コレラ フィリピン ナイジェリア
● コレラ フィリピン ナイジェリア
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (04): Asia (Philippines), Africa (Nigeria)
Archive Number: 20220206.8701301
[1] フィリピン Philippines (Davao Orientale)
情報源 Inquirer 2022年2月5日
Caraga, Davao Orientale, in the Philippines の保健当局が，今週初めに下痢症アウトブレイクが発生し，原因がコレラ cholera であると確認した。さらに 6カ所の村に拡大し，生後 11か月，36歳，57歳の 3人が死亡し，4日現在までに合計 461人の感染が確認されている ... 1月29日に初めて 9 subvillages of Barangay Santiago でアウトブレイクが確認され，その後 6カ村に感染が拡がった: Barangay San Jose, San Miguel, and Sobrecarey had 2 cases each; and Barangay Poblacion, Pichon, and Don Leon Balante had 1 each ...
[2] ナイジェリア Nigeria (Kaduna)
情報源 Vanguard 2022年2月3日
Kaduna State 州保健当局者が，2021年に across the 23 local government areas [LGAs] of Kaduna State において，コレラ感染流行により 175人が死亡したと明らかにした ...
関連項目
Cholera, diarrhea & dysentery update (03): Africa (Cameroon, South Sudan) 20220203.8701226
● リステリア症 イスラエル 妊娠，魚類
PRO/AH/EDR> Listeriosis - Israel: (Tel Aviv) pregnancy, fish
Archive Number: 20220206.8701302
情報源 N12 [in Hebrew] 2022年2月3日
妊娠 27週の Tel Aviv の患者が ... 3週間前に寿司などのデリバリー several dishes from the Fu Sushi restaurant in central Tel Aviv を注文した。普段から，リステリア菌の汚染の可能性のある生魚やソーセージ，生肉 ... は避けており ... レストランへの注文の際も，他の料理と容器を分けるよう確認していた。しかし，料理を食べてから数時間後に，この女性と家族らは体調を崩し，料理を食べなかった夫だけは症状がなかった。保健省は，食品の一部からリステリア菌が検出され，対する治療が行われた，と報告している
● COVID-19（41）経鼻ワクチン Spikevax Long COVID
PRO/AH/EDR> COVID-19 update (41): vaccine, nasal, Spikevax, long COVID, mRNA Africa, WHO
Archive Number: 20220206.8701297
[1] 経鼻ワクチン Nasal vaccine
情報源 NY Times 2022年2月3日
インド・ハイデラバード [Hyderabad] の研究所 the gleaming modern laboratories of Bharat Biotech は，鼻腔に噴霧するワクチンの開発に取り組んでいる are churning out 。現行の新型コロナウイルスワクチンは効果の持続期間が短いが，ウイルスの最初の侵入口である気道粘膜での防御効果をもたらす経鼻ワクチンは，最良の感染予防策かもしれない。Bharat Biotech は世界有数のワクチン開発メーカーで，同社で最も有名な Covaxin はインドほか各国で認可を得ているなか，経鼻ワクチンは the real game changer となるかもしれない ... 世界中で少なくとも 1ダース以上の経鼻ワクチンが開発中で，一部が Phase 3 trials の段階に入っているが，おそらく Bharat Biotech's が最初に利用可能となると思われる。1月にインド国内における，2回接種後のブースター接種としての a Phase 3 trial of the nasal spray が認可・開始された ... 先週発表の新たな研究報告では，ブースター接種での経鼻ワクチンの有効性を強力に支持するエビデンスが示されている [Unadjuvanted intranasal spike vaccine booster elicits robust protective mucosal immunity against sarbecoviruses. bioRxiv 2022.01.24.477597; doi:]が，科学誌には投稿されていない ...
[Mod.LK－ ”経鼻ワクチン開発は難しい complicated。血液中に比べ，粘膜の抗体を測定することはより困難である。測定値が低く，変動幅が大きいことが多く，たとえば，美味しそうな料理の香りで唾液が溢れ出すことで，粘膜抗体レベルは希釈されてしまう。”（Florian Krammer, an immunologist at the Icahn School of Medicine at Mount Sinai in New York）
米国内で呼吸器疾患用に認可されている唯一の経鼻ワクチンは FluMist であるが，数々の問題が指摘されている。FluMist は弱毒化インフルエンザウイルスをもとに作成されており，これまでインフルエンザウイルスに暴露したことがない小児には有効であるが，すでにインフルエンザに対する免疫を有する多くの成人では，（ワクチンに含まれる）弱毒ウイルスが殺されてしまうので，このタイプのワクチンは無効となってしまう]
[2] 新規発生症状 New conditions following COVID
New conditions common 1 to 5 months after positive COVID test
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research and Policy) 2022年2月4日
SARS-CoV-2 infection 検査を受けた米国民に関するコホート研究で，COVID-19 検査陰性であった人々に比べ，（陽性となった人々では）検査陽性から 31－150日後までの期間に，息切れ，不整脈，2型糖尿病を新たに発症する人が多いことが示された。4日の JAMA Network Open で報告された。Centers for Disease Control and Prevention (CDC) の研究者らが，20歳以上で COVID-19 tes 陽性となった 144 768 nonhospitalized and 23 933 hospitalized people と，1 227 510 nonhospitalized people with a negative test の症状について調べた。20歳未満の 33万8千人のうち， ...
from March-December 2020 に検査結果が陽性となった後の 150日間を電子医療記録データで追跡した。検査の 18か月前から 7日前までにはみられなかった症状を，新たに発生した症状とした ...
Those with severe COVID-19 prone to new diagnoses
20歳以上で検査陽性となった人のうち，新たに発生した症状として，息切れ shortness of breath (4.5% nonhospitalized, 10.5% hospitalized, 16.6% ventilated), 易疲労感 fatigue (4.2% nonhospitalized, 8.0% hospitalized, 19.8% ventilated), 睡眠障害 sleep disorders (3.2% nonhospitalized, 5.6% hospitalized, 10.4% ventilated) が最も多かった。
20歳未満で検査陽性であったグループでは，排便習慣の変化 change in bowel habits (2.3% nonhospitalized, 6.0% hospitalized), 易疲労感 fatigue (1.7% nonhospitalized, 3.5% hospitalized), 息切れ shortness of breath (1.8% nonhospitalized, 3.9% hospitalized) が最も多かった。
入院となった検査陽性患者では，より息切れの症状が多く，20歳以上の検査陽性例でも陰性例より多く認められた ... 易疲労感，2型糖尿病も多い ... 入院しなかった患者との差は小さい ...
検査陽性となり，人工呼吸が行われた年齢の高い患者では，2型糖尿病 type 2 diabetes (16.7%) 不安感と抑うつ anxiety and depression (9.5%) が多く見られ，末梢神経障害 New peripheral nerve disorders (7.2%), 協調運動障害と歩行困難 uncoordinated movements or trouble walking (7.3%), 神経筋障害 neuromuscular disorders (5.7%) は，人工呼吸器の患者に多く見られたが，呼吸器なしと入院しなかった患者ではまれだった (2.5% or less) ...
Increased awareness among clinicians needed ...
[原著 Prevalence of Select New Symptoms and Conditions Among Persons Aged Younger Than 20 Years and 20 Years or Older at 31 to 150 Days After Testing Positive or Negative for SARS-CoV-2. JAMA Network Open. 2022;5(2):e2147053. doi: 2022.
Pathological sequelae of long-haul COVID. Nat Immunol 23, 194-202 (2022).]
[3] Spikevax, wastewater and more
ACIP fully recommends Spikevax, as CDC expands wastewater surveillance
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research and Policy) 2022年2月4日
4日の the Centers for Disease Control and Prevention's (CDC's) Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP) 予防接種諮問委員会の会合での無記名投票で，18歳以上に対するモデルナワクチン Spikevax の使用が全会一致で推奨された。今週初めに，食品医薬品 Food and Drug Administration (FDA) からの全面承認も得ている。会議では mRNA vaccines 被接種者の心筋炎リスクについても議論された。米国内で 13例の接種後の心筋炎による死亡が報告されているが，これまでの調査では，接種が原因とされたものはなかった。mRNA vaccine 後の心筋炎症例の大部分が診断から 90日以内に完全に回復している。
Wastewater surveillance to detect changes in virus levels
4日，the CDC では National Wastewater Surveillance System による，下水中で検出される SARS-CoV-2 の変化についても報告された。症状の有無や，医療機関の受診，検査の入手状況，などに左右されない点で，ユニークで強力なデータとされている。米国内の数カ所では，日々の患者数の増加に先行して下水の数値（の変化）が示されている ...
Pediatric vaccination rates dip
米国の 5－11歳の小児の COVID-19 ワクチン接種が，承認以来の最低のレベルに落ち込んでいる。[記事]
New data shows respirators lower risk of COVID-19 infection by 83% ...
[4] アフリカ製ワクチン mRNA vaccine: Made in Africa
情報源 Reuters 2022年2月3日
南アフリカの Afrigen Biologics が，公開されているモデルナワクチンの情報 the publicly available sequence of Moderna Inc's mRNA COVID-19 vaccine を利用して，自社製ワクチンを開発し，2022年末までにヒトでの試験が可能となる見込みであると，3日同社の責任者が述べた ...
[5] WHO: daily new cases reported (as of 4 Feb 2022)
情報源 WHO 2022年2月4日
[6] Global update: Worldometer accessed 4 Feb 2022 20:15 EST (GMT-5)
情報源 Worldometer 2022年2月4日
Total number of reported deaths: 5 744 061
Total number of worldwide cases: 391 496 562
Number of newly confirmed cases in the past 24 hours: 3 222 896
関連項目
COVID-19 update (40): Denmark, rosemary, pregnancy, stroke, WHO 20220205.8701276
● 告示 国際感染症誌 2022年1月
情報源 IJID 2022年1月
● 下痢症 南アフリカ 小児
PRO/EDR> Diarrhea - South Africa: (WC) children, RFI
Archive Number: 20220206.8701284
情報源 Citizen 2022年2月2日
The Western Cape Health Department は，州内各病院で下痢症により受診する小児が増加していることを明らかにした。天候が不安定 consistently erratic で，耐えがたい酷暑の日もある。小さな子ども達が一番影響を受けている。毎年 11月から3月にかけて，下痢症の治療を受ける子どもが増加する ...
[Mod.LL－ 下痢症の原因については触れられていない。ウイルス，細菌，寄生虫などか]
● 原因不明の疾患，イヌ 英国
PRO/AH/EDR> Undiagnosed illness, dog - UK (02): (England) canine enteric coronavirus
Archive Number: 20220206.8701293
情報源 Express 2022年2月4日
数週間にわたって全国の飼い主を悩ませていた原因不明のイヌの病気について，the Small Animal Veterinary Surveillance Network (SAVSNET) のデータから，可能性のある説が示された。Yorkshire 全域の発病したイヌについての複数の報告から，イヌ腸管コロナウイルス canine enteric coronavirus (CEC) との関連性が示されている。結論にはまだ早いが，どのような症状があり，どのような場合にペットが感染したといえるのか？
● スクレイピー ヒツジ ルーマニア
PRO/AH/EDR> Scrapie, sheep - Romania: (AR)
Archive Number: 20220206.8701295
情報源 Agrointel [in Romanian] 2022年2月4日
2カ所のヒツジ農場で，スクレイピーの発生 Outbreaks of scrapie が報告された。これらの Bocsig commune, Arad County の農場の，合計 750頭に移動制限が指示された。複数の動物の一次検査が陽性となった。処分が決定される前に現在，2次検査が行われている。数日前に 1頭目の特異的症状が認められ，ブカレストの動物衛生診断研究所 the Institute of Diagnosis and Animal Health (IDSA), Bucharest に検体が送付された ...