2014年1月7日

E型肝炎-ウガンダ
鳥インフルエンザ,ヒト(06)(07)-中国 H7N9 など

E型肝炎-ウガンダ(カラモジャ)死亡
PRO/EDR> Hepatitis E - Uganda: (Karamoja) deaths
Archive Number: 20140107.2157139
情報源 The Global Dispatch,2014年1月6日。
2013年大晦日にカラモジャ the Karamoja [sub-region] におけるE型肝炎 An outbreak of hepatitis E virus infection の発生が確認された。6日までに344人が感染し,13人が死亡した,と報道されている。保健当局者は,河川や池などの不衛生な水源やトイレの普及率が低いことなどが原因との見方を示している...
 [Mod. CP -...エジプト国内の5歳以上の国民のうち,半数がE型肝炎抗体陽性 serologically positive for the hepatitis E virus であることが示されている(http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs280/en/index.html)....]

鳥インフルエンザ,ヒト(07)-中国 GD H7N9 新たな症例
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (07): China (GD), H7N9, new case
Archive Number: 20140107.2157033
情報源 Xinhua News Agency,2014年1月7日。
広東省 Guangdong Province 南部の都市深セン Shenzhen で 7日,新たな鳥インフルエンザ感染患者 a new human H7N9 case が確認され, [2013] 8月以降の同感染例は合計 9例となった。感染が判明したのは  Luohu District of Shenzhen の 31歳の男性である,と当局 the provincial health and family planning commission が発表した。[30 Dec 2013 に] 発病したのち, [3 Jan 2014]  the People's Hospital in Bao'an District on に入院となり,現在も治療中であるが状態は安定している。濃厚接触のあった 35人に特別な症状は見られていない。広東省当局が [10 Aug 2013 以降] これまでに確認したのは, 9 human H7N9 cases  with 2 in Shenzhen, 1 in Foshan, 1 in Huizhou, 2 in Dongguan, and 3 in Yangjiang. である。 Dongguan City の 1例が 6日,多臓器不全により 3週間の治療後に死亡した。

鳥インフルエンザ,ヒト(06)-中国 H7N9 新たな感染
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (06): China, H7N9, additional cases
Archive Number: 20140107.2156450
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research and Policy) News [edited]
中国保健当局は,過去 3日間に中国東部の 3つの異なる地域で発生した,新たな4例の鳥インフルエンザ感染 H7N9 infections を報告した。この中には,2013年 4月以降初めてとなる上海 Shanghai で確認された症例が含まれている。
また中国動物衛生当局は,さらなる生きた家禽市場の環境中でのウイルス確認 more positive H7N9 findings in environmental samples from a live poultry market を報告しており,同市場がヒトへの持続的な感染源となっている疑いを支持する結果となった。3日感染が確認されたのは,上海市の 86歳の男性で,5日の香港当局 Hong Kong's Centre for Health Protection (CHP) の説明では,入院中であること以外の情報はほとんど与えられていない。別の発表によると,入院中の浙江省の 34歳の女性は危険な状態にある。2013年12月29日に発症し,1月2日に入院となった 2日後に,気道からの検体でウイルス感染が確認された。この女性は  諸曁 Zhuji 市の患者で,2014年になって初めての浙江省での感染例となった。2013年12月に同省で 2例の感染が報告されており,57歳の男性とその 30歳の義理の息子であった。

[広東省で多数の感染]
他の 2例は南部広東省の患者で,最近確認されている症例の多くが同省から報告されている。当局 The CHP は 6日,佛山 Foshan の 47歳の家禽業関係者 1名の感染を報告した。この男性は 3日広州 Guangzhou の病院に入院となり,現在危険な状態にある。 60人の濃厚接触者の中に,感染症状を示すものは確認されていない。広東省当局はほかにも,1日発症し 4日入院となり現在危険な状態にある,陽江 Yangjiang の 71歳男性患者を報告している。この男性には,最近の家禽との接触は確認されていない。これらの状況に関連し,the World Health Organization (WHO) が本日 [6 Jan 2014] 以前報告のあった 2 earlier reported H7N9 infections in Guangdong province の感染を確認した。1例は [11 Dec 2013 に報告されていた] 生きた家禽との接触歴があり今も危険な状態にある 62歳の男性で,もう 1例は同月 9日に発症し同 18日に入院となった,今も危険な状態にある 38歳の男性である。the CHP は,新たな 4例の感染の発生を加え中国本土における鳥インフルエンザ H7N9 cases 患者数が 148例と発表した。本土に関連のある 4 cases -- 2 in Hong Kong and 2 in Taiwan が報告されている。The WHO はすでに [26 Dec 2013] 報告されていた,香港 Hong Kong への 2例目の輸入感染例である 80歳の男性患者の死亡を確認している。香港の患者はいずれも発症前に,近郊の中国本土の都市深セン Shenzhen に滞在していた。米・保健当局 The US Centers for Disease Control and Prevention (CDC) は [20 Dec 2013] risk assessment update の中で,10月初旬に中国が寒冷気候の時期に入るとともに感染の発生 the pace of H7N9 detections が増加していることを指摘していた。患者の一部は家禽に接触したり,以前からウイルスが確認されている地域に居住したりしていた。H7N9 illnesses は今も散発的な発生にとどまっており,ヒトからヒトへの持続感染の証拠は見られない,と the CDC は述べている。別の動きとして,広東省当局は,広州郊外の増城 Zengcheng の市場 a wet market の環境中から鳥インフルエンザウイルスが確認 positive for the H7N9 virus されたことを明らかにした。検査結果が陽性となったのは,グースの飼育かごからの 2 検体と,汚水溝からの 1検体である。情報源は,国内外のインフルエンザ研究者や公衆衛生専門家らの情報ネットワークである Flu in China である。広東省が初めての検査陽性検体  1st H7N9 poultry market positive samples を報告したのは 5月 [2013] で,ヒトでの感染例が報告されるよりずっと以前のことだった。新たな家禽市場でのウイルス確認確認の報告に続いて,香港での鳥インフルエンザ感染患者発生の報告を受けて行われた 12月 [2013] の深センの市場 Shenzhen market での検査でもウイルスが確認された。ウイルスが確認されたことにより市場は一時閉鎖された。12月,上海 Shanghai は,感染拡大を防止する目的に,旧正月初日 [31 Jan 2014] に生きた家禽市場を閉鎖する方針を明らかにした。
 [Mod. CP 注-...]
関連項目 (05): China, H7N9, WHO update 20140106.2154453