2012年8月8日

梅毒-オーストラリア

● ムンプス-スペイン
PRO/EDR> Mumps - Spain: (AS)
Archive Number: 20120808.1234954
 情報源 LNE.ES [in Spanish]、2012年8月8日。
the Aviles Health area の 20歳代前半 (平均年齢 23歳)の若年者らに発生しているムンプス outbreak of mumps は、 Gozon Health Centre で患者の多くが診断されている。 Arriondas and Langreso communities での報告が続いていると当局が報告 the Asturias Epidemiological Surveillance System した。8月までに Asturias で、131例のムンプス患者が報告されており、2011年の年間の報告数よりおよそ 80例多くなっている

● 梅毒-オーストラリア
PRO/EDR> Syphilis - Australia (03): (QL) indigenous, RFI 20120808.1234631
 情報源 The Telegraph, The Courier-Mail report、2012年8月7日。
クイーンズランド Queensland 州農村部の先住民コミュニティは、梅毒 Syphilis の感染が拡大しており、資源の乏しい保健当局者らがこの性行為感染症の拡大防止に必死に取り組んでいる。母親からの感染により、すでに 2人の胎児が死産となっている ... the Mount Isa region では、2011年の感染流行開始以来146人の梅毒感染が確認されており、死産された胎児以外に、4人の新生児が梅毒に曝露したとして治療を受けている。 2010年に the North West Hospital and Health Service region で梅毒として治療を受けたのは、わずか 16人だった。今回の流行は、15歳から 24歳までの異性間性交渉を持つ若年者らに蔓延している点で、通常と異なっていると医師は話している
[Mod.ML- 20120215.1042038 では、鉱山ブームに沸く mining town of Mount Isa では、遙か遠方から来て数日から数週間ホテルなどに滞在する、性産業労働者 Fly-in/fly-out or drive-in/drive-out women sex workers が原因とされていた。売春行為が合法化されているが、公共の場で勧誘を行わない sole operators に対する規制がないと言われている。 20120510.1128901 では、 Mount Isa の感染流行が 25歳以下の若年者に起きていると報告されているが、性、人種、性的嗜好や行動、買収や薬物などのリスクなどについては触れられていなかった。今回、原住民の 15-24歳の heterosexual young people で、先天性梅毒が含まれていることが明らかにされた。売春行為との関連性などの情報が望まれる。豪の他の地域では、梅毒感染は主に men who have sex with men に関係する]

● サルモネラ感染症-米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis - USA (04): (TN) picnic 20120808.1233536
 情報源 News Channel 5、2012年8月6日。
ピクニック the St. Patrick's Irish Picnic in McEwen で、50人以上のサルモネラ感染症 Salmonellosis と見られる集団感染 possible salmonella outbreak が発生した。7月27-28日に開催された、毎年およそ 2万人が参加し、158年の歴史のある Humphreys County の年中行事である。保健当局が参加者らが発病したことを知るようになったのは、 2012年のピクニックの数日後になってから、と説明されている

● ボツリヌス症-米国(2件)
PRO/EDR> Botulism - USA (11):(OR) home canned food, beets 20120808.1233535
 情報源 Kansas State University Bites、2012年8月2日。
7月にオレゴン Oregon 州の私的な集まりの参加者 3人が、ボツリヌス毒素が混入した食品を摂取し入院となった。不適切な缶詰処理をされたビーツを分け合って食べていた

PRO/EDR> Botulism - USA (10): (AZ) prison brew 20120808.1233534
 情報源 The Arizona Republic、2012年8月3日。
当局によると、州刑務所の受刑者 4 人が 3日、ボツリヌスによるとみられる食中毒により入院となった。自家製の所内アルコールを摂取したしたため、と見られている。 3人の状態は安定しているが、 4 人目については明らかになっていない。 4 人はすべて the maximum-security Eyman complex in Florence 内に収容されていた。摂取もしくは接種によるもので、現時点で正確には把握されていないが、密造酒 contraband prisoner-made alcohol によるのではないかと見ている、と郡当局者 Pinal County spokeswoman が述べた

● アフリカ豚熱-ロシア
PRO/AH/EDR> African swine fever - Russia (05): (KD) 20120808.1234955
 情報源 Bloomberg、2012年8月8日。
Oleg Deripaska's Basic Element が経営する農業会社 Kuban Agroholding は、12日ぶりに起きた第 2のアフリカ豚熱 2nd African swine fever outbreak のため、2209頭のブタの殺処分を行った。 the town of Ust-Labinsk (Russia's southern Krasnodar region) にある農場が、獣医学的調査を受けている。7月26日に同地域の別の農場で、1例目の流行が発生し、5600頭すべてが処分されている。国内では 2012年のこれまでに、20件以上の発生が確認されている

● 原因不明の死亡、ウシ、ヒツジ-カザフスタン
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, bovine, ovine - Kazakhstan: (AM) RFI 20120808.1234912
Unknown disease kills cattle in Akmola; sheep suffer allergy to certain plants
 情報源 Centrasia, Kazakhstan [in Russian]、2012年8月4日。
Akmola area においてウシが大量死した原因は、今もわかっていない。過去 3ヶ月間にわたり、ほぼ連日で、 the village of Zarechnoye のヒツジが死亡している。家畜の体幹に、こぶ "bumps" ができ、その後突然、頭部が腫脹する。現地の獣医師は、何かの植物へのアレルギーではないかと見ており、他の牧草地で放牧するようアドバイスしている ...
[Mod.AS-Youtube にも投稿されている。 "bumps" followed by "sudden swollen head" にはいくつかの解釈ができ、光過敏性植物 photosensitizing plants による病変や、その他のヒツジに浮腫を生じる様な物質による症状で、感染性の原因 (bluetongue virus など) も含まれるかもしれない]

● ウマ伝染性貧血-ドイツ
PRO/AH/EDR> Equine infectious anemia - Germany: (RP) 20120808.1234201
 情報源 Rhineland-Palatinate State Agency for Consumer and Health Protection press release [in German]、2012年8月8日。
Rhineland-Palatinate 州の生後 2ヶ月のウマ 1頭が、ウマ伝染性貧血 equine infectious anemia (EIA) であることが確認された。このウマの母ウマを含む、農場および周辺農場のすべての馬の検査で、ウイルス陰性であることが確かめられている。
[Mod.AS- EIA は人獣共通感染症 zoonotic ではない]

● 狂犬病-タイ、ウサギ
PRO/AH> Rabies - Thailand (02): (Bangkok), rabbit, human exp. 20120808.1233858
[1] 20120805.1229375 に関し。
 投稿者 タイ・Henry Wilde, MD、2012年8月7日。
a Sunday market in Bangkok で購入されてから 7ヶ月の、狂犬病感染 (および疑い) の 2羽のウサギに関する報告がある ... The Bangkok post article [20120805.1229375] には、タイで初めてのウサギの狂犬病報告と記載しているが、正しいとは言えない Not quite correct 。10年前、The Queen Saovabha Institute (Thai Red Cross Society) は別の症例を経験している。ペットのウサギが大型のラットを攻撃し、その後死亡し、検査で狂犬病が確認されている。ヒトの曝露はなかった ...
[2] 情報源 AsiaOne, The Nation/Asia News Network report、2012年8月7日。
バンコクの当局 The Bangkok Metropolitan Administration (BMA) は、狂犬病感染流行の発生の恐れがあるとして、ペットショップの random checks を開始した
関連項目 20120805.1229375