2011年7月2日

チクングニア熱-コンゴ共和国

● チクングニア熱-コンゴ共和国
PRO/EDR> Chikungunya - Africa (05): Republic of Congo
Archive Number: 20110702.2017
 情報源 IRIN News、2011年7月1日。
蚊族が媒介するチクングニア熱 Chikungunya が、コンゴの首都ブラザビル Brazzaville で6月初旬より流行し始め、隣接する Pool region に感染が拡大した、と WHO が述べた。6月1日から23日までに 7014 cases in Brazzaville and 460 in Pool が確認されているが、死者は出ていない。1998-2003年に内戦に見舞われインフラが破壊された Pool では、Goma Tse Tse and Kinkala のみで発生が確認されている。ブラザビルでは、Makelekele and Bacongo の南部地域に感染が集中している ...
[Mod.TY- an explosive epidemic of chikungunya virus infection が発生しているようである。20110625.1942 では患者数は900人近くだった。わずか2週間で7074人に跳ね上がっている。この中には、新たな地域の460例も含まれている]

● コレラ ハイチ、ドミニカ共和国
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2011 (18): Haiti, DR 20110702.2016
[1] ハイチ
 情報源 AlertNet、2011年6月28日。
5月から6月初旬にかけて、Port-au-Prince and in the southern peninsula (Grand Anse, Nippes, Sud and Sud-Est) as well as in Artibonite and Nord を中心に、コレラ Cholera 感染者報告数が増加している。増加の理由として、雨期の開始と首都の洪水が関係すると見られている。5月2日から6月12日までの期間中、Port-au-Prince で新たに合計18182人の患者が確認された
[2] ドミニカ共和国
 情報源 Dominican Today、2011年6月30日。
医学協会 The Dominican Medical Association (CMD) は6月29日、国内のコレラ感染流行は手に負えない状態とし、政府当局の責任ある対応を求めている

● 日本脳炎-インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis - India: (MN) (04), susp. RFI 20110702.2014
 情報源 E-Pao、2011年7月1日。
15才の少年1名が、日本脳炎 Japanese encephalitis ウイルスに感染した疑いで、the Intensive Care Unit of Shija Hospital and Research Institute に入院している。病院側の説明によると、患者は Lilong Arapti の住民で6月28日に入院した。診断確定のための検体が Manipur 以外の場所で検査されている

● 多発性硬化症-米国、ヒト以外の霊長類
PRO/AH> Multiple sclerosis, non human primate USA (02) 20110702.2015
20110701.1993 に関して。
 投稿者 Pamela Alley、2011年7月1日。
およそ56検体中6検体でウイルスが確認された、とされている。
While interesting, it simply isn't statistically significant ...

● 狂犬病-ボリビア, イヌ
PRO/AH/EDR> Rabies - Bolivia (02): canine 20110702.2013
 情報源 opinion.com.bo [in Spanish]、2011年7月1日。
イヌの狂犬病 Rabies 感染例が増加しており、当局 the National Zoonoses Program は感染流行発生を宣言した。この地域 this Department (Cochabamba) では、4頭から36頭に増えた。他の感染発生地域は、Santa Cruz および Chuquisaca である ...
[Mod.TG- ペットや野犬へのワクチン接種が、最も有効なヒトへの感染予防策である]

● ヘンドラウイルス、ウマ-オーストラリア
PRO/AH/EDR> Hendra virus, equine - Australia (05): (NSW) human exposure 20110702.2012
Hendra virus horse death in
NSW
 情報源 ABC.net.aus、2011年7月1日。
ニューサウスウェールズ州政府 The New South Wales Government は、州北部沿岸の Wollongbar 近郊の1か所の農場における、the Hendra virus 感染による1頭のウマの死亡を確認した。このウマは、6月30日に獣医師により安楽死させられたもので、その後の検査機関での検査により、このウイルスの感染であることが判明した。獣医師のほかウマと接触のあった8人が、感染症状がないか厳重に観察されている

● インフルエンザ A (H3N2) 2010、ネコ-韓国
PRO/AH/EDR> Influenza A (H3N2) 2010, feline: S. Korea 20110702.2011
Interspecies transmission of the canine influenza H3N2 virus to domestic cats in South Korea, 2010
 情報源 J Gen Virol. 2011 Jun 29.、2011年6月29日。
要約
過去4年間、韓国及び中国などの国々の、Asian dogs の間で canine influenza H3N2 virus が関係する呼吸器疾患が、endemic もしくは epidemic である事例が報告されている。Canine species は同ウイルスの the new natural hosts と考えられている。しかし、2010年初のソウル Seoul の動物保護施設内で、イヌだけでなくネコにも、呼吸困難などのインフルエンザ様呼吸器症状が観察された。感染したネコは100%発病し、致死率は40%だった。死亡したネコから採取した肺の検体から、 embryonated chicken eggs を用いウイルスを分離することに成功した。8件のウイルス遺伝子が、the canine influenza H3N2 virus とほとんど同じものであったことから、種を超えてネコに感染したことが示唆された。さらに、経鼻的に canine/Korea/GCVP01/07 (H3N2) に感染させた3匹のペットのネコ全てで、直腸温の上昇、鼻腔からのウイルス排出、化膿性気管支肺炎などの重篤な肺病変が確認された