PRO/EDR> Diphtheria - Austria: cutaneous, ex Sri Lanka, tourist
Archive Number: 20170101.4736133
投稿者 墺・Austrian Agency for Health and Food Safety (AGES)，Diphtheria Reference Centre，Franz Allerberger and Alexander Indra 2017年1月1日
[22 Dec 2016]， 60-year old Austrian がある病院を受診。このオーストリア人は 1か月間の休暇 a one-month-vacation [23 Nov-21 Dec 2016] を，スリランカ the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka で過ごしていた。爪周囲組織の感染症状 signs and symptoms of infection of the tissues near a fingernail (panaritium ひょう疽) を認めた。最初の病院の入院時と，7日目に別の病院でスワブ検体が採取され，ジフテリア菌 toxigenic _Corynebacterium diphtheriae_ が生育した。30 Dec 2016，英国 the World Health Organization (WHO) Global Reference Centre for Diphtheria and Streptococcal Infections at Public Health England (PHE), London, United Kingdom で toxigenic _C. diphtheriae_ (positive also by Elek test) の診断が確定された。ジフテリア菌が皮膚感染症をおこすことは以前から知られている [Euro Surveill. 2014; 19(26): pii=20845; ]。皮膚の保菌者 Skin carriage of _C. diphtheriae_ が，無症候性 a silent reservoir として，呼吸器系経由より効率的にヒト-ヒト感染をきたしたことが確認されている [J Infect Dis. 1975;131(3): 239-44]。またオーストリア在住者でふだん確認されている non-toxigenic strains が，海外から持ち込まれたベータファージ産生株 introduction of a beta-phage-bearing strain により，溶原化される lysogenized リスクも考えられる。ジフテリア常在国への渡航や移民などによる再興のリスクと，ジフテリアワクチン接種の適正化の重要性を強調したい。
● ハンセン病 米国、アルマジロから
PRO/AH/EDR> Leprosy - USA: (FL) conf, armadillo transmission susp, 2016, RFI
Archive Number: 20170101.4736085
情報源 The Global Dispatch 2016年12月31日
フロリダ Florida 州保健当局 Florida Department of Health data によると，2016年に報告されたハンセン病患者 confirmed leprosy cases は 18人で，2015年の 28人から減少した。昨年同様，今年も Brevard County で最も多い the most confirmed cases with 9 が確認され，州全体の半数を占めた。Volusia County reported 2 cases while Alachua, Bay, Broward, Clay, Martin, Polk and Seminole counties reported 1 a piece となっている。最新のデータである2014年の全米での新規感染例の報告数は 175例で，このうち多数 (128 or 73 percent) を占めたのは，アーカンソー Arkansas, カリフォルニア California, フロリダ Florida, ハワイ Hawaii, ルイジアナ Louisiana, ニューヨーク New York and テキサス Texas の各州だった。以前は ”らい病” leprosy として知られていた，ハンセン病 Hansen’s disease は，らい菌 _Mycobacterium leprae_ (_M. leprae_) bacteria の感染による疾患であるが，アルマジロ nine-banded armadillos も感染することが知られている。人口の約 95 % は感染しない resistant to infection; ヒトに感染すると様々な症状を呈するが，典型的な臨床症状は，皮膚，末梢神経，鼻の粘膜の感染である。感染経路は必ずしも明らかになってはいないが，多くの研究結果から，感染患者との同居などの濃厚接触の機会に，呼吸器飛沫を介して，ヒト-ヒト感染が起きると考えられている。科学雑誌 the journal Emerging Infectious Diseases において，アルマジロ the nine-banded armadillos (_Dasypus novemcinctus_) が自然界でらい菌 _Mycobacterium leprae_ の保有動物となっており，人獣共通感染に関係し，米国南西部で感染地域の拡大に関与していると報告された ...
● ハンタウイルス チリ
PRO/AH/EDR> Hantavirus update - Americas (01): Chile (ML)
Archive Number: 20170101.4736083
情報源 El Heraldo [in Spanish] 2016年12月30日
公衆衛生研究所 The Public Health Institute (ISP) で，Hualañé [Curicó Province, Maule Region ] の，the Barandica area の農場で働いていた 23歳の労働者 1名が，作業中にハンタウイルスに感染した a case of [a] hantavirus [infection] ことが確認された。現在，患者にはいかなる臨床症状も認められていないが，Hualañé の病院に移送し治療が継続されている，と説明されている。
写真 the long-tailed pygmy rice rat (_Oligoryzomys longicaudatus_), the sigmodontine rodent host of Andes hantavirus
● 日本脳炎など インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (41): (AS)
Archive Number: 20170101.4733821
情報源 Scroll 2016年12月29日
The scrub typhus bacterium may be causing in many of Assam's encephalitis deaths
ダニ媒介性のツツガムシ病 the mite-borne disease scrub typhus の病原菌が，アッサム Assam 州の多くの急性脳炎症候群 acute encephalitis syndrome or AES 患者の原因菌となっていることが，the north east Regional Medical Research Centre in Dibrugarh, a branch of the Indian Council of Medical Research の新たな研究で示された ... Scrub typhus は細菌の _Orientia tsutsugamushi_ の感染が原因の病気である ... the journal Emerging Infectious Diseases の中で研究者らは，511 AES patients のうち，104 人に_O. tsutsugamushi_ に最近感染した徴候が確認されたと報告した。These 104 patients は，発熱，集中力の低下，頭痛，意識不明 ?unconsciousness，悪心の症状が認められた。日本脳炎ウイルス the Japanese encephalitis virus の感染のサインが確認できたのは 13例のみだった。 (ツツガムシの感染のサインがあった）104人のうち，53人について経過を追跡したところ，26人が退院後に死亡して
Archive Number: 20170101.4733821
情報源 Scroll 2016年12月29日
The scrub typhus bacterium may be causing in many of Assam's encephalitis deaths
ダニ媒介性のツツガムシ病 the mite-borne disease scrub typhus の病原菌が，アッサム Assam 州の多くの急性脳炎症候群 acute encephalitis syndrome or AES 患者の原因菌となっていることが，the north east Regional Medical Research Centre in Dibrugarh, a branch of the Indian Council of Medical Research の新たな研究で示された ... Scrub typhus は細菌の _Orientia tsutsugamushi_ の感染が原因の病気である ... the journal Emerging Infectious Diseases の中で研究者らは，511 AES patients のうち，104 人に_O. tsutsugamushi_ に最近感染した徴候が確認されたと報告した。These 104 patients は，発熱，集中力の低下，頭痛，意識不明 ?unconsciousness，悪心の症状が認められた。日本脳炎ウイルス the Japanese encephalitis virus の感染のサインが確認できたのは 13例のみだった。 (ツツガムシの感染のサインがあった）104人のうち，53人について経過を追跡したところ，26人が退院後に死亡して
● 百日咳 米国
PRO/EDR> Pertussis - USA (01): (WI)
Archive Number: 20170101.4735420
情報源 WSAW 2016年12月30日
ウィスコンシン州北部 northern Wisconsin 2 counties 当局が，百日咳 whooping cough cases について新たな報告を行った。The Oneida County and Vilas County health department はそれぞれ，39 confirmed cases, 29 probable, and 98 suspected cases of whooping cough を報告した。これを受け，the Rhinelander School District ではクリスマス休暇 Christmas break を 3日間延長した。Oneida County 保健当局者は，新規患者数は減少したと報告している。
● ラッサ熱 ナイジェリア
PRO/AH/EDR> Lassa fever - West Africa (01): Nigeria (OG)
Archive Number: 20170101.4735363
情報源 EpiCore Global Surveillance Project [URL なし] 2016年12月31日
保健相 The Minister of Health が関係各機関に対し，Ogun State の.ラッサ熱アウトブレイク the Lassa fever outbreak を知らせる書簡を送り，警戒レベルの引き上げを指示した ...
写真 _Mastomys_ mice
● 馬ヘルペスウイルス 米国
PRO/AH/EDR> Equine herpesvirus - North America (01): USA (LA) equine
Archive Number: 20170101.4736427
情報源 Daily Racing Form (DRF) 2016年12月31日
ルイジアナ州の Fair Grounds [New Orleans, Louisiana] で 2頭目のウマの馬ヘルペスるウイルス the equine herpesvirus 検査陽性例が確認されたと，31日にレース場関係者が述べた ...
● Halicephalobus gingivalis，ウマ－アルゼンチン
PRO/AH/EDR> Halicephalobus gingivalis, equine - Argentina: (BA) human exp
Archive Number: 20170101.4736426
情報源 El Observador [in Spanish] 2016年12月30日
_Halicephalobus gingivalis_ のヒトへの感染例はまれであるが，中枢神経系に炎症が及び致死的になる可能性がある。同寄生虫が確認されたことを受け，ブエノスアイレス州当局 the Agroindustry Ministry in Buenos Aires Province は，the Barracas al Sur Equestrian Club, in Avellaneda [Buenos Aires province] で飼育されているウマ 59頭の隔離を命じた。ウマとの接触があった 8人が病院 Muñiz Hospital [in Buenos Aires] で経過観察されている。世界中でこれまでに確認されている，ヒトの _H. gingivalis_ 感染例は 5例のみであるが，いずれも死亡している。ウマでは，脳感染症が多く，ほかにも腎臓，口腔及び鼻腔粘膜，リンパ節，肺，脊髄，副腎などに感染する。また，心臓，肝臓，胃，骨などにも感染することがある。
[Mod.TG－ Halicephalobus gingivalis_ (previously _Micronema deletrix_) は a free-living nematode (線形動物）で，ウマを中心として 日和見感染 opportunistic infections を起こす。ウマおよびヒトの通性寄生虫の 1種 a facultative parasite である。Florida州のウマでの研究から，沼や池 swampland environments に関係すると示唆されている。hypothesized の形で，創傷部位や粘膜をから侵入する。ウマの感染が確認されているのは，Canada, Florida, the Nordic regions, and Arabian horses alike で世界中に分布する。これまでのところ，ヒトの _H. gingivalis_ 感染はまれだが，中枢神経系に炎症が波及し，脳の機能不全や髄膜脳脊髄炎に進展するため，致死的となる。感染すると，脳脊髄液中の好酸球濃度が上昇する。ウマではまず commonly 脳に感染が及び，その後，腎臓 ... に波及する。これまでに確認されているヒトの感染は，すべて死後剖検で判明したもので，駆虫薬 anthelminthic drugs (such as ivermectin and benzimidazole) の治療は行われていなかった。動物においては，これらの薬剤は脳血液関門を通過しないため，多くの例で無効である。したがって，ウマ ・ ヒトともに有効な治療法はまだ知られてない。
参考文献多数紹介，上記内容の引用元 Wikipedia]
PRO/AH/EDR> Equine herpesvirus - North America (01): USA (LA) equine
Archive Number: 20170101.4736427
情報源 Daily Racing Form (DRF) 2016年12月31日
ルイジアナ州の Fair Grounds [New Orleans, Louisiana] で 2頭目のウマの馬ヘルペスるウイルス the equine herpesvirus 検査陽性例が確認されたと，31日にレース場関係者が述べた ...
● Halicephalobus gingivalis，ウマ－アルゼンチン
PRO/AH/EDR> Halicephalobus gingivalis, equine - Argentina: (BA) human exp
Archive Number: 20170101.4736426
情報源 El Observador [in Spanish] 2016年12月30日
_Halicephalobus gingivalis_ のヒトへの感染例はまれであるが，中枢神経系に炎症が及び致死的になる可能性がある。同寄生虫が確認されたことを受け，ブエノスアイレス州当局 the Agroindustry Ministry in Buenos Aires Province は，the Barracas al Sur Equestrian Club, in Avellaneda [Buenos Aires province] で飼育されているウマ 59頭の隔離を命じた。ウマとの接触があった 8人が病院 Muñiz Hospital [in Buenos Aires] で経過観察されている。世界中でこれまでに確認されている，ヒトの _H. gingivalis_ 感染例は 5例のみであるが，いずれも死亡している。ウマでは，脳感染症が多く，ほかにも腎臓，口腔及び鼻腔粘膜，リンパ節，肺，脊髄，副腎などに感染する。また，心臓，肝臓，胃，骨などにも感染することがある。
[Mod.TG－ Halicephalobus gingivalis_ (previously _Micronema deletrix_) は a free-living nematode (線形動物）で，ウマを中心として 日和見感染 opportunistic infections を起こす。ウマおよびヒトの通性寄生虫の 1種 a facultative parasite である。Florida州のウマでの研究から，沼や池 swampland environments に関係すると示唆されている。hypothesized の形で，創傷部位や粘膜をから侵入する。ウマの感染が確認されているのは，Canada, Florida, the Nordic regions, and Arabian horses alike で世界中に分布する。これまでのところ，ヒトの _H. gingivalis_ 感染はまれだが，中枢神経系に炎症が波及し，脳の機能不全や髄膜脳脊髄炎に進展するため，致死的となる。感染すると，脳脊髄液中の好酸球濃度が上昇する。ウマではまず commonly 脳に感染が及び，その後，腎臓 ... に波及する。これまでに確認されているヒトの感染は，すべて死後剖検で判明したもので，駆虫薬 anthelminthic drugs (such as ivermectin and benzimidazole) の治療は行われていなかった。動物においては，これらの薬剤は脳血液関門を通過しないため，多くの例で無効である。したがって，ウマ ・ ヒトともに有効な治療法はまだ知られてない。
参考文献多数紹介，上記内容の引用元 Wikipedia]
● 鳥インフルエンザ クロアチア HPAI H5N8
PRO/AH/EDR> Avian influenza (01): Croatia (VP) HPAI H5N8, 1st report
Archive Number: 20170101.4736233
情報源 Business Standard, Agence France-Presse (AFP) report 2016年12月30日
PRO/AH/EDR> Avian influenza (01): Croatia (VP) HPAI H5N8, 1st report
Archive Number: 20170101.4736233
情報源 Business Standard, Agence France-Presse (AFP) report 2016年12月30日
クロアチア政府当局は [30 Dec 2016]，北部のハンガリーとの国境地帯にある小規模農場の家きんで，高病原性鳥インフルエンザが確認されたと発表した。鳥インフルエンザ The H5N8 strain of bird flu が確認されたのは，the village of Kriznica [Virovitičko-Podravska County] on the Drava river の農場で，飼育のニワトリとダック 15羽が死亡したと，農業省が声明の中で明らかにした。この村には 22か所の家きんを飼育する小規模農場があるが，between the Drava and the border に囲まれているため，感染拡大の危険性はないとしている ...いた。死亡した中には，the _Orientia_ DNA が確認された 9人のうちの 4人が含まれている。北東部では AES の原因の中で日本脳炎ウイルス the Japanese encephalitis virus が優位であるため，ツツガムシ病以外の原因が探されることが多い。また，症状が非特異的であることが正確な診断を下すことを困難にしている。本研究によれば，ツツガムシ病の患者が最も多くみられるのは，日本脳炎のピークに当たる 7月から9月にかけての期間である。