コレラ(43)-スーダン,ソマリア,ナイジェリア
リーシュマニア症-コロンビア(02) 内臓,注意喚起
レジオネラ症-欧州 UAE から
サルモネラ症-米国(04) 家きん
MERS-CoV (30)-サウジアラビア
● 鳥インフルエンザ(107)-ルクセンブルグ 家きん
PRO/AH/EDR> Avian influenza (107): Europe (Luxembourg) poultry
Archive Number: 20170602.5080342
情報源 Luxemburger Wort 2017年6月2日
ルクセンブルグの 3カ所(Keispelt, Niederfeulen and Schrassig)の養鶏場 poultry farms で鳥インフルエンザ・アウトブレイクが確認された。生きた家きんの移動が禁止されている。農業当局 Luxembourg's Ministry of Agriculture, Viticulture and Consumer Protection は農家に対し,家きんの異常死は直ちに獣医師に届けるよう呼びかけている ...
関連項目 (92): Europe (France) HPAI H5N8, poultry, international trade 20170417.4976572
● コレラ(43)-スーダン,ソマリア,ナイジェリア
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (43): Africa
Archive Number: 20170602.5079810
[1] コレラ - スーダン
情報源 Xin Hua Net 2017年6月2日
保健相が 2日,2016年8月以降,水様性下痢症による 265人の死者と 16 121人の感染が,11 states of Sudan から報告されていると,議会で明らかにした。雨期に伴い事態の悪化が予想されると述べた。報告の中で,Sudan's White Nile State が最多の 4512 cases を報告しており,隣国の南スーダンが影響していると述べた。Blue Nile State は 2番目に多い 4471 infections and 12 deaths, 次いで Sinnar State with 2401 infections and 14 deaths をそれぞれ報告している ... 以下,Khartoum State,The Red Sea State,the Gezira State 各州の発生状況など。
[2] コレラ- スーダン
情報源 Radio Dabanga 2017年6月1日
5月30日,ハルツーム州 Khartoum state でコレラ感染による死者 2名とほか 120人の感染が報告され,保健当局は首都への感染拡大を懸念している。4月のコレラ感染の発生以降,the White Nile state では少なくとも 75人が死亡し,4000人以上の患者が確認されていると,5月30日に州知事が明らかにした。the state of River Nile にも感染が拡大し,El Matamma locality の小児 1名と高齢者 1名が死亡し,57人が感染している ... White Nile state 保健当局者が ... Asalaya, El Gezira Aba, Rabak, Um Barad, El Mahla, El Hubari east of Rabak の各医療センターでコレラ感染が確認されていると述べた。
以下,El Obeid,Abu Jubeiha の患者確認と「コレラ」の用語を使いたがらないスーダン政府が "watery diarrhea" cases にこだわり,コレラを取材したジャーナリストが拘束されていることなど。
[3] コレラ- スーダン(Khartoum) travel warning
情報源 Sudan Tribune 2017年6月1日
在スーダン米国大使館は 1日,首都ハルツームを含む同国を旅行する米国民に対し,コレラへの注意を呼びかけた。the greater Khartoum metropolitan area を含む国内の一部地域でコレラ感染の発生が報告されている,と伝えている。州保健大臣が 5月30日,
"acute watery diarrhea", avoiding [the word waterborne disease as ] cholera により,首都で 120人の患者と死者 2人が発生したと発表したことを,同大使館が公表した ...
[4] コレラ - ソマリア (Lower Shabelle) military
情報源 Dalsan Radio 2017年6月1日
Balidoogle のソマリア軍兵士 Somalia National Army soldiers 2人がコレラ感染により死亡し,少なくとも 50 SNA soldiers が入院となっている ... 同地キャンプには約 5000人が駐屯する ...
[5] コレラ - ナイジェリア (Kwara State)
情報源 Nigerian Tribune 2017年6月2日
Ilorin, the capital of Kwara State でコレラアウトブレイクによる感染患者が確認されている ...
関連項目 (42): Africa 20170601.5076481
● 食中毒-フィリピン(03) 受刑者,死亡
PRO/EDR> Foodborne illness - Philippines (03): (MM) prisoners, fatal
Archive Number: 20170602.5079618
情報源 EpiCore Global Surveillance Project 2017年6月2日
保健当局は,下痢症の原因がコレラである可能性 the possibility of cholera につき,調査を行っている。矯正当局 BUCOR (Bureau of Corrections) は,雨水による井戸の水質汚染があったとしている。報告されたとおり,2人の受刑者が脱水により死亡した。いずれも糖尿病患者だった。給食業者は,食事(milk fish)が原因ではないとしている。
関連項目 Philippines (02): (MM) prisoners, fatal 20170601.5076569
● リーシュマニア症-コロンビア(02) 内臓,注意喚起
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis - Colombia (02): (NS) visceral, alert
Archive Number: 20170602.5079868
情報源 Caracol Radio [in Spanish] 2017年5月31日
the village of Vetas, municipality of Tibú [Norte de Santander department ]において,ベネズエラ人 10人と複数の妊娠女性を含む 56人が,リーシュマニア症アウトブレイク an outbreak of leishmaniasis により罹患した。the Tibú Hospital 病院の関係者によると,ベネズエラ国境を越えて this locality in the Catatumbo area に入ったベネズエラ人に宛がわれる医療資源や資金がない(病院の持ち出しとなっている)と述べた ...
[ Mod.EP 注- コロンビアの全リーシュマニア症例の約 99 % は皮膚リーシュマニア症 CL (cutaneous leishmaniasis)であり; 0.4 % が粘膜皮膚型 MCL (mucocutaneous leishmaniasis),0.3 % が内臓型 VL (visceral leishmaniasis)である。特に森林地帯 sylvatic foci やアンデス渓谷 the inter-Andean valleys に多く,コーヒー栽培での作業がリスク因子となっている。1984年以降,_L. braziliensis_, _L. guyanensis_, and _L. panamensis を原因とする,皮膚リーシュマニア症アウトブレイク Epidemic outbreaks of CL が報告されている。近年,都市部で発生 Urbanization of the disease する傾向が認められている(Leishmaniasis worldwide and global estimates of its incidence. PLoS One. 2012; 7(5): e35671. doi: 10.1371/journal.pone.0035671)]
関連項目 Leishmaniasis - Colombia: (HU) visceral, alert 20170502.5008792
● レジオネラ症-欧州 UAE から
Legionnaires' disease cases up to 60 in Europe: linked to Dubai travel
PRO/EDR> Legionellosis - Europe: ex United Arab Emirates (Dubai)
Archive Number: 20170602.5079438
情報源 Outbreak News Today 2017年5月27日
数ヶ月前から,ドバイ Dubai への旅行から帰国した欧州の旅行者の中で,レジオネラ症患者 cases of legionnaires' disease が増加している。感染源は特定されていないが,現在も,ドバイへの旅行および滞在者が,レジオネラ菌に暴露するリスクが継続して存在する可能性がある。Between 1 Oct 2016 and 23 May 2017 の期間に,ドバイへの渡航歴のある 60 cases of legionnaires' disease が,the European Centres for Disease Prevention and Control (ECDC)に報告された。ほとんどの症例が,一般の宿泊施設 commercial accommodation sites に滞在している。2017年の 2月から4月の間に報告された患者数は,依然として以前に比べ高く,最も新しい患者は 5月11日に発症しており,an ongoing exposure risk があると示唆される。ドバイへの旅行者の感染リスクは高くないと考えるが considered to be low,50歳以上,呼吸器の持病,免疫低下,喫煙者ではリスクの増加がある可能性がある ... もし,ドバイから帰国して 2週間以内にレジオネラ症の症状を発症した場合は,医療者に渡航歴を伝えること。レジオネラ症は,レジオネラ菌属 _Legionella pneumophila_ and other _Legionella_ speciesによる肺炎の 1種で,発熱,倦怠感,頭痛,筋肉痛などの,インフルエンザ様症状で発症する。その後,乾性咳嗽と呼吸困難の症状が現れ,重症肺炎に進展する危険性がある。感染源の水からの,エアロゾルの吸入により感染する ...
[ Mod.LL 注- 20161230.4733569 において,26 symptomatic cases in travelers from the European Union linked to Dubai が報告されている。
an American Legion convention at a hotel in Philadelphia during the summer of 1976 に関係した肺炎のアウトブレイクのレビューLegionnaires disease: historical perspective. Clin Microbiol Rev. 1988; 1(1): 60-81.
要約 1976年夏,Philadelphia で原因不明の致死性呼吸器疾患の集団発生があり,その原因が 1943年にはすでに確認されていたレジオネラ菌属で,同菌が新たな病原性菌 a new family of pathogenic bacteria であることが確認された。1950年代の原因不明の急性呼吸器疾患流行も,同菌が原因であったことも確認された ... 飲料水から感染するかどうかは不明である。通常は抗菌作用を有するはずの,肺胞マクロファージ The resident alveolar macrophage が,同菌の主な増殖サイトとなる。細胞性免疫が最も重要な免疫防御作用を担い,液性免疫の役割についてはよくわかっていない]
● 外来種蚊族-米国
PRO> Invasive mosquito - USA: (NV,CT)
Archive Number: 20170602.5078171
[1] ネッタイシマカ _Aedes aegypti_ in Nevada
情報源 3 News 2017年6月1日
ネバダ州保健当局 The Southern Nevada Health District's Vector Surveillance Program のサーベイランスにより,the 89032 ZIP code area of Clark County において,ネッタイシマカ _Aedes aegypti_ mosquitoes が確認された。5月31日に確認されたもので,州南部で初めての確認となった ... ジカ,デング,チクングニアなどのベクターで,California and Arizona などでも確認されているが,それらの地域の蚊族でのジカウイルス検査は陰性であった。Clark County での確認を受け,ジカの検査が行わる予定 ...
[2] ヒトスジシマカ _Aedes albopictus_in Connecticut
情報源 CT Post 2017年5月30日
先週[week of 21-27 May 2017]公表された,Connecticut's Agricultural Experiment Station in New Haven の研究者らの報告によると,コネチカット Connecticut 州南西岸沿いの地域で,ヒトスジシマカ Asian tiger mosquitoes [_Aedes albopictus_]の生息数が増加している。人口の少ない州中部でも,Single specimens が確認されている。昨年[2016],more than 900 Asian tiger mosquitoes in 24 locations を確認しており,2015年の 220 mosquitoes collected from 10 sites から急増した ...
● サルモネラ症-米国(04) 家きん
Multistate outbreaks of human salmonella infections linked to live poultry in backyard flocks, 2017
PRO/AH/EDR> Salmonellosis - USA (04): live poultry, multiple serotypes
Archive Number: 20170602.5078031
情報源 Centers for Disease Control and Prevention (CDC) 2017年6月1日
CDC は関係各局と協力して,庭先飼育の生きたニワトリの接触が関係する,8件の複数州にわたるサルモネラ症アウトブレイク multistate outbreaks of human salmonellosis の調査を行っている。様々な種類のサルモネラ菌が関与していた: _Salmonella [enterica_ serotype] Braenderup, _S._ Enteritidis, _S._ Hadar, _S._ I 4,[5],12:i-, _S._ Indiana, _S._ Infantis, _S._Mbandaka, and _S._ Typhimurium。5月25日現在,47州から 372 人のアウトブレイク菌 the outbreak strains of salmonella の感染が報告されている。発生は,from 4 January 2017 to 13 May 2017に及んでいる。71人が入院となったが,死者は発生していない。36 % が 5歳未満の小児だった。疫学,追跡,検査等から,ヒヨコやコガモなど,生きた家きんとの接触との関連性が示されている。228人中 190人(83 %)の患者が,飼料店,ウェブサイト,孵化場,親類などから,生きた幼鳥 baby poultry を購入したと述べている。
● MERS-CoV (30)-サウジアラビア
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (30): Saudi Arabia (RI,MD,MK)
Archive Number: 20170602.5077920
情報源 Saudi MOH 20-24 May 2017 2017年5月24日
As of [Thu 1 Jun 2017], there have been a total of:
1615 laboratory-confirmed cases of MERS-CoV infection, including 665 deaths [reported case fatality rate 41.2 per cent], 942 recoveries, and 8 currently active cases
Since the last ProMED-mail update [Wed 24 May 2017], there have been a total of:
3 newly confirmed cases
0 newly reported fatalities, and
6 newly reported recoveries.
Information on newly confirmed cases (3 cases)
Date: Thu 1 Jun 2017 (1 case)
1 - a 47 year old expat male, from Riyadh [Riyadh region] currently in a critical condition. Classified as a primary case
Date: Mon 29 May 2017 (1 case)
2 - a 60 year old Saudi male, from Madinah [Al Madinah region] currently in a stable condition. Classified as a primary case
Date: Thu 25 May 2017 (1 case)
3 - a 52 year old Saudi male, from Jeddah [Makkah region] currently in a critical condition. Classified as a primary case with a history of direct contact with camels in the 14 days preceding onset of illness.
リーシュマニア症-コロンビア(02) 内臓,注意喚起
レジオネラ症-欧州 UAE から
サルモネラ症-米国(04) 家きん
MERS-CoV (30)-サウジアラビア
● 鳥インフルエンザ(107)-ルクセンブルグ 家きん
PRO/AH/EDR> Avian influenza (107): Europe (Luxembourg) poultry
Archive Number: 20170602.5080342
情報源 Luxemburger Wort 2017年6月2日
ルクセンブルグの 3カ所(Keispelt, Niederfeulen and Schrassig)の養鶏場 poultry farms で鳥インフルエンザ・アウトブレイクが確認された。生きた家きんの移動が禁止されている。農業当局 Luxembourg's Ministry of Agriculture, Viticulture and Consumer Protection は農家に対し,家きんの異常死は直ちに獣医師に届けるよう呼びかけている ...
関連項目 (92): Europe (France) HPAI H5N8, poultry, international trade 20170417.4976572
● コレラ(43)-スーダン,ソマリア,ナイジェリア
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (43): Africa
Archive Number: 20170602.5079810
[1] コレラ - スーダン
情報源 Xin Hua Net 2017年6月2日
保健相が 2日,2016年8月以降,水様性下痢症による 265人の死者と 16 121人の感染が,11 states of Sudan から報告されていると,議会で明らかにした。雨期に伴い事態の悪化が予想されると述べた。報告の中で,Sudan's White Nile State が最多の 4512 cases を報告しており,隣国の南スーダンが影響していると述べた。Blue Nile State は 2番目に多い 4471 infections and 12 deaths, 次いで Sinnar State with 2401 infections and 14 deaths をそれぞれ報告している ... 以下,Khartoum State,The Red Sea State,the Gezira State 各州の発生状況など。
[2] コレラ- スーダン
情報源 Radio Dabanga 2017年6月1日
5月30日,ハルツーム州 Khartoum state でコレラ感染による死者 2名とほか 120人の感染が報告され,保健当局は首都への感染拡大を懸念している。4月のコレラ感染の発生以降,the White Nile state では少なくとも 75人が死亡し,4000人以上の患者が確認されていると,5月30日に州知事が明らかにした。the state of River Nile にも感染が拡大し,El Matamma locality の小児 1名と高齢者 1名が死亡し,57人が感染している ... White Nile state 保健当局者が ... Asalaya, El Gezira Aba, Rabak, Um Barad, El Mahla, El Hubari east of Rabak の各医療センターでコレラ感染が確認されていると述べた。
以下,El Obeid,Abu Jubeiha の患者確認と「コレラ」の用語を使いたがらないスーダン政府が "watery diarrhea" cases にこだわり,コレラを取材したジャーナリストが拘束されていることなど。
[3] コレラ- スーダン(Khartoum) travel warning
情報源 Sudan Tribune 2017年6月1日
在スーダン米国大使館は 1日,首都ハルツームを含む同国を旅行する米国民に対し,コレラへの注意を呼びかけた。the greater Khartoum metropolitan area を含む国内の一部地域でコレラ感染の発生が報告されている,と伝えている。州保健大臣が 5月30日,
"acute watery diarrhea", avoiding [the word waterborne disease as ] cholera により,首都で 120人の患者と死者 2人が発生したと発表したことを,同大使館が公表した ...
[4] コレラ - ソマリア (Lower Shabelle) military
情報源 Dalsan Radio 2017年6月1日
Balidoogle のソマリア軍兵士 Somalia National Army soldiers 2人がコレラ感染により死亡し,少なくとも 50 SNA soldiers が入院となっている ... 同地キャンプには約 5000人が駐屯する ...
[5] コレラ - ナイジェリア (Kwara State)
情報源 Nigerian Tribune 2017年6月2日
Ilorin, the capital of Kwara State でコレラアウトブレイクによる感染患者が確認されている ...
関連項目 (42): Africa 20170601.5076481
● 食中毒-フィリピン(03) 受刑者,死亡
PRO/EDR> Foodborne illness - Philippines (03): (MM) prisoners, fatal
Archive Number: 20170602.5079618
情報源 EpiCore Global Surveillance Project 2017年6月2日
保健当局は,下痢症の原因がコレラである可能性 the possibility of cholera につき,調査を行っている。矯正当局 BUCOR (Bureau of Corrections) は,雨水による井戸の水質汚染があったとしている。報告されたとおり,2人の受刑者が脱水により死亡した。いずれも糖尿病患者だった。給食業者は,食事(milk fish)が原因ではないとしている。
関連項目 Philippines (02): (MM) prisoners, fatal 20170601.5076569
● リーシュマニア症-コロンビア(02) 内臓,注意喚起
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis - Colombia (02): (NS) visceral, alert
Archive Number: 20170602.5079868
情報源 Caracol Radio [in Spanish] 2017年5月31日
the village of Vetas, municipality of Tibú [Norte de Santander department ]において,ベネズエラ人 10人と複数の妊娠女性を含む 56人が,リーシュマニア症アウトブレイク an outbreak of leishmaniasis により罹患した。the Tibú Hospital 病院の関係者によると,ベネズエラ国境を越えて this locality in the Catatumbo area に入ったベネズエラ人に宛がわれる医療資源や資金がない(病院の持ち出しとなっている)と述べた ...
[ Mod.EP 注- コロンビアの全リーシュマニア症例の約 99 % は皮膚リーシュマニア症 CL (cutaneous leishmaniasis)であり; 0.4 % が粘膜皮膚型 MCL (mucocutaneous leishmaniasis),0.3 % が内臓型 VL (visceral leishmaniasis)である。特に森林地帯 sylvatic foci やアンデス渓谷 the inter-Andean valleys に多く,コーヒー栽培での作業がリスク因子となっている。1984年以降,_L. braziliensis_, _L. guyanensis_, and _L. panamensis を原因とする,皮膚リーシュマニア症アウトブレイク Epidemic outbreaks of CL が報告されている。近年,都市部で発生 Urbanization of the disease する傾向が認められている(Leishmaniasis worldwide and global estimates of its incidence. PLoS One. 2012; 7(5): e35671. doi: 10.1371/journal.pone.0035671)]
関連項目 Leishmaniasis - Colombia: (HU) visceral, alert 20170502.5008792
● レジオネラ症-欧州 UAE から
Legionnaires' disease cases up to 60 in Europe: linked to Dubai travel
PRO/EDR> Legionellosis - Europe: ex United Arab Emirates (Dubai)
Archive Number: 20170602.5079438
情報源 Outbreak News Today 2017年5月27日
数ヶ月前から,ドバイ Dubai への旅行から帰国した欧州の旅行者の中で,レジオネラ症患者 cases of legionnaires' disease が増加している。感染源は特定されていないが,現在も,ドバイへの旅行および滞在者が,レジオネラ菌に暴露するリスクが継続して存在する可能性がある。Between 1 Oct 2016 and 23 May 2017 の期間に,ドバイへの渡航歴のある 60 cases of legionnaires' disease が,the European Centres for Disease Prevention and Control (ECDC)に報告された。ほとんどの症例が,一般の宿泊施設 commercial accommodation sites に滞在している。2017年の 2月から4月の間に報告された患者数は,依然として以前に比べ高く,最も新しい患者は 5月11日に発症しており,an ongoing exposure risk があると示唆される。ドバイへの旅行者の感染リスクは高くないと考えるが considered to be low,50歳以上,呼吸器の持病,免疫低下,喫煙者ではリスクの増加がある可能性がある ... もし,ドバイから帰国して 2週間以内にレジオネラ症の症状を発症した場合は,医療者に渡航歴を伝えること。レジオネラ症は,レジオネラ菌属 _Legionella pneumophila_ and other _Legionella_ speciesによる肺炎の 1種で,発熱,倦怠感,頭痛,筋肉痛などの,インフルエンザ様症状で発症する。その後,乾性咳嗽と呼吸困難の症状が現れ,重症肺炎に進展する危険性がある。感染源の水からの,エアロゾルの吸入により感染する ...
[ Mod.LL 注- 20161230.4733569 において,26 symptomatic cases in travelers from the European Union linked to Dubai が報告されている。
an American Legion convention at a hotel in Philadelphia during the summer of 1976 に関係した肺炎のアウトブレイクのレビューLegionnaires disease: historical perspective. Clin Microbiol Rev. 1988; 1(1): 60-81.
要約 1976年夏,Philadelphia で原因不明の致死性呼吸器疾患の集団発生があり,その原因が 1943年にはすでに確認されていたレジオネラ菌属で,同菌が新たな病原性菌 a new family of pathogenic bacteria であることが確認された。1950年代の原因不明の急性呼吸器疾患流行も,同菌が原因であったことも確認された ... 飲料水から感染するかどうかは不明である。通常は抗菌作用を有するはずの,肺胞マクロファージ The resident alveolar macrophage が,同菌の主な増殖サイトとなる。細胞性免疫が最も重要な免疫防御作用を担い,液性免疫の役割についてはよくわかっていない]
● 外来種蚊族-米国
PRO> Invasive mosquito - USA: (NV,CT)
Archive Number: 20170602.5078171
[1] ネッタイシマカ _Aedes aegypti_ in Nevada
情報源 3 News 2017年6月1日
ネバダ州保健当局 The Southern Nevada Health District's Vector Surveillance Program のサーベイランスにより,the 89032 ZIP code area of Clark County において,ネッタイシマカ _Aedes aegypti_ mosquitoes が確認された。5月31日に確認されたもので,州南部で初めての確認となった ... ジカ,デング,チクングニアなどのベクターで,California and Arizona などでも確認されているが,それらの地域の蚊族でのジカウイルス検査は陰性であった。Clark County での確認を受け,ジカの検査が行わる予定 ...
[2] ヒトスジシマカ _Aedes albopictus_in Connecticut
情報源 CT Post 2017年5月30日
先週[week of 21-27 May 2017]公表された,Connecticut's Agricultural Experiment Station in New Haven の研究者らの報告によると,コネチカット Connecticut 州南西岸沿いの地域で,ヒトスジシマカ Asian tiger mosquitoes [_Aedes albopictus_]の生息数が増加している。人口の少ない州中部でも,Single specimens が確認されている。昨年[2016],more than 900 Asian tiger mosquitoes in 24 locations を確認しており,2015年の 220 mosquitoes collected from 10 sites から急増した ...
● サルモネラ症-米国(04) 家きん
Multistate outbreaks of human salmonella infections linked to live poultry in backyard flocks, 2017
PRO/AH/EDR> Salmonellosis - USA (04): live poultry, multiple serotypes
Archive Number: 20170602.5078031
情報源 Centers for Disease Control and Prevention (CDC) 2017年6月1日
CDC は関係各局と協力して,庭先飼育の生きたニワトリの接触が関係する,8件の複数州にわたるサルモネラ症アウトブレイク multistate outbreaks of human salmonellosis の調査を行っている。様々な種類のサルモネラ菌が関与していた: _Salmonella [enterica_ serotype] Braenderup, _S._ Enteritidis, _S._ Hadar, _S._ I 4,[5],12:i-, _S._ Indiana, _S._ Infantis, _S._Mbandaka, and _S._ Typhimurium。5月25日現在,47州から 372 人のアウトブレイク菌 the outbreak strains of salmonella の感染が報告されている。発生は,from 4 January 2017 to 13 May 2017に及んでいる。71人が入院となったが,死者は発生していない。36 % が 5歳未満の小児だった。疫学,追跡,検査等から,ヒヨコやコガモなど,生きた家きんとの接触との関連性が示されている。228人中 190人(83 %)の患者が,飼料店,ウェブサイト,孵化場,親類などから,生きた幼鳥 baby poultry を購入したと述べている。
● MERS-CoV (30)-サウジアラビア
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (30): Saudi Arabia (RI,MD,MK)
Archive Number: 20170602.5077920
情報源 Saudi MOH 20-24 May 2017 2017年5月24日
As of [Thu 1 Jun 2017], there have been a total of:
1615 laboratory-confirmed cases of MERS-CoV infection, including 665 deaths [reported case fatality rate 41.2 per cent], 942 recoveries, and 8 currently active cases
Since the last ProMED-mail update [Wed 24 May 2017], there have been a total of:
3 newly confirmed cases
0 newly reported fatalities, and
6 newly reported recoveries.
Information on newly confirmed cases (3 cases)
Date: Thu 1 Jun 2017 (1 case)
1 - a 47 year old expat male, from Riyadh [Riyadh region] currently in a critical condition. Classified as a primary case
Date: Mon 29 May 2017 (1 case)
2 - a 60 year old Saudi male, from Madinah [Al Madinah region] currently in a stable condition. Classified as a primary case
Date: Thu 25 May 2017 (1 case)
3 - a 52 year old Saudi male, from Jeddah [Makkah region] currently in a critical condition. Classified as a primary case with a history of direct contact with camels in the 14 days preceding onset of illness.