● マールブルグウイルス病 ウガンダ（2件）
PRO/AH/EDR> Marburg virus disease - Uganda (07): (KA) further developments
Archive Number: 20121029.1374103
[1] これまでの死者は 7人となった。
情報源 The Daily Monitor、2012年10月29日。
Kabale District のマールブルグウイルス感染が疑われる患者らからの検体について Rushoroza Health Centre II に設置された the isolation centre での検査が開始された ... 26日に新たに Muko and Maziba sub-counties の 2人の死者が、厳重な監視下に埋葬された ... 保健省は先週 5人が同ウイルス感染による死亡であることを確認し、流行の発生を宣言した。これまでの死者は 7人となった。
[2] Seasonal Pulses of Marburg Virus Circulation in Juvenile _Rousettus aegyptiacus_ Bats Coincide with Periods of Increased Risk of Human Infection.
情報源 PLoS Pathog 8(10): e1002877.doi:10.1371/journal.ppat.1002877、2012年10月4日。
要約
[1] これまでの死者は 7人となった。
情報源 The Daily Monitor、2012年10月29日。
Kabale District のマールブルグウイルス感染が疑われる患者らからの検体について Rushoroza Health Centre II に設置された the isolation centre での検査が開始された ... 26日に新たに Muko and Maziba sub-counties の 2人の死者が、厳重な監視下に埋葬された ... 保健省は先週 5人が同ウイルス感染による死亡であることを確認し、流行の発生を宣言した。これまでの死者は 7人となった。
[2] Seasonal Pulses of Marburg Virus Circulation in Juvenile _Rousettus aegyptiacus_ Bats Coincide with Periods of Increased Risk of Human Infection.
情報源 PLoS Pathog 8(10): e1002877.doi:10.1371/journal.ppat.1002877、2012年10月4日。
要約
Marburg virus (family _Filoviridae_) により、サハラ砂漠以南 sub-Saharan Africa で散発性に重症出血性疾患 sporadic outbreaks of severe hemorrhagic disease の流行が発生している。2007年のウガンダの鉱山 the Kitaka mine 労働者の感染についての調査結果から、自然界の保有宿主としてコウモリ Bats である可能性が疑われている。同鉱山では、多数のウイルス感染のあるオオコウモリ Marburg virus-infected _Rousettus aegyptiacus_ fruit bats が発見されている。
今回、2007年12月と 2008年7月に米国とオランダの旅行者らがマールブルグウイルスに感染した、ウガンダの洞窟 Python Cave の調査について報告する。
4万頭以上の _R. aegyptiacus_ が発見され、単一種のコウモリ the sole bat species だけが生息していた。2008年8月から2009年11月までの間に、1622頭のコウモリが捕獲され、マールブルグウイルスの検査が行われた。コウモリの肝臓と脾臓について実施された Q-RT-PCR analysis の結果、約 2.5% のコウモリが活動性感染 actively infected の状態であり、うち 7頭から Marburg virus isolates が分離された。さらに、肺、腎臓、大腸、生殖器の各組織で Q-RT-PCR-positive が確かめられ、経口・経尿・経糞および性交感染伝播の可能性があることが示された。Python Cave および Kitaka mine の _R. aegyptiacus_ の検査データを合わせて考えると、通年性の低レベルの水平感染が起きていることが示唆された。 しかし、Q-RT-PCR data では、より高年齢の若年個体 older juvenile bats (およそ 6ヶ月) には、ウイルス感染の明確な波 distinct pulses of virus infection があり、ピークとなる時期が年 2回の出産期と一致した。
個々の自然界からの逸脱イベント discrete spillover events によると考えられる、ヒトでの感染を後方視的に解析すると、その 83 percent (54/65) が季節性のウイルス感染循環期に起きていることが判明し、おそらくこの時期にヒトでの感染リスクが高くなると考えられる。
Kitaka mine のコウモリに付けられたタグが Python Cave で 2枚発見されたことと、地理的に遠く離れた場所で発見されたウイルス同士の遺伝学的近接性 the close genetic linkages evident が確認されたことから、_R. aegyptiacus_ bats が地理的に広い範囲において、ウイルス感染循環に関係する a large meta-population として存在することに矛盾しないと考えられた。これらの知見は、感染減対策 Marburg virus disease risk reduction strategies に有用と考えられる。
著者要約
著者要約
マールブルグウイルスは、近縁ウイルスであるエボラウイルス close relative Ebola virus 同様、致死率 90% にも及ぶ深刻な出血熱流行の原因となり、自然界の保有宿主は判明していない。しかし、2007年に労働者の間で感染が報告されていたウガンダの金鉱に生息するオオコウモリ Egyptian fruit bats (_Rousettus aegyptiacus_) からマールブルグウイルスが分離された。その後まもなく、近郊の Python Cave (a popular attraction in Queen Elizabeth National Park, Uganda) を訪れた旅行者ら 2人がマールブルグウイルスに感染したため、1) 洞窟内の _R. aegyptiacus_ が、遺伝学的に旅行者が感染したのと同じウイルスの感染に関与しているか、そして 2) ヒトへのウイルス逸脱感染を起こす要因は何か、を調べるための Python Cave での長期調査が開始されることとなった。その結果、1) どの時期においても、約 2.5 percent of the bat colony が actively infected であり、旅行者らが感染したウイルスと遺伝学的に同じウイルスであること、 2) 決まった年齢層のコウモリ specific age groups of bats (juveniles around 6 months of age) に、1年のうちの特定の感染しやすくなる時期があり、これまでにヒトでの Marburg virus spillover の時期とおよそ一致していること、が明らかになった。
PRO/AH/EDR> Marburg virus disease - Uganda (06): (KA, IB) new cases 20121029.1372569
情報源 Daily Monitor、2012年10月28日
New Marburg case reported in Ibanda
マールブルグウイルス The deadly Marburg virus により新たに 2人が死亡し、死者数が 7人に達するとともに、発生地域が拡大した。死亡した Kabale Regional Referral Hospital の入院患者の母親である、50歳の女性が、検査が陽性と判明してから 6時間足らずで死亡した。Bukora Village, Kitumba Sub-county [Kabale district] の住民 1名も、Rushoroza Health Centre の隔離病棟で死亡した。感染の可能性のある症例も含めると、Kabale District の累積死者数 cumulative Marburg virus [disease] cases は 14人に上っており、隔離病棟に入院中の患者は 7人、接触者は 198人となっている ...
関連項目 (05): (KA) RFI 20121026.1366477
● ハンタウイルス 米国、カナダ
PRO/AH/EDR> Hantavirus update 2012 - Americas (36): USA (NY), Canada (MB) 20121029.1373205
[1] 米国 USA (New York state) confirmed
情報源 Times Union、2012年10月23日
the Adirondacks を旅行中にネズミによる咬傷を受けた男性 1名 a Long Island man が、ハンタウイルス感染患者 a case of hantavirus であることが確認された、と 22日に州保健当局者が認めた ...
[2] カナダ Canada (Manitoba)
情報源 CBC (Canadian Broadcasting Corporation) News、2012年10月26日
ウィニペグ Winnipeg の中年男性 1名がハンタウイルス感染により死亡したことが、26日に明らかになった。2000年以来の死亡報告となった。当局者によると、男性は小屋の中のネズミの糞の清掃後にウイルスに感染した ...
情報源 Daily Monitor、2012年10月28日
New Marburg case reported in Ibanda
マールブルグウイルス The deadly Marburg virus により新たに 2人が死亡し、死者数が 7人に達するとともに、発生地域が拡大した。死亡した Kabale Regional Referral Hospital の入院患者の母親である、50歳の女性が、検査が陽性と判明してから 6時間足らずで死亡した。Bukora Village, Kitumba Sub-county [Kabale district] の住民 1名も、Rushoroza Health Centre の隔離病棟で死亡した。感染の可能性のある症例も含めると、Kabale District の累積死者数 cumulative Marburg virus [disease] cases は 14人に上っており、隔離病棟に入院中の患者は 7人、接触者は 198人となっている ...
関連項目 (05): (KA) RFI 20121026.1366477
● ハンタウイルス 米国、カナダ
PRO/AH/EDR> Hantavirus update 2012 - Americas (36): USA (NY), Canada (MB) 20121029.1373205
[1] 米国 USA (New York state) confirmed
情報源 Times Union、2012年10月23日
the Adirondacks を旅行中にネズミによる咬傷を受けた男性 1名 a Long Island man が、ハンタウイルス感染患者 a case of hantavirus であることが確認された、と 22日に州保健当局者が認めた ...
[2] カナダ Canada (Manitoba)
情報源 CBC (Canadian Broadcasting Corporation) News、2012年10月26日
ウィニペグ Winnipeg の中年男性 1名がハンタウイルス感染により死亡したことが、26日に明らかになった。2000年以来の死亡報告となった。当局者によると、男性は小屋の中のネズミの糞の清掃後にウイルスに感染した ...
● 口蹄疫 台湾
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, porcine - Taiwan (02): (YL) 20121029.1373925
情報源 CNA via Focus Taiwan、2012年10月28日
宜蘭 Yilan [Yunlin] County の 1カ所の養豚場の一部のブタで、口蹄疫 foot-and-mouth disease [FMD] の感染が確認され、381頭のブタが処分されたことが、28日郡当局から発表された
● シュマーレンベルグウイルス フィンランド
PRO/AH/EDR> Schmallenberg virus - Europe (68): Finland (mainland), Europe update 20121029.1373587
[1] フィンランド Finland (mainland): serology
Antibodies of Schmallenberg virus detected in mainland Finland
情報源 FluTrackers, Finnish Food Safety Authority (Evira) report、2012年10月29日
Southwest and South Finland の数頭のウシで、シュマーレンベルグウイルスf the Schmallenberg virus に対する抗体が確認されている。2012年夏から早秋にかけて South Finland に感染が拡大したことが、29日に完了した解析の結果明らかになった ...
[2] 英国 Europe: update, UK
Schmallenberg virus in Northern Europe
情報源 DEFRA (UK Department for Environment, Food, and Rural Affairs) International Disease Monitoring, Ref VITT/1200、2012年10月26日
● 狂犬病 ボリビア、ウシ
PRO/AH/EDR> Rabies - Bolivia (06): (CO) bovine 20121029.1371683
情報源 Los Tiempos [in Spanish]、2012年10月27日
Collpaciaco (Arani [province]、Cochabamba city から 70km) の狂犬病感染流行 a rabies outbreak により、ウシ 8頭が死亡したことを受け農業衛生当局 SENASAG [Servicio Nacional de Sanidad Agropecuaria e Inocuidad Alimentaria (National Agricultural Health and Food Safety Service)] は、the communities of the Valle Alto region [south east Cochabamba department] に検疫バリアを設置した
● サトウキビの病気、Orange rust メキシコ
PRO/AH/EDR> Schmallenberg virus - Europe (68): Finland (mainland), Europe update 20121029.1373587
[1] フィンランド Finland (mainland): serology
Antibodies of Schmallenberg virus detected in mainland Finland
情報源 FluTrackers, Finnish Food Safety Authority (Evira) report、2012年10月29日
Southwest and South Finland の数頭のウシで、シュマーレンベルグウイルスf the Schmallenberg virus に対する抗体が確認されている。2012年夏から早秋にかけて South Finland に感染が拡大したことが、29日に完了した解析の結果明らかになった ...
[2] 英国 Europe: update, UK
Schmallenberg virus in Northern Europe
情報源 DEFRA (UK Department for Environment, Food, and Rural Affairs) International Disease Monitoring, Ref VITT/1200、2012年10月26日
● 狂犬病 ボリビア、ウシ
PRO/AH/EDR> Rabies - Bolivia (06): (CO) bovine 20121029.1371683
情報源 Los Tiempos [in Spanish]、2012年10月27日
Collpaciaco (Arani [province]、Cochabamba city から 70km) の狂犬病感染流行 a rabies outbreak により、ウシ 8頭が死亡したことを受け農業衛生当局 SENASAG [Servicio Nacional de Sanidad Agropecuaria e Inocuidad Alimentaria (National Agricultural Health and Food Safety Service)] は、the communities of the Valle Alto region [south east Cochabamba department] に検疫バリアを設置した
● サトウキビの病気、Orange rust メキシコ
PRO/PL> Orange rust, sugarcane - Mexico: (TB) 20121029.1371682
情報源 Tabasco Hoy [in Spanish]、2012年10月27日
情報源 Tabasco Hoy [in Spanish]、2012年10月27日
Orange rust attacks 200 hectares [494 acres] of sugarcane fields
Ingenio Presidente Benito Juarez [sugar refinery 精製施設] の供給元である、"複数の" sugarcane plantations で orange rust の発生が確認された。2012年のこれまでに当局 the Colegio de Postgraduados [institution dedicated to sustainable management of natural resources, food, and quality of life] の専門家により、the Chontalpa area [in the state of Tabasco] での発生が確認され、栽培農家らに対して注意喚起が行われた ...
Ingenio Presidente Benito Juarez [sugar refinery 精製施設] の供給元である、"複数の" sugarcane plantations で orange rust の発生が確認された。2012年のこれまでに当局 the Colegio de Postgraduados [institution dedicated to sustainable management of natural resources, food, and quality of life] の専門家により、the Chontalpa area [in the state of Tabasco] での発生が確認され、栽培農家らに対して注意喚起が行われた ...