● 炭疽 キルギスタン
情報源 Itar-Tass 、8月10日
ビシケク Bishkek 感染症病院に、炭疽菌感染のため 5人が入院したと、2007年8月10日、内務省広報が発表した。いずれの患者も、ビシケク郊外の Sokuluksky 地区の 1ヶ所の村の住民で、屠殺処分の際に感染牛から感染した。処分されたウシの肉を食べたイヌ2頭も死亡した。警察当局は、この肉がビシケク Oshsky 市場の Yusht ショップで販売されたことを確認した。肉の販売に関連した接触者の確認中であると、警察当局が説明した。処分前にウシが飼育されたいた数カ所の消毒が行われている。
[2] 同内容。
情報源 News Agency AkiPress [trans]、8月9日
当局によると、キルギスタン Chuysk 地方 Soluksky 地区で2件の炭疽感染が報告された。2007年8月7日、結婚したカップル 2人である、43歳の男性と 51歳の女性が、炭疽感染の疑いで感染症病院に入院した。この件に関連して、共和国検疫特殊危険感染症センター、共和国感染症病院、および政府獣医科学局の専門家らは、共同の調査を開始した。感染流行の発生した現地で、患者らは7月29日に感染したウシの処分によって感染したことが判明した。初期症状は、高熱、手と前腕の潰瘍で、8月5日に発症した。このあと、入院治療が開始されている。検査により、炭疽感染が確定された。この男性は、近所や親戚らに肉を振る舞ったことが判った。炭疽感染の疑いで、新たにGavrilobka 村の住民 3人が診断のために入院している。8月8日に、関係各組織全てが緊急招集され、予防対策などが委員会により承認された。...以下内容など(省略)。感染したウシの肉の一部がビシケクの Osh 市場の店で販売され、調査が遂行されている。処分に関係した全ての接触者らは、予防的治療を受けている。ビシケク市内の全ての市場で、肉及び動物産品の販売を自粛?Preventive measures することが強制されている。
[Mod.NP- キルギスタンの炭疽感染発生は、通常のペースで起こっているが、2006年のみ、農業省の統計によると、ペットにおいて 1176件の炭疽感染が発生した。]
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, bovine, canine - Kyrgyzstan (Chuysk)
Archive Number: 20070813.2649
[1] ウシの処分に関連した炭疽感染患者 5人が入院情報源 Itar-Tass 、8月10日
ビシケク Bishkek 感染症病院に、炭疽菌感染のため 5人が入院したと、2007年8月10日、内務省広報が発表した。いずれの患者も、ビシケク郊外の Sokuluksky 地区の 1ヶ所の村の住民で、屠殺処分の際に感染牛から感染した。処分されたウシの肉を食べたイヌ2頭も死亡した。警察当局は、この肉がビシケク Oshsky 市場の Yusht ショップで販売されたことを確認した。肉の販売に関連した接触者の確認中であると、警察当局が説明した。処分前にウシが飼育されたいた数カ所の消毒が行われている。
[2] 同内容。
情報源 News Agency AkiPress [trans]、8月9日
当局によると、キルギスタン Chuysk 地方 Soluksky 地区で2件の炭疽感染が報告された。2007年8月7日、結婚したカップル 2人である、43歳の男性と 51歳の女性が、炭疽感染の疑いで感染症病院に入院した。この件に関連して、共和国検疫特殊危険感染症センター、共和国感染症病院、および政府獣医科学局の専門家らは、共同の調査を開始した。感染流行の発生した現地で、患者らは7月29日に感染したウシの処分によって感染したことが判明した。初期症状は、高熱、手と前腕の潰瘍で、8月5日に発症した。このあと、入院治療が開始されている。検査により、炭疽感染が確定された。この男性は、近所や親戚らに肉を振る舞ったことが判った。炭疽感染の疑いで、新たにGavrilobka 村の住民 3人が診断のために入院している。8月8日に、関係各組織全てが緊急招集され、予防対策などが委員会により承認された。...以下内容など(省略)。感染したウシの肉の一部がビシケクの Osh 市場の店で販売され、調査が遂行されている。処分に関係した全ての接触者らは、予防的治療を受けている。ビシケク市内の全ての市場で、肉及び動物産品の販売を自粛?Preventive measures することが強制されている。
[Mod.NP- キルギスタンの炭疽感染発生は、通常のペースで起こっているが、2006年のみ、農業省の統計によると、ペットにおいて 1176件の炭疽感染が発生した。]
● 鳥インフルエンザ、ヒト インドネシア(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (120): Indonesia (Bali)
Archive Number: 20070813.2648
投稿者 インドネシア、World Health Organization (WHO)、広報官、Ms. Sari Setiogi、8月13日29歳の女性確定、娘の死因は今後も確定できない。
20070813.2643 の AFP の報告(記事)に関して明確にすべき点として、
(鳥インフルエンザ感染の) 確定患者は 29歳の女性のみであり、彼女の 5歳の娘の死因は、恐らく今後も確定できないと考えている。これは、検体採取が行われないまま、火葬されたcrematedためである。おそらく、AFP の記者は、2007年8月13日の記者会見での発言を誤解したものと思われる。当局者の発言内容は、29歳の女性からの複数の検体が、保健省検査室 NIHRD と Eijkman 研究所のいずれでも陽性が確認されたというものであった。すなわち、インドネシアにおいて、これまで H5N1型確定患者数は 103例で、このうち 83例が死亡した。
20070813.2643 の AFP の報告(記事)に関して明確にすべき点として、
(鳥インフルエンザ感染の) 確定患者は 29歳の女性のみであり、彼女の 5歳の娘の死因は、恐らく今後も確定できないと考えている。これは、検体採取が行われないまま、火葬されたcrematedためである。おそらく、AFP の記者は、2007年8月13日の記者会見での発言を誤解したものと思われる。当局者の発言内容は、29歳の女性からの複数の検体が、保健省検査室 NIHRD と Eijkman 研究所のいずれでも陽性が確認されたというものであった。すなわち、インドネシアにおいて、これまで H5N1型確定患者数は 103例で、このうち 83例が死亡した。
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (119): Indonesia (Bali)
Archive Number: 20070813.2643
情報源: The Age, Agence France-Presse (AFP) report 、8月13日
バリ島で、鳥インフルエンザによる死者が2名発生した。
観光の島であるバリ島で、インドネシア人女性と、彼女の5歳の娘が、鳥インフルエンザにより死亡したことを、保健省当局者が2007年8月13日に認めた [*20070813.2648で、5歳の娘の死因は確定されていないと、訂正あり]。これにより、インドネシア国内の死者は83人[患者数は104人]となった。1年以上前に致死性のH5N1型鳥インフルエンザウイルスが確認されていたバリ島において、死者が発生したのは初めて。主要観光地から遠く離れた、バリ島北西部のこの29歳の女性は、2007年8月12日に死亡し、彼女の娘も同3日に死亡していたと、政府鳥インフルエンザ対策委員会委員長が説明した。「いずれも、Eikman研究所と保健省の検査室の検査により、(鳥インフルエンザ)陽性であった。]と、記者会見で語った。インドネシアにおいて、ヒトでの感染確定には、2つの検査の結果が陽性でなければならない。付近に住む、別のもう一人の2歳の少女が、8月12日に入院した。彼女も(鳥インフルエンザの)感染が疑われていると、述べた。ジャカルタJakartaの鳥インフルエンザ情報センターの当局者は、患者らの自宅付近では、最近ニワトリが鳥インフルエンザにより死亡していたことを明らかにした。インドネシアは、2005年7月に初めての鳥インフルエンザ患者を報告して以来、81例の死亡が確認されており、世界で最も多い。2006年にバリ島では初めて家禽の感染が確認され、当時数百羽の鳥インフルエンザが処分されたが、ヒトでの感染患者は確認されていなかった。
[Mod.CP- バリ島で初めてのこれらの鳥インフルエンザ患者は、島のリゾートからは遠く離れた場所で発生したようであり、インドネシアの観光業に大きな影響はないだろう。2002年に外国人を中心に202人が死亡したバリ島のもっと破壊的なテロ事件も、長期的な観光業への損失をもたらせることはなかった。H5N1型鳥インフルエンザへの暴露リスクによって、相当数の旅行客らが[*インドネシア旅行を]思いとどまるかどうか、しばらく見守る必要がある]
観光の島であるバリ島で、インドネシア人女性と、彼女の5歳の娘が、鳥インフルエンザにより死亡したことを、保健省当局者が2007年8月13日に認めた [*20070813.2648で、5歳の娘の死因は確定されていないと、訂正あり]。これにより、インドネシア国内の死者は83人[患者数は104人]となった。1年以上前に致死性のH5N1型鳥インフルエンザウイルスが確認されていたバリ島において、死者が発生したのは初めて。主要観光地から遠く離れた、バリ島北西部のこの29歳の女性は、2007年8月12日に死亡し、彼女の娘も同3日に死亡していたと、政府鳥インフルエンザ対策委員会委員長が説明した。「いずれも、Eikman研究所と保健省の検査室の検査により、(鳥インフルエンザ)陽性であった。]と、記者会見で語った。インドネシアにおいて、ヒトでの感染確定には、2つの検査の結果が陽性でなければならない。付近に住む、別のもう一人の2歳の少女が、8月12日に入院した。彼女も(鳥インフルエンザの)感染が疑われていると、述べた。ジャカルタJakartaの鳥インフルエンザ情報センターの当局者は、患者らの自宅付近では、最近ニワトリが鳥インフルエンザにより死亡していたことを明らかにした。インドネシアは、2005年7月に初めての鳥インフルエンザ患者を報告して以来、81例の死亡が確認されており、世界で最も多い。2006年にバリ島では初めて家禽の感染が確認され、当時数百羽の鳥インフルエンザが処分されたが、ヒトでの感染患者は確認されていなかった。
[Mod.CP- バリ島で初めてのこれらの鳥インフルエンザ患者は、島のリゾートからは遠く離れた場所で発生したようであり、インドネシアの観光業に大きな影響はないだろう。2002年に外国人を中心に202人が死亡したバリ島のもっと破壊的なテロ事件も、長期的な観光業への損失をもたらせることはなかった。H5N1型鳥インフルエンザへの暴露リスクによって、相当数の旅行客らが[*インドネシア旅行を]思いとどまるかどうか、しばらく見守る必要がある]
● 病原性大腸菌 O157 英国,トルコから
PRO/AH/EDR> E. coli O157 - UK (Scotland) ex Turkey: alert
Archive Number: 20070813.2644
情報源: The Herald 、8月11日
トルコのリゾート地 Marimaris への旅行者らが、現地で病原性大腸菌 O157に感染した可能性がある。
Fife で、少なくとも2名が病原性大腸菌 O157に感染していることが確認され、さらに3例目の感染も疑われている。国立保健局 NHS [National Health Service] Fife は、12歳の少女 1名と、35歳の女性2名が、トルコのリゾート地 Marmarisにおいて、2007年7月に感染したものと見ている。他の感染者がいないか、調査が続けられている。大腸菌感染の潜伏期は通常 1-14日間である。専門家は、病原性大腸菌 O157は、感染拡大が起こりやすい。シンプルな予防対策をとりさえすれば、感染のリスクを減らせるとし、特に食事前とトイレの後、および食品取り扱い前後の入念な手洗いが最も効果的な予防策であると説明している。
[Mod.LL- Pro MED において、旅行関連の病原性大腸菌O157の感染報告はあまり多くない。もし事実であるとすれば、Marmaris から帰国した旅行者の感染が、他国でも発生するはずである。感染源についての情報は記載がない。Fifeは、スコットランド委員会地域 council area のひとつで、Tay 湾 Firth of Tay とフォース湾 Firth of Forth の間に位置する。Pictish kingdoms の1つで、現在もスコットランド内では、Fife 王国として知られている]
[Mod.LL- Pro MED において、旅行関連の病原性大腸菌O157の感染報告はあまり多くない。もし事実であるとすれば、Marmaris から帰国した旅行者の感染が、他国でも発生するはずである。感染源についての情報は記載がない。Fifeは、スコットランド委員会地域 council area のひとつで、Tay 湾 Firth of Tay とフォース湾 Firth of Forth の間に位置する。Pictish kingdoms の1つで、現在もスコットランド内では、Fife 王国として知られている]
● ダニ媒介性疾患 米国
PRO/AH/EDR> Tick-borne diseases - USA (Midwest): MO, KS
Archive Number: 20070813.2642
情報源 Kansas City Star, Associated Press report 、8月11日
ミズーリ、カンザスの両州で、2007年、ダニが媒介する疾患の患者報告数が急増している。ミズーリ州では、2007年のダニ媒介性疾患の患者数が急増している。これは、医師の間で疾患に対する認識が広まったことと、古い森林地帯に家を建てる事が増えたことによるもので、報告された件数は過去 5年間の平均をはるかに上回るものとなっている。州に報告されたのは、117件の ehrlichiosis (これまでの年平均 40、以下同じ); 186件のロッキー山紅斑熱 Rocky Mountain spotted fever(64); 18件の野兎病 (12); 35件のLyme病 (22) となっている。患者発生件数の多いのは、Boone County and Clay County をのぞく、ミズーリ川の南側である。カンザス州は、ミズーリ州より森林地帯は少なく、報告件数も少ない。しかし、カンザス州でも 13件のダニ媒介性疾患が報告されており、通常の2倍以上である。専門家らは、丈の高いくさのある、森林ややぶの地域に行かないこと、袖や丈の長い服を着ること、DEET を含む忌避剤を使用することなどを勧めている。
[Mod.LL- ダニ媒介性疾患の増加は、医師の認識が高まり、報告数が増えたことと、ダニの多い地域にヒトがいる時間が増えたことによるが、暖冬やアウトドアが盛んになったことも関係している可能性がある]
● ボツリヌス中毒 米国、内臓を取り出していない魚
PRO/AH/EDR> Botulism, uneviscerated fish - USA (nationwide): recalls
Archive Number: 20070813.2641
[1] vobla の干物 ried vobla
情報源 The Guardian, Associated Press report 、8月11日
Future International Inc.社(Rahway, NJ)は、ボツリヌス菌による汚染の恐れがあるとして、パック入り乾燥 "vobla"の商品回収を行っている。これまでに、健康被害の報告はない。商品は全米に流通し、the code No. 07/05/07がついている。
[Mod.LL- Vobla (also spelt vobbla, wobla, or wobbla) は、ロシアの魚製品で、数週間、塩漬けにしたものである。カスピ海にすむ魚が使われる。Voblaはロシア発祥で、食事やビールによく合うスナックとして、ロシアで一般的に食される]
[2] 内臓つきの mackerel サケの燻製
情報源 North Country Gazette 、8月7日
ニューヨーク New York 州の住民らに対して、U Mart Supermarket(56-02 31st Ave, Woodside)で販売された、"Blue Ocean Brand Smoked Mackerel" の商品は、内臓が取り除かれていなかったため、食べないよう、注意が呼びかけられている。...NY州では、ボツリヌス中毒の危険が高いため、内臓を取り除かずに魚を販売することは禁じられている。
● 腸炎ビブリオ、カキ 米国
情報源 The Guardian, Associated Press report 、8月11日
Future International Inc.社(Rahway, NJ)は、ボツリヌス菌による汚染の恐れがあるとして、パック入り乾燥 "vobla"の商品回収を行っている。これまでに、健康被害の報告はない。商品は全米に流通し、the code No. 07/05/07がついている。
[Mod.LL- Vobla (also spelt vobbla, wobla, or wobbla) は、ロシアの魚製品で、数週間、塩漬けにしたものである。カスピ海にすむ魚が使われる。Voblaはロシア発祥で、食事やビールによく合うスナックとして、ロシアで一般的に食される]
[2] 内臓つきの mackerel サケの燻製
情報源 North Country Gazette 、8月7日
ニューヨーク New York 州の住民らに対して、U Mart Supermarket(56-02 31st Ave, Woodside)で販売された、"Blue Ocean Brand Smoked Mackerel" の商品は、内臓が取り除かれていなかったため、食べないよう、注意が呼びかけられている。...NY州では、ボツリヌス中毒の危険が高いため、内臓を取り除かずに魚を販売することは禁じられている。
● 腸炎ビブリオ、カキ 米国
PRO/AH/EDR> Vibrio parahaemolyticus, oysters - USA (WA): int'l alert
Archive Number: 20070813.2637
情報源 FDA (US Food and Drug Administration) News, press release、8月10日
ワシントン州で獲れた生ガキにより、これまでに米国の6人がビブリオ症を発病した。海外にも輸出されている。
FDAは、腸炎ビブリオVibrio parahaemolyticus感染流行の発生のあった、ワシントン州Hood Canal[Mason郡]の南端地域で採取された、生ガキを食べないよう、消費者に注意を呼びかけている。ビブリオ症の症状として、水様下痢、腹部仙痛、吐き気、嘔吐、発熱、悪寒などが見られる。通常これらの症状が発現するのは、摂食後24時間以内で、3日以内に消失する。重症となることはまれで、免疫の低下したヒトに見られることが多い。生ガキを食べた後にこのような症状のあった人は、医療機関などに相談すること。2007年7月3日以降に Hood Canal の "growing area 6"(第6栽培場?) で採取された生のカキによって、ワシントンとカリフォルニアCalifornia州で、少なくとも6人が発病した。これらのカキは、California, Florida, Hawaii, Idaho, New York, Oregon, Washington の各州と, British Columbia (カナダ), 香港, マレーシア、シンガポールにも、流通した。...
[Mod.LL- 腸炎ビブリオは、海水に常在しており、サルモネラ菌や大腸菌[*の混入]のように、海水の汚染を意味するものではないことを強調しておくことが重要である。アメリカ American Gulf Coastのような、温水帯 warmer watersで最もよくみられるものの、もっと北方の気候の温水でも、カキに関連した腸炎ビブリオの発生が起こりうる。2005年、New England Journal of Medcine誌上で、アラスカのカキによる腸炎ビブリオに注目した報告が掲載された。Outbreak of _Vibrio parahaemolyticus_ Gastroenteritis Associated with Alaskan Oysters. N Engl J Med 2005; 353: 1463-70.要約など...(省略)]
● サルモネラ感染症 米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, (Schwarzengrund), pet owners - USA (PA):alert
Archive Number: 20070813.2638
情報源 Intelligencer Journal (PA) 、8月11日
ペットの飼い主らは、ドッグフードからのサルモネラ菌感染に注意するよう、呼びかけられている。ヒトでの感染は稀なサルモネラ菌の患者発生により、PA 州保健当局は、ペットの飼い主に対して注意を呼びかけている。PA 州の住民に発生した21件の疾患は、乾燥ドッグフードによるものである可能性があり、購入時には安全を確認し、取り扱いに留意するよう求められている。Schwarzengrund 型と呼ばれる、一般的でないサルモネラ菌の感染症についての調査が進められている。患者のほとんどが、自宅内でペットを飼育しているか、ペットと濃厚な摂食を持っていたが、ペットフードを食べた人はいなかった。...
[Mod.LL- ..._S._ Schwarzengrund 感染流行についての2編の文献を紹介。いずれも常用されるいくつかの抗生物質に耐性であり、極東由来であることが示唆されている。..原文参照願います]
● 口蹄疫 英国
情報源:Money-week.com 、8月13日
[2] 精肉・家畜産業界のリスク排除には、14日間(潜伏期間)の経過観察が必要。
情報源 Telegraph 、8月13日
PRO/AH> Foot & mouth disease, bovine - UK (England)(14)
Archive Number: 20070813.2647
[1] 最新の FMD 感染流行への対応、現時点まで順調情報源:Money-week.com 、8月13日
[2] 精肉・家畜産業界のリスク排除には、14日間(潜伏期間)の経過観察が必要。
情報源 Telegraph 、8月13日
● 野兎病 スペイン,ノネズミ
ノネズミの食糧源まで焼き尽くすなら、ある程度の効果はあるかも知れない。しかし、野焼きをしてものネズミそのものを焼き殺すことはできない。Vole (ほとんど全ての種)は典型的には、すぐ上で燃えやすい草の火事や、森を焼き尽くす火事がおきても、何ともないぐらい地中深くに巣穴を掘る。酸素消費量を最小限とするため、半冬眠状態に入り、火事が収まるのを待つだけである。このような理由から、ノネズミは、どこで重大な火災が起きても、たいがい一番に姿を現すほ乳類である。間違いなくほとんどのノネズミが死んだと思われた Mount St.Helens の火山爆発でも、多くのノネズミが生き残り、まもなく山麓に姿を現した。動きの早いfire bursts(野焼きのこと?)は、pinon nutsや pine nuts などの殻の固い木の実を開かせる。ノネズミは、これらの木の実に目がなく、個体数は爆発的に増える。ノネズミは、タカ [* などの猛禽類] や小型肉食獣 [* コヨーテなど] のエサとなる。いわゆる "mouse plagues(ネズミのペスト)" が、(天候によるが)野火や山火事の 6ヶ月から 1年後に発生することが非常に多い。これは、実際にはノネズミの爆発的な増加である。スペイン北部で行われている野焼きがどのような特異的条件下は判らないが、まもなくノネズミは増えることはあっても減ることはない。
[Mod.LL - voleとmiceの違いについて:Vole は、北半球の 124種類の小型のマウス類似の齧歯類からなる。Vole の口は、尖っている (tapered) というよりむしろ、丸まって いて blunt、しっぽは体幹より短く、目と耳が小さい。Voleは、海抜 0mから高山に至るあらゆる高度の広い範囲の住環境に生息する]
PRO/AH> Tularemia - Spain (northern): vole reservoir (02)
Archive Number: 20070813.2646
投稿者 米国、Animal People 編集者、Merritt Clifton、8月11日ノネズミの食糧源まで焼き尽くすなら、ある程度の効果はあるかも知れない。しかし、野焼きをしてものネズミそのものを焼き殺すことはできない。Vole (ほとんど全ての種)は典型的には、すぐ上で燃えやすい草の火事や、森を焼き尽くす火事がおきても、何ともないぐらい地中深くに巣穴を掘る。酸素消費量を最小限とするため、半冬眠状態に入り、火事が収まるのを待つだけである。このような理由から、ノネズミは、どこで重大な火災が起きても、たいがい一番に姿を現すほ乳類である。間違いなくほとんどのノネズミが死んだと思われた Mount St.Helens の火山爆発でも、多くのノネズミが生き残り、まもなく山麓に姿を現した。動きの早いfire bursts(野焼きのこと?)は、pinon nutsや pine nuts などの殻の固い木の実を開かせる。ノネズミは、これらの木の実に目がなく、個体数は爆発的に増える。ノネズミは、タカ [* などの猛禽類] や小型肉食獣 [* コヨーテなど] のエサとなる。いわゆる "mouse plagues(ネズミのペスト)" が、(天候によるが)野火や山火事の 6ヶ月から 1年後に発生することが非常に多い。これは、実際にはノネズミの爆発的な増加である。スペイン北部で行われている野焼きがどのような特異的条件下は判らないが、まもなくノネズミは増えることはあっても減ることはない。
[Mod.LL - voleとmiceの違いについて:Vole は、北半球の 124種類の小型のマウス類似の齧歯類からなる。Vole の口は、尖っている (tapered) というよりむしろ、丸まって いて blunt、しっぽは体幹より短く、目と耳が小さい。Voleは、海抜 0mから高山に至るあらゆる高度の広い範囲の住環境に生息する]
● 原因不明の死亡、ラクダ サウジアラビア
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, camels - Saudi Arabia: RFI
Archive Number: 20070813.2645
情報源: Arab News, Jeddah Saudi Arabia 、8月13日
飼料市場のエサを食べたラクダ160頭以上が死亡し、800頭以上が発病している。Wadi Al-Dawaser 市場で売られていた飼料により、160頭以上のラクダが死亡し、ほか 800頭が体調を崩していることを受け、同飼料市場は閉鎖されている。...発病した800頭は、現在獣医師らによる治療中である。家畜所有者らは、病気や死亡の原因調査を求めている。
● ココアの病気 Cocoa swollen shoot virus ガーナ
PRO/PL> Cocoa swollen shoot virus - Ghana: control attempts
Archive Number: 20070813.2636
情報源 Myjoyonline 、8月6日ココア農家は、ガーナ政府当局と協力して、ココア産業を脅かす病気Cocoa Swollen Shoot Virus Disease (CSSVD)の根絶に努めるよう呼びかけられている。当局は、一部のココア農家が、病気になったココアの木を切り倒すことに抵抗していることを心配している。政府は、補償と再移植用のハイブリッドココアの苗seedlingsを提供することを約束している。ハイブリッドココアの苗は、移植後2-3年以内に結実する。...
[Mod.DHA- CCSVDの原因は、_Cacao swollen shoot virus_ (CSSV; genus _Badnavirus_)で、1938年に初めてガーナで確認された。ウイルスの株により症状は異なる(無症状もあり)。このウイルスは、ほかにも_Bombacaceae_, _Sterculiaceae_ (コーラの実 cola nut含む), _Tiliaceae_ (ジュートjute含む)にも感染する。CCSVは、半寄生の形で、多くの種類のmealybugs(虫)によって感染拡大する。木同士の接触では感染しない。ガーナ、ナイジェリア、カメルーン、シエラレオネ、スリランカ、 トーゴで確認され、トリニダードトバゴとコートジボワールでも発生した可能性がある]