2011年2月9日

デング熱 (06) ペルー マレーシア・遺伝子組み換え蚊の放出
ウシ痘、ヒト-米国 検査室内での感染
黄熱ワクチン-カナダ、経母乳感染の疑い
鳥インフルエンザ、ヒト (09) -カンボジア
マラリア ペルー

● デング熱/デング出血熱
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2011 (06)
Archive Number: 20110209.0449
[1] ペルー (Amazon)
 情報源 ABS News 、2011年2月9日。
Peru's northern Amazon jungle region に対し、死者14人と数千人の感染者を発生させている、the outbreak of a "very aggressive" dengue strain への警報が発令された。このジャングル地帯に、デング熱は地方感染していたが、これまで、the American strain of the disease. と考えられてきた。しかし、Brazil via the Amazon で持ち込まれたと考えられる、ペルーでは知られていない a new variety の発生により、1万3000人の感染が発生していると、北東部 Loreto の担当者が説明した。the Asian-American variety と呼ばれるこのウイルスは、the American variety, と異なり、severe shock を起こすと言う。子どもへの影響が大きく、死者の半数が小児である。 Lima, リマの北1000kmにある、Iquitos (Peru's main city on the Amazon River) で噴霧消毒作業が始まった。
[Mod.TY- The 4 Feb 2011 edition of Global Voices によると、the Peruvian Amazon region of Loreto で発生したデング熱感染流行は勢いよく周辺の地域に広がり、1日には首都リマでも4人の感染が確認されている。Loreto region からの輸入例で、リマでの感染ではないと考えられている。Iquitos では、all 4 serotypes of dengue virus (types 1-4) の感染循環が確認されているが、cases of DHF. の報告は、少数かつ散発的だと報じられている。しかし、重症感染者数は異常に多く、すでにブラジルで重症化や高い致死率を記録している the dengue 2 virus genotype III (Asiatic/American) が導入されたことが原因と考えられている。The 3 Feb 2011 edition of Terra には14 of 28 departments of Peru に yellow dengue alert が出されていると報じられている。]
[2] 南北アメリカ The Americas
 情報源 PAHO Epidemiological Alert: Update on Dengue Situation in the Americas、2011年2月2日。FORTH
 - ボリビア Bolivia.
Distribution: highest incidence in 3 of 9 departments [state or province equivalent]: Beni, Santa Cruz and Cochabamba.
Cases: Up to epidemiological week (EW) 4, 1988 cases with 5.8 percent confirmed; 8 deaths with suspected severe dengue, all in Beni.Dengue virus serotypes circulating: 1, 2 and 3
 - ペルー Peru.
Distribution and cases: from EW 51 2010 - EW 3 2011, 533 cases reported, with 209 serious and 13 fatal and confirmed.
Dengue virus serotypes circulating: 1, 2, 3, and 4.
 - 南北アメリカ The Americas.
[3] マレーシア-ベクター対策
 情報源 Mmegionline 、2011年1月28日。
マレーシア政府当局は、デング熱対策上の歴史的な実験用に生み出された6000匹の genetically modified mosquitoes を放出した。環境学者は1月26日、安全性にかけるとしてこれを非難した。この種の実験としてはアジアで初めて行われるもので、6000匹の male_ Aedes aegypti_ mosquitoes が、中央部 Pahang 州の無人の地域に放されたと、政府系 Institute of Medical Research (IMR) 当局が発表した。実験を担当する同研究所によると、2010年12月21日にこの実験が始まり、屋外でこれらの蚊族がどのように分散し、どれくらい生存できるかが、調査されることになっていた。1月5日、この実験は成功裏に終わったと、2日の声明で明らかにされ、分析結果終了まで、新たな放出は計画されていないと述べられている。この実験に使われた昆虫は、その子孫がすぐに死滅するよう操作されており、個体数が減少し、デング熱媒介蚊とともに根絶されることが期待されている。ヤブカ属のメスはデングウイルスを伝播し、2010年にマレーシア国内だけで134人がデング熱で死亡している。今回の実験については、環境グループや non-government organisations (NGOs), の間から懸念の声が上がっており、彼らの反対や気象条件が合わないことなどの理由で、実施が延期されていた ...
[Mod.TY- Eradication of _Aedes aegypti_ through the release of sufficient numbers of genetically modified males will be a challenge in large cities having large and widespread populations of this vector mosquito.(広い範囲にわたって多数の蚊族が生息する大都市では、genetically modified males による駆除は困難かもしれない) ]
地図 Pahang state
[4] 世界各国
 - ボリビア (Amazon region). Tue 1 Feb 2011. since October (2010) to date (1 Feb 2011), there have been 9 dengue deaths and 1470 confirmed dengue cases, most in Trinidad, Santa Ana del Yacuma and San Borja.
 - パラグアイ (eastern). 9 Feb 2011. Ciudad del Este 市, in the eastern area of Parana department along the border with Brazil, the deaths of at least 4 people, with another 163 ill from the virus infection in the area.
地図 Parana department and the Ciudad el Este
 - ブラジル (Rio de Janeiro state). 6 Feb 2011. Rio de Janeiro and another 18 neighboring municipalities are on alert, with 633 cases in the 1st month of the year (2011), an increase of 597 per cent compared to January of 2010.
 - (Ceara). 5 Feb 2011. Ceara state registered its 1st fatal
dengue case in Itaitinga. Fortaleza now has counted 428 cases of the
disease. Up to the present in Ceara, 1352 were confirmed in 78 cities, with 9 cases of DHF.
 - (Parana). 1 Feb 2011. 144 confirmed dengue cases in Londrina, ; 390 confirmed dengue cases in Parana,
 - オーストラリア (north Queensland). 8 Feb 2011. Innisfail, south of Cairns in far north Queensland, are continuing to warn people about the threat of dengue fever, with 7 cases now confirmed. 2 new cases of dengue fever diagnosed in the Townsville suburb of Cranbrook.

● 原因不明の疾患、航空機の乗客-米国
PRO/EDR> Undiagnosed illness, airline passengers - USA: (WI ex FL) RFI 20110209.0447
[1] 海岸への旅行後、体調を崩した
 情報源 TMJ4 、2011年2月9日。
Southwest flight 730(from Tampa to Milwaukee)の乗客らがフロリダ Florida から戻る機内での惨状を説明した。ある乗客は呼吸ができなくなり、他の乗客の中には flu like symptoms を訴えるものがあった。同機に乗り合わせ、フライト中看護に当たっていた1人の看護師は、乗客の1人が唇の周りや指が青くなり,呼吸困難の状態にあったため酸素を与えていたと説明し、他の同じ症状の患者にも処置を行うよう求められたと言う。Tampa から Cozumel, Mexico へのクルーズに参加したある乗客は、グループの1人が Cozumel の海岸で過ごした後、大きく体調を崩していたと述べた。高熱があり、脱水症状となり、船医に相談した; いくつかの検査を行い、抗生物質を処方され、飛行機に乗ったが呼吸がしづらいようだったと述べた。この患者を含む2人が、空港で航空機の到着を待機していた救急車 Ambulances, the haz-mat team, and the Milwaukee Health Department によって病院に急送された。他の乗客は the International Arrivals Terminal で隔離された。Southwest によると、機体は消毒作業後,現在使用されている。
[2] 乗客の2人は酸素投与が必要だった
 情報源 Journal Sentinel online 、2011年2月9日。
Southwest Airlines flight(from Tampa to Milwaukee) のおよそ12人の乗客らが7日、flu-like symptoms を訴えた。広報担当者によると、the sick passengers のうちの2人は機内での酸素投与が必要で、機長が a medical emergency を宣言し、Mitchell air traffic controllers は the flight to an international gate を指示した。2人は現地の病院に入院となり、他の乗客らは特に治療を必要としなかった。同機の到着時、空港には12台の救急車が待機していたという。
[Mod.CP- 投稿者は burning hydraulic fluid, brake fluid or over-heating of insulation を疑う、としている。偶然の一致なのか、共通因子があったのか、についての判断は難しい]

● 麻疹-ニュージーランド 機内での暴露
PRO/EDR> Measles - New Zealand (05): in-flight exposure, 2nd alert 20110209.0445
 情報源 TVNZ, One News、2011年2月9日。
Pacific Blue flight(メルボルン Melbourne [Australia] 発)の乗客らに対し、麻疹 Measles に暴露した疑いがあるとの注意が呼びかけられている。The Canterbury District Health Board によると、1月31日午後3時にクライストチャーチ Christchurch に到着した、メルボルン発の Pacific Blue Flight DJ 60 便に、麻疹に感染した患者が搭乗していたと通報があった。rows 25 to 29 の座席の乗客に対し、当局に連絡を取るよう呼びかけている。

● ウシ痘、ヒト-米国 検査室内での感染

PRO/AH/EDR> Cowpox, human - USA: (GA) lab infection 20110209.0444
 情報源 IMED 2011: International Meeting on Emerging Diseases and Surveillance, via Medscape 、2011年2月6日。
米国内では初めてのヒトのウシ痘感染例 The 1st human cowpox virus infection が発生した。ワクチンを接種しいなかった laboratory researcher 1名の感染について、the US Centers for Disease Control and Prevention (CDC) in Atlanta, Georgia の報告で明らかになった。現行の Current recommendations by the CDC's Advisory Committee on Immunization Practices には,cowpox virus を含め,ヒトに感染する可能性のある non-highly attenuated orthopoxviruses の培養や感染動物を取り扱う場合に,laboratory workers はワクチンを接種することが盛り込まれている。この研究者に対してもワクチン接種が勧められていたが、意図して an orthopoxvirus の作業を行っていたわけではなかったため接種を拒否していた。このウイルスが endemic である欧州においても、検査機関における vaccinia virus への暴露報告はあるが感染 accidental laboratory-acquired cowpox infections が報告されたことはない。ワクチン未接種のこの研究者は、2010年7月に a nonhuman pathogenic poxvirus を使った作業中に感染し、一本の指に疑わしい有痛性潰瘍病変を生じ、およそ3か月間治癒しなかった。2010年10月、診断検査のための検体 biopsy specimens of the suspected orthopoxvirus が CDC に提出された。組織の PCR Real-time polymerase chain reaction assays on the biopsy tissue 検査で、a non-variola orthopoxvirus and cowpox DNA が陽性となり、vaccinia virus については陰性であった。さらに詳しい解析 Further sequencing を行ったところ cowpox Brighton であることが分かった。調査の結果、the laboratory's freezer フリーザーに cowpox virus stocks があったが、the patient's laboratory では過去5年間使用されていない known or intentional use of cowpox も分かった。この研究者から分離されたウイルスの遺伝子の塩基配列解析で、フリーザー内に保管されていた recombinant cowpox strains の一部である a recombinant region が含まれていた。さらに、この研究者が発病前に使用していた the viral stocks を含む、複数の viral stocks and 2 viral lines から cowpox が検出された。Orthopoxvirus DNA はまた、研究室内の複数箇所の environmental swabs や a freezer room からも検出されているが、the swabs から生きたウイルスを分離することはできなかった ...
[Mod.CP- Cowpox virus の名称は a misnomer (誤った名前) である。 Cowpox virus は通常ウシには存在しない。The natural hosts はおそらくげっ歯類であるが、家畜や野生のネコ科およびイヌ科の動物、ゾウ、ヒトなどの様々な動物からウイルスが分離されている。 Human infections の多くは、感染動物 cowpox-infected animals との接触や、今回のような gross environmental contamination に起因する。ヒトでの感染は良性 benign で、後遺症を残すことなく次第に軽快する isolated lesions に帰結する。Cowpox virus isolates exhibit unusual genetic diversity(遺伝学的な多様性)]

● 原因不明の脳炎-インド
PRO/EDR> Undiagnosed encephalitis - India: (RJ) RFI 20110209.0442
 情報源 The Times of India (TOI), Times News Network (TNN)、2011年2月9日。
Jodhpur のウイルス性脳炎の23歳の若者が、市内の the Sterling Hospital に搬送された。医師らによると患者は重症で、採血した検体を the National Institute of Virology [NIV], Pune に送ったとのことである。Jodhpur, Rajasthan から同院に入院となった脳炎の患者はこれで4人目だと述べた。高熱、嘔吐、頭痛があり、現在は意識不明の状態である。髄液検査で、ウイルス感染による脳の炎症であることが判明した。この地域ではウイルス性脳炎と見られる感染流行が発生している。バングラデシュでは、発生した脳炎流行により29人が死亡している。Chhota Udepur [Gujarat state] のウイルス性脳炎熱 viral encephalitis fever で2人が死亡したことも報告されている。
[Mod.TY- Gujarat in mid-August (2010) での脳炎のアウトブレイクでは、後に Chandipura virus 感染によるものであったことが確定されている。上記のバングラデシュでの流行は Nipah virus infections と診断されている。現在 the season for Nipah virus transmission from giant fruit bats (genus _Pteropus_) である]
地図 Jodhpur in Rajasthan state 

◎ 黄熱ワクチン-カナダ、経母乳感染の疑い

PRO/AH/EDR> Yellow fever vaccine, breastfeeding transmission susp. - Canada 20110209.0440
 情報源 EurekAlert!、2011年2月7日。
生後5週の乳児が、母乳を通じてワクチン株黄熱ウイルス vaccine strain of yellow fever virus [YFV] に感染した疑いが強いとする症例報告が CMAJ (Canadian Medical Association Journal) に掲載された。これまで理論的背景だけを根拠に、授乳中の女性への黄熱ワクチンの接種が回避されていたと著者の1人は解説している [実際には、これまでに母乳による乳児への YF ワクチン伝播について、確定1例と疑い1例が報告されている] ... この乳児が生まれてから10日目に、母親に対して黄熱ワクチンを含むトラベルワクチン接種のアドバイスが行われ、その後1週間のベネズエラに旅行し、授乳も続けていた。乳児へのワクチン接種は行われていない。それまで健康に問題のなかった生後5週の乳児が、2日間の発熱と易刺激性のため病院を受診し、入院の前日には左右交代性の焦点発作が認められたと報告されている。髄液検査で、最近の黄熱ウイルス感染兆候が認められ、黄熱の感染リスクがないとされているベネズエラの都市部だけに滞在していたことを考慮すれば、母乳を通じた黄熱ワクチンのウイルス伝播による感染との説明が可能であるとしている。乳児には昆虫の刺咬はなく、感染患者との接触もなく、カナダ及びその他の地域で動物に曝露したこともない。家族内にヘルペス感染者はなく、患児は病前に一切ワクチン接種は受けていない ...
[Mod.TY- the CDC Morbidity and Mortality Weekly Report cited below: YF ワクチン接種後、被接種者はしばしば low-level viremia with the vaccine virus の状態となり、ウイルス血症は接種後3-7日以内から始まって1-3日間続き、YFV IgM 抗体産生と同時に減少する。母親が黄熱ワクチンを接種された One probable and one confirmed case of YEL-AND (YF vaccine-associated neurologic disease) の症例が報告されている。いずれの症例も母乳だけで栄養されており,(母へのワクチン接種による) 曝露があったのは生後1か月未満であり、児へのワクチン接種は行われていなかった。確定診断された児については、髄液から YF vaccine virus が分離されており、the probable case-patient's CSF については YFV-specific IgM antibodies が確認されている。母乳中の the presence of vaccine virus の検査は行われていない]
Yellow Fever Vaccine. Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). Recommendations and Reports, Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR) Recomm Rep. 2010 Jul 30; 59(RR-7): 1-27; 
The full article from CMAJ

● 鳥インフルエンザ、ヒト (09) -カンボジア

PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (09): Cambodia (Phnom Penh) 20110209.0439
Cambodian girl dies from bird flu: WHO 
 情報源 Asiaone/Health, Agence France-Presse (AFP) report、2011年2月9日。
カンボジアで5歳の女児1名が、鳥インフルエンザ [avian influenza A/(H5N1) virus infection] により死亡したことが、9日、the World Health Organisation (WHO) から報告された。2010年前半以来の死亡例となった。1月30日にプノンペン Phnom Penh で発病し、咳と息切れの症状のため病院を受診した。女児は4日に死亡した。集中治療を行ったが、合併症のため12時間後に死亡したと、a joint statement from Cambodia and the UN's public health arm [WHO] で説明されている。2003年以降、カンボジア国内で H5N1 ウイルスに感染した11人目の患者であり、9人目の死者となった。当局は、女児と接触のあった人々の同定を行っている。
WHO の情報(519例目): Prek Leap village, Sangkat Prek Leap, Khan Reussey Keo, Phnom Pen の5歳の女児が、1月29日に発病し、3日に病院に入院したが、12時間後に死亡した。nasopharyngeal specimens で H5N1 ウイルスが確認されている。発症までの7日間に、弱った家禽に接触していた。
参考項目 2010
Avian influenza, human (36): Cambodia (PV) WHO 20100504.1447

● マラリア-ペルー

PRO/EDR> Malaria - Peru: (CS Cusco) urban transmission 20110209.0438
 情報源 Peru.com [in Spanish]、2011年2月7日。
the Health Services Network of La Convencion [province in Cusco region] 当局は、Quillabamba 市 [La Convencion] における、域内感染による9例のマラリア感染患者についての報告を行った。the Urpipata sector の 空き地を占拠する、400家族の人々の間に感染が広がっている ...
[Mod.EP- _Plasmodium falciparum_ か _P. vivax_ malaria かについての記載がない。Quillabamba は Cusco の北西に位置する、標高約1000mの町で、この時期の平均気温は20℃以下であることから、local transmission of _P. falciparum_ malaria は否定される。マラリア感染と診断されたのは、最近この地域に移動してきた人々であると述べられているので、他の地域での感染も除外できない。高度と気象条件から、域内感染の可能性は極めて低い]

● 炭疽-クロアチア ウシ、OIE
PRO/AH/EDR> Anthrax - Croatia: (SD) bovine, OIE 20110209.0446
 情報源 OIE Disease Information 、2011年2月9日。
感染開始時期 2011年1月27日
前回流行時期 2007年10月
原因菌 _Bacillus anthracis_
新たな感染流行
発生地  Blace-Korita, Blace, Otok, SPLITSKO-DALMATINSKA 農場
感染した種 Species: 頭数 / 症例 / 死亡 / 廃棄 / 処分
ウシ Cattle: 15 / 1 / 1 / 0 / 0
Affected Population: Cattle herd grazing on a common pasture.(共同牧場の放牧ウシ)
Summary of outbreaks: Total outbreaks: 1

● 鳥インフルエンザ (15) -中国 H5N1

PRO/AH/EDR> Avian influenza (15): China (HK) H5N1, duck 20110209.0443
Duck carcass found in Tai O tests positive for H5N1 virus
 情報源 Hong Kong Agriculture, Fisheries and Conservation Department (AFCD) press release、2011年2月7日。
the Agriculture, Fisheries and Conservation Department (AFCD) 当局は7日、Tai O で死亡して発見された1羽のダックが、検査の結果、H5N1 鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認されたと発表した。 死骸は、Po Chue Tam, Yeung Hau Temple, Tai O 付近の海岸で、3日に発見され回収された。発見されたときにはかなり腐敗しており、7日に確認されるまでに、いくつもの検査が必要だった。発見された地点から半径3km圏内に、家禽を飼育する農場はない。現地で backyard poultry が飼育されていた形跡も確認されていない。2006年以降、backyard poultry 飼育は、法律で禁止されている。ニワトリ、ダック、ガチョウ、ハト、ウズラの5種類の家禽については、無許可で飼育すると、6400米ドルの罰金が科せられることになっている ...
[Mod. KL- 今回の報告は、2011年に香港で発生が続いている一連の H5N1 感染例の1つで、これで6件目となった
17 Jan 2011: oriental magpie robin
18 Jan 2011: large-billed crow
24 Jan 2011: black-headed gull
25 Jan 2011: chicken
28 Jan 2011: chicken (2 carcasses)
3 Feb 2011: duck
報道記事には、what species of duck についての情報が見当たらない。種や、飼育されていたダックなのか野鳥なのか、は管理計画の上で重要である。2011年に香港で報告された事例はすべて、トリの死骸での発見であり、家禽飼育農場での発生はない。]
地図 Hong Kong showing incidents of H5N1 in dead birds : Tai O は、the city of Hong Kong.の西にある Lantau Island 西岸にある、住民5000人の小さな村である