2008年10月9日

原因不明の疾患 コンゴ民主共和国
ハンタウイルス感染症 ベトナム

● 原因不明の疾患 コンゴ 民主共和国
PRO/AH/EDR> Undiagnosed illness - Congo DR: Kasai Occ, Ebola susp, RFI
Archive Number: 20081009.3200
 情報源 All Africa / La Prosperite [Trans.]、2008年10月8日
Outbreaks of Ebola fever in Kasai Occidental - 霊長類を食べる習慣を非難
Kasai Occidental 州でエボラ Ebola 出血熱の感染流行が再燃した原因として、最も関係する危険な行為は熱帯雨林で生活する動物、特に Bonobo などの霊長類を食べることである、と研究者らは指摘している。このカナンガ Kananga 病院院長は、対症療法以外に治療法のないエボラウイルス熱の感染を伝播に関わることが多い、動物を食べるこのような行為を非難した。同病院には合計 6人の感染が疑われる患者が治療のため移送されている。現在状態は落ち着いている。同医師は、サルを獲って食べること好む Kasanga の住民らに apologize した(説明したの意?)。"サル肉は、たとえ生でも燻製にしても、エボラ出血熱の原因ウイ ルスに感染する危険に曝される" と説明した ... 
Kananga hospital は、エボラ出血熱患者を受け入れる教育病院として例外的な施設で、電気や必要薬剤はおろか、飲料水もない状態にある。それでも月間 1000人の患者の治療を行っており、外来患者 600人、入院患者は 300人、と 100人の女性の分娩を取り扱っている ... 2007年の、Kakenge の列車事故や、Kananga 市から 200kmの Kapunge で起きたエボラ出血熱感染流行が発生した当時、病院には緊急対応薬品がな かった。
[Mod.MPP-上記記事では、Kasai Occidenntal の州都 Kananga の病院に、エボラ出血熱が疑われる患者 6人が、現在入院していると記されている。以前にエボラ出血熱感染流行が発生した場所からそう遠くない。患者らの臨床症状、死者の有無が与えられていないため、考えられる疾患について語ることは難しい。さらに、患者がどこで発生したかも書かれていない。この数年間に、ウイルス出血熱やサル痘、肺ペストなどの重症感染症流行が発生したとされる地域である。アフリカにおけるウイルス性出血熱の感染伝播に関係のある、霊長類の肉の食習慣を避けるようアドバイスされていることから、臨床症状として、出血症状が含まれていると考えられる]

● ハンタウイルス感染症 ベトナム
PRO/AH/EDR> Hantavirus infection - Viet Nam: (Ho Chi Minh City) 20081009.3202
 情報源 Thanh Nien (The Youth) News, Tuoi Tre report、2008年10月8日
自宅でネズミのフンを発見した2女性が、ハンタウイルスに感染
District 12 [of Ho Chi Minh City (HCMC ホーチミン市)] 在住の 25才女性が、ほこりや齧歯類の咬傷で伝播されるハンタウイルス Hantavirus に感染したと、病院関係者が述べた。9月に発病したこの女性は、この病気がベトナムでは一般的ではないため、数日前まで正しく診断されていなかった。HCMC にあるパスツール研究所の細菌免疫部長は、6日この女性が典型的なハンタウイルス感染の症状を示していたが、このウイルス(感染)について未だにきちんと理解されていなかったと説明した。9月20日に高熱を出して発病したこの女性は、主治医にデング熱と診断された。3日間が経過しても熱が下がらないため、入院しウイルス熱とされた。その後、腎障害、呼吸困難が見られるようになり、血尿や胃の膨満、胸水貯留がはじまった。徐脈となったため、循環器病棟に移り、頻尿、心外膜液貯留、呼吸障害の症状も見られた。10月3日に、HCMC のパスツール研究所においてハンタウイルス感染と診断され、患者は自宅でマウスの糞を見つけていたことを告げた。研究所は、患者の自宅とその周辺に 8個のねずみ取りを設置した。この研究所では以前にも別のハンタウイルス感染患者を診断していたが、その症例は非典型的な症状であった。ヒトのハンタウイルス感染症の潜伏期間は 9-35日間で、発熱 ・ 筋肉痛 ・ 頭痛 ・ めまい・ 悪寒 ・ 消化器症状 ・ 呼吸や循環器の症状が見られる。特異的な治療薬は存在しないが、初期に抗ウイルス薬リバビリンを用いれば効果的で死亡率を下げることができる ... 1993年の発見以降、ハンタウイルス感染により患者の半数以上が死亡している。
[ModCP- Hantaviruses (family _Bunyaviridae_ブンヤウイルス科, genus _Hantavirus_ハンタウイルス属) は、エンベロープをもつ tripartite (3本鎖?)RNAウイルスで、特定の齧歯類や食虫類を宿主とす る。_Sin Nombre virus_ および関連ウイルスは、北米および南米の hantavirus pulmonary syndrome (HPS ハンタウイルス肺症候群) に関連する。一方、欧州および中央アジアでは Puumala, Dobrava, and Saaremaa viruses が、haemorrhagic fever with renal syndrome (HFRS 腎症候性出血熱) と呼ばれる病態の主要因である。East Asia (China and Korea -- はじめて hantavirus が確認された場所) では、_Hantaan virus_ and _Seoul virus_が HFRS の原因となっている。Hantaan virus が the field mouse _Apodemus agrarius_ によって伝播される一方、Seoul virus は the rat _Rattus norvegicus_ が伝播する。ベトナムの都市環境で、HFRS の弧発例の原因となるウイルスが特定されれば興味深い。_Hantaan virus_の亜種である可能性が高い]

● ブルータング フランス
PRO/AH/EDR> Bluetongue - Europe (58): BTV-8, BTV-1, France, update  20081009.3204
 情報源 French Ministry of Agriculture [trans]、2008年10月6日

● 狂犬病 米国
PRO/AH/EDR> Rabies, bat, human exposure - USA (06): (MT Montana) 20081009.3203
 情報源 Desert News, AP reort 、2008年10月8日
モンタナ州の生徒らに狂犬病ワクチン接種開始
保護者の1人が生徒らに死んだコウモリを触らせ、後に狂犬病と判明したことを受け、モンタナ Montana 州でおよそ90人の小学生らが、狂犬病のワクチンを接種されている。

● キャッサバの病気,Mosaic viruses ウガンダ、ケニア、
PRO/PL> Mosaic viruses, cassava - Uganda, Kenya 20081009.3197
 情報源 Journal of General Virology 2008; 89(7): 1759-1769、2008年7月
原著 Diversity of begomoviruses associated with mosaic disease of cultivated cassava (_Manihot esculenta_ Crantz) and its wild relative (_Manihot glaziovii_ Muell. Arg.) in Uganda. J Gen Virol 2008; 89(7): 1759-1769; DOI:10.1099/vir.0.83637-0

● 口蹄疫 マラウイ
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, bovine - Malawi: (Southern), OIE, RFI  20081009.3196
[1] 口蹄疫が確認、the Lower Shire からのウシおよび関連産品の移動禁
 情報源:Nation Online, Malawi (Business section) 、10月8日
Chikwawa および Nsanje において foot-and-mouth disease [FMD 口蹄疫] が確認され、政府は the Lower Shire らのウシおよび関連産品の移動を禁止した。一部の Southern Region urban centres は、これらの 2地区に肉の供給を依存しており、安定確保が危ぶまれている。
[2] 情報源:OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), immediate notification report、2008年9月29日
感染開始時期 2008年9月5日
前回流行時期 2003年
原因ウイルス foot-and-mouth disease virus [FMDV] Serotype: pending
新たな感染流行
発生地 Kaombe Ranch, Nsanje, Southern [Region]、村内
感染種 ウシ(2300頭中、感染28頭)
疫学的コメント:2003年に感染源となったバッファローが棲息する、Lengwe National Parkに近接した地域から持ち込まれていた、一部のウシが感染源との調査結果が出ている
地図 Nsanje and Chikwawa, Southern Malawi