2012年4月10日-11日

フィラリア症 インドネシア
真菌性眼内炎 米国 Medscape

● フィラリア症 インドネシア(2件)
PRO> Filariasis - Indonesia (03): (EK) comment
Archive Number: 20120411.1097482
 投稿者 インドネシア・Public Health & Malaria Control, Kuala Kencana
Papua、Michael J Bangs, PhD, MSPH 、2012年4月11日
20120409.1094954 に関し。
Both _Wuchereria bancrofti_ and _Brugia malayi_ は今も、カリマンタン Kalimantan (Indonesian Borneo) 農村部に広く蔓延した状態である。記事にある70 % infection prevalence は異常に高い数字だが、可能性は十分にある。どの線虫に対し、どのような検査を用いて、診断が行われたのかは、明らかにされていない .... Sebakung Jaya Village において、 (おそらく _W. bancrofti_ の可能性が最も高いが) 確認されている多くの感染は、an 'outbreak' per se ではないと考えられる 

PRO> Filariasis - Indonesia (02): (EK) background 20120410.1096270
 情報源 GideonOnline and the Gideon e-book series、2012年4月10日
Background data on filariasis in Indonesia
インドネシアのフィラリア症の原因として、3種類の線虫 nematode が確認されている: Wucherichia bancrofti, Brugia malayi and Brugia timori 。4番目の人獣共通感染種として、 Brugia pahangi が時折報告されている。抗生物質の汎用 mass chemotherapy に伴い、より多くのヒトに感染リスクが広がっている。
関連項目 20120409.1094954

● 真菌性眼内炎 米国
PRO/EDR> Fusarium endophthalmitis - USA: alert, recall 20120410.1095959
[1] 眼科手術用の溶液による眼内炎発症
 情報源 Medscape Infectious Diseases、2012年3月19日
フロリダ Florida 州の薬局から眼科に直接納入されていた、Brilliant Blue G (BBG) ophthalmic solution の4つのロットが、硝子体切除術 vitrectomy で使用された BBG による真菌性眼内炎が発症したとの報告を受け、回収されている .....
[2] Audience: Ophthalmology, Risk Manager
 情報源 US Food and Drug Administration (FDA) 、2012年3月19日。
Issue : FDA は、Franck's Pharmacy が提供する Brilliant Blue G (BBG) を使用した眼科手術を受けた患者の中に、真菌性眼内炎 fungal endophthalmitis (eye infections) が発生したとの報告を受けた。複数の州の眼科医から、このような報告を受けている .....
Recommendation : 直ちに残っている Brilliant Blue G product from Franck's Compounding Lab の使用を中止する
[Mod.LL- It should be noted that Brilliant Blue G is not an approved drug in the USA as stated in the FDA posting]

● インフルエンザ 米国
PRO/EDR> Influenza (27): USA (WA) surveillance
Archive Number: 20120411.1097741
 投稿者 米・University of Washington、Jeffrey S. Duchin, MD、2012年4月11日
Seattle & King County, Washington では、2012年3月後半よりインフルエンザ Influenza  B influenza B isolates が influenza A isolates を凌駕し始めた 

● トリパノソーマ症 ベネズエラ
PRO/AH/EDR> Trypanosomiasis - Venezuela: (Caracas) 20120411.1097481
 情報源 El Universal [in Spanish]、2012年4月10日
Outbreak of Chagas disease in Caracas
保健当局の報告 the Venezuelan Medical Scientific Societies Network in their last Epidemiological Alert bulletin によれば、カラカス Caracas で3月末に、シャーガス病 new outbreak of Chagas disease が発生した。これまでに確定診断されたのは4例のみで、Mercado de Coche [market} において、おそらくは watermelon juice の摂取により感染したと見られている

● ロッキー山紅斑熱 米国
PRO/EDR> Rocky Mountain spotted fever - USA (02): (AZ) 20120411.1097210
 情報源 The Payson Roundup、2012年4月10日
Gila County 南部ですでに、8例の紅斑熱患者が報告されている。これまでのところ northern Gila County からの報告は入っていない。2011年、ダニ媒介性のこの病気で54人にインフルエンザ様症状が現れ、11 deaths in 3 northern Arizona counties, including Gila County につながっている。この10年間患者数は増え続けていたが、2011年は急激に増加した。4月に気温が上昇すると共に患者が増えだし、気温が下がりダニの活動性が低下する9月まで続く。イヌにはダニ除け首輪 tick collars をつけ、野外での活動後に自身とペットの双方についてよく注意するよう呼びかけている。ロッキー山紅斑熱 Rocky Mountain spotted fever は、アリゾナ Arizona 州では主に the common brown dog tick が媒介する感染症で、多くは標高の高い地域 mostly at higher elevations で発生し、ダニはイヌにつくことが多いが、ヒトに移る場合もある
関連項目 20120404.1090349

● 病原大腸菌 EHEC 米国(2件)
PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - USA (07): (MO) O157, unpasteurized dairy susp. 20120411.1097111
 情報源 STLtoday, St Louis (MO) Post-Dispatch、2012年4月11日
central Missouri で10日、新たに2人の大腸菌感染 _E. coli_ O157 infection 患者が確認され、地域内の患者は合計 7例となった

PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - USA (06): (MO) O157, unpasteurized dairy susp. 20120410.1095960
 情報源 Columbia (MO) Daily Tribune、2012年4月9日
central Missouri で大腸菌 _E. coli_ O157 に感染した5人のうちの1人である、Boone County の2歳児は、9日の今も入院中である
[Mod.LL- 未だunpasteurized dairy products が原因であると確定されたわけではないが、 enterohemorrhagic _E. coli_ の原因食品としてよく知られている .... その他の乳製品が関係する病原菌]

● 百日咳 カナダ、米国(2件)
PRO/EDR> Pertussis - Canada (02): (ON) unimmunized group 20120410.1094957
 情報源 Guelph (ON) Mercury 、2012年4月6日
the Low German-speaking Mennonite の住民らの間の百日咳感染流行の、事態の収拾は、公衆衛生当局にとって困難を極めている。2月15日に The Wellington-Dufferin-Guelph area ではじめて確認されたが、1月後半に他の地域で流行宣言が行われていた .....全7保健管区で、小児4人が入院となっているが、このうちの1人の両親は、予防接種を拒否していた

PRO/EDR> Pertussis - USA (05) 20120410.1096152
[1] Montana (Ravalli County)
[2] Washington (Snohomish County)
[3] Texas (Bell County)
[4] Colorado (Boulder County) 

● 食中毒 エルサルバドル
PRO/EDR> Foodborne illness, fatal - El Salvador (02): pesticide susp 20120410.1095362
 投稿者 J Michael Peat, MD、2012年4月8日
20120408.1093544 に関し。
最後の1節の中で、"the poisoning の原因は同定されていないが、ニワトリを襲う tacuacines を殺すための農薬を取り扱ったのと同じテーブルで調理された the tamales が疑われている"と述べられている。ニワトリや卵を狙うオポッサム opossums を退治するのに使う目的であれば、有機リンやカルバメート carbamate であったとするのは、非常に疑わしい。
[Mod.TG- "tacuacines" が opossums を意味するものだとして、駆除に必ずしも organophosphate or carbamates が使用されないとしても、 the clinical signs はこれらの化学物質 chemicals (organophosphate/carbamates) を想起させるものである]

● ボツリヌス症 米国 
PRO/EDR> Botulism - USA (03): (MN) uneviscerated fish, risk, recall 20120411.1097209
 情報源 Star Tribune (MN)、2012年4月11日
ミネソタ Minnesota 州農業当局 The Minnesota Department of Agriculture は9日、1500ポンドを超える乾燥の未除臓魚に、ボツリヌス菌による汚染 Botulism の疑いがあるとして、商品が回収されていることを明らかにした。Import Foods Wholesale Inc., of St. Paul 社は、 the recall of smoked croaker, barracuda, big eye, and red snapper の回収に、Seng Ong Wholesale Inc.と of St. Paul も dried mackerel and round scad の回収に協力している

● White nose syndrome 北米、欧州由来
PRO/AH/EDR> White nose syndrome, bats - North America (13): fungus from EU 20120411.1096629
 情報源 The Journal Gazette, Associated Press (AP) report、2012年4月9日
Fungus behind bat die-off came from Europe
米国とカナダで、過去数年間に多数のコウモリが死亡した、原因不明の疾患は、欧州から持ち込まれた真菌 a fungus that hitchhiked from Europe が原因であると、9日研究者らが報告した。 "white nose syndrome." の病原体が、北米原産ではないとの直接の証拠が得られた。米国やカナダと異なり、European bats の間で、広範な死亡の原因とはなっていない、この真菌による疾患だが、どのようにして大西洋を越えたかについては、はっきりと分かっているわけではない

● 口蹄疫 エジプト
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Egypt (15): vaccination, RFI 20120410.1096341
 情報源 Ahram [machine transl]、2012年4月10日
Minister of Agriculture: 2 million doses of FMD vaccine from next week
農業当局の大臣 Minister of Agriculture and Land Reclamation が、200万回分の新たな口蹄疫ウイルス SAT2 に対するワクチン接種が完了した、と発表した