2017年3月7日

鳥インフルエンザ,ヒト(30)-中国 H7N9
ロスリバーウイルス-オーストラリア(05)
黄熱(28)-ブラジル WHO F
腸管出血性大腸菌-米国(02) ダイズバター など

鳥インフルエンザ,ヒト(30)-中国 H7N9
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (30): China, H7N9
Archive Number: 20170307.4885433
[1] 広西壮族自治区 Guangxi cases
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月6日
Baise city and 梧州 Wuzhou city of Guangxi Zhuang Autonomous Region で 3日と4日に,合計 2名の鳥インフルエンザ患者 human H7N9 AIV cases が報告され,いずれも指定病院に隔離され危険な状態にある。Wuzhou city の患者は,Teng county 在住の女性で,4日に当局 city and region Centers for Disease Control が感染を確認し,病院 Wuzhou city workers hospital intensive care unit に搬送された。Baise city の患者は Yao nationality 出身者で,Luolou town of Linyun county of Baise city の.37歳の住民で,発症当時は南寧市 Changgang road of Nanning city の借家に滞在しており,その後 Baise 市に戻っていた。
[2] 福建省 Fujian case
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月6日
Ningde city of Fujian province は 4日,Jiaocheng district of Ningde city of Fujian province 在住の 39歳男性の,鳥インフルエンザ患者 1名 a human case of H7N9 avian influenza virus (AIV) infection on を報告した。2月22日に発熱し,2日間クリニックで治療を受けた後,Ningde city chinese medicine hospital に入院。肺炎の症状が改善しないため,3日,福州市の病院 a respiratory ward of Fujian provincial Hospital in Fuzhou city に搬送された。咽頭からの検体の検査の結果,Fuzhou city CDC が H7N9 AIV を確認した。患者に直接の家きんとの接触は確認されていないが,同居する親族が自宅で 5-6羽のニワトリを飼育していた。
[3] 貴州省 Guizhou case
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月7日
Qiandongnan Miao and Dong autonomous prefecture の医学健康研究所は肺炎サーベイランスにより 6日,Taijiang の原因不明の肺炎患者の検体が,鳥インフルエンザ陽性 H7N9 AIV positive であることを確認した。Guizhou provincial CDC で確定され,この患者は a human H7N9 AIV case と確定診断された。Taijiang county of Qiandongnan Miao and Dong autonomous prefecture 在住の 40歳で,現在入院治療中である。
[4] 重慶市 Chongqing city case
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月7日
重慶市 Fengjie County of Chongqing city 当局は 4日,原因不明の肺炎サーベイランスで報告された患者が,CDC により鳥インフルエンザ患者 a human H7N9 case と確認されたと報告した。66歳女性のこの患者は現在入院中である。
関連項目 human (29): China (SH, Mainland), H7N9, WHO assessment 20170304.4878682

ロスリバーウイルス-オーストラリア(05)
PRO/AH/EDR> Ross River virus - Australia (05): (NS)
Archive Number: 20170307.4885428
情報源 Western Advocate 2017年2月16日
春に起きた洪水により蚊族の繁殖に好適な環境となったことから,ニューサウスウェールズ州 NSW [New South Wales ] が,Ross River virus 大流行の年 the biggest season に突入する恐れがあると科学者らが懸念している。前年同期の 96人と比べ,December [2016] and January [2017] には 5倍以上の 560人のウイルス感染患者が発生した。2017年初からの 6週間だけで,430人の感染が確認されている ...  the tidal areas of the Georges River, Parramatta River and Hawkesbury River で駆除剤噴霧が行われた。最も多くの患者が発生しているのは,The Riverina area, particularly the towns of Albury and Griffith だが,the Hunter-New England and suburbs around the Georges River, including Alfreds Point, Lugarno and Illawong でも確認されている ... ウイルスが確認されているのは,ほとんどが saltmarsh mosquitoes(塩性湿地の蚊族)の繁殖地域である,the west of the Great Dividing Range に限定されていたが,2月16日,the Georges River and Parramatta River でも確認された。しかし,この病気を保有するワラビーやカンガルーを刺咬した蚊族により感染が拡大すると考えられており,宿主であるこれらの有袋類が少ない都会ではさほど拡大はない ...
関連項目 (04): (WA) 20170305.4880866

鳥インフルエンザ(68)-米国 家きん LPAI H5N2 OIE
Low pathogenic avian influenza [LPAI] (poultry), United States of America,reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Avian influenza (68): USA (WI) poultry, LPAI H5N2, OIE
Archive Number: 20170307.4885404
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(10) 2017年3月6日
感染開始時期 2017年3月2日
前回流行時期 2016年
原因ウイルス low pathogenic avian influenza virus
Serotype: H5N2
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Barron Country, Barron, Wisconsin: farm
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 84 000 / - / - / - / -
Affected population: commercial turkey flock

炭疽-オーストラリア(02) ウシ
PRO/AH/EDR> Anthrax - Australia (02): (QL) bovine
Archive Number: 20170307.4885298
[1]
情報源 News.com Australian Associated Press (AAP) report 2017年3月7日
クイーンズランド州バイオセキュリティ担当者 Biosecurity officers in Queensland は,a St George farm で 80頭のウシが死亡した,炭疽アウトブレイク an anthrax outbreak の対応に追われている。3日に行われた死亡した家畜の検査で,炭疽菌が確認されたと述べた ...
[2]
情報源 ABC (Australian Broadcasting Corporation) News 2017年3月7日
St George in Queensland's southern inland の放牧場 a grazing property で発生した炭疽アウトブレイクにより,約 80頭のウシが死亡した ...

黄熱(28)-ブラジル WHO
Yellow fever - Brazil
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (28): Brazil (ES) WHO, travel advice
Archive Number: 20170307.4885297
情報源 WHO Emergencies preparedness, response, Disease Outbreak News (DONs) 2017年3月6日
厚生労働省検疫所 FORTH より。
3月6日に WHO から公表された情報によると、WHOはブラジルでの流行を受けて出していた黄熱ワクチンの推奨地域の情報を更新しました。ブラジルおよび周辺国で黄熱ワクチンへの対応に変化が起こる可能性があるので、最新の情報に注意してください。対応状況については、関係する国の大使館に確認してください。

ブラジルでの黄熱の流行状況に関連して、
国際旅行者に向けられた黄熱予防ワクチン接種に対する推奨地域の最新情報
2017年3月3日の時点で、黄熱ウイルスの伝播は、リスク評価が検討される前には黄熱の伝播のリスクがないと考えられていたブラジルの大西洋沿岸地域に向かって拡大を続けている。黄熱のリスク地域の地図を作成する科学技術諮問グループからの支援を受け、WHOは、2017年1月27日に緊急ニュース(Outbreak News)で、1月31日と 2月14日に国際旅行者の健康に関するウェブサイトで、これらを公表してきた。Espírito Santo(エスピリト・サント)州でみられた感染の広がる速さ、黄熱の調査においてヒトおよび動物への黄熱の流行がVitoria(ビトリア)市の近郊で発生していること、エスピリト・サント州は州全体で黄熱ワクチンの接種キャンペーンを実施していることを踏まえて、WHO事務局は、エスピリト・サント州全体が黄熱の伝播リスクのある地域とみなされるべきと判断した。そのため、エスピリト・サント州を訪れる海外からの渡航者は、どの地域であっても、黄熱ワクチンを接種することが推奨される。2013年に黄熱のリスクがあると判断された地域、2017年1月27日の WHO の Outbreak News に掲載されたブラジルの他の地域について、追加された変更はない。新しく黄熱のリスクがあるとされた地域の決定は、(現在)予備なものであり、更新情報は定期的に提供される。

現在、海外からのエスピリト・サント州全体を含めたブラジル各地への旅行者に向けて出されている,WHO からのアドバイスは次のとおり。
・旅行者は、少なくとも10日前に黄熱の予防接種を受けること。
・蚊による刺咬を避ける対策をよく理解すること
・黄熱の自他覚症状に注意を払うこと
・黄熱が伝播する地域の旅行中および帰宅後、特に、黄熱を媒介できる蚊が国内に生息する国に帰国した後にも、素早く医療施設を受診できるようにしておくこと
関連項目  (26): PAHO/WHO 20170304.4878531

ニューカッスル病-パキスタン クジャク
PRO/AH> Newcastle disease - Pakistan: (SD) peacock
Archive Number: 20170307.4884821
情報源 Pakistan Today, Dunya News report 2017年2月26日
As of [Sun 26 Feb 2017],シンド州各地  the villages of Mitthi, Islam Kot, and Nangarparkar of Tharparkar [district, Sindh province] で 10羽のクジャク peacocks が,ニューカッスル病Newcastle disease により死亡している。同地域では野生動物の間で感染が拡大している。先月からの死亡数が 30に達した ...

腸管出血性大腸菌-米国(02) ダイズバター
PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - USA (02): O157, soynut butter
Archive Number: 20170307.4883675
情報源 CDC 2017年3月3日
米国疾患管理予防センター The United States Centers for Disease Control and Prevention (CDC) は担当各当局と連携し,複数の州で発生した志賀毒素産生大腸菌 O157 によるアウトブレイク a multistate outbreak of Shiga toxin-producing _Escherichia coli_ O157:H7 (STEC O157:H7) infections or enterohemorrhagic _E. coli_ (EHEC) の調査を行っている ... 5つの州からの 12人が,アウトブレイクの菌 the outbreak strain of EHEC O157:H7 に感染したと報告されている。
State / Case Count
Arizona / 4
California / 4
Maryland / 1
New Jersey / 1
Oregon / 2
発症日は,from 6 Jan 2017 to 15 Feb 2017にまたがっており,患者の年齢は from 2 to 48 years, with a median age of 8 で,11人 (92%) が 18歳未満の若年者である。6人が入院となり,4人が腎不全の1型である溶血性尿毒症症候群を発症したが,死亡は報告されていない。
これまでの疫学調査により,I.M. Healthy brand SoyNut Butter is a likely source of this outbreak とみられている。SoyNut Butter は,ナッツを含まない,ピーナツバターの代替食品である ...

キャサヌール森林病-インド(05) サル
PRO/AH/EDR> Kyasanur Forest disease - India (05): (GA,MH) monkey
Archive Number: 20170307.4883591
情報源 The Times of India 2017年3月4日
Patradevi 周辺のゴア州とマハラシュトラ州の境界 the Goa-Maharashtra border 沿いの地域で,7頭のサルが死亡したことから,キャサヌール森林病 Kyasanur Forest disease (KFD) の拡大が懸念されている。the bordering villages of Torsem and Mopa において,6-7 monkeys が死亡して発見された。念のため,住民らへのワクチン接種を指示し,死体の検査を行い 5日後までに結果が判明する予定,と当局者が述べた。

鳥インフルエンザ(67)-米国 家きん HPAI H7 OIE
Highly pathogenic avian influenza [HPAI], United States of America,reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Avian influenza (67): USA (TN) poultry, HPAI H7, OIE
Archive Number: 20170307.4883078
情報源 OIE, WAHID 2017年3月6日
感染開始時期 2017年3月1日
前回流行時期 2016年
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus
Serotype: H7
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Lincoln County, Lincoln, Tennessee: farm
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 73 500 / - / 700 / 72 800 / 0
Affected population: commercial chicken broiler-breeder flock