2012年12月13日

原因不明の発熱性疾患-パプアニューギニア
日本脳炎-インド

● 黄熱-スーダン
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Africa (38): Sudan (Darfur)
Archive Number: 20121213.1450887
 情報源 All Africa、2012年12月13日。
Central Darfur 保健当局長が、the localities of Zalingei and Umm Dukhun において新たに 2例の黄熱感染が発生したことを明らかにした。これにより、Central Darfur の患者は 413 and the death toll to 81 となった、とする 12日付の the latest statistics が発表された。金鉱山 the gold mining area of Jebel 'Amer in North Darfur での発生が中心で、Central Darfur では新たな感染は発生しておらず [?]、状況は落ち着いていると話した。今後実施される the localities of Mukjar and Bendessey におけるワクチン接種キャンペーン the upcoming vaccination campaign 用のワクチンが、ハルツーム Khartoum に到着したが、州内にはまだ運ばれていない点を強調した。
関連項目 (36): Sudan (Darfur) 20121211.1445866

● 原因不明の発熱性疾患-パプアニューギニア
PRO/EDR> Undiagnosed febrile disease - Papua New Guinea: (EN) RFI 20121213.1450784
 情報源 Radio New Zealand、2012年12月13日。
パプアニューギニア Papua New Guinea の医療チームが、East New Britain で数百人が感染したウイルス感染症の原因調査を行っている。保健当局者 the East New Britain Provincial Health Advisor は、the outbreak はマラリアによるものではないが、高熱、嘔吐、発疹、関節や筋肉痛など、(マラリアと) 同じ症状が認められている、と述べた。ここ数週間にわたり、これらの症状を訴える多数の患者が、医療機関 health centres and hospitals を訪れている、と説明した。一部の患者はベッドから起き上がることができないため、家族の手伝いにより医療機関を受診している。死者は出ていない。
[Mod. TY-パプアニューギニアのチクングニアヤ熱 a chikungunya virus outbreak が継続している可能性がある。2012年6月の、Sandaun province in northwestern Papua New Guinea での発生報告が最初で、6月から10月中旬の間に、州内の 633 individuals が感染した。しかし、The current outbreak は、北東部の別の島で離れて発生している。chikungunya or dengue virus infections の検査の結果が注目される。 a major outbreak のようである]
関連項目 (20): Papua New Guinea 20121010.1335814

● 日本脳炎-インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (20): (WB) 20121213.1450714
 情報源 SciDev、2012年12月11日。
西ベンガル州 West Bengal の研究者らが、東部にある同州内で第 2の日本脳炎ウイルス a 2nd strain of the Japanese encephalitis virus (JEV) が感染循環していることを報告した。先月 [15 Nov 2012] の Virology Journal にオンラインで掲載された報告によると、研究者らにより、 最も多い the predominant genotype III (GIII) strain とともに、135人の急性脳炎症候群 acute encephalitis syndrome による入院患者の 1/4以上で genotype I (GI) of JEV が確認された。The GI strain がインドで初めて確認されたのは 3年前の the Gorakhpur area of the northern state of Uttar Pradesh においてであった ... West Bengal において the GI strain が確認されたことで、the GIII strain を元に生産されている、現行のワクチンの有効性に対する不安が持ち上がっている。"GI of JEV に対してワクチンが十分な防御効果を示されなければ、将来 JE outbreak が州内で発生する可能性がきわめて高くなる" と著者らは述べている。別の専門家は恐れる必要はないとし、 "GIII-derived vaccine は the GI strain の発生のある国々でも使用されており、有効であることが分かっており、リスクは存在しない" と、the Baba Raghav Das Medical College in Gorakhpur は説明した。
関連項目(19): (OA) 20121111.1404565

● 胃腸炎-ノルウェー
PRO/EDR> Gastroenteritis - Norway: (BU Buskerud) Christmas party 20121213.1449595
 投稿者 米 ・ Georgetown University、Joanne Michelle F Ocampo、2012年12月12日。
11日のノルウェーの新聞紙 'Aftenposten' (in Norwegian) 上で、the Klekken Hotel in Ringerike で感染流行が発生したことが報じられた。クリスマスパーティーに参加したおよそ 170人が発症し、同ホテルの厨房は閉鎖されている。患者らは胃痛、下痢、嘔吐、発熱などを訴え、感染源の調査が行われている ...

● 原因不明の疾患、トマト-インド
PRO/PL> Undiagnosed disease, tomato - India: (UT) 20121213.1450713
 情報源 Krishibhoomi Agriculture News Portal 、2012年12月5日。
Uttarakhand のトマト栽培地域の広い範囲で、真菌性の病気 A fungal disease の被害が発生している。 The Haldwani district では最も広い 250 acres に、この原因不明の疾患が発生している。現地の農家は、殺虫剤 pesticides 散布の効果がないと訴えている ...

● 鳥インフルエンザ-オランダ HPAI H7N7 2003年
PRO/AH> Avian influenza, 2003 - Netherlands: HPAI A(H7N7) wind spread 20121213.1450044
 情報源 Journal of Infectious Diseases 2012, Advance Access; published 10 Dec 2012、2012年12月13日。
原著タイトル Genetic data provide evidence for wind-mediated transmission of highly pathogenic avian influenza.
要約
家禽における高病原性鳥インフルエンザ Outbreaks of highly pathogenic avian influenza は、経済的損失と公衆衛生上のリスクをもたらせる。効果的に感染封じ込めるためには、鳥インフルエンザウイルスが、ある農場から別の農場にどのように感染伝播するのかについて理解する必要がある。 しかし、実際の農場間感染伝播のメカニズムは、ほとんど分かっていない。風による感染物質の拡散 Dispersal of infectious material by wind が示唆されているが、証明されたことはなかった。今回われわれは、鳥インフルエンザ avian influenza A(H7N7) の感染拡大する方向 the direction of spread が、その日の風向に関係していたことを示す、統計学的証明を提示する。2003年のオランダにおける大規模感染流行の感染伝播樹 the transmission tree を、遺伝学的および疫学的データを用いて再構築することにより、感染の拡大方向を明らかにした。 この感染流行の拡散量全体の少なくとも約 18%が、風による拡散メカニズム a possible wind-mediated mechanism によるものと考えられた。

● 旋毛虫症-スペイン、イノシシ
PRO/AH/EDR> Trichinellosis - Spain: (ML) feral swine 20121213.1450403
 情報源 La Voz de Ronda [in Spanish]、2012年12月9日。
旋毛虫症 Trichinellosisは、欧州内から根絶されたと考えられているブタの病気であるが、Benarraba, Gaucin and, particularly, Casares での再興が疑われている。最新の感染例は、Benarraba の野外でのハンティングで確認されている

● 原因不明の疾患、ナツメヤシ-カタール
PRO/PL> Undiagnosed diseases, date palm - Qatar 20121213.1448829
 情報源 University of Illinois、2012年12月6日。
砂漠で生育可能な唯一の樹木であるため、ナツメヤシ the date palm は、カタールや気候が類似する他の国々にとって、必須の食料、収入、美観 ? aesthetics、そして木陰のもととなっている。 しかし同時に病気発生の素地ともなっており、毎年 30 percent of Qatar's date palm yields が失われている

● ポテトの疾患-英国、フィリピン 侵攻疑い
PRO/PL> Potato diseases - UK, Philippines: incursions susp 20121213.1448960
[1] Ring rot - UK (Wales) ex Poland
Suspect ring rot outbreak probed in Wales
 情報源 Farmers Weekly、2012年12月5日。
[2] Blackleg - Philippines (Benguet) ex Canada
DA probes potato disease spread
 情報源 Philippine Daily Inquirer、2012年12月11日。