2011年11月12日

黄熱 ガーナ
鉛中毒 ナイジェリア WHO

● 黄熱 ガーナ
PRO> Yellow fever - Africa (21): Ghana
Archive Number: 20111112.3357
 情報源 GNA、2011年11月12日
The Upper West Region において、2011年に 3例の黄熱感染 yellow fever [YF] cases が確認されている。Wa Municipality Wa_East, Jirapa and Wa East Districts の各1例であると Jirapa の Saint Joseph's Hospital 病院長が発表した ... この地域では過去6年間、黄熱患者が報告されていなかった ...
[Mod.TY- 2005年、Jirapa district で YF outbreak が発生し、1例の確定例と10例の感染疑い例が報告されている。常在地域である西アフリカでは、散発的な黄熱感染例や流行 Sporadic YF cases and outbreaks が発生しており、住民の間のワクチン接種計画の実施が十分でない場合は、森林型感染サイクル the sylvan (forest) cycle が、都市型流行 an urban or suburban epidemic に移行する危険性を孕んでいる]

● 髄膜炎 インド、薬剤性
PRO/EDR> Meningitis, drug-induced - India: (Mumbai) 20111112.3356
[1] 汚染された脊椎麻酔薬注入による髄膜炎
 情報源 MidDay、2011年11月11日
3か所の病院 BMC hospitalsで過去5か月間に11人が、まれな薬剤による疾患に感染した; 医師らは、麻酔薬の bupivacaine が汚染されていたことが原因と見ている。この5か月間に、3か所の市民病院に入院中だった11人の患者らが、入院の原因となった疾患よりもずっと恐ろしい far more lethal 病気に感染し死亡した。それぞれの医療行為が行われてから数時間以内に、急性の脳の炎症である髄膜炎を発症した。患者らの感染が確認された KEM, Sion and Bhabha hospital の各病院の麻酔科医らは、医療行為に先だって脊髄に注入した麻酔薬が感染源となった可能性があると考えている。この麻酔薬 bupivacaine は、Jogeshwari に本社のある Ciron 社が各病院に納入した物であった。髄膜炎は、脳と脊髄を被う保護膜の炎症で、死亡する可能性がある。まれではあるが、一部は汚染された薬剤を麻酔などのために使用することにより発生する ...
[2] 製造元の Ciron Pharmaceuticals 社の工場の調査開始
 情報源 MidDay、2011年11月12日
3か所の市民病院において、麻酔薬bupivacaineによる局所麻酔後に、11人の患者が髄膜炎に感染したとの報道を受け、当局 the Food and Drug Administration (FDA) は、製造した Ciron Pharmaceuticals 社の工場の調査を開始し、bupivacaine samples を入手して検査を行うこととなった

● チクングニア熱 インド
PRO/EDR> Chikungunya (26): India (Delhi) 20111112.3355
 情報源 NBI、2011年11月11日
デリー市民 Delhiites の間では、デング熱だけでなく、もう1つの蚊族媒介性ウイルスのチクングニア熱が問題になっている。この24時間に8人が検査で陽性となり、患者数が71人に増加した。冬に入った後もチクングニア熱患者が増え続けていることを懸念している、と市当局 MCD's [Municipal Corporation of Delhi] public health committee の責任者が述べた。

● アメーバ症 ベネズエラ
PRO/EDR> Amoebiasis - Venezuela: (MI) 20111112.3354
Sewage water is causing an outbreak of amoebiasis
 情報源 diariolaregion.com [in Spanish]、2011年11月11日
11月3日以降、El Trigo community in Los Teques (Capital city of Miranda State in Venezuela) 在住の小児3名が下水から感染したことを、Bolivar Avenue の診療所 Francisco de Miranda outpatient clinic の医師らが報告した。保健当局は、患児らが汚水施設 a body of sewage water 近郊在住であったことから、感染源である可能性があると考えている。
[Mod.EP- 当局がなぜアメーバ amoeba 感染と考え、salmonella and Shigella など他の病原体ではないとしたのかについての情報がない。下水に汚染された飲料水の摂取があった場合、寄生虫 protozoan parasites よりは、細菌性病原体である可能性が高い]

● 鉛中毒 ナイジェリア WHO
PRO/EDR> Lead poisoning, human - Nigeria 20111112.3352
 情報源 World Health Organization 、2011年11月11日
Mass lead poisoning from mining activities
ナイジェリア の Zamfara State における鉱山事業による大規模な鉛中毒は、2010年3月に発覚して以来、現在も3つの地域 Local Government Areas (LGAs): Anka, Bukkuyum and Maru の住民らへの影響が続いている。今も全体像は明らかになっていないものの、政府からの支援要請を受けた、米CDC による調査により Zamfara State では少なくとも43か所の村で鉛中毒と診断された症例が確認されている。このうち7か所以上の村の小児に対して、キレート治療 chelation therapy が必要となっている。これはすでに対策が行われている [? remediated = 除染された] 7か所の村以外の数字である。鉛への曝露回避とキレートやその他の支持療法などにより、2010年は43%であった 7 remediated villages で鉛に曝露した小児の致死率が2011年には1%にまで改善した

● ボツリヌス食中毒 米国,英国(2件)
米国
PRO/EDR> Botulism, olives, bean soup, bean tortilla - USA: risk, recall 20111112.3351
[1] 豆スープとオリーブ
 情報源 FDA 、2011年11月9日
ボツリヌス菌による汚染の可能性があるとして、United Natural Foods, Inc. 社は、selected types of FoodMatch,Inc. Divina Stuffed Olives and Tabatchnick Yankee Bean Soup の回収を始めた。
The following products have been recalled: ...
... 発病した患者は報告されていない
[2] トルティーア
 情報源 FDA、2011年11月10日
United Natural Foods, Inc. 社は、selected types of Gentes Foods Gordita Black Bean Tortillas に、ボツリヌス菌 _Clostridium botulinum_ による汚染の疑いがあるとして、回収を行っている。
The following product has been recalled: ... 

英国
PRO/EDR> Botulism - UK: (Scotland), RFI 20111112.3350
 情報源 The Scotsman 、2011年11月11日
スコットランド保健当局 Health Protection Scotland (HPS) は、同じ家族内で2名の食中毒と見られる患者が発生し、今も入院中となっていることを受け、市民に対して注意を呼びかけている。医師らへの周知を行っているが、今のところ他の患者は報告されていない。感染源の調査続けられているが、ボツリヌス症の原因は食中毒であることが多い。ボツリヌス中毒 Botulism は、ボツリヌス菌 _Clostridium botulinum_ が産生する毒素 toxins が原因であり、神経系を侵し、あらゆる年齢層の人々に影響する。伝染性はなく、ヒトからヒトに感染することはない。感染の症状は、汚染された食品の摂取から12ないし36時間後に発生するが、6時間で発病することもある。HPS の疫学担当者は、ボツリヌス症は英国ではまれで、視野障害 blurred vision、嚥下困難 difficulty swallowing、発語困難 difficulty speaking が重なって起こり、急速に悪化して、全身の筋力低下に移行し、治療には抗毒素 Antitoxins が非常に有効であると説明した。

● 鳥インフルエンザ 日本
PRO/AH/EDR> Avian influenza (69): Japan (SM), wild bird susp., RFI 20111112.3353
 情報源 The Mainichi Daily News、2011年11月11日
1st bird flu case in season confirmed in Shimane Pref.
島根県松江市で死亡して捕獲された1羽のハクチョウ tundra swan の鳥インフルエンザ Avian influenza 感染が確認された。今シーズンの国内初の確認であったと10日県当局が述べた。高病原性かどうかの確認について、1週間以内に判明する見通しである。市西部美保関地区で7日に発見された死体について国立環境研究所で行われた遺伝子検査で感染が確認された。
[Mod.AS- 2010年の日本の野鳥と家禽でのH5N1感染流行 2010年の富山県の wild mute swan (_Cygnus olor_) での感染流行]