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2011年11月1日-3日

病原性大腸菌 米国 O157
ダニ媒介性脳炎 ドイツ

● 病原性大腸菌 米国 O157(4件)
PRO/AH/EDR> E. coli VTEC - USA (10): (NC) fair link, more cases
20111103.3281
 情報源 WNCT、2011年11月3日
州内の大腸菌 E. coli 感染流行は拡大を続けているが、保健当局はいまだに感染源の特定に至っていない。30例の確定および疑い患者が確認されており、いずれも the State Fair との関連が認められている。1日に報じられた数字から3人増え、3日時点で小児5人を含む6人が入院中である。

PRO/AH/EDR> E. coli VTEC - USA (09): (MO), O157, poss. produce link
20111103.3276
[1] St. Louis area
 情報源 KMOX、2011年11月3日
ミズーリ州保健当局 The Missouri Department of Health and Senior Services (DHSS) が,the St. Louis area において大腸菌感染が疑われる症例 _E. coli_ cases が51例に達し、うち26例の診断が確定していると報告した ... 当局は新たに38件の 5 Schnuck's stores から採取された食品サンプルの提出を受け、現在検査が行われている。
検体として: Bistro Salad Dressing, broccoli florets, deviled eggs, diced hard boiled eggs, honey Dijon dressing, Italian dressing, pineapple chunks, red wine vinaigrette, shredded carrots, shredded radishes, shredded zucchini, sliced red onions, and the following packaged salads that included salad bar ingredients: Bistro Chopped Salad, Fresco House Salad, Fried Chicken Salad, Garden Salad, Italian Salad, and Turkey Cobb Salad などが含まれる。
患者から採取された51検体の検査により26人が laboratory-confirmed _E. coli_ illness と診断されている 
[2] Central Missouri
 情報源 Columbia Daily Tribune 、2011年11月2日
Boone County の3人が大腸菌感染 cases of _E. coli_ infection と確認されたが、当局は10月25日以来35人の患者が確認されている a St. Louis outbreak との関連性は認められないとしている

PRO/AH/EDR> E. coli VTEC - USA (08): (MO), O157, poss. produce link 20111101.3246
 情報源 St. Louis Post-Dispatch、2011年11月1日
病原性大腸菌 _E. coli_ [O157] infections 感染流行の第一報から1週間が経過し、保健当局者 St. Louis County health department による感染流行の原因調査は Schnucks salad bars が焦点となっている。1-94歳までの 34人の患者の圧倒的多数が、various Schnucks locations のサラダバーで何らかの食材を摂取していた。27日に Schnucks がサラダバーに使用されている農産物の一部 some produce を変更しており、患者の間ではサラダが共通点となっていると報じられていた。大腸菌感染と診断されている 4人が Schnucks in High Ridge, Ladue, downtown St. Louis, and Ballwin のサラダバーを利用していた。

PRO/AH/EDR> E. coli VTEC - USA (07): (NC), fair link 20111101.3244
 情報源 News Observer 、2011年11月1日
確定患者9人と疑い患者15人の大腸菌感染流行 _E. coli_ outbreak に関し、現在もノースカロライナ州展示会The North Carolina State Fair [13-23 Oct 2011] が流行の原因であると見られている、と10月31日に州保健当局者が述べた ... 24人の患者はすべてフェアの参加者であったが、感染源がふれあい動物 petting zoo なのか、動物展示場 animal exhibit なのか、出店の飲食店であったのかは分かっていない

● ダニ媒介性脳炎 ドイツ
PRO/AH/EDR> Tick-borne encephalitis - Germany 20111103.3266
 投稿者 独・Travel MedCenter Leonding and Medical Head、Martin Haditsch, M.D., Ph.D.、2011年11月2日
スウェーデンとオーストリアにおけるダニ媒介性脳炎 tick-borne encephalitis (TBE) in Sweden and Austria の報告に続き,コッホ研究所 the RKI (Robert Koch Institute) から報告されたドイツ国内の症例数について投稿する。報告まで種々の手続きを要するため、実数はこれよりも多いことを承知しており、追加症例についても近く報告を行う。
the RKI は 369 cases (2010年は1年間で 260) を報告しており、相当数の増加があった。他国でも見られているように conditions in winter 2010/11, the weather in 2011 (暖春で始まり、高湿の夏と暖秋が続いている) とともに、ダニ個体数が増加し、ワクチン接種率の低い人々(ドイツ国内の複数の常在地域でも30%を超えなかった) が活発な野外活動を行ったことが、患者数増加につながったと考えられる。
ProMED-mail readers には、欧州やアジアの常在地域を訪れる "standard tourists" だけでなく "event tourism" の参加者、 特にドイツで行われる the Women's Soccer World Championship 2011 観戦のための旅行者らについても TBE への注意をお願いしたい。

● 狂犬病 インドネシア,米国、ペルー、ウクライナ(4件)
インドネシア
PRO/AH/EDR> Rabies - Indonesia (20): (BA) canine, human 20111103.3279
 情報源 Janice Girardi, Director, Bali Animal Welfare Association [trans.]、2011年11月1日
しばらく間が空いた後、Buleleng より新たに1例の狂犬病 Rabies 患者が報告された。 Seririt の住民で10月30日に Buleleng General Hospital で死亡した。4ヶ月前にイヌによる咬傷を受けながら、発症予防措置 post-exposure prophylaxis.を受けていないことから、狂犬病が疑われている

米国
PRO/AH/EDR> Rabies - USA (09): (FL) raccoon, human exposure 20111103.3277
 情報源 The St. Augustine Record 、2011年11月2日
フロリダ州聾唖学校 Florida School for the Deaf and the Blind student の9歳の女生徒は、校内でアライグマ1頭に襲われ何度も噛み付かれたが、学校に戻りたがっている ... この地域で襲撃されるのは数年間で2度目のことで、2010年5月に the courtyard of Memorial Presbyterian Church on Sevilla Street で11歳の女児が、狂犬病のアライグマに襲われている。

ペルー
PRO/AH/EDR> Rabies, vampire bat - Peru (08): (UC) bovine, human 20111102.3262
 情報源 Selva Peru [in Spanish]、2011年11月1日
人口が集中する Oventeni [Atalaya province, Ucalayi region] において、狂犬病ウイルスに汚染された肉を食べた 87人がワクチンを接種されている。この問題の原因となった、狂犬病によりウシが死亡場所は Oventeni から 4時間の the indigenous community of Tiahuanasqui で、徒歩かウマに乗って行くしかない完全な未開地である。"狂犬病でウシが死亡した Oventeni に行き、直接ウシに触って解体したり、狂犬病ウイルスが付着した肉を食べたりした63 Asheninkas [indigenous tribe] people and 24 mestizos のへその周り the periumbilical region にワクチンを接種した" と説明した。"コウモリ The bat [vampire, most likely _Desmodus rotundus_] がベクターで、肉牛を襲い、狂犬病に感染させた後に死亡させた。ヒトも同じである
[Mod.TY- 肉を食べただけなら、ウイルスに曝露する可能性は低い。WHO は "狂犬病の動物の生肉やその他の組織の摂取は感染源にならない" としている]

ウクライナ
PRO/AH> Rabies - Ukraine (04): (KK), clarification sought 20111102.3257
 投稿者 サウジアラビア保健省・Shamsudeen Fagbo, DVM、2011年11月1日
20111029.3219 に関し。
2ヶ月の隔離 the imposed 2 month quarantineとは何か?なぜ2ヶ月なのか?56例のうちの何例がネコから感染したのか?

● ボツリヌス食中毒 フィンランド、イタリアから(2件)
PRO/EDR> Botulism - Finland (04): ex Italy, jarred olives, USA alert 20111103.3278
 情報源 FDA 、2011年11月1日
the manufacturer and packer, Bio Gaudiano, Italy と関係のある Pure Italian, LLC, (Watertown, MA, the US Distributor)は、ボツリヌス菌 _Clostridium botulinum_ による汚染の可能性があるとして、全てのサイズの(ガラス瓶と缶入りの)Bio Gaudiano Organic Olives Stuffed with Almonds の全商品の自主回収を開始した。almond stuffed olives produced by Bio Gaudiano lot number H25 を摂取後、フィンランドで成人2名が入院となった。Pure Italian, LLC 社は、314 ml glass jars 入りの製品を SoWa farmers market in South End MA で販売している

PRO/EDR> Botulism - Finland (03): ex Italy, jarred olives, int'l alert 20111101.3247
[1] フィンランド: grocery loyalty program "look-back" program
 情報源 Helsingin Sanomat 、2011年11月1日
... フィンランドの大手小売業者 Kesko Food's subsidiary Kespro は The loyalty card programmes に記録された消費者情報をもとに、生命の危険性のある the jars of tainted organic [o?]lives の購入者を探している ... 10月24日、the Finnish Food Safety Authority (EVIRA) より同社に対しオリーブの購入者を至急調査するよう依頼があった。10人についてはカードを使用していなかったため把握できていない。また the Greater Helsinki area の4か所のレストランも A number of jars を仕入れており、その購入者は同定できていない。問題のオリーブは主にフィンランドで販売されている。900 jars が輸入されている一方、イタリア国内における同じ batch の製品の販売は約12程度で、英国では40程度が販売された。
[2] フィンランド: 死亡例
 情報源 Helsingin Sanomat 、2011年10月28日
the Helsinki and Uusimaa Hospital District によると、10月27日高齢女性1名がトキシンが混入していたイタリア製オリーブの摂取によりボツリヌス中毒 Botulism となり死亡した。もう1名の家族も入院となったが、状態は改善に向かっている。イタリア国内で製造し瓶詰めされ、フィンランド語で "Gaudiano Bio oliivi mantelitaytteella" (Gaudiano Organic Olives Stuffed with Almonds) と書かれた jar に入っている。賞味期限は 08/2012 or 09/2012 で、 the batch numbers H2510X or L1810X である。2010年秋に約 900 jars が輸入され、the K-chain in Espoo (Iso Omena), Vantaa (Jumbo), and Rovaniemi (Etelakeskus) などの大型スーパーで売られていた。3か所 these 3 outlets でおよそ 160 jars が売れたほか、レストラン 4 restaurants in the Greater Helsinki area, Kolme Seppaa (Helsinki), La Famiglia (Helsinki and Vantaa), and Rafaello (Helsinki) の客らにも販売されている....
[3] サウジアラビア: 回収
 情報源 Arab News 、2011年10月31日
国内の A batch of olives produced in Italy が回収された
関連項目 20111027.3191

● 原因不明の疾患 インド
PRO/EDR> Undiagnosed illness - India: (RJ) RFI
Archive Number: 20111103.3275
 情報源 The Times of India-Jaipur, Times News Network (TNN) 、2011年10月31日
Mandargarh in Kota [Rajasthan] において、数日前から原因不明の発熱性疾患が発生している。Mandana の部族地域の1つである Mandargarh の住民らは、この病気により 1か月間に13人が死亡したとのべ、恐怖を抱いている。一方当局は、死者は5人としている。死亡した患者らは、咳、寒気、鼻漏などの症状があったと伝わっている。当初、肺炎やチクングニア熱が疑われていたが、医療および保健当局はこれを否定している。季節性疾患ではないとしている。患者らには血液検査で貧血も見られたと当局者は述べているが、この地域では、多くの住民で貧血が認められるため、鉄剤と葉酸が配布されている

● 鳥インフルエンザ、ヒト エジプト WHO
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (66): Egypt, WHO 20111103.3274
 情報源 WHO Global Alert and Response (GAR) Disease Outbreak News、2011年11月2日
Avian influenza situation in Egypt - update 56
エジプト保健省から WHO に対し、新たなヒトの鳥インフルエンザ Avian influenza A (H5N1) virus 感染例が報告された。患者は Mahala district, Gharbia governorate の1歳男児で、9月17日に発病し同21日に入院となった。オセルタミビル oseltamivir による治療が完了し、同25日に退院となった。感染源の調査により、この患者と付近で飼育されていた家きんとの接触が確認された ... エジプトでこれまでに確認されている152例のうち、52例が死亡した。
[Mod.CP- 2011年のエジプト国内の33例目の患者であり、2011年の死者は13例のままである]

● メタノール中毒 インドネシア
PRO/EDR> Methanol poisoning, fatal - Indonesia: (BA) susp
20111103.3272
 情報源 The New Zealand Herald, Otago Daily Times report、2011年10月31日
旧 Dunedin [New Zealand] 在住の男性1名が、ラグビー遠征 rugby trip 中のバリ Bali で死亡した原因が、現地で29人の死亡に関係している強力なカクテルではないかと見られている。この29歳の Perth [Western Australia] rugby player は、9月29日に死亡した。死亡した当日に飲んだカクテルには、発酵したコメから作られる arak、palm sap、その他の成分が含まれている。この中にメタノールが混じっていたとすると致死性となる可能性がある。2009年、違法に精製されたエタノールの副産物であるメタノールが混入した arak を飲んだ25人が、アルコール中毒により死亡している

● 日本脳炎など インド(2件)
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (31): (UP)
20111103.3265
[1] Uttar Pradesh:News 24 、2011年10月31日
この2か月間に、this district [Mahrajganj] において 40 children が脳炎 encephalitis により死亡した
[2] 全国のデータ
 情報源 National Vector Borne Disease Control Programme, Directorate General of Health Services, Ministry of Health and Family Welfare、2011年11月2日
州 / 症例数 (3 Oct 2011以降) / 死亡例 (同)

PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (30): (Delhi) 20111102.3256
 情報源 IBN Live, Press Trust of India (PTI) report 、2011年10月28日
首都 [Delhi デリー]では、寒冷となったにもかかわらず蚊族媒介性の病気は減らない。12人日本脳炎 Japanese encephalitis [virus; JEV] infection と診断された。周辺地域の州では一般的な日本脳炎に、初めて首都で4人の検査が陽性となったのは9月のことで、すぐさま他の6人も診断された。12人全員が軽症で生命に関わる状態ではなかった。いずれも日本脳炎であり、最新の6人の患者は客観的な症状 external symptoms は認められなかった。
[Mod.TY- The 1st cases of JEV infection in Delhi が報告されたのは9月21日で,25 Oct 2011の時点で7人に増えていた (20111027.3197)が、わずか3日後に新たに5 new cases が報告されている。2011年の the JEV cases の大部分が Uttar Pradesh and Bihar states.で発生している]

● 食中毒 サウジアラビア、メキシコ(2件)
サウジアラビア
PRO/AH/EDR> Foodborne illness - Saudi Arabia: (MD), Hajj pilgrims 20111102.3259
 情報源 The Saudi Gazette 、2011年11月2日
合計81人のバングラディシュからの巡礼者らが、免許のない仕出し屋 caterer からの肉を食べて食中毒を起こし、10月31日にメジナ Madina の複数の病院に搬送された。食材のサンプルが検査に回されている。
[Mod.LL- Madina (or Medina) はサウジアラビア西部の the Hejaz region にある都市で the Al Madinah Province の州都となっている。the Islamic Prophet Muhammad が埋葬され、イスラム第2の聖地となっている。メッカ Mecca への巡礼であるハッジ Hajj は、イスラムとって最も重要な宗教規範 the greatest religious observances in Islam である。Hajj の時期は秋で、2011年は between 4-9 Nov 2011 とされている。イスラムの祝日 Islamic holidays の正確な期日を前もって知ることは、イスラムの太陰暦 the Islamic lunar calendar の性質上、困難である。(新月から徐々に変化する三日月 waxing crescent moon)expected visibility of the hilal [月の見え方の予想 ?] に従って決められ、場所によっても異なる可能性がある]

メキシコ
PRO/AH/EDR> Foodborne illness - Mexico: (BN), bakery cake, RFI 20111101.3245
 情報源 La Cronica [in Spanish]、2011年10月31日
州保健当局 The State Secretary of Health は the Mexicali municipality (市) の地元で有名なパン屋 bakery のケーキを食べた少なくとも40人が食中毒を起こしていることを受け、注意喚起を行うと共に、検体採取を実施した。

● チクングニア熱 インド
PRO/EDR> Chikungunya (24): India (Delhi) 20111102.3255
 情報源 IBN Live, Press Trust of India (PTI) report、2011年10月28日
首都 [Delhi] で29人がチクングニア熱 chikungunya [virus infection] と診断されている。

● 炭疽 米国 2001年
PRO/AH> Anthrax, human, 2001 - USA (09): further commentary 20111102.3258
 情報源 Bulletin of the Atomic Scientists 、2011年11月1日
Amerithrax review: lessons for future investigations
Article highlights
 - FBI's Amerithrax investigation が、 Army scientist Bruce Ivins が the 2001 anthrax attacks.の単独犯であることを証明できていない
 - the scientific portion of the Amerithrax probe に、数々の methodological and organizational problemsがある
 - the FBI が these scientific problems を放置すれば、同様の事例への対応が困難

● ムンプス フランス
PRO/EDR> Mumps - France: rugby league players 20111101.3248
 情報源 Moneycontrol.com, Reuters report 、2011年11月1日
Mumps epidemic forces French to postpone games
the French rugby union league (LNR) は、通常は小児が罹る病気であるムンプス Mumps ウイルスの流行により、次週週末の試合が延期されることとなった。Top 14 game も中止となっている ... 先週、Lyon players がムンプスに感染したため、The Bordeaux versus Lyon game が中止されている。

● デング熱/デング出血熱
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2011 (43)
Archive Number: 20111101.3242
[1] ベトナム Viet Nam
 情報源 Radio The Voice of Viet Nam (VOV) 、2011年10月26日
ベトナム全国で10月までに 4万2181例のデング熱 cases of dengue fever が確認され、うち44人が死亡したことが、the Preventive Medicine Department から発表された。2010年同期と比べ減少したが,Ca Mau, Ho Chi Minh City, Dong Nai, Binh Duong, Binh Phuoc, Tay Ninh, Bac Lieu, Hanoi, and Binh Thuan では増加傾向にあった
[2] メキシコ Mexico (Yucatan). 25 Oct 2011. Merida 市は全国で最多の、2106例の dengue cases を記録。
[3] エルサルバドル El Salvador. 29 Oct 2011. 5668 confirmed dengue cases. (in 2010, 8422.)。
[4] ブラジル Brazil [in Portuguese]
 - (Londrina, Parana state). 29 Oct 2011. This year [2011], 7377 cases of the disease have been identified.
 - (Ribeirao Preto, Sao Paulo state). 26 Oct 2011. Ribeirao Preto 保健当局は2010年と比べ、2011年はより深刻な dengue epidemic となっていることを明らかにした。10ヶ月足らずの間に 19 243 cases と、2010年1年間の 65 per cent of the total 29 637 [dengue] infections に当たる。今年はより重症化しやすく、死者と入院患者の比率が高い。
[5] パキスタン Pakistan
 - (Karachi, Sindh province). 26 Oct 2011. Sindh province 全体で合計 806 例、うち 609例が Karachi からの報告であった。
[The 26 Oct 2011 edition of Dawn で、the 12th fatal victim (3 people from the interior of Sindh and 9 from Karachi)of the dengue virus [infection] が報告されている]
 - (Khyber Pakhtunkhwa province ). 29 Oct 2011. dengue fever in Khyber Pakhtunkhwa Overall 848 suspected cases, 352 were confirmed as dengue positive. 7 persons have so far died in Khyber Pakhtunkhwa
 - (Lahore, Punjab province). 29 Oct 2011. the death toll to 253 in the city while 291 [died] in Punjab. confirmed raising the number of patients to 19 506 in the province [in 2011].
 - (Rajanpur district, Punjab province). 28 Oct 2011. 死者 in Karachi to 11,
[6] インド India
 - (Delhi). 28 Oct 2011. デング熱による死者が5人に、患者は約700人
 - I(Chandigarh, Haryana and Punjab states). 28 Oct 2011. the Tricity [Panchkula,  Mohali, Chandigarh] で6人が確認され、確定患者数が48人に
 - (Andhra Pradesh state). 27 Oct 2011. About 630 dengue cases have been reported this year [2011] in the state
[7] 台湾 Taiwan. 26 Oct 2011. Last week [week of 17 Oct 2011], DHF により新たに2人が死亡し、2011年の死者が3人となった。夏以降の confirmed indigenous cases は、457人に達した。

● インフルエンザ オーストラリア
PRO/EDR> Influenza (62): Australia (QL), clarification 20111101.3250
20111020.3125 に関し。
 投稿者 豪・Australian Influenza Specialist Group、Dr. Alan W. Hampson, MSc., Hon M.D. (Melb), FASM, OAM、2011年11月1日
先に投稿されたニュースでは、豪国内で最近インフルエンザ Influenza 患者が増加し、他の地域と比べクイーンズランド Queensland 州でより多く発生していると誤解されているようである。例年どおり2011年も8月にインフルエンザがピークとなったとの最近の報道の根拠は明らかではない。
報道にある2009年のパンデミック年に次ぐ症例数が報告されたという点については、正確な情報である ...

● ココヤシの病気,Red ring disease トリニダードトバゴ
PRO/PL> Red ring disease, coconut palm - Trinidad & Tobago: update 20111103.3280
 情報源 Guardian Media 、2011年11月3日
食品生産相 Food Production Ministerによると red ring disease の被害により、国内のココナッツ産業は 80% を廃棄する状況に追い込まれている ...
[Mod.DHA- Red ring disease of palms は the nematode _Bursaphelenchus cocophilus_ を原因とし約 20 species of tropical palms による被害が知られており、最も重要な作物が coconut, oil and date palm である。1905年に Trinidad ではじめて報告され,areas of Central America, South America and many Caribbean islands において確認されている]

● 原因不明の死亡、ウマ オーストラリア
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, equine - Australia (06): (QL) test results 20111103.3273
 情報源 HorseYard 、2011年11月2日
包括的な検査が行われてから3週間が経過し、クイーンズランド州当局 Biosecurity Queensland は1農場 a Kooralbyn property のウマ22頭が死亡した原因は、ツツガムシ? scrub tick infestation もしくはボツリヌス症との見方をとっている。いずれの病気も、細菌が侵入すると、進行性の筋麻痺の原因となる、と説明されている ... 両疾患の説明など。
以下の疾患は検査で否定されている
- Hendra virus
- pesticides
- heavy metals (arsenic, lead, cyanide, nitrate)
- toxic plants
- water contamination
- deliberate poisoning

● 原因不明の疾患、ロブスター 米国
PRO/AH/EDR> Undiagnosed disease, lobster - USA: (northeast) declining population 20111103.3271
 情報源 Food Manufacturing, Associated Press (AP) report 、2011年11月1日
Long Island Sound のロブスター養殖業者 lobsterman の証言など

● 大麦の病気,黄さび病 オーストラリア
PRO/PL> Stripe rust, barley - Australia: (NSW) 20111103.3270
 情報源 NSW Department of Primary Industries News Release 、2011年11月1日
Southern NSW barley stripe rust scare 
ニューサウスウェールズ州当局 New South Wales Department of Primary Industries (DPI) は、州南部の大麦で外来種の黄さび病流行 outbreak of exotic stripe rust が発生した疑いがあるため調査を開始したが、症状から the exotic barley stripe rust _Puccinia striiformis_ f. sp. _hordei_ の可能性は低いと見られていた。the Cereal Rust Laboratory at the University of Sydney に送付されたサンプルの検査の結果、 barley stripe rust は否定され、1990年代後半から州内に地方感染する barley grass stripe rust (_P. striiformis_ f.sp. _pseudo-hordei_) であることが判明した

● インフルエンザ 米国,ブタ由来 H3N2
PRO/AH/EDR> Influenza (63): USA (ME, NOT NH) swine-origin H3N2 reassortant 20111102.3260
 情報源 Nashua Telegraph 、2011年10月23日
[Mod.CP- This press report は誤って、ブタからヒトに a swine-origin reassortant A/H3N2 influenza virus が感染伝播した場所をニューハンプシャー New Hampshire と伝えているが、感染伝播があったのは the states of Indiana, Maine, and Pennsylvania で、それ以上のヒト-ヒト感染 onward human-to-human transmission は起こっていない]

● 鳥インフルエンザ 南アフリカ
PRO/AH/EDR> Avian influenza (66): South Africa (EC) ostriches, susp. RFI 20111102.3264
 情報源 BuaNews, compiled by the South African government Communication and Information System、2011年11月2日
2011年10月に Graaf Reinet 近郊の Teasdale の1か所のダチョウ農場で発生した the Eastern Cape の鳥インフルエンザ感染流行 outbreak of avian influenza (AI) は、迅速に沈静化された。当局 The Eastern Cape Department of Rural Development によると、10月14日に同農場のダチョウが、鳥インフルエンザの検査で陽性となり、半径10km以内の他の農場とともに検疫体制が布かれた。6km離れた別の農場のダチョウに対しても検査が行われたが、鳥インフルエンザの兆候は見られていない

● 腺疫、ウマ科 検査診断
PRO/AH> Glanders, equidae: laboratory diagnosis 20111102.3263
 投稿者 UAE ・ Central Veterinary Research Laboratory、Renate Wernery、2011年11月1日
Glanders, equidae: cross reaction, serology (UAE)
腺疫の補体結合検査 the complement fixation test (CFT) for glanders における、偽陽性や交差反応については、従来から報告があり,the Manual of Diagnostic Tests and Vaccines for Terrestrial Animals of the World Organization for Animal Health (OIE) にも記載されている。the Central Veterinary Research Laboratory (CVRL) in Dubai, an OIE Reference Laboratory for glanders においてこの15年間に行われた5万件以上のウマ血清検体の腺疫検査でも、1%未満の cross reactions in the CFT が生じ、不必要な移動制限や検疫措置につながった。このため、より特異性の高い検査が開発され、western blot and cELISAなどが用いられるようになっている

● アフリカ豚熱(豚コレラ)ロシア OIE
PRO/AH/EDR> African swine fever - Russia (16): (KS), OIE 20111102.3261
 情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2011; 24(44) 、2011年10月28日
African swine fever, Russia follow-up report no. 70
感染開始時期 2009年9月11日
前回流行時期 2009年6月1日
原因ウイルス African swine fever virus
新たな感染流行
発生地 Kursk, Kurskaya Oblast [region]、農場
感染した種/ 頭数 / 症例数 / 死亡 / Destroyed / Slaughtered
ブタ Swine / 1 / 1 / 0 / 1 / 0 [see comment]
Affected population: backyard pigs in a private subsidiary holding

● ココアの病気,Black pod カメルーン
PRO/PL> Black pod, cocoa - Cameroon: (CE) 20111102.3254
 情報源 MENAFN News, Dow Jones Newswires report、2011年10月31日
Black pod disease hits central Cameroon cocoa crop
カメルーン第2のココア生産地域 the Center Region で black pod disease による被害が発生する見通しである。10月の予想外の降雨により cocoa pods 予防のための農薬が流されてしまい,the fatal black pod による被害に見舞われていると生産協会 the Cameroon National Organization of Cocoa and Coffee Producers 関係者が説明した ... a 4-5 percent drop in the main harvest in the Center Region.の恐れがある"
[Mod.DHA- Black pod (also called _Phytophthora_ pod rot) は、世界中のココアにとって最も重要な真菌の病気 the primary fungal disease であり、アフリカでは the fungus-like pathogens _Phytophthora palmivora_ and _P. megakarya_ が関係する。南北アメリカでは、他の2種類の真菌による発生も確認されている。_P. palmivora_ によるものが最も多い]

● 結核、ウシ モーリシャス
PRO/AH/EDR> Tuberculosis, bovine - Mauritius (02): susp., RFI 20111101.3251
 情報源 MBC - Mauritius Broadcasting Corporation [transl. ]、2011年10月30日
New cases of tuberculosis in cattle
収容所 the prison Riche Lieu の農場のウシの、新たな結核 tuberculosis (TB) 感染が確認された
関連項目 20111021.3133

● 口蹄疫 韓国 否定
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - S. Korea (19): (KB) bovine, NOT 20111101.3249
 情報源 Arirang News 、2011年11月1日
Cow in Pohang tests negative for foot-and-mouth disease
口蹄疫 foot-and-mouth disease [FMD] の感染が疑われていたウシ1頭は、検査の結果陰性であったことが、10月31日に農業省当局から明らかにされた。 Pohang, North Gyeongsang Province の農場の14頭のウシのうちの1頭に、口蹄疫が疑われる症状が認められていた

● 流行性出血病、シカ科 米国
PRO/AH/EDR> Epizootic hemorrhagic disease, cervids - USA (11): (SD,PA) 20111101.3243
[1] South Dakota
 情報源 KCAU-TV, Associated Press (AP) report 、2011年10月27日
サウスダコタ州野生動物当局者 South Dakota wildlife officials はハンターらに対し、 white-tailed deer の病気への注意を促している。ヌカカ midges が媒介する、オジロジカにとって致死的な流行性出血病 EHD [epizootic hemorrhagic disease] について、South Dakota 州内での感染拡大の範囲の確認が急がれている
[2] ペンシルベニア
 情報源 Public Opinion Online 、2011年10月28日。
2007年に多数の Pennsylvania deer を死滅させた epizootic hemorrhagic disease virus が、2011年に Franklin County で確認されているが、ペンシルベニア州当局は大きな影響はないとしている。同郡で死亡して発見されたシカ1頭の死因として疑われているものの、確認はされていない。