2011年2月1日

麻疹-ニュージーランド,ロシア

● 麻疹-ニュージーランド,ロシア
ニュージーランド
PRO/EDR> Measles - New Zealand (03): in-flight exposure
Archive Number: 20110201.0381
Measles warning issued by Auckland Regional Public Health Service

 情報源 Western Leader 、2011年2月1日。
7人の若年者 young Aucklanders の麻疹 Measles 感染が確認され、このうちの1人が Waitakere Hospital's emergency care centre を受診していたことから、the Auckland Regional Public Health Service は市民に対し注意を呼びかけている。患者の年齢は3から16歳で、患者のうちの4人は、1月11日に Brisbane から Auckland に向かう飛行機に搭乗していた。ある一家が海外で感染した。1人が重症のため入院となっている。New Zealand 国内では、the MMR (measles, mumps and rubella) vaccine は無料で接種することができ、生後15か月ごろの幼児に接種されたあと、4歳で2回目の接種が行われる。2回の接種で99%有効である  ...

ロシア
PRO/EDR> Measles - Russia: (KX Krasnoyarsk) 20110201.0379
Measles control in Krasnoyarsk
 情報源 newslab.ru, Internet newspaper [in Russian]、2011年1月26日。
2011年のこれまでに、クラスノヤルスク Krasnoyarsk で検査により確定診断された麻疹患者数は9人である。市長事務局は、小児及び18-35歳の年齢の95%がワクチン接種を受けているため、大規模な流行発生は免れるとの見方を示している。しかし、移民のワクチン接種カバー率の問題があり、集団内の接種率は53%以下と見られている。18-35歳の市民へのワクチン接種は、1月31日までに終了すると見込まれている。公衆衛生当局者らは、市内14か所の大規模市場で、移民に対するワクチン接種活動の強化 (向上) に取り組んでいる。
*Krasnoyarsk city は、Krasnoyarsk Krai (territory) の行政の中心地で、シベリア第3の都市で人口はおよそ95万人である。活発な経済活動と the Trans-Siberian Railway の要衝であることが migrants を惹きつけている 

● 口蹄疫-ブルガリア(2件)
PRO/AH> Foot & mouth disease - Bulgaria (12): (BR) genotype 20110201.0380
[1] EU mission report
EU veterinary emergency team - Mission on FMD in Bulgaria 17-21 Jan 2011
 情報源 EU Standing Committee on the Food Chain and Animal Health (SCFCAH) meeting 1-2 Feb 2011、2011年2月1日。
全21項目の報告 (the 29-slide presentation)
[2] WRLFMD, genotyping
Foot and mouth disease - Bulgaria
 投稿者 英 ・ Institute for Animal Health、Nick J Knowles、2011年2月1日。
The FAO/OIE/DEFRA Reference Laboratory for FMD at the Institute for Animal Health (UK) は、2010年12月以降、ブルガリアで発生中の FMD outbreak において分離された、representative serotype O FMDV isolate の全遺伝子配列をの解析を終了した。Turkish Thrace との国境に近い、south eastern Bulgaria から3例の FMD が報告されている; the 1st case of FMD in Bulgaria in a wild boar-このウイルスは the Middle East-South Asia (ME-SA) topotype (PanAsia-2 lineage, ANT-10 sub-lineage) に属し、トルコ及びイランで確認されているウイルスに近い。the ANT-10 sub-lineage of the PanAsia-2 lineage は、アフガニスタン、イラン、パキスタン、トルコ [Map] に広く分布する

PRO/AH> Foot & mouth disease - Bulgaria (11): (BR) 3rd focus, OIE 20110201.0373
 情報源 OIE/WAHIS, FMD in Bulgaria, follow-up report No 3、2011年1月31日。
新たな感染流行
発生地  Gramatikovo, Gramatikovo, Malko Turnovo municipality, Burgas
38頭のヒツジの検査で、3頭が陽性となった
110頭のヤギの検査で、10頭が陽性となった

● リフトバレー熱-南アフリカ (2件)
PRO/AH> Rift Valley fever - South Africa (05): ovine, vaccine policy 20110201.0377
20110125.0304 に関し
 投稿者 南ア・Department of Agriculture, Forestry and Fisheries、Dr Boitshoko Ntshabele、2011年1月28日。
South Africa において、リフトバレー熱 Rift Valley fever [RVF] は notifiable disease であるが controlled disease ではない。すなわち、担当部署 (責任) は the State Veterinary Services だけではない。当局はワクチンを配布するが、接種の責任は農家にある。ワクチンは安価であり、すぐに手に入る。outbreak 発生後の接種頭数については、州当局が行う数より、農家や個人の獣医師らによる接種数がはるかに多いため、実数を把握することはできない ...

PRO/AH> Rift Valley fever, animal - South Africa (02): camelidae 20110201.0374
Rift Valley fever in alpacas in South Africa
20110129.0350 に関し
 投稿者 南ア・Department of Agriculture: Western Cape、Dr Sophette Gers、2011年1月31日。
2010年の the Western Cape における the initial RVF outbreak in Alpacas ならびに2011年に他の農場で発生した流行の診断に diagnostic veterinary pathologist の1人として関わった。どのアルパカの群れにも RVF ワクチンは接種されていなかった。2010年の流行では、感染した動物のほとんどが、yearling (生後1年の個体) だった。2011年の最新の流行では、mature male animals オスの成獣がより多いようである。知りうる限りでは、これまでにアルパカにおける RVF 感染流行の報告はなく、また、ラクダ科の動物への使用が認められているワクチンもないと思う。
[Mod.AS20110129.0350 に以下のコメントを付した;
 "アルパカの年齢、臨床症状についての情報が望まれる。アルパカは、ワクチン接種対象になっているのだろうか。"
Dr Gers より以下の要約 (Veterinary Pathology Online (subscription): Abstract 165 2010 47: 3S Vet Pathol.) が寄せられている; "Rift Valley fever (RVF) は家畜反芻動物の acute to peracute zoonotic disease の1つで、a single serotype of a vector-borne RNA virus (Bunyavirus) of the genus Phlebovirus の感染を原因とする。Floodwater で繁殖する Aedes species (ヤブカ属) が、異常な降水量の後の流行発生における主なベクターとなっているが、 Culex (イエカ属) や Anopheles (ハマダラカ属) species の蚊族、さらには重要性は少ないものの biting flies も epidemic vectors として関わる可能性がある。South Africa (SA) においては、不規則な間欠期をはさんで RVF が発生している; 一番初めの報告は1950年代で、 1974-76 に大規模な流行があり、1981 および 1999 年にも小さな限局した流行が発生している。 2008年に再発し、これとは別に2009年にも発生があり、引き続いて2010年に an extensive epidemic が発生し、SA のほとんどの地域に感染が拡大した。2010年春、the Western Cape Province of SA の農場1か所で飼育されていたアルパカ sub-adult alpacas 4頭が死亡し、RVF と診断された ... 臨床経過説明 ... 様々な年齢のアルパカが飼育されていたが、感染は the yearling group に限られていた。筆者の知る限り、the 1st reported case of RVF virus infection in alpacas と考えられる"]
2010年の感染流行の報告 (OIE、合計489 outbreaks が報告された)