2019年4月8日 the Bombali district of Sierra Leone のコウモリから発見 ・

健康なコウモリで,6番目の新たなエボラウイルス発見

PRO/AH/EDR> Bombali ebolavirus - Africa: Sierra Leone, Kenya, bat
Archive Number: 20190408.6409703
[1] 情報源 Live Science 2018年8月28日
シエラレオネの少なくとも 2種類のコウモリで,これまで知られていなかった種類のエボラウイルスが発見され_Bombali ebolavirus_と命名された。sick animals or humans で確認されることなく,健康な個体の動物からエボラウイルスが発見されたのはこれが初めて。ヒトに感染する可能性はあると考えられているが,発病の原因となるかは明らかではない。これまで知られている 5種類のエボラウイルス the 5 already-known Ebola virus species: _Zaire ebolavirus_, _Bundibugyo ebolavirus_, _Sudan ebolavirus_, _Taï Forest ebolavirus_, and _Reston ebolavirus_ に,新たに The _Bombali ebolavirus_ が加わった。これら 5種類のウイルスは,the _Reston ebolavirus_ 以外はすべて,ヒトに感染し重篤な疾患となり多くが死亡につながっている ... ウイルスが見つかったのは,3カ所の住居 human dwellings within 12 mi (approx. 20 km) of one another 内で捕獲された 4頭のコウモリで,エボラウイルス検査が陽性だった。3頭は little free-tailed bats (_Chaerephon pumilus_),1頭は an Angolan free-tailed bat (_Mops condylurus_) だった。いずれもアフリカ全体の広い地域に生息しており,共存することもある。遺伝子解析でこれまでの種と異なることがわかり,発見した場所 the Bombali district of Sierra Leone に因んで命名された。
参考文献 The discovery of Bombali virus adds further support for bats as hosts of ebolaviruses. Nat Microbiol. 2018 Oct;3(10):1084-1089. doi: 10.1038/s41564-018-0227-2.; abstract  
[2] 情報源 Emerg Infect Dis. 2019年4月1日
原著タイトル Bombali Ebola Virus in Mops condylurus bat, Kenya. Emerg Infect Dis. 2019 May, https://doi.org/10.3201/eid2505.181666 DOI: 10.3201/eid2505.181666
要約 Putatively named _Bombali ebolavirus_ が,ケニアのコウモリ an Angolan free-tailed bat (_Mops condylurus_) in Kenya の内臓と排泄物で確認された。Complete genome analysis により,シエラレオネのウイルス the prototype virus from Sierra Leone と 98%の相同性 nucleotide sequence similarity を有していた。コウモリとの接触があったと報告し発熱症状のある地域住民らにおいて,ウイルス遺伝子 Ebola virus-specific RNA または抗体 antibodies は確認されなかった ...