2018年5月13-14日

マラリア-米国 コスタリカから
エボラ(07)
トリパノソーマ症(シャーガス病)-米国 エルサルバドルから

麻疹-日本,ウガンダ,英,米

PRO/EDR> Measles update (31): Asia, Africa, Europe, Americas 
Archive Number: 20180514.5796699
[1] 日本 (Okinawa)
情報源 Japan Times 2018年5月12日
沖縄県の麻疹アウトブレイク measles outbreak で,11日までに 94例が確認されたことをうけ,医療機関や保育施設で予防接種歴の再確認が行われている。政府は,病院や幼稚園の職員の 2回の麻疹ワクチン接種を確認するよう求めている…3月20日に沖縄県で 1例の麻疹感染が確認されて以来,5月10日時点で 94例の感染が報告されている。台湾からの旅行者によりウイルスが持ち込まれたと考えられている。アウトブレイクは,愛知,神奈川,東京の各都県に拡大した。2016年度,95 % に対して 2回のワクチンを接種する目標に達していない自治体が 37に上っている。最も接種率が低かったのが沖縄県の 89.8 % だった。さらに日本は 1989年に MMR ワクチンを導入したにもかかわらず,約 2000人に無菌性髄膜炎などの副反応が発生し,4年後に中止せざるを得なくなった。これを受け,1994年の予防接種法改正で,従来の義務から任意 just optional に変更された。日本では,2008年に 1万人以上だった麻疹感染が新たな予防対策により劇的に減り,2015年に the WHO は日本を麻疹排除国に認定した。
[2] ウガンダ
情報源 Outbreak News Today 2018年5月12日
保健省 The Ministry of Health は全国 26 districts で麻疹アウトブレイク an outbreak of measles が発生したことを明らかにした。もっとも感染が深刻な地区は,Amuru in northern Uganda, and Kamuli, Mbale, and Butebo in the east of the country である。
[3] 英国 England
情報源 The Sun 2018年5月11日
イングランド England において麻疹感染例 measles cases が急増しており,欧州での大規模なアウトブレイクに関連して,[between 1 Jan and 9 May 2018] の間に 400例以上が確認された。患者の多くが,MMR ワクチンを受けていない,ティーンと若年成人だと説明されている。すでに 2017年の患者数 267例を上回っている。2016年は 531例が確認された。
[4] 米国
 Louisiana (New Orleans) travel associated
情報源 The Advocate 2018年5月11日
ニューオーリンズの住民 New Orleans area resident 1名が,州内で2例目の麻疹感染と確認されたが,11日の保健当局者の発言によると,感染が拡大する危険性は低い。
 New York, New Jersey, Connecticut: alert
情報源 Patch 2018年5月12日
Putnam County のアウトブレイクで,新たに 3人の感染が報告された。

マラリア-米国 コスタリカから

PRO/EDR> Malaria - USA: ex Costa Rica: (PU)
Archive Number: 20180514.5790914
投稿者 Henry Wu, MD 2018年5月9日
the GeoSentinel Atlanta site で最近,コスタリカから帰国した米国人旅行者の熱帯熱マラリア感染例 a case of _Plasmodium falciparum_ malaria が報告された。あまり旅行者が訪れない地域 a less traveled area in eastern Costa Rica, near Panama を訪問していた。旅程は以下のとおり The patient's Costa Rica itinerary (7-20 Apr 2018) : Drake Bay, La Tarde, and El Remanso。昆虫忌避剤は使用していなかった。4月28-29日に発熱症状で発症した。これ以前の渡航歴として,2017年の St Thomas, Virgin Islands June 2017と2015年の Tanzania in 2015 (for which he took Malarone prophylaxis)を報告している。迅速検査 陽性 a positive RDT [rapid diagnostic test] for _P. falciparum_ であったが,治療前および治療開始後 24時間の厚層血液塗抹標本 2 thick smears はいずれも陰性だった。当初は false positive RDT (T1 band) と考えられたが,PCR done at the US CDC は陽性となった。Malarone の治療により回復した。CDC is considering it a confirmed case for their surveillance at this point.

エボラ(07)-コンゴ(民) ウガンダ疑い
PRO/AH/EDR> Ebola update (07): Congo DR, nurse, Uganda susp, WHO, border, vaccine
Archive Number: 20180513.5795881
[1] コンゴ民主共和国: Nurse's death confirmed
情報源 DW 2018年5月13日
今回のエボラアウトブレイクにより,コンゴ民主共和国ではじめての死者が確認された。死亡したのは看護師だったと,保健省が明らかにした。4 new suspected cases of Ebola が報告された Ikoko Impenge 近くの病院で死亡した。確定された患者 2名を含む,出血熱症状のある患者 7人が 10日この病院に入院していた。患者らは,2017年12月に出血熱症状を発症し死亡した,Bikoro の警察官との関連性が認められている。National Institute of Biological and Bacterial Research director は,この警察官の母親とほか 10人にも同様の症状が認められた。この数週間で合計 17人が出血熱で死亡し,ほか3人の看護師が治療を受けている…
[2] ウガンダ: suspected case in quarantine
情報源 World Stage from News Agency Of Nigeria 2018年5月12日
コンゴ民主共和国からケニアに向かっていた乗客 1名が,エンテベ国際空港 Uganda's Entebbe International Airport で隔離され,エボラ検査が行われている。12日の電話取材に対し,Uganda's minister of state in charge of general duties は,この男性客には,その他のエボラ症状は認められていないが,高熱の症状があった got a fever and high temperature と述べた…
[ Mod.LK 注-…男性の妻が最近死亡していることが気がかりである…]
[3] WHO Update
情報源 GDN Online 2018年5月13日
原文参照願います。
[4] West Nile: border alert
情報源 Daily Monitor 2018年5月12日
http://www.monitor.co.ug/News/National/Health-officials-ebola-alert-17-confirmed-dead-Congo/688334-4557764-10piskz/index.html
保健当局者 Health officials in West Nile が,隣国のコンゴ民主共和国のアウトブレイクに対する注意喚起を呼びかけた…
[5] V920 [rVSV ZEBOV] vaccine deployment
情報源 STAT 2018年5月13日
今週末にコンゴ民主共和国内でのワクチン接種キャンペーンが開始される可能性があると,the director general of the World Health Organization が13日に明らかにした。Merck [rVSV]が開発した実験的ワクチンの使用を正式に要請した。WHO はジュネーブに 4300接種分を備蓄しており,Merck 社は今回のアウトブレイクでの使用を既に承認している…


関連項目 
Ebola update (06): Congo DR, susp, RFI, vulnerability, response, control 20180512.5794300 

腺疫,ウマ-インド(03)
 PRO/AH/EDR> Glanders, equine - India (03): (MP), control
Archive Number: 20180513.5795665
情報源 New Indian Express 2018年5月6日
原文参照願います。

トリパノソーマ症(シャーガス病)-米国 エルサルバドルから 中枢神経症状
PRO/AH/EDR> Trypanosomiasis (Chagas disease) - USA: ex El Salvador, central nervous system
Archive Number: 20180513.5794324
情報源 The New England Journal of Medicine (NEJM) 2018年5月12日
原著タイトル N. _Trypanosoma cruzi_ reactivation in the brain. N Engl J Med. 2018; 378(19):1824. doi: 10.1056/NEJM icm1703763.
最近,HIV感染症とAIDSと診断 a diagnosis of human immunodeficiency virus (HIV) infection and acquired immunodeficiency syndrome [AIDS] された 31歳男性が,頭痛,昏迷,歩行困難で救急室を受診した。6年前にエルサルバドルから米国に移住してきた。38.9℃の発熱と歩行障害 an ataxic gait を認めた。検査所見では,CD4 陽性細胞が 69/mm3,ウイルス量は an HIV viral load of 409 000 copies per milliliter で,トキソプラズマIgG 抗体陽性 a positive result for IgG antibodies to _Toxoplasma gondii_, IgM抗体陰性 a negative result for IgM antibodies to _T. gondii_の結果だった。脳のMRI検査では,脳梁,右頭頂葉白質,後頭葉皮質下 (the corpus callosum and the white matter of the right parietal and occipital subcortical lobes)におよぶ 8×7×6cm大の腫瘤を認めた。脳吸引標本? a brain aspirate の細胞学的所見では,ntracellular organisms, with prominent kinetoplasts (masses of mitochondrial DNA) visible within macrophages and astrocytes が認められた。The organisms はトリパノソーマ _Trypanosoma cruzi_ と遺伝学的に診断された(on the basis of partial protozoal 28S ribosomal RNA sequencing)…

感染性造血壊死,マス-イタリア OIE
Infectious haematopoietic necrosis, Italy,Recurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Infectious hematopoietic necrosis, trout - Italy: (TT) OIE
Archive Number: 20180513.5794779
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2018; 31(20) 2018年5月11日
感染開始時期 2018年4月17日
前回流行時期 2015年10月15日
原因ウイルス Infectious haematopoietic necrosis virus
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1 (NHI_TN_2018_1): Tenno, Trento, Trento [Trentino-Alto Adige]: farm
Water type: fresh water
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
ニジマス Rainbow trout (_Oncorhynchus mykiss_) / 0 (scale 0 to 5) / 0 (scale 0 to 5)/ 80 000 / 3 / 0 / 0 / 0