2015年11月10日

百日咳-カナダ (05) 米国 (14)
コレラ (36)-モザンビーク、タンザニア
MERS-CoV (155) 保有宿主動物、ラクダ
Zika ウイルス-コロンビア (05)
マラリア-スーダン
原因不明のアウトブレイク-スーダン (05) など

百日咳-米国 (14)
PRO/EDR> Pertussis - USA (14)
Archive Number: 20151110.3781837
[1] テキサス Texas
情報源 WFAA、2015年11月9日。
the Plano [within Collin County ] Health Department は 9日、高校生 2名が百日咳 perrtussis, also known as whooping cough と診断されたことを明らかにした ...
[2] ニューメキシコ New Mexico (Curry County )
情報源 Deming Headlight、2015年11月2日。
州保健当局は 2日、Curry County で、学齢期の児童 7人と乳幼児 2人を含む、13 cases が確認されていると発表した。同郡内の百日咳は、2014年は10万人あたり 7.6例だったが、2015年は 25.5例に増加している ...
[3] ニューヨーク New York  (Kings County)
情報源 NYC Department of Health and Mental Hygiene、2015年10月19日。
ユダヤ人コミュニティ the Orthodox Jewish communities in Crown Heights, Williamsburg, and Borough Park, Brooklyn での百日咳アウトブレイク An outbreak of pertussis が続いている。2014年10月から 2015年10月までの間に、109人の患者がニューヨーク市保健当局 the New York City (NYC) Department of Health and Mental Hygiene (DOHMH) に報告された。最近 4ヵ月間に症例数が増加した。患者の 90 % が 19歳未満の小児で、52 % がワクチンを接種されていなかった。1歳未満の乳児が 34 % を占めていた (37例)。患児の母親の中で、妊娠中の接種を勧められているワクチン the recommended tetanus-diphtheria-acellular pertussis (Tdap) vaccination を受けていたのは、わずか 3人 (8 %) だけだった。5人の乳児が入院となり、1人は肺炎を発症していた ...

コレラ (36)-モザンビーク、タンザニア
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (36): Africa
Archive Number: 20151110.3780975
[1] コレラ-モザンビーク
- (Zambezia Province)
情報源 Star Africa、2015年11月5日。
Mozambique's Central Province of Zambezia の第 2の都市 Mocuba でコレラ cholera の感染流行が発生し、137 suspected cases が確認されていると、保健当局の医師が 5日の会議で明らかにした。重症下痢症の患者 10人の検体でコレラ菌 the bacterium _Vibrio cholerae が確認されたと説明した。the Mocuba Rural Hospital に隣接する治療センターには 49人の入院があり、1人が死亡している。最も深刻な状況にある、the neighbourhoods of Central, CFM and Toma-de-Agua はいずれも the banks of the Licungo River に位置している。
- (Nampula Province)
情報源 O Pais、2015年10月30日。
暑くて雨の多い時期となり、国内ではコレラアウトブレイク発生の危険性が高まっている。2015年9月以降、479 cholera cases, including 3 fatalities が報告されている。保健当局によると、患者のほとんどが Nampula province, particularly in the provincial capital (Nampula) and Malema district で診断されている ...
[3] コレラ - タンザニア
- (Mwanza Region)
情報源 Daily News、2015年11月4日。
Mwanza Region では 9月以降コレラにより 18人が死亡しており、宗教指導者には、信者 their followers に対する健康教育の実施が迫られている。3日の地域医療担当者 Acting Mwanza Regional Medical Officer の医師の話によると、Ukerewe Island では、漁民社会にある魔女信仰 beliefs in witchcraft among fishing communities が死者の増加につながっているとされ、宗教的指導者に (コレラに関する) 講話spiritual guidance を行ってもらうキャンペーンが始まっている。死亡した 18人以外に、累積の患者数は 317人に達している ... 発生のある地名として、Ukerewe Island, particularly in Nansio and Murutungulu, Irugwa Island,  Sengerema [at Kanyala village bordering Nkome Island],  Other districts are still safe. ...
- (Tanga Region)
情報源 All Africa、2015年11月2日。
Handeni District in Tanga Region にコレラ感染流行 The cholera outbreak が拡大したことにより 6人が死亡した。死亡が発生したのは between Fri 30 Oct 2015 and Sat 31 Oct 2015 で、Segera, Kwamnele, Kwengoma, Kwamatuku and Ndolwa の患者だった ...
- タンザニア渡航勧告 Tanzania, USA travel advisory
情報源 Outbreak News Today、2015年10月30日。
米 The US Centers for Disease Control and Prevention (CDC) は 30 Oct 2015、コレラ感染流行が発生した、東アフリカのタンザニアに関する渡航勧告を発出した。10月15日の最終更新のでーたによると、2ヵ月間で患者数が 4倍以上に増加し、4407人が感染し、68人が死亡している。感染の発生がある地域は、最も深刻なダルエスサラーム Dar es Salaam のほか、 Morogoro, Pwani, Kigoma, Kilimanjaro, Iringa, Dodoma, Geita, Mara, Singida, Shinyaga, Mwanza and Zanzibar の各都市である。米政府保健当局は、下記の食品と水に関する注意事項に従い、旅行者が自分自身で身を守るようアドバイスしている ...  (感染しても) 多くは軽症またはほとんど症状が見られないが、成人ではおよそ 20人に1人 (5 %) に、大量の水様性下痢、嘔吐、下肢のけいれんなどを特徴とする重症疾患が認められる。治療が行われない場合は、数時間で死に至ることもある。
 [Mod.LL 注-コレラによる死亡は、下痢 による (失われた) 水分や電解質が補給されないことに関係する。成書で指摘されているとおり、経口補水療法 oral rehydration therapy は、コレラやその他の下痢性疾患のアウトブレイクにおいて、救命につながる可能性がある。
" ... 経静脈補液によるコレラの治療が可能となったのは 1831年のことであるが、(経口補水が) 劇的な改善をもたらせるにもかかわらず、腸管粘膜は実際には破壊されていないため消化管の補水療法が有効であり、経静脈補液の必要性を減少させることにつながる、ということが認知されるようになったのは、ようやく 1960年になってからだった。実際、この補水療法は、経口摂取された場合と経口胃チューブを通して行われた場合の有効性は変わらないことから、辺境地域でも経口補水療法 oral rehydration therapy (ORT) として実施できるようになり、コレラの有病率と致死率の改善につながっている。バングラデシュの戦闘による難民の間で使用された oral glucose-salt packets (グルコース-食塩パック) により、致死率が 30 % から 3.6 % に減少した。ORT にはいくつかの組成があるが、一般的にはグルコースまたは特に亜鉛などの微量栄養素を含むコメ粉をベースとしている。下痢症患者の volume loss から、体液量の損失 volume and fluid losses を概算する評価法については、参考文献 6に記載されている。重症の循環血漿量減少 severe hypovolemia がある場合は、まず生理食塩水かリンゲル液による経静脈的大量輸液 (20-30 ml/kg followed by 100 ml/kg in the 1st 4 hours and 100 ml/kg over the next 18 hours) を行ない、くり返し再評価する。軽症例では、最初の 4時間に最大 4Lの a glucose or rice-derived formula を経口摂取することで構わない。
参考文献
1. Cholera, diarrhea, and oral rehydration therapy: triumph and indictment. Clin Infect Dis 2003; 37: 398-405.
2. Polymer-based oral rehydration solution for treating acute watery diarrhoea. Cochrane Database Syst Rev. 2009; (2): CD006519. doi: 10.1002/14651858.CD006519.pub2.
3. Impact of rice based oral rehydration solution on stool output and duration of diarrhoea: meta-analysis of 13 clinical trials. BMJ 1992; 304(6822): 287-91.
4. Oral fluid therapy of cholera among Bangladesh refugees. Johns Hopkins Med 1973; 132(4): 197-205.
5. Oral rehydration solutions in non-cholera diarrhea: a review. Am J Gastroenterol 2009; 104(10): 2596-604.
6. WHO: The treatment of diarrhoea, a manual for physicians and other senior health workers. 4th ed. 2005.
イラスト (supplied by Mod.JW) of how to make a "home brew、自家製" oral rehydration solution]

ペスト、動物-米国 (15) CO プレーリードッグ
PRO/AH/EDR> Plague, animal - USA  (15): (CO Colorado) prairie dog, alert
Archive Number: 20151110.3781747
情報源 ReporterHerald.com、2015年11月4日。
Bobcat Ridge Natural Area で発見されたプレーリードッグ a prairie dog がペスト plague に感染していたと見られ、住民らに注意が呼びかけられている。The trail at the Fort Collins Natural Area は閉鎖されていないが、注意を呼びかける看板が立てられている ...

MERS-CoV (155) 保有宿主動物、ラクダ
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (155): animal reservoir, camel, research, RFI
Archive Number: 20151110.3781744
[1] オーストラリアのラクダとコウモリに関する研究 Research, camels and bats, Australia
情報源 Science Direct、2015年11月2日。
原著タイトル Absence of MERS-CoV antibodies in feral camels in Australia: implications for the pathogen's origin and spread, One Health (2015), doi:10.1016/j.onehlt.2015.10.003
要約 Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) infections は、1000人をはるかに超える患者が発生し、中東以外でも大きなアウトブレイクを生んでいる。ヒトコブラクダdromedary camels がヒトに対する主な感染源との仮説が支持されつつある一方、本来の自然界の保有宿主や、ウイルス新興に関するコウモリの役割に関する憶測は尽きていない。between 1880 and 1907 の時期を中心にオーストラリアにヒトコブラクダが輸入され、大陸の広い範囲に大きな野生の集団を形成した。今回われわれは、対象を限定したサーベイランス調査において、オーストラリアのラクダには、血清学的な the presence of MERS-CoV の証拠は認められなかったことを報告する。このことから、アフリカおよびアジアのラクダの中で MERS-CoV が新興し拡がった時期に関する、多様な仮説を示すことができ、それは感染の発生源となった地域 the original source region のラクダの血清を検査することである程度の解明ができ、われわれはパキスタン北西部を最も疑っている。加えてわれわれは、オーストラリアのラクダの生息域に重複もしくは近接して存在する各種のコウモリが、MERS-CoV と同じ系統のコロナウイルスを、高い確率で保有することを発見した。これらの提起された一連の研究結果はいずれも、"proactive surveillance 先見的調査" の例、複雑な疫学や病因を有する新興人獣共通疾患に対する、1種の One Health approach に固有の関連する概念である。
結語:一見すると、オーストラリアの野生ラクダの血清学的状況と、これらのラクダと接触があると考えられるコウモリでのコロナウイルスの確認について評価することは、アラビア半島における MERS-CoV の疫学や新興の理解に、あまり関係しないと思われるかも知れない。しかしこれまでにも、問題となっている地域の (中心ではなく) 境界域の動物を調査することによって、多くの重大発見が生まれてきたことは、ウイルスや疾病の複雑さを表している。ラクダが主な保有宿主 the principal reservoir of MERS-CoV である可能性に最初に気付かれたのは、カナリア諸島 the Canary Islands で採取されたラクダ血清を試しに検査した結果によるもので、その後のアラビア半島のラクダに対するより組織化された調査につながった。同様に、MERS-CoV の祖先ウイルスの候補が発見されたのは、アラビア半島には存在していない種である、南アフリカのコウモリの検体だった。このような事例は、複雑な疫学を持つ新興感染性疾患を扱う場合に、従来のアウトブレイク調査 conventional outbreak investigations では重要な問題解決には至らない可能性があり、無関係と思われるような研究方法が必要となることもあるという、貴重な教訓となる。こういった研究の一部が重要な発見につながることもあるが、そのほとんどはそうではないことも知っておかなければならない。しかし、"proactive surveillance" の文脈の中で、サーベイの結果が期待に反するものであっても、次にどこに向けて注力すればよいかを指し示すという点でおおいに重要であり、われわれの場合で言えば、西アジアでの a follow-on sero-survey がそれである。
[2] サウジアラビア: research effort
情報源 Akhbaar24 [in Arabic]、2015年11月9日。
保健相は、保健省によるラクダの一斉処分 cull camel flocks やラクダ所有者訴追の疑惑を否定し、自身はラクダ肉やミルクの摂取を続けていると述べた。[Sun 8 Nov 2015] 記者会見では、コロナウイルスに関する研究促進のための、保健省、農業省、大学  the King Abdelaziz University (Science and Technology) and the Ministry of Agriculture 間の協力が合意された。
[Mod.AS 注- MERS-CoV は最初の発見から 3年を経過し、なおもアラビア半島での感染循環が続いているが、そのコントロール策やヒトの感染予防策の進歩は限定的で、疫学上の、特にその保有宿主について、いくつもの不明点が残されたままとなっている。("400 research [projects]") 今も相反する声明や非現実的なデータが出し続けられる一方で、特にサウジアラビアにおける、継続的な問題の実用的な取り扱いのための調査努力の必要性が高まり、a "One Health" approach となっている。
OIE は動物の MERS-CoV infection に関する専門家グループ an ad-hoc experts group を立ち上げた。最後に会議が開かれたのは 2014年7月のパリで、その後 8月に an update of its Q&A regarding MERS-CoV in animals が発行された (20140818.2700879; the document   [Google 翻訳])。
the ad-hoc meeting in Paris from 15-17 Jul 2014  の会議録のうち、以下の 6件の記事 (annex 16, page 129-133) を読むことを勧める。

1. ヒトおよび動物の MERS-CoV に関する現在の知見
the World Health Organization (WHO), University of Hong Kong, and Erasmus Medical Centre, the Netherlands の専門家らのグループによると ... 血清学調査により、北アフリカの広い地域のラクダのウイルス感染; 高いウイルス抗体価のラクダはウイルスを排出; ウイルスは、ラクダの鼻や口からの分泌物、便、ミルク中で確認されている (ミルク検査の陽性結果については、混入の可能性も否定できない)、が示されている。正確な迅速検査 accurate serology and PCR tests for MERS-CoV and that several MERS-CoV lineages が利用可能である。

2. 公衆衛生ガイダンスのレヴュー
感染経路が明らかになっていないため、一般的な感染予防措置となっている ...

3. 以下についてのガイダンス:
a) 動物の MERS-CoV infection の定義
Article 1.1.3.e) of the Terrestrial Code (Version 2013) に従って報告する。ウイルス感染が同定された場合は、人獣共通感染を考慮し、症状が見られない場合でも報告する。The Group は、動物の血清検査陽性が過去の感染 previous infection を意味し、さらにウイルス学的検体採取を行うことを求めることで意見の一致を見た [以下、The Group agreed that は訳さないこととする]。ラクダもしくは他の動物で、ウイルス学的検査 Virological positive results (by PCR or virus identification) が陽性の結果が得られた場合は、zoonotic potential の可能性を the OIE に報告しなければならない。[Mod.AS 注-サウジアラビアは、アラビア半島内で患者発生があった国の中で、これまでラクダの MERS-CoV を報告したことがない、唯一の国である]。
b) ラクダでの MERS-CoV サーベイランス
"surveillance" よりも、the term "epidemiologic studies" の方がより適切である。それは、サンプリングの方法が確立していないことと、陽性例が確認された場合の動物衛生上の対策がないため。OIE の  the principles for Animal Health Surveillance で、the epidemiologic studies を検討すること。ラクダでの MERS-CoV epidemiologic studies の目的は、公衆衛生対策上の懸念に関するもので、以下に焦点が当てられるべき:
- ある国、農場、群れのラクダで MERS-CoV infections の発生があるのか ...
競走場、酪農、精肉、見せ物など、多様な産業のラクダから検体を採取する。年齢や採取場所 (races, markets, slaughterhouses) を狙ったサンプリングも可能。血清検査は 2歳以上の高年齢のラクダに、ウイルス調査は 2歳未満の若いラクダを対象とすべきとする証拠がある。潜伏期間やウイルス排出期間、リスク因子といった、疫学上の基礎データのために収集・解析することも必要。原因不明のラクダの死亡・発病イベント調査の重要性 ...
c) 他の動物種の MERS-CoV 調査
ラクダの MERS-CoV の発生がある国で、野生および家畜動物でも調査を行う。
d) 陽性判明時の適切な対応
[pages 137-138 in the document].
e) ヒトへの感染波及を制限しうる化学的根拠のある動物衛生対策
現在はない
f) updating of Questions and Answers (Q and A) on the OIE website and fact sheet for multiple audiences

4. 今後の動物での研究に関する勧告

5. Recommendations concerning solicitation of interest for possible establishment of an OIE Reference centre

6. OIE listed disease に MERS-CoV infection in camels を入れるべきか
 ... まだ、the criteria for an OIE listed disease を満たしていない ...]
関連項目 (154): Saudi Arabia, animal reservoir, camel, case control 20151105.3768115

Zika ウイルス-コロンビア (05) 
PRO/EDR> Zika virus - Colombia  (05)
Archive Number: 20151110.3781280
情報源 Semana [in Spanish]、2015年11月3日。
保健副大臣が、"Zika virus が予想以上の速さで拡大し、現在 239 cases が確認されている" と明らかにした。2015年6月以降、コロンビア国内で the word "Zika" が人々の間で広まったが、ブラジルで 16例が報告されていた当時は、それほど脅威と感じられていなかった。それから 4ヶ月 [3 Nov 2015]、国内で 239 cases が Bolivar, Antioquia, San Andres, Norte de Santander and Sucre [departments] で確認されている ...

マラリア-スーダン WF
PRO/EDR> Malaria - Sudan : (WF)
Archive Number: 20151110.3781705
情報源 AllAfrica.com、2015年11月8日。
難民キャンプ El Geneina camps in West Darfur の住民らは、マラリア感染の拡大と医薬品不足を訴えている。スーダン-国連の共同医療チームが先週 West Darfur に到着し、州内のウイルス出血熱アウトブレイク the outbreak of viral haemorrhagic fever (VHF) を行った。およそ 10ヶ月前から、小児を中心にマラリア感染が拡大したと住民が取材に答えて述べた。"キャンプ内の医療センターは連日約 30人の患者を受け入れているが、数十人以上の患者は、医師の診察を受けることなく自宅に戻らされている。キャンプ内に医薬品はなく、高価な市販薬を購入することもできない" ...

原因不明のアウトブレイク-スーダン (05) ND 発熱、発疹、難民キャンプ、小児
PRO/EDR> Undiagnosed outbreak - Sudan (05): (ND) fever, rash, refugee camp, children, RFI
Archive Number: 20151110.3780916
情報源 AllAfrica, Radio Dabanga report、2015年11月9日。
El Fasher, capital of North Darfur [Sudan] 近郊の難民キャンプ Zamzam camp の住民らは、小児を中心とした a 'new disease' の拡大を訴えている。先週 [week of 2 Nov 2015] から子どもらが、夜間の発熱と日中の皮膚掻痒を訴え始めたと述べられている。患者の大部分が 15歳未満で、咳をするものが多いとしている。最近、気温の変化があったためと説明する者もいる。日中は著しく暑くなり、夜間は急激に気温が下がると説明している。 ...
 [Mod.ML 注-ダルフール地方 the Darfur region から、くり返し Outbreaks of undiagnosed febrile illnesses が報告されてきた。ProMED-mail は、2ヶ月前から North Darfur の難民キャンプで、子どもが高熱、身体のむくみ、下痢、嘔吐、関節痛で死亡していることを報告した 20151108.3775050。今回は another refugee camp in North Darfur における、高熱、掻痒、咳の症状のある、a "new disease" outbreak が報告された。人口 158万人 (in 2006) の North Darfur は、 the Darfur region of western Sudan を構成する the 5 states (Central, East, North, South and West Darfur) の1つで、州都は Al-Fashir, or El Fasher である。多数の難民キャンプがあり ... the Zamzam camp の住環境も劣悪である 。高熱と掻痒を伴う小児の病気には、猩紅熱、水痘、麻疹があるが、いずれも特徴的な症状がある ... ]
関連項目 Undiagnosed hemorrhagic fever - Sudan (05): (ND) RFI 20151108.3775050

シラミ媒介性回帰熱-イタリア 亡命希望者
PRO/EDR> Louse-borne relapsing fever - Italy: asylum seekers, poss local transmission
Archive Number: 20151110.3779157
[1]
情報源 Emerging Infectious Diseases journal、2015年11月9日。
原著タイトル Louse-borne relapsing fever among East African Refugees, Italy, 2015. Emerg Infect Dis. 2016; 22(2); DOI: 10.3201/eid2202.151768
原文 [Google 翻訳] 参照願います。
[2] イタリア、シチリア島 2015年
情報源 Emerging Infectious Diseases journal、2015年11月9日。
原著タイトル Louse-borne relapsing fever in young migrants, Sicily, Italy, July-September 2015
原文 [Google 翻訳] 参照願います。

百日咳-カナダ (05) 
PRO/EDR> Pertussis - Canada (05)
Archive Number: 20151110.3780767
[1] マニトバ Manitoba
情報源 CJOB、2015年11月6日。
生後 4ヶ月の娘が入院となった Winkler [southern Manitoba] の母親は、すべての人々がワクチンを受けてほしいと願っている。生後 2ヶ月の時に初めての百日咳ワクチンを受けていたが、その 1ヶ月後に咳の症状が始まり、1日中咳が続くようになったという。クリニックを受診し、スワブ検査の結果、2日後に (百日咳と) 診断された ...
[2] Northwest Territories
情報源 CBC (Canadian Broadcasting Corporation) News、2015年11月3日。
保健当局は、Range Lake North School in Yellowknife [Northwest Territories, NT] の保護者らに対し、生徒らが百日咳に曝露した可能性があるとして注意を呼びかけている。[3 Nov 2015] 学校から通知された ...
[3] New Brunswick
情報源 CBC (Canadian Broadcasting Corporation) News、2015年10月29日。
the eastern region の保健当局が 10月29日、最新の百日咳感染流行の患者数に関する最新の情報を発表した。多くが、the greater Moncton area [southeastern New Brunswick] の患者であった ...

口蹄疫-モロッコ、マグレブ (14)
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Maghreb (14): Morocco (CS), st O, bovine, spread
Archive Number: 20151110.3780110
[1] El Jadida: 2nd outbreak, bovine
情報源 Alyaoum24 [in Arabic]、2015年11月9日。
[2] Q&A: official's update
情報源 Alyaoum24 [in Arabic]、2015年11月9日。
原文参照願います

B 群レンサ球菌-シンガポール (03) 侵襲性、魚類疑い
PRO/AH/EDR> Strep. Group B - Singapore (03): invasive, fish susp, update
Archive Number: 20151110.3779860
投稿者 シンガポール ・ Singapore General Hospital、Koh Tse Hsien、2015年11月8日。
患者から分離された菌の分子学的解析 Molecular typing により、2015年のシンガポールで発生した、重症 B 群レンサ球菌 Group B streptococcus (GBS) 感染流行の原因菌は serotype III and multilocus sequence type (MLST) ST283クローンに属することが分かった。一般的ではないこのクローンは、以前、非妊娠成人の侵襲性疾患でも確認されているが、1993-2003年の香港の妊娠女性の性器では確認されなかった。ST283 GBS はまた、タイの魚類 fish (tilapia) からも分離されており、人獣共通感染源の可能性が指摘されていた。アウトブレイク時に、シンガポールの魚類からの分離を試みたが、成功しなかった。一部のサンプルについては、PCR positive for serotype III GBS が確認された ...