2014年12月6日

新型アデノウイルス-中国 オウム病のオウムから検出
旋毛虫症-ベルギー スペインから、野生イノシシ肉
チクングニヤ熱 (72) - 仏領ポリネシア
MERS-CoV (64) - サウジアラビア、新たな症例、ラクダ業者 2012 など

新型アデノウイルス-中国 HK オウム病のオウムから検出
New parrot virus linked to infections among humans, HK research finds
PRO/AH/EDR> Novel adenovirus - China: (HK) isolated from Chlamydia psittaci inf. parrots
Archive Number: 20141206.3016137
情報源 South China Morning Post、2014年12月6日。
香港大学 University of Hong Kong [HKU] の研究者らが、オウム parrots からこれまで知られていなかったウイルスを確認した。ヒトにも感染し、6人の動物検疫の職員らが肺感染症により病院に搬送された原因となった可能性がある。動物ではありふれていた病気が、突然ヒトにとって危険な病気となることの解明にもつながるかも知れないと、研究者の 1人、Yuen 教授が語った。この報告は、科学雑誌 PLoS Neglected Tropical Diseases に掲載された。2012年11月、the New Territories North animal management centre in Sheung Shui [New Territories, Hong Kong] の 6人の職員が、検疫のためにオウムを取り扱った後、呼吸器感染の症状を発症し入院となった。熱帯の鳥類の約 60%が保有する一般的な病原体であるクラミドフィリア _Chlamydophila psittaci_ に感染していたことが判明したが、ヒトへの感染はそれほど多くなく only occasionally、小規模 in a small scale でしか起きることはない。これほど多くの感染が発生したのは異例で、その原因の調査を開始したと述べた。この研究者らが同センターに保管されていた南米から輸入された 16羽のインコ mealy parrots のうち 8羽を調べたところ、これらのオウム科の鳥類は、クラミドフィリア _Chlamydophila psittaci_ と同時に、これまで世界中で確認されたことのない種類のウイルスに感染していた。この新種のウイルスは、大学名にちなんで Psittacine adenovirus HKU1 と命名された。この研究ではまた、高用量 with a higher load の同アデノウイルスに感染した鳥類ほど、より多量のクラミドフィリア細菌 more _Chlamydia psittaci_ bacteria を保有していたことも明らかにされた。同ウイルスが鳥類の免疫力を弱めたため、ヒトでのアウトブレイクを発生させるのに十分な、異常な高レベルのクラミドフィリア _Chlamydophila psittaci_ の増殖が起きたと考えられている。Yuen 教授は the 2003 severe acute respiratory syndrome [SARS] outbreak 時の対応や、SARS がコウモリから civet cats を介してヒトに感染したことを突き止めたなどの功績がある。今回の最新の研究結果により、一部のありふれた病気が突然より危険性の高い疾患に変化することの解明に、新たな概念が加えられる端緒となると述べられている。今回、感染した患者はすべて回復した。16羽のうち 2羽は病死(自然死? died naturally)し、14羽は発病したため処分された。  

ウサギ出血性疾患-デンマーク SD OIE
Rabbit haemorrhagic disease, Denmark、reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Rabbit hemorrhagic disease - Denmark: (SD) OIE
Archive Number: 20141206.3016136
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2014; 27(50)、2014年12月5日。
感染開始時期 2014年11月17日
原因ウイルス rabbit haemorrhagic disease virus
新たな感染流行 (1)
発生地 Ringe, East [Syddanmark]: farm
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウサギ Rabbits / 100 / 6 / 6 / -- / -- /
Affected population: Samples from a dead rabbit were submitted on 17 Nov [2014] from a rabbit farm near Ringe with approximately 100 rabbits and hares. Six rabbits on the farm have died in 14 days.

リーシュマニア症、内臓-中国 Hb GS から
Case of Leishmaniasis Found in Baoding City, Hebei Province
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis, visceral - China: (HB ex GS)
Archive Number: 20141206.3015922
情報源 Ifeng.com , Baoding Daily [in Chinese]、2014年12月4日。
Baoding  Municipal No. 1 Hospital において最近、地域内では 50年間発生が確認されていなかった 1例のリーシュマニア症 leishmaniasis が確認された。Qingyuan County [Hebei Province、河北省] の 9歳女児で、出生後両親とともに甘粛省 Gansu's Dangchang County に移住していた。11月8日、高熱のため同院に入院となり、北京ユニオンホスピタル Peking Union Hospital の専門家により、内臓リーシュマニア症と確定診断された。

マラリア-スーダン DW 有効期限切れ及び偽薬
PRO/EDR> Malaria - Sudan: (DW), expired and counterfeit medicines
Archive Number: 20141206.3015679
情報源 Radio Dabanga、2014年12月4日。
West Darfur [state, Sudan] の Sirba locality が、市場で有効期限を過ぎた抗マラリア薬が販売されていることへの不満を表した。人々は、近頃マラリアで死亡する患者の割合が高いことを不安に思っており、最近では 12月2日にも死者が出ていると、難民キャンプの調整担当者が明らかにした。Nierteti in Central Darfur の販売業者から購入した医薬品で治療されていたという。期限切れだけでなく、にせの抗マラリア薬も売られているとし、州保健省に対策を要望している。

旋毛虫症-ベルギー スペインから、野生イノシシ肉 RFI
Trichinellosis in Belgium from imported wild boar
PRO/AH/EDR> Trichinellosis - Belgium: ex Spain, wild boar meat, RFI
Archive Number: 20141206.3015631
投稿者 白 ・ Sint Jan Hospital Bruges-Oostende、Ignace Surmont MD、2014年12月6日。
the province of Limburg [Belgium] において、この 1ヵ月間 [November-December 2014] に少なくとも 9人が、スペインから輸入されたと見られる野生のイノシシ肉 boar meat を食べて旋毛虫
 _Trichinella spiralis_ に感染し発病している。政府当局が注意を呼びかけており、今後国内の他の地域でも同様の患者が確認されると思われる。ベルギー国内では約 100年前に排除されて以来、旋毛虫症はほとんど知られていない病気となっている。

チクングニヤ熱 (72) - 仏領ポリネシア
PRO/EDR> Chikungunya (72): French Polynesia
Archive Number: 20141206.3015181
情報源 Tahiti Infos [in French]、2014年11月30日。
出産時の母児間のウイルス感染のリスクが高いため、チクングニヤ熱 chikungunya [virus infections] に感染した妊娠後期の妊婦(女性)は病院で厳重で監視し、新生児の感染にも注意しなければならない。the CHPF (Hospital of French Polynesia) の産科が追跡した 170人の妊娠女性のうち、2人に 1人がチクングニヤ熱に感染していた ... "流行 a chikungunya outbreak が発生すれば、発熱期間中、妊娠中の女性を院内もしくは私設の助産婦により自宅で観察を行っている" 。 ... しかし、中等症以下、あるいは妊娠後期以外に発病した場合、妊婦にも胎児にも影響はない it causes no danger"。

MERS-CoV (64) - サウジアラビア、新たな症例、ラクダ業者 2012
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (64): Saudi Arabia, new case, camel workers 2012
Archive Number: 20141206.3014451
[1] サウジアラビア, 1 new case, 1 recovered case - MOH 5 Dec 2014
情報源 Saudi MOH、2014年12月 5日。
on 5 Dec 2014, there have been a total of:
818 laboratory confirmed cases of MERS-CoV, including
351 deaths,
458 recovered cases, and
9 currently active cases.
新たなに確認された症例, 5 Dec 2014:
Taif: 70-year-old Saudi female, non-healthcare worker, history of possible exposure to animals and contact with suspected or confirmed cases in the healthcare environment under investigation,
[2] サウジアラビア, ラクダ業者の血清学的調査
serosurvey camel workers July 2012
情報源 Influenza and other Respiratory Viruses、2014年12月3日。
原著 Sparse evidence of MERS-CoV infection among animal workers living in Southern Saudi Arabia during 2012. Influenza Other Respir Viruses. 2014 Dec 3. doi: 10.1111/irv.12287.
要約 中東呼吸器症候群コロナウイルス Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) について、サウジアラビア南部で 2012年に採血されたヒトの血清検体 banked human serum samples を用いて、ウイルス抗体保有状況調査研究 a seroprevalence study を行った。300人の動物に関係する労働者 animal workers (17% が乳用ラクダとの接触あり) と 50人の non-animal-exposed controls コントロールについて、MERS-CoV infection の、a pseudoparticle MERS-CoV spike protein neutralization assay による血清学的証拠 serological evidence を調べた。いずれの血清も、レンチウイルスベクター the MERS-CoV-pseudotyped lentiviral vector の増殖を中和 reproducibly neutralized しなかった (何を意味するのか分かりませんでした)。これらのデータの血清学的証拠によれば、2012年7月のサウジアラビア南部の動物に関係する労働者において、MERS-CoV の人獣共通感染はあまり多くない not common ことが示唆された。
参考文献多数
関連項目 (63): Saudi Arabia, new cases, new deaths, WHO 20141203.3006876

野兎病-米 (09) CO ヒト、ビーバー
PRO/AH/EDR> Tularemia - USA (09): (CO) humans, beavers
Archive Number: 20141206.3014671
情報源 Summit Daily、2014年12月3日。
コロラド Colorado 州では 2014年、15人の野兎病患者 human cases of tularemia が報告されており、これは例年州内で発生する数の 5倍となっている。野兎病に関係する小動物の大量死も、Summit など州内の 27の郡から報告されている。Breckenridge の南ではビーバーの野兎病感染が判明している。すべての温血動物に感染する可能性がある死亡する危険性のある細菌感染症で、ヒト、イヌ、ネコ、ウサギ、ビーバーなどが感染し、特に齧歯類とウサギ rabbits and hares が感染しやすく、どの動物も死亡する可能性がある ... 15人の患者が報告されており、うち 11人が入院中である ...