Usutu virus 2009年,イタリアで欧州初の患者確認

免疫不全例で神経侵襲性となり,特発性顔面麻痺の原因とも考えられ,無症候性感染の可能性が示唆

PRO/EDR> West Nile virus (02): Europe, ECDC update, Italy Usutu detection
Archive Number: 20190208.6303631
情報源 Eurosurveillance 2019; 24(3) 2019年1月17日
原著タイトル Expanding Usutu virus circulation in Italy: detection in the Lazio region, central Italy, 2017 to 2018. Euro Surveill. 2019; 24(3):pii=1800649
要約 
献血製剤のスクリーニング West Nile virus (WNV) 検査が義務化されていた 2017-18年 (June-November) の the Lazio region で,WNV nucleic acid amplification tests が陽性であった血液すべて(all 5 donations)に,instead Usutu virus (USUV) が含まれていた ... 
[Mod.UBA- ... 2009年,イタリアにおける欧州初めての Usutu ウィルス感染患者 the 1st human case of USUV infection in Europe が報告されたのに続き,ドイツ,クロアチア,オーストリア,フランスでも患者の報告が続いた。一般には,発熱,発疹,横断,頭痛,項部硬直,手指振戦,反射高進などの軽い症状となる。しかし,免疫低下の患者では神経侵襲性感染となり得,特発性顔面麻痺の原因ではないかと考えられるようになっている。さらに,ドイツやイタリアの健康な森林作業者でも USUV infections が確認されており,されている ...]