2015年9月29日


炭疽-インド (18)
原因不明の疾患-中国 学童 など

炭疽-インド (18) AP
PRO/AH/EDR> Anthrax - India (18): (AP Andhra Pradesh ) human, susp 
Archive Number: 20150929.3679190
情報源 The New Indian Express、2015年9月28日。
26日、the agency area of Visakhapatnam に炭疽 
Anthrax が再び現れ、少なくとも 6人が発症した。当局によれば、すべての患者は King George Hospital in Visakhapatnam に移送され、診断と治療が行われている。Thadiputtu, Boddaputtu, Nimmalapadu and Urrada villages in Hukumpeta mandal の住民 6人が、皮膚アレルギー [?] の症状に苦しんでいる。手足に 7日前からの黒い病変が認められている ... 

原因不明の疾患-中国 SH 学童
PRO/EDR> Undiagnosed illness - China: (SH Shanghai ) schoolchildren 
Archive Number: 20150929.3677576
情報源 Eastday, Shanghai Daily report、2015年9月28日。
100人以上の生徒が発病し、検査により、教室内で過剰なホルムアルデヒドとアンモニアが検出されたため、Chongming County  の 1ヶ所の小学校の新校舎の使用が差し止められている。生徒らは、めまい、発疹、嘔吐などを訴え、162人が病院を受診したと、郡当局が発表した。今も 17人が投薬を受けている。全校生徒 580人は以前の校舎に移動し、当局が新しい校舎を徹底的に調査している。
 [Mod.TG - 新たに建築された建物内で、ホルムアルデヒドが認められることは多い。加工や圧縮材などの組み立てなどに使用されている。アンモニアの存在は、より理解に苦しむ。どのような建材が使われたのか、あるいは汚水から発生するガスがあるのか?

ホルムアルデヒド Formaldehyde
ホルムアルデヒドへの曝露は、吸入や皮膚・眼の接触で起こることが多い。蒸発したホルムアルデヒド Formaldehyde vapors は肺で速やかに吸収される。急性の曝露にした場合、臭いで気付かれる; しかし、ホルムアルデヒドに感作された人では、嗅覚閾値 (odor threshold is 0.5 to 1.0 ppm; OSHA PEL is 0.75 ppm) 以下のレベルで頭痛や眼・のどの刺激を経験するため、臭いをもって危険な濃度の指標にすることはできない。臭いへの慣れも起こりうる。低濃度の急性曝露では、頭痛、鼻炎、呼吸困難が、高濃度では、激しい粘膜刺激症状や、熱感、流涙、気管支炎、肺浮腫、肺炎などの原因となることもある。感受性がある人では、例え低濃度であっても、喘息や皮膚炎を経験する。蒸発したホルムアルデヒドは空気よりやや重く、換気が不十分で、閉鎖された、低い場所で、吸入されやすい。

皮膚 ・ 眼の接触
眼が蒸発したホルムアルデヒドに接触すると、刺激症状や流涙が起きる。濃度により、一時的な不快感から、より重症な角膜混濁や失明などとなることもある。健常な皮膚から吸収され、刺激症状やアレルギー性の皮膚炎を起こすが、直ちに代謝されるため、皮膚曝露後に全身症状が起きる可能性は少ない。体重に比べて皮膚の表面積が大きい小児は、皮膚から吸収された有毒物質の影響が、より大きく出やすい。

ホルムアルデヒドはメタノールの酸化により合成され、世界中で最も大量生産される 25種類の化学物質の 1つで、プラスティック、レジン樹脂、尿素ホルムアルデヒド発砲断熱材などの製造に使われている。Formaldehyde or formaldehyde-containing resins は、鏡、爆薬、人絹、染料などの多様な有機製品のキレート chelating agents にも使用されている。また、殺菌消毒としても使用されてきた。農業分野では、小麦のうどん粉病やオーツ麦の腐敗病予防の抗真菌の消毒噴霧に使われている ... 
- Formaldehyde is a potent sensitizer and a probable human carcinogen.

急性曝露
Formaldehyde vapor により直ちに、鼻、眼、上気道の粘膜の局所刺激症状が現れる。嚥下により消化管の重症傷害 severe injury が起きる。ホルムアルデヒド毒性の正確なメカニズムは分かっていない。しかし、細胞膜上や組織や体液中の分子 (蛋白や DNA) との相互作用により細胞機能に影響を与えることが分かっている。高濃度では、蛋白が破砕され細胞死に至る。気道での吸収は非常に速やかで、消化管でも急速に吸収されるが、食品とともに摂取された場合は遅れる可能性がある。ホルムアルデヒドは吸収されると、代謝によりギ酸 formic acid に変化するため、酸塩基平衡のバランスが崩れ、様々な全身症状を現す可能性がある。
小児の反応は、必ずしも成人の反応と同じとは限らない。(大人と) 違った対処法が必要となるかも知れない。

中枢神経症状
倦怠感、頭痛、睡眠障害、易刺激性、精緻運動・記憶・平衡障害が認められる場合は、単回の高濃度曝露の結果であるかも知れない。

呼吸器
 ... 肺障害は、曝露から 12時間後まで増悪する可能性がある。以前に感作されていた場合、たとえば 0.3ppm のような非常に低濃度であっても、強い気管支狭窄 Bronchial narrowing を起こす可能性がある。気管支狭窄は、直ちに起こることもあれば、曝露の 3-4時間後に遅れて発生することがあり、曝露の最大 20時間後まで増悪する可能性があり、数日間持続する場合もある。刺激性化学物質の曝露により、反応性気道不全症候群 reactive airway dysfunction syndrome (RADS) と呼ばれる、化学物質や刺激物質を誘因とする喘息が起きることがある。
成人に比べ、気道径が小さい小児は、腐食性物質による影響を受けやすい ... 

代謝上の影響
ギ酸の蓄積により、アニオンギャップ酸塩基不均衡となることがある。ホルマリンを摂取した場合に、メタノール安定剤 the methanol stabilizer が吸収されると不均衡の原因となり、アニオンギャップと浸透圧ギャップが起こりうる。

免疫上の影響
以前に吸入や皮膚接触などによる感作 have been previously sensitized があると、様々な皮膚病変、喘息様症状、アナフィラキシー反応、そしてまれではあるが、溶血が起こりうる。小児の免疫システムは、生下時より発達が続いているため、化学物質に対し、より感受性が強い可能性がある。 

消化器系への影響
ホルムアルデヒド水溶液の摂取は、食道と胃に激しい腐食性障害を起こすことがある ... Both formaldehyde and the methanol stabilizer は容易に吸収され、全身性毒性を呈する。

 (中略 ... 眼、皮膚への影響、後遺症、慢性曝露、発がん性 [a carcinogen と予測される、increased risk of nasal cancer])

アンモニア Ammonia
植物や動物に必須の窒素の重要な供給源で、腸内細菌もアンモニアを産生する。独特の臭いがする無色のガスで、水に融解する ... 

以上、出典 1  and 2]

世界狂犬病デー
PRO> World Rabies Day: things you should know 
Archive Number: 20150929.3677575
情報源 Elsevier、2015年9月28日。
* 写真が多く、医療従事者以外の方々への説明にも好適。
原文 [Google 翻訳] 参照願います。

ランピースキン病、ウシ-ワクチンの評価 (02) 
PRO/AH> Lumpy skin disease, bovine: vaccine assessment (02) update 
Archive Number: 20150929.3676992
投稿者 ベルギー ・ Federal Veterinary and Agrochemical Research Centre、Dr Kris de Clercq、2015年9月28日。
The CODA-CERVA (Belgium) は、the Bill and Melinda Gates Foundation が支援する、ワクチンを比較する the comparison of lumpy skin disease [LSD] vaccines プロジェクトに協力しており、The Pirbright Laboratory もパートナーとなっている。 6 different vaccines について検討する予定である。これらのワクチンには、弱毒生 LSD ワクチン live attenuated LSD vaccines、弱毒生ヒツジもしくはヤギ痘ワクチン live attenuated sheeppox or goatpox vaccines、そして最近開発された不活化ワクチン newly developed inactivated vaccines が含まれている。The inactivated LSD and sheeppox vaccines を開発したのは、モロッコの MCI Sante Animale で CODA-CERVA において動物実験を行った ...