2007年8月12日

原因不明の疾患、小児 インド

● 原因不明の疾患、小児 インド
PRO/EDR> Undiagnosed illness, child - India (Andhra Pradesh): RFI
Archive Number: 20070812.2635
 情報源 Times of India online、8月11日
アンドラブラデシ Andhra Pradesh 州 Chittoor に住む少年 8人が、鳥インフルエンザ Avian influenza 類似の症状で入院したと、州議会広報担当者が明らかにした。現地で10-12歳の少年らと面会する目的で訪れた同氏は、患者らが高熱を呈し、けいれんのような症状を示していることから、鳥インフルエンザの疑いがもたれていると、記者らに話した。Chittoorでは、家禽の鳥インフルエンザ感染流行が報告されているため、同州は感染制圧のための対策を実施中である。現地の医師らは、医科大学の医師らと協議中である。
[ModCP- 情報が不足している。一般的に、H5N1型鳥インフルエンザ患者は、神経学的症状を呈することはない。以前、Chandipura ウイルス感染と日本脳炎が、同州における同様の症状を示す感染流行の原因となった。追加情報を希望する]

● 口蹄疫、ウシ 英国
PRO/AH> Foot & mouth disease, bovine - UK (England) (13)
Archive Number: 20070812.2634
 情報源 Pressgazette 、8月9日
Surrey の口蹄疫感染流行を取材中のジャーナリスト2人が、Wanborough に近い防護ゾーン内の防疫線を侵害したとして逮捕された。...

● 鳥インフルエンザ ドイツ,トーゴ(2件)
ドイツ
PRO/AH/EDR> Avian influenza (140): Germany (Bavaria), wild duck
Archive Number: 20070812.2633
 投稿者 イスラエル、Kimron Veterinary Institute、Alan Shlosberg、8月12日
20070811.2622に関して、
感染種についての情報がなく、モデレータはマガモ mallards, _Anas platyrhynchos_と予想した。マガモは世界で最も一般的なカモであるため、その可能性もあるが、その他にも数十種類のカモがいることを忘れてはならない。...

トーゴ
PRO/AH/EDR> Avian influenza (139): Togo (Lacs,Golfe,Zio)
Archive Number: 20070812.2632
 情報源 AFP via France24.com 、8月11日
トーゴ西部の養鶏場で、新たに3件の致死性H5N1型鳥インフルエンザ Avian influenza が確認されたと、2007年8月11日に報告があった。これらの感染は、首都 Lome の東にあるLacs, Golfe and Zio各地方の養鶏場で死亡したトリにおいて確認されたと、国営テレビが伝えている。2007年6月後半に、トーゴで初めとなるH5N1型感染が確認されたのは、首都の東45kmにある Sigbehoue のニワトリにおいてであった。約8000羽の家禽が処分された。トーゴでは、2006年10月に、鳥インフルエンザ発生国からの生きたトリと家禽製品の輸入を禁止していた。
[Mod.AS- 2007年6月にトーゴで H5N1型感染が確認されて以来、7月及び 8月の報告は全て南部 Maritime州 Sigbehoue に関連している]
地図 トーゴ Lacs region, signed (4) Golfe (1) Zio (2) 

● サケ伝染性貧血 チリ
PRO/AH> Infectious salmon anemia - Chile
Archive Number: 20070812.2626
 情報源 MercoPress 、8月10日
[サケ伝染性貧血ウイルス Infectious salmon anemia virus (ISAV)は、感染力の強い Atlantic salmon (_Salmo salar_) の病気である。チリや Faroe 諸島の銀ザケ coho salmon (_Oncorhynchus kisutch_) で見つかっている]

● ペスト、野生動物 米国
PRO/AH> Plague, wildlife - USA (AZ)
Archive Number: 20070812.2625
 情報源 KOLD.com 、8月11日
アリゾナ Arizona州 Coconino 郡の保健当局者らは、Flagstaaf の野生動物で、腺ペスト Plague を確認したことを明らかにした。野生動物に触らず、ペットのノミを退治するよう、注意を呼びかけている。2007年7月に、市北東部の Doney Park で、2匹のプレーリードッグが死亡して見つかった。アリゾナ北大学の研究室で、巣穴のノミからペストが確認された。ペストは、感染動物のノミから感染拡大が起こる。郡の環境専門家は、ペストは以前から Flagstaaf 地域に存在していたという。1996年以降、同郡でペスト患者発生の報告はない。
[ModTG- 西部でペストに感染している動物として、多いのは、プレーリードッグ、リス、あるいは地リスground squirrelの仲間である。この記事では、プレーリードッグについて書かれているが、恐らく他の野生動物がすでに感染していたものと思われる。ペスト菌_Yersinia pestis_ は、ノミの刺咬や、感染動物との直接の接触によって、ヒトに感染する。いずれの齧歯類の種も、ペストを媒介する可能性のあるいくつかの種類のノミの宿主である。これらのノミは、自然界の宿主がいる(死なない)限り、他の動物に寄生infestすることはない。ペットのイヌやネコも、感染性のノミからペストに感染する可能性がある。これらは、飼い主の家の中にノミを持ち込んだり、特にネコでは、直接の感染源になったりする。ペット用の、入手可能なノミの治療薬や忌避剤が数多くある。あるものはイヌには良いが、ネコには不適であったり、成獣には良いが、幼獣には不適だったりする。ネコ、子猫、子犬にとって、毒性があったり、死亡することさえあるので、獣医師と相談した方がよい]

● ボツリヌス中毒、鳥類 米国
PRO/AH/EDR> Botulism, avian - USA (NY): susp
Archive Number: 20070812.2624
Argyle parkにおいて増え続けるトリの死亡の謎
 情報源 Newsday.com 、8月10日
ニューヨーク New York 州ロングアイランド、Babylon にある Argyle湖周辺で、2週間ほど前からトリの死亡が増えている。マガモ、カナダガン、ハクチョウまでが、次々に見つかっている。その数は20羽余りになっている。サフォーク Suffolk 郡の当局は、予備的な検査において、トリのボツリヌス中毒 Botulism が示唆されているとしている。環境保護局は、1羽のカモの検査を行い、ボツリヌス中毒についての検査の結果を待っている。... ボツリヌス毒を産生する細菌は、魚の死骸や他の動物の死体、古いパンなどにも見られる。典型的には、鳥類はマヒを起こし、溺水する。これにヒトが感染する可能性は薄いと説明されている。

● Largemouth bass virus  米国
PRO/AH> Largemouth bass virus - USA (KS Kansas)
Archive Number: 20070812.2623
 情報源 The Wichita Eagle 、8月11日
Crawford State Fishing Lake で、オオクチバス(魚)のウイルス発生
1991年にフロリダFlorida州で確認されたのを皮切りに、全米で18番目の州での、同ウイルスの発生が確認されたことになる。