2015年6月30日

MERS-CoV (83)-韓国、サウジアラビアWHO
狂犬病-米、露、カンボジア、チュニジア、コンゴDR、トルコ
手足口病-加
Zika ウイルス-ブラジル (07)
エボラ (83) -リベリア など

MERS-CoV (83)-韓国、サウジアラビアWHO
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (83): South Korea, Saudi Arabia, WHO
Archive Number: 20150630.3475176
[1] 韓国, 0 new cases, 0 new deaths - MOH
情報源 South Korean MOH 30 Jun 2015 [in Korean]、2015年7月1日。
There have been a total of 182 cases and 33 deaths (case fatality rate 18.1 percent).
[2] 韓国 WHO
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) - Republic of Korea 30 Jun 2015
情報源 WHO Global Alert and Response Disease Outbreak News、2015年6月30日。
厚労省検疫所 FORTH より。
= 韓国の流行発生についての追加情報
これまでに、死亡者33人を含む182人のMERS-CoV患者が報告された。患者年齢の中央値は55歳(16歳から87歳まで)で、多くの患者(60%)は男性であり、26人(14%)は医療職だった。
= 公衆衛生上の取り組み
 ... 7月3日から14日にかけて、Gwangju(光州)市でユニバーシアード夏期大会2015が開催 ...
= 世界での発生状況
= WHO からのアドバイス
[3] サウジアラビア, 0 new cases, 0 new deaths - MOH 30 Jun 2015
情報源 MOH、2015年6月30日。
As of 30 Jun 2015, there have been a total of:
1041 laboratory confirmed cases of MERS-CoV infection, including 460 deaths, 578 recoveries, and 3 currently active cases.
過去24時間に患者発生なし:
[致死率 44.2 percent.]
関連項目 (82): South Korea, Saudi Arabia, Thailand, RFI 20150629.3472461

狂犬病-米 (20) SC ネコ、ヒトの曝露
PRO/AH/EDR> Rabies - USA (20): (SC) feline, human exposure
Archive Number: 20150630.3475350
情報源 WIStv.com、2015年6月29日。
サウスカロライナ州保健当局 The S.C. Department of Health and Environmental Control は、Richland County near Chapin で 1匹の狂犬病のネコ a rabid cat に曝露した 11人を、曝露後治療のため、医療機関に紹介した ...

手足口病-加 ON
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Canada: (ON)
Archive Number: 20150630.3475303
情報源 CBC (Canada) TV News、2015年6月30日。
イエローナイフの小児ら Yellowknife toddlers が、手足口病 hand, foot and mouth virus に感染している。Sudbury で感染が拡がっている、と保健当局が明らかにした。州への報告義務がないため、実際にどれだけ感染者がいるかの把握が困難だと説明されている ...

狂犬病-露 (02) TL 動物 RFI
PRO/AH/EDR> Rabies - Russia (02): (TL) animal, RFI
Archive Number: 20150630.3475094
情報源 STRC "Tula" [in Russian]、2015年6月23日。
過去数年間、[Tula] 地域内で狂犬病に感染する動物の数は少ない状況にあったが、最近増加し、2015年の 5ヵ月間で、すでに 64例が確認されており、昨年の 2倍以上となっている。当局 Rospotrebnadzor は、人口の多い地域での齧歯類対策が不十分であることが原因と見ている [see comment]。典型的には、彷徨する動物 "stray animals" で確認される事が多いが、現在、狂犬病例の 80% がペット domestic animals だった。ワクチンを接種されていないペットが、鎖なしで歩き回り、野生動物と接触することで、感染のリスクが高まる。Tula では、野良の動物を捕獲し、大規模なワクチン接種を開始した。
[Mod.AS -当局が、齧歯類がウイルスを保有すると考えた理由の説明が必要である。"stray animals" が何を意味するのか、野良犬なのか、野生動物なのか、も知りたいところである。もし野生動物であるなら、経口ワクチンが使用されたのかについても明らかにしてほしい]

狂犬病-カンボジア 状況報告、ヒト、動物
PRO/AH/EDR> Rabies - Cambodia : status report, human, animal cases
Archive Number: 20150630.3474734
投稿者 カンボジア・ Institut Pasteur du Cambodge、Arnaud Tarantola, MD, MSc、2015年6月26日。
カンボジア在住のフランス人の若い女性 1名が、先週、狂犬病で死亡した。パスツール研究所 the Virology Unit of the Institut Pasteur du Cambodge (IPC) において、3件の唾液検体 3 successive saliva samples についての an RT-PCR method で陽性が確認 with a positive genome detection され、生物学的に確定診断された。患者の曝露前ワクチンの接種状況は分かっておらず、パスツール研究所以外の場所で、詳細が明らかでないワクチンを曝露後に 1回接種されていた。カンボジアで数多く発生する事例の 1つである、今回の悲劇は、100% 予防が可能であるにもかかわらず although 100 percent preventable、途上国においては依然として狂犬病が、致死的であるが、関心や認知度が低い underestimated and underinformed 公衆衛生上の負荷となっていることを銘記させた。あるモデルの試算 a model estimate では、全世界で毎年約 64億人が曝露し、59 000人の狂犬病による死者が発生していると推定されている [2,3]。しかし、カンボジア人は特に狂犬病の感染リスクが高い: 2007年のプノンペン Phnom Penh の数字から残りの他の地域を推計したデータを基に、IPC の疫学者が、別のモデルによって、カンボジアの狂犬病による死亡を概算した。結果、2007年のヒトの死者は 810人となった。これらの公表されたモデルが正しいと仮定すると、人口およそ 1500万人のカンボジアで、世界中の狂犬病による死者の 1.3% が発生したことになる。狂犬病感染の可能性のあるイヌ咬傷を受けた場合、ほとんどのカンボジア人は、適時の曝露後治療を受けるに際して、経済的ないし地理的な困難に直面し、躊躇する [5]。IPC の狂犬病予防センター the Rabies Prevention Center では、2014年1月1日から12月31日までの期間、合計 2万人あまりに対し、皮内接種による曝露後発症予防を実施した。これは2013年と比較し、実施数として in protocols  3.3%の増加であった。2014年、同センターには、247頭のイヌ (全数の98.4%) と 3頭のネコ (同1.2%) 、1頭のサル (同0.4%) の頭部が、患者により持ち込まれた。およそ 250の動物の頭部に対する狂犬病検査で、138頭分 (55.2%、イヌ137とネコ1) が検査陽性となった。狂犬病と確定診断された、これら138頭の動物は、合計 198人に咬傷を与えていた。いずれも PEP を受けており、6ヶ月後の時点で死者は記録されていない。東南アジア諸国等の高度侵淫地域への旅行者らに対しては、渡航前のワクチン接種を強力に奨めたい [6-10]。素性の分からない動物には、飼育されているもの、野生のものを問わず、触るべきではない。曝露前接種による免疫は長期間持続し、既往反応 anamnestic response があれば高度の防御能を有する highly protective と考えられている [10,11]。a potentially infective dog bite があった場合でも、すでに免疫のある渡航者および居住者 pre-immunized travelers or residents は、あわてて免疫グロブリンを打つ必要はなく、2回分の追加接種を行うだけでよい。他の the ASEAN +3 group 諸国同様、カンボジアも 2020年までのイヌ狂犬病排除を悲願としている [12,13]。保健省所属の研究およびワクチンの施設である IPC は、専門知識の提供と、カンボジア全国で国民が適時の PEP を受けることができるよう、全国の狂犬病予防センターネットワーク形成のための資金調達について、関係各局と協力し調整的役割を担っている。
参考資料
1.  A reliable diagnosis of human rabies based on analysis of skin biopsy specimens. Clin Infect Dis Off Publ Infect Dis Soc Am. 2008 Dec 1;47(11):1410-7.
2. Estimating the Global Burden of Endemic Canine Rabies. Carvalho MS, editor. PLoS Negl Trop Dis. 2015 Apr 16;9(4):e0003709.
3. Rabies-Free Countries and Political Units | Animal Importation | CDC [Internet]. [cited 2015 May 14].
4. Rabies situation in Cambodia. PLoS Negl Trop Dis. 2009;3(9):e511.
5. Rabies vaccine and rabies immunoglobulin in Cambodia: use and obstacles to use. J Travel Med 2015. In press.
6. 3.2 Vaccination for international travel [Internet]. The Australian Immunisation Handbook (10th edition 2013).
7. Rabies | Disease Directory | Travelers' Health | CDC [Internet]. [cited 2015 Jan 7].
8. Health recommendations for travellers, 2014 [Internet]. Comite des maladies liees aux voyages et des maladies d'importation du Haut Conseil de la sante publique; 2014 Jun.
9. Travel Health Information Sheet - Rabies [Internet]. National travel Health Network and Centre (NaTHNAC).
10. World Health organization. WHO position paper on rabies. Wkly Epidemiol Rec. 2010 Aug 6;85(32):309-20.
11. World Health Organization. WHO expert consultation on rabies (Second report). Geneva, Switzerland; 2013. Report No.: 982.
12. Towards the Elimination of Rabies in ASEAN Plus Three Countries by 2020 [Internet]. 2008 [cited 2013 Apr 1].
13. Working Together towards Rabies-free ASEAN [Internet]. 2014.
参考項目 (2011年) Cambodia (03): canine, human 20110404.1046

狂犬病-チュニジア、コンゴ DR、トルコ イヌの曝露
PRO/AH/EDR> Rabies, human - Tunisia, DR Congo, Turkey: canine exposure
Archive Number: 20150630.3474570
[1] チュニジア
情報源 Jawharafm [in French]、2015年6月23日。
[Tuesday, June 23, 2015] Nasrallah in the province of Kairouan  の 12歳の少年 1名が、狂犬病 rabies のため死亡した。この中学生は、3ヶ月前にイヌに襲われていた。母親は、数日前から高熱、耐えがたい痛み、行動の異常があったと話している。
[2] コンゴ民主共和国
情報源 Digitalcongo.net [in French]、2015年6月26日。
キンシャサ Kinshasa では、2015年の半年間に 6人が狂犬病のイヌによる咬傷で死亡している。獣医学会長 The president of the Association of Veterinary Doctors of Congo (AMEVECO) が 25 Jun 2015、Kinshasaでは 1月から 3月までの間に、狂犬病のイヌによる咬傷が、死亡した 6件を含め 203 cases of bites 記録されていると述べた。17%が都市部で発生し、83%は農村部で発生し、このことが情報や適切な治療の欠如につながったと説明した。
[3] トルコ
情報源 Todays Zaman、2015年6月25日。
the Hassa district of southern province of Hatay で野犬に襲われた 4歳女児が、28日に狂犬病により死亡した。the Kanlioren neighborhood において、野犬がこの女児を襲い腕に噛みついたのは 36日前のことである。両親は、転んでけがをしたと考え、医師を受診させなかった。数日後、女児が口から泡をふいたため病院を受診し、狂犬病と診断され、大学病院 Hacettepe University Hospital に移されたが死亡した。the Iskenderun district of Hatay では最近、別のイヌ 1頭が狂犬病の検査で陽性と判明した。
関連項目 Tunisia (03): (BZ) human, fatal, RFI 20150610.3425350

Zika ウイルス-ブラジル (07) 
PRO/AH/EDR> Zika virus - Brazil (07)
Archive Number: 20150630.3473420
[1] Ceara
情報源 G1 [in Portuguese]、2015年6月26日。
州保健当局 The Ceara Health Secretariat (SESA) は少なくとも 10 cases of Zika virus (ZIKAV) を確認している ...
[2] Pernambuco
情報源 G1 [in Portuguese]、2015年6月22日。
On Tue 22 Jun 2015, Pernambuco 州で初めて the 1st 4 cases of Zika virus [infection] with 1 woman in Jaboatao dos Guararapes, 2 men in Olinda, and 1 child in the state capital [Recife]. が確認された ...
[3] Rio de Janeiro
情報源 UOL Noticias [in Portuguese]、2015年6月15日。
Rio de Janeiro state で最近、多数の患者 dozens of patients が Zika virus [infections] と診断されている。初めての患者が確認されたのは先月 [May 2015] 末だった ...

ウイルス性出血性敗血症、魚類-スウェーデン SN 
Viral hemorrhagic septicemia, Sweden、reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Viral hemorrhagic septicemia, fish - Sweden: (SN) wild cod, OIE
Archive Number: 20150630.3473190
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2015; 28(27)、2015年6月29日。
感染開始時期 2015年6月4日
前回流行時期 2007年
原因ウイルス Viral haemorrhagic septicaemia virus (genotype G1b)
新たな感染流行 (1)
発生地 Hanobukten, Skane Lan [Skane County]: coastal area
Water type: brackish water
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Cod (_Gadus morhua_) / 0 (scale 0 to 5) / 0 (scale 0 to 5) / - / 2 / - / - / 6
Affected population: 6 wild cods were randomly picked during fish trawling, to be sampled for viral haemorrhagic septicaemia virus within a project run in Hanobukten.

アフリカ豚コレラ-ウクライナ (02) CH 養豚
PRO/AH/EDR> African swine fever - Ukraine (02): (CH) domestic swine
Archive Number: 20150630.3471621
情報源 The Pig Site、2015年6月26日。
ウクライナの庭先飼育のブタ backyard pigs でアフリカ豚コレラ感染流行 an outbreak of African swine fever [ASF] が発生した。親ブタ10頭と子ブタ170頭の群れで発生した。5頭が感染し、うち3頭が死亡した。北部 the Chernigov region で発生したもので、感染源は不明。

エボラ (83) -リベリア  排除宣言から 1ヶ月ぶりの患者再発生
Liberia: Ebola back 1 month, 20 days after 'free' declaration
情報源 Frontpageafricaonline.com、2015年6月29日。
原文 [Google 翻訳] 参照願います。