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2009年6月11日

 ○インフルエンザA(H1N1)−世界各国(62):エジプト、レバノン
 ○ペスト、死亡−米国(02):NM リスク、予防
 ○チクングニア(21):マダガスカル、東南アジア
 ○アフリカ豚コレラ−ナイジェリア:DE
 ○狂犬病、イヌ−アンゴラ(02):LU、RFI
 ○麻疹−英国(04)
 ○インフルエンザA(H1N1)−世界各国(63):case count、パンデミック  
  [1] Worldwide - WHO 14:00 GMT+2
  Influenza A(H1N1) - update 47; 11 Jun 2009
  [2] PAHO Regional Report 16:00 GMT-4
  [3] WHO declares Phase 6 Pandemic
  [4] EU+3 review
  [5] News briefs: 10-11 Jun 2009

●C#インフルエンザA(H1N1)−エジプト、レバノン:世界各国(62) 20090611.2150
More cases of flu in Egypt and Lebanon
エジプト、レバノンで患者数増加
情報源The Peninsula (Qatar), Agence France-Presse (AFP) report、2009年6月10日。
カ イロCairo大学の学生寮で、9日新たに5人の外国人の豚インフルエンザ感染が確認されたと、エジプト保健省が発表し、合計患者数は7人となった。レバ ノンでも、新たに5人の豚インフルエンザ患者が確認されているが、保健省は鎮静化したと述べており、合計患者数は8人となっている。同省当局者は、いずれ も弧発例で、接触者対策も実施されているとコメントした。この5人は、2009年5月に、トルコ経由で米国から、もしくはUAE経由でオーストラリアから レバノンに到着した。初めてインフルエンザA(H1N1)が確認された3人は、スペインから帰国したレバノン人1名と、カナダ人旅行者2人で、2009年 5月後半に診断された。...2人のアメリカ人学生のインフルエンザA(H1N1)感染が確認されたことを受け、Zamalekのthe upscale neighbourhood(高級住宅街)にある、The American University of Cairo (AUC) は、8日に隔離された。10カ国からの寮生110人と、124人の 教職員が住んでいた。新たな患者はアメリカ人で、20−26才の女性1人と男性4人であり、発端となった感染者と接触があった。..発端の患者は、米国・ ニュージャージーNew Jersey州から、ニューヨークNew YorkとロンドンLondonを経由して来た女性1名と、ニューヨークを経由してきたフロリダFlorida州の男性1名である。
[Mod.FE 注−レバノンの患者について、エジプトの患者ほどの詳細は情報がないのは残念である。レバノンの患者は海外旅行との関連性があるようだ。これまでに確認さ れているカイロのAUCの学生の患者たちは、全米各地から来ている。この学生寮で行われている社会との隔離措置が成功し、カイロで多数のH1N1患者が発 生しないことを望む。20090608.2117で述べられたように、Cairoのヒトと家禽のいずれにもH5N1同時発生しているため、重要である。エ ジプトでは最近、79・80例目のH5N1患者が発生している。2008年には119件の家禽のH5N1ウイルス感染流行が発生したが、残念ながら、 2009年3月以降、エジプトの家禽での感染流行に関する公式データは得られていない。]

●C#ペスト−米国(02):ニューメキシコNM州、死亡 リスク、予防 20090611.2153
2009年の3人目のペスト患者が発生した
投稿者:米・New Mexico Department of Health、Paul Ettestad DVM, MS、2009年6月10日。
2009 年、New Mexicoニューメキシコ州で3人目となるペストplague (_Yersinia pestis_)患者が確認された。最初の2例の報告がらわずか1週間後のことである。3人の患者はいずれも、腺ペストの症状が見られ、ノミの刺咬による 感染である可能性が高い。最初の2例については、飼い犬が放し飼いになっており、ハントをした後、こどもと同じベッドで寝ていた。イヌのノミ対策も行って いなかった。...齧歯類のノミは、より望ましい宿主である齧歯類が死んだ場合、一過性にイヌやネコなどの動物に付くことがある。ニューメキシコ州北中部 では、比較的涼しく雨の多い遅い春が、ノミの生存期間の延長を助けた。...

●C#チクングニア(21)−マダガスカル、東南アジア 20090611.2156
[1] 2009年3月以降、マダガスカルでチクングニア発生が報告されている
投稿者:仏・Institut Pasteur、Marc Grandadam、2009年6月11日。
2004 年後半の、東アフリカからコモロ・モーリシャス・メイヨット・レユニオンにかけての感染流行拡大のあと、インド洋地域では、chikungunya virus (CHIKV チクングニアウイルス) に対する社会的関心が高まった。2006年6月のLa Reunionでの感染流行終息以後、現地当局や輸入ウイルス疾患のネットワークからの新たな感染報告はない。マダガスカルでは、2006年に Toamasina (Tamatave)において、CHIKVと1型デング熱ウイルスを原因とする大規模流行が発生した。その後、2007年2月にthe Sava region (North-East coast)、同年3月にAntsiranana (Northern Coast) そして同年5月に Mahajanga (North-West coast)での、CHIKV感染流行が確認されている。2009年3月からは、Malagasyの保健当局がチクングニア感染患者の情報を受けている。 Toamasinaで発生した。...以下、症例報告など、原文参照願います
[2] 東南アジア Southeast Asia
Chikungunya: short epidemiological update, Southeast Asia -- [as of] 9 Jun 2009
情報源European Centre for Disease Prevention and Control (ECDC) 2009年6月10日。
タ イ:2009年に入り、36県で24029人の患者が発生しているが、死者は報告されていないこと 3月にプーケットPhuketでも初めての感染が確認 されたこと 深刻な発生状況にあるのは、南部(Songula (36.3%), Narathiwat (28.6), Pattani (14.2), Yala (8.6))であることなど
マレーシア:合計2504人の患者が報告されている 最悪の感染状況となっているのは、Kedah(27.3%), then Selangor, Kelantan, Perak, and Sarawak
シンガポール:2009年、275例の患者

○Ea#アフリカ豚コレラ−ナイジェリア:デルタDE  20090611.2163
情報源: Next 、2009年6月10日。
保健省は、Delta stateの一部で、African swine flu[sic:訳注 swine fever=豚コレラのtypo]を確認した。...原文参照願います

○Ea#狂犬病−アンゴラ(02):ルアンダLU、イヌ 情報提供依頼RFI 20090611.2164
20090425.1553(OIE情報)に関して
野生のサルにワクチン接種する価値があるのか
投稿者:ProMED-mail Mod. Jack Woodall、2009年6月11日。
このOIE報告では、”ルアンダLuandaでは、感染流行に対応したワクチン接種が行われている:ルアンダ県全市でネコ4457匹、同イヌ108531匹 と、"901匹の野生のサル"が接種された。”となっている。CDCは、サルからヒトへの狂犬病感染例はまれであるが、非常に長い潜伏期間(37.5ヶ 月)の報告がある(Lancet 1975;2:1139-40)ことを紹介している。また、1987年のオーストラリアで、インドの市場のサルに咬まれた後の死亡例も報告している (CDC (1988) Imported Human Rabies -- Australia, 1987 Vol.37(22);351-3) が、その後報告されたことはない。インドネシア・バリBali島では、最近のイヌでの狂犬病感染流行の発生を報告している。デンパサールDenpasar にあるバリ島の獣医学事務所は、観光客が野生のサルを観察する場所を警戒するよう、現地当局に指示する一方で、インドやパキスタンなどの狂犬病発生国で、 サルの狂犬病は”nevar(一度も)”報告されたことはないとしている。インドやタイの旅行者や滞在者にはよく知られていることだが、これらの国々の寺 院にはたくさんのサルがいて、feral macaques(野生のサル)と、ヒトへの狂犬病の主な感染源となっているstray dogs(野良犬)が混じり合っている。しかし、サルでの狂犬病は報告されたことがない。アンゴラのような場所についてはよく判らないが、1000頭近い 野生のサルを捕獲してワクチンを接種することに、相当な資金をつぎ込むことに対する、納得できる説明ができる人はいるのだろうか。

●C#麻疹−英国(04):ウェールズ 20090611.2165
Walesではほぼ全国的に麻疹が発生し、患者数は206人に達している
情報源WalesOnline.co.uk、2009年6月10日。
ウェー ルズWalesで新たに5人の麻疹患者が報告された。The National Public Health Service [NPHS 公衆衛生局] for Walesによると、カーマゼンシャーCarmarthenshire, ペンブルックシャーPembrokeshire, ニースポートタルボットNeath Port Talbot, レクサムWrexham, マーサーティドビルMerthyr Tydfilの各1名である。Walesでは現在16の郡で麻疹が発生し、合計患者数は206名となった。...原文参照願います
[Mod.CP注-Walesの麻疹感染流行は、ほとんど全国的に拡大した。Wrexhamと Merthyr Tydfil(今回初めて患者報告があった郡)を加え、全国の22の郡のうち、16の郡で感染が発生している]
地図 Wales:Wrexham in the north at no. 22 and Merthyr Tydfil in the south at 12 

●C#インフルエンザA(H1N1)−世界各国(63):case count、パンデミック
 20090611.2166
[1] Worldwide - WHO 14:00 GMT+2
Influenza A(H1N1) - update 47; 11 Jun 2009
情報源: WHO、2009年6月11日。
74カ国から、2874人のインフルエンザA(H1N1)ウイルス患者が公式報告されており、このうち144人が死亡した。
国別発生状況の表(原文参照願います)
地 図 Map of the spread of influenza A(H1N1): number of laboratory confirmed cases and deaths 
[2] PAHO Regional Report 16:00 GMT-4
情報源 PAHO 、2009年6月10日。
[3] WHO declares Phase 6 Pandemic
World now at the start of 2009 influenza pandemic - Dr Margaret Chan Director-General of the World Health Organization
情報源: Press statement by WHO Director-General Dr Margaret Chan 、2009年6月11日。
感染研 感染症情報センター(WHO情報) 
[4] EU+3 review
Preliminary analysis of influenza A(H1N1)v individual and aggregated case reports from EU and EFTA countries
情報源Eurosurveillance 2009: Volume 14/ Issue 23 Article 1 、2009年6月11日。
長文、原文参照願います(できれば後日翻訳)
[5] News briefs: 10-11 Jun 2009
南北アメリカ:
Guatemala - 初めての死亡例報告 5月29日に気管支肺炎で入院した12才の男児で、一旦退院後、6月5日に腎不全のため再入院となった。2度目の入院時にInfluenza A(H1N1)陽性となり、1回目の入院中の感染とされた
USA/Canada - 妊婦の重症化、米国で2人死亡、カナダでは6人が人工呼吸器装着
中東:
Palestine - 初めての感染報告、USA (Texas)渡航歴のある4歳児
アジア:
Thailand - Pattayaのhotel/discothequeの従業員90人中21人が、H1N1 infection陽性。Pattayaから帰国した台湾人2名の、 H1N1 cases発生を受けて行われた調査で判明
アフリカ:
Egypt以外では、公式に確認された感染者なし