2022年11月2日

マラリア エチオピア(都市部)アウトブレイク 外来種蚊族

● マラリア エチオピア
PRO/EDR> Malaria - Africa (05): Ethiopia, Anopheles stephensi
Archive Number: 20221102.8706520
Unusual malaria outbreak tied to invasive mosquito
 情報源 Science 2022年11月1日
エチオピア Ethiopia における異常なマラリアアウトブレイク an unusual outbreak of malaria の原因が,外来種蚊族に関係すると科学者らが述べている。南アジア原産の Anopheles stephensi_ (ステフェンスハマダラカ)は10年前にアフリカで初めて,エチオピアの隣国のジブチ the Republic of Djibouti で確認されている。その後,サブサハラアフリカの少なくとも 4か国に拡がった。the American Society of Tropical Medicine and Hygiene (ASTMH) meeting in Seattle 米国熱帯医学衛生学会で報告された ... アフリカにおいてマラリアを運ぶその他の多くの蚊族と異なり,_An. stephensi_ は都市部に生息する a city dweller。Most African mosquitoes は雨期の水たまりに卵を産むが,この蚊族は飲料水タンクなどの人工的な貯水中でも生存できる。このため,従来はマラリア感染が減少する乾期にも活動性が保たれる。ジブチやその他の国々では,_An. stephensi_ の発生と同時期にマラリア患者が増加したが,この新たな蚊族や他の因子が原因であるかは明らかにされていなかった。2022年初期に大規模流行が発生したエチオピア東部 Dire Dawa 市で,マラリア患者の調査が行われた。2019年,同市内の患者は年間で 205例だったが,今年は上半期に 2400例以上が記録されている。マラリアの患者の家族は,マラリア患者が発生しなかった家族と比べ,感染リスクが 5.6倍で,自宅の 100m以内に蚊族発生箇所が多く認められた。最も重要なこととして,捕獲された成虫の蚊族 97%が _An. stephensi_だった。エチオピアとスーダンにおいて,発生地域が調査されている... 
[Mod.LXL-_Anopheles stephensi_ は,アフリカの角で初めて確認され,urban Ethiopia の熱帯熱マラリア _P. falciparum_ and _P. vivax_ 主要ベクターと報告されている。最近では,ナイジェリアなどのサブサハラ各国でも発見されており,_A. gambiae_ が熱帯熱マラリアの主要ベクターであるサブサハラアフリカの他の地域も拡がる可能性がある。many additional rare species of _Anopheles_ のマラリア保有が,少なくともケニア西部で確認されている。マラリアの感染伝播に,多数の異なる _Anopheles_ species が関与することで,たとえば,都市と農村部など,異なる様々なコントロール戦略が必要となる。

● サツマイモの病気,基腐れ 日本
PRO/PL> Foot rot, sweet potato - Japan
Archive Number: 20221102.8706523
 情報源 The Japan News 2022年10月29日
サツマイモの基腐れは,2018年に日本で初めて確認され,現在では 28件で確認されており,一部地域では耕作地の 75%に及んでいる。この病気によりサツマイモが慢性的に不足している ... (焼酎が造れない ... )