2015年9月13日

インフルエンザ (45)
エボラ (107) WHO
ツツガムシ病-印 (04)
レジオネラ症-仏    など

水胞性口内炎-米 (15) NE ウマ
PRO/AH/EDR> Vesicular stomatitis - USA (15): (NE) equine
Archive Number: 20150913.3642941
情報源 KGWN.tv、2015年9月11日。
ネブラスカ州 Scotts Bluff County, Nebraska のウマ 1頭の水胞性口内炎感染例 case of vesicular stomatitis (VS) が、州農業当局 the Nebraska Department of Agriculture (NDA) により確認された ...

狂犬病-米 (29) PA ネコ、ヒトの曝露
PRO/AH/EDR> Rabies - USA (29): (PA) feline, human exposure
Archive Number: 20150913.3642940
情報源 The Daily Review、2015年9月12日。
Dietz Road (in Wilmot Township, Bradford County) で、車の下にいたノラネコが、車に乗り込もうとする女性の手足に噛みついた。この母親を助けようとした娘も腕を咬まれた。ペンシルベニア州獣医学研究研究所 the Pennsylvania Veterinary Laboratory in Harrisburg, PA で行われたネコの狂犬病検査が陽性と確認された ...

インフルエンザ (45) 
PRO/EDR> Influenza (45): WHO global update, seasonal
Archive Number: 20150913.3642764
情報源 WHO influenza updates、2015年9月7日。
要約
南半球での活動性が維持されており、大洋州で増加傾向、南米の温帯地域はピーク、南アでは減少傾向が認められている。
北半球の活動性は低レベルのまま。
東アフリカで活動性が報告されている国々では A 型優位。西アフリカは減少傾向で、ガーナで B 型、コートジボワールで A 型が優位。
南北アメリカ熱帯地域、中米、カリブ海地域の活動性は低い。
アジアの熱帯地域、南アジアと東南アジアも全般的に活動性は低いが、インドで A(H1N1)pdm09 優位のわずかな増加があり、中国南部も A(H3N2) 優位で依然活動性は高い。
南米は A 型、南アは B 型、オーストラリアは B > A(H3N2) で 8月第2週にピークを過ぎたと見られ、ニュージーランドは、A(H3N2) and B が優位。
以下、原文参照願います

エボラ (107) WHO
PRO/AH/EDR> Ebola update (107): WHO, Sierra Leone case, susp. NGO, funding, research
Archive Number: 20150913.3642809
[1] WHO Ebola data and statistics (11 Sep 2015)
情報源 WHO Ebola data and statistics、2015年9月11日。
厚労省検疫所 FORTH 参照願います
[2] シエラレオネ: 5th contact case
Sierra Leone records 5th Ebola case
情報源 Xinhuanet、2015年9月11日。
国家エボラ対策センター The National Ebola Response Center (NERC) of Sierra Leone が [11 Sep 2015]、北部 the Sellakafter village in Kambia district の新たなエボラ検査陽性患者 1名 another case positive for Ebola virus disease [EVD] を公表した。この 1週間で 5人目の確認となった。いずれも、同村内で 2週間前に死亡した 67歳女性の関係者 relatives である。死亡した女性の身体を洗い埋葬に参加したため、村内で隔離されていたハイリスクの 1人だったと述べた ...

[3] Suspected, NGO, funding, research
 ...
10 Sep 2015: UN health agency [WHO] warns Ebola outbreak in West Africa has "a very nasty sting in its tail"
[WHO 派遣の特別チームは [10 Sep 2015]、2015年中のヒトでの感染 0 達成は十分可能 "very possible within 2015" と報告した ... 西アフリカで猛烈な雨期に入ってからも、ギニアとシエラレオネで発生の患者は 6週連続でヒト桁に留まっている上、アクティブな感染伝播のチェーンは 3つだけであり、目標達成の可能性は高いとしている。WHO によれば、現在のエボラ対策はフェーズ 3と呼ばれ、残存リスクへの対応と再興阻止を確実に行う段階にある ... - more]
12 Sep 2015: Offline: A pervasive failure to learn the lessons of Ebola [Commentary]
Citation: R. Horton. (12 Sep 2015). A pervasive failure to learn the lessons of Ebola. The Lancet, 386.
[エボラ発生後の空想 Post-Ebola reverie が、当時の問題点を検討する数多の専門家会議を生みだしている。最近では先週、世界中の保健分野の専門家のお歴々が the Wellcome Trust in London に集まった。the US Institute of Medicine (IOM) が予想したとおり、a Commission to "流行性疾患に対する、より良い準備、検出、対応のための、現地、地域および地球規模のシステムの選択肢を、検討し評価する" との会議が 2日間続き、様々な evidence が積み上がった ... - more]
 [Mod.LK - the next major outbreak に過ちを繰り返さないための議論は重要。地域ごとでそれぞれの感染流行に相違点はあるが、感染伝播様式、疾患の全容 spectrum of illness、国際社会が対応する際の核心的要素を明らかにしておくべきである]
29 Sep 2015: 抗体カクテル治療における、エスケープ変異株の発生 
Emergence of Ebola Virus Escape Variants in Infected Nonhuman Primates Treated with the MB-003 Antibody Cocktail
Summary: ヒト以外の霊長類のエボラウイルス感染治療において有効なモノクローナル抗体カクテル MB-003, a plant-derived monoclonal antibody cocktail は、感染から 1ないし 2日後に治療を開始すると、6頭中 2頭で感染防御効果が確認されなかった。このウイルスのエスケープ (治療効果回避) のメカニズムを、モノクローナル抗体の標的部位における 5種類の非同義変異 non-synonymous mutations の原因となった遺伝学的変異 2 clusters of genomic mutations の観察により明らかにした。これらの変異は、抗体結合の低下に関係しており、その後 in vitro の実験で中和されないウイルス分離株内に存在することを確認した。これとは別の第 2の研究を後ろ向きに検討し、同様の 1例を確認した。すでに同定されていた部位の Four SNPs が、この第 2の死亡例で確認されたことから、ドリフト genetic drift が治療不成功の原因であった可能性がある。以上より、ウイルスのエスケープを最小限とするため、カクテルの各コンポーネントは、異なるドメイン(部位) を標的とするよう選択することが重要であることが明らかになった。
引用: Kugelman JR, Kugelman-Tonos J, Ladner JT. (29 Sep 2015). _Cell Press_.

Funding

Research
9 Sep 2015: Ebola virus disease in Liberia 
出典 USDA Forest Service, Southern Research Station
[要約: 気候変動や自然災害の研究に用いられる、社会の脆弱性を示す指標は、アウトブレイクなどに関する場合でも利用可能、と研究者らが示唆した。地区レベルでマッピングされた人口や世帯調査のデータは、エボラアウトブレイクなどで最も脆弱な地域をあぶり出すことに役立つ可能性がある。
引用: John Stanturf et al. (Sep 2015) Downstream Warming and Headwater Acidity May Diminish Coldwater Habitat in Southern Appalachian Mountain Streams. PLOS ONE
doi.10.6084/m9.figshare.1428746]
11 Sep 2015: Ebola virus mutations may help it evade drug treatment
[米軍感染症研究所 US Army Medical Research Institute of Infectious Diseases: "escape variants (エスケープ変異株)" と呼ばれる、致死性のエボラウイルスの遺伝学的変異が、抗体を利用した治療による感染回避の効果を阻止することが分かった。今週発行の科学雑誌 the journal _Cell Reports_ 掲載のこの報告には、エボラウイルス疾患の治療法の継続的な開発の必要性が示されている。エボラウイルスは免疫システムを通り抜け overruns the immune system、宿主が感染と闘う力を凌駕してしまう。戦略の 1つとして、ウイルスを中和し、宿主の免疫システムを有効とする、抗体のカクテルの注入を基礎とする方法がある。 このようなカクテルの 1つの MB-003 は、非ヒト霊長類のウイルス感染に有効性を示す... - more]

関連項目 (106): WHO update, taxonomy, susp. vaccine, funding 20150909.3635164

ツツガムシ病-印 (04) KL
PRO/AH/EDR> Scrub typhus - India (04): (KL)
Archive Number: 20150913.3642698
情報源 The Times of India/ Kozhikode、2015年9月13日。
ケララ Kerala 州北部でツツガムシ病患者 scrub typhus cases の数の減少に成功しているが、the 2 districts of Kozhikode and Wayanad だけは例外となっている ... [疾患の説明] ... 地区保健当局によると、the district [Kozhikode?] では 1月から8月までの間に、合計 25人の患者が報告されている。同期間、The Wayanad district では 2 deaths and another 40 scrub typhus cases が報告されている。2014年の報告はそれぞれ、32 cases in Kozhikode and 10 cases in Wayanad、2013年は 4 cases in the district and 6 in Wayanad だった ...

レジオネラ症-仏 LR 
PRO/EDR> Legionellosis - France: (LR) RFI
Archive Number: 20150913.3641760
情報源 Le Parisien [in French]、2015年9月10日。
 Montpellier (Herault) で 8月中旬以降、8例のレジオネラ症患者 cases of Legionnaires' disease が確認されている。Nimes の患者 1名が死亡; another 2 は現在も入院中; 5 others は回復した。いずれの患者も、the city center of Montpellier を訪れていた。保健当局 The Regional Health Agency (ARS) of Languedoc-Roussillon は異常な増加としており、感染源の調査を行っている ...

ブルセラ症-ボツワナ SO ウシ、ヤギ OIE RFI
Brucellosis (_Brucella abortus_), Botswana、Reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Brucellosis - Botswana: (SO) bovine, caprine, OIE, RFI
Archive Number: 20150913.3639980
情報源 OIE, WAHID weekly disease information 2015; 28(38)、2015年9月11日。
感染開始時期 2015年8月10日
前回流行時期 2010年11月
病原体 _Brucella_ spp
新たな感染流行 (2)
発生地 1: Goodhope, Southern: Village
発生地 2: Ga-Moeng, Kanye, Southern: Village
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 600/ 6 / 0 / 0 / 0
ヤギ Goats / 23 / 2 / 0 / 0 / 0
Affected population: Cattle grazing in communal area

ブルータング-仏 AL 欧州 (03) ヒツジ、ウシ 8型 OIE
Bluetongue, France、Reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Bluetongue - Europe (03): France (AL) ovine, bovine, st 8, OIE, RFI
Archive Number: 20150913.3640375
情報源 OIE, WAHID weekly disease information 2015; 28(38)、2015年9月11日。
感染開始時期 2015年8月21日
前回流行時期 2010年
原因ウイルス Bluetongue virus、Serotype: 8
新たな感染流行 (1)
発生地: Les brulards, Louroux de Bouble, Allier: Farm
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 147 / 27 / 0 / 0 / 0
ヒツジ Sheep / 208 / 6 / 0 / 1 / 0