2017年9月18日

黄熱,アフリカ(05)-ナイジェリア
マラリア-キプロス(02) 国内感染,コスタリカ

黄熱,アフリカ(05)-ナイジェリア
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Africa (05): Nigeria
Archive Number: 20170918.5324947
情報源 Today 2017年9月18日
Oke Owa Community, Ifelodun Local Government Area of Kwara State 少女 1名の黄熱患者 a case of yellow fever が,保健省 the Minister of Health により確認された。the Lagos University Teaching Hospital および the Institut Pasteur, Dakar, Senegal の検査で 12日に確定診断された ... 調査チームの派遣,ワクチンキャンペーンの計画など。
[ Mod.TY 注- たった 1人の患者の発生でも,周りにベクターのネッタイシマカが多数生息すれば,2016年のアンゴラのように手に負えないアウトブレイクになる。2012年,ナイジェリア保健当局が,最後の黄熱アウトブレイクから 30年が経過し,その後全国的なワクチン接種活動が行われていないため,1億100万人の国民が黄熱の感染リスクに曝されているとしていた ... 不幸なことに,最近のナイジェリアでは偽の黄熱ワクチンカードが売られるという問題も起きている ... ]
関連項目 Africa (03): Angola vaccination 20170706.5154127

日本脳炎-フィリピン(04) ワクチン
PRO/AH> Japanese encephalitis - Philippines (04): vaccine
Archive Number: 20170918.5324224
情報源 Interaksyon 2017年9月17日
フィリピンの関係各局 The Philippine Pediatric Society, Pediatric Infectious Society of the Philippines, and the Philippine Society for Microbiology and Infectious Diseases は市民に対し,偽または低品質の可能性のある,日本脳炎ワクチン vaccines supposedly for Japanese Encephalitis を購入しないよう呼びかけている。コールドチェーンの重要性にも触れ,保護者らが持ち込んだワクチンの接種は認めていないと,小児科学会の関係者が述べた。フィリピン政府当局 the Philippines' Food and Drug Administration から日本脳炎ワクチン the Japanese Encephalitis-chimeric vaccine (JE-CV)の認可を受けている唯一の製造メーカーの Sanofi Pasteur 社は,ワクチンの品不足は起きていないと強調している ...
関連項目 Philippines (03): (Cordillera) 20170909.5305640

マラリア,鳥類-インド 野鳥
PRO/AH/EDR> Malaria, avian - India: (Himalayas) wild birds
Archive Number: 20170918.5323976
情報源 The Hindu 2017年9月16日
マラリア原虫 parasites _Plasmodium_ and _Haemoproteus_ が原因となる,鳥マラリア Bird or avian malaria は,トリの間のありふれた病気の 1つである。Avian malaria は,繁殖率の低下,貧血,体調の変化,さらには死につながることもある。_Plasmodium_ は蚊族が媒介する,一方,_Haemoproteus_ を感染させるのはヌカカ biting midges (_Culicoides_ sp.) である。以前の温帯地域での調査では,気温が感染伝播に重要な役割を果たすことが示されていたが,the Indian Institute of Science, (IISc) Bengaluru, and Wildlife Institute of India (WII), Dehradun が行った新たな研究によれば,インドでは,seasonal variation は鳥マラリア原虫の分布に影響しなかった。Ecology and Evolution で報告された ...
原著タイトル Seasonal dynamics in mosquito abundance and temperature do not influence avian malaria prevalence in the Himalayan foothills. Ecol Evol. 2017; 00: 1-18.

ナマズペスト-アイルランド(03)
PRO/AH/EDR> Crayfish plague - Ireland (03)
Archive Number: 20170918.5324118
情報源 KCLR96 2017年9月17日
the River Barrow において,ナマズペストのアウトブレイク a confirmed outbreak of crayfish plague が確認されている。ナマズ以外は感染しないが,感染するとナマズは 100 % 死亡する。2017年初旬に,the River Suir at Clonmel で発生が確認された。
関連項目 Ireland (02): white-clawed crayfish, conf, OIE 20170630.5142833

マラリア-キプロス(02) 国内感染
20170917.5322172 に関し。
PRO/EDR> Malaria, autochthonous - Cyprus (02)
Archive Number: 20170918.5324078
投稿者 International SOS・Irene Lai 2017年9月18日。
8日,(the ECDC Early Warning and Response System を通じ)英国は,キプロス北部 Esentepe [Agios Amvrosios, Kyrenia], the northern part of Cyprus への旅行からの帰国者 3名の三日熱マラリアの患者 cases of _Plasmodium vivax_ malaria を報告した。このうち 2人は 12歳の同胞(ふたご?)で,3例目の患者とは別行程で旅行していた。3例目の患者は,8月の 2~3週間,キプロス北部に滞在していた。いずれの患者も,英国帰国時に,検査で診断が確定されている。

鳥インフルエンザ(142)-日本 HPAI H5N6 野鳥
PRO/AH/EDR> Avian influenza (142): Japan, HPAI H5N6, migratory birds, epidemiology, research
Archive Number: 20170918.5324107
情報源 Virology journal 2017年9月18日
原著タイトル Takemae N, Tsunekuni R, Sharshov K, et. Five distinct reassortants of H5N6 highly pathogenic avian influenza A viruses affected Japan during the winter of 2016-2017. Virology. 2017; 512: 8-20. doi: 10.1016/j.virol.2017.08.035 [Epub ahead of print]
要約
進化の経緯を明らかにする目的で,2016-17の冬季に日本で分離された,89 件の高病原性鳥インフルエンザウイルス H5N6 highly pathogenic avian influenza viruses (HPAIVs)と,日本とロシアで分離された 117 件の AIV/HPAIVs の,全遺伝子塩基配列解析を行った。系統発生学的解析により,この期間に家きん及び野鳥に感染したウイルスには,少なくとも 5 distinct genotypes of H5N6 HPAIVs あることが判明した。Japanese H5N6 isolates は,6 of 8 genomic segments の部分で遺伝学的に共通の祖先を共有しており,the PA and NS genes はそれぞれ 4 and 2 genetic origins を有していた。Six gene segments は a putative ancestral clade 2.3.4.4 H5N6 virus に起源を有しており,おそらく a possible genetic reassortant(再集合) among Chinese clade 2.3.4.4 H5N6 HPAIVs によると考えられた。さらに 2 NS clusters and a PA cluster in Japanese H5N6 HPAIVs は Chinese(中国) HPAIVs 由来である,一方,3 distinct AIV-derived PA clusters も確認された。これらの結果より,clade 2.3.4.4 H5 HPAIVs の拡散及び遺伝学的多様化 genetic diversification に渡り鳥が重要な役割を果たしていることが示唆された。

ダニ媒介性回帰熱,三日熱マラリア 重複感染(02) TBRF 陰性
PRO/AH/EDR> Tick-borne relapsing fever, vivax malaria coinf (02): DE ex AF, NOT TBRF
Archive Number: 20170918.5322900
[1]
情報源 GIDEON (Global Infectious Disease Epidemiology Network) 2017年9月9日
20170908.5303964 に関し。
マラリアと回帰熱の重複感染の報告には,注意する必要がある。マラリア,特に三日熱マラリア _Plasmodium vivax_ の,Malarial microgametes は,染色前に血液標本中に放出され,きわめて _Borrelia_ spp. に似た所見を呈する bear a striking resemblance 。
[2]
投稿者 独・University Hospital Frankfurt,Privatdozent Dr Timo Wolf 2017年9月12日
a non-standardized, as well as an 16S universal bacterial PCR は陰性を示している。
the possibility of a false positive と認めざるを得ない。
参考情報 Malaria exflagellation in a human peripheral blood smear. ID Cases 2017;10: 51-52

マラリア-コスタリカ
PRO/EDR> Malaria - Costa Rica: increased risk alert
Archive Number: 20170918.5323282
情報源 The Costa Rica Star 2017年9月18日
コスタリカ保健省 The Costa Rica Health Ministry は,ニカラグアで相当数の感染者が確認されていることから,マラリア感染リスクの増加について,市民への衛生上の注意喚起を行った。2012年から 2015年の間,コスタリカでは 1例も確認されていなかったが,2016年に少数例が報告され,2017年は native cases, 4 in Matina (Limón), 3 in Sarapiquí, Heredia, and 2 in Pital, San Carlos が発生している。ニカラグア-コスタリカの間の,頻繁で持続的な移動により,感染伝播リスクが高まっている ...
[ Mod.EP 注-マラリアは,カリブ海での常在国と非常在国との間で繰り返し輸入感染が発生している。たとえば,2006年から2010年までのジャマイカには,ドミニカ共和国から繰り返しマラリアが導入された。バハマ,ホンジュラス,パナマでも国内感染伝播が報告されている。感染源は,常在国からの移動労働者で,ベネズエラでのマラリア再興により,the Caribbean の近くに新たなスポットが現れた]
report of malaria in the PAHO region for 2014

原因不明の病気,タロイモ-ナイジェリア
PRO/PL> Undiagnosed disease, taro - Nigeria: (EN)
Archive Number: 20170918.5322831
情報源 Vanguard, News Agency of Nigeria (NAN) report 2017年9月16日
州農業当局関係者 Enugu State Agricultural Development Programme が,cocoa-yam [taro] disease 発生への対応に追われていると述べた。2年前に発生し,農家に被害が及んでいる。