2010年10月7日

Toxic spill 有害物質流出 ハンガリー
ポリオ アフガニスタン、アンゴラ

● Toxic spill ハンガリー(2件)
PRO/EDR> Toxic spill - Hungary (02): fatal, water contamination
Archive Number: 20101007.3645
 情報源 DW World. De 、2010年10月7日
ハンガリー政府災害支援担当者は、 toxic spill がより小さな Marcal River の全ての生き物の命を奪った後、欧州で2番目に長い、主要河川の1つ the Danube River に達したと述べた 

PRO/EDR> Toxic spill - Hungary: fatal, water contamination 20101007.3634
[1] ハンガリーからの有毒物質が、Danube水域に流れ込んでいる
 情報源:Standart News 、2010年10月6日
ハンガリーからの有毒物質が、Danube 水域に流れ込んでいる。tailing pond (尾鉱貯水池)のダムが決壊し、危険なred sludge が河川に流出した ...
[2] The red mud はボーキサイト精製時の産物
 情報源:Reuters 、2010年10月5日
アルミ工場からの汚泥流出により、3人が死亡し100人以上に被害が出ている。The red mud は、ボーキサイト bauxite 精製過程で生み出されたもの
[3] 死者3人、被災者120人
 情報源:BBC News 、2010年10月5日
赤色の化学物質の汚泥は、厚さ2mとなっている Devecser など7か所の町村に被害を与えており、死者3人、被災者120人が出ている

● 原因不明の疾患 インド
PRO/EDR> Undiagnosed fatal illness - India: (UP) RFI 20101007.3640
 情報源 The Times of India (TOI), Times News Network (TNN)、2010年10月4日
Ramabainagar district ([formerly] Kanpur Dehat) で4日に小児ら13人が犠牲になった原因不明の発熱性疾患について、これまで180人が死亡したこの病気の感染拡大防止に努めると、地区担当者が述べた。特に子どもらは、the killer virus に感染しやすいと説明した ...
[Mod.TY- 今回の流行が起きているのは mid-Uttar Pradeshであり、最近日本脳炎などの流行が報告されている東部ではない。2つの地域の距離は、日本脳炎ウイルス感染の可能性を否定するものではないが、疾患を特定できるほど情報が十分ではない ...]

● インフルエンザ 米国
PRO/AH/EDR> Influenza (07): USA & worldwide 20101007.3643
 情報源 MMWR Weekly 59(39);1270-1273 、2010年10月8日
Influenza Activity -- United States and Worldwide, 13 Jun - 25 Sep 2010

● ポリオ アフガニスタン、アンゴラ
PRO/EDR> Poliomyelitis - worldwide (20): Afghanistan, Angola 20101007.3639
[1] アフガニスタン Afghanistan: polio risk from 2 directions
 情報源 UN Integrated Regional Information Networks (IRIN) News 、2010年10月6日
ポリオ清浄化が望まれるアフガニスタン北部で8月、the northern Kunduz Province から1例のポリオ患者が報告された。(同州では)およそ10年ぶりの報告となった。この内陸国内のほとんどの地域でウイルスが根絶されているが、政情不安のある南部と東部の州は例外である。2010年に合計18例のポリオ患者が確認されている: 15 in the southern Kandahar, Helmand, Farah, and Urozgan provinces; 2 in eastern Nangarhar Province; and now a 13-month-old boy in Kunduz ...
[2] アンゴラ Angola polio outbreak threatens neighbours: WHO
 情報源 Reuters Africa 、2010年10月1日
アンゴラでくり返し発生するポリオ感染流行は、現在国際的な問題であり、関係する衛生当局は根絶への取り組みを強化しなければならない、との見解を1日、WHO が示した。WHO ポリオ根絶計画の報道官は、一時6年間にわたりポリオ清浄国であったアンゴラで2007年に再興したポリオは、流行が阻止されなければ、"international consequences (国際的な影響)" が生じると警告した。2010年のこれまでに、アンゴラ国内で確認されたポリオ患者は24人で、2008年と2009年はともに29人だった。アフリカ全土で唯一の感染流行が、アンゴラ国内と国境を越えコンゴ民主共和国内で広がっていると述べた。コンゴ民主共和国では、2010年のこれまでに15例の患者が発生した。2009年は1年間でわずか3人だった。

● カキ回収 カナダ,ノロウイルス確定
PRO/AH/EDR> Oyster recall - Canada (02): (BC) norovirus conf. 20101007.3638
 情報源: CBC (Canadian Broadcasting Corporation) News 、2010年10月4日
Norovirus confirmed in BC oysters
The BC [British Columbia ブリティッシュコロンビア州] Centre for Disease Control 当局は、生ガキ摂取 uncooked Pacific Coast oysters に関連した病気の集団発生は、ノロウイルス感染が原因であることを突き止めた。The Canadian Food Inspection Agency [CFIA] は、Effingham Inlet on Vancouver island 産生ガキの摂取を控えるよう呼びかけている。問題のカキが採取された期間は between 7 Sep 2010 and 21 Sep 2010 だった

● 髄膜炎菌性髄膜炎 ナミビア
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - Namibia: fatal, RFI 20101007.3637
 情報源: AllAfrica, The Namibian report、2010年9月29日
保健省は、髄膜炎予防接種の実施範囲を、ウィントフック Windhoek [the capital and largest city of Namibia] の残りの地域にも拡げることにしたと、28日に保健相が述べた。24日?に Katutura で第1次ワクチン接種キャンペーンが終了したが、十分なワクチンが得られなかった。患者報告のあった Engela in north-central Namibia, Katima Mulilo in the Caprivi Region, and the Walvis Bay district を中心に、状況を注意深く監視していくとしている ...ナミビア国内ではこれまでに43人の感染が疑われ、21人が髄膜炎菌性髄膜炎と確定診断されている。5人が死亡した...
[Mod.ML- ナミビアは、髄膜炎ベルトに入っていない]

● ウマ伝染性貧血 フランス
PRO/AH/EDR> Equine infectious anemia - France: (ST) OIE 20101007.3636
 情報源:OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2010; 23(40) 、2010年10月6日
感染開始時期 2010年9月28日
前回流行時期 2009年12月
原因ウイルス Equine infectious anemia virus
新たな感染流行
発生地 Saint Leonard des Bois, Sarthe 農場
感染した種 ウマ 38頭中1頭

● 蜂群崩壊症候群、ミツバチ 米国
PRO/AH> Colony collapse disorder, apis - USA: possible cause 20101007.3635
 情報源 The New York Times、2010年10月6日
horticulture 園芸学上最大の殺人事件の1つ: 誰がミツバチを殺したのか?
2006年以降、米国内だけでハチ the bee colonies の20から40%が "colony collapse (蜂群崩壊)" を経験している。容疑者は、殺虫剤から遺伝子組み換え食品まで多岐にわたる。今回、軍科学者と昆虫学者というユニークな連携により、解明に向かって大きな前進が見られた: 新たな1ないし2人の容疑者が見つかった。ある種のウイルスとタッグを組む真菌が、この問題に関与しているとみられることが、Army scientists in Maryland と bee experts in Montana らによる、 the online science journal PLoS One 掲載の論文で明らかになった。2つの要因がどのようにハチを死に至らしめたのかについて、正確には分かっておらず、この研究者らは次の課題だとしている。ただし、次のようなはっきりした手がかりがある: ウイルスも真菌も、cool, damp weather で良く増殖し、いずれもハチの消化管 the bee gut 内で悪影響を与える働きをすることから、昆虫の栄養状態に何らかの障害が生じるのではないかと考えられている ...長文。
The full article

● 原因不明の疾患、オレンジ インド
PRO/PL> Undiagnosed disease, orange - India: (MN) 20101007.3633
 情報源: E-Pao, Hueiyen News Service report 、2010年10月4日
Citrus fruit declines in Tamenglong leading to losses
原因不明のオレンジの病気により、栽培助成の行われてきたTamenglong 地区の多くの農家が、オレンジ栽培をあきらめた