2007年1月11日-13日

鳥インフルエンザ、ヒト インドネシア、韓国 2006
原因不明の死亡 アンゴラ

● 乳児ボツリヌス症 米国(3件)
PRO> Infant botulism - USA (MD)(02): background 20070113.0182
 情報源 GideonOnline、2007年1月12日

PRO/EDR> Infant botulism - USA (MD) 20070112.0148
 情報源 Press Release Ft. George S. Meade (MD)、2007年1月11日。
2006年10月以降、the Army post の住民らの間で 2例の乳児ボツリヌス症が発生し、1例は回復したが、2006年12月の1例は現在も入院治療中である。いずれも 6ヶ月未満の乳児であった

PRO/ERR> Infant botulism - USA (MD): correction 20070112.0160
20070112.0148 の 2003年の症例の引用部分の内容が、すでに古くなっていた

● 流行性出血熱 中国
PRO/AH/EDR> Epidemic hemorrhagic fever - China (Jiangsu) 20070113.0179
 情報源 jsinfo.vnet.cn, Xinhua News Agency report [translated]、2007年1月12日
流行性出血熱 epidemic hemorrhagic fever の患者2名が江蘇省 Jiangsu で確認された; Guanyun, Nanjing 各1名 

● レジオネラ症 スカンジナビア タイから
PRO/EDR> Legionellosis, hotel - Scandinavia ex Thailand (Phuket): alert 20070113.0178
[1] フィンランド
 情報源 Helsingin Sanomat、2007年1月11日。
レジオネラ感染流行発生に伴って、プーケット Phuket のホテルから、数百名のフィンランド旅行者の他の宿泊施設への移送が開始された。the Phuket Grand Tropicana Hotel in Patong Beach, Phuket において、フィンランド2人、ノルウェー1人、スウェーデン2人の各国旅行者らが、レジオネラ _Legionella_ bacteria による肺炎を発症した。
[2] 死者なし
 情報源 Eurosurveillance、2007年1月11日

● 鳥インフルエンザ、ヒト インドネシア(3件)、韓国 2006

インドネシア
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (11) - Indonesia, WHO 20070113.0173
[1] Indonesia: Avian influenza situation - WHO Update 2
 情報源 World Health Organisation (WHO), CSR, Disease Outbreak News,
Fri 12 Jan 2007
インドネシア保健省は 12日、9日に報告されていた、Tangerang, Banten Province の 38歳女性の、国内 59例目の H5N1 鳥インフルエンザ感染患者が 11日に死亡したことを発表した。
[2] 37歳の女性の死亡
 情報源 Bloomberg.com, Fri 12 Jan 2007
[3] 27歳女性の死亡
 情報源 The Jakarta Post, Fri 12 Jan 2007

PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (10) - Indonesia, WHO 20070112.0161
[1] 58th death from H5N1 avian influenza
 情報源 World Health Organisation (WHO), CSSR, Disease Outbreak News, Thu 11 Jan 2007
9日に発表された West Jakarta の 14歳男児が死亡
[2] 女性1名が死亡、ほか4人が治療中
 情報源 Reuters Foundation AlertNet, Fri 12 Jan 2007
ジャカルタの病院関係者からの情報

PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (09): Indonesia 20070111.0133
[1] 新たに1名が死亡、夫と息子も入院
 情報源 The Jakarta Post online, Thu 11 Jan 2007
Persahabatan Hospital, Jakarta で11日、新たに1名が鳥インフルエンザウイルス感染により死亡した。14歳の少年の死亡から 2日後のことであった。[新たに死亡した女性の] 患者が死亡する直前に、女性の夫と息子も鳥インフルエンザ感染の症状で入院している。
[2] 37歳の女性の夫と息子
 情報源 INS News online, Xinhua report, Thu 11 Jan 2007
11日、新たに 2人の患者が、鳥インフルエンザ感染を疑われる症状で Jakarta's Friendship Hospital に入院した。9日に感染が判った 37歳の女性の夫と息子である。
[3] 夫と息子の 2人も
 情報源 Bloomberg News Agency online, Thu 11 Jan 2007
the H5N1 strain of avian influenza の感染が判明した女性の、夫と息子の 2人も、鳥インフルエンザ感染により入院となった。

韓国
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (08): South Korea: 2006 20070111.0119
[1] 2006年、養鶏場の職員1名が H5N1感染 (保健省発表)
 情報源 Reuters Foundation AlertNet, Thu 11 Jan 2007
[2] 鳥インフルエンザウイルス感染を確認
 情報源 Yonhap News, Thu 11 Jan 2007
[3] 感染患者に症状見られず
 情報源 International Herald Tribune - France, 11 Jan 2007
関連項目 (07): Indonesia, China WHO 20070110.0109

● リフトバレー熱 ソマリア、ケニア
PRO/AH/EDR> Rift valley fever - Eastern Africa: Somalia, Kenya
Archive Number: 20070112.0164
[1] 80人近くの死者が発生
 情報源 Reuters Foundation AlertNet, Fri 12 Jan 2007
ケニアで 80人近くの死者が発生している、リフトバレー熱 Rift Valley fever virus 感染が、多数の難民が暮らすソマリアとの国境の町 Doble にも広がっている。これまでは、ほとんど Kenya's North Eastern and Coast provinces に限局していたが、家畜の移動に伴い、隣国のソマリアに国境を越えて拡がっている .....
[2] 20070109.0092に関し。
 投稿者 伊 ・ Food and Agriculture Organization of the United Nations、Dr Peter Roeder, BVetMed, MSc, PhD, MRCVS、2007年1月12日。
[3] 情報源1 FAO, Animal Production and Health Division, Emergency Prevention System for the Transboundary Animal Diseases (EMPRES) 、2007年1月12日。
 情報源2 "Possible RVF activity in the Horn of Africa" (7 pages), dated November 2006
関連項目 20070111.0118

● ハンタウイルス アルゼンチン、チリ
PRO/AH/EDR> Hantavirus pulmonary syndrome - South America 20070112.0163
[1] アルゼンチン Argentina (Buenos Aires Province)
 情報源 Infobae [translated]、2007年1月6日。
ハンタウイルスの "endemic outbreak" [presumably a spike in the number of cases in an otherwise endemic area] に関する当局の情報によると、 ブエノスアイレス Buenos Aires 単独で20例が確認されている
[2] チリ Chile
 投稿者 Steve Berger、2006年11月25日。
チリ Chile からの報告を見ると、南米では、米国ほどハンタウイルス肺症候群 Hantavirus pulmonary syndrome の頻度が高くないことがわかる 

● 病原大腸菌 O157 米国 2006年、レタス
PRO/AH/EDR> E. coli O157, lettuce - USA (multistate): 2006 20070112.0158
 情報源 FDA.gov 、2007年1月12日。
the Taco John _E. coli_ outbreak の感染源に関し、より詳しい情報を発表; 感染流行に関係する the strain of _E. coli_ O157:H7 bacteria と、California's Central Valley のレタス栽培地域近郊の乳用牛農場の環境中で採取されたサンプルの、DNA-matched が確認された。
関連項目 20061214.3515

● 原因不明の死亡 アンゴラ

PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths - Angola (Uige): RFI 20070112.0151
 情報源 News 24 、2007年1月11日。
2006年後半に、アンゴラ北部で 12人が死亡した原因不明の疾患は、消化管の寄生虫 intestinal parasites によるもので、エボラのようなマールブルグウイルス the Ebola-like Marburg virus 感染の再興ではないことが、保健省から発表された。2004年後半からの流行中に、220人以上が死亡している。
[Mod.EP- おそらく、2006年12月の黄熱が疑われていた the outbreak に関係する報道と考えられる。これらの報道では、消化管出血 (dysentery 赤痢) の症状について記載があり、炭疽あるいは腸チフスの可能性があると考えられる。Uige ではしばしばコレラが報告されているが、コレラでは血便は生じない。トリパノソーマ症の高度侵淫地域であるが、今回の事例との関連はないように思われる。"parasitic" etiology との情報ではあいまいすぎるが、まれなアメーバ outbreak of waterborne _Entamoeba histolytica_ の可能性も考えられる]
関連項目 20061227.3625

● マラリア 欧州・インドから、ジャマイカ(2件)
欧州 インドから
PRO/EDR> Malaria - EU ex India (Goa) 20070112.0150
 情報源 Eurosurveillance weekly release, Vol.12, Iss.1, 11 Jan 2007
インドへの旅行者の間で、マラリア感染の報告が増えている。特に、西海岸の the state of Goa からの帰国者に多い。the European Network on Imported Infectious Disease Surveillance (TropNetEurop ) で報告されている。過去2年間は、Goa への旅行者のマラリア感染は報告されたことがなかったが、2006年11月後半以降、1月10日までに、ドイツの2人、デンマークの4人、スウェーデンの2人の、8人の患者が報告されている。いずれも別々の旅行だった .....

ジャマイカ
PRO/EDR> Malaria - Jamaica (Kingston)(02) 20070112.0149
[1] 情報源 Ministry of Health, Jamaica、2007年1月12日。
2006年12月21日以降、減少傾向にあるものの、1日あたり確認される新規のマラリア感染が平均2例であることを、保健省から報告する
[2] 投稿者 英 ・ National Travel Health Network and Centre、Naomi Bryant

PRO/EDR> Malaria - Jamaica (Kingston): RFI 20070111.0132
[1] マラリア対策費 1億8900万ドル
 情報源 RJR 94 Radio Jamaica、2007年1月9日。
[2] More than 200 malaria cases now confirmed
 情報源 Radio Jamaica、2007年1月10日。
関連項目 (03) 20061228.3640

● クロストリジオイデス・ディフィシル 日本 RIBOTYPE 027 2005年

PRO/EDR> Clostridium difficile, ribotype 027 - Japan: 2005 20070112.0146
 情報源 Eurosurveillance weekly release、2007年1月11日。
日本国内の偽膜性腸炎の患者1名から、初めて North American pulsed field gel electrophoresis type 1 (NAP1), PCR ribotype 027, toxinotype III の特徴を有する、クロストリジオイデス・ディフィシル(クロストリジウム)菌 _Clostridium difficile_ を検出した ... 2004年以降、潰瘍性大腸炎のための通院治療を受けていたが、2005年3月に治療のために入院となった 30歳の日本人女性で、過去の入院歴はなかった。

● 黄熱 トーゴ WHO
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Togo: conf. 20070111.0129
 情報源 WHO Epidemic and Pandemic alert and Response 、2007年1月11日。
2006年12月15日、トーゴ保健省は the region of Savanes and Kara における、3例の黄熱感染患者 (9,15,20歳の男性) について報告した .....
関連項目 20061219.3568

● ノロウイルス 米国
PRO> Norovirus - USA (multistate)(02)
Archive Number: 20070113.0183 
20070112.0145 に関し

● デング熱
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2007 (02)
Archive Number: 20070111.0136
[1]、[2] マレーシア
[3]、[4] インドネシア
[5] 香港 マレーシアから
[6] ニカラグア

● コレラ、下痢症、赤痢
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2007 (02) 20070112.0147
[1] - [6] Cholera - Djibouti、 Uganda (Kisoro)、 Zambia (Lusaka)、 Angola、Angola (Huambo)、Congo DR (South Kivu)
Asia
[7] Diarrhea, amoebic dysentery - Philippines (N. Samar)
[8] Cholera - worldwide - WHO WER notifications


● ノロウイルス 米国
PRO/EDR> Norovirus - USA (multistate) 20070112.0145
 情報源 Chillicothe Gazette [Ohio], Gannett News Service Thu 11 Jan 2007

● 麻疹 スペイン、中国、英国(3件)
PRO/EDR> Measles - Spain (Catalonia) 20070111.0126
 情報源 La Razon, Wed 10 Jan 2007 [translated]、2007年1月10日。

PRO/EDR> Measles - China (Guangzhou) 20070111.0122
情報源 China View, Xinhua News Agency, Sun 7 Jan 2007
人口が急増中の南部の広州市 Guangzhou では、2006年の11ヶ月間に、3650人の麻疹感染が報告された

PRO/EDR> Measles - UK (Scotland) 20070111.0131
 情報源 The Scotsman newspaper, Tue 2 Jan 2007
2006年のスコットランド全体の麻疹感染患者は 26人となり、MMR ワクチンの2回接種が導入された1994年以来、最高の数字となった

● ムンプス スペイン
PRO/EDR> Mumps - Spain (Navarra) 20070111.0123
 情報源 ABC Spain, Wed 10 Jan 2007 [translated、リンク切れ]
2006年8月に Navara で発生したムンプス感染流行による患者は800人を超え、現在も1週当たり70-100人の患者が新たに報告されている

● 鳥インフルエンザ 日本(3件)、ベトナム、ナイジェリア(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza (07): Japan, susp. 20070113.0177
 情報源 AP via The Star、2007年1月13日
農水省当局者が13日、宮崎県のKiyotake town の養鶏場1か所でH5N1鳥インフルエンザウイルスにより数千羽のニワトリが死亡したと発表した

PRO/AH/EDR> Avian influenza (05): Japan, susp. 20070112.0157
情報源 AP via Cattlenetwork.com、2007年1月12日。
12日、暫定的な鳥インフルエンザウイルス検査の結果が陽性となったことが、県当局から発表された

PRO/AH/EDR> Avian influenza (03): Japan, susp., RFI 20070111.0120
 情報源 AP via WTOPNEWS、2007年1月11日。
Japan Farm May Have Bird Flu Outbreak
宮崎県の養鶏場で発生の疑い

PRO/AH/EDR> Avian influenza (06): Viet Nam, OIE 20070113.0175
 情報源 OIE Disease Information, Vol. 20 - No. 2, 11 Jan 2007
  Highly pathogenic avian influenza, Viet Nam

PRO/AH/EDR> Avian influenza (05): Nigeria (Sokoto, Katsina) 20070113.0172
 情報源 AHN 、2012年1月12日。
最北部 the Sokoto state において、アフリカにおいて人口が最も多いナイジェリアでは、2006年9月 以来、数ヶ月ぶりとなる、H5N1鳥インフルエンザ感染流行が確認された。

PRO/AH/EDR> Avian influenza (04) - Nigeria 20070111.0130
 情報源 BBC News、2007年1月11日。
北西部の2か所の農場で、初めての報告から1年ぶりに、新たな鳥インフルエンザ感染例が確認された。Katsina town の庭先飼育のニワトリで感染が確認された

● ツボカビ 日本 カエル
PRO/AH/EDR> Chytrid fungus, frogs - Japan 20070113.0176
 情報源 IHT/Asahi、2007年1月12日。

● ヒツジ痘 ギリシャ OIE
PRO/AH/EDR> Sheep pox - Greece: OIE 20070113.0174
Sheep pox and goat pox, Greece

● コレラ、鳥類 米国
PRO/AH/EDR> Cholera, avian - USA (CA California) 20070112.0162
 情報源 Yubanet.com、2007年1月11日。
州北部の the Butte Sink Wildlife Management Area (WMA) で、鳥コレラ avian cholera による水禽の大量死が発生していたことが、検査により確認された ....

● 口蹄疫 ベトナム、トルコ(2件)
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Viet Nam 20070112.0143

PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, bovine - Turkey (Thrace): OIE 20070112.0142
情報源 OIE Disease Alert, 10 Jan 2007
Recurrence of listed disease

● 慢性消耗性疾患、シカ科 カナダ
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervids - Canada (02): (SK) 20070112.0139

● 馬ヘルペスウイルス 米国
PRO/AH/EDR> Equine herpesvirus - USA (multistate)(03): CT Connecticut 20070112.0138

● 原因不明の大量死、鳥類 米国、オーストラリア、バングラデシュ、アゼルバイジャン(4件)
PRO/AH/EDR> Undiagnosed die-off, avian - USA (TX Texas): 20070112.0137

PRO/AH> Undiagnosed die-off, avian - Australia (WA)(02) 20070111.0134

PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, poultry - Bangladesh: RFI 20070111.0124

PRO/AH/EDR> Undiagnosed die-off, domestic avians - Azerbaijan: RFI 20070111.0117

● 鳥インフルエンザ、家禽か渡り鳥か
PRO/AH/EDR> Avian influenza, poultry vs. migratory birds (07) 20070111.0135
関連項目 (06) 20070108.0082

● 原因不明の死亡、家畜 アゼルバイジャン
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, livestock - Azerbaijan (Masalli): RFI 20070111.0128

● 炭疽 ジンバブエ、 家畜
PRO/AH/EDR> Anthrax, livestock - Zimbabwe (Mashonaland East, Masvingo) 20070111.0127

● ランピースキン病 ジンバブエ ウシ
PRO/AH/EDR> Lumpy skin disease, bovine - Zimbabwe 20070111.0125

● リフトバレー熱 ケニア 反芻動物(2件)
PRO/AH/EDR> Rift Valley fever, ruminants - Kenya: OIE 20070111.0118
 情報源 OIE Disease Alert Message 10 Jan 2007

PRO/AH> Rift Valley fever - Kenya: early warning system 20070111.0112
 情報源 All Africa、2007年1月8日。
Kenya: NASA Gave Warning Over Deadly Fever