以下、個人の予防策の紹介。
[Mod.ML注-CDCからの引用:”毎年2万人の新規患者が報告されるライム病は、米国では最も多い、ベクターによる感染症である。患者の多くは、北東部、中部大西洋地域、北中部州の5-14才と45-54才の人々である。発生のピークは、夏期の数ヶ月で、これは、5月から6月にかけて、nymphal vector ダニによる感染伝播を反映したものである。”ミネソタ州とウィスコンシン州は、米国内の風土病感染している10州にあげられている;(Connecticut, Delaware, Maryland, Massachusetts, Minnesota, New Jersey, New York, Pennsylvania, Rhode Island, and Wisconsin); 2003-5年にCDCに報告されたライム病患者の、93%がこの10州からの報告であり、北東部および南部大西洋地域以外の州は、この2州だけである。]
地図 Minnesota
○Ea#結核、ウシ-クウェート 20080504.1526
情報源:Kuwait Times、4月30日。
2008年4月29日、政府Municipalityは、国内でパック入りでないミルクの販売を禁止した。ウシでの結核感染流行を受けての動きである。...原文参照願います。
○Ep#Yellow mottle & blast diseases、コメ-ウガンダ 20080504.1527
情報源:AllAfrica, New Vision (Kampala) report、4月29日。
ウガンダ国立農業研究機構Ugandan National Agricultural Research Organisation (NARO)は、カンパラKampalaにおける会議で発言し、会議上では、rice yellow mottle and rice blast についても話し合われた。ケニアでは近年、コメ農家は収穫の半分を失った。...原文参照願います。
●C#手足口病-中国,ベトナム、シンガポール 20080504.1528
[1] 中国 - 全国的注意喚起 National alert
中国政府は全国に対し、国内東部ですでに23人の小児が死亡し、現在も感染が拡大している、ウイルス感染流行対策に取り組むよう呼びかけた。
情報源:International Business Times online 、5月3日。
2008年5月3日、中国政府は全国に対し、国内東部ですでに23人の小児が死亡し、現在も感染が拡大している、ウイルス感染流行対策に取り組むよう呼びかけた。衛生部から出されたこの注意喚起は、 Enterovirus 71 (EV-71) infectionとして知られている感染の拡大防止のため、衛生部が緊急対策を実施している旨が述べられている。この腸管ウイルスは、非常に感染力が強く、発熱、口腔内の水疱、手や足の発疹の原因となり、小児は感染しやすい。重症例では、脳、心臓、肺などに障害をもたらせる可能性がある。...
[2] 中国 - 広東省Guangdong
中国南部・広東省から、HFMD感染が疑われる死亡例が報告された
情報源:China View Xinhua News Agency 、5月3日。
中国南部・広東省から、HFMD感染が疑われる死亡例が報告されたと、2008年5月3日に省衛生当局が発表した。Gaoming district of Foshan city から2日に報告されたこの患者は、生後18ヶ月の幼児で、4月27日に発病後、2日に死亡した。省内の迅速検査により、EV-71感染によるものと診断され、詳細な検査が行われている。もう1例の臨床症状から感染が疑われる死亡患者は、25日にGaoming districtから報告された。2008年3月以来、東部安徽省・阜陽市で発生した腸管ウイルス感染流行による死者は22人に達し、中央部湖北省の2008年のHFMD患者も340例となったが、今のところ死者は報告されていない。
[3] アジア - 中国、シンガポール、ベトナム
微熱と発疹を特徴とするありふれた病気により、中国で24人の小児が死亡した。
情報源:Associated Press report、5月4日。
微熱と発疹を特徴とするありふれた病気により、中国で24人の小児が死亡した。当局は、周辺諸国でも感染流行の発生があり、さらなる事態の深刻化を懸念している。中国政府衛生部は、安徽省で4500人以上がEV-71に感染したことを受け、全国に対して注意を呼びかけた。今回の感染流行は、阜陽市に集中して発生し、22人が死亡した。国営通信は、南部広東省でこのウイルス感染により新たに2人の小児が死亡したと伝えた。...
ベトナム:南部ホーチミンHo Chi Minh Cityの第1小児病院の医師によると、例年、毎月数名の小児がこの疾患により、院内で死亡するという。医師は、「受診の遅れではなく、(手足口病の)進行が早く、脳や心臓が冒されるため」と述べている。2008年の数字は明らかではないが、2007年に複数の小児病院で、最大7倍の患者増加があったと報告されている。
シンガポール:現在もシンガポールでの感染増加は継続しており、2008年の患者数は9000人以上で、検査された検体の25%でEV-71が見つかっているが、富裕なこの国では、これまでのところ死者は発生していない。しかし、政府は22カ所の幼稚園と保育施設に閉鎖を指示した。
[4] 中国 - 現在、6省で発生
情報源:Shanghaiist.com、5月4日。
安徽省・阜陽市で手足口病が発生して以来、すくなくともほかに5つの省Zhejiang浙江省, Henan湖南省, Hubei湖北省, Jiangxi江西省Guangdong広東省から、多数の患者が報告されている。3日、安徽省では新たに622例の、この腸管ウイルス感染患者が報告された。合計の患者数は5151人に達し、阜陽市では22人の小児が死亡し、すべての幼稚園が閉鎖命令を受けている。Foshan city(Guangdong Province広東省)では、3人目の小児が手足口病で死亡した。江西省では、21例の患者が報告されているが、死者の報告はない。上海および江蘇省周辺地域では、HFMD感染患者は報告されていない。ピークを越えたかどうかの判断はできていないが、WHOは、オリンピックへの影響はないものと考えている。
[ModCP注-この報告にはきれいな写真がついている。現在のEV-71によるHFMD感染流行は、東アジア全域の小児に発生し、患者数が最も多いのはシンガポールであるが、死者は発生していない。中国において、中央部安徽省および湖北省、南部広東省で、最も被害が深刻化している。安徽省・阜陽市は、最も被害が大きく、死者22人を含む患者数5151人に及んでいる。湖北省からは死亡の報告はないが、広東省からは3例の感染が疑われる死亡報告がある。阜陽市におけるこのような高死亡率の原因は、まだ解明されていない]
○狂犬病、イヌ-ベルギー、フランス、ガンビアからの輸入
○ブルータング-ヨーロッパ(24):BTV-8、ワクチン接種
○原因不明の死亡、クジラ-アイルランド
○炭疽、ヤギ-米国TX(02) A4 GENOTYPE
○手足口病-アジア;中国、マレーシア
○腺疫 Strangles, ウマ-インド
○手足口病-中国(04):東部、HK
○原因不明の発熱-インド
○鳥インフルエンザ(67):韓国
○チクングニア(16):スリランカRFI
○ライム病-米国MN、2007年増加
○結核、ウシ-クウェート
○Yellow mottle & blast diseases,コメ-ウガンダ
○手足口病-アジア(02):中国、シンガポール、ベトナム
○Ea# 狂犬病、イヌ-ベルギーとフランス、ガンビアからの輸入
Archive Number 20080502.1507
速報;ガンビアからベルギーとフランスに不法に輸入された狂犬病に感染していたイヌ確認
情報源:Eurosurveillance edition 2008; 13(18)、4月30日。
背景:2008年3月、ガンビア共和国で、1匹の生後6ヶ月のメスの子犬がケガをしているところを発見された。ガンビアで休暇を過ごしていたベルギー人は、このイヌに治療を受けさせるため、現地の獣医院に連れて行った。3月15日、初回の狂犬病ワクチン接種を受け、マイクロチップを埋め込まれた(micro-chipped)。このベルギー人女性に引き取られたイヌは、4月5日、ガンビアの獣医師により、健康証明書を発行されていた。ダカールDakar経由でベルギー・ブリュッセルBrusselsへ、飛行機で飼い主とこのイヌは移動した(7日に到着)。ガンビア出発時(6日)には、神経症状は見られなかった。搭乗前に鎮静処置が行われ、機中では眠っていたと報告されている。フライトの間に、2回のヒトとの接触があった。8日、(咬傷による)壊死創の処置のため、ブリュッセルの獣医院を受診した際には、他の動物やヒトはいなかったが、うまく歩けなかった。...16日、狂犬病の初発症状が見られ、21日に死亡するまで、複数の獣医院で診察を受けた。24日に、フランス・パリのパスツール研究所での検査により、診断が確定された...対策、結語と続く。
[Mod.AS注-東南アジアへの海外在住者からの報告によると、狂犬病の風土病感染地域であるこの国では、複数の狂犬病ワクチンがあり、1つは国内で使用されているが、海外へ連れ出されるペットには使用できず、もう1つのワクチンはペットの移住に適応がある。...]
○Ea# ブルータング-ヨーロッパ(24):BTV-8,ワクチン接種 20080502.1508
[1]動物へのブル-タングワクチン接種開始
情報源:The Earth Times, PRNewswire, Intervet report、5月1日。
2008年5月1日、Bixley Farms(in Norfolk)のウシに対し、英国初の抗bluetongue serotype 8 [BTV-8]ワクチンの接種が行われた。...
[2]ブルータング--ワクチン接種をためらうべきではない:獣外科医の重要事項
情報源: British Veterinary Association (BVA) website、4月29日。
http://www.bva.co.uk/policy/btv_key_considerations.pdf
制限区域からの移動、使用量、適応外使用Off-label use、配布..原文参照願います。
[3]農家が、自ら飼育する動物に対してワクチンを接種することは、公式には認められていない。
投稿者:仏・Celine Schweitzer、4月30日。
2008年4月25日、フランス北東部において、the Intervet vaccine (BTV-8)による、ウシに対するワクチン一斉接種が開始された。農家が、自ら飼育する動物に対してワクチンを接種することは、公式には認められていない。
○Ea#原因不明の死亡、クジラ-アイルランド 20080502.1511
打ち上げられたクジラ、謎深まる
情報源:Independent.ie 、4月20日。
過去14週間にわたって、アイルランドの海岸に打ち上げられ死亡しているのが見つかった、深い海の生物の数が、かつてないほど増えていることに、クジラとイルカの監視に当たる人々は当惑している。英国の海岸でも、とりわけスコットランドにおいては、同じような現象があり、懸念されている。Irish Whale and Dolphin Group (IWDG)の職員が述べた。発見されているのは、pilot whales (_Globicephala melas_) Cuvier's beaked whales (_Ziphius cavirostris_), and Sowerby's beaked whales (_Mesoplodon bidens_)である。1月から4月17日までに、12頭の pilot whaleが別々に、アイルランド沿岸のCork, Kerry, Sligo, Mayo and Donegalなどで発見された。..
[Mod.JW注-]
写真1 pilot whale
写真2 3 Cuvier's beaked whale
写真4
○Ea#炭疽、ヤギ-米国(テキサスTX)(02) 遺伝子型A4 20080502.1514
投稿者:米・CDC、Alex Hoffmaster、5月2日。
20080404.1234に関して。
死亡したオスのヤギから分離された細菌の培養検査により、"GT 78 in A4"との回答を得た。..以下、詳細は原文参照願います。
●C#手足口病-中国(湖北省)、マレーシア(サラワク)、アジア 20080503.1519
[1] 中国 - 湖北省 Hubei province
湖北省で340人の手足口病患者が報告されている
情報源:China View, Xinhua News Agency、5月2日。
中国中央部湖北省では、2008年に340人の手足口病患者が報告されていると、2008年5月2日に現地当局が発表した。死者は出ていない。少なくとも5人は、2008年3月初めから安徽省・阜陽市で小児21人が死亡し、2946人が発病している、腸管ウイルスのenterovirus 71 (EV 71)が原因であった。湖北省の患者の大半は、2008年4月29日以降、Guanghua district(Qianjiang City)の3つの幼稚園から報告された3歳から4歳の39人を除けば、いずれも散発例である。5月1日に5人の小児から採取し検査された検体で、この5人がEV-71に感染していたことが判明した。Qianjiangの患者のうち33人は回復または回復途上にあり、6人が今も通院治療中となっている。4月30日以降、湖北省で、新たな手足口病患者は報告されていない。....
[2] マレーシア - サラワクSarawak
手足口病予防のため、衛生遵守に努めよう
情報源:The Star online、5月2日。
サラワクSarawak州当局は、シンガポールや中国での手足口病hand foot and mouth disease (HFMD)感染流行発生を受け、予防と対応策を強化している。208年4月26日の時点で、州衛生当局の行なったHFMD定期サーベイランスにより、1729人のHFMD患者が報告されており、3件の小規模な地域限定の感染流行が発生している。1件は、3月10-25日に発生した、Universiti Malaysia Sarawak (Unimas)における成人48人での流行、2件目は、4月4-22日の小児24人の関係するKampung Pichin, Serianの流行、そして、3件目は、小児10人に関係する、4月9-24日のAl Hidayah Abim Nursery(Sarikei)での流行である。いずれの患者もEV-71は関係していなかったが、「シンガポールや中国でのEV-71感染を含む、患者数増加を考えると、今後も衛生遵守が必要」と、当局は説明した。...
[Mod.CP注-]
○Ea#腺疫Strangles, ウマ-インド(マハラシュトラ州) 20080503.1519
ウマの移動、遅れる
情報源:The Hindu、5月2日。
http://www.hindu.com/2008/05/03/stories/2008050353932000.htm
ムンバイMumbai [Bombay]からプネPune [Poona]へのウマの移動が数週間遅れている。12頭に腺疫感染の疑いが生じたためである。Bangalore Turf Clubもムンバイからのウマの移動は一切停止している。
[Mod.AS注-_Streptococcus equi equi_を原因菌とする腺疫の詳説、原文参照願います。]
●05-03(0504-0020)#C#手足口病-中国(04):東部および香港HK 20080503.1521
致死性ウイルスによる、新たな小児の死亡
情報源:Shanghai Daily online、5月3日。
2008年5月2日、阜陽市当局によると、急速なウイルス感染拡大により、22人以上の小児が死亡し、3300人以上が感染した。安徽省・阜陽市にEnterovirus 71 (EV71)感染が広がり始めたのは、2008年3月初めのことで、5月2日までの瞬く間に、前日の2946人から3321人に感染した小児の数が増加した。978人が入院中で、うち48人は危険な状態である。..阜陽市の患者はすべて6歳以下で、ほとんどが2歳以下である。阜陽市内の5歳以下の小児の数はおよそ40万人である。...30日、浙江省・杭州市では、小児5人のEV-71感染が確認された。香港でも10人の同ウイルスによる感染が確認された。昨年の香港での感染者は12人であった。香港の患者の1人は、24日に4歳の娘から感染した女性であった。湖北省は、1日、340人がEV71に感染していると発表した。死者はなく、30日以降新たな患者は報告されていない。
[Mod.CP注-中国におけるEV-71によるHFMD感染流行は、安徽省・阜陽市での被害が最も深刻となっている。]
地図 安徽省Anhui、the city of Fuyang(北西部)
●C#原因不明の発熱-インド(トリプラ) 20080503.1522
鳥インフルエンザのあと、Nadilakで発熱性疾患が発生している
情報源:tripurainfo.com、5月2日。
最大の鳥インフルエンザによる被害が出た、Nadilak village of Bishalgarh subdivisionにおいて、合計109人の発熱患者が報告されている。緊急派遣チームが、問題解決のため、州政府に支援を行っている。半径3kmの範囲の19482人が個別訪問によるサーベイランスを受けた。病気の家禽と接触したものはなく、153人の動物衛生関係者は医療監視と予防内服[タミフルのこと?]を受けている。the village of Hatearra under Mohanpur block of West Tripura districtにおいても、封じ込めのための作業が行われている。
[ModCP注-家禽で鳥インフルエンザが発生したインドの各地域から、複数のヒトでの鳥インフルエンザ感染の疑いについて報告されてきたが、確定に至ったものは皆無である。トリプラでの徹底的なサーベイランスでも、これまでのところ、鳥インフルエンザ感染患者は報告されていないが、原因不明の発熱患者が多数発生していることが判明した。3日のTaindian Newsでは、22人の死亡を伴う州内でのマラリア感染流行が伝えられていることから、大半の発熱患者の原因はマラリアである可能性が高い]
地図 Tripura state
●Ea#鳥インフルエンザ(67)-韓国 20080504.1523
[1]Daeguで高病原性鳥インフルエンザによりニワトリ死亡
情報源:YonhapNews、5月3日。
韓国の検疫当局は、2008年5月3日、高病原性鳥インフルエンザウイルスにより、Daeguの1カ所の民家のニワトリが突然死したと発表した。当局The National Veterinary Research and Quarantine Service (NVRQS)によると、H5N1型鳥インフルエンザにより、ソウルSeoulの南東302kmにあるこの工業都市の民家のニワトリ5羽が死亡した。感染拡大防止のため、半径3km圏内にある3カ所の小規模農場で飼育されていた260羽のニワトリが処分され、埋め立てられた。当局は、この5羽のニワトリは、現地の青空市場で購入されたもので、現在のその出所を追っていると説明した。今週はじめ、政府当局は、定期的に開催されている屋外での伝統的な市場で、すべての家禽を売ることを禁止していた。この措置は、南東部Gyeongsang 地方でこのような市場で購入された鳥類が最近の感染流行の原因であるとの、専門家の指摘を受けて行われ、比較的小さな範囲で行われるため、政府の監視の目を逃れることが多かった。..政府は消毒作業を行っているが、南西部Jeolla 地方の封じ込めの失敗に対する非難を浴びている。
[2]鳥インフルエンザによる死亡、南東部に拡大
情報源:JoongagDaily、5月3日。
韓国の鳥インフルエンザ感染流行は、国内南東部にも拡大しており、2008年4月28日の週に、BusanおよびDaegu市でもH5亜型ウイルスによる家禽の死亡が報告された。1日には、Busanから69kmのUlsanと、Daeguから35kmのYeongcheonで、新たに2件の感染流行が報告されたばかりであった。Gijang farm(Busan)とSuseong District(Daegu)で、それぞれ鳥インフルエンザウイルスにより、ニワトリが4および5羽死亡した。残りのニワトリは処分された。...最近の韓国内の発生状況など。
地図 South Korea:南東部のDaegu (Taegu) と Busan (Pusan)
●C#チクングニア-インド(カルナタカ)、スリランカ、情報提供依頼RFI 20080504.1524
[1] インド [Karnataka]
6人のチクングニア感染が判明した
情報源:DaijiWorld、5月3日。
医学的調査によると、Kadabaおよび周辺地域で、6人がチクングニアに感染したことが判明した。高熱、全身痛、関節痛と全身の紅斑が見られ、病院での治療を受けている。地域医療従事者らが、周辺8地域などのチクングニアに感染した患者の治療に当たっている。貧しい労働者らは、チクングニア治癒後も日常の仕事に復帰できていない。
地図 Karnataka, India
[2] スリランカ(Sabaragamuwa): 情報提供依頼 Request for Information
入院患者1900人のうち、101人でチクングニア感染が陽性との報告があった
情報源:Daily Mirror、5月3日。
国内で1996人のcommon fever患者が報告されている。3つの地区の8カ所の村のRegional Director of HealthServices (RDHS) によるサーベイランスによって明らかにされた。発熱患者の血液検体は、BorellaのMRI[医学研究所Medical Research Instituteのこと?]に、診断のため送付された。これは、症状がチクングニアに非常に類似しているためである。しかし、Rassagala and Balangodaのcommon feverの患者数は急増しており、5月1日までに、1296人が確認されている。...Kuruwita,Kiriella and Eheliyagoda地区の37病院の入院患者1900人のうち、101人でチクングニア感染が陽性との報告があったことを、2日に保健省副大臣が明らかにした。現在の入院数は1000人に減少した。...
[Mod.TY注-4月29日のProMED(20080429.1478)において、2000人世帯以上でチクングニアが発生したことが示されている。上記の報告の中の、the common fever cases とは、実際のチクングニア感染について述べているのか判らない。検査結果によるチクングニア感染の確定(否定)についての情報を歓迎する。確定されたのであれば、現在も大規模な感染が続いていることになる。]
地図 Ratnapura District:the Sabaragamuwa Province of Sri Lanka;
●C#ライム病-米国(ミネソタMN州)、2007年増加 20080504.1525
例年900-1000人の患者発生のあるライム病Lyme disease患者が、2007年に1200人以上発生したと発表された
情報源:Minnesota News Network、5月3日。
保健当局は、最も多いダニ関連疾患である、ライム病Lyme disease患者が、2007年に1200人以上発生したと発表した。通常、ライム病患者は900-1000人である。deer tickが伝播する3つの疾患が増加したのには、いくつも原因があると疫学専門家は述べている。「ダニが新たな地域にも発生し始めたこと、人々が森林や草むらなどでの野外活動をより多く行うようになったこと、この疾患を疑い診断する医師の間の違いなどがある。」ライム病により。関節痛や関節炎がおこり、治療されない場合、心臓や神経系に障害を及ぼす可能性がある。以下、個人の予防策の紹介。
[Mod.ML注-CDCからの引用:”毎年2万人の新規患者が報告されるライム病は、米国では最も多い、ベクターによる感染症である。患者の多くは、北東部、中部大西洋地域、北中部州の5-14才と45-54才の人々である。発生のピークは、夏期の数ヶ月で、これは、5月から6月にかけて、nymphal vector ダニによる感染伝播を反映したものである。”ミネソタ州とウィスコンシン州は、米国内の風土病感染している10州にあげられている;(Connecticut, Delaware, Maryland, Massachusetts, Minnesota, New Jersey, New York, Pennsylvania, Rhode Island, and Wisconsin); 2003-5年にCDCに報告されたライム病患者の、93%がこの10州からの報告であり、北東部および南部大西洋地域以外の州は、この2州だけである。]
地図 Minnesota
○Ea#結核、ウシ-クウェート 20080504.1526
情報源:Kuwait Times、4月30日。
2008年4月29日、政府Municipalityは、国内でパック入りでないミルクの販売を禁止した。ウシでの結核感染流行を受けての動きである。...原文参照願います。
○Ep#Yellow mottle & blast diseases、コメ-ウガンダ 20080504.1527
情報源:AllAfrica, New Vision (Kampala) report、4月29日。
ウガンダ国立農業研究機構Ugandan National Agricultural Research Organisation (NARO)は、カンパラKampalaにおける会議で発言し、会議上では、rice yellow mottle and rice blast についても話し合われた。ケニアでは近年、コメ農家は収穫の半分を失った。...原文参照願います。
●C#手足口病-中国,ベトナム、シンガポール 20080504.1528
[1] 中国 - 全国的注意喚起 National alert
中国政府は全国に対し、国内東部ですでに23人の小児が死亡し、現在も感染が拡大している、ウイルス感染流行対策に取り組むよう呼びかけた。
情報源:International Business Times online 、5月3日。
2008年5月3日、中国政府は全国に対し、国内東部ですでに23人の小児が死亡し、現在も感染が拡大している、ウイルス感染流行対策に取り組むよう呼びかけた。衛生部から出されたこの注意喚起は、 Enterovirus 71 (EV-71) infectionとして知られている感染の拡大防止のため、衛生部が緊急対策を実施している旨が述べられている。この腸管ウイルスは、非常に感染力が強く、発熱、口腔内の水疱、手や足の発疹の原因となり、小児は感染しやすい。重症例では、脳、心臓、肺などに障害をもたらせる可能性がある。...
[2] 中国 - 広東省Guangdong
中国南部・広東省から、HFMD感染が疑われる死亡例が報告された
情報源:China View Xinhua News Agency 、5月3日。
中国南部・広東省から、HFMD感染が疑われる死亡例が報告されたと、2008年5月3日に省衛生当局が発表した。Gaoming district of Foshan city から2日に報告されたこの患者は、生後18ヶ月の幼児で、4月27日に発病後、2日に死亡した。省内の迅速検査により、EV-71感染によるものと診断され、詳細な検査が行われている。もう1例の臨床症状から感染が疑われる死亡患者は、25日にGaoming districtから報告された。2008年3月以来、東部安徽省・阜陽市で発生した腸管ウイルス感染流行による死者は22人に達し、中央部湖北省の2008年のHFMD患者も340例となったが、今のところ死者は報告されていない。
[3] アジア - 中国、シンガポール、ベトナム
微熱と発疹を特徴とするありふれた病気により、中国で24人の小児が死亡した。
情報源:Associated Press report、5月4日。
微熱と発疹を特徴とするありふれた病気により、中国で24人の小児が死亡した。当局は、周辺諸国でも感染流行の発生があり、さらなる事態の深刻化を懸念している。中国政府衛生部は、安徽省で4500人以上がEV-71に感染したことを受け、全国に対して注意を呼びかけた。今回の感染流行は、阜陽市に集中して発生し、22人が死亡した。国営通信は、南部広東省でこのウイルス感染により新たに2人の小児が死亡したと伝えた。...
ベトナム:南部ホーチミンHo Chi Minh Cityの第1小児病院の医師によると、例年、毎月数名の小児がこの疾患により、院内で死亡するという。医師は、「受診の遅れではなく、(手足口病の)進行が早く、脳や心臓が冒されるため」と述べている。2008年の数字は明らかではないが、2007年に複数の小児病院で、最大7倍の患者増加があったと報告されている。
シンガポール:現在もシンガポールでの感染増加は継続しており、2008年の患者数は9000人以上で、検査された検体の25%でEV-71が見つかっているが、富裕なこの国では、これまでのところ死者は発生していない。しかし、政府は22カ所の幼稚園と保育施設に閉鎖を指示した。
[4] 中国 - 現在、6省で発生
情報源:Shanghaiist.com、5月4日。
安徽省・阜陽市で手足口病が発生して以来、すくなくともほかに5つの省Zhejiang浙江省, Henan湖南省, Hubei湖北省, Jiangxi江西省Guangdong広東省から、多数の患者が報告されている。3日、安徽省では新たに622例の、この腸管ウイルス感染患者が報告された。合計の患者数は5151人に達し、阜陽市では22人の小児が死亡し、すべての幼稚園が閉鎖命令を受けている。Foshan city(Guangdong Province広東省)では、3人目の小児が手足口病で死亡した。江西省では、21例の患者が報告されているが、死者の報告はない。上海および江蘇省周辺地域では、HFMD感染患者は報告されていない。ピークを越えたかどうかの判断はできていないが、WHOは、オリンピックへの影響はないものと考えている。
[ModCP注-この報告にはきれいな写真がついている。現在のEV-71によるHFMD感染流行は、東アジア全域の小児に発生し、患者数が最も多いのはシンガポールであるが、死者は発生していない。中国において、中央部安徽省および湖北省、南部広東省で、最も被害が深刻化している。安徽省・阜陽市は、最も被害が大きく、死者22人を含む患者数5151人に及んでいる。湖北省からは死亡の報告はないが、広東省からは3例の感染が疑われる死亡報告がある。阜陽市におけるこのような高死亡率の原因は、まだ解明されていない]
2008年5月1日
タイトル
○炭疽、狂犬病、口蹄疫-グルジア、RFI
○麻疹-米国(03)AZ
スイス人により麻疹が持ち込まれ、郡内の患者は16人となった
○E型肝炎、世界一周クルーズ-英国(02)
11週間のクルーズ中に7人の乗客が感染した
○手足口病-中国(03)、WHO
死者20名を含む合計1884名の手足口病患者が報告されている。
○牛肉回収-米国(08):USDA/FDA
○Ea#炭疽、狂犬病、口蹄疫-グルジア(Shida Kartli) Archive Number 20080501.1497
Gori地方で家畜のワクチン接種が開始された
情報源:IA "NewsGeorgia" [in Russian]、4月23日。
Gori市当局は、家畜に対し、最も危険な感染症である狂犬病・炭疽・口蹄疫のワクチンを接種することに決めた。第1期のワクチン接種は、炭疽感染流行発生が疑われる地域である、Medzhvrishevi, Kvahvreli, Uplistsikhe, Hidistavi, and Akhaldabaから開始される予定である。ウシ4200頭に対して行なわれる。狂犬病と口蹄疫のワクチン接種は、1週間以内に開始され、3ヶ月間にわたって続けられる見込みである。Gori地方では、合計35700頭のウシが接種される予定になっている。
[Mod.AS注-グルジアにおいて、炭疽および狂犬病は風土病感染しており、2007年の発生について、公式に報告されている。しかし、口蹄疫に関しては、2007年のグルジア政府報告では、2002年に最後の発生があったとされている。2007年7月、グルジアとの国境にある、アルメニアのLori地区で、口蹄疫発生が疑われたが、その後の確定に関する情報は出されていない。今回のGoriにおけるワクチン接種は、感染疑いまたは感染例の発生を受けて行われたものだろうか。]
地図 Gori:Georgia's Shida Kartli regionの一地方(Raion)で、旧ツヒンバリTskhinvali地区も含まれる。同地区の北部の複数地域は、独立を宣言するSouth Ossetia共和国の一部として、1992年以降グルジア政府の管理から外れている
●C#麻疹-米国(03):アリゾナAZ州 20080501.1498
スイス人旅行者により持ち込まれた麻疹感染流行で、Pima郡内で16例の麻疹感染患者が確認されている
情報源:Arizona Daily Star online、5月1日。
同国最大のPima郡の麻疹感染流行は、減少傾向がみられない。...これまでにPima郡内で、16例の麻疹感染患者が確認されているが、実際はこれよりも多いものと見られると、当局者が述べた。現在発生中の患者は、現地に初めに麻疹を持ち込んだと考えられているスイス人の女性観光客から感染した3-4人の患者から、4ないし5世代目の患者と考えられている。「このスイス人女性が病院を受診し、そこで1-2人が曝露した。彼女から感染した人々が、ほかへ感染伝播し、さらに伝播が続いた。5世代目の患者が現われ始めている」と説明された。..その後自宅に戻った、スイスから来たこの女性は、成人の麻疹の合併症である肺炎を併発し、入院した。...原文参照願います。
[Mod.CP注-アリゾナ州Pima郡の麻疹感染患者数は、2008年3月7日に、現地の第1例目の輸入感染患者1人であったが、3月31日に9例となり、現在16例の患者が確定されている。一部は4世代目であり、5世代目に入ったと見られている。(ワクチンを受けていない、あるいは完全に終了していない、もしくは免疫不全の)感染感受性のある患者が相当数存在しているものと見られ、包括的ワクチン接種対策以外に封じ込められない、感染流行悪化の可能性がある。]
地図 Arizona. Pima County
●C#E型肝炎、世界一周クルーズ-英国(02) 20080501.1503
11週間の世界一周クルーズの間に、7人がE型肝炎に感染し、他の乗客にも採血による検査を受けるよう呼びかけている。
情報源:BBC News online、4月30日。
休暇中の数百人が、P&O liner Auroraの船上で発生した感染流行により、E型肝炎に対する検査を受けている。2008年3月28日にSouthamptonに到着して終了した、11週間の世界一周クルーズの間に、7人の乗船客がこのウイルスに感染した。このほか600人の乗船者には、当局が、手紙の郵送により、採血を受けるよう呼びかけている。...乗客らは、ウイルスに汚染された食品の摂取を通じて感染したものと見られている。この船は、精力的に公衆衛生対策を実施し、最近受けた公式の衛生検査でも高得点を受けていた。...
[Mod.CP注-E型肝炎の患者数は、3月28日に航行を終え、4人から7人に増えた。このほかに600人の無症状の乗船客らの検査が行なわれている。E型肝炎の潜伏期間が最大60日間と長いことから、さらに数人の患者が確認される可能性もある。しかし、この客船が、E型肝炎の土着感染がある国々のいくつもの港に停泊していることを考えると、感染源が特定される可能性は低いだろう]
●C#手足口病-中国(03):安徽省、WHO 20080501.1504
乳幼児および年少児の間で、死者20名を含む合計1884名の、enterovirus 71 (EV-71)を原因とする手足口病の患者が報告されている。
情報源:World Health Organisation (WHO), EPR, Outbreak News 、5月1日。
2008年4月29日、乳幼児および年少児の間で、死者20名を含む合計1884名の、 enterovirus 71 (EV-71)を原因とする手足口病の患者が報告されている。死亡した20人は、中国・安徽省のFuyang(阜陽)市在住である。死亡患者はすべて、EV-71の感染による神経原性肺浮腫などの、重篤な合併症により死亡した。全体の致死率は、2008年3月10-31日の11%から、4月17-29日には0.2%に減少した。3月末より入院患者数が増加し始め、4月19日以降、急激に増加した。公衆衛生の専門家らは、今後も患者数は増加し、2008年6-7月頃にピークとなると予想している。後ろ向きの患者調査により、3月初めから散発例が発生していたことが明らかになった。患者は、Fuyang市全域で発生している。初期の患者で行われた、種々の呼吸器疾患に対する検査では、いずれの疾患も確定されていなかった。引き続き、全国規模の追加検査や複数の専門家との協議が行われた。4月23日に、EV-71感染が確定された。衛生当局は、WHOと香港、台湾の当局に、直ちにこの結果について連絡した。中国衛生部は、Fuyang市および安徽省において、対象者に対する予防対策を実施した。この中には、サーベイランスの強化、治療に当たるすべてのレベルの医療従事者の教育、予防と対処、環境衛生管理の強化、飲料水の監視が含まれる。一般市民への啓蒙活動も行われており、手洗いを中心とした、個人衛生の向上が強調されている。非ポリオ・エンテロウイルスは、世界中で一般的であり、広い地域に存在する。これらのウイルスは、、感染しても無症状で気付かれないことも多いが、ときに死亡することのある、定常時を超える有症患者数が発生する感染流行に関連することもある。特異的な抗ウイルス療法はなく、治療は合併症の予防に限られる。このウイルスに対するワクチンはないため、感染流行時の対策は、手洗いを頻回に行い、土の付いた衣服やものの消毒などの、従来からある個人の予防策が中心である。場合によっては、保育施設や学校を閉鎖して、感染伝播の程度を減少させることも推奨される。渡航や取引を制限する必要はない。現在、西太平洋地域の各国は、手足口病と、小児での重症合併症について、強化サーベイランスが実施されている。さらに詳しい情報は、the WHO fact sheet "Enteroviruses - non polio."を参照のこと。
[ModCP注-4月29日の記事(20080429.1481)の患者数およそ1200人から、1884人に増加している]
地図 Anhui province、the city of Fuyang
●C#牛肉回収-米国(08):USDA/FDA 20080501.1505
[1]病気のウシの牛肉の流通禁止に関して、当局は例外規定の見直しを見合わせている
情報源:The Press-Enterprise、4月30日。
食肉会社が、downer cows(よろけるウシ?)の食品流通への出荷を禁止して1週間が経過したが、米国農務省は、病気や傷ついたウシの一部を食卓にのせることを許可する政策を、変更することに同意していない。Downers -- 病気や障害のため食肉のための処分できないウシ--は、原則的に食品として流通させることが禁止されているが、例外が設けられている。精肉業者は、先週まで、この例外規定を継続するよう働きかけてきた。主要産業連合は立場を反転させ、絶対的禁止を求める動物擁護団体と議員に加わった。Chino社の食肉回収に関する議会聴聞会中は、現政策を守っている農務大臣は、発言しなかった。...原文参照願います。
[2]米国の食の安全を守るシステムの危機
情報源:The Washington Post、4月30日。
米国の食の安全を確保する現在のシステムが、危機にさらされている。現行のシステムの欠点として、時代遅れの法律、資源の有効利用不足、食の安全を守るべき担当部局間の不一致が内包されている。「米国民の4人に1人が毎年食中毒の被害にあっている;その数は7600万人に上る」と、Trust for America's Healthの代表者が述べた。....たとえば、FDAは、肉がのっていない冷凍ピザの規制を行うが、肉がのっていれば、農務省の取り扱いとなる。さらに、新鮮野菜や果実のおよそ60%と、シーフードの75%が輸入されているにもかかわらず、輸入食品のうち、検査を受けているのはわずか1%である。
報告全文
○炭疽、狂犬病、口蹄疫-グルジア、RFI
○麻疹-米国(03)AZ
スイス人により麻疹が持ち込まれ、郡内の患者は16人となった
○E型肝炎、世界一周クルーズ-英国(02)
11週間のクルーズ中に7人の乗客が感染した
○手足口病-中国(03)、WHO
死者20名を含む合計1884名の手足口病患者が報告されている。
○牛肉回収-米国(08):USDA/FDA
○Ea#炭疽、狂犬病、口蹄疫-グルジア(Shida Kartli) Archive Number 20080501.1497
Gori地方で家畜のワクチン接種が開始された
情報源:IA "NewsGeorgia" [in Russian]、4月23日。
Gori市当局は、家畜に対し、最も危険な感染症である狂犬病・炭疽・口蹄疫のワクチンを接種することに決めた。第1期のワクチン接種は、炭疽感染流行発生が疑われる地域である、Medzhvrishevi, Kvahvreli, Uplistsikhe, Hidistavi, and Akhaldabaから開始される予定である。ウシ4200頭に対して行なわれる。狂犬病と口蹄疫のワクチン接種は、1週間以内に開始され、3ヶ月間にわたって続けられる見込みである。Gori地方では、合計35700頭のウシが接種される予定になっている。
[Mod.AS注-グルジアにおいて、炭疽および狂犬病は風土病感染しており、2007年の発生について、公式に報告されている。しかし、口蹄疫に関しては、2007年のグルジア政府報告では、2002年に最後の発生があったとされている。2007年7月、グルジアとの国境にある、アルメニアのLori地区で、口蹄疫発生が疑われたが、その後の確定に関する情報は出されていない。今回のGoriにおけるワクチン接種は、感染疑いまたは感染例の発生を受けて行われたものだろうか。]
地図 Gori:Georgia's Shida Kartli regionの一地方(Raion)で、旧ツヒンバリTskhinvali地区も含まれる。同地区の北部の複数地域は、独立を宣言するSouth Ossetia共和国の一部として、1992年以降グルジア政府の管理から外れている
●C#麻疹-米国(03):アリゾナAZ州 20080501.1498
スイス人旅行者により持ち込まれた麻疹感染流行で、Pima郡内で16例の麻疹感染患者が確認されている
情報源:Arizona Daily Star online、5月1日。
同国最大のPima郡の麻疹感染流行は、減少傾向がみられない。...これまでにPima郡内で、16例の麻疹感染患者が確認されているが、実際はこれよりも多いものと見られると、当局者が述べた。現在発生中の患者は、現地に初めに麻疹を持ち込んだと考えられているスイス人の女性観光客から感染した3-4人の患者から、4ないし5世代目の患者と考えられている。「このスイス人女性が病院を受診し、そこで1-2人が曝露した。彼女から感染した人々が、ほかへ感染伝播し、さらに伝播が続いた。5世代目の患者が現われ始めている」と説明された。..その後自宅に戻った、スイスから来たこの女性は、成人の麻疹の合併症である肺炎を併発し、入院した。...原文参照願います。
[Mod.CP注-アリゾナ州Pima郡の麻疹感染患者数は、2008年3月7日に、現地の第1例目の輸入感染患者1人であったが、3月31日に9例となり、現在16例の患者が確定されている。一部は4世代目であり、5世代目に入ったと見られている。(ワクチンを受けていない、あるいは完全に終了していない、もしくは免疫不全の)感染感受性のある患者が相当数存在しているものと見られ、包括的ワクチン接種対策以外に封じ込められない、感染流行悪化の可能性がある。]
地図 Arizona. Pima County
●C#E型肝炎、世界一周クルーズ-英国(02) 20080501.1503
11週間の世界一周クルーズの間に、7人がE型肝炎に感染し、他の乗客にも採血による検査を受けるよう呼びかけている。
情報源:BBC News online、4月30日。
休暇中の数百人が、P&O liner Auroraの船上で発生した感染流行により、E型肝炎に対する検査を受けている。2008年3月28日にSouthamptonに到着して終了した、11週間の世界一周クルーズの間に、7人の乗船客がこのウイルスに感染した。このほか600人の乗船者には、当局が、手紙の郵送により、採血を受けるよう呼びかけている。...乗客らは、ウイルスに汚染された食品の摂取を通じて感染したものと見られている。この船は、精力的に公衆衛生対策を実施し、最近受けた公式の衛生検査でも高得点を受けていた。...
[Mod.CP注-E型肝炎の患者数は、3月28日に航行を終え、4人から7人に増えた。このほかに600人の無症状の乗船客らの検査が行なわれている。E型肝炎の潜伏期間が最大60日間と長いことから、さらに数人の患者が確認される可能性もある。しかし、この客船が、E型肝炎の土着感染がある国々のいくつもの港に停泊していることを考えると、感染源が特定される可能性は低いだろう]
●C#手足口病-中国(03):安徽省、WHO 20080501.1504
乳幼児および年少児の間で、死者20名を含む合計1884名の、enterovirus 71 (EV-71)を原因とする手足口病の患者が報告されている。
情報源:World Health Organisation (WHO), EPR, Outbreak News 、5月1日。
2008年4月29日、乳幼児および年少児の間で、死者20名を含む合計1884名の、 enterovirus 71 (EV-71)を原因とする手足口病の患者が報告されている。死亡した20人は、中国・安徽省のFuyang(阜陽)市在住である。死亡患者はすべて、EV-71の感染による神経原性肺浮腫などの、重篤な合併症により死亡した。全体の致死率は、2008年3月10-31日の11%から、4月17-29日には0.2%に減少した。3月末より入院患者数が増加し始め、4月19日以降、急激に増加した。公衆衛生の専門家らは、今後も患者数は増加し、2008年6-7月頃にピークとなると予想している。後ろ向きの患者調査により、3月初めから散発例が発生していたことが明らかになった。患者は、Fuyang市全域で発生している。初期の患者で行われた、種々の呼吸器疾患に対する検査では、いずれの疾患も確定されていなかった。引き続き、全国規模の追加検査や複数の専門家との協議が行われた。4月23日に、EV-71感染が確定された。衛生当局は、WHOと香港、台湾の当局に、直ちにこの結果について連絡した。中国衛生部は、Fuyang市および安徽省において、対象者に対する予防対策を実施した。この中には、サーベイランスの強化、治療に当たるすべてのレベルの医療従事者の教育、予防と対処、環境衛生管理の強化、飲料水の監視が含まれる。一般市民への啓蒙活動も行われており、手洗いを中心とした、個人衛生の向上が強調されている。非ポリオ・エンテロウイルスは、世界中で一般的であり、広い地域に存在する。これらのウイルスは、、感染しても無症状で気付かれないことも多いが、ときに死亡することのある、定常時を超える有症患者数が発生する感染流行に関連することもある。特異的な抗ウイルス療法はなく、治療は合併症の予防に限られる。このウイルスに対するワクチンはないため、感染流行時の対策は、手洗いを頻回に行い、土の付いた衣服やものの消毒などの、従来からある個人の予防策が中心である。場合によっては、保育施設や学校を閉鎖して、感染伝播の程度を減少させることも推奨される。渡航や取引を制限する必要はない。現在、西太平洋地域の各国は、手足口病と、小児での重症合併症について、強化サーベイランスが実施されている。さらに詳しい情報は、the WHO fact sheet "Enteroviruses - non polio."を参照のこと。
[ModCP注-4月29日の記事(20080429.1481)の患者数およそ1200人から、1884人に増加している]
地図 Anhui province、the city of Fuyang
●C#牛肉回収-米国(08):USDA/FDA 20080501.1505
[1]病気のウシの牛肉の流通禁止に関して、当局は例外規定の見直しを見合わせている
情報源:The Press-Enterprise、4月30日。
食肉会社が、downer cows(よろけるウシ?)の食品流通への出荷を禁止して1週間が経過したが、米国農務省は、病気や傷ついたウシの一部を食卓にのせることを許可する政策を、変更することに同意していない。Downers -- 病気や障害のため食肉のための処分できないウシ--は、原則的に食品として流通させることが禁止されているが、例外が設けられている。精肉業者は、先週まで、この例外規定を継続するよう働きかけてきた。主要産業連合は立場を反転させ、絶対的禁止を求める動物擁護団体と議員に加わった。Chino社の食肉回収に関する議会聴聞会中は、現政策を守っている農務大臣は、発言しなかった。...原文参照願います。
[2]米国の食の安全を守るシステムの危機
情報源:The Washington Post、4月30日。
米国の食の安全を確保する現在のシステムが、危機にさらされている。現行のシステムの欠点として、時代遅れの法律、資源の有効利用不足、食の安全を守るべき担当部局間の不一致が内包されている。「米国民の4人に1人が毎年食中毒の被害にあっている;その数は7600万人に上る」と、Trust for America's Healthの代表者が述べた。....たとえば、FDAは、肉がのっていない冷凍ピザの規制を行うが、肉がのっていれば、農務省の取り扱いとなる。さらに、新鮮野菜や果実のおよそ60%と、シーフードの75%が輸入されているにもかかわらず、輸入食品のうち、検査を受けているのはわずか1%である。
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