2019年7月5日 ◎ ボリビア出血熱 背景 ・

リバビリン Ribavirin 治療が有効な症例がある
AHF ワクチンが BHF に対しても有効である可能性がある

20190704.6551379に関して。
PRO/AH> Bolivian hemorrhagic fever - Bolivia: background
Archive Number: 20190705.6553672
情報源 GIDEON (Global Infectious Disease Epidemiology Network) 2019年7月5日
Bolivian hemorrhagic fever (BHF) は Machupo virus (Arenaviridae, Tacaribe complex, _Mammarenavirus_) の感染症で,1959年に初めてボリビア Beni department, eastern Bolivia で発生した出血熱 a sporadic hemorrhagic illness として報告された。ウイルスの特定は 1963年。4月から7月までの the upper savanna region of Beni でもっとも多く発生する。家屋内に侵入する齧歯類([the large vesper mouse] _Calomys callosus_) を介してウイルスに暴露する。_C. callosus_ はウイルスに感染しても無症状で,唾液,尿,糞便にウイルスを排出する。感染実験では 50% が慢性ウイルス血症となりウイルスを排出するが,成長後の感染では免疫が成立しウイルスを排出しなくなることもある。齧歯類の aerosolized secretions or excretions の吸入や,汚染された食品の嚥下で感染する可能性があるほか,のある皮膚や口腔咽頭粘膜から直接感染する可能性もある。院内感染ヒト-ヒト感染も報告されている。致死率は 5% to 30% とされている。複数の症例でリバビリン Ribavirin による治療が有効だった:成人に対するする投与量は,2.0 g intravenously (IV), followed by 1.0 g IV every 6 hours for 4 days, and then 0.5 g every 8 hours for 6 days 。Argentine hemorrhagic fever (AHF) と,キャリアと臨床症状がが類似している。AHF では神経学的症状がより多く見られる,一方,出血症状は more common in BHF である。AHF に対するワクチンが利用可能であり,理論的には BHF に対しても有効である可能性がある。