炭疽-モルドバ (03)
狂犬病-ブラジル
ポリオ
(04) -ウクライナ、2例
(05) -ウクライナ、ワクチン由来 WHO F など
● 炭疽-モルドバ (03) GA ヒト、ヒツジ
PRO/AH/EDR> Anthrax - Moldova (03): (GA) human, ovine exposure
Archive Number: 20150901.3616795
情報源 Centrul National de Sanatate Publica [in Romanian]、2015年8月28日。
救急部門 the CSP Emergency in Comrat によると、Avdarma 在住の48歳男性が 28日、the PMSI district hospital 病院感染症病棟に入院となった。男性は 26日に 38.5℃の発熱等の症状で発病し、左手背表面に炭疽病変 a "carbuncle" anthrax lesion が認められた。入院時の病状は、中等度 "medium gravity" で、PCR 検査により診断が確定されている ...
● 狂犬病-ブラジル RN PB から、ヒト、ネコ
PRO/AH/EDR> Rabies - Brazil: (RN, ex PB) human, feline exposure
Archive Number: 20150901.3616621
情報源 ProMED ESP [in Spanish]、2015年9月1日。
州保健当局者 The Public Health Secretary (SESAP) Rio Grande del Norte (RGN) が 8月30日、生後 20ヶ月男児が狂犬病 rabies により死亡したことを確認した。この男児は Paraiba 在住で、the RGN public health network の中で治療されていた。28日、Pasteur Institute in Sao Paulo での検査で確認された。Jacarau Municipality in Paraiba でネコの咬傷を受け、20日に Monsenor Pedro Moura Hospital in Nova Cruz/RGN を受診した。両親により病院に連れてこられたときには脱水状態で、嘔吐と発熱、呼吸困難および血圧の上昇が認められた。男児に攻撃性、易刺激性、光線忌避 photophobia の症状が認められたため、同日 Varela Santiago Children's Hospital in Natal に紹介となった。さらに Gurgel Manfredo Monsenhoe Hospital において脳の CT 検査が行われた後、集中治療室に入院となった。Gurnel Walfredo Hospital において、2008年のブラジル Floresta, Pernambuco, Brazil および2004年の米国 Milwaukee, USA の各 1名の、狂犬病から生還した患者に行われたのと同じ狂犬病治療 a protocol for treating human rabies が行われた。このネコにより、ほか 4人と患児の父親も咬傷を受けていた。RGN で最後に狂犬病患者が報告されたのは、2010年の Frutuoso Gomes city で、ベクターは吸血コウモリだった。SESAP によると、2015年は 14市で 26 animal cases of rabies が報告されている: Acari, Caico, Ceara Mirim, Encanto, Monte Alegre, Navidad, Pau dos Ferros, Pedro Velho, Santana Creek, San Fernando, Sao Gonzalo do Amarante, Serrinha dos Pintos, Teniente Ananias, and Varzeas。感染した動物は主にウシ (12 cases) と非吸血性コウモリ non-hematophagous bats (9 cases) だった。これ以外では Caico のイヌや、ブタ、ウマ、キツネの感染が報告されている。
● ポリオ (05) -ウクライナ、ワクチン由来 WHO
Circulating vaccine-derived poliovirus - Ukraine 1 Sep 2015
PRO/EDR> Poliomyelitis update (05): Ukraine, vaccine-derived, WHO
Archive Number: 20150901.3616558
情報源 WHO Global Alert and Response Disease Outbreak News 1 Sep、2015年9月1日。
厚労省検疫所 FORTH より。
ウクライナでは、2015年6月30日と7月7日を発症日とするワクチン由来のポリオウイルス1型(cVDPV1)の患者 2人が確認された。2人は、ルーマニア、ハンガリー、スロバキアおよびポーランドと国境を接するウクライナ南西部のZakarpatskaya oblast(ザカルパッチャ州オーブラスチ)からの確認で、発症時、1人は4歳、もう1人は10か月の子どもだった。ウクライナはワクチン接種率が不十分のため、ワクチン由来のポリオウイルスが発生する特有のリスクをもっていた。2014年にポリオおよびワクチンで予防可能な病気に対する十分な予防接種を受けたのは50%に過ぎない。
● 東部ウマ脳炎-米 (10) NJ, TX ウマ
PRO/AH/EDR> Eastern equine encephalitis - USA (10): (NJ, TX) equine
Archive Number: 20150901.3616018
[1] New Jersey
情報源 NJ、2015年8月31日。
2歳馬 2-year-old Gloucester County filly 1頭が、2015年第 1例目の東部ウマ脳炎 case of Eastern equine encephalitis (EEE) と診断された ...
[2] Texas
情報源 High Plains Journal、2015年8月31日。
州保健当局 The Texas Animal Health Commission [TAHC] に the Texas A&M Veterinary Medical Diagnostic Laboratory of Texas horses testing positive for Eastern equine encephalitis [virus infections] が報告された。ウマの感染が確認されたのは: Newton, Orange, Liberty, Jasper and Jefferson counties の各郡で、現在までに確認された positive EEE cases in Texas は合計 5頭である ...
● ウエストナイルウイルス-米 南北アメリカ
PRO/AH> West Nile virus - Americas: USA
Archive Number: 20150901.3616014
情報源 The Disease Daily、2015年8月23日。
[後の 20150902.3617360 で、2012年の記事であると指摘されている]
● ポリオ (04) -ウクライナ、2例、RFI
PRO/EDR> Poliomyelitis update (04): Ukraine, 2 cases, RFI
Archive Number: 20150901.3616015
情報源 Ukrinform - Ukrainian News Agency、2015年9月1日。
最西端地域 the westernmost Zakarpattia region から 2例のポリオ患者が報告された。1日の保健相のブリーフィングで明らかにされた。"the Zakarpattia region において最近、2 cases of polio が確認された。the World Health Organization and our partners in Europe に通報し、ウクライナ国内全体への波及を阻止するためあらゆる手段を講じる" と述べ、感染は限局化されていると強調した。同相は、国内には十分な量のワクチン供給があると述べた。
[Mod.MPP 注-保健相からの発表であることから、おそらく、確定診断されたポリオウイルス関連疾患患者の報告と思われる。報告には、野生株ポリオウイルス wild poliovirus (WPV) なのか、ワクチン由来株のウイルス vaccine-derived poliovirus (VDPV) であるか、についての記載がない。 the WHO archive on reported cases of polio によれば、ウクライナで最後にポリオ患者が報告されたのは 1996年 (there was 1 case in 1996, 1 case in 1995, 14 cases in 1994, 5 cases in 1993, 12 cases in 1992, and 3 cases in 1991 -- the 1st year when individual reports were received from the Ukraine) である。WPV であると確認されれば、2015年の常在国以外では初めての感染となる [後の WHO 報告で cVDPV と確認] ... 最後の常在国以外での野生株ポリオウイルス感染の確認は、2014年8月11日のソマリア (20150901.3614553)である ... 2015年5月1日の Newsweek に、ウクライナのワクチン接種状況に警鐘を鳴らす記事がある。"ウクライナは、欧州で何十年間発生していないポリオウイルス感染流行が、いつ発生してもおかしくない危機にある。保健当局者らは、何百万人もの小児が、麻疹、ジフテリア、風疹などの死亡する可能性のある感染症のリスクに曝されている、と述べている。麻疹 ・ 風疹ワクチン接種後の生後 16ヶ月の幼児の死亡があり、メディアによる騒動が起きた 2008年以降、国内の伝染性疾患 contagious disease への防御率 (=予防接種率) は急激に低下した。国連機関は、ワクチンと死亡の因果関係はないと結論づけたが、予防接種の希望者が激減し、国連が "zero coverage" と表現する状況に陥っている。ウクライナでは毎年平均で 50万人が出生し、感染の危険に曝される乳幼児は 300万人に達しようとしている"。 2013年の UNICEF media report (published in Lancet) には、以下の情報がある; "WHO and UNICEF ともに an outbreak of polio は、今そこにある危機 a real danger としている。今日ポリオは欧州ではほとんど見られなくなったが、ワクチン接種者が 74%にすぎないウクライナは、とりわけアウトブレイクが起こりやすいと、専門家は指摘している。欧州および米国の接種率は 90%を超えている ... サプライの問題に加え、保護者らの接種拒否も、低接種率の要因となっている ... ポリオ、麻疹、風疹、その他のワクチンを全て受けているウクライナの子どもは、わずかに 50%程度" ... ]
● 原因不明の死亡、ヤギ-印 TG RFI
PRO/AH/EDR> Undiagnosed mortality, caprine - India: (TG) RFI
Archive Number: 20150901.3615566
情報源 The Hindu、2015年8月30日。
Ragapur village in Sirpur (U) mandal [administrative division] で過去 4日間に、少なくとも 100頭のヤギが、かぜと発熱の症状で死亡している。the Gonds [aboriginal peoples (now officially designated as Scheduled Tribes) of central and south-central India] に不安が広がっている ...
● Kerala wilt、ココヤシ-印 KL
Outbreak of coconut disease confirmed
PRO/PL> Kerala wilt, coconut palm - India: (KL) susp
Archive Number: PRO/PL> Kerala wilt, coconut palm - India: (KL), susp.
情報源 The Hindu、2015年8月27日。
狂犬病-ブラジル
ポリオ
(04) -ウクライナ、2例
(05) -ウクライナ、ワクチン由来 WHO F など
● 炭疽-モルドバ (03) GA ヒト、ヒツジ
PRO/AH/EDR> Anthrax - Moldova (03): (GA) human, ovine exposure
Archive Number: 20150901.3616795
情報源 Centrul National de Sanatate Publica [in Romanian]、2015年8月28日。
救急部門 the CSP Emergency in Comrat によると、Avdarma 在住の48歳男性が 28日、the PMSI district hospital 病院感染症病棟に入院となった。男性は 26日に 38.5℃の発熱等の症状で発病し、左手背表面に炭疽病変 a "carbuncle" anthrax lesion が認められた。入院時の病状は、中等度 "medium gravity" で、PCR 検査により診断が確定されている ...
● 狂犬病-ブラジル RN PB から、ヒト、ネコ
PRO/AH/EDR> Rabies - Brazil: (RN, ex PB) human, feline exposure
Archive Number: 20150901.3616621
情報源 ProMED ESP [in Spanish]、2015年9月1日。
州保健当局者 The Public Health Secretary (SESAP) Rio Grande del Norte (RGN) が 8月30日、生後 20ヶ月男児が狂犬病 rabies により死亡したことを確認した。この男児は Paraiba 在住で、the RGN public health network の中で治療されていた。28日、Pasteur Institute in Sao Paulo での検査で確認された。Jacarau Municipality in Paraiba でネコの咬傷を受け、20日に Monsenor Pedro Moura Hospital in Nova Cruz/RGN を受診した。両親により病院に連れてこられたときには脱水状態で、嘔吐と発熱、呼吸困難および血圧の上昇が認められた。男児に攻撃性、易刺激性、光線忌避 photophobia の症状が認められたため、同日 Varela Santiago Children's Hospital in Natal に紹介となった。さらに Gurgel Manfredo Monsenhoe Hospital において脳の CT 検査が行われた後、集中治療室に入院となった。Gurnel Walfredo Hospital において、2008年のブラジル Floresta, Pernambuco, Brazil および2004年の米国 Milwaukee, USA の各 1名の、狂犬病から生還した患者に行われたのと同じ狂犬病治療 a protocol for treating human rabies が行われた。このネコにより、ほか 4人と患児の父親も咬傷を受けていた。RGN で最後に狂犬病患者が報告されたのは、2010年の Frutuoso Gomes city で、ベクターは吸血コウモリだった。SESAP によると、2015年は 14市で 26 animal cases of rabies が報告されている: Acari, Caico, Ceara Mirim, Encanto, Monte Alegre, Navidad, Pau dos Ferros, Pedro Velho, Santana Creek, San Fernando, Sao Gonzalo do Amarante, Serrinha dos Pintos, Teniente Ananias, and Varzeas。感染した動物は主にウシ (12 cases) と非吸血性コウモリ non-hematophagous bats (9 cases) だった。これ以外では Caico のイヌや、ブタ、ウマ、キツネの感染が報告されている。
● ポリオ (05) -ウクライナ、ワクチン由来 WHO
Circulating vaccine-derived poliovirus - Ukraine 1 Sep 2015
PRO/EDR> Poliomyelitis update (05): Ukraine, vaccine-derived, WHO
Archive Number: 20150901.3616558
情報源 WHO Global Alert and Response Disease Outbreak News 1 Sep、2015年9月1日。
厚労省検疫所 FORTH より。
ウクライナでは、2015年6月30日と7月7日を発症日とするワクチン由来のポリオウイルス1型(cVDPV1)の患者 2人が確認された。2人は、ルーマニア、ハンガリー、スロバキアおよびポーランドと国境を接するウクライナ南西部のZakarpatskaya oblast(ザカルパッチャ州オーブラスチ)からの確認で、発症時、1人は4歳、もう1人は10か月の子どもだった。ウクライナはワクチン接種率が不十分のため、ワクチン由来のポリオウイルスが発生する特有のリスクをもっていた。2014年にポリオおよびワクチンで予防可能な病気に対する十分な予防接種を受けたのは50%に過ぎない。
● 東部ウマ脳炎-米 (10) NJ, TX ウマ
PRO/AH/EDR> Eastern equine encephalitis - USA (10): (NJ, TX) equine
Archive Number: 20150901.3616018
[1] New Jersey
情報源 NJ、2015年8月31日。
2歳馬 2-year-old Gloucester County filly 1頭が、2015年第 1例目の東部ウマ脳炎 case of Eastern equine encephalitis (EEE) と診断された ...
[2] Texas
情報源 High Plains Journal、2015年8月31日。
州保健当局 The Texas Animal Health Commission [TAHC] に the Texas A&M Veterinary Medical Diagnostic Laboratory of Texas horses testing positive for Eastern equine encephalitis [virus infections] が報告された。ウマの感染が確認されたのは: Newton, Orange, Liberty, Jasper and Jefferson counties の各郡で、現在までに確認された positive EEE cases in Texas は合計 5頭である ...
● ウエストナイルウイルス-米 南北アメリカ
PRO/AH> West Nile virus - Americas: USA
Archive Number: 20150901.3616014
情報源 The Disease Daily、2015年8月23日。
[後の 20150902.3617360 で、2012年の記事であると指摘されている]
● ポリオ (04) -ウクライナ、2例、RFI
PRO/EDR> Poliomyelitis update (04): Ukraine, 2 cases, RFI
Archive Number: 20150901.3616015
情報源 Ukrinform - Ukrainian News Agency、2015年9月1日。
最西端地域 the westernmost Zakarpattia region から 2例のポリオ患者が報告された。1日の保健相のブリーフィングで明らかにされた。"the Zakarpattia region において最近、2 cases of polio が確認された。the World Health Organization and our partners in Europe に通報し、ウクライナ国内全体への波及を阻止するためあらゆる手段を講じる" と述べ、感染は限局化されていると強調した。同相は、国内には十分な量のワクチン供給があると述べた。
[Mod.MPP 注-保健相からの発表であることから、おそらく、確定診断されたポリオウイルス関連疾患患者の報告と思われる。報告には、野生株ポリオウイルス wild poliovirus (WPV) なのか、ワクチン由来株のウイルス vaccine-derived poliovirus (VDPV) であるか、についての記載がない。 the WHO archive on reported cases of polio によれば、ウクライナで最後にポリオ患者が報告されたのは 1996年 (there was 1 case in 1996, 1 case in 1995, 14 cases in 1994, 5 cases in 1993, 12 cases in 1992, and 3 cases in 1991 -- the 1st year when individual reports were received from the Ukraine) である。WPV であると確認されれば、2015年の常在国以外では初めての感染となる [後の WHO 報告で cVDPV と確認] ... 最後の常在国以外での野生株ポリオウイルス感染の確認は、2014年8月11日のソマリア (20150901.3614553)である ... 2015年5月1日の Newsweek に、ウクライナのワクチン接種状況に警鐘を鳴らす記事がある。"ウクライナは、欧州で何十年間発生していないポリオウイルス感染流行が、いつ発生してもおかしくない危機にある。保健当局者らは、何百万人もの小児が、麻疹、ジフテリア、風疹などの死亡する可能性のある感染症のリスクに曝されている、と述べている。麻疹 ・ 風疹ワクチン接種後の生後 16ヶ月の幼児の死亡があり、メディアによる騒動が起きた 2008年以降、国内の伝染性疾患 contagious disease への防御率 (=予防接種率) は急激に低下した。国連機関は、ワクチンと死亡の因果関係はないと結論づけたが、予防接種の希望者が激減し、国連が "zero coverage" と表現する状況に陥っている。ウクライナでは毎年平均で 50万人が出生し、感染の危険に曝される乳幼児は 300万人に達しようとしている"。 2013年の UNICEF media report (published in Lancet) には、以下の情報がある; "WHO and UNICEF ともに an outbreak of polio は、今そこにある危機 a real danger としている。今日ポリオは欧州ではほとんど見られなくなったが、ワクチン接種者が 74%にすぎないウクライナは、とりわけアウトブレイクが起こりやすいと、専門家は指摘している。欧州および米国の接種率は 90%を超えている ... サプライの問題に加え、保護者らの接種拒否も、低接種率の要因となっている ... ポリオ、麻疹、風疹、その他のワクチンを全て受けているウクライナの子どもは、わずかに 50%程度" ... ]
● 原因不明の死亡、ヤギ-印 TG RFI
PRO/AH/EDR> Undiagnosed mortality, caprine - India: (TG) RFI
Archive Number: 20150901.3615566
情報源 The Hindu、2015年8月30日。
Ragapur village in Sirpur (U) mandal [administrative division] で過去 4日間に、少なくとも 100頭のヤギが、かぜと発熱の症状で死亡している。the Gonds [aboriginal peoples (now officially designated as Scheduled Tribes) of central and south-central India] に不安が広がっている ...
● Kerala wilt、ココヤシ-印 KL
Outbreak of coconut disease confirmed
PRO/PL> Kerala wilt, coconut palm - India: (KL) susp
Archive Number: PRO/PL> Kerala wilt, coconut palm - India: (KL), susp.
情報源 The Hindu、2015年8月27日。