結核 インド 院内感染、MDR
狂犬病 (EBLV-2) コウモリ ノルウェー、200年ぶり
● エボラ
PRO/AH/EDR> Ebola update (117): WHO, relapse, WHO interview, susp. research, funding
Archive Number: 20151014.3716783
[1] WHO Ebola data & statistics、2015年10月14日
Cumulative cases & deaths as of dates shown [data up to 11 Oct 2015]
[2] WHO Ebola Situation Reports、2015年10月14日
Ebola situation report - 14 Oct 2015
No confirmed cases of Ebola virus disease (EVD) were reported in the week to 11 Oct [2015]. This is the 2nd consecutive week with zero confirmed cases
[3] Scottish nurse now "critically ill": BBC News、2015年10月14日
西アフリカで勤務中にエボラ Ebola に感染した看護師は、現在、感染の合併症により危険な状態となっている。先週、ロンドンの病院の特別隔離病棟 a specialist isolation unit at the Royal Free Hospital in London に再入院していた。病院の発表によると、女性の健康状態は悪化してる。この Cambuslang in South Lanarkshire 出身の 39歳の看護師は、昨年 [2014]、シエラレオネの治療センターでの勤務中にエボラに感染した。
今年初め、英国に帰国後ウイルスが検出されたため、約 1ヵ月間、the Royal Free で隔離入院していたが、その後完治したとみなされ退院した。しかし先週になって体内にウイルスが残っていたことが分かった。完治したように見えても、数ヵ月後まで、身体組織にウイルスが潜伏 harbour することがある。病院からの発表: "We are sad to announce that [her] condition has deteriorated, and she is now critically ill. She is being treated for Ebola in the high level isolation unit at the Royal Free Hospital." ... - more
[Mod.LK- 予想外の出来事に驚いている; 世界中の人々が、この勇気ある若い女性の回復を願っている。現在使用可能な新薬が、ウイルスとの闘いに役立ち、症状を緩和して欲しいが、医師にとって、エボラ再発例の治療経験は乏しいだろう ... ]
[4] Interview with Margaret Chan, WHO
情報源 Science Insider、2015年10月14日
[5] Suspected, research, funding
14 Oct 2015 ナイジェリア: Ebola: First Consultant Hospital Laments Low Patronage
12 Oct 2015 シエラレオネ: Earlier bed delivery could have halved Sierra Leone Ebola outbreak - experts
[The Proceedings of the National Academy of Sciences 掲載の新たな研究で、英国やシエラレオネ政府、NGOsなどが、(流行発生後の)早い時期に数千床のベッドをエボラ治療センターに供給したことで、患者隔離が可能となったことが示された。シエラレオネににおいて、推計で 5万7000人の Ebola virus disease (EVD) 感染と 4万人の死亡が避けられたことになる ... ]
12 Oct 2015 英国: Ebola-infected nurse's family and friends given unlicensed vaccine after her relapse
13 Oct 2015 英国: Lab staff at Glasgow hospital told NOT to leave the country over Ebola fears
[(エボラが再発した患者が入院した) Queen Elizabeth Community Hospital の検査技師らは、感染の危険があることを知らされず、防護衣 appropriate personal protective equipment (PPE) なしで検体を取り扱った。患者の体液との接触の恐れがあるため、国外への移動が禁止され、毎日の体温チェックを指示された]
Vaccines, research
12 Oct 2015: GeneXpert Ebola assay for diagnosis of Ebola virus disease performs well in field tests
13 Oct 2015: China-made Ebola vaccine permitted for overseas trial
12 Oct 2015 Contamination of Health Care Personnel During Removal of Personal Protective Equipment [_JAMA Internal Medicine_.からの抜粋あり]
12 Oct 2015 The Increasing Visibility of the Threat of Health Care Worker Self-contamination [_JAMA Internal Medicine_]
14 Oct 2015: Preliminary study finds that Ebola virus fragments can persist in the semen of some survivors for at least 9 months (精液中で、最低 9ヵ月間ウイルス生存)
14 Oct 2015: 1st known case of sexually transmitted Ebola reported
[原著タイトル Molecular Evidence of Sexual Transmission of Ebola Virus. _New England Journal of Medicine_. DOI: 10.1056/NEJMoa1509773]
14 Oct 2015: Ebola drug killed by congressional inaction less than 2 years before outbreak
[The 2014 Ebola epidemic の 10年前、米 ・ 国防総省 the United States Department of Defense (USDOD) がある研究計画を a research program 開始し、最終的にエボラ Ebola virus disease (EVD) 治療効果が期待される医薬品が開発され、The Food and Drug Administration (FDA) の優先検討対象となった。しかし、西アフリカでアウトブレイクが発生する 1年半前の 2012年後半、議会の瀬戸際政策の犠牲となり、計画は突如中断された。2004年、ある研究者がマウスとエボラウイルスを使った実験中に、危うく針刺し事故を起こし、これをきっかけに、ウイルス検査陽性となった研究者の治療に関する研究が開始された。Sarepta Therapeutics は、週末を費やして複数の成分を合成したところ、この研究者は EVD に感染せず、十分な治療効果を示した ... 2010年までに Sarepta は、Ebola and Marburg のウイルス治療の候補医薬品の開発用に、a USD 291 million の契約を締結した。2012年、Sarepta Therapeutics は、the FDA の早期認可検討薬の the 1st Ebola drug candidate となっていたが、1か月後に議会による予算削減のため、突如開発が中止された]
Funding
関連項目 (116): WHO, Scottish nurse relapse, susp. research, funding 20151011.3708317
● ジカウイルス ブラジル
PRO/EDR> Zika virus - Brazil (13): (MT,AL)
Archive Number: 20151014.3714950
[1] Mato Grosso state:So Noticias [in Portuguese]、2015年10月11日
(Confirmed) 5 cases in 4 localities: Rondonpolis 2 cases, Tesouro one case, Cuiaba 1 case, and Varzea Grande 1 case.
[2] Alagoas state:Tribuna Hoje [in Portuguese]、2015年10月3日
Alagoas state では、15 cases of Zika virus が報告され、以下の 7 municipalities で発生した: Maceio 7 cases, Mata Grande 3 cases, and Arapiraca, Delmiro Gouveia, Maribondo, and Santana do Ipanema each with 1 case. ... 州内で感染した、と疫学当局者が説明した。
[Mod.TY- デング熱、チクングニア熱と、臨床症状で区別することは難しい]
● 結核 インド 院内感染、MDR
PRO/EDR> Tuberculosis - India (04): (MH) nosocomial, MDR
Archive Number: 20151014.3714117
情報源 Reuters、2015年10月12日
ムンバイ Mumbai にあるアジア最大の結核病院 tuberculosis [TB] hospital の関係者らの死亡の報告は実際より少なく、多剤耐性結核との闘いがより一層厳しくなっていることを示している。インドで最も深刻な結核の患者は、政府系の the state-run Sewri Hospital に収容され、最近取材に訪れた開放病棟では、感染等を怖れる家族から見放された病人らが孤独に過ごしていた。1200床のこの病院で、毎日平均 6人が死亡している。病院当局によると、過去 5年間に、12人 a dozen の職員が結核で死亡した、としているが、他の情報では、正確な数は分からないとしながらも、実際に死亡した職員はもっと多いとして、世界で最も人口過密の都市の 1つの中心部の、公衆衛生上の危機を指摘している ...
[Mod.ML- インドは、人口に不釣り合いなほど多くの結核患者を抱えている。世界の全人口 70億人の 17 %を占める、人口 12億5千万の国で、WHO in 2013 によれば、世界中の TB の 24 %が発生している。全世界の活動性結核の患者 1100万人のうち、260万人がインドの患者である ... WHO は、インドで新規に発生の患者の 2.2 %、再発患者の 15 %が多剤耐性結核 multi-drug resistant TB (MDR-TB) であり、人口の約 40 %が結核に感染し、大部分が潜在性感染としている]
● キノコ中毒 スペイン
PRO/EDR> Mushroom poisoning - Spain .: (AR)
Archive Number: 20151014.3713947
情報源 El Periodico [in Spanish]、2015年10月9日
現地公衆衛生当局の発表 the local Public Health Epidemiological Bulletin によると、先週 [week of 28 Sep 2015] Huesca Province [Aragon] で、the Broto area で採取した野生のキノコを食べ、4人が中毒症状を発症した。1家族に起きた事例で、全員が多量の発汗と下痢のため治療を受けた。朝採取し夜摂取したもので、様々な種類のキノコが混じっていた。キノコシーズン the mushroom season in Aragon 開始後初めての報告で、毎年同局は多数の中毒を報告しており、市民に対し、よく知ったキノコだけを食べるようアドバイスしている。
[Mod.LK- 予想外の出来事に驚いている; 世界中の人々が、この勇気ある若い女性の回復を願っている。現在使用可能な新薬が、ウイルスとの闘いに役立ち、症状を緩和して欲しいが、医師にとって、エボラ再発例の治療経験は乏しいだろう ... ]
[4] Interview with Margaret Chan, WHO
情報源 Science Insider、2015年10月14日
[5] Suspected, research, funding
14 Oct 2015 ナイジェリア: Ebola: First Consultant Hospital Laments Low Patronage
12 Oct 2015 シエラレオネ: Earlier bed delivery could have halved Sierra Leone Ebola outbreak - experts
[The Proceedings of the National Academy of Sciences 掲載の新たな研究で、英国やシエラレオネ政府、NGOsなどが、(流行発生後の)早い時期に数千床のベッドをエボラ治療センターに供給したことで、患者隔離が可能となったことが示された。シエラレオネににおいて、推計で 5万7000人の Ebola virus disease (EVD) 感染と 4万人の死亡が避けられたことになる ... ]
12 Oct 2015 英国: Ebola-infected nurse's family and friends given unlicensed vaccine after her relapse
13 Oct 2015 英国: Lab staff at Glasgow hospital told NOT to leave the country over Ebola fears
[(エボラが再発した患者が入院した) Queen Elizabeth Community Hospital の検査技師らは、感染の危険があることを知らされず、防護衣 appropriate personal protective equipment (PPE) なしで検体を取り扱った。患者の体液との接触の恐れがあるため、国外への移動が禁止され、毎日の体温チェックを指示された]
Vaccines, research
12 Oct 2015: GeneXpert Ebola assay for diagnosis of Ebola virus disease performs well in field tests
13 Oct 2015: China-made Ebola vaccine permitted for overseas trial
12 Oct 2015 Contamination of Health Care Personnel During Removal of Personal Protective Equipment [_JAMA Internal Medicine_.からの抜粋あり]
12 Oct 2015 The Increasing Visibility of the Threat of Health Care Worker Self-contamination [_JAMA Internal Medicine_]
14 Oct 2015: Preliminary study finds that Ebola virus fragments can persist in the semen of some survivors for at least 9 months (精液中で、最低 9ヵ月間ウイルス生存)
14 Oct 2015: 1st known case of sexually transmitted Ebola reported
[原著タイトル Molecular Evidence of Sexual Transmission of Ebola Virus. _New England Journal of Medicine_. DOI: 10.1056/NEJMoa1509773]
14 Oct 2015: Ebola drug killed by congressional inaction less than 2 years before outbreak
[The 2014 Ebola epidemic の 10年前、米 ・ 国防総省 the United States Department of Defense (USDOD) がある研究計画を a research program 開始し、最終的にエボラ Ebola virus disease (EVD) 治療効果が期待される医薬品が開発され、The Food and Drug Administration (FDA) の優先検討対象となった。しかし、西アフリカでアウトブレイクが発生する 1年半前の 2012年後半、議会の瀬戸際政策の犠牲となり、計画は突如中断された。2004年、ある研究者がマウスとエボラウイルスを使った実験中に、危うく針刺し事故を起こし、これをきっかけに、ウイルス検査陽性となった研究者の治療に関する研究が開始された。Sarepta Therapeutics は、週末を費やして複数の成分を合成したところ、この研究者は EVD に感染せず、十分な治療効果を示した ... 2010年までに Sarepta は、Ebola and Marburg のウイルス治療の候補医薬品の開発用に、a USD 291 million の契約を締結した。2012年、Sarepta Therapeutics は、the FDA の早期認可検討薬の the 1st Ebola drug candidate となっていたが、1か月後に議会による予算削減のため、突如開発が中止された]
Funding
関連項目 (116): WHO, Scottish nurse relapse, susp. research, funding 20151011.3708317
● ジカウイルス ブラジル
PRO/EDR> Zika virus - Brazil (13): (MT,AL)
Archive Number: 20151014.3714950
[1] Mato Grosso state:So Noticias [in Portuguese]、2015年10月11日
(Confirmed) 5 cases in 4 localities: Rondonpolis 2 cases, Tesouro one case, Cuiaba 1 case, and Varzea Grande 1 case.
[2] Alagoas state:Tribuna Hoje [in Portuguese]、2015年10月3日
Alagoas state では、15 cases of Zika virus が報告され、以下の 7 municipalities で発生した: Maceio 7 cases, Mata Grande 3 cases, and Arapiraca, Delmiro Gouveia, Maribondo, and Santana do Ipanema each with 1 case. ... 州内で感染した、と疫学当局者が説明した。
[Mod.TY- デング熱、チクングニア熱と、臨床症状で区別することは難しい]
● 結核 インド 院内感染、MDR
PRO/EDR> Tuberculosis - India (04): (MH) nosocomial, MDR
Archive Number: 20151014.3714117
情報源 Reuters、2015年10月12日
ムンバイ Mumbai にあるアジア最大の結核病院 tuberculosis [TB] hospital の関係者らの死亡の報告は実際より少なく、多剤耐性結核との闘いがより一層厳しくなっていることを示している。インドで最も深刻な結核の患者は、政府系の the state-run Sewri Hospital に収容され、最近取材に訪れた開放病棟では、感染等を怖れる家族から見放された病人らが孤独に過ごしていた。1200床のこの病院で、毎日平均 6人が死亡している。病院当局によると、過去 5年間に、12人 a dozen の職員が結核で死亡した、としているが、他の情報では、正確な数は分からないとしながらも、実際に死亡した職員はもっと多いとして、世界で最も人口過密の都市の 1つの中心部の、公衆衛生上の危機を指摘している ...
[Mod.ML- インドは、人口に不釣り合いなほど多くの結核患者を抱えている。世界の全人口 70億人の 17 %を占める、人口 12億5千万の国で、WHO in 2013 によれば、世界中の TB の 24 %が発生している。全世界の活動性結核の患者 1100万人のうち、260万人がインドの患者である ... WHO は、インドで新規に発生の患者の 2.2 %、再発患者の 15 %が多剤耐性結核 multi-drug resistant TB (MDR-TB) であり、人口の約 40 %が結核に感染し、大部分が潜在性感染としている]
● キノコ中毒 スペイン
PRO/EDR> Mushroom poisoning - Spain .: (AR)
Archive Number: 20151014.3713947
情報源 El Periodico [in Spanish]、2015年10月9日
現地公衆衛生当局の発表 the local Public Health Epidemiological Bulletin によると、先週 [week of 28 Sep 2015] Huesca Province [Aragon] で、the Broto area で採取した野生のキノコを食べ、4人が中毒症状を発症した。1家族に起きた事例で、全員が多量の発汗と下痢のため治療を受けた。朝採取し夜摂取したもので、様々な種類のキノコが混じっていた。キノコシーズン the mushroom season in Aragon 開始後初めての報告で、毎年同局は多数の中毒を報告しており、市民に対し、よく知ったキノコだけを食べるようアドバイスしている。
● 狂犬病 (EBLV-2)、コウモリ ノルウェー
PRO/AH/EDR> Rabies (EBLV-2), bat - Norway : mainland, susp. RFI
Archive Number: 20151014.3716306
情報源 The Local (Norway)、2015年10月13日
ノルウェー政府当局は、中部のキャビン内で死亡して発見された 1頭のコウモリの狂犬病 Rabies 感染を確認した。本土ではおよそ 200年ぶりの確認となった。"獣医学研究所 the Veterinary Institute から、コウモリから狂犬病の 1種が確認されたとの通報を受けた" と動物衛生当局者 animal health chief at Norway's Food Standards Authority が取材に答えて述べた。同氏は、弱ったコウモリの手当をしないよう、市民に注意を呼びかけている ... NRK は、コウモリが罹患したのは恐らく、リッサウイルス European Bat lyssavirus 2 で、the World Health Organisation によれば、欧州内では、コウモリ以外のほ乳類で報告されたことはない。"欧州内の複数の国々でこの動物疾患は確認されているが、問題になっていない" と説明した。"これまでにも for some time、気付かれないままノルウェー国内に存在していた可能性がある。自宅や周囲にコウモリがいても、警戒したり、特別に注意する必要はない" としている。The Arctic island of Svalbard では、2011年と 2012年に複数のアウトブレイク several outbreaks of rabies が発生し、the archipelago's capital of Longyearbyen の女性が、1頭の狂犬病のキツネに襲われ治療を受けている。
欧州で初めて食虫コウモリの狂犬病感染が報告されたのは、1954年のドイツのハンブルグ Hamburg で、1985年にフィンランドで a bat worker (コウモリ駆除?研究者?) が死亡するまで、コウモリの狂犬病について報告されたことはほとんどなかった。the subsequent 2 years (1986 and 1987) に集中してサーベイランスが行われ、(これまでの) 報告数の 1/4 以上が確認された。遺伝子塩基配列の解析結果から、the viruses were genetically typed as European bat lyssavirus type 1 (EBLV-1) and European bat lyssavirus type 2 (EBLV-2) に分類されている。Between 1977 and 2011、Rabies Bulletin Europe に 961 cases of bat rabies が報告されており、そのほとんど (over 97 percent) が EBLV-1 だった。EBLV-2 感染が疑われた 25 suspected cases のうち、22 について確定診断されている。さらに、コウモリ European insectivorous bats から分離された 2 single isolations of unique lyssaviruses が報告されたのは、2002年のロシア南西部 (West Caucasian bat virus)および 2010年のドイツ (Bokeloh bat lyssavirus) である。(例外もあるが) EBLV1 は主に、食虫コウモリ the insectivorous bat の _Eptesicus serotinus_ (スペイン、フランス、ドイツ、デンマーク、ポーランド、ロシア、オランダ、ウクライナ、スロバキアなど) で確認されている。(同じく例外はあるが) EBLV2 は主に、食虫コウモリ the insectivorous bat の_Myotis daubentonii_(フィンランド、デンマーク、オランダ、瑞西、イングランド、ドイツ、スコットランド) で確認されている。以上および追加の情報は、Ref . を参照されたい。Official confirmation (and OIE notification) が待たれる]
Reference
Molecular Epidemiology of Bat Lyssaviruses in Europe. Zoonoses and Public Health, 2013, 60, 35-45 (subscription).
Archive Number: 20151014.3716306
情報源 The Local (Norway)、2015年10月13日
ノルウェー政府当局は、中部のキャビン内で死亡して発見された 1頭のコウモリの狂犬病 Rabies 感染を確認した。本土ではおよそ 200年ぶりの確認となった。"獣医学研究所 the Veterinary Institute から、コウモリから狂犬病の 1種が確認されたとの通報を受けた" と動物衛生当局者 animal health chief at Norway's Food Standards Authority が取材に答えて述べた。同氏は、弱ったコウモリの手当をしないよう、市民に注意を呼びかけている ... NRK は、コウモリが罹患したのは恐らく、リッサウイルス European Bat lyssavirus 2 で、the World Health Organisation によれば、欧州内では、コウモリ以外のほ乳類で報告されたことはない。"欧州内の複数の国々でこの動物疾患は確認されているが、問題になっていない" と説明した。"これまでにも for some time、気付かれないままノルウェー国内に存在していた可能性がある。自宅や周囲にコウモリがいても、警戒したり、特別に注意する必要はない" としている。The Arctic island of Svalbard では、2011年と 2012年に複数のアウトブレイク several outbreaks of rabies が発生し、the archipelago's capital of Longyearbyen の女性が、1頭の狂犬病のキツネに襲われ治療を受けている。
欧州で初めて食虫コウモリの狂犬病感染が報告されたのは、1954年のドイツのハンブルグ Hamburg で、1985年にフィンランドで a bat worker (コウモリ駆除?研究者?) が死亡するまで、コウモリの狂犬病について報告されたことはほとんどなかった。the subsequent 2 years (1986 and 1987) に集中してサーベイランスが行われ、(これまでの) 報告数の 1/4 以上が確認された。遺伝子塩基配列の解析結果から、the viruses were genetically typed as European bat lyssavirus type 1 (EBLV-1) and European bat lyssavirus type 2 (EBLV-2) に分類されている。Between 1977 and 2011、Rabies Bulletin Europe に 961 cases of bat rabies が報告されており、そのほとんど (over 97 percent) が EBLV-1 だった。EBLV-2 感染が疑われた 25 suspected cases のうち、22 について確定診断されている。さらに、コウモリ European insectivorous bats から分離された 2 single isolations of unique lyssaviruses が報告されたのは、2002年のロシア南西部 (West Caucasian bat virus)および 2010年のドイツ (Bokeloh bat lyssavirus) である。(例外もあるが) EBLV1 は主に、食虫コウモリ the insectivorous bat の _Eptesicus serotinus_ (スペイン、フランス、ドイツ、デンマーク、ポーランド、ロシア、オランダ、ウクライナ、スロバキアなど) で確認されている。(同じく例外はあるが) EBLV2 は主に、食虫コウモリ the insectivorous bat の_Myotis daubentonii_(フィンランド、デンマーク、オランダ、瑞西、イングランド、ドイツ、スコットランド) で確認されている。以上および追加の情報は、Ref . を参照されたい。Official confirmation (and OIE notification) が待たれる]
Reference
Molecular Epidemiology of Bat Lyssaviruses in Europe. Zoonoses and Public Health, 2013, 60, 35-45 (subscription).
[Mod.AS- 2015年7月19日、この同じウェブサイトで、"Oslo University Hospital で患者 1名が、国内でおよそ 2世紀ぶりとなる狂犬病で死亡した可能性がある、と保健当局 the Norwegian health authorities と発表した。アジア出身のこの患者は、数年前からノルウェーに住んでいた。1か月前の血液検査で狂犬病抗体が陽性であり、過去に狂犬病に感染もしくはワクチンを接種されていたと考えられている。この女性の家族または治療に当たった医療スタッフらに、予防的ワクチンが接種された" (see)。
この検査とは、患者の組織に対して行われたものだったのだろうか。
● 狂犬病 米国
PRO/AH/EDR> Rabies - USA (42): (SC South Carolina) raccoon, feline, human exposure
Archive Number: 20151015.3719405
情報源 WYFF、2015年10月15日
2 people in Upstate [South Carolina] exposed to rabies in Laurens and Anderson counties
最初の事例が起きたのは the Gray Court area of Laurens County で、狂犬病検査陽性となった 1頭のアライグマとの接触だった。The 2nd exposure は、the Williamston area of Anderson County の 1匹のネコで、同じく検査陽性と確認されたことが、保健当局 the Department of Health and Environmental Control から報告された ...
● トマトモザイクウイルス イスラエル
PRO/PL> Tomato mosaic virus - Israel : (Negev)
Archive Number: 20151015.3717154
情報源 Breaking Israel News, JNI (Jewish News International) Media report、2015年10月7日
the Negev [southern Israel] で最近猛威を奮う、トマトモザイクウイルス病 The tomato mosaic virus disease が、温室栽培のトマトを全滅させつつある ...
● 流行性出血病、ウシ イスラエル
Archive Number: 20151015.3719405
情報源 WYFF、2015年10月15日
2 people in Upstate [South Carolina] exposed to rabies in Laurens and Anderson counties
最初の事例が起きたのは the Gray Court area of Laurens County で、狂犬病検査陽性となった 1頭のアライグマとの接触だった。The 2nd exposure は、the Williamston area of Anderson County の 1匹のネコで、同じく検査陽性と確認されたことが、保健当局 the Department of Health and Environmental Control から報告された ...
● トマトモザイクウイルス イスラエル
PRO/PL> Tomato mosaic virus - Israel : (Negev)
Archive Number: 20151015.3717154
情報源 Breaking Israel News, JNI (Jewish News International) Media report、2015年10月7日
the Negev [southern Israel] で最近猛威を奮う、トマトモザイクウイルス病 The tomato mosaic virus disease が、温室栽培のトマトを全滅させつつある ...
● 流行性出血病、ウシ イスラエル
PRO/AH/EDR> Epizootic hemorrhagic disease, bovine - Israel (02): (HZ,JM) conf, OIE
Archive Number: 20151015.3718085
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2015; 28(42)、2015年10月14日
Epizootic haemorrhagic disease, Israel、reoccurrence of a listed disease
感染開始時期 2015年9月16日
前回流行時期 2006年
原因ウイルス epizootic haemorrhagic disease virus
新たな感染流行 (3)
Outbreak 1 (Sha'Ar Hagolan): Sha'Ar Hagolan, Kineret, Hazafon [Northern district]: farm ほか
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Cattle/ 1400 / 170 / 0 / 0 / 0
● 慢性消耗性疾患、シカ科 米国
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervid - USA (07): (WY)
Archive Number: 20151015.3717152
情報源 SweetWaterNow、2015年10月13日
ワイオミング州野生動物疾患研究所 the Wyoming Game and Fish Department's wildlife disease laboratory in Laramie において、10月2日に Flat Top Mountain (in deer hunt area 100, about 15 miles [24 km] northwest of Baggs) 付近で捕獲されたシカ buck mule deer 1頭の、慢性消耗性疾患 chronic wasting disease (CWD) が確認された ...
Archive Number: 20151015.3718085
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2015; 28(42)、2015年10月14日
Epizootic haemorrhagic disease, Israel、reoccurrence of a listed disease
感染開始時期 2015年9月16日
前回流行時期 2006年
原因ウイルス epizootic haemorrhagic disease virus
新たな感染流行 (3)
Outbreak 1 (Sha'Ar Hagolan): Sha'Ar Hagolan, Kineret, Hazafon [Northern district]: farm ほか
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Cattle/ 1400 / 170 / 0 / 0 / 0
● 慢性消耗性疾患、シカ科 米国
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervid - USA (07): (WY)
Archive Number: 20151015.3717152
情報源 SweetWaterNow、2015年10月13日
ワイオミング州野生動物疾患研究所 the Wyoming Game and Fish Department's wildlife disease laboratory in Laramie において、10月2日に Flat Top Mountain (in deer hunt area 100, about 15 miles [24 km] northwest of Baggs) 付近で捕獲されたシカ buck mule deer 1頭の、慢性消耗性疾患 chronic wasting disease (CWD) が確認された ...
PRO/AH/EDR> Bluetongue - Europe (11): France, st 8, Romania, Hungary, st 4, spread
Archive Number: 20151014.3715855
情報源 The cattle site、2015年10月13日
● 肺炎、ヒツジ 米国
PRO/AH/EDR> Pneumonia, ovine - USA (04): (CA) bighorn sheep
Archive Number: 20151014.3714877
情報源 Imperial Valley News, National Park Service report 、2015年10月8日
2015年5月に、Joshua Tree National Park, California で、今年初めて、咳をする病気のビッグホーン bighorn sheep の報告があり、8月中旬には、公園内で死亡したラム 1頭が死後検査のため検査機関に送られ、肺炎と診断された
● カルバマメート中毒、ペット 米国
PRO/AH/EDR> Carbamate poisoning, pets - USA: (FL)
Archive Number: 20151014.3713942
情報源 Orlando Sentinel、2015年10月12日
米国で使用が禁止されている殺虫剤により最近、Kissimmee のペット 4頭とポッサム 1頭が死亡した可能性がある、と郡の動物当局 the Osceola County Animal Services が明らかにした。Locust Berry Drive で先週 3匹のネコとポッサム 1頭が死亡して発見され、その後、周辺地域でイヌ 1頭の死亡が確認された。外傷はなく、ネコとポッサムが死亡していた場所の近くの路上に、ボウル一杯のコメと豆が置かれていた。 Michigan State University での検査で、the bowl's contents には、致死量の米国で禁止されている殺虫剤 aldicarb が含まれていた ...
● Neck blast、イネ インド
'Neck blast' disease devours paddy
PRO/PL> Neck blast, rice - India: (HR Haryana)
Archive Number: 20151014.3713941
情報源 The Tribune、2015年10月5日