2007年8月26日

野兎病 ロシア
インフルエンザ 南半球

● 野兎病 ロシア
PRO/AH/EDR> Tularemia - Russia (Khanti-Mansiysky)
Archive Number: 20070826.2804
 情報源: Nakanune.ru [trans.]、8月24日
地方 Rospotrebnadzor 当局の報告によると、2007年8月16日から 23日の間に、Berezovoで 7人の野兎病 Tularemia 患者が記録された。このうち4人は検査により感染が確定された。予防接種を受けていない者の危険地域への立ち入りは禁止されている。野兎病の臨時予防接種も計画中である。齧歯類調査や忌避剤の配布が行われている。
[Mod.NP-ロシアは土着感染地域であることから、各地で散発的に感染が発生することはまれではないが、集団発生は、たとえ地方レベルでも緊急事態である。報告では、感染源や臨床像が不明である。Khanti-Mansiysky Autonomous Okrug (also called Yugra) は、西シベリア平原にあり、Tyumen 地方の一部である]

● 南半球でのインフルエンザ活動性 2007年冬季
PRO/EDR> Influenza activity, southern hemisphere
Archive Number: 20070826.2802
 情報源:Euroserveillance, Volume 12, Issue 8, 2007年8月23日
ヒトの季節性インフルエンザ Influenza は、北半球および南半球共に一年の中でその寒冷期に発生する。季節性インフルエンザ発生は、感染循環するウイルス株の種類(それらは絶えず変異している)、発病した際の重症度およびワクチン組成株との「合致度」(WHOによって毎年半球毎に評価されている)において、毎年変化している。インフルエンザ感染を予防しリスクのある個人でのワクチン接種を勧告する責任を持つヨーロッパの当局は、常に次の冬季インフルエンザシーズンがどの程度の規模になるか関心を抱いている。この関心は、ワクチン接種キャンペーンの準備が行われる8月と9月に最も高まる。一つの手がかりは、その時期に末期を迎える南半球の冬季流行の程度である。

● 狂犬病 ロシア
PRO/AH/EDR> Rabies, animals - Russia (Samara)
Archive Number: 20070826.2806
 情報源:RIA Novosti, [trans. from Russian]、8月20日
2006年に比べ、Samara 地方の動物での狂犬病 Rabies 症例は、過去6ヶ月間に 10.7倍になっていることを、地方 Rospotrebnadzor の代表が明らかにした。野生肉食動物やペット、家畜に拡がり、とりわけ Borsky districtでは27件、Kinel-Cherkassk district で10件が発生している。最も重要な動物はキツネで、イヌやネコによる感染伝播も発生している。6000件の動物咬傷による受診例があり、このうち227件で、咬んだ動物の狂犬病が確認されている。

● 鳥インフルエンザ ドイツ
PRO/AH/EDR> Avian influenza (146): Germany (Bavaria), domestic goose
Archive Number: 20070826.2805
[1] 情報源: DPA via Earthtimes 、8月26日
ドイツの当局は、南部 Erlangen 市近郊の飼育場で H5N1型鳥インフルエンザ Avian influenza ウイルスが確認されたことを受け、2007年8月26日、約 16万羽のアヒルを処分した。8月24日に、400羽のアヒルが死亡して発見されたため、処分が指示された。
[2] 情報源: Deutche-welle 、8月26日
ほぼ同内容。

● 原因不明の大量死、コイ カナダ
PRO/AH/EDR> Undiagnosed die-off, carp - Canada (ON) (02)
Archive Number: 20070826.2803
[1] 2007年初夏、Lake Scugogのコイの死因は未だに判明していない。
 情報源: NewsDurhamRegion.com 、8月23日
[2] Kawartha Lakesにおけるコイの大量死の原因は、2007年7月初旬に確認された細菌と同じ菌であることが、判明した。
 情報源: The Peterborough Examiner 、8月22日