2013年2月18日-19日

鳥インフルエンザ ヒト カンボジア、エジプト、中国 WHO

● 炭疽 キルギスタン
PRO/AH/EDR> Anthrax, human - Kyrgyzstan: (BA)
Archive Number: 20130219.1549924
 情報源 Kabar, Kyrgyz National News Agency、2013年2月19日
Kara-Dobo village of Batken において炭疽感染 A case of anthrax の報告があったことが、当局 the press service of the Kyrgyz Ministry of Emergency Situations から発表された。1959年生まれのこの患者は、15日に感染症病院 the infectious department of Uch-Korgon medical center に入院となった。患者の状態は落ち着いており、治療が続いていると説明されている。
[Mod.MHJ-冬のこの時期の炭疽感染の発生は、飼料の汚染 contaminated animal feed or hay によるもの以外には考えにくい。患者が皮膚炭疽なのか腸炭疽なのかについての記載がない。しかし、医療関係者らは炭疽に慣れているであろうから、適切な治療が行われていると思われる]

● 鳥インフルエンザ ヒト カンボジア、エジプト、中国 WHO(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (09): Cambodia, Egypt, China, WHO
Archive Number: 20130219.1549714
 情報源 WHO, Influenza at the human-animal interface 、2013年2月15日
 関連情報 厚生労働省検疫所 FORTH より
Summary and assessment as of 15 Feb 2013. 
Human infection with avian influenza A(H5N1) viruses and associated animal health events
1月16日以降、カンボジアで 6人の死亡を含む鳥インフルエンザ Avian influenza A(H5N1)ウイルス感染患者 7人が報告された。患者はカンボジア南部に位置する 4州で発生した。これらの患者に疫学的な関連はないとみられる。また、ほとんどの患者に病気の家きんとの接触があった。患者に関連した新たな症例は発見されていない。カンボジアでは家きんの間でA(H5N1)ウイルスが常在しており、旧正月に伴う人や家きんの移動の増加が示唆され、今後も散発的な患者発生の可能性がある。
エジプトでは、ブハイラ県 Behera Governorate で新たな鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに感染した患者1人が報告された。エジプトでも家きんのA(H5N1)ウイルスが常在している地域があるため、さらに散発的な患者が発生する可能性がある。
中国では、2月10日に新たな鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに感染した患者2人が報告された。患者は2人とも重篤な状態が続いている。患者は同じ省から発生しているが、疫学的な関連はないと見られている。2人とも病気の家きんや死んだ家きんとの接触はないと報告されている。新たな患者は確認されていない。中国本土で家きんのA(H5N1)が公式報告されるのは、2012年9月の広東省からの報告が最後だった
[Mod.CP-エジプトの患者についてだけは、これまで ProMED-mail で報告されていなかった。上記ウェブサイトで、1月16日から2月8日までの発生状況を見ることができる。 現時点での公衆衛生上のリスク評価 The current public health risk assessment of avian influenza A(H5N1) viruses について: どの時点においても、家禽の間にインフルエンザウイルス感染循環は続いているので、特に自宅で飼育されていて感染した家禽にヒトに対して、散発的あるいは小集積性の感染の発生は起こりうる。しかし現在のところ、H5N1 ウイルスが容易にヒトの間で感染伝播するとは考えられず、コミュニティレベルでの感染拡大の可能性は低いままである。したがって、同ウイルスに関する公衆衛生上のリスク the public health risk associated with this virus は変わっていない]

PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (08): Cambodia (KC) susp.
Archive Number: 20130218.1548448
 情報源 The Phnom Penh Post、2013年2月18日
カンポンチャム Kampong Cham province の男性1名が鳥インフルエンザ Avian influenza に感染したことが疑われている。パスツール研究所 the Institut Pasteur's laboratory で感染が確認されれば、今年 [2013] に入り、8th verified case となる、と17日に保健当局者が述べた。村内で死亡したダック2羽を食べた後、呼吸器症状のため the Kampong Cham provincial hospital に入院となった。多数の家禽の死亡が確認されていた、とされている。患者の自宅のある the Health Centre in Mesor Chrey の関係者は、 H5N1 [influenza virus infection] に一致する症状が見られたため、直ちに6日 the provincial referral hospital に搬送したと述べた。市民への周知にもかかわらず、一部の住民らは、病死した家禽の摂取を続けている、と述べた。
[Mod.CP-病鳥の A/(H5N1) virus infection については触れられていない]

● カンピロバクター症 米国、未殺菌ミルク
PRO/AH/EDR> Campylobacteriosis - USA: (AK) unpasteurized milk
Archive Number: 20130218.1547473
 情報源 Alaska Public Health Alert Network、2013年2月15日
生ミルク raw milk の摂取が関係するカンピロバクター感染 outbreak of _Campylobacter_ infections の発生が疑われている。 1月以降、発症の数日前に raw (unpasteurized) milk の摂取を申告している、4人のカンピロバクター感染 _ Campylobacter_ infection および1人の感染疑い例が確認されている。患者と接触のあった乳児1名についても 感染が疑われている。6人はすべて the Kenai Peninsula に在住しており、確定診断例 the 4 lab-confirmed cases から分離された The _Campylobacter_ は、分子学的手法 molecular techniques (pulsed-field gel electrophoresis, or PFGE) で一致することが確かめられている。アラスカ Alaska 州ではこれまで確認されたことのない株 strain of _Campylobacter_ であった ... Outbreaks of _Campylobacter_ はしばしば未殺菌ミルクの摂取 consumption of unpasteurized milk が関係してきた-- 1例として、a Mat-Su Valley farm との関係が明らかになった、18例の患者の発生した outbreak in Alaska in 2011 がある。
[Mod.LL- 2012年3月の Emerging Infectious Diseases (Nonpasteurized dairy products, disease outbreaks, and state laws -- United States, 1993-2006. Emerg Infect Dis 2012; 18(3): 385-91) で著者らは、乳製品の汚染 contaminated dairy products による 121 foodborne outbreaks (with 4413 cases of reported illness) について報告し、73 (60 percent) が殺菌されていない乳製品 unpasteurized dairy products によるものであった。
チーズ 65件 (54 percent) 、未殺菌乳製品 42 %、ミルク液 fluid milk 56件、 unpasteurized milk で言えば 82 % にそれぞれ関係していた。これらの outbreaks のうち、カンピロバクター_Campylobacter_ は 54 percent of the outbreaks に関係し、次いでサルモネラ菌 _Salmonella_ spp (22 percent), 腸管出血性病原大腸菌 EHEC Enterohemorrhagic _E. coli_ (13 percent), ブルセラ菌 _Brucella_ spp (4 percent), リステリア菌 _Listeria_ (4 percent), 赤痢菌 _Shigella_ spp (3 percent) の順となっている。もちろん殺菌処理乳 pasteurized でも病気が発生する場合があり、 48 outbreaks が報告されているが汚染源が報告されているのは only 7 (14 percent) のみであり、このうち少なくとも4例は、殺菌処理後の、取り扱った感染患者による汚染 post-pasteurization contamination であった]

● 肝炎 パキスタン
PRO/EDR> Hepatitis - Pakistan: (SD)
Archive Number: 20130219.1550284
 情報源 The Express Tribune、2013年2月19日
Wipe it out: Number of new hepatitis cases on the rise

肝炎対策計画 The Hepatitis Prevention and Control Programme の一環として、昨年 [2012] だけで合計 1446 の検査所 (screening camps) が設けられ、Sindh 州で100万人をわずかに下回る人々が検査を受けた。州内在住の約 6.7 million people へのワクチン接種も行われた。過去 3年間に、新たな分子学的検査施設 new molecular labs の、Civil Hospital, Mirpurkhas, Chandka Medical College, Larkana, and Ghulam Mohammad Mahar Medical College, Sukkur での開設も行われた ... The programme は2014年に終了する予定であるが、国内全体の肝炎の発生 the incidence of hepatitis B and C の着実な増加が続いている。正確な数字は得られていないが、Sindh 州内の B 型肝炎 hepatitis B 患者は100万人、C 型肝炎 hepatitis C 患者は 200万人と推定されている。すべての年齢層で感染者数が増えている ... ワクチンの供給状況の改善が必要とされ、cold storage の不足が問題となっている。現在 5 cold storage chains in the province -- 2 in Hyderabad and one each in Larkana and Khairpur が確立されている。

● 鳥インフルエンザ ドイツ H5N1(2件 OIE、否定)、メキシコ H7N3
PRO/AH/EDR> Avian influenza (13): Germany (BB) poultry, LPAI H5N1, OIE
Archive Number: 20130219.1550283
 情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2013; 26(8) 、2013年2月18日
Low pathogenic avian influenza (poultry), Germany, (Follow-up report No. 1)
感染開始時期 2012年12月18日
前回流行時期 2011年8月12日
原因ウイルス Low pathogenic avian influenza virus、Serotype: H5N1
新たな感染流行 New outbreaks (1)
発生地 1 (13-614-00001) Seelow, Markisch-Oderland, Brandenburg、Farm
感染種/頭数/症例数/死亡/廃棄/処分
Birds/ 14 500/ 22/ 0/ 14 500/ 0

PRO/AH/EDR> Avian influenza (12): Germany (BB) poultry, NOT
Archive Number: 20130218.1548446
 情報源 Reuters、2013年2月16日。
東部ブランデンブルグ州 Brandenburg の家禽飼育農場において、初期検査でH5N1 鳥インフルエンザの発生が疑われていたが、最終の検査では感染は確認できなかった、と16日農業省から発表された。
関連項目 20130217.1546695

メキシコ
PRO/AH/EDR> Avian influenza (11): Mexico (GJ) HPAI H7N3 susp, poultry
Archive Number: 20130218.1547530
 情報源 France 24, Agence France-Presse (AFP) report、2013年2月15日。
メキシコ当局は、中央部グアナファト Guanajuato 州で鳥インフルエンザ an outbreak of bird flu の発生が確認されたため、48万羽のニワトリの処分を行う、と15日発表した。生産者 Bachoco から13日、5カ所の飼育施設 breeder farms において、鳥インフルエンザ感染が疑われる症例 a possible case of H7N3 [avian] influenza が報告され、農業当局が確認した ... 昨年 [2012] は、西部ハリスコ Jalisco で鳥インフルエンザの発生があり、世界でもっとも人口あたりの卵消費量の多いメキシコ国内で卵不足 an egg crisis が起きた。

● 伝染性造血器壊死症 オーストラリア、魚類
PRO/AH/EDR> Epizootic hematopoietic necrosis - Australia: Canberra, susp.
Archive Number: 20130218.1548447
 情報源 The Canberra Times、2013年2月14日
Lake Ginninderra で先週 [4-10 Feb 2013] 死亡した魚類の死因は、外来種である redfin に感染するウイルスの1種と見られている。現在検体の検査が行われているが、(Lake Ginninderra and Lake Burley Griffin から報告されていた) "Epizootic haematopoietic necrosis (EHN) と見られ、human health への影響はない" と説明されている