2022年3月14日

リーシュマニア症 ボリビア、内蔵
リステリア症 ニュージーランド、パニールチーズ

● リーシュマニア症 ボリビア、内蔵
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis - Bolivia (02): (TR) visceral
Archive Number: 20220314.8701984
 情報源 eju.tv, El País report [in Spanish] 2022年3月11日
10日,保健省関係者ら representatives of the Ministry of Health, Departmental Health Service (Sedes), Regional Government, and Municipal Government of Villa Montes [Tarija department] が集まり,the department of Tarija 初の小児の内蔵リーシュマニア症 the presence of visceral leishmaniasis が確認されたことへの対応について協力することとなった。Villa Montes ではこれまで皮膚リーシュマニア症 cutaneous leishmaniasis は確認されていたが,内蔵リーシュマニア症については初めての発生となった。this Chaco region において,7例のリーシュマニア症が確認されて懸念されている。Villa Montes の内蔵リーシュマニア症の患者の背景状況として,息子とともに the department of Beni から来たと説明されている。
[Mod.EP- 2021年のレビュー (Leishmaniasis worldwide and global estimates of its incidence. PLoS One. 2012;7(5):e35671; annex 10, Bolivia) では,the Tarija region において内蔵リーシュマニア症の発生はないとされていた。ボリビアは,南米で皮膚リーシュマニア症の発生率がもっとも高い国である (Clinical and immunological characteristics of tegumentary leishmaniasis cases in Bolivia. PLoS Negl Trop Dis. 2021; 15(3): e0009223; ]
関連項目 
Leishmaniasis - Bolivia: (TR) susp 20220130.8701160

● ハンタウイルス パナマ
PRO/AH/EDR> Hantavirus - Americas (11): Panama (LS)
Archive Number: 20220313.8701963
 情報源 Dia a Dia [in Spanish] 2022年3月11日
トウモロコシなどの穀物収穫時期となった the Azuerence region では,ハンタウイルスを感染伝播するマウスがえさを求めて人家に近づく時期でもあるため,保健当局 The Department of Epidemiology of the Los Santos Health Region が警戒を強めている。
今週,2022年の 3例目となる,the Bella Vista neighborhood of the Macaracas district 在住の 8歳男児の患者 the 3rd case of a hantavirus [infection] in 2022 が Los Santos province で確認された。the Joaquín Pablo Franco Sayas hospital in the city of Las Tablas 病院に入院し状態は安定している。発熱の症状はあったが,先の 2例のようなハンタウイルス心肺症候群 hantavirus cardiopulmonary syndrome の症状はみられていない。同疾患は例年この時期に発生するが,2022年のこれまで死亡は報告されていない。
写真 The rodent host of Choclo virus is the pygmy rice rat (_Oligoryzomys fulvescens_)
関連項目 
Hantavirus - Americas (07): Panama (LS) 20220301.8701718

● リステリア症 ニュージーランド
PRO/AH/EDR> Listeriosis - New Zealand: paneer cheese, recall, RFI
Archive Number: 20220313.8701970
 情報源 Food Safety News 2022年3月11日
2人のリステリア症感染 cases of listeriosis に関連するチーズが,ニュージーランド国内で回収されているが,この食品との関連は確定されたわけではないとされている。Gopals Sweets and Snacks 社は,賞味期限が 5 May 2022 またはそれ以前のパニールチーズ all batches and dates of its Gopala brand paneer の回収を行っている。食品安全当局者 New Zealand Food Safety deputy director general によると,リステリア症は潜伏期間が長く listeriosis's long incubation period [最長 70 days - Mod.ML],患者と食品との関連性を確実に突き止めることが難しいと述べている。しかしながら,特定の製品バッチ specific batches からリステリア菌が検出されたことから,回収と消費者の製品への注意喚起が行われている。2021年12月2022年1月2件の感染事例が報告され,うち 1例は妊娠に関係していた。これらの患者の検体(の原因菌)は非常に近い関係にあり,同一の感染源の可能性がある。ニュージーランド国内において,まれなタイプ a rare sequence type の菌が分離された。患者はいずれも,同ブランドのパニールチーズを含めた,感染リスクのある食品を摂取していた。Gopala brand paneer は 300gから 1kg入りのプラスチックパックとして,全国の Foodstuffs and Countdown and ethnic grocery stores で販売されていた。当局と同社は,製品の汚染経路の解明および再発防止策に取り組んでいる ... 

● 鳥インフルエンザ フランス,家きん
PRO/AH/EDR> Avian influenza (67): Europe (France) poultry, HPAI H5N1, spread, control
Archive Number: 20220314.8701979
[1] Update of the continuing HPAI H5N1 epizootic in France
 情報源 Xinhua 2022年3月13日
フランス政府当局は 2021年11月から 2022年2月までの間に,合計 662件の鳥インフルエンザクラスター clusters of highly pathogenic avian influenza (HPAI) の発生が確認され,南西部の 340万羽を含む約 420万羽が殺処分されたと報告した。養鶏場でのクラスターは 611件,野鳥では 36件,庭先飼育 barnyards では 15件が確認されていると,農業省 the French Agriculture Ministry が明らかにした。家きん飼育の中心地である南西部で HPAI の発生が続いている。国内では 2020年秋から 2021年春にもアウトブレイクが経験されている。
[2] Pre-emptive culling, Vendée
 情報源 The Local 2022年3月11日
昨冬以上の鳥インフルエンザアウトブレイクを封じ込めるため,より厳しい対応として,ニワトリ,カモ,その他の家きんの処分に踏み切ることとなった。2015年以降 4回目の大規模鳥インフルエンザ流行であり,利益率は高いが議論のあるフォアグラ生産地の南西部を中心に発生している ... 6日には 74カ所に留まっていた感染発生ポイントが,現在 190カ所近く確認されている。
関連項目 
Avian influenza (01): Europe (France,UK,Slovenia) poultry, wild, spread, OIE 20220101.8700627