2013年11月16日

食中毒 マダガスカル、サメ肉
リーシュマニア症 パラグアイ
原因不明の死亡 ウガンダ

● 食中毒 マダガスカル
PRO/EDR> Foodborne illness - Madagascar: (AN) shark meat, fatalities, RFI
Archive Number: 20131116.2057683
 情報源 LINFO [in French]、2013年11月15日
マダガスカル the district of East Fenerive, Madagascar で、サメ肉 shark meat が関係する食中毒で合計 4人が死亡した。男性 2名の死亡が発生した後、the village of Ampasibe Manampatrana, Fenerive East [Analanjirofo Region] でも女性と子ども各 1名がサメ肉を食べた後の食中毒で死亡し、死者数は合計 4人となった。発病者の多くは自力で帰宅できたが、今も重い症状に苦しむものもあると伝えられている。4日間の集中治療室での治療後も、10人が昏睡状態から回復せず、ほか 3人も覚醒したが以前厳しい状態にある。病院側の説明によれば、23人の患者が、医師による注意深い昼夜の監視を必要としている。このうち 4名がより適切な治療を受けるため Toamasina [Atsinanana Region] に移送された。
今回の食中毒が発生したのは 11日で、地元の漁師が捕獲し市場で販売された 120kgのサメ 1頭が原因と見られている。
[Mod.LL-たいていの場合 shark meat は食べても安全だと考えられているが、中毒レベルの水銀を含んでいた可能性もある。しかし、マダガスカル東部から (essentially the same report published in French in 1994 and in English in 1995) 、消化管や神経症状を伴う、 a bull shark (_Carcharhinus leucas_) による大規模な食中毒が報告されており、致死率は約 30%であった ... 英文の報告の要約など]

● リーシュマニア症 パラグアイ
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis - Paraguay
Archive Number: 20131116.2059015
 情報源 Prensa Latina、2013年11月14日
保健省 The Paraguayan Health Ministry は 14日、昨年 [2012] を上回る 80例のヒトのイヌリーシュマニア症 canine leishmaniasis 感染例が患者が確認されていることを明らかにした。ペットのイヌや野犬の増加への注意を促した ... 多数の巡礼者が集まる Caacupe において、対応策が実施されている。
[Mod.EP- ProMED-mailにおいてパラグアイのリーシュマニア症が報告されたのは、2010年以来]

● 原因不明の死亡 ウガンダ
PRO/EDR> Undiagnosed deaths - Uganda: (KI): RFI
Archive Number: 20131116.2058886
 情報源 New Vision (Uganda)、2013年11月13日
Rugashali Sub-County, Kibaale district において、原因不明の疾患による 5人の死亡が報告されている。これらの死亡は、この 2週間以内 [approx. between 30 Oct 2013 and 13 Nov 2013] に発生した。現地の責任者は、最も被害が多く発生する地域は Kanyamunya in Yorudani Parish Buyaga West Kibaale District としている。患者の症状は、手足と腸管浮腫? swollen stomach, legs, arms 、および消化器症状である。

● コレラ メキシコ
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (61): Mexico
Archive Number: 20131116.2057054
 情報源 NBC News、2013年11月13日
国連の兵士によってハイチに持ち込まれたコレラ感染流行 An outbreak of cholera が、メキシコに波及し、2013年9月以降 180人が感染していることが、the WHO から報告されている。2001年以来となる、この水系感染症の国内での流行発生により、少なくとも 1人が死亡した。ハイチで 8000人以上が死亡したものとほぼ同じ菌がまん延しており、1991年以降 10年間にわたって感染循環していた菌とは異なっている

● レプトスピラ症、ブルセラ症 インド
PRO/AH/EDR> Leptospirosis, brucellosis - India: (UP) zoo employees
Archive Number: 20131116.2058788
 情報源 The Times of India、2013年11月15日
多数の動物園の職員ら Kanpur zoo employees がレプトスピラ症 _Leptospira_ とブルセラ症 _Brucella_ bacteria に感染していることが分かった。市当局 leading diagnostic centre of the city からの動物園への報告で明らかになった。同センターが行った動物園職員の健康診断の結果、職員らがこれらの細菌に感染していることが判明した

● 鳥インフルエンザ、ヒト インドネシア H5N1
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (140): Indonesia (WJ) H5N1, fatal
Archive Number: 20131116.2058832
 情報源 Avian Flu Diary (translation from Gert van der Hoek, Flutrackers; original report [in Indonesian] from Indonesian Ministry of Health)、2013年11月15日
Indonesia: Ministry of Health reports H5N1 fatality
保健省 The Ministry of Health が新たな鳥インフルエンザ患者 [avian influenza H5N1 virus infection] について報告した。患者は East Bekasi, West Java Province 在住の 31歳女性で、1日に発熱と嘔気症状が始まり、3日にクリニックを受診したが症状が改善せず、5日に病院の外来を受診し腸チフスと診断された。6日、発熱と嘔吐のため別の病院の救急室を受診し、8日は悪化して咳と息切れの症状が見られるようになった。[鳥インフルエンザ専門病院に転送されたが] 11日朝に死亡した。患者のそばに観賞用鳥類がいたことがリスクファクターの 1つと見られている。近所の 4か所に 50-60羽が確認され、自宅から約 500m離れた場所にも市場があり、患者も訪れていた。2005年以降のインドネシア国内の H5N1 患者は累計195人で、死者は163人となった。

● 黄熱 スーダン
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Africa (24): Sudan (WK, SK) susp.
Archive Number: 20131116.2058252
 情報源 All Africa, Radio Dabanga (Hilversum) report、2013年11月14日
保健省 the Sudanese Ministry of Health によれば、between 3 Oct [2013] and 5 Nov [2013] の期間中に、 West and South Kordofan において合計 22人の患者の黄熱感染が疑われる患者 yellow fever cases が発生し、このうち 7人は死亡した。患者らの居住地は Gengaro, Selegi, Masalit, Ghara, Alkarkar in Lagawa locality, Dumaik and Barno in Reif Asharqi locality, and Umaddar in Keilak locality であった。季節移動労働者で、ゴム農園 the gum Arabic plantations で働くために、東部から Kordofan に来ていた。10月29日から発生地域で、緊急のワクチン接種が開始され、これまでに対象の1000人のうち400人が接種を完了している。 東部から Kordofan への季節移動労働者は、移動前に接種を完了するようになっている。これら 2か所の州には、2000人分のワクチンが用意されている ... 2012年には、隣の Darfur region で、WHO が数十年で最悪と表現した黄熱流行があり、感染が疑われた患者は849, including 171 deaths に達した。
関連項目 Yellow Fever - Africa (23): Sudan (WK) 20131106.2041840

● 非定型ミオパチー、ウマ 英国 
PRO/AH/EDR> Atypical myopathy, equine - UK: (England)
Archive Number: 20131116.2058159
 情報源 Horse and Country TV、2013年11月15日
ケント Kent [England] の獣医師から、非定型ミオパチー an outbreak of equine atypical myopathy (EAM) が報告された。カエデ(プラタナス?) sycamore の種子の摂取による、ウマの致死性疾患である。この 10週間で 7頭のウマが罹患し、生存しているのは 3頭のみである