2022年1月6日

 
● 鳥インフルエンザ 英国 野鳥
PRO/AH/EDR> Avian influenza (09): Europe (UK) wild bird, HPAI, conservation concern
Archive Number: 20220106.8700696
 情報源 BirdGuides 2021年1月20日
the Solway Firth 周辺の鳥インフルエンザアウトブレイク outbreak of avian influenza で,多数の野鳥 thousands of wildfowl が数週間に死亡し,特に barnacle goose の被害が大きい ... 

● A型肝炎 米国 レストランでのクラスター
PRO/EDR> Hepatitis A - USA (01): (PA) restaurant cluster, fatal
Archive Number: 20220106.8700688
 情報源 Food Safety News 2022年1月5日
Pennsylvania 州南東部のイタリアンレストランの客で発生した A型肝炎アウトブレイクについて,1人の死亡についての調査が行われている。州保健当局 The Pennsylvania Department of Health and the Montgomery County Office of Public Health によると,Montgomery County 在住の 8人の感染が確認されており,うち 6人が入院となった。

● COVID-19(06)Corbevax B.1.640.2

PRO/AH/EDR> COVID-19 update (06): Corbevax, omicron, B.1.640.2, lockdowns, WHO, global
Archive Number: 20220106.8700679
In this update:
[1] ワクチン: Corbevax
[2] オミクロンの症状 Omicron symptoms
[3] フランス: new variant B.1.640.2 ... 

[1] Vaccine: Corbevax
 情報源 Washington Post 2021年12月30日
まもなくインドで接種が開始される新たなワクチン the Texas Children's Hospital vaccine, which is called Corbevax について,Peter Hotez of the Texas Children's Hospital's Center for Vaccine Development テキサス小児病院の開発部門担当者は,利益を求めず,人々がワクチンを受けられることだけを願っている,と述べた。the Hyderabad-based company Biological E が製造する ... Biological E. によると,インド国内で 3000人以上が参加して第 2相および第 3相臨床試験を完了し,80% 以上の発症予防効果が確認されたとしているが,公開されたデータはない ...  
[2] Omicron symptoms
 情報源 NBC New York 2022年1月4日
オミクロンによる新たな感染流行 COVID-19 infections with the omicron variant of the virus surge により救急室が患者であふれかえる中,New York City Manhattan emergency room physician は過去 2年間のパンデミックとかなり様子が異なっていると述べている。同医師は 3日に Twitter 上で,息切れや酸素が必要な患者がいることに変わりはないが,ほとんどが持病の悪化 topple a delicate balance of an underlying illness の患者である。[これまでの COVID-19 感染自体による症状とは] 違う意味で体調を崩している,と説明している。
[3] フランス France: new variant B.1.640.2
 情報源 Voice of America 2022年1月4日
フランス the IHU Mediterranee Infection in Marseille の研究者らが,多数の変異を伴った新たな変異株を確認したことを明らかにした。12月に Marseille 近郊在住の 12人の患者で,この新たな変異ウイルスを確認したと述べ,1例目は中央アフリカのカメルーン Cameroon への渡航歴があった。[MedRxiv
新たな変異株 B.1.640.2 はこれまで,他のどの国でも確認されたことはなく,a "variant of concern" by the World Health Organization にも指定されていない。
一方,デンマークからの新たな研究で,オミクロン株は,ワクチン接種後であってもヒトの免疫システムを回避することが示された ... 長文。
[4] オピニオン: lockdowns
 情報源 Washington Post 2022年1月3日
 ... 結果,ワクチンを接種した人々に,パンデミック前の活動の制限を求めるのは不合理 unreasonable である。同時に,Cincinnati の非常事態宣言を出すほどの感染流行により,多くの消防士や医療従事者が働けなくなった are out New York City では先週,警察官の 6人に 1人が COVID-19 の症状があるかまたは診断された。隔離による人員不足により,多数のフライトがキャンセルされている。病院が直面する状況は時に悲惨で,緊急性のない選択的手術は延期されている。
米国にはこの急増への対応として 3つの選択肢がある。
1つめは,再度のロックダウンで,欧州やアジアの各国で行われているが,採るべき施策ではないと考える I believe it's a nonstarter here。ロックダウンでオミクロンの制御はより早まるかもしれないが,このような犠牲に政治的欲求や市民の支持は得られない。
2つめとして,オミクロンを放置する let omicron run its course。感染力が高いため,ほとんどすべての人々がいずれ感染するので,変異株に感染し新たな免疫を獲得する方がよいという考え方がある。止めるのではなく,普通の風邪として扱うことができるかもしれない。かぜの患者を隔離しないし,隔離や検疫をやめれば人員不足は軽減され経済は回る。ただし,この制御なしの方法では,確実に病院が追い詰められ,適時の受診ができない患者が死亡するおそれがある。
病院機能を守りながら,混乱を最小限とする3つめの方法がある。ステイホームは必要はないが,すべての屋内の公共スペースでは高品質のマスクの着用を求めるべきである。集会を注視する必要はないが,屋内での飲食,ジム,映画館,スポーツイベントでは,ワクチン接種証明,および追加接種は義務とすべきである。先週 the Centers for Disease Control and Prevention は隔離期間を 10日間から 5日間に短縮し,さらに短くなる可能性もある ... もっとも脆弱な人々を守るためにさらに多くのことをしなければならず,その中には高齢者施設の居住者とスタッフすべてのブースター接種や,免疫不全の患者の予防モノクローナル抗体の生産増進,および5歳未満の小児へのワクチン接種の承認などがある ... 
[5] WHO: daily new cases reported (as of 4 Jan 2022)
 情報源 WHO 2022年1月4日https://covid19.who.int/table*
[Data by country, area, or territory for 4 Jan 2022]
[6] Global update: Worldometer accessed 4 Jan 2022 19:24 EST (GMT-5)
 情報源 Worldometer 2022年1月4日
[A 7-day series of cumulative data reported by countries, territories, and reporting entities]
関連項目 
COVID-19 update (05): vacc. safety in children, boosters, Novavax, France, global 20220104.8700665