黄熱
(26)－PAHO/WHO F
(27)－ペルー
鳥インフルエンザ
(63)－ギリシャ ボスニア・ヘルツェゴビナ
(64)－欧州 HPAI H5N8 家きん，野禽
鳥インフルエンザ，ヒト(29)－中国 H7N9 WHO
原因不明の呼吸器疾患(02)－香港 コメント など
● 黄熱(27)－ペルー
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (27): Peru (AY)
Archive Number: 20170304.4879663
情報源 Correo [in Spanish] 2017年3月2日
生活費を稼ぐために森林に入った，Ayacucho city の10歳代の若者が，黄熱 yellow fever [YF] 感染により死亡した ... 2月24日に the Ayacucho Regional Hospital 病院に入院後，3月1日に死亡した。検査でデング熱は否定されたが，詳細な検査のため，検体が Lika city に送られた。肝臓に深刻な障害を与え，多臓器不全となった。2017年初の黄熱感染による死者となった。
関連項目 (26): PAHO/WHO 20170304.4878531
● アメリカ腐蛆病，ミツバチ－米国
PRO/AH/EDR> American foulbrood, apis - USA: (HI)
Archive Number: 20170304.4879664
情報源 Maui Now 2017年3月1日
マウイ島 Kula, Maui の養蜂場 a bee hive で最近，American foulbrood or AFB アメリカ腐蛆病が確認された。オアフ島やハワイ島の数カ所 Several hives on O'ahu and Hawai'i Island でもそれぞれ，2月と2016年10月に発生が確認されている ...
● 鳥インフルエンザ(64)－欧州 HPAI H5N8 家きん，野禽
PRO/AH/EDR> Avian influenza (64): (Europe) HPAI H5N8, poultry, wildfowl, EU update
Archive Number: 20170304.4879218
情報源 EU - Health and Food Safety DG - Standing Committee on Plants, Animals, Food and Feed (SCPAFF), Section Animal Health & Welfare: Meeting of 02-03 March 2017. EU Presentation 2017年3月3日
Subject: HPAI H5(N8) in Member States in poultry, captive and wild birds (01 Oct 2016 - 01 Mar 2017)
1 Page 6: Number of HPAI H5(N8) outbreaks by Member State, 01 Oct 2016 to 03 Mar 2017
発生国/野鳥/家きん/ Captive birds
ドイツ/ 527/ 64/ 14
フランス/ 44/ 386/ 1
イタリア/ 5/ 9 /-
オランダ/ 45/ 9/ 6
ベルギー/ 2/ -/ 1
英国/ 21/ 10/ -
アイルランド/ 10/ - / -
デンマーク/ 43/ 1/ 1
ギリシャ/ 9/ 5/ -
スペイン/ 2/ 10/ -
ポルトガル/ 1/ -/ -
オーストリア/ 47/ 2/ -
フィンランド/ 13/ - / 1
スウェーデン/ 23/ 3/ 2
チェコ/ 33/ 36/ 1
ハンガリー/ 55/234/ 5
ポーランド/ 67/ 60 / -
スロベニア/ 40/ -/ -
ブルガリア/ 13/ 67/ 2
リトアニア/ 2/ - / -
ルーマニア/ 66/ 15/ 2
スロバキア/ 56/ 7/ 2
クロアチア/ 12/ 7/ -
豪渓/ 1136/ 925/ 38
2. Page 12. Comparison "2005/2006 H5N1" with "2016-2017 H5N8" epidemics
Number of susceptible birds:
2005-2006: 766 104
2016-2017: 7 115 698
● 鳥インフルエンザ，ヒト(29)－中国 H7N9 WHO
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (29): China (SH, Mainland), H7N9, WHO assessment
Archive Number: 20170304.4878682
[1] 上海 Shanghai Case
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月2日
上海市保健当局 Shanghai Municipal Commission of Health and Family Planning が 2日，鳥インフルエンザ患者 a human H7N9 AIV case を報告した。安徽省 Anhui province に住む 44-year-old male patient で，1日に確認され現在入院中である。
[2] WHO assessment
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月2日
2月18日，中国政府保健当局 the National Health and Family Planning Commission of China (NHFPC) は WHO に，広東省 Guangdong province で鳥インフルエンザウイルス avian influenza A(H7N9) virus に感染した 2例の患者から分離されたウイルスの，遺伝子塩基配列の解析結果を報告した。家きんに対する高病原性を示す the HA gene の the cleavage site の変化が確認された。
患者の詳細
この 2例の患者らは，1月19日に International Health Regulations (IHR) notification で報告された。
- 2016年12月29日発症の 43-year-old female で，その後回復している。家きんの暴露があったほか，鳥インフルエンザ avian influenza A(H7N9)感染により入院中のきょうだい(sister)を看病しており，a family cluster として報告されている。
- 2017年1月5日発症の，A 57-year-old male で，2月22日現在も入院中で危険な状態である。家きんへの暴露があったと報告されている ...
WHO risk assessment
2013年の新興以来，低病原性ウイルスから高病原性に進化したことを示唆する遺伝子配列を有する鳥インフルエンザウイルス avian influenza A(H7N9) virus が報告されたのは初めて。the cleavage site of the HA gene の同様の変化は，台湾から最近報告された，広東省への渡航歴があり，2月4日に WHO に報告されたヒトの感染例のウイルスについて，Global Initiative on Sharing Avian Influenza Data (GISAID) にアップロードされた遺伝子のデータ genetic sequence data でも認められている。さらに，2月21日に中国農務省 the Ministry of Agriculture China も World Organization for Animal Health (OIE) に対して，広東省 Guangdong の生きた家きんを売る市場から得られたウイルス検体の genetic sequences で，高病原性鳥インフルエンザウイルスを示す変化が確認されたと報告している。これまでのところ，これらの遺伝子の変化が確認されているのは，広東省のヒト，家きん，環境サンプルと，広東省への渡航歴が確認されたサンプルである。広東省と台湾のウイルス遺伝子の配列は，抗ウイルス・ノイラミニダーゼ阻害薬に対する耐性に関係する，アミノ酸置換を示している。この 3人の患者らは，サンプル採取前に，抗ウイルス薬による治療を受けていた。これまでのところ，ヒトでの感染 avian influenza A(H7N9) infection in humans の疫学パターンに変化はない。低病原性ウイルスが高病原性に変化した事による，ヒトへの病原性や感染伝播への影響も認められていない ...
WHO advice ... 原文参照願います。
[3] 中国本土の症例 Mainland Case
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月4日
The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は 3日，the National Health and Family Planning Commission から，from February 24 to March 2 [2017] に新たに確認された 21 additional human cases of avian influenza A(H7N9), including 3 deaths の報告を受けた。10歳から77歳までの，男性17人と女性4人で，発症日は 2月10日から27日までだった； 広東省 Guangdong (6 cases), 安徽省 Anhui (4 cases), 江蘇省 Jiangsu (3 cases), 2 cases each in 広西壮族自治区 Guangxi and 江西省 Jiangxi, and one case each in 湖北省 Hubei, 湖南省 Hunan, 上海 Shanghai and 浙江省 Zhejiang 。18人については，poultry or poultry markets への暴露が確認されている。広東省でのサーベイランス the surveillance of the Guangdong Provincial Center for Disease Control and Prevention, from February 22 to 28 [2017] によれば，同省内各地の 89カ所の市場の，環境中のサンプル 855 environmental samples のうち，83 samples from 27 markets が H7 virus 検査で陽性となった。これは，広東省の市場の約 30 %，全検体の 9.7 % に当たる。
関連項目 human (28): China (GX) Taiwan, H7N9, mutations 20170302.4874114
● 原因不明の呼吸器疾患(02)－中国 香港 コメント
20170303.4868980に関し。
PRO/EDR> Undiagnosed respiratory disease (02): China (Hong Kong) comment
Archive Number: 20170304.4878763
投稿者 匿名希望 2017年3月4日
香港保健当局 Hong Kong CHP がレジオネラ症 Legionnaires' diseases の検査を行ったのだろうか? The HK illnesses は，以下のリンク の疾患に類似している。
また，the HK facilities が授産施設 sheltered workshops とされているが，おそらく似たような生活の場や職場環境ではないだろうか。
● 黄熱(26)－PAHO/WHO
Situation summary in the Americas
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (26): PAHO/WHO
Archive Number: 20170304.4878531
情報源 PAHO/WHO Epidemiological Update Yellow Fever 2017年3月2日
厚生労働省検疫所 FORTHより。
2017年第1週から第7週までに、ブラジル、ペルー、コロンビア、ボリビアで黄熱の疑い患者と確定患者が報告されている。
ブラジルでは、2016年12月始めの流行発生以降、2017年第7週までに、黄熱患者1,368人（確定患者326人、破棄125人、疑い患者および検査中の患者916人）が報告された。このうち、220人（確定患者109人、破棄6人、検査中105人）が死亡した。死亡率（CFR）は、確定患者で33％、疑い患者で11％。感染の可能性が高い地域のうち、感染の疑い患者と確定患者の 83 % がミナス・ジェライス州（1,209人）から報告された。次いで、エスピリト・サント州（185人）、サンパウロ州（10人）、バイーア州（9人）、トカンティンス州（2人）、ゴイアス州（1人）、リオ・グランテ・ノルテ州（1人）からだった。一方、確定診断された患者は、ミナス・ジェライス州（269人）、エスピリト・サント州（53人）、サンパウロ州（4人）の3州に分布していた。ミナス・ジェライス州では、4つの行政地域で、引き続き患者の減少傾向がみられた。確定患者のうち、86%（252人）は男性で、81%が 21歳から60歳の範囲にいた。エスピリト・サント州では、2月2日から24日までに、新しく患者 120人（確定患者および検査中の患者）が報告された。この4週間での患者数は 185人から 65人になっている。ミナス・ジェライス州では、同じ期間に、新しく患者 256人が報告された。この4週間では 1,029人から 773人になった。今回の流行における黄熱の伝播サイクルは変化してきている可能性がある。これまでのところ、ネッタイシマカが伝播に関わっていることは報告されていない。大都市に近い行政地区［エスピリト・サント州の Serra（セーハ）、Aracruz（アラクルス）、Vitoria（ヴィトーリア）］の黄熱疑いの患者が、現在、検査を受けている。確定診断された死者が、ミナス・ジェライス州で 92人、サンパウロ州で 3人、エスピリト・サント州で 14人が発生した。疑い患者と確定患者を合わせた死亡率は、高い順に、サンパウロ州で 75 ％、ミナス・ジェライス州で 34 ％、エスピリト・サント州で 26 ％だった。
... ヒト以外の霊長目における集団感染は、連邦直轄地区と、アラゴアス州、バイーア州、ゴイアス州、エスピリト・サント州、マットグロッソ・ド・スール州、ミナス・ジェライス州、パラナ州、ペルナンブーコ州、リオグランデ・ド・ノルテ州、リオグランデ・ド・スール州、サンタ・カタリーナ州、サンパウロ州、セルジッペ州、トカンティンス州から報告されている。
これまでのところ、ブラジル以外のアメリカ大陸の国や地域から、現在の流行に関連した黄熱患者は報告されていない。しかし、PAHO／WHOは、現在調査中の動物での流行発生は、ブラジルが国境を接している（ボリビアとパラグアイと国境を接する）マットグロッソ・ド・スール州、（アルゼンチンと国境を接する）サンタ・カタリーナ州、（ウルグアイとアルゼンチンと国境を接する）リオグランデ・ド・スール州、（アルゼンチンとパラグアイと国境を接する）パラナ州で調査が続けられており、国境を接する国々、特に共通の生態系をもっている地域に、ウイルスが拡がるリスクのあることを繰り返し述べている ...
関連項目 (25): Brazil PAHO/WHO 20170225.4864916
● 鳥インフルエンザ(63)－ギリシャ ボスニア・ヘルツェゴビナ HPAI H5N8 H5N6 OIE，家きん 鳥類
PRO/AH/EDR> Avian influenza (63): Greece,Bosnia/Herzegovina poultry,birds HPAI H5N8 H5N6 OIE
Archive Number: 20170304.4877946
[1] ギリシャ
Highly pathogenic avian influenza, Greece，new strain of a listed disease in the country
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(10) 2017年3月3日
感染開始時期 2017年2月6日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus
Serotype: H5N6
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Village of Antigonos in Florina Prefecture, Dytiki Makedonia [Western Macedonia]: backyard
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 60 / 60 / 60 / 0 / 0
Epidemiological comments: This outbreak was mistakenly reported on 16 Feb 2017 as HPAI H5N8 instead of HPAI (H5) other than H5N8 and H5N1. Subsequent laboratory investigation confirmed HPAI H5N6 on 2 Mar 2017. All measures on holding were applied upon AI H5 confirmation on 9 Feb 2017.
[2] ボスニア・ヘルツェゴビナ
Highly pathogenic influenza A viruses (infection with) (non-poultry including wild birds), Bosnia & Herzegovina，Reoccurrence listed disease
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(09) 2017年3月2日
感染開始時期 2017年2月28日
前回流行時期 情報なし
原因ウイルス Highly pathogenic influenza A virus
Serotype: H5N8
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Sarajevo, Sarajevo Centar
Date of start of the outbreak: 28 Feb 2017: Zoo
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
コブハクチョウ Mute swan: _Cygnus olor_ (Anatidae) / - / 2 / 0 / 2/ 0
On Mon 13 Feb 2017 Bosnia & Herzegovina reported an event of HPAI H5N8 in poultry
関連項目 (62): Europe (Serbia, Slovenia) wild birds, HPAI H5N5, OIE 20170302.4873827
(26)－PAHO/WHO F
(27)－ペルー
鳥インフルエンザ
(63)－ギリシャ ボスニア・ヘルツェゴビナ
(64)－欧州 HPAI H5N8 家きん，野禽
鳥インフルエンザ，ヒト(29)－中国 H7N9 WHO
原因不明の呼吸器疾患(02)－香港 コメント など
● 黄熱(27)－ペルー
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (27): Peru (AY)
Archive Number: 20170304.4879663
情報源 Correo [in Spanish] 2017年3月2日
生活費を稼ぐために森林に入った，Ayacucho city の10歳代の若者が，黄熱 yellow fever [YF] 感染により死亡した ... 2月24日に the Ayacucho Regional Hospital 病院に入院後，3月1日に死亡した。検査でデング熱は否定されたが，詳細な検査のため，検体が Lika city に送られた。肝臓に深刻な障害を与え，多臓器不全となった。2017年初の黄熱感染による死者となった。
関連項目 (26): PAHO/WHO 20170304.4878531
● アメリカ腐蛆病，ミツバチ－米国
PRO/AH/EDR> American foulbrood, apis - USA: (HI)
Archive Number: 20170304.4879664
情報源 Maui Now 2017年3月1日
マウイ島 Kula, Maui の養蜂場 a bee hive で最近，American foulbrood or AFB アメリカ腐蛆病が確認された。オアフ島やハワイ島の数カ所 Several hives on O'ahu and Hawai'i Island でもそれぞれ，2月と2016年10月に発生が確認されている ...
● 鳥インフルエンザ(64)－欧州 HPAI H5N8 家きん，野禽
PRO/AH/EDR> Avian influenza (64): (Europe) HPAI H5N8, poultry, wildfowl, EU update
Archive Number: 20170304.4879218
情報源 EU - Health and Food Safety DG - Standing Committee on Plants, Animals, Food and Feed (SCPAFF), Section Animal Health & Welfare: Meeting of 02-03 March 2017. EU Presentation 2017年3月3日
Subject: HPAI H5(N8) in Member States in poultry, captive and wild birds (01 Oct 2016 - 01 Mar 2017)
1 Page 6: Number of HPAI H5(N8) outbreaks by Member State, 01 Oct 2016 to 03 Mar 2017
発生国/野鳥/家きん/ Captive birds
ドイツ/ 527/ 64/ 14
フランス/ 44/ 386/ 1
イタリア/ 5/ 9 /-
オランダ/ 45/ 9/ 6
ベルギー/ 2/ -/ 1
英国/ 21/ 10/ -
アイルランド/ 10/ - / -
デンマーク/ 43/ 1/ 1
ギリシャ/ 9/ 5/ -
スペイン/ 2/ 10/ -
ポルトガル/ 1/ -/ -
オーストリア/ 47/ 2/ -
フィンランド/ 13/ - / 1
スウェーデン/ 23/ 3/ 2
チェコ/ 33/ 36/ 1
ハンガリー/ 55/234/ 5
ポーランド/ 67/ 60 / -
スロベニア/ 40/ -/ -
ブルガリア/ 13/ 67/ 2
リトアニア/ 2/ - / -
ルーマニア/ 66/ 15/ 2
スロバキア/ 56/ 7/ 2
クロアチア/ 12/ 7/ -
豪渓/ 1136/ 925/ 38
2. Page 12. Comparison "2005/2006 H5N1" with "2016-2017 H5N8" epidemics
Number of susceptible birds:
2005-2006: 766 104
2016-2017: 7 115 698
● 鳥インフルエンザ，ヒト(29)－中国 H7N9 WHO
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (29): China (SH, Mainland), H7N9, WHO assessment
Archive Number: 20170304.4878682
[1] 上海 Shanghai Case
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月2日
上海市保健当局 Shanghai Municipal Commission of Health and Family Planning が 2日，鳥インフルエンザ患者 a human H7N9 AIV case を報告した。安徽省 Anhui province に住む 44-year-old male patient で，1日に確認され現在入院中である。
[2] WHO assessment
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月2日
2月18日，中国政府保健当局 the National Health and Family Planning Commission of China (NHFPC) は WHO に，広東省 Guangdong province で鳥インフルエンザウイルス avian influenza A(H7N9) virus に感染した 2例の患者から分離されたウイルスの，遺伝子塩基配列の解析結果を報告した。家きんに対する高病原性を示す the HA gene の the cleavage site の変化が確認された。
患者の詳細
この 2例の患者らは，1月19日に International Health Regulations (IHR) notification で報告された。
- 2016年12月29日発症の 43-year-old female で，その後回復している。家きんの暴露があったほか，鳥インフルエンザ avian influenza A(H7N9)感染により入院中のきょうだい(sister)を看病しており，a family cluster として報告されている。
- 2017年1月5日発症の，A 57-year-old male で，2月22日現在も入院中で危険な状態である。家きんへの暴露があったと報告されている ...
WHO risk assessment
2013年の新興以来，低病原性ウイルスから高病原性に進化したことを示唆する遺伝子配列を有する鳥インフルエンザウイルス avian influenza A(H7N9) virus が報告されたのは初めて。the cleavage site of the HA gene の同様の変化は，台湾から最近報告された，広東省への渡航歴があり，2月4日に WHO に報告されたヒトの感染例のウイルスについて，Global Initiative on Sharing Avian Influenza Data (GISAID) にアップロードされた遺伝子のデータ genetic sequence data でも認められている。さらに，2月21日に中国農務省 the Ministry of Agriculture China も World Organization for Animal Health (OIE) に対して，広東省 Guangdong の生きた家きんを売る市場から得られたウイルス検体の genetic sequences で，高病原性鳥インフルエンザウイルスを示す変化が確認されたと報告している。これまでのところ，これらの遺伝子の変化が確認されているのは，広東省のヒト，家きん，環境サンプルと，広東省への渡航歴が確認されたサンプルである。広東省と台湾のウイルス遺伝子の配列は，抗ウイルス・ノイラミニダーゼ阻害薬に対する耐性に関係する，アミノ酸置換を示している。この 3人の患者らは，サンプル採取前に，抗ウイルス薬による治療を受けていた。これまでのところ，ヒトでの感染 avian influenza A(H7N9) infection in humans の疫学パターンに変化はない。低病原性ウイルスが高病原性に変化した事による，ヒトへの病原性や感染伝播への影響も認められていない ...
WHO advice ... 原文参照願います。
[3] 中国本土の症例 Mainland Case
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月4日
The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は 3日，the National Health and Family Planning Commission から，from February 24 to March 2 [2017] に新たに確認された 21 additional human cases of avian influenza A(H7N9), including 3 deaths の報告を受けた。10歳から77歳までの，男性17人と女性4人で，発症日は 2月10日から27日までだった； 広東省 Guangdong (6 cases), 安徽省 Anhui (4 cases), 江蘇省 Jiangsu (3 cases), 2 cases each in 広西壮族自治区 Guangxi and 江西省 Jiangxi, and one case each in 湖北省 Hubei, 湖南省 Hunan, 上海 Shanghai and 浙江省 Zhejiang 。18人については，poultry or poultry markets への暴露が確認されている。広東省でのサーベイランス the surveillance of the Guangdong Provincial Center for Disease Control and Prevention, from February 22 to 28 [2017] によれば，同省内各地の 89カ所の市場の，環境中のサンプル 855 environmental samples のうち，83 samples from 27 markets が H7 virus 検査で陽性となった。これは，広東省の市場の約 30 %，全検体の 9.7 % に当たる。
関連項目 human (28): China (GX) Taiwan, H7N9, mutations 20170302.4874114
● 原因不明の呼吸器疾患(02)－中国 香港 コメント
20170303.4868980に関し。
PRO/EDR> Undiagnosed respiratory disease (02): China (Hong Kong) comment
Archive Number: 20170304.4878763
投稿者 匿名希望 2017年3月4日
香港保健当局 Hong Kong CHP がレジオネラ症 Legionnaires' diseases の検査を行ったのだろうか? The HK illnesses は，以下のリンク の疾患に類似している。
また，the HK facilities が授産施設 sheltered workshops とされているが，おそらく似たような生活の場や職場環境ではないだろうか。
● 黄熱(26)－PAHO/WHO
Situation summary in the Americas
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (26): PAHO/WHO
Archive Number: 20170304.4878531
情報源 PAHO/WHO Epidemiological Update Yellow Fever 2017年3月2日
厚生労働省検疫所 FORTHより。
2017年第1週から第7週までに、ブラジル、ペルー、コロンビア、ボリビアで黄熱の疑い患者と確定患者が報告されている。
ブラジルでは、2016年12月始めの流行発生以降、2017年第7週までに、黄熱患者1,368人（確定患者326人、破棄125人、疑い患者および検査中の患者916人）が報告された。このうち、220人（確定患者109人、破棄6人、検査中105人）が死亡した。死亡率（CFR）は、確定患者で33％、疑い患者で11％。感染の可能性が高い地域のうち、感染の疑い患者と確定患者の 83 % がミナス・ジェライス州（1,209人）から報告された。次いで、エスピリト・サント州（185人）、サンパウロ州（10人）、バイーア州（9人）、トカンティンス州（2人）、ゴイアス州（1人）、リオ・グランテ・ノルテ州（1人）からだった。一方、確定診断された患者は、ミナス・ジェライス州（269人）、エスピリト・サント州（53人）、サンパウロ州（4人）の3州に分布していた。ミナス・ジェライス州では、4つの行政地域で、引き続き患者の減少傾向がみられた。確定患者のうち、86%（252人）は男性で、81%が 21歳から60歳の範囲にいた。エスピリト・サント州では、2月2日から24日までに、新しく患者 120人（確定患者および検査中の患者）が報告された。この4週間での患者数は 185人から 65人になっている。ミナス・ジェライス州では、同じ期間に、新しく患者 256人が報告された。この4週間では 1,029人から 773人になった。今回の流行における黄熱の伝播サイクルは変化してきている可能性がある。これまでのところ、ネッタイシマカが伝播に関わっていることは報告されていない。大都市に近い行政地区［エスピリト・サント州の Serra（セーハ）、Aracruz（アラクルス）、Vitoria（ヴィトーリア）］の黄熱疑いの患者が、現在、検査を受けている。確定診断された死者が、ミナス・ジェライス州で 92人、サンパウロ州で 3人、エスピリト・サント州で 14人が発生した。疑い患者と確定患者を合わせた死亡率は、高い順に、サンパウロ州で 75 ％、ミナス・ジェライス州で 34 ％、エスピリト・サント州で 26 ％だった。
... ヒト以外の霊長目における集団感染は、連邦直轄地区と、アラゴアス州、バイーア州、ゴイアス州、エスピリト・サント州、マットグロッソ・ド・スール州、ミナス・ジェライス州、パラナ州、ペルナンブーコ州、リオグランデ・ド・ノルテ州、リオグランデ・ド・スール州、サンタ・カタリーナ州、サンパウロ州、セルジッペ州、トカンティンス州から報告されている。
これまでのところ、ブラジル以外のアメリカ大陸の国や地域から、現在の流行に関連した黄熱患者は報告されていない。しかし、PAHO／WHOは、現在調査中の動物での流行発生は、ブラジルが国境を接している（ボリビアとパラグアイと国境を接する）マットグロッソ・ド・スール州、（アルゼンチンと国境を接する）サンタ・カタリーナ州、（ウルグアイとアルゼンチンと国境を接する）リオグランデ・ド・スール州、（アルゼンチンとパラグアイと国境を接する）パラナ州で調査が続けられており、国境を接する国々、特に共通の生態系をもっている地域に、ウイルスが拡がるリスクのあることを繰り返し述べている ...
関連項目 (25): Brazil PAHO/WHO 20170225.4864916
● 鳥インフルエンザ(63)－ギリシャ ボスニア・ヘルツェゴビナ HPAI H5N8 H5N6 OIE，家きん 鳥類
PRO/AH/EDR> Avian influenza (63): Greece,Bosnia/Herzegovina poultry,birds HPAI H5N8 H5N6 OIE
Archive Number: 20170304.4877946
[1] ギリシャ
Highly pathogenic avian influenza, Greece，new strain of a listed disease in the country
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(10) 2017年3月3日
感染開始時期 2017年2月6日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus
Serotype: H5N6
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Village of Antigonos in Florina Prefecture, Dytiki Makedonia [Western Macedonia]: backyard
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 60 / 60 / 60 / 0 / 0
Epidemiological comments: This outbreak was mistakenly reported on 16 Feb 2017 as HPAI H5N8 instead of HPAI (H5) other than H5N8 and H5N1. Subsequent laboratory investigation confirmed HPAI H5N6 on 2 Mar 2017. All measures on holding were applied upon AI H5 confirmation on 9 Feb 2017.
[2] ボスニア・ヘルツェゴビナ
Highly pathogenic influenza A viruses (infection with) (non-poultry including wild birds), Bosnia & Herzegovina，Reoccurrence listed disease
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(09) 2017年3月2日
感染開始時期 2017年2月28日
前回流行時期 情報なし
原因ウイルス Highly pathogenic influenza A virus
Serotype: H5N8
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Sarajevo, Sarajevo Centar
Date of start of the outbreak: 28 Feb 2017: Zoo
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
コブハクチョウ Mute swan: _Cygnus olor_ (Anatidae) / - / 2 / 0 / 2/ 0
On Mon 13 Feb 2017 Bosnia & Herzegovina reported an event of HPAI H5N8 in poultry
関連項目 (62): Europe (Serbia, Slovenia) wild birds, HPAI H5N5, OIE 20170302.4873827