2010年10月31日

PML 進行性多発性白室脳症: MS の治療薬関連

● PML 進行性多発性白室脳症、MS 多発性硬化症
PRO/EDR> PML, MS treatment-associated
Archive Number: 20101031.3947
 情報源 Nasdaq、Dow Jones Newswire、2010年10月29日。
Biogen Idec Inc. (BIIB) は、Elan Corp. と共同販売する Tysabri による治療中の多発性硬化症 MS 患者で、新たに2人のまれな脳の感染症が確認されたことを明らかにした。10月1日の時点で、合計患者数が70人となった 
[Mod.CP- Tysabri (Natalizumab) は、細胞接着分子の Eo4-integrin に対するヒト化モノクローナル抗体で、多発性硬化症とクローン病の治療に用いられている : the Natalizumab (Tysabri) Fact Sheet] 。バイオテクノロジー会社の The Weston, Mass は、progressive multifocal leukoencephalopathy, or PML と呼ばれるこの感染症を発症した患者の、新たな死亡例は報告しておらず、14人のままである]

● キャッサバの病気,Mosaic virus-インド
PRO/PL> Mosaic viruses, cassava - India: (KL) 20101031.3949
 情報源 The Hind、2010年10月28日。
ケララ Kerala 州のキャッサバに、深刻な _Indian cassava mosaic virus の被害が発生している。また新たに _African cassava mosaic virus_ 及び _Sri Lankan cassava mosaic virus_ の発生も報告されている。
 
● 慢性消耗性疾患-米国、シカ科
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervid - USA (11): (WY) 20101031.3948
 情報源 Wyoming Game and Fish Department、2010年10月25日。
deer hunt areas 47 and 51 in the Bighorn Basin において15日に射殺された2頭のシカ (科動物) の、chronic wasting disease (CWD 慢性消耗性疾患) の検査が陽性となった。mule deer buck と white-tailed doe 各1頭の感染が確認された。

● 野兎病、野生動物-米国
PRO/AH/EDR> Tularemia, wildlife - USA (03): (CO) rabbit 20101031.3945
 情報源 Broomfield Enterprise、2010年10月30日。
the Anthem area におけるプレーリードッグの大量死の原因は、当初疑われたペストではなく、野兎病 Tularemia によるものであった。郡保健当局が5日、この大量死についての調査を開始し、Uptown Avenue in the Arista development の南および西の地域を封鎖し、ヒトやペットの立ち入りを禁止した。the 1stBank Center の南に当たる地域である。27日に、この地域のウサギ1頭の野兎病の感染が確認された。
[Mod.CP- Tularemia の病名は、現在米国最大の酪農地域の1つで the Sierra Nevada Mountains の登山基地でもある、カリフォルニア California 州 Tulare County において、以前に行われた調査に基づいて付けられた。野兎病をペストと鑑別する研究のいくつかが、Tulare County で行われた]