2011年11月13日

髄膜炎-インド、薬剤性

● ボツリヌス中毒-英国,カレーソース
PRO/EDR> Botulism - UK (02): Scotland, commercial curry sauce
Archive Number: 20111113.3363
 情報源 Health Protection Agency 、2011年11月13日。
保健当局 the Health Protection Agency (HPA) が行った検査の結果,Loyd Grossman Korma sauce の使い残しのビン used jar からボツリヌス症 Botulism の原因となる毒素 the toxin が確認された。食品規制局 The Food Standards Agency (FSA) は、特定のバッチの同製品を購入した消費者に対して、廃棄して消費しないよう呼びかけている。全面回収 A full recall of this product batch が発表され、店頭からは撤去されている。one family in Scotland の中で2例のボツリヌス症患者が発生し、汚染されたソース瓶が見つかった。その後、新たな患者は報告されていない
[Mod.LL- 英国内では一般的に korma は特定の調理法ではなく、a curry with a thick, cream-based sauce or gravy を指す]

● A 型肝炎-マレーシア
PRO/EDR> Hepatitis A - Malaysia: (TU) 20111113.3362
 情報源 Yahoo News Malaysia 、2011年11月12日。
Kampung [village] Basong and Kampung Pasir Dula の小児8人を含む27人が、A 型肝炎 Hepatitis A と見られる感染により the Hulu Terengganu Terengganu Hospital (HTT) に入院となった。現地当局者は同じ2か所の kampungs から、ほかにも5人の外来治療の患者がいることを明らかにした。患者の年齢は2歳から50歳で、いずれの病状も安定していると述べた。3日前の Aidiladha (6 Nov 2011) に始まり、11日に最後の患者が確認されている。患者らの症状から A 型肝炎であり、レプトスピラ症ではないと述べた。
[Mod.CP- .. Hepatitis A はワクチンによる予防が可能な疾患 vaccine-preventable disease であり,the World Health Organisation によると世界中で多くの種類のワクチン several hepatitis A vaccines が入手可能である。ウイルスに対する防御能力や副作用に違いはない。1歳未満の乳児用のワクチンは認可されていない]

● 髄膜炎-インド、薬剤性 コメント
PRO/EDR> Meningitis, drug-induced - India (02): Mumbai, comment 20111113.3361
 投稿者 英・Liverpool School of Tropical Medicine 、Dr Nick Beeching、2011年11月13日。
医薬品製造、保管、使用などのあらゆる場面で、細菌汚染の可能性があることを表している。最近あったスリランカの事例では、医原性の真菌性髄膜感染のリスクが示され、基本資材 basic equipment の安全な保管が重要視される結果となっている。2005年にスリランカ・コロンボ Colombo にある2病院で、脊椎麻酔後の産科患者6人中3人が死亡する結果となった、アスペルギルス _Aspergillus fumigatus_ 髄膜炎の集団発生がおきた。さらに長期間にわたって、2か所のインドの後方病院 Indian referral hospitals で発生した、散発性の医原性髄膜炎患者27人中5人もアスペルギルス髄膜炎 _Aspergillus_ meningitis であったことが示唆されている。
20021212.6046; 20021117.5831: 20021002.5444 でも薬剤の真菌による汚染が報告されてきた。コロンボの事例 The Colombo outbreak は、津波の際に多方面から送られた注射シリンジ、注射針、その他の医療器材が、不衛生に保管されたことによる汚染と関係していた。

● 麻疹 フィリピン、ニュージーランド
PRO/EDR> Measles update 2011 (40) 20111113.3360
[1] フィリピン
 情報源 Manila Standard Today 、2011年11月10日。
保健省は、Metro Manila において新たに5例の麻疹 Measles 患者を確認した。麻疹感染の患者が確定診断されているのは、 Mandaluyong City, with 2 confirmed cases, Muntinlupa with one, Paranaque with 3, Quezon City with 5, and Taguig with 2 で、ほとんどが1歳から5歳までの小児であった ...
[2] ニュージーランド New Zealand
 - (Auckland):TelstraClear、2011年11月9日。
Auckland の大型の中学校 Westlake Boys High School で麻疹感染流行が発生した疑いがある。
 -(Bay of Plenty):New Zealand TV 、2011年11月11日。
the Bay of Plenty 全域に麻疹感染が拡大しつつある、と保健当局は注意を呼びかけている。10月初旬以来、地域内で10例の患者が発生し、大部分が Tauranga and Rotorua. の患者であった。全国で確認された400人以上の麻疹患者のうち、70人以上が病院への入院を必要とした ...
 - (Southland):Radio New Zealand News、2011年11月9日。
Southland では、10月に Dunedin を旅行した1名の Wellington student に続き、新たに3例の麻疹患者が確認された。いずれもワクチンを接種されていない幼児だった
 - (Wellington):The Dominion Post、2011年11月11日。
3 new Wellington measles cases のうちの1名が、クラスメートから感染したことを受け、Upper Hutt college の中で、ワクチンを受けていない学生らは、1週間以上出席しないよう指示される

● 結核-北朝鮮、薬剤耐性
PRO/EDR> Tuberculosis, drug resistance - North Korea 20111113.3358
 情報源 Voice of America (VOA) News、2011年11月11日。
人道支援団体関係者によると、サブサハラアフリカ以外では、最も結核感染率の高い北朝鮮で、通常の治療法に耐性である結核 Tuberculosis 菌が猛威を奮っている。多くの患者が数年以内に死亡する一方、一部に国外の資金による支援が届きつつある。多剤耐性結核 multi-drug resistant (MDR) tuberculosis と呼ばれ、 最も強力な2種類の一次治療抗結核薬 the 2 most powerful front-line TB drugs [isoniazid and rifampin] に耐性を持つ

● 原因不明の大量死、鳥類-チュニジア
PRO/AH/EDR> Undiagnosed die-off, avian - Tunisia: RFI 20111113.3359
[1] 情報源 EcoloMagTunisie.com [in French]、2011年11月11日。
およそ1万羽と見られる大量の鳥類が死亡し、原因となった状況が特定されていない。北部の湿地帯 wetlands (Lake and Sabkhat Sejoumi Echkeul and Ghar el melh).の野鳥の死亡数が著明の増加していることを、複数の情報筋が明らかにしている。同じような事態が、Ontario in Canada, Falkoping in southwestern Sweden, Louisiana and Arkansas (USA) から報告されており、今回 チュニジア Tunisia での発生となった。
仮説1:磁場を生じる The System PBX (電話回線網 telephone network) による
仮説2: 歩行困難の症状が報告され、ボツリヌス症の可能性
仮説3: 開発による自然破壊
[2] 情報源 EcoloMagTunisie.com [in French]、2011年11月11日。
"チュニジアでこのような状況が認められるようになったのは約2週間前 [23 Oct - 11 Nov 2011] からで、Ichkeul in Sebkhet Sejoumi in the region of Bizerte and Hammamet で500羽の鳥類の死亡が報告されている