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2009年7月6日

 ○べと病 downy mildews 、ウリ科植物、バジル−米国
 ○ブルータング、ウシ−イスラエル(03):BTV-24
 ○炭疽、ウシ−イスラエル:HZ
 ○デング熱・デング出血熱 最新状況2009(27)
  カンボジア、ベトナム、台湾、マレーシア
  フィリピン、米領サモア、ブラジル
 ○髄膜炎、髄膜炎菌性−インド(06):ML
 ○Scombroid(サバ科の)中毒、マグロ−米国
 ●インフルエンザA(H1N1)-世界各国(84):タミフル耐性、中国(HK)
 ●インフルエンザA(H1N1)-世界各国(85):タミフル耐性、日本
 ●インフルエンザA(H1N1)−世界各国(86):正式名称 official nomenclature
 ○抗マラリア薬、有害事象−インド:RFI
 ○プリオン病最新状況2009(06)

○Ep#べと病 downy mildews−米国 、ウリ科植物、バジル  20090706.2421
PRO/PL> Downy mildews, cucurbits, basil - USA
[1] サフォークで、ウリ科植物のべと病報告
Cucurbits - multistate; Cucurbit downy mildew reported in Suffolk
情報源: Delmarva Now / The Daily Times 、2009年7月4日。
Cucurbit downy mildew(ウリ科のべと病)が、Suffolk [Virginia バージニア州] にある1か所のsentinel plot(歩哨区画)から、今週[6月29日−7月3日]報告があった。 Downy mildewは、 North Carolina, Georgia, Florida, Alabama, Louisiana and Texasの各州からも報告されている。...
[2] バジル Basil - northeast region
情報源: Horticulture News, Cornell University 、2009年6月26日。
比 較的新しい病気である、basil downy mildewが、北東部の菜園や農場で被害を発生させている。2008年、多くの農場に深刻な被害をもたらせた。主な症状であるleaf yellowingが、栄養不足のように見えるため、見過ごされることも多い。綿毛のような芽胞downy sporeは、葉っぱの下の部分だけに見られる。
[Mod.DHA注−真菌の _Pseudoperonospora cubensis_ を原因とするDowny mildewは、世界中で報告されている、ウリ科に壊滅的被害を与える病気である。pathovars(異なる病原体)と宿主の関係があるようで、たとえ ばキュウリの病原菌が、メロンには感染するとは限らない..._Peronospora lamii_ は、 basil (_Ocimum basilicum_) やミント、nettles、サルビア、ornamental coleusなどその他の関連種の、べと病の原因となる。...いずれも、風、雨、機械的な伝播や感染した植物からの感染などで広がる。抗真菌剤、植物衛 生手順、農業手法、耐性株の作付けなどの対策がとられる]
写真 Photo galleries of downy mildew on cucurbit species:

○Ea#ブルータング−イスラエル(03)、ウシ:BTV-24 20090706.2422
PRO/AH/EDR> Bluetongue, bovine - Israel (03): BTV-24
BTV-24であることが確認された
Re: BLUETONGUE, BOVINE - ISRAEL: REQUEST FOR INFORMATION
投稿者:イスラエル・Kimron Veterinary Institute、Hagai Yadin, DVM、2009年7月6日。
Kalya (north of the Dead Sea)の乳牛で臨床的に感染が疑われた症例からの合計6検体と、Almog (4 km, or 2.5 miles, north of Kalya)で感染が疑われたウシ1頭の血液検体1件は、われわれの検査室の検査ですべてブルータングのPCR検査陽性であり、6月12日に血清型検査目 的にPirbrightに送付した。6月15日に受領された。7件の検体全てが、指定検査機関の血清型検査でBTV-24であることが確認された。...

○Ea#炭疽−イスラエル:HAZAFON HZ、ウシ 20090706.2423
PRO/AH/EDR> Anthrax, bovine - Israel: (HZ)
肉用牛およそ30頭のうちの1頭が、開口部から血を流して死んでいるのが発見された
投稿者:イスラエル・Kimron Veterinary Institute、Prof. Daniel Elad、2009年7月6日。
2009 年6月30日、イスラエル北部the Megiddo (別名 Armageddon) areaで放牧されている、肉用牛およそ30頭のうちの1頭が、開口部から血を流して死んでいるのが発見された。このウシの脾臓が摘出され(勧告に反 し)、the Kimron Veterinary Instituteに提出された。約2mの深さの穴を掘って埋められた。脾臓の鏡検、培養、PCRの検査により、炭疽感染と診断された。これまでこの地域 が炭疽菌に汚染されていることは知られていなかった。数十年来(放牧地として)使用されており、この群れは2ヶ月前から放牧されていた。群れは農場から隔 離されてワクチン接種を受け、発熱のあった1頭には抗生物質による治療とワクチン接種が行われた。新たな炭疽感染は発生していない。...20世紀半ばま でイスラエルでは炭疽感染が多く見られたが、数年に1回感染例が確認されるだけの、非常にまれな疾患となっている。今回の発生例をのぞくと、国内南部に1 か所だけ地方病感染地域が知られている。

●C#デング熱−カンボジア 20090706.2425
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (27)
2009年上半期、3300人以上の小児がデング熱により治療された
More than 3330 children treated for dengue fever during 1st 6 months of [2009]
情報源:Xinhua News Agency、2009年7月1日。
カ ンボジアのデング熱は、ほとんどの感染が小児で起きていることから、小児にとって深刻な問題となっていると、1日保健省当局者が述べた。2009年のこれ までにデング熱に感染して治療を受けた小児は3333人であり、ほか10人のデング出血熱による死者も出ていると、同省デング熱対策部長が述べた。小児の 合計患者数が1811人・死者23人であった2008年と比較して、急増していると説明した。...雨期が開始したため、注意が必要である。...

●C#デング熱−ベトナム 20090706.2425
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (27)
2009年上半期のデング熱患者27000人と26人の死亡を確認した
情報源:China View、2009年7月2日。
ベ トナム保健省は、2009年上半期のデング熱患者27000人と26人の死亡を確認した。2日、地元紙が伝えた。前年比で32%増加した。Ho Chi Minh City, Kien Giang, Soc Trang, Ben Tre and Dong Naiなどの国内南部が主な発生地域である。

●C#デング熱−台湾 20090706.2425
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (27)
多数の台湾への輸入例が確認されている
情報源:The China Post 、2009年7月2日。
台 湾CDCは2日、東南アジアへの旅行者に対してデング熱に警戒するよう呼びかける勧告を行った。2009年のこれまでに、多数の台湾への輸入例が確認され ていることを受けて措置である。台湾への90例の輸入デング患者が報告されていることから、近年この蚊族媒介性疾患の急増が示唆されていると、CDC広報 担当者が述べた。輸入例のピークは8月になると見られれている。2008年同期には64例であった輸入例が、今年(2009年)には90例と大幅な増加が 認められていることが、CDCの統計で明らかになった。46例はインドネシア、22例はベトナム、6例がタイ、5例がカンボジア、4例がフィリピンからの 輸入患者で、ミャンマーとシンガポールは各2例であった[合計87例で、おそらく3例は感染国不明だと思われる]。

●C#デング熱−マレーシア 20090706.2425
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (27)
デング熱患者は749人で1名の死者が発生した 2009年の合計患者数は24534例で死者は62例である
情報源:Bernama.com、2009年7月3日。
デ ング熱対策として'gotong-royong' (self-help 自助)活動への社会参加のレベルは、未だに低い。...21-27 Jun 2009のKuala LumpurとKelantanのデング熱患者は749人で1名の死者が発生した。Perlis (57 percent), Melaka (36 percent), Kuala Lumpur and Putrajaya (34 percent), Penang (30 percent) and Kedah (15 percent)," で患者数が急増している。2009年の合計患者数は24534例で死者は62例である。2008年同期の患者は20721例で、死者は45例であった。

●C#デング熱−フィリピン(セブ) 20090706.2425
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (27)
市内のデング熱による死者は11人となった
情報源:Sun Star、2009年7月4日。
1 日、3歳児1名が入院の翌日に死亡し、2009年の市内のデング熱による死者は11人となった。Barangay Labangonでは3人目の死者であった。6月にBarangay Talambanで4才の男児が死亡した12日後のことであった。5月9日には、2009年の9人目の死者であるSikatuna St.の10才の少女1名が死亡した。...2009年6月20日までのセブCebu市内のデング熱感染者は381人で、2008年同期の653例より 41.5%減少した。2009年の死者11人だが、昨年の29人と比較して62%の減少となっている。
地図 Cebu City, the Philippines 2nd largest, is located on the east coast of Cebu Island and is the capital of Cebu province 

●C#デング熱−米領サモア 20090706.2425
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (27)
1月に80人、2月85人だった患者は、4月にはわずか33人であった
情報源:SamoaObserver.ws 、2009年5月12日。
豚インフルエンザに注目が集まっているが、地域内住民にとって、依然としてデング熱が問題となっている。...デング熱患者は、2009年1月に80人、2月85人であったが、4月に感染が確定されたのはわずか33人であった。

●C#デング熱−ブラジル(マトグロッソ) 20090706.2425
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (27)
1週間で29977例が記録された
情報源:Expresso MT [in Portuguese]、2009年6月29日。
州 内で確認されているデング熱の患者数は、週あたりおよそ2000人増加し、依然として懸念される状況にあると、州衛生局は注意を呼びかけている。当局によ ると、デング熱により36人が死亡した。当局は、記録された古典的デング熱患者は、先週の27513例より2824人多い、29977例が記録されたと発 表した。昨日(28日)の患者のうち、1152例は重症のデング熱であった。これまでの重症デング熱による死者は36例と報告されている。...

●C#髄膜炎、髄膜炎菌性−インド(06):メガラヤML 20090706.2426
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - India (06): (ML)
合計257人が髄膜炎菌性髄膜炎により死亡した
情報源:Times of India、2009年7月3日。
2008 年以降、メガラヤMeghalayaにおいて合計257人が髄膜炎菌性髄膜炎により死亡したと、3日当局が発表した。2008年、130人が髄膜炎菌によ り死亡した(確定は10人)。2009年のこれまでに127人が髄膜炎で死亡した(確定4例)。しかし、州内でこれまでに2000例以上の患者が報告され ている。当局は事態は収拾されつつあると述べた。WHOからのワクチンにより、3つの発生地域で無料ワクチン接種キャンペーンが行われている。...
[Mod.ML 注−20090217.0661では、2009年開始後わずか1ヶ月間に、Meghalayaで165人の死者が発生したと報告された;ところが、今回の 報告では、上半期全体のMeghalayaの死者は127人となっている。2009年2月中旬、周辺地域のインドのTripuraとMizoram州、お よび隣接するバングラディシュ (Chittagong Hill Tracts) でも感染流行が発生し、Meningococcal serogroup A が起因菌とされている。当時ProMED-mailではワクチン接種活動が実行されていると報告しているが、今回の報告から判断すると、今も実行中のままのよう である。Meghalaya州は、インド山岳地帯にあり、バングラディシュとインドのAssam州と接している]
地図 the Chittagong Hill Tracts that borders the Indian state of Mizoram 

●C#Scombroid(サバ科の)中毒−米国(ニューイングランド)、マグロ 20090706.2427
PRO/AH/EDR> Scombroid poisoning, tuna - USA: (New England)
消費者から3件の(ヒスタミンによる)中毒症状の報告があり、ツナの回収が行われている
情報源:Food and Drug Administration、2009年7月6日。
North Coast Seafood 社は、New EnglandのShaw's, Star Market and Big Y Storesの各店舗で販売されていた、 Fresh Tuna Steaksの自主回収を行っている。回収商品が売られていたのは、2009年6月20-24日の期間中のNew England全域の小売店においてで、製品中のヒスタミン濃度の上昇により、摂食の数分後から1時間で症状をきたす可能性があるとして、回収された。サ バ科の中毒の症状には、口内の疼痛や灼熱感、顔面や上半身の発疹、皮膚の掻痒感、嘔吐や下痢などがある。消費者から3件の発生報告があった。
[Mod.LL 注−...isoniazid (INH) 服用患者では、薬剤による消化管でのhistaminase抑制作用により、より重篤な反応が見られるとの報告があることは注目に値する: Miki M  An outbreak of histamine poisoning after ingestion of the ground saury paste in 8 patients taking isoniazid in tuberculous ward. Internal Medicine 2005; 44: 1133-6 ]
地 図 New England is a region of the northeastern USA comprising Maine, New Hampshire, Vermont, Massachusetts, Rhode Island & Connecticut 

●C#インフルエンザA(H1N1)−中国(香港HK) 世界各国(84):タミフル耐性 20090706.2428
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (84): Tamiflu resistance, China (HK)
世界で3件目のタミフル耐性ウイルス感染が、米国から帰国したタミフルの治療を受けていない女性で確認された 耐性ウイルスに感染した事例と見られている
情報源:660News, All News Radio, The Canadian Press、2009年7月4日。
すべてのタ ミフル耐性患者の発生は一様ではない。タミフル耐性豚インフルエンザ感染した3人の患者が初めて報告されたのは先週のことであるが、インフルエンザの専門家らが恐れているのは、Number 1の患者ではなく、Number 3の患者であった。香港の公衆衛生当局は3日、薬剤の服用歴のない女性のタミフルTamiflu耐性ウイルス感染例を確認したと発表した。すなわちこの女性は、多くの国々や会社にとっての主要なパンデミックの薬物兵器であるタミフルに対して、すでに耐性化していたウイルスに感染したことを意味する。これまでに報告されている、デンマーク と日本の症例は、タミフルを服用していた患者であった。いずれにしてもありがたくないが、この種の耐性は、季節性インフルエンザウイルスでも発生が確 認されており、重要な抗インフルエンザ薬タミフルの長期的な有効性に対する不安は少ないと見られている。治療中の患者で耐性が確認されたことは全く不思議では ないが、治療を受けていない患者でも認められたことから、確かに不安は強まったと、香港大学の専門家Dr. Malik Peirisは述べた。現在のところ、Tamiflu-resistant virusesが広く蔓延している証拠はない。一部の専門家らは、香港の症例を、今回のパンデミックにおけるタミフルの役割が、パンデミック計画の立案者 が期待するほど長続きしないとの警鐘と捉えている。判断を下すのは早すぎるが、タミフルの備蓄や使用方法について検討する必要があるだろうと、述べ た。....WHOは、抗ウイルス薬使用に関する国ごとのガイダンスを策定中であり、WHOは勧告するのであって指示するのではないが、治療薬の節減は十 分意味があると、Dr. Keiji Fukudaは述べた。...新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスは当初より、旧世代のamantadine and rimantadineの2薬剤には耐性であった。残るoseltamivir (Tamiflu)とzanamivir (Relenza)だけが残された治療薬と予防薬の選択肢だった。予防に薬剤を使用することにはリスクを伴う。もし感染したが発症していない段階で予防薬 を処方されると、保有するウイルスを死滅させるには十分でない薬剤を体内に取り入れることになり、生き延びたウイルスに耐性が生まれる。デンマークと日本 の耐性ウイルス確認は、このことによると考えられる。いずれの女性も、接触後にタミフルが予防投与されたが豚インフルエンザを発症した。しかし、香港の症 例は異なっている。サンフランシスコSan Franciscoを旅行した16才の少女は、発熱感知装置稼働中の2009年6月中旬に、香港の空港で停止させられた。彼女は病院に移送され、豚インフ ルエンザと診断された。抗ウイルス薬を服用しておらず、この薬剤による治療を拒んでいた。回復するまで隔離病棟に入っていた。Relenzaの開発に当 たったチームのメンバーであるオーストラリアのインフルエンザの専門家、Dr. Jennifer McKimm-Breschkinは、今回の症例は、耐性の豚インフルエンザウイルスの感染が拡大していることの現れと説明した。これまで、薬剤耐性ウイ ルスは、散発性(crippled)のものでほかへは伝播しないと考えられていた。しかしこの考えは、2008年に薬剤耐性の季節性H1N1インフルエン ザウイルスが瞬く間に世界中で発生したことにより、打ち砕かれた。その後、タミフルに感受性の季節性インフルエンザウイルスは駆逐されたも同然となった。 今回の患者は、サンフランシスコから香港に帰国した、治療されていない患者であって、そのことは、患者がサンフランシスコで耐性ウイルスに感染したことを 意味すると、メルボルンMelbourneのthe Commonwealth Science and Research Organization -- known as CSIRO --のウイルス学責任者が述べた。それは治療を受けたと考えられる誰かからウイルスをもらったことになり、ウイルスは感染伝播する形に適応していると考え られ、治療中の患者で耐性が見つかったということにとどまらない懸念が生じていると述べた。専門家らは、季節性H1N1ウイルスと豚インフルエンザ H1N1ウイルスとの間で、遺伝子の再集合や交換(交雑)がおきることを心配している。もし豚インフルエンザが、インフルエンザの名前にあるNで表される ノイラミニダーゼ遺伝子を季節性H1N1ウイルスから獲得したとすると、季節性インフルエンザの近縁株cousinに生じた薬剤耐性も身につけることにな る。香港当局からWHOへの報告はまだ行われていないが、香港で見つかった耐性が再集合によるものであれ、一部の豚インフルエンザウイルスが耐性を獲得 した結果であれ、注意深く監視する必要があると、WHOのFukudaは述べた。抗ウイルス薬耐性が発見された場合、それが単独事例か、大きな事例の一部 であるか、が最も大きな問題であるとした上で、できる限り注意深く監視する必要があると述べた。
[Mod.CP注-Hong Kong (S.A.R.) で、米国から帰国した患者1名が、Tamiflu-resistant A (H1N1) pandemic influenza virusに感染していたことが確認され、以前にタミフルの治療を受けたことがなかったことは、気がかりではあるが、一部の国で無節操な (indiscriminate)抗ウイルス薬使用が散見されることから、予想されていたできごとである。タミフル耐性ウイルスが、タミフル感受性ウイル スに比べて、感染効率が良いのか悪いのかについては、しばらく観察が必要である。いつかは、広い範囲でTamifluが、the A (H1N1) pandemic virusの治療に無効となるだろう。今後Tamifluの使用制限を考慮すべきである。経口で服用する錠剤であるTamifluと違い、もう1つのノイ ラミニダーゼのZanamivir (Relenza)は、特別な吸入器を使って1日2回の吸入が必要な粉末タイプで、最大5日間連続で使用される。制限のないこの薬剤の使用を減らすメリッ トはあると思われる。Relenzaは、インフルエンザAまたはB感染が判明もしくは疑われる、12歳以上の患者に使用可能である]

●C#インフルエンザA(H1N1)−日本 世界各国(85):タミフル耐性 20090706.2429
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (85): Tamiflu resistance, Japan
タミフル耐性ウイルス感染を公表する1週間前に、雑誌への症例報告(投稿)を行っていた
情報源:The Japan Times online、2009年7月6日。
大 阪府は、米国の医学誌に、日本で初めてのタミフル耐性豚インフルエンザウイルスの遺伝学的変異が見られた症例についての、研究報告を投稿した。この発見を 公表する約1週間前の投稿であったと、5日当局者が述べた。意図的に、manuscript(論文?)を優先させ発表が遅らせた訳ではないと、府衛生当局 の当局者が説明した。後から考えると、批判されるようなやり方であったことを反省していると述べた。このタミフル耐性H1N1ウイルスは、発表の2週間前 の2009年6月18日に、大阪府の40歳代の女性で見つかった。大阪府公衆衛生研究所でウイルス検体の解析が行われた。研究所の職員が解析結果を米国の 雑誌に投稿したのは、6月24日のことであった。しかし、7月5日時点で未掲載だと述べた。府当局は、雑誌投稿から1週間後の7月1日に厚労省に報告し、 同省からの勧告を受け、翌日記者会見を開いた。府当局は、ウイルス変異の検査法の検証に手間取ったため、厚労省への報告が遅れたと釈明した。
[Mod.CP注-The oseltamivir resistant influenza virus A(H1N1)vは、2週間以上前に日本で確認されていたようだ。情報発出の遅れについては、理由がよくわからない]

●Er#インフルエンザA(H1N1)−世界各国(86):正式名称 official nomenclature 20090706.2430
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (86): official nomenclature
20090705.2417に関して
公式には"pandemic (H1N1) 2009" および and "pandemic (H1N1) 2009 virus." が使用され、個々のウイルスには"(H1N1)v" が使用されている
投稿者:official source、2009年7月6日。
WHO, OIE & FAOは、"pandemic (H1N1) 2009" および and "pandemic (H1N1) 2009 virus." を公式に使用している。一部に旧名称が使用されており、順次変更される過程にある。"(H1N1)v" は、各分離ウイルスに対して使用される名称 (たとえばA/California/7/2009(H1N1)v)である。

●C#マラリア−インド、抗マラリア薬、有害事象:情報提供依頼RFI 20090706.2431
PRO/EDR> Malaria drug, adverse events - India: RFI
当局がマラリア薬(クロロキンとプリマキン)を処方した64人のうち、37人に有害事象が発生し、1人が死亡した
情報源:Yahoo News - India、2009年7月6日。
Chiplun Talukにおいて、マラリア感染の可能性のある地域の衛生当局により配られている薬剤により被害が発生し、当局自身により回収され、政府研究機関で調査 されている。5日、当局によって配布された抗マラリア薬の服用後、1人が死亡した。同じ地域でほか39人がこの錠剤を服用し、嘔吐やめまいのため医療セン ターに入院した;6月の最後の週に、この地域の住民2人がマラリア感染により死亡している。当局は、Akale, Kadwad, Tiware, Tiwadi, Rictoli, Kalkawanwali、Nandiwase の各地域を、malaria-prone areas(感染の可能性のある地域)に指定し、chloroquine phosphate とprimaquineの配布を始めていた。5日、Akaleキャンプでは、64人の患者のマラリア感染が疑われ、この薬剤が処方された。このうち38人 の患者が激しい嘔吐を訴え入院した。
[Mod.EP注−クロロキンChloroquine phosphateは、非常に有名な薬剤であり、服用後の吐き気や嘔吐は、特に小児において認められることがあるが、めまいは有害事象として知られていな い。従って、予想されていなかったこの有害事象の原因は、薬剤の品質の問題である可能性がある。最近のインドの薬品の品質に関する研究では、デリー Dehliでサンプルされた薬剤の12%、チェンナイChennaiの薬剤の5%に、品質上の問題があった (Bate R et al. Pilot study of essential drug quality in two major cities in India. PLoS One 2009 Jun 23;4(6):e6003).]
[Mod.JW注−不注意による、toxic substance(有毒物質)の混入の可能性もある]

●C#プリオン病−英国、フランス、米国 最新状況2009(06) 20090706.2433
[1] 英国: National CJD Surveillance Unit - monthly statistics as of 6 Jul 2009
情報源: UK National CJD Surveillance Unit, monthly statistics、2009年7月6日。
2009年上半期にvCJDの症例は報告されていない。
[2] フランス: Institut de Veille Sanitaire - monthly statistics as of 1 Jul 2009
情報源: IVS - Maladie de Creutzfeldt-Jakob et maladies apparentees [in French]、2009年7月1日。
2009年上半期、731件の照会事例があり、弧発性CJD29例、家族性CJD5例、医原性CJDなし。現在調査中のvCJD疑い例1例。
[3] 米国 US National Prion Disease Center - quarterly statistics as of 15 May 2009
情報源: US National Prion Disease Pathology Surveillance Center、2009年5月15日。
2009年1月1日から5月29日までの期間中に、116件の照会事例があり、66例がプリオン病に分類され、37例が弧発性CJD、14例が家族性CJDで、医原性および変異型CJDはなし。
[4] 血友病患者にみられたvCJD関連異常プリオン蛋白−最新状況 
Haemophilia patient - update

vCJD-related abnormal prion protein in a person with haemophilia - an update
情報源: Health Protection Report Vol. 3 No. 23、2009年6月12日。
1 人の血友病患者の死後剖検で、variant Creutzfeldt-Jakob Disease (vCJD 変異型クロイツフェルトヤコブ病)の原因となる異常プリオン蛋白が確認され、この患者の想定される曝露経路のリスク評価について、衛生当局が 発表した。vCJD関連異常プリオン蛋白が認められたのは、この患者の脾臓に限局していたが、血友病患者で確認された初めての事例である。これまで、血友 病患者や出血傾向のある患者で、vCJDが確認されたり、vCJDを発症して死亡した例はない。4つの可能性のある感染経路として;外科処置、摂食による BSEへの曝露、複数回(単位)の赤血球輸血、そして英国由来の大量の第�因子製剤による治療、などが考えられている。これには、後にvCJDを発症した 供血者(ドナー)からの血漿中のplasma poolsに由来する、2 batches のFactor VIII 8Yが含まれている。...以下、原文参照願います