2017年1月2日

鳥インフルエンザ,ヒト (01)-中国 H7N9
チクングニア熱 (01)-パキスタン
インフルエンザ (01)-カナダ H3N2v など

ウシ結核-米国 (08) 訂正
PRO/AH/EDR> Bovine tuberculosis - USA (08) (Indiana) Correction
Archive Number: 20170102.4737527
[1] 20161228.4729068に関して。
投稿者 David Wolfgang 2016年12月30日
2016年4月,インディアナ Indiana 州産で結核検査陽性の個体 a TB-positive animal が,ペンシルベニア Pennsylvania 州の精肉プラントで見つかった。ペンシルベニア州産で検査陽性となった個体はない ...
[2] 同上
投稿者 Pennsylvania Department of Agriculture,David Zellner, DVM 2016年12月30日

鳥インフルエンザ,ヒト (01)-中国 H7N9
PRO/AH/EDR> Avian Influenza, human (01): China (JX), H7N9
Archive Number: 20170102.4736553
情報源 Mail online, Reuters report 2017年1月1日
中国南部・江西省の保健当局は,新たに 1名の鳥インフルエンザ the H7N9 strain of avian influenza 感染の患者を確認したと,2016年12月31日に報じられた。省都の南昌 Nanchang 市の病院で治療を受けている,この 53歳の男性は危険な状態にある。今冬これまでに,中国では合計 17人が鳥インフルエンザに感染し,うち 2人が死亡している ... 2016年10月以降,4か所の省で 17万羽以上が処分され,生きた家きんを売る市場が閉鎖されている ...

チクングニア熱 (01)-パキスタン
PRO/EDR> Chikungunya (01): Pakistan (IS)
Archive Number: 20170102.4731668
情報源 Daily Times 2016年12月29日
カラチからイスラマバード Islamabad に移動した女性 1名が,チクングニアウイルス The chikungunya に感染していることが,国立衛生研究所 the National Institute of Health (NIH) により確認され,ウイルスはカラチ Karachi に次いで首都にも到達した。3日前にカラチからイスラマバードに到着したこの患者は,Malir 近郊の Saudabad の住民だった。この女性が発熱と激しい痛みを訴えたため,医師は徹底的に検査を行った。この報告を受け,保健当局者らが患者の居住地である Sohan に急行した。このほかにも,カラチから送付された 3人の患者の検体で,ウイルスが確認されている。
[ Mod.UBA 注- Malir area of Karachi (Sindh) においては先週,発病する患者数が減少したが,休暇時期となり,国内移動する人々の数は増加すると考えられ,チクングニアウイルスを持った,他の地域の旅行者の数は相当数ある可能性がある。 (私信によると)イスラマバードからの,感染が疑われる少数の国内患者については,これまでのところの検査は陰性となっている]
関連項目 2016 Chikungunya (18): Pakistan (SD) IHR reporting, case update 20161229.4727442

インフルエンザ (01)-カナダ H3N2v
PRO/AH/EDR> Influenza (01): Canada, H3N2v
Archive Number: 20170102.4731669
情報源 Outbreak News Today 2016年12月28日
2016年12月16日,the WHO に対し,カナダ国内で a confirmed human case of influenza A(H3N2) variant virus のインフルエンザ患者が確認されたとの連絡が行われた。10月24日に呼吸器感染の症状が現れ,11月8日に肺炎の診断で入院となったが回復している,と the Influenza at the Human-Animal Interface Report が伝えている。カナダ国内の詳しい地名は明らかにされていない。患者は,農場で病気のブタとの接触があったことが確認されている。患者から分離されたウイルスの遺伝子の,8つの部分すべて all 8 gene segments について解析 Partial sequence analysis した結果,北米内のブタで現在循環するブタインフルエンザウイルスinfluenza A(H3N2) swine influenza viruses ときわめて近い関係にあることが判った。カナダから報告された初めての感染例 the 1st human case of A/Indiana/08/2011-like H3N2v influenza virus infection となった。他の地域では,同ウイルスによるヒトの感染例は通常軽症となるが,一部に入院となる例があり,少なくとも 1例の A(H3N2)v 関連の死亡例が報告されている。世界中の多くの地域のブタの間で,Influenza A(H1N2) and A(H3N2) viruses が感染循環している。地域によって,ウイルスの遺伝学的特徴は異なっている ...
[ Mod.UBA 注- ブタの間で感染循環するインフルエンザウイルス Influenza viruses that normally circulate in pigs が,ヒトで確認された場合は "variant" viruses と呼ばれる。Influenza A H3N2 variant viruses (also known as "H3N2v" viruses) with the matrix (M) gene from the 2009 H1N1 pandemic virus が初めてヒトで確認されたのは,July 2011のことである。2010年に米国内のブタで確認されたのち,H3N2v の感染の散発的な確認が続いている。農業フェアで長時間ブタと接触があった場合に感染が起きた例が最も多く,過去には。限定的なヒト-ヒト感染も確認されているが,持続的,コミュティ内での感染伝播は起きていない。今後も感染が続く可能性がある。カナダで初めての患者であるが,疫学上の情報が十分ではない]