2014年1月15日

鳥インフルエンザ,ヒト (17)(18)-中国 H7N9
オウム病-アルゼンチン
ハンタウイルス (01)-ウルグアイ など

原因不明の死亡、ブタ-リトアニア 野生イノシシ、RFI
PRO/AH> Undiagnosed deaths, swine - Lithuania: wild boar, RFI
Archive Number: 20140115.2175896
情報源 ru.DELFI.lt, GRYNAS.lt [in Russian]、2014年1月13日。
the Alytus region [county] のハンターによれば、多数の野生のイノシシの死亡 massive mortality of wild boars が確認されている。このハンターは、ベラルーシからリトアニアに入ってきた豚コレラ swine fever が原因と考えており、政府当局は事実を隠していると指摘するが、当局 The State Food and Veterinary Service (GPVS) はこれを否定している... the woods of Varchos, Kalesnikay, and Gediminas を中心に野生のイノシシの死亡が確認されている...

鳥インフルエンザ,ヒト (18)-中国 GD H7N9
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (18): China (GD) H7N9
Archive Number: 20140115.2175870
情報源 The Standard, Xinhua News Agency report、2014年1月14日。
当局 the provincial disease control and prevention center の発表によると、新たな鳥インフルエンザ感染の患者 2 new human cases of H7N9 virus infections が、仏山市 Foshan City in Guangdong [province] から報告された。Lishui Township, Nanhai District of Foshan 在住の家禽を販売する 28歳の女性とされている。6日に発症し、12日に病院に移送され、現在状態は安定している。もう 1人は Shishan Town of Nanhai district 在住の運転手で、自宅で家禽を飼育していた。6日に発病し、9日に病院に入院となり、現在危険な状態である...
関連項目 (17): China, H7N9, WHO 20140115.2173832

オーストラリア ・ コウモリリッサウイルス-豪 NS flying fox
PRO/AH/EDR> Australian bat lyssavirus - Australia: (NS) flying fox
Archive Number: 20140115.2175435
情報源 Newcastle Herald、2014年1月14日。
Tomago で致死性のリッサウイルス the deadly lyssavirus を保有するコウモリ A flying fox が見つかった。the Hunter [region, New South Wales] で過去 2年間で 3例目の報告でなる。Wildlife in Need of Care のボランティアが先週 [week of 6 Jan 2014]、金網にかかっているところを救出し獣医師に診せたところ感染が疑われ、剖検で感染が確定した。Australian bat lyssavirus は致死性で、コウモリの神経系を冒す。bats and flying foxes のおよそ 1%が感染していると考えられている。咬まれたり引っかかれたりした傷からコウモリの唾液が体内に侵入することで、ヒトやその他の動物にもウイルス感染が拡がる可能性がある。過去 2年間に NSW で確認された Australian bat lyssavirus は 5例で、このうち 3例が the Hunter 地方からの報告であった。the Hunter New England health area では 11月 [2013] に 2週間で 10人がコウモリによる咬傷やひっかき傷の治療を受けている。過去 12年間に、3人のオーストラリア人が、 Australian bat lyssavirus [infection] により死亡している。"4 species of fruit bats and flying foxes と、少なくとも 3 species of insect-eating bats がこのウイルスを保有しており、すべて豪州内に生息するコウモリ Australian bats である。大型の the larger flying foxes と小型の the small insect-eating bats のいずれからもリッサウイルス lyssavirus 感染の危険性がある" と公衆衛生の専門家が述べた...

鳥インフルエンザ,ヒト (17)-中国 H7N9 WHO
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (17): China, H7N9, WHO
Archive Number: 20140115.2173832
[1] 香港
情報源 Naharnet、2014年1月14日。
[13 Jan 2014] 香港 Hong Kong の男性1名が、鳥インフルエンザ the deadly H7N9 bird flu [avian influenza] 感染のため、診断から1週間足らずのうちに死亡した。この65歳の男性は、香港で2人目の同ウイルス感染による死者であり、感染が報告されているのは3人である。調査の結果、発症の1週間前の1日から2日にかけて、隣接する中国本土の深セン市 Lowu の親類を訪れていたことがわかった。直接生きたトリ(家禽)とは接触していなかったが、同市郊外の生きたトリを売る市場 a wet market の近くを通った際にウイルスに感染したものと香港当局は見ている。治療従事者らを含む濃厚接触者の健康監視が行われている。昨年 [26 Dec 2013]、香港では初めてとなる Boxing Day の80歳の男性1名の H7N9 感染による死亡が発生した。12月初旬に報告された第1例目の36歳のインドネシア人男性ホームヘルパーの感染に続く、2例目の患者だった。....
[2] National CIDRAP report
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research & Policy) News、2014年1月13日。
3日間に中国国内で新たに 1例の死亡例を含む 11例の鳥インフルエンザ感染 H7N9 influenza infections が検査により確定診断された。香港では、すでに報告されていた患者の死亡が確認された。死亡したのは、浙江省の女性と香港の男性の各1名である。第 2波の感染流行が発生中の中国東部では H7N9 症例の着実な増加が認められている。中国東部の感染が集中して発生している地域 3 recent H7N9 hot spots は: Guangdong province, Zhejiang province, and the city of Shanghai である。最近の症例については 6例中 5例が女性で、年齢は 28歳から 78歳で、生存中の患者のうちの 5例が危険な状態、2例が重症、3例が安定と分類されている... 以下、各症例の詳細情報(抜粋)
香港衛生防護局 Hong Kong's Centre for Health Protection (CHP) の情報として、広州 Guangzhou の29歳男性、深セン Shenzhen 76歳男性、詳細不明の2例の仏山 Foshan の症例(ともに Foshan's Nanhai district につながりのある、家禽類販売の28歳女性と46歳の男性運転手の情報あり)。浙江省の5例については、9日死亡の78歳女性、ほか78歳男性と34歳男性が含まれている。13日に CHP は浙江省の新たな2例を公表しており、the city of Ningbo の41歳と59歳の女性とされている。上海 Shanghai からは、58歳女性と56歳男性各1名の計2例が、ともに入院中で危険な状態にあると報告されている... the World Health Organization (WHO) は先週 [week of 6 Jan 2014]、情報を更新した... 南西部 ・ 貴州省 Guizhou province が11日、鳥インフルエンザの疑われる患者1例 a suspected H7N9 case について報告し、4日に浙江省での仕事から戻った38歳のこの患者は、1ヶ月前から咳などの症状が続いていたとされる。8日に入院した後、症状が悪化し、翌日に死亡している。感染が確定されれば、貴州省からは初めての感染報告となる。
[3] National CHP report
情報源 Hong Kong Information Services, Health & Community News, Centre for Health Protection (CHP)、2014年1月14日。
衛生防護局 The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health (DH) は本日 (14 Jan 2104)、国家保健当局 the National Health and Family Planning Commission (NHFPC) から新たに 福建 Fujian 省の1例と浙江 Zhejiang 省の 2例の計 3例の鳥インフルエンザ感染症例 human cases of avian influenza A(H7N9) の報告を受けた。福建省の症例は Quanzhou の 50歳男性の1例で、現地病院で治療を受けているが厳しい状態にある。浙江省 Zhejiang は、いずれも杭州 Hangzhou 在住の a  29 year old man and a 58 year old man を報告し、現在治療が続けられている。今日 [14 Jan 2014] の時点で、中国本土で合計 172 human cases of avian influenza A(H7N9), including Zhejiang (62 cases), Shanghai (36 cases), Jiangsu (30 cases), Guangdong (16 cases), Fujian (7 cases), Jiangxi (6 cases), Anhui (4 cases), Henan (4 cases), Beijing (2 cases), Hunan (2 cases), Shandong (2 cases), and Hebei (one case) となっている...対応策、渡航者への注意等。
[4] WHO report
情報源 WHO Global Alert and Response (GAR), Disease Outbreak News、2014年1月14日。
厚労省検疫所 FORTH 参照願います。
Maps of China 
関連項目 (16): China H7N9 20140114.2171189

オウム病-アルゼンチン NQ
PRO/AH/EDR> Psittacosis - Argentina: (NQ)
Archive Number: 20140115.2172397
情報源 Rionegro.com.ar [in Spanish]、2014年1月11日。
Neuquen province 保健当局は、the locality of Centenario で 8例のオウム病感染の患者 cases of psittacosis が確認されたと報告した...2013年12月10日以降に、鳥類 birds, mainly parrots, parakeets, parrots, canaries, and pigeons の飼育を開始した人々に対し、その健康状態にかかわらず獣医師の診察を受けさせ、必要な場合は治療するよう勧告した。またこれらの鳥類と接触があり、インフルエンザ様症状が認められる人は、医師に相談するよう呼びかけた。
[Mod.ML -クラミドフィリア・シッタシ _Chlamydophila psittaci_ は約 100 種類の鳥類 bird species で発見されるが、最も多くヒトへの感染 most human _C. psittaci_ infections に関わっているのは、ペットのオウム類 pet psittacine birds である。ただし他の鳥類から感染した例として、ドバト doves, ハト pigeons, 狩猟対象の鳥類 birds of prey や沿岸部の鳥類 shore birds などからの感染報告がある。Psittacosis は、ornithosis or parrot fever とも呼ばれ、従来は細菌のクラミドフィリア _C. psittaci_ を持つ、インコ parakeets, オウム parrots, オカメインコ cockatiels からヒトに感染するとされていたが、シチメンチョウ、ダック、ハト、クジャクなどから感染することもある。ヒトは主に感染のある鳥類の排泄分に大量に排泄された細菌を含むダストの吸入によって感染する...疾患の症状、歴史など ... ]

アフリカ豚コレラ-ベラルーシ HR 疑い RFI
PRO/AH> African swine fever - Belarus: (HR) susp, RFI
Archive Number: 20140115.2173728
情報源 Belnovosti [in Russian]、2014年1月13日。
Smorgon から30kmの位置にある the village Boyarsk の私営農場で、先週2頭の豚が死亡し、直ちに獣医師が呼ばれ、死体を火葬の上埋葬した。村は現在検疫体制に置かれている。

ハンタウイルス-ウルグアイ PA 南北アメリカ (01)
PRO/AH/EDR> Hantavirus update - Americas (01): Uruguay (PA)
Archive Number: 20140115.2173653
情報源 Subrayado [in Spanish]、2014年1月13日。
首都近郊の Paysandu の小集落 Constancia の酪農場1カ所で働く28歳の男性1名が、ハンタウイルス hantavirus [感染] により死亡したことが、検査で確定診断された。Artigas で死亡が発生した 2010年以降では、the 1st case registered in Paysandu and the 2nd north of Rio Negro である、と当局者が説明した...
 [Mod.TY -... 確定されていないが、 hantavirus pulmonary syndrome (HPS) によると考えられ、この場合の原因ウイルスとして Central Plata hantavirus が考えられる。宿主の齧歯類は the yellow pygmy rice rat, _Oligoryzomys flavescens_, complex of rodents  である]

C 型肝炎-インド JK コメント
20130128.1518620 に関し。
PRO> Hepatitis C - India: (JK) comment
Archive Number: 20140115.2173479
投稿者 独・Dr G Caspari、2014年1月14日。
資源の乏しい国においてC 型肝炎ウイルス感染伝播の原因として最も多いのは注射針の再使用である。1980年代の Dakar/Senegal 滞在時には、再使用前に注射針を3分間煮沸していたが、他国からきた同僚らはフラッシュのみで再使用していると述べていた。もう1つの重要な要因は輸血で、器具の再使用と売血の献血者 "commercial" blood donors により、感染ドナーが多数の受血者を感染させていた...