2017年1月4日

ジフテリア-オーストリア (02)

伝染性サケ貧血-ノルウェー
PRO/AH/EDR> Infectious salmon anemia - Norway: (FI)
Archive Number: 20170104.4742438
情報源 Under Current News 2017年1月3日
サケ養殖業の Grieg Seafood は,ノルウェーのサイトにおいて,サケ伝染性貧血 an outbreak of infectious salmon anemia (ISA) が発生したと確認した。2017年の harvest 3000 metric tons less salmon が見込まれていた。獣医学研究所 The Norwegian Veterinary Institute により the outbreak at Grieg's site Kleppenes in Hammerfest [Finnmark county] が確認された ...

ジフテリア-オーストリア (02) 
20170101.4736133 に関し。
PRO/EDR> Diphtheria - Austria (02): cutaneous, tourist, comment
Archive Number: 20170104.4740536
投稿者 スリランカ・University of Colombo,Dr Enoka Corea 2017年1月3日
スリランカは,a country 'endemic' for diphtheria ではない。ジフテリアトキソイドワクチンの (接種)カバー率は約 99  % で,この数年間 the Epidemiology Unit には 1例の患者も報告されていない。モデレータは,ワクチン接種が行われても,ジフテリア菌の根絶にはつながらない点を理解していない。_Corynebacterium diphtheriae_ はこれからも地球上のどこかでコロニーを作って拡散し,トキシンに対するワクチンで不活化されることはない。途上国における,toxigenic strain の割合に関する統計はないと理解しており,今回の菌株 the toxigenic strain が,オーストリアではなく,スリランカで獲得されたとすることは推測の域を出ない just an assumption 。
[ Mod.ML 注- オーストリア当局 the Diphtheria Reference Centre, Austrian Agency for Health and Food Safety (AGES) から投稿の ProMED-mail には,スリランカ旅行から帰国した a 60-year old Austrian with "signs and symptoms "of cutaneous diphtheria due to a toxigenic strain in the tissues near a fingernail についての記述と,常在国からの持ち込みによる再興リスクやスリランカでの感染を推定と,記載されている ... スリランカでは,1978年の the Expanded Programme on Immunization (EPI) 開始以降,接種率が向上し ,2001年以降 同国内で感染は報告されていない (1 )。皮膚の toxigenic isolates of _Corynebacterium diphtheriae_ ジフテリア菌感染症は,慢性で治癒傾向の見られない皮膚潰瘍を特徴とし,全身に発生するが,昆虫による刺咬部位や創傷に関係することが多く,しばしば黄色ブドウ球菌や化膿連鎖球菌 _Staphylococcus aureus_ and _Streptococcus pyogenes_ などとの混合感染が見られる (2 )。全身症状 Systemic toxic manifestations がみられることは,ワクチンを接種していない場合でも,まれである。皮膚ジフテリアは伝染性で,接触者に皮膚または呼吸器感染を起こす可能性がある。ワクチンにより誘導されるのは抗トキシン作用であるので,ワクチン接種者であってもジフテリア菌が感染 Acquisition of _C. diphtheriae_ する可能性がある。1995年から 2002年までの英国で報告された,17 人の皮膚ジフテリア感染患者 patients with cases of cutaneous diphtheria due to toxigenic _C. diphtheriae_ 全員が,ジフテリア常在国である熱帯の国々への旅行に関連していた(3 )。また,ドイツの all 5 cases も同様で,臨床症状の情報がある(4 )。from 1980 to 2015 に熱帯地方の各国から WHO に報告があったジフテリア患者数 (5 )。オーストリアでのある研究によると,治癒しない創傷があり,ジフテリア菌が培養された患者の 70  % が,最近の熱帯地域への旅行を報告していた (6 )。米国では,between 2004 and 2015 に,2 cases of diphtheria が記録されている。すでに報告義務のある疾患 reportable to the National Notifiable Diseases Surveillance Systemから外されているが,米国内ではホームレス,劣悪な衛生環境,貧困,密度の高い住環境などが,Cutaneous diphtheria と最も関連している (7)。 参考文献 A case of diphtheria. Sri Lankan J Infec Dis. 2011; 1(1): 27-31. doi: ]