● エボラ リベリア
PRO/AH/EDR> Ebola update (130): Liberia, susp. NGO, vaccine
Archive Number: 20151128.3825753
[1] リベリア: further investigation of new case
情報源 Foreign Policy、2015年11月26日
リベリアは、Ebola free を宣言後わずか数週間で、新たな感染例 the newest case of Ebola virus disease (EVD) が発生し、清浄状態維持に課題を残した。発端となった患者と感染伝播した一連の患者らは、治療を受けるために、混雑するクリニックから、父親と他の家族 4人とともに、同じ車に同乗して移動した。患者は消耗し口から血を流していた。患者はようやく。国内最大の公的病院である John F. Kennedy Medical Center (in Monrovia, Liberia's capital) にたどり着いた。入院の際、父親は患者が事故でケガをしたと伝えた。患者は発熱しておらず、トリアージを担当した医療従事者は誰も EVD を疑わなかった。患者は歩けない状態だった。父親が、患者を車いすに乗せて外傷治療棟に運び、標準の予防衣とラテックス手袋を着用した看護師が、出血のある口内を診察した。出血点を確認できなかったため、看護師は小児救急病棟に患者を移動させた。患者の EVD 検査が陽性であることが判明したのは、2日後のことだった。ただちに an Ebola Treatment Unit (ETU) に転院となり、3日後に死亡した。治療経過中、患者および西アフリカにとって問題となる点が複数あり、(その結果) 患者は死亡し、新たな感染伝播のチェーンが発生してしまった:
- 明らかに非常に状態が悪かったにもかかわらず、患者は他の家族とともに、混雑するクリニックや JFK Medical Center を通過し、同乗者や医療施設における感染拡大の危険性を高めた。
- 医療施設到着後、父親が、事故によるケガが出血の原因であると伝えた。ある医師は、"90 %の患者が本当のことを言わないので、かなり疑ってかかった方がいい" と言う。
- 患者を診た医療スタッフは、エボラ患者の取り扱いに適切な装備を行っていなかった。
- 治療に当たった医療施設のスタッフは、EVD 感染を疑う指標として、発熱を重視しすぎ ていた。
... 9人の医療スタッフの接触者は隔離されている ... 小児救急病棟は、消毒作業が行われ、閉鎖となり、入院中の患者らは自宅に帰らされた上で経過観察中となっている。外傷治療部は、消毒が行われたが閉鎖されていない。患者の 8歳の弟と父親もエボラウイルスに感染していたが、現在も状態は安定している。母親と年下のきょうだい 2人は、Zmapp の治療を受けている。患者の自宅も消毒作業が行われた ... 米軍感染症医学研究所チーム the United States Army Medical Research Institute of Infectious Diseases (USAMRIID) が 23日にリベリアに到着し、今回の新たな感染と以前の感染伝播チェーンとの関係について、遺伝子解析を行うことになっている。リベリア国内の各医療機関で実施されている、基本的な感染症対策への懸念 (疑念) が残る ... リベリアの 2回の小規模アウトブレイクから、WHO が定める、42日間患者発生が無いことをもって "Ebola-free" と規定することへの疑問が生じている ...
[Mod.LK- All Africa on 27 Nov 2015 が伝えるところによると、the Benson Hospital in Paynesville において、最近、母親からこの少年に輸血されたことが感染の想定される原因とされているが、この報道 (の真偽) を確める情報がない]
[2] Suspected, non-governmental organization, vaccine
26 Nov 2015 ガンビア: Japan, Gambia to sign USD 95 000 Ebola prevention project
[27日、駐セネガル日本国大使 Takashi Kitahara が、発熱性疾患の予防と対策強化のプロジェクトとして日本製サーモグラフィ thermography units 3台を購入するための、USD 95 000 の支援を約束した。これに加えて the Support to National Ebola Prevention and Preparedness in The Gambia, planned and implemented by the United Nations Development Program (UNDP) through Japanese financial contributions として、総額約 USD 1.6 million の提供が発表された]
25 Nov 2015 米国: Another American Ebola survivor had eye problems
原著 Uveitis and systemic inflammatory markers in convalescent phase of Ebola virus disease. _Emerging Infectious Diseases_. Volume 22 (2)
27 Nov 2015 米国: U.S. soldiers quarantined in Italy after returning from aiding Ebola patients
Regional
27 Nov 2015: 西アフリカ: cannot recover from Ebola epidemic on its own - senior UN health official
27 Nov 2015: Strong border management is vital to the fight against Ebola
Nongovernmental organization
25 Nov 2015 (published online): Ebola: lessons learned and future challenges for Europe
原著 Ebola: lessons learned and future challenges for Europe. The Lancet Infectious Diseases
Vaccine
26 Nov 2015 リベリア: 4 MDs, 2 health workers take Ebola vaccine
関連項目 (129): Liberia, WHO update, ECDC update, susp. research 20151125.3819383
PRO/AH/EDR> Ebola update (130): Liberia, susp. NGO, vaccine
Archive Number: 20151128.3825753
[1] リベリア: further investigation of new case
情報源 Foreign Policy、2015年11月26日
リベリアは、Ebola free を宣言後わずか数週間で、新たな感染例 the newest case of Ebola virus disease (EVD) が発生し、清浄状態維持に課題を残した。発端となった患者と感染伝播した一連の患者らは、治療を受けるために、混雑するクリニックから、父親と他の家族 4人とともに、同じ車に同乗して移動した。患者は消耗し口から血を流していた。患者はようやく。国内最大の公的病院である John F. Kennedy Medical Center (in Monrovia, Liberia's capital) にたどり着いた。入院の際、父親は患者が事故でケガをしたと伝えた。患者は発熱しておらず、トリアージを担当した医療従事者は誰も EVD を疑わなかった。患者は歩けない状態だった。父親が、患者を車いすに乗せて外傷治療棟に運び、標準の予防衣とラテックス手袋を着用した看護師が、出血のある口内を診察した。出血点を確認できなかったため、看護師は小児救急病棟に患者を移動させた。患者の EVD 検査が陽性であることが判明したのは、2日後のことだった。ただちに an Ebola Treatment Unit (ETU) に転院となり、3日後に死亡した。治療経過中、患者および西アフリカにとって問題となる点が複数あり、(その結果) 患者は死亡し、新たな感染伝播のチェーンが発生してしまった:
- 明らかに非常に状態が悪かったにもかかわらず、患者は他の家族とともに、混雑するクリニックや JFK Medical Center を通過し、同乗者や医療施設における感染拡大の危険性を高めた。
- 医療施設到着後、父親が、事故によるケガが出血の原因であると伝えた。ある医師は、"90 %の患者が本当のことを言わないので、かなり疑ってかかった方がいい" と言う。
- 患者を診た医療スタッフは、エボラ患者の取り扱いに適切な装備を行っていなかった。
- 治療に当たった医療施設のスタッフは、EVD 感染を疑う指標として、発熱を重視しすぎ ていた。
... 9人の医療スタッフの接触者は隔離されている ... 小児救急病棟は、消毒作業が行われ、閉鎖となり、入院中の患者らは自宅に帰らされた上で経過観察中となっている。外傷治療部は、消毒が行われたが閉鎖されていない。患者の 8歳の弟と父親もエボラウイルスに感染していたが、現在も状態は安定している。母親と年下のきょうだい 2人は、Zmapp の治療を受けている。患者の自宅も消毒作業が行われた ... 米軍感染症医学研究所チーム the United States Army Medical Research Institute of Infectious Diseases (USAMRIID) が 23日にリベリアに到着し、今回の新たな感染と以前の感染伝播チェーンとの関係について、遺伝子解析を行うことになっている。リベリア国内の各医療機関で実施されている、基本的な感染症対策への懸念 (疑念) が残る ... リベリアの 2回の小規模アウトブレイクから、WHO が定める、42日間患者発生が無いことをもって "Ebola-free" と規定することへの疑問が生じている ...
[Mod.LK- All Africa on 27 Nov 2015 が伝えるところによると、the Benson Hospital in Paynesville において、最近、母親からこの少年に輸血されたことが感染の想定される原因とされているが、この報道 (の真偽) を確める情報がない]
[2] Suspected, non-governmental organization, vaccine
26 Nov 2015 ガンビア: Japan, Gambia to sign USD 95 000 Ebola prevention project
[27日、駐セネガル日本国大使 Takashi Kitahara が、発熱性疾患の予防と対策強化のプロジェクトとして日本製サーモグラフィ thermography units 3台を購入するための、USD 95 000 の支援を約束した。これに加えて the Support to National Ebola Prevention and Preparedness in The Gambia, planned and implemented by the United Nations Development Program (UNDP) through Japanese financial contributions として、総額約 USD 1.6 million の提供が発表された]
25 Nov 2015 米国: Another American Ebola survivor had eye problems
原著 Uveitis and systemic inflammatory markers in convalescent phase of Ebola virus disease. _Emerging Infectious Diseases_. Volume 22 (2)
27 Nov 2015 米国: U.S. soldiers quarantined in Italy after returning from aiding Ebola patients
Regional
27 Nov 2015: 西アフリカ: cannot recover from Ebola epidemic on its own - senior UN health official
27 Nov 2015: Strong border management is vital to the fight against Ebola
Nongovernmental organization
25 Nov 2015 (published online): Ebola: lessons learned and future challenges for Europe
原著 Ebola: lessons learned and future challenges for Europe. The Lancet Infectious Diseases
Vaccine
26 Nov 2015 リベリア: 4 MDs, 2 health workers take Ebola vaccine
関連項目 (129): Liberia, WHO update, ECDC update, susp. research 20151125.3819383
● リーシュマニア症、内臓 スーダン
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis, visceral - Sudan : (ND) IDP camp
Archive Number: 20151128.3824888
情報源 Radio Dabanga、2015年11月22日
Zamzam(south of El Fasher, capital of North Darfur) の難民キャンプで、過去 5年間、カラアザール kala-azar* disease の発生が増加している。
2010年の 150例から、2015年は 1800例に増加しているとの活動家の証言がある。同氏は死者数の多さを協調している。増加の原因として、各団体が行ってきた消毒噴霧の停止、環境衛生への配慮の欠如、蚊帳と専門医の不足、薬剤費の高騰などを挙げている
● 日本脳炎など インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (18): (UP)
Archive Number: 20151128.3824598
情報源 Web India 123、2015年11月26日
[Gorakhpur, Uttar Pradesh において] 新たに 1例の脳炎による小児の死亡が発生し、死者の数が 394人となった。Kushinagar district の小児で、現在、the Baba Raghav Das Medical College [in Gorakhpur] では、47人が治療を受けている。 1月以降 1658 patients が入院となり、このうち 394人が死亡した。
● 日本脳炎など インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (18): (UP)
Archive Number: 20151128.3824598
情報源 Web India 123、2015年11月26日
[Gorakhpur, Uttar Pradesh において] 新たに 1例の脳炎による小児の死亡が発生し、死者の数が 394人となった。Kushinagar district の小児で、現在、the Baba Raghav Das Medical College [in Gorakhpur] では、47人が治療を受けている。 1月以降 1658 patients が入院となり、このうち 394人が死亡した。
PRO/AH/EDR> Brucellosis - Bulgaria (05): melitensis, livestock, spread, RFI
Archive Number: 20151128.3825804
情報源 Focus News Agency、2015年11月26日
ブルガリアの the village of Kochan, district of Blagoevgrad, および the town of Knezha, district of Pleven で、最近新たに 2件のブルセラ症アウトブレイク brucellosis outbreaks が確認されたと、食品安全当局 the Bulgarian Food Safety Agency が発表した。Kochan の 22頭の小型反芻動物と Knezha の 6頭のウシが、同疾患の検査で陽性となった
● 鳥インフルエンザ ベトナム H5N1 H5N6
PRO/AH/EDR> Avian influenza (199): Viet Nam , poultry, (HT) H5N1, (QG) H5N6, spread
Archive Number: 20151128.3825777
情報源 The Poultry Site、2015年11月27日
ベトナム中部で、2件の高病原性鳥インフルエンザのアウトブレイク outbreaks of H5N6 highly pathogenic avian influenza が確認された。いずれのアウトブレイクも、Quang Ngai province の庭先飼育の家きんで発生したもので、824羽が死亡し、861羽が処分された。Ha Tinh province では、庭先飼育の家きんで outbreak of the highly pathogenic H5N1 version of the disease の発生が報告された。100羽が死亡し、549羽が処分されている。