髄膜炎菌性髄膜炎-米国 カレッジ B 型菌,ワクチン
エボラ(10)
原因不明の呼吸器疾患(03)-香港 コメント
ムンプス(08) カナダ,米国
ロスリバーウイルス-オーストラリア(04) など
● 鳥インフルエンザ(66)-米国 家きん HPAI H7
PRO/AH/EDR> Avian influenza (66): USA (TN) poultry, HPAI, H7
Archive Number: 20170305.4881365
情報源 APHIS USDA 2017年3月5日
米国農務省 USDA テネシー州の家きん a Commercial Flock in Lincoln County, Tennessee で,高病原性鳥インフルエンザ Highly Pathogenic H7 Avian Influenza を確認。
The United States Department of Agriculture's (USDA) Animal and Plant Health Inspection Service (APHIS) は,テネシー州の養鶏業者が飼育する群れで,高病原性鳥インフルエンザ highly pathogenic H7 avian influenza (HPAI) of North American wild bird lineage を確認し,米国内の商業的に飼育された家きんでは,今年初めての確認となった ...
● 髄膜炎菌性髄膜炎-米国 カレッジ B 型菌,ワクチン
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - USA: (OR) college, sg B, sg B vaccine, RFI
Archive Number: 20170305.4881298
[1] オレゴン州の大学生
情報源 Oregonlive 2017年3月2日
オレゴン州立大学の学生 1名 An Oregon State University student が髄膜炎 meningitis の治療中で,過去 4ヶ月間で同疾患の患者は 3人となった。大学および自治体 Benton County が [2 Mar 2017],Good Samaritan Regional Medical Center in Corvallis において,B 型髄膜炎菌性髄膜炎 the B strain of meningococcal disease の治療を受けており,学生の状態は良好であることを明らかにした。この患者と the November 2016 cases に関連性はなく,(11月の症例も)他の 1例との関連性がなかったと報告している。今回の症例が入院するまでの期間の接触者を特定し,予防薬が処方されており,髄膜炎の症状が現れたものはいないと説明した。all undergraduate students under 25 years old に対してワクチン接種が推奨されている。約 5000 students が宿舎 student housing に居住し,25歳以下の 2000 more students が,off-campus congregate housing に住んでいると話した ...
[2] 同上
情報源 KATU News 2017年3月3日
昨年秋に 2名のオレゴン州立大学の学生が罹患したのと同じ型の菌 [_Neisseria meningitidis_, 髄膜炎菌] による髄膜炎菌性疾患に,新たな学生 1名が感染した。23日に Corvallis で入院となったが,状態は良好であると報じられている。[2016] 11月の 2名の学生らも回復し退院している ...
[ Mod.ML 注- Serogroups B, C, and Y は,米国内の髄膜炎菌性疾患の主要原因であり,それぞれが全体のおよそ 1/3ずつを占めている(CDC)。1歳未満の乳児では,50 per cent of cases が serogroup B による患者で,11歳以上では 75 per cent が serogroups (C, Y, or W) を原因とする。Serogroup B meningococci により,過去 5年間の several outbreaks and isolated cases on US college campuses も発生している(NFID)。2016年11月に ProMED-mail には,髄膜炎菌 _Neisseria meningitidis_ serogroup B による髄膜炎菌性疾患と診断された,2 OSU [Oregon State University] students in Corvallis が報告された ... (今回の症例を含めて) all 3 isolates are closely related genetically と考えられるが,より信頼できる情報源からの情報が望まれる。The CDC は,3ヶ月間以内の 3例の患者more confirmed or probable cases が発生し,通常の発生率の約 10倍以上にあたる,10万人対 10例以上の発生率 primary disease attack rate が確認された場合を,an outbreak of meningococcal disease と定義している(CDC)。
2015年,ProMED-mail では between 13 Jan 2015 and 19 Mar 2015 に発生した,6 cases of invasive serogroup B meningococcal disease occurred in students at the University of Oregon campus in Eugene, Oregon について報告されている (20150531.3398946)。 Eugene は Corvallis の南 75.6 km に位置する。同年5月にキャンパスを訪れた,学生の父親が 7th case となった。アウトブレイクの菌 the outbreak strain によるとすると,最後の学生の患者の確認以後 1ヶ月以上が経過した後も,キャンパス内に無症候性キャリア a persistent asymptomatic nasopharyngeal carrier が居た誰かと接触したことによると考えられる。死亡した 1名を含む,6人中5人が,血液感染を起こしていた。当時,学生らに対し大学からワクチン接種が提供されている]
● エボラ(10)
PRO/EDR> Ebola update (10)
Archive Number: 20170305.4881172
News
3 Mar 2017 ガーナ: Ghana Health Service discredits Ebola outbreak rumors
27 Feb 2017 リベリア: Liberian Ebola fighter, a TIME Person of the Year, dies in childbirth
[リベリアのエボラウイルス疾患を免れた escaped Ebola 看護助手が,出産に伴う合併症により 2月21日に死亡した。世界がエボラを恐れて逃げる中,患者を救う決断をしたことから,TIME Magazine's Person of the Year in 2014 に the Ebola Fighters の 1人として取り上げられた]
3 Mar 2017 (NYC): Is Ebola Back? Man at NYC's Port Authority claiming to have disease causes evacuation In New York
Research
28 Feb 2017: シエラレオネ Asymptomatic infection and unrecognized Ebola virus disease in Ebola-affected households in Sierra Leone: a cross-sectional study using a new non-invasive assay for antibodies to Ebola virus
[出典 The Lancet Infectious Diseases. ]
[エボラウイルスの無症候性感染については,よく分かっていない: これまでの評価の結果previous estimates はまちまちで,標準となる検査法もない。エボラウイルスの無症候性感染は集団免疫の確立 population immunity に寄与し,感染拡大を減少させる。もし無症候性感染患者が感染を起こすとしたら,接触が不明な再興を説明できる。Kerry Town Ebola Treatment Center のエボラからの回復生存患者と,シエラレオネで発生がなかったコミュニティのコントロールの,新たな口腔内抗糖タンパクIgGアッセイ a new oral fluid anti-glycoprotein IgG capture assay を測定した。次いで,生存患者の家庭内接触者について,エボラウイルスに対する血清抗体陽性率の a cross-sectional study 評価を行った。2回の陽性結果をもって陽性とした。3回目の結果での乖離はなかった ...
高特異度かつ高感度のこの新たなアッセイにより,濃厚な暴露があったにもかかわらず,エボラウイルスの無症候性感染が ”まれ uncommon である”ことが示された。低い蔓延率 The low prevalence は, 無症候性感染が集団免疫 herd immunity in Ebola に寄与しておらず,たとえ感染性を有していたとしても,感染伝播にはほとんど関与していないことが示唆された。
結語 無症候性エボラウイルス感染を示す目的に非侵襲性アッセイを用いたが,ごくわずかの感染に関与したにすぎず,herd immunity にほとんど影響していなかった。無症候性感染が感染力を有するのか,あるいは感染から回復した生存患者と同じように長期間にわたりウイルスを保有する可能性があるかについて,分かっていない。,無症候性感染による感染伝播の防止が困難であることから,その割合が低いことは安心材料と考えて良い reassuring 。また一部に,軽症例であるため見逃されていた,有症候性症例があったことも確認した ... ]
See Online/Comment. (27 Feb 2017). The Lancet Infectious Diseases.
[血液ではなく,口腔内スワブ検体によるアッセイが開発され,サーベイランスがより容易に行えるようになるだろう。航空スワブアッセイは,すでに決定された抗エボラウイルス抗体陽性地域の確認または是正や,真に無症候性の感染患者の特定と研究,エボラウイルスの生態学的地位の定義などのために利用できるかもしれない]
28 Feb 2017: UAlbany biochemists make breakthrough in Ebola detection
[the University at Albany 大学の化学准教授 the assistant chemistry professor が,エボラウイルス検出の画期的な方法 a breakthrough process を開発した。極小の金のナノ粒子を使って,尿や唾液の検体が紫色から赤に変色することで,患者の感染の有無が数分のうちに判明する。感染検体が吸収する光の量を測定することで,診断が確定される ... ]
28 Feb 2017: Characteristics and survival of patients with Ebola virus infection, malaria, or both in Sierra Leone シエラレオネ: a retrospective cohort study. February 28, 2017
[マラリア原虫との重複感染の患者は多くcommon,エボラウイルス患者の死亡率を増加させることから,マラリアの経験的治療 empirical malaria treatment が行われてきたことは支持される。EVD or malaria がない患者の死亡率が高かったことは,将来のアウトブレイクにおいて,検査や治療のより広い実施がケアの改善につながる可能性があることを示唆する]
See Online/Comment Ebola virus and malaria parasite positivity: a febrile illness quagmire (28 Feb 2017 EPub).The Lancet Infectious Diseases
[西アフリカの各地でエボラのアウトブレイクが発生する以前は,熱性疾患の患者の鑑別診断は,基本的に,熱帯に多く週末の医療機関の過大な負担となっていた,マラリア,腸チフス,結核,髄膜炎,ラッサ熱,麻疹に焦点が当たっていたが,新たな感染流行発生後は,より緊急性が高くなりかつ複雑化した]
関連項目 (09): news, research, funding 20170226.4866142
● 化学兵器-シリア 塩素,サリンガス,水疱形成性薬物
PRO/EDR> Chemical weapons - Syria: chlorine, sarin gas, blistering agent
Archive Number: 20170305.4880039
[1]
情報源 World Health Organization 2017年3月3日
原文 [Google翻訳] 参照願います。
[2]
情報源 The Guardian 2017年3月1日
原文 [Google翻訳] 参照願います。
● 原因不明の呼吸器疾患(03)-香港 コメント
20170303.4868980に関し。
投稿者 ProMED-mail Rapporteur,Dan Silver 2017年3月5日
[以下のニュース記事は,2016年8月12日の,香港保健当局からの発表 a Centre for Health Protection (CHP) Hong Kong news release であり,the Eastern District の a sheltered workshop での,同様のアウトブレイクについて述べられている]
"The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は [12 Aug 2016],Eastern District の a sheltered workshop で発生した,上気道感染のアウトブレイクの調査を行っており,市民らに対して注意を促すとともに,各自および環境の厳しい衛生遵守を呼びかけている。
"8月2日以降,今回のアウトブレイクによる,29歳から65歳までの,男性10名と女性16名 (19 attendees and 7 staff) の,発熱,咳嗽,鼻水,咽頭痛などの上気道感染の症状が確認されている。このうち21人は医療機関を受診し,3人が入院となったが,治療後退院している。
"いずれも症状は安定しており,鼻咽頭スワブ検体で,2 affected persons tested positive for parainfluenza virus (PIV) type 3 and respiratory syncytial virus (RSV) respectively upon laboratory testing の結果を得ている"
● ムンプス(08) カナダ,米国
PRO/EDR> Mumps update (08): Canada, USA, comment
Archive Number: 20170305.4880865
[1] カナダ (Ontario, Toronto)
情報源 Outbreak News Today 2017年3月2日
初発患者の報告から約 1週間が経過し,トロントでのムンプスアウトブレイクのフォローアップの中で,市保健当局は新たに 4例の患者を報告した。現在,18 confirmed cases of mumps in Toronto in 2017 as of 1 Mar 2017 となっている。基本的に 18歳から35歳の若年成人が感染している ...
[2] カナダ(New Brunswick; Alberta)
情報源 Global News 2017年3月2日
... New Brunswick では,百日咳アウトブレイクの発生と平行して,2 cases of mumps も確認されている ... Edmonton ではさらに 3例のムンプスが確認され,アルバータ州 Alberta's total は 21例となった ...
[3] 米国 (Pennsylvania)
情報源 WJAC 2017年3月3日
キャンパス内で 27 "suspected, probable or confirmed" cases の報告があり,大学 Penn State University は a suspected outbreak of mumps について調査を開始した。大学側の発表では,6 of the 27 cases have been confirmed by lab tests [Now, 12 cases have been confirmed (1)] ...
[4] 米国 (Missouri)
情報源 Outbreak News Today 2017年3月5日
the Southeast Missouri State University campus で 15 confirmed mumps cases が報告された事を受け ... 学生らに対し,a 3rd dose of the measles, mumps and rubella (MMR) vaccine が推奨されている ...
[5] Comment in response to RFI in ProMED-mail posts Mumps update (05) & (06)
情報源 University of Manitoba Investigator at Children's Hospital Research Institute of Manitoba (CHRIM),Kamran Kadkhoda 2017年3月5日
(ワクチン接種済みの若年者においてムンプスアウトブレイクが発生した理由の)現時点で最も適切な説明は,ワクチンの二次不全 secondary vaccine failure/waning immunity である: genotype A strains を使ったワクチンの接種した後の最初の約 10年間は,different mumps genotypes に対しても,十分な交差性中和反応 adequate cross-neutralization が認められるが,non-A genotypes such as G wanes に対しては,中和された後,ムンプスの臨床症状を発症する可能性がある。中和量域以下の抗ムンプス抗体レベルで,抗体依存性増強を経て,新たな感染が顕性化するかを見てみるのは,面白いかもしれない。some HLA haplotypes が,一次不全 primary vaccine failure に関わることも知られている。いずれにせよ,(アウトブレイクが発生し)相当量の病原体(ムンプスウイルス)が(身体内に)侵入したこそが,最も重要なもう1つの要因であることに間違いない。
● 鳥インフルエンザ(65)-ギリシャ 家きん HPAI H5N6
PRO/AH/EDR> Avian influenza (65): Greece (EM) poultry, HPAI H5N6, clarification
Archive Number: 20170305.4880867
投稿者 英・Animal and Plant Health Agency (APHA),Ian H Brown 2017年3月5日
[20170304.4877946 の "This is the 1st time that HPAI H5N6 has been reported in Europe ... 特に,Asia (China, South Korea, Japan, Myanmar, Laos and Viet Nam) と同じウイルスか,H5N5 in Europe で報告されたような,H5N8 由来の再集合ウイルスなのかについての情報が望まれる" に対して]:
今回のウイルスは,家きんにもヒトにも関係する,the current strain in Far East Asia と同じウイルスではないようである; very preliminary analyses based on limited genetic sequence から,H5N8 HPAI and endemic Eurasian viruses が関係する再集合 further reassortment の結果生まれたウイルスであることが示唆されている。さらに,詳細な検討を行っている
● ロスリバーウイルス-オーストラリア(04)
PRO/AH> Ross River virus - Australia (04): (WA)
Archive Number: 20170305.4880866
情報源 Perth Now 2017年3月2日
2017年の1月から2月にかけて,222人の西オーストラリア州の住民 West Australians が,蚊族媒介性のロスリバーウイルス the mosquito-borne Ross River virus [RRV] に感染したが,先月[2月]の季節外れの降雨の影響が出るのはまだこれからと専門家が述べた。75人がパース the [Perth] metropolitan area の患者だった。昨年 [2016年] 同時期の 86人の2倍以上の数字だが,a bumper year for RRV だった2015年初 2ヶ月の the 287 reportedには届いていない。メルボルン metropolitan Melbourne 初の症例を含む,NSW and Victoria battle major outbreaks of RRV の一環として発生しており,2016年は全国で 3552人が感染した。パースは記録的に湿度の高い夏を経験しており,蚊族の刺咬による, RRV やその他の疾患の患者数の増加が懸念されている。[1 Mar 2017] 保健当局は,この数週間の患者数は平均的となっているが,some parts of Perth, the South West and other areas of WA では,2月中旬の異常な降雨量により,蚊族の増加が見込まれるとしている。Perth の中で最も雨が多かった,The City of Swan では,洪水のあった地域での蚊族の発生に関する注意報が発出された。
[ Mod.TY 注-豪雨があると,New South Wales, Victoria and Western Australia states などオーストラリア全域で散発性に Ross River virus (RRV) infections が発生する。発熱,関節痛,疲労倦怠感等の症状が見られる。治療法はない。多くの患者が 2-3週間で回復するが,一部で,手首や足首などの小関節の関節炎により,数週間にわたって通常の運動が困難になることがある。人獣共通感染性アルファウイルス a zoonotic alphavirus で,ヤブカ _Aedes_ and イエカ _Culex_ species などの多種の蚊族が媒介する ... ]
● ウシ結核-米国(02)
PRO/AH/EDR> Bovine tuberculosis - USA (02): (SD)
Archive Number: 20170305.4880068
情報源 Rapid City Journal 2017年3月2日
サウスダコタ州の肉用牛 a South Dakota beef herd で,まれなウシ結核の感染例 A rare case of bovine tuberculosis が確認されたと,州獣医官 State Veterinarian が明らかにした ...
エボラ(10)
原因不明の呼吸器疾患(03)-香港 コメント
ムンプス(08) カナダ,米国
ロスリバーウイルス-オーストラリア(04) など
● 鳥インフルエンザ(66)-米国 家きん HPAI H7
PRO/AH/EDR> Avian influenza (66): USA (TN) poultry, HPAI, H7
Archive Number: 20170305.4881365
情報源 APHIS USDA 2017年3月5日
米国農務省 USDA テネシー州の家きん a Commercial Flock in Lincoln County, Tennessee で,高病原性鳥インフルエンザ Highly Pathogenic H7 Avian Influenza を確認。
The United States Department of Agriculture's (USDA) Animal and Plant Health Inspection Service (APHIS) は,テネシー州の養鶏業者が飼育する群れで,高病原性鳥インフルエンザ highly pathogenic H7 avian influenza (HPAI) of North American wild bird lineage を確認し,米国内の商業的に飼育された家きんでは,今年初めての確認となった ...
● 髄膜炎菌性髄膜炎-米国 カレッジ B 型菌,ワクチン
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - USA: (OR) college, sg B, sg B vaccine, RFI
Archive Number: 20170305.4881298
[1] オレゴン州の大学生
情報源 Oregonlive 2017年3月2日
オレゴン州立大学の学生 1名 An Oregon State University student が髄膜炎 meningitis の治療中で,過去 4ヶ月間で同疾患の患者は 3人となった。大学および自治体 Benton County が [2 Mar 2017],Good Samaritan Regional Medical Center in Corvallis において,B 型髄膜炎菌性髄膜炎 the B strain of meningococcal disease の治療を受けており,学生の状態は良好であることを明らかにした。この患者と the November 2016 cases に関連性はなく,(11月の症例も)他の 1例との関連性がなかったと報告している。今回の症例が入院するまでの期間の接触者を特定し,予防薬が処方されており,髄膜炎の症状が現れたものはいないと説明した。all undergraduate students under 25 years old に対してワクチン接種が推奨されている。約 5000 students が宿舎 student housing に居住し,25歳以下の 2000 more students が,off-campus congregate housing に住んでいると話した ...
[2] 同上
情報源 KATU News 2017年3月3日
昨年秋に 2名のオレゴン州立大学の学生が罹患したのと同じ型の菌 [_Neisseria meningitidis_, 髄膜炎菌] による髄膜炎菌性疾患に,新たな学生 1名が感染した。23日に Corvallis で入院となったが,状態は良好であると報じられている。[2016] 11月の 2名の学生らも回復し退院している ...
[ Mod.ML 注- Serogroups B, C, and Y は,米国内の髄膜炎菌性疾患の主要原因であり,それぞれが全体のおよそ 1/3ずつを占めている(CDC)。1歳未満の乳児では,50 per cent of cases が serogroup B による患者で,11歳以上では 75 per cent が serogroups (C, Y, or W) を原因とする。Serogroup B meningococci により,過去 5年間の several outbreaks and isolated cases on US college campuses も発生している(NFID)。2016年11月に ProMED-mail には,髄膜炎菌 _Neisseria meningitidis_ serogroup B による髄膜炎菌性疾患と診断された,2 OSU [Oregon State University] students in Corvallis が報告された ... (今回の症例を含めて) all 3 isolates are closely related genetically と考えられるが,より信頼できる情報源からの情報が望まれる。The CDC は,3ヶ月間以内の 3例の患者more confirmed or probable cases が発生し,通常の発生率の約 10倍以上にあたる,10万人対 10例以上の発生率 primary disease attack rate が確認された場合を,an outbreak of meningococcal disease と定義している(CDC)。
2015年,ProMED-mail では between 13 Jan 2015 and 19 Mar 2015 に発生した,6 cases of invasive serogroup B meningococcal disease occurred in students at the University of Oregon campus in Eugene, Oregon について報告されている (20150531.3398946)。 Eugene は Corvallis の南 75.6 km に位置する。同年5月にキャンパスを訪れた,学生の父親が 7th case となった。アウトブレイクの菌 the outbreak strain によるとすると,最後の学生の患者の確認以後 1ヶ月以上が経過した後も,キャンパス内に無症候性キャリア a persistent asymptomatic nasopharyngeal carrier が居た誰かと接触したことによると考えられる。死亡した 1名を含む,6人中5人が,血液感染を起こしていた。当時,学生らに対し大学からワクチン接種が提供されている]
● エボラ(10)
PRO/EDR> Ebola update (10)
Archive Number: 20170305.4881172
News
3 Mar 2017 ガーナ: Ghana Health Service discredits Ebola outbreak rumors
27 Feb 2017 リベリア: Liberian Ebola fighter, a TIME Person of the Year, dies in childbirth
[リベリアのエボラウイルス疾患を免れた escaped Ebola 看護助手が,出産に伴う合併症により 2月21日に死亡した。世界がエボラを恐れて逃げる中,患者を救う決断をしたことから,TIME Magazine's Person of the Year in 2014 に the Ebola Fighters の 1人として取り上げられた]
3 Mar 2017 (NYC): Is Ebola Back? Man at NYC's Port Authority claiming to have disease causes evacuation In New York
Research
28 Feb 2017: シエラレオネ Asymptomatic infection and unrecognized Ebola virus disease in Ebola-affected households in Sierra Leone: a cross-sectional study using a new non-invasive assay for antibodies to Ebola virus
[出典 The Lancet Infectious Diseases. ]
[エボラウイルスの無症候性感染については,よく分かっていない: これまでの評価の結果previous estimates はまちまちで,標準となる検査法もない。エボラウイルスの無症候性感染は集団免疫の確立 population immunity に寄与し,感染拡大を減少させる。もし無症候性感染患者が感染を起こすとしたら,接触が不明な再興を説明できる。Kerry Town Ebola Treatment Center のエボラからの回復生存患者と,シエラレオネで発生がなかったコミュニティのコントロールの,新たな口腔内抗糖タンパクIgGアッセイ a new oral fluid anti-glycoprotein IgG capture assay を測定した。次いで,生存患者の家庭内接触者について,エボラウイルスに対する血清抗体陽性率の a cross-sectional study 評価を行った。2回の陽性結果をもって陽性とした。3回目の結果での乖離はなかった ...
高特異度かつ高感度のこの新たなアッセイにより,濃厚な暴露があったにもかかわらず,エボラウイルスの無症候性感染が ”まれ uncommon である”ことが示された。低い蔓延率 The low prevalence は, 無症候性感染が集団免疫 herd immunity in Ebola に寄与しておらず,たとえ感染性を有していたとしても,感染伝播にはほとんど関与していないことが示唆された。
結語 無症候性エボラウイルス感染を示す目的に非侵襲性アッセイを用いたが,ごくわずかの感染に関与したにすぎず,herd immunity にほとんど影響していなかった。無症候性感染が感染力を有するのか,あるいは感染から回復した生存患者と同じように長期間にわたりウイルスを保有する可能性があるかについて,分かっていない。,無症候性感染による感染伝播の防止が困難であることから,その割合が低いことは安心材料と考えて良い reassuring 。また一部に,軽症例であるため見逃されていた,有症候性症例があったことも確認した ... ]
See Online/Comment. (27 Feb 2017). The Lancet Infectious Diseases.
[血液ではなく,口腔内スワブ検体によるアッセイが開発され,サーベイランスがより容易に行えるようになるだろう。航空スワブアッセイは,すでに決定された抗エボラウイルス抗体陽性地域の確認または是正や,真に無症候性の感染患者の特定と研究,エボラウイルスの生態学的地位の定義などのために利用できるかもしれない]
28 Feb 2017: UAlbany biochemists make breakthrough in Ebola detection
[the University at Albany 大学の化学准教授 the assistant chemistry professor が,エボラウイルス検出の画期的な方法 a breakthrough process を開発した。極小の金のナノ粒子を使って,尿や唾液の検体が紫色から赤に変色することで,患者の感染の有無が数分のうちに判明する。感染検体が吸収する光の量を測定することで,診断が確定される ... ]
28 Feb 2017: Characteristics and survival of patients with Ebola virus infection, malaria, or both in Sierra Leone シエラレオネ: a retrospective cohort study. February 28, 2017
[マラリア原虫との重複感染の患者は多くcommon,エボラウイルス患者の死亡率を増加させることから,マラリアの経験的治療 empirical malaria treatment が行われてきたことは支持される。EVD or malaria がない患者の死亡率が高かったことは,将来のアウトブレイクにおいて,検査や治療のより広い実施がケアの改善につながる可能性があることを示唆する]
See Online/Comment Ebola virus and malaria parasite positivity: a febrile illness quagmire (28 Feb 2017 EPub).The Lancet Infectious Diseases
[西アフリカの各地でエボラのアウトブレイクが発生する以前は,熱性疾患の患者の鑑別診断は,基本的に,熱帯に多く週末の医療機関の過大な負担となっていた,マラリア,腸チフス,結核,髄膜炎,ラッサ熱,麻疹に焦点が当たっていたが,新たな感染流行発生後は,より緊急性が高くなりかつ複雑化した]
関連項目 (09): news, research, funding 20170226.4866142
● 化学兵器-シリア 塩素,サリンガス,水疱形成性薬物
PRO/EDR> Chemical weapons - Syria: chlorine, sarin gas, blistering agent
Archive Number: 20170305.4880039
[1]
情報源 World Health Organization 2017年3月3日
原文 [Google翻訳] 参照願います。
[2]
情報源 The Guardian 2017年3月1日
原文 [Google翻訳] 参照願います。
● 原因不明の呼吸器疾患(03)-香港 コメント
20170303.4868980に関し。
投稿者 ProMED-mail Rapporteur,Dan Silver 2017年3月5日
[以下のニュース記事は,2016年8月12日の,香港保健当局からの発表 a Centre for Health Protection (CHP) Hong Kong news release であり,the Eastern District の a sheltered workshop での,同様のアウトブレイクについて述べられている]
"The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は [12 Aug 2016],Eastern District の a sheltered workshop で発生した,上気道感染のアウトブレイクの調査を行っており,市民らに対して注意を促すとともに,各自および環境の厳しい衛生遵守を呼びかけている。
"8月2日以降,今回のアウトブレイクによる,29歳から65歳までの,男性10名と女性16名 (19 attendees and 7 staff) の,発熱,咳嗽,鼻水,咽頭痛などの上気道感染の症状が確認されている。このうち21人は医療機関を受診し,3人が入院となったが,治療後退院している。
"いずれも症状は安定しており,鼻咽頭スワブ検体で,2 affected persons tested positive for parainfluenza virus (PIV) type 3 and respiratory syncytial virus (RSV) respectively upon laboratory testing の結果を得ている"
● ムンプス(08) カナダ,米国
PRO/EDR> Mumps update (08): Canada, USA, comment
Archive Number: 20170305.4880865
[1] カナダ (Ontario, Toronto)
情報源 Outbreak News Today 2017年3月2日
初発患者の報告から約 1週間が経過し,トロントでのムンプスアウトブレイクのフォローアップの中で,市保健当局は新たに 4例の患者を報告した。現在,18 confirmed cases of mumps in Toronto in 2017 as of 1 Mar 2017 となっている。基本的に 18歳から35歳の若年成人が感染している ...
[2] カナダ(New Brunswick; Alberta)
情報源 Global News 2017年3月2日
... New Brunswick では,百日咳アウトブレイクの発生と平行して,2 cases of mumps も確認されている ... Edmonton ではさらに 3例のムンプスが確認され,アルバータ州 Alberta's total は 21例となった ...
[3] 米国 (Pennsylvania)
情報源 WJAC 2017年3月3日
キャンパス内で 27 "suspected, probable or confirmed" cases の報告があり,大学 Penn State University は a suspected outbreak of mumps について調査を開始した。大学側の発表では,6 of the 27 cases have been confirmed by lab tests [Now, 12 cases have been confirmed (1)] ...
[4] 米国 (Missouri)
情報源 Outbreak News Today 2017年3月5日
the Southeast Missouri State University campus で 15 confirmed mumps cases が報告された事を受け ... 学生らに対し,a 3rd dose of the measles, mumps and rubella (MMR) vaccine が推奨されている ...
[5] Comment in response to RFI in ProMED-mail posts Mumps update (05) & (06)
情報源 University of Manitoba Investigator at Children's Hospital Research Institute of Manitoba (CHRIM),Kamran Kadkhoda 2017年3月5日
(ワクチン接種済みの若年者においてムンプスアウトブレイクが発生した理由の)現時点で最も適切な説明は,ワクチンの二次不全 secondary vaccine failure/waning immunity である: genotype A strains を使ったワクチンの接種した後の最初の約 10年間は,different mumps genotypes に対しても,十分な交差性中和反応 adequate cross-neutralization が認められるが,non-A genotypes such as G wanes に対しては,中和された後,ムンプスの臨床症状を発症する可能性がある。中和量域以下の抗ムンプス抗体レベルで,抗体依存性増強を経て,新たな感染が顕性化するかを見てみるのは,面白いかもしれない。some HLA haplotypes が,一次不全 primary vaccine failure に関わることも知られている。いずれにせよ,(アウトブレイクが発生し)相当量の病原体(ムンプスウイルス)が(身体内に)侵入したこそが,最も重要なもう1つの要因であることに間違いない。
● 鳥インフルエンザ(65)-ギリシャ 家きん HPAI H5N6
PRO/AH/EDR> Avian influenza (65): Greece (EM) poultry, HPAI H5N6, clarification
Archive Number: 20170305.4880867
投稿者 英・Animal and Plant Health Agency (APHA),Ian H Brown 2017年3月5日
[20170304.4877946 の "This is the 1st time that HPAI H5N6 has been reported in Europe ... 特に,Asia (China, South Korea, Japan, Myanmar, Laos and Viet Nam) と同じウイルスか,H5N5 in Europe で報告されたような,H5N8 由来の再集合ウイルスなのかについての情報が望まれる" に対して]:
今回のウイルスは,家きんにもヒトにも関係する,the current strain in Far East Asia と同じウイルスではないようである; very preliminary analyses based on limited genetic sequence から,H5N8 HPAI and endemic Eurasian viruses が関係する再集合 further reassortment の結果生まれたウイルスであることが示唆されている。さらに,詳細な検討を行っている
● ロスリバーウイルス-オーストラリア(04)
PRO/AH> Ross River virus - Australia (04): (WA)
Archive Number: 20170305.4880866
情報源 Perth Now 2017年3月2日
2017年の1月から2月にかけて,222人の西オーストラリア州の住民 West Australians が,蚊族媒介性のロスリバーウイルス the mosquito-borne Ross River virus [RRV] に感染したが,先月[2月]の季節外れの降雨の影響が出るのはまだこれからと専門家が述べた。75人がパース the [Perth] metropolitan area の患者だった。昨年 [2016年] 同時期の 86人の2倍以上の数字だが,a bumper year for RRV だった2015年初 2ヶ月の the 287 reportedには届いていない。メルボルン metropolitan Melbourne 初の症例を含む,NSW and Victoria battle major outbreaks of RRV の一環として発生しており,2016年は全国で 3552人が感染した。パースは記録的に湿度の高い夏を経験しており,蚊族の刺咬による, RRV やその他の疾患の患者数の増加が懸念されている。[1 Mar 2017] 保健当局は,この数週間の患者数は平均的となっているが,some parts of Perth, the South West and other areas of WA では,2月中旬の異常な降雨量により,蚊族の増加が見込まれるとしている。Perth の中で最も雨が多かった,The City of Swan では,洪水のあった地域での蚊族の発生に関する注意報が発出された。
[ Mod.TY 注-豪雨があると,New South Wales, Victoria and Western Australia states などオーストラリア全域で散発性に Ross River virus (RRV) infections が発生する。発熱,関節痛,疲労倦怠感等の症状が見られる。治療法はない。多くの患者が 2-3週間で回復するが,一部で,手首や足首などの小関節の関節炎により,数週間にわたって通常の運動が困難になることがある。人獣共通感染性アルファウイルス a zoonotic alphavirus で,ヤブカ _Aedes_ and イエカ _Culex_ species などの多種の蚊族が媒介する ... ]
● ウシ結核-米国(02)
PRO/AH/EDR> Bovine tuberculosis - USA (02): (SD)
Archive Number: 20170305.4880068
情報源 Rapid City Journal 2017年3月2日
サウスダコタ州の肉用牛 a South Dakota beef herd で,まれなウシ結核の感染例 A rare case of bovine tuberculosis が確認されたと,州獣医官 State Veterinarian が明らかにした ...