サル痘-ナイジェリア アフリカ(09)
マラリア-南アフリカ(06)
ウシ結核菌: 動物からヒトへの感染
ペスト-マダガスカル(19)
髄膜炎菌性髄膜炎-オーストラリア(03) アボリジニ
エボラ(39)
● ムンプス(29)-米国,ニュージーランド,マレーシア
PRO/EDR> Mumps update (29): USA (New York), Pacific (New Zealand, Malaysia)
Archive Number: 20171014.5381315
[1] 米国
New York (Syracuse)
情報源 Syracuse.com 2017年10月6日
... SU [Syracuse University]大学の学生ら 8人が,ムンプスと診断され,この中には男女のラクロスチームのメンバーが含まれている ...
Syracuse
情報源 CNY Central 2017年10月11日
9月21日以降,13名の大学生 Syracuse University students がムンプスと診断され,これ以外に 5人の additional "probable" cases が確認されている。確定診断された患者は,ワクチンを接種されていた ...
Syracuse
情報源 Daily Orange 2017年10月12日
Syracuse University's (SU) campus の第 1例目の患者 The 1st case of the mumps がムンプスと診断されたのは 8月下旬だったが,9月21日に 2例目の患者が確認されたことが a campus-wide email で伝えられるまで,大学内のほとんど誰もが,健康上のりすくであることについて知らされていなかった。
[2] ニュージーランド
情報源 Newshub 2017年10月8日
この 10ヶ月間で,過去 20年間に発生した患者数の 2倍の数ののオークランド住民が,発生が継続するムンプス A severe mumps outbreak により感染した。オークランド公衆衛生当局 The Auckland Regional Public Health Service は,今月 5日までの 10ヶ月間に,527 人のムンプス感染例 confirmed or likely cases of mumps を確認した。ちなみに,from 1997 -- 1 Jan 2017 の 20年間に確認された患者はわずか 286人だった ... アウトブレイクは Pacific and Māori communities の,10歳から 24歳までの年齢層で最も深刻だと説明されている。12歳未満の小児のワクチン接種率が約 80 % であるのに対し,ワクチンを完了していない 20歳代半ばの a "lost generation" of young people in their mid-20s が存在すると述べた。2回目の接種が行われるように変更されたのは 2001年だった。予防接種データによると,マオリ Māori ではわずかに 42 % ,大洋州では 45 % の小児しか,ワクチンを受けていない。
[3] マレーシア
情報源 The Malay Mail Online 2017年10月8日
7月に 3カ所の学校で発生したムンプスアウトブレイクは,サウジアラビア(the either Mecca or Madinah)から帰国した人々との接触によるものではなかったと,保健当局 the Kuala Lumpur and Putrajaya Health Department が明らかにした。アウトブレイクの患者らは,ワクチンを接種されていなかったと述べた。巡礼から帰国者とは関連性がないとしている。
● 大腸菌-米国(28) O157 牛ひき肉
PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - USA (28): (VT) O157, ground beef, alert, recall
Archive Number: 20171014.5381117
情報源 Food Safety News 2017年10月13日
保健当局 State and federal officials により,2例の大腸菌 _E. coli_ O157:H7 感染患者は,バーモント Vermont 州 Livestock Slaughter and Processing LLC 社の牛ひき肉が原因であることを突き止めた。製品の検査で同菌が確認されたことから,13日,同社は自主回収を開始した。
回収対象は,7月24日および 25日にパックされた,以下の牛ひき肉製品で,Bread and Butter farm in Shelburne, VT で販売されていた
Subject to recall are:
- 1-pound vacuum sealed packages of "Bread & Butter Farm Ground Beef"", lot code #072517BNB
- 1-pound vacuum sealed packages of "Bread & Butter Farm Ground Beef", lot code #072417BNB
The recalled products have the establishment number "EST. 9558" printed inside the USDA mark of inspection.
● サル痘-ナイジェリア アフリカ(09) 入院患者の感染否定
PRO/AH/EDR> Monkeypox - Africa (09): Nigeria, hospital cases NOT, other states' cases susp.
Archive Number: 20171014.5380964
情報源 Ripples Nigeria 2017年10月12日
12日,当局 The Federal Capital Territory Administration (FCTA)は,アブジャ Abuja の 4カ所の病院で,7例のサル痘疑い例 suspected cases of dreaded monkeypox が確認され,6例から検体を採取し,確定診断のためセネガルに送付したと明らかにした。さらに,アブジャでアウトブレイクが発生したとの噂を否定し, the Secretary は,"3 suspected cases were recorded in National Hospital, 2 in Gwarinpa Hospital, one each in University of Abuja Teaching Hospital, Gwagwalada and Nyanya General Hospital."と説明した。患者らは,サル痘に症状が似ている,水痘の患者だったと述べた ...
[ Mod.TY 注-the 7 cases in the 4 hospitals were chickenpox, not monkeypox と,保健当局者 The Secretary, Health and Human Services Secretariat が明らかにした。水痘の診断はおそらく,臨床所見によるものと思われる。サル痘が疑われた,the other cases in the 7 states については,検査結果が明らかにされていない。以前の投稿で述べたとおり, laboratory confirmation of the 31 suspected monkeypox cases is essential(重要) ... ]
関連項目 (08): Nigeria 20171010.5369514
● A 型肝炎-米国(44)
PRO/EDR> Hepatitis A - USA (44): (MI) fatal
Archive Number: 20171014.5380907
情報源 Michigan.gov 2017年10月12日
ミシガン州保健当局 Public health officials and the Michigan Department of Health and Human Services (MDHHS)は引き続き,the City of Detroit and counties of Macomb, Monroe, Oakland, Wayne, and St Clair における,A 型肝炎患者数増加 an elevated number of hepatitis A cases の調査を行っている。2016年8月にアウトブレイクが発生して以来,医療機関や市民への周知とワクチン接種機関の提供などの公衆衛生対策を実施している。No common sources of food, beverages, or drugs have been identified as a potential source of infection.
Southeast Michigan Hepatitis A Outbreak Cases and Deaths as of 12 Oct 2017*
Cases - 397
Hospitalizations - 320 (85.6%)
Deaths - 15 (4.0%)
● 鳥インフルエンザ(147)-オランダ,家きん LPAI H5N2
PRO/AH/EDR> Avian influenza (147): Netherlands, poultry, LPAI H5N2
Archive Number: 20171014.5380909
情報源 Straits Times 2017年10月13日
汚染卵問題に揺れるオランダ養鶏農家は 13日,鳥インフルエンザ発生による新たな試練に見舞われている。a poultry farm in Zeeland province において,H5 亜型鳥インフルエンザ An outbreak of a variant of H5 bird flu の発生が確認されたと,経済相 Economic Affairs Minister が述べた ...
● マラリア-南アフリカ(06)
PRO/EDR> Malaria - South Africa (06): (GT)
Archive Number: 20171014.5380839
[1]
情報源 Pretoria Moot Rekord 2017年10月9日
the Moot ではこの 2週間に,4例のマラリア患者 cases of malaria が確認され,いずれも Kilnerpark で発生したと述べられている。多くが,この地域の河流 a stream 近くの住民であると説明されている。9月29日に Medicross at the Queens corner centre.において 2例が診断された。3歳男児と 6歳女児のきょうだいで,Eugene Marais hospital において入院治療である ... 10月4日,Moot hospital から 2 more malaria cases が報告された。
[2]
投稿者 南ア・University of the Witwatersrand, Johannesburg, John Frean, MD, Professor 2017年10月14日
マラリア発生地への渡航歴のないマラリア患者が,Kilner Park, Pretoria (4 patients), and Kempton Park, Ekurhuleni (2 patients)で確認され,1人が死亡した。マラリア常在地域から乗り物で移動してきた,ハマダラカ蚊族 _Anopheles_ malaria vector mosquitoes による感染とみられる。odyssean malaria, also known as airport, suitcase, minibus, or taxi-rank malaria などと呼ばれる症例である。まれな感染 a rare condition (2007年以降,南アフリカでは 71 such cases, with 10 fatalities)として mostly in Gauteng province において報告されている。このように渡航歴がない症例の診断は遅れがちで,致死率は,全国平均の 2 % 未満に対し,14 % と高率である ...
関連項目 South Africa (05): Kruger National Park: 20171013.5379198
● ウシ結核菌: 動物からヒトへの感染
PRO/AH/EDR> Mycobacterium bovis: animal-to-human transmission
Archive Number: 20171014.5380837
情報源 Health24 2017年10月12日
十分調理されていない肉を食べたり,血液や,殺菌されていないミルクを飲んだりする習慣により,人々は,まれな結核菌に感染するリスクに曝されている。マサイの文化 Maasai culture では"生のミルクや,ウシやヤギをと畜するときの血液をそのまま飲むことも,よく焼けていないうちに肉を食べることも,よくあること"と言う。そのことが,家畜からの結核 zoonotic TB につながったのだと思うと話している。the International Union Against Tuberculosis and Lung Disease によると,従来からある結核 conventional TB の原因は結核菌 the bacterium _Mycobacterium tuberculosis_ だが,動物から感染する結核 zoonotic TB の起因菌は,ウシ結核菌 _Mycobacterium bovis_ である。未殺菌の乳製品や肉からヒトに感染するが,ヒトからヒトへの感染も起こりうると説明されている ...
● ペスト-マダガスカル(19)
PRO/AH/EDR> Plague - Madagascar (19): Seychelles ex Madagascar cases
Archive Number: 20171014.5380658
情報源 CIDRAP 2017年10月13日
The World Health Organization (WHO)は 13日,Madagascar's plague outbreak に関する最新報告の中で,12日現在の患者数は 684名となり,9日の更新以降 297 cases 増加したことを亮官にした。またセーシェル Seychelles の保健当局が 3日前,マダガスカルへの男性旅行者の感染例 a probable imported case を報告したのに続き 11 people が病院で隔離されていると報告している。Madagascar's new cases のうち,197 例が肺ペスト pneumonic 症例で,合計 474例となった。新たに 12例の死者が報告され,死者数は 57例に達している。全経過中の致死率は,11.6 % から 8.3 % に低下した。患者を報告している地域は,全国 114 districts 中 35地域で,前回報告から 8地域増えた。The hardest-hit area は,首都を取り巻く大都市圏の アンタナナリボ Antananarivo Renivohitra District である。the 684 cases のうち,63 が confirmed, 271 が probable, and 350 が suspected の症例である(the 474 pneumonic cases, 156 bubonic, 1 septicemic, and 54 unspecified)。これまでに 11株のペスト菌 _Yersinia pestis_ strains が分離され,すべて推奨されている抗生物質に感受性を示した。The WHO は,マダガスカル域内での拡大の恐れ the overall threat of disease spread within Madagascar を high とする一方,地域リスク the regional risk は moderate,地球規模のリスク the overall global risk は low としている ... 各支援団体による治療センター立ち上げなど ... セーシェル保健省 the Seychelles Ministry of Health (MOH)は,発端例 the initial probable case との直接または間接接触のあった患者の新たな入院があったと明らかにしている。10日に発熱と軽い呼吸器の症状があった,既知の感染例との接触がない外国籍の患者 1名も直ちに隔離されている。ペストの迅速スクリーニング検査が弱陽性となったが,the Pasteur Institute での確定診断はまだ行われていない。12日に症状のある 26歳女性が転送され,隔離の上抗生物質による治療を受けているが,検査結果は判明していない。保健省は,合計 12人が入院し(発症)予防的治療を受けていると述べた。患者の 1人は小児で,学校で複数の生徒と接触があったため,保健当局は生徒らに予防内服 antimicrobial prophylaxis を進言した。the index case の以外の子どもの症状は落ち着いている。
[The rapid rise of cases of _Yersinia pestis_ infection with a predominance of pneumonic plague is quite worrisome.
Date / Cases / Deaths
14 Sep 2017 / 28 / 5
30 Sep 2017 / 73 / 17
3 Oct 2017 / 194 / 30
5 Oct 2017 / 258 / 36
7 Oct 2017 / 343 / 42
8 Oct 2017 / 387 / 45
9 Oct 2017 / 449 / 48
10 Oct 2017 / 500 / 54
11 Oct 2017 / 561 / 57
13 Oct 2017 / 684 / 57
Cases and deaths of plague reported by the WHO for Madagascar 2010-2015 :
Year / 2010 / 2011 / 2012 / 2013 / 2014/ 2015
Cases 324 / 392 / 256 / 675 / 482 / 275
Deaths / 30 / 93 / 60 / 118 / 112 / 63
セーシェルの症例は 13日の投稿で確定されているが,新たな輸入感染例が発生したのか,地域内感染が生じているかは不明である]
関連項目 Seychelles (04): poss. local spread 20171013.5379530
Madagascar (18): fatal 20171013.5378893
● 髄膜炎菌性髄膜炎-オーストラリア(03) アボリジニ
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - Australia (03): (NT) sg W, Aboriginal children
Archive Number: 20171014.5376391
情報源 News.com.au 2017年10月10日
Central Australia でかつてないアウトブレイクが発生する中,新たな髄膜炎菌感染例 meningococcal diagnoses が確認され,患者の多くが原住民の子どもら indigenous children となっている。2017年のこれまでに,25例の W 型髄膜炎菌感染 confirmed cases of the W strain of the deadly disease が確認されている。昨年はわずか 3例だったと,州保健当局 the NT [Northern Territory] Centre for Disease Control が述べている。患者は全て原住民 indigenous people from the Central Australian, Barkly and Katherine communities であり,19 cases が 10歳未満の小児となっている。州当局は,remote communities の生後 12か月から 19歳までと,Alice Springs, Tennant Creek に住む 12か月から19歳までのすべてのアボリジニを対象として,大規模なワクチン接種を開始している。The NT government は,患者発生があった南オーストラリア州 South Australia's traditional APY lands. [Anangu Pitjantjatjara Yankunytjatjara (APY )は,人口約 2500人の南オーストラリアにあるアボリジニ行政区 a large Aboriginal local government area ]とも連携する。
関連項目 Australia (02): (NT) sg W, Aboriginal children 20170928.5345825
● エボラ(39)
PRO/AH/EDR> Ebola update (39): general, vaccines, funding
Archive Number: 20171014.5380018
[1] General
11 Oct 2017 Pandemic potential in Africa of Crimean-Congo haemorrhagic fever, Ebola virus disease, Lassa fever, and Marburg virus disease
[原著タイトル Local, national, and regional viral haemorrhagic fever pandemic potential in Africa: a multistage analysis. The Lancet. 2017. DOI:
Background
Methods
Findings
... Our analysis showed Chad(チャド), Somalia(ソマリア), and South Sudan(南スーダン) to be highly susceptible to any outbreak at subnational levels.
Interpretation
[2] ワクチン Vaccines
9 Oct 2017 Ebola vaccine trial
[ロンドン大学 St George's, University of London の専門家が,エボラワクチンは小児および成人のいずれでも安全かつ,免疫反応を惹起したと述べた ... rVSV-[delta]GP-ZEBOV についてさらに少ない量での接種も検討して良いと述べた。ワクチンには病原性のないエボラウイルスが含有されている。研究はガボンで行われた ...-more]
[より詳しい情報: "Safety and immunogenicity of rVSV[delta]G-ZEBOVGP Ebola vaccine in adults and children in Lambareanea, Gabon: A phase I randomised trial," PLOS Medicine (2017) doi.org/10.1371/journal.pmed.1002402]
11 Oct 2017: リベリア Liberia trial finds Ebola vaccines yield year-long immune response
[リベリアでの 2種類の候補ワクチンのトライアル Liberia's [Ebola virus disease (EVD)] outbreak of 2 candidate vaccines が終了し,いずれのワクチンも安全性上の大きな問題は認められず,少なくとも 1年以上の免疫を誘導することが確かめられたと,11日報告された ... 2015年2月当初,第Ⅲ相トライアルの実施が要望されたが,患者数の減少が見られ,Ⅱ相で行うよう修正された。研究結果は,the New England Journal of Medicine [タイトル Phase 2 Placebo-Controlled Trial of 2 Vaccines to Prevent Ebola in Liberia. The New England Journal of Medicine. ]に報告され, グラクソスミスクラインのワクチン an adenovirus-based vaccine (ChAd3) developed by the National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID) and GlaxoSmithKline と,メルクのワクチン a recombinant vesicular stomatitis virus-based vaccine (VSV-EBOV) developed by researchers in Canada and now licensed by Merck ,プラセボとして生食の注射,が比較検討された。ギニアにおいて 2015年の春と夏に実施された A ring vaccination trial of VSV-EBOV においてすでに,接種直後から VSV-EBOV の highly effective in が確認されていた ...
Good antibody response at 1-year mark
Unexpected findings, study limitations
[3] Funding: vaccines and antivirals
2 Oct 2017: Ebola Vaccines, Drugs Added to U.S. Stockpile
2 Oct 2017: Profectus BioSciences Awarded NIH Contract for up to USD 22.25 Million to Develop Multi-Component Vaccine for Ebola, Marburg, and Lassa Viruses>
9 Oct 2017: GSK warns drug firms need more cash to prepare for next Ebola-scale epidemic
関連項目 (38): vaccines, funding 20171010.5371712
● 炭疽-タンザニア(06) 野生動物 OIE
Anthrax - Tanzania,Recurrence of a listed disease Follow-up report No. 1
PRO/AH/EDR> Anthrax - Tanzania (06): (Ruaha Natl Park) wildlife, OIE
Archive Number: 20171014.5380017
情報源 OIE 2017年10月4日
感染開始時期 2017年9月8日
原因菌 _Bacillus anthracis_
新たな感染流行 There are no new outbreaks in this report.
● 炭疽-ナミビア(08) 旅行者
PRO/AH/EDR> Anthrax - Namibia (08): (Bwabwata Natl Park) tourist restrictions
Archive Number: 20171014.5379961
情報源 New Era 2017年10月13日
10月初旬から,炭疽による多数のカバとバッファローの死亡例 confirmed anthrax cases が確認されている,Bwabwata National Park は,一部で旅行者の立ち入りを禁止している
マラリア-南アフリカ(06)
ウシ結核菌: 動物からヒトへの感染
ペスト-マダガスカル(19)
髄膜炎菌性髄膜炎-オーストラリア(03) アボリジニ
エボラ(39)
● ムンプス(29)-米国,ニュージーランド,マレーシア
PRO/EDR> Mumps update (29): USA (New York), Pacific (New Zealand, Malaysia)
Archive Number: 20171014.5381315
[1] 米国
New York (Syracuse)
情報源 Syracuse.com 2017年10月6日
... SU [Syracuse University]大学の学生ら 8人が,ムンプスと診断され,この中には男女のラクロスチームのメンバーが含まれている ...
Syracuse
情報源 CNY Central 2017年10月11日
9月21日以降,13名の大学生 Syracuse University students がムンプスと診断され,これ以外に 5人の additional "probable" cases が確認されている。確定診断された患者は,ワクチンを接種されていた ...
Syracuse
情報源 Daily Orange 2017年10月12日
Syracuse University's (SU) campus の第 1例目の患者 The 1st case of the mumps がムンプスと診断されたのは 8月下旬だったが,9月21日に 2例目の患者が確認されたことが a campus-wide email で伝えられるまで,大学内のほとんど誰もが,健康上のりすくであることについて知らされていなかった。
[2] ニュージーランド
情報源 Newshub 2017年10月8日
この 10ヶ月間で,過去 20年間に発生した患者数の 2倍の数ののオークランド住民が,発生が継続するムンプス A severe mumps outbreak により感染した。オークランド公衆衛生当局 The Auckland Regional Public Health Service は,今月 5日までの 10ヶ月間に,527 人のムンプス感染例 confirmed or likely cases of mumps を確認した。ちなみに,from 1997 -- 1 Jan 2017 の 20年間に確認された患者はわずか 286人だった ... アウトブレイクは Pacific and Māori communities の,10歳から 24歳までの年齢層で最も深刻だと説明されている。12歳未満の小児のワクチン接種率が約 80 % であるのに対し,ワクチンを完了していない 20歳代半ばの a "lost generation" of young people in their mid-20s が存在すると述べた。2回目の接種が行われるように変更されたのは 2001年だった。予防接種データによると,マオリ Māori ではわずかに 42 % ,大洋州では 45 % の小児しか,ワクチンを受けていない。
[3] マレーシア
情報源 The Malay Mail Online 2017年10月8日
7月に 3カ所の学校で発生したムンプスアウトブレイクは,サウジアラビア(the either Mecca or Madinah)から帰国した人々との接触によるものではなかったと,保健当局 the Kuala Lumpur and Putrajaya Health Department が明らかにした。アウトブレイクの患者らは,ワクチンを接種されていなかったと述べた。巡礼から帰国者とは関連性がないとしている。
● 大腸菌-米国(28) O157 牛ひき肉
PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - USA (28): (VT) O157, ground beef, alert, recall
Archive Number: 20171014.5381117
情報源 Food Safety News 2017年10月13日
保健当局 State and federal officials により,2例の大腸菌 _E. coli_ O157:H7 感染患者は,バーモント Vermont 州 Livestock Slaughter and Processing LLC 社の牛ひき肉が原因であることを突き止めた。製品の検査で同菌が確認されたことから,13日,同社は自主回収を開始した。
回収対象は,7月24日および 25日にパックされた,以下の牛ひき肉製品で,Bread and Butter farm in Shelburne, VT で販売されていた
Subject to recall are:
- 1-pound vacuum sealed packages of "Bread & Butter Farm Ground Beef"", lot code #072517BNB
- 1-pound vacuum sealed packages of "Bread & Butter Farm Ground Beef", lot code #072417BNB
The recalled products have the establishment number "EST. 9558" printed inside the USDA mark of inspection.
● サル痘-ナイジェリア アフリカ(09) 入院患者の感染否定
PRO/AH/EDR> Monkeypox - Africa (09): Nigeria, hospital cases NOT, other states' cases susp.
Archive Number: 20171014.5380964
情報源 Ripples Nigeria 2017年10月12日
12日,当局 The Federal Capital Territory Administration (FCTA)は,アブジャ Abuja の 4カ所の病院で,7例のサル痘疑い例 suspected cases of dreaded monkeypox が確認され,6例から検体を採取し,確定診断のためセネガルに送付したと明らかにした。さらに,アブジャでアウトブレイクが発生したとの噂を否定し, the Secretary は,"3 suspected cases were recorded in National Hospital, 2 in Gwarinpa Hospital, one each in University of Abuja Teaching Hospital, Gwagwalada and Nyanya General Hospital."と説明した。患者らは,サル痘に症状が似ている,水痘の患者だったと述べた ...
[ Mod.TY 注-the 7 cases in the 4 hospitals were chickenpox, not monkeypox と,保健当局者 The Secretary, Health and Human Services Secretariat が明らかにした。水痘の診断はおそらく,臨床所見によるものと思われる。サル痘が疑われた,the other cases in the 7 states については,検査結果が明らかにされていない。以前の投稿で述べたとおり, laboratory confirmation of the 31 suspected monkeypox cases is essential(重要) ... ]
関連項目 (08): Nigeria 20171010.5369514
● A 型肝炎-米国(44)
PRO/EDR> Hepatitis A - USA (44): (MI) fatal
Archive Number: 20171014.5380907
情報源 Michigan.gov 2017年10月12日
ミシガン州保健当局 Public health officials and the Michigan Department of Health and Human Services (MDHHS)は引き続き,the City of Detroit and counties of Macomb, Monroe, Oakland, Wayne, and St Clair における,A 型肝炎患者数増加 an elevated number of hepatitis A cases の調査を行っている。2016年8月にアウトブレイクが発生して以来,医療機関や市民への周知とワクチン接種機関の提供などの公衆衛生対策を実施している。No common sources of food, beverages, or drugs have been identified as a potential source of infection.
Southeast Michigan Hepatitis A Outbreak Cases and Deaths as of 12 Oct 2017*
Cases - 397
Hospitalizations - 320 (85.6%)
Deaths - 15 (4.0%)
● 鳥インフルエンザ(147)-オランダ,家きん LPAI H5N2
PRO/AH/EDR> Avian influenza (147): Netherlands, poultry, LPAI H5N2
Archive Number: 20171014.5380909
情報源 Straits Times 2017年10月13日
汚染卵問題に揺れるオランダ養鶏農家は 13日,鳥インフルエンザ発生による新たな試練に見舞われている。a poultry farm in Zeeland province において,H5 亜型鳥インフルエンザ An outbreak of a variant of H5 bird flu の発生が確認されたと,経済相 Economic Affairs Minister が述べた ...
● マラリア-南アフリカ(06)
PRO/EDR> Malaria - South Africa (06): (GT)
Archive Number: 20171014.5380839
[1]
情報源 Pretoria Moot Rekord 2017年10月9日
the Moot ではこの 2週間に,4例のマラリア患者 cases of malaria が確認され,いずれも Kilnerpark で発生したと述べられている。多くが,この地域の河流 a stream 近くの住民であると説明されている。9月29日に Medicross at the Queens corner centre.において 2例が診断された。3歳男児と 6歳女児のきょうだいで,Eugene Marais hospital において入院治療である ... 10月4日,Moot hospital から 2 more malaria cases が報告された。
[2]
投稿者 南ア・University of the Witwatersrand, Johannesburg, John Frean, MD, Professor 2017年10月14日
マラリア発生地への渡航歴のないマラリア患者が,Kilner Park, Pretoria (4 patients), and Kempton Park, Ekurhuleni (2 patients)で確認され,1人が死亡した。マラリア常在地域から乗り物で移動してきた,ハマダラカ蚊族 _Anopheles_ malaria vector mosquitoes による感染とみられる。odyssean malaria, also known as airport, suitcase, minibus, or taxi-rank malaria などと呼ばれる症例である。まれな感染 a rare condition (2007年以降,南アフリカでは 71 such cases, with 10 fatalities)として mostly in Gauteng province において報告されている。このように渡航歴がない症例の診断は遅れがちで,致死率は,全国平均の 2 % 未満に対し,14 % と高率である ...
関連項目 South Africa (05): Kruger National Park: 20171013.5379198
● ウシ結核菌: 動物からヒトへの感染
PRO/AH/EDR> Mycobacterium bovis: animal-to-human transmission
Archive Number: 20171014.5380837
情報源 Health24 2017年10月12日
十分調理されていない肉を食べたり,血液や,殺菌されていないミルクを飲んだりする習慣により,人々は,まれな結核菌に感染するリスクに曝されている。マサイの文化 Maasai culture では"生のミルクや,ウシやヤギをと畜するときの血液をそのまま飲むことも,よく焼けていないうちに肉を食べることも,よくあること"と言う。そのことが,家畜からの結核 zoonotic TB につながったのだと思うと話している。the International Union Against Tuberculosis and Lung Disease によると,従来からある結核 conventional TB の原因は結核菌 the bacterium _Mycobacterium tuberculosis_ だが,動物から感染する結核 zoonotic TB の起因菌は,ウシ結核菌 _Mycobacterium bovis_ である。未殺菌の乳製品や肉からヒトに感染するが,ヒトからヒトへの感染も起こりうると説明されている ...
● ペスト-マダガスカル(19)
PRO/AH/EDR> Plague - Madagascar (19): Seychelles ex Madagascar cases
Archive Number: 20171014.5380658
情報源 CIDRAP 2017年10月13日
The World Health Organization (WHO)は 13日,Madagascar's plague outbreak に関する最新報告の中で,12日現在の患者数は 684名となり,9日の更新以降 297 cases 増加したことを亮官にした。またセーシェル Seychelles の保健当局が 3日前,マダガスカルへの男性旅行者の感染例 a probable imported case を報告したのに続き 11 people が病院で隔離されていると報告している。Madagascar's new cases のうち,197 例が肺ペスト pneumonic 症例で,合計 474例となった。新たに 12例の死者が報告され,死者数は 57例に達している。全経過中の致死率は,11.6 % から 8.3 % に低下した。患者を報告している地域は,全国 114 districts 中 35地域で,前回報告から 8地域増えた。The hardest-hit area は,首都を取り巻く大都市圏の アンタナナリボ Antananarivo Renivohitra District である。the 684 cases のうち,63 が confirmed, 271 が probable, and 350 が suspected の症例である(the 474 pneumonic cases, 156 bubonic, 1 septicemic, and 54 unspecified)。これまでに 11株のペスト菌 _Yersinia pestis_ strains が分離され,すべて推奨されている抗生物質に感受性を示した。The WHO は,マダガスカル域内での拡大の恐れ the overall threat of disease spread within Madagascar を high とする一方,地域リスク the regional risk は moderate,地球規模のリスク the overall global risk は low としている ... 各支援団体による治療センター立ち上げなど ... セーシェル保健省 the Seychelles Ministry of Health (MOH)は,発端例 the initial probable case との直接または間接接触のあった患者の新たな入院があったと明らかにしている。10日に発熱と軽い呼吸器の症状があった,既知の感染例との接触がない外国籍の患者 1名も直ちに隔離されている。ペストの迅速スクリーニング検査が弱陽性となったが,the Pasteur Institute での確定診断はまだ行われていない。12日に症状のある 26歳女性が転送され,隔離の上抗生物質による治療を受けているが,検査結果は判明していない。保健省は,合計 12人が入院し(発症)予防的治療を受けていると述べた。患者の 1人は小児で,学校で複数の生徒と接触があったため,保健当局は生徒らに予防内服 antimicrobial prophylaxis を進言した。the index case の以外の子どもの症状は落ち着いている。
[The rapid rise of cases of _Yersinia pestis_ infection with a predominance of pneumonic plague is quite worrisome.
Date / Cases / Deaths
14 Sep 2017 / 28 / 5
30 Sep 2017 / 73 / 17
3 Oct 2017 / 194 / 30
5 Oct 2017 / 258 / 36
7 Oct 2017 / 343 / 42
8 Oct 2017 / 387 / 45
9 Oct 2017 / 449 / 48
10 Oct 2017 / 500 / 54
11 Oct 2017 / 561 / 57
13 Oct 2017 / 684 / 57
Cases and deaths of plague reported by the WHO for Madagascar 2010-2015 :
Year / 2010 / 2011 / 2012 / 2013 / 2014/ 2015
Cases 324 / 392 / 256 / 675 / 482 / 275
Deaths / 30 / 93 / 60 / 118 / 112 / 63
セーシェルの症例は 13日の投稿で確定されているが,新たな輸入感染例が発生したのか,地域内感染が生じているかは不明である]
関連項目 Seychelles (04): poss. local spread 20171013.5379530
Madagascar (18): fatal 20171013.5378893
● 髄膜炎菌性髄膜炎-オーストラリア(03) アボリジニ
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - Australia (03): (NT) sg W, Aboriginal children
Archive Number: 20171014.5376391
情報源 News.com.au 2017年10月10日
Central Australia でかつてないアウトブレイクが発生する中,新たな髄膜炎菌感染例 meningococcal diagnoses が確認され,患者の多くが原住民の子どもら indigenous children となっている。2017年のこれまでに,25例の W 型髄膜炎菌感染 confirmed cases of the W strain of the deadly disease が確認されている。昨年はわずか 3例だったと,州保健当局 the NT [Northern Territory] Centre for Disease Control が述べている。患者は全て原住民 indigenous people from the Central Australian, Barkly and Katherine communities であり,19 cases が 10歳未満の小児となっている。州当局は,remote communities の生後 12か月から 19歳までと,Alice Springs, Tennant Creek に住む 12か月から19歳までのすべてのアボリジニを対象として,大規模なワクチン接種を開始している。The NT government は,患者発生があった南オーストラリア州 South Australia's traditional APY lands. [Anangu Pitjantjatjara Yankunytjatjara (APY )は,人口約 2500人の南オーストラリアにあるアボリジニ行政区 a large Aboriginal local government area ]とも連携する。
関連項目 Australia (02): (NT) sg W, Aboriginal children 20170928.5345825
● エボラ(39)
PRO/AH/EDR> Ebola update (39): general, vaccines, funding
Archive Number: 20171014.5380018
[1] General
11 Oct 2017 Pandemic potential in Africa of Crimean-Congo haemorrhagic fever, Ebola virus disease, Lassa fever, and Marburg virus disease
[原著タイトル Local, national, and regional viral haemorrhagic fever pandemic potential in Africa: a multistage analysis. The Lancet. 2017. DOI:
Background
Methods
Findings
... Our analysis showed Chad(チャド), Somalia(ソマリア), and South Sudan(南スーダン) to be highly susceptible to any outbreak at subnational levels.
Interpretation
[2] ワクチン Vaccines
9 Oct 2017 Ebola vaccine trial
[ロンドン大学 St George's, University of London の専門家が,エボラワクチンは小児および成人のいずれでも安全かつ,免疫反応を惹起したと述べた ... rVSV-[delta]GP-ZEBOV についてさらに少ない量での接種も検討して良いと述べた。ワクチンには病原性のないエボラウイルスが含有されている。研究はガボンで行われた ...-more]
[より詳しい情報: "Safety and immunogenicity of rVSV[delta]G-ZEBOVGP Ebola vaccine in adults and children in Lambareanea, Gabon: A phase I randomised trial," PLOS Medicine (2017) doi.org/10.1371/journal.pmed.1002402]
11 Oct 2017: リベリア Liberia trial finds Ebola vaccines yield year-long immune response
[リベリアでの 2種類の候補ワクチンのトライアル Liberia's [Ebola virus disease (EVD)] outbreak of 2 candidate vaccines が終了し,いずれのワクチンも安全性上の大きな問題は認められず,少なくとも 1年以上の免疫を誘導することが確かめられたと,11日報告された ... 2015年2月当初,第Ⅲ相トライアルの実施が要望されたが,患者数の減少が見られ,Ⅱ相で行うよう修正された。研究結果は,the New England Journal of Medicine [タイトル Phase 2 Placebo-Controlled Trial of 2 Vaccines to Prevent Ebola in Liberia. The New England Journal of Medicine. ]に報告され, グラクソスミスクラインのワクチン an adenovirus-based vaccine (ChAd3) developed by the National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID) and GlaxoSmithKline と,メルクのワクチン a recombinant vesicular stomatitis virus-based vaccine (VSV-EBOV) developed by researchers in Canada and now licensed by Merck ,プラセボとして生食の注射,が比較検討された。ギニアにおいて 2015年の春と夏に実施された A ring vaccination trial of VSV-EBOV においてすでに,接種直後から VSV-EBOV の highly effective in が確認されていた ...
Good antibody response at 1-year mark
Unexpected findings, study limitations
[3] Funding: vaccines and antivirals
2 Oct 2017: Ebola Vaccines, Drugs Added to U.S. Stockpile
2 Oct 2017: Profectus BioSciences Awarded NIH Contract for up to USD 22.25 Million to Develop Multi-Component Vaccine for Ebola, Marburg, and Lassa Viruses>
9 Oct 2017: GSK warns drug firms need more cash to prepare for next Ebola-scale epidemic
関連項目 (38): vaccines, funding 20171010.5371712
● 炭疽-タンザニア(06) 野生動物 OIE
Anthrax - Tanzania,Recurrence of a listed disease Follow-up report No. 1
PRO/AH/EDR> Anthrax - Tanzania (06): (Ruaha Natl Park) wildlife, OIE
Archive Number: 20171014.5380017
情報源 OIE 2017年10月4日
感染開始時期 2017年9月8日
原因菌 _Bacillus anthracis_
新たな感染流行 There are no new outbreaks in this report.
● 炭疽-ナミビア(08) 旅行者
PRO/AH/EDR> Anthrax - Namibia (08): (Bwabwata Natl Park) tourist restrictions
Archive Number: 20171014.5379961
情報源 New Era 2017年10月13日
10月初旬から,炭疽による多数のカバとバッファローの死亡例 confirmed anthrax cases が確認されている,Bwabwata National Park は,一部で旅行者の立ち入りを禁止している