リフトバレー熱－ウガンダ
● リフトバレー熱 ウガンダ
PRO/AH/EDR> Rift Valley fever - Uganda (KG)Archive Number:
20220116.8700883
情報源 TheIndependent 2022年1月14日
保健省 The Ministry of Health は，Kagadi district におけるリフトバレー熱 the outbreak of Rift Valley fever（RVF）の発生を確認した。Kihuura LCI in Mabaale sub-county, Kagadi district に住む 34歳の牧民の男性が死亡したあと，感染が確認された。この男性は，高熱，筋肉痛，頭痛を発症し，St Ambrose Charity Health Center IV in Kagadi town で 10日死亡した。エンテベのウイルス研究所 Uganda Virus Research Institute Entebbe における検査の結果 Rift Valley fever と確認された。WHO 等が対応を開始 … 2016年3月に Kabale district, southwestern Uganda においてアウトブレイクの発生が確認，ほか，原文参照願います。
[Mod.TY－上記報告において，発生地域の家畜のリフトバレー熱 RVF について記載されていない。家畜は主なウイルス増殖保有宿主である。小型反芻動物へのワクチンが行われていない場合，それらの動物の感染例についての記述がないのはおかしい。RVF ウイルスは一部の地域において，ヤブカ属ベクター Aedes vector mosquitoes の経卵感染により長期間存在するため，現在の技術で地域からウイルスを排除することは不可能である。
Mod.AB によると: "Rift Valley fever (RVF) は，フレボウイルス the genus _Phlebovirus_ of the family _Bunyaviridae_ に属するウイルスによる人獣共通感染症 a major zoonotic disease で，バッファロー，ラクダ，ウシ，ヤギ，ヒツジなど，多くの種類の動物に感染し，ヒトについては，と畜時の血液や体液などとの直接の接触やウイルス感染のある肉の摂取，または節足動物とくにヤブカ属蚊による刺咬等の間接的な感染伝播により感染するおそれがある]
参考項目 2017
Rift Valley fever - Uganda 20171126.5465725
保健省 The Ministry of Health は，Kagadi district におけるリフトバレー熱 the outbreak of Rift Valley fever（RVF）の発生を確認した。Kihuura LCI in Mabaale sub-county, Kagadi district に住む 34歳の牧民の男性が死亡したあと，感染が確認された。この男性は，高熱，筋肉痛，頭痛を発症し，St Ambrose Charity Health Center IV in Kagadi town で 10日死亡した。エンテベのウイルス研究所 Uganda Virus Research Institute Entebbe における検査の結果 Rift Valley fever と確認された。WHO 等が対応を開始 … 2016年3月に Kabale district, southwestern Uganda においてアウトブレイクの発生が確認，ほか，原文参照願います。
[Mod.TY－上記報告において，発生地域の家畜のリフトバレー熱 RVF について記載されていない。家畜は主なウイルス増殖保有宿主である。小型反芻動物へのワクチンが行われていない場合，それらの動物の感染例についての記述がないのはおかしい。RVF ウイルスは一部の地域において，ヤブカ属ベクター Aedes vector mosquitoes の経卵感染により長期間存在するため，現在の技術で地域からウイルスを排除することは不可能である。
Mod.AB によると: "Rift Valley fever (RVF) は，フレボウイルス the genus _Phlebovirus_ of the family _Bunyaviridae_ に属するウイルスによる人獣共通感染症 a major zoonotic disease で，バッファロー，ラクダ，ウシ，ヤギ，ヒツジなど，多くの種類の動物に感染し，ヒトについては，と畜時の血液や体液などとの直接の接触やウイルス感染のある肉の摂取，または節足動物とくにヤブカ属蚊による刺咬等の間接的な感染伝播により感染するおそれがある]
参考項目 2017
Rift Valley fever - Uganda 20171126.5465725
● サルモネラ菌症 米国 水耕栽培の野菜 FDA 2021
Factors potentially contributing to the contamination of packaged leafy greens implicated in the outbreak of _Salmonella_ Typhimurium
（パック葉物野菜のサルモネラ菌汚染に関係する可能性のある要因）
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, st Typhimurium - USA: packaged hydroponic greens, FDA, 2021
Archive Number: 20220116.8700910
情報源 FDA 2022年1月14日
（調査理由）
2021年7～8月，the FDA, CDC, and state partners は，管理環境農業 controlled environment agriculture (CEA) の屋内水耕栽培によるパック詰め葉物野菜が関係する，複数の州で発生したサルモネラ菌感染アウトブレイク a multistate outbreak of _Salmonella [enterica_ serotype] Typhimurium の調査を実施した。
総患者数 31人
入院患者数 4人
死者数 0人
1例目の発症日 2021年6月10日
最終発症日 2021年8月18日
患者発生州: IL (18), MI (1), PA (2), WI (10)
The outbreak response investigation found:
1. 26 of 27 (96%) patients が発症前に葉物野菜を摂取。20 of 24 cases はパック入りサラダを摂取し，14例が当該社製の食品の摂取を申告。
2. 感染した患者から検出された遺伝学的類縁性のあるサルモネラ菌_Salmonella_ Typhimurium が原因と特定されたものの，食品からは検出されなかった。
…以下，栽培方法（使用された水の情報等），収穫手順，収穫後の製品保管法，感染対策，CEA 事業による葉物野菜でのはじめてのアウトブレイク報告であること，など，原文参照願います。
● 鳥インフルエンザ イスラエル 野鳥，家きん
PRO/AH/EDR> Avian influenza (17): Asia (Israel) HPAI H5N1, wild bird, poultry, epidemiology
Archive Number: 20220116.8700909
情報源 Haaretz [in Hebrew] 2022年1月14日
農業省 The Ministry of Agriculture は 14日，the Agamon Hahula area のツルの群れ the crane population で発生した深刻な鳥インフルエンザのアウトブレイクと同北部地域の農場の家きんの殺処分等の対応が終了したと明らかにした…今回のアウトブレイクは当初，渡り鳥との接触による感染とみられる，北部の 1羽のペリカンでの感染確認からはじまった。感染はその後ツルの集団に波及し，他の地域のニワトリに拡がり，約 100万羽のニワトリが殺処分された…
● COVID-19 母児の健康 抗ウイルス薬
PRO/AH/EDR> COVID-19 update (18): maternal & fetal, USA prisons, antivirals, WHOArchive Number: 20220116.8700905
[1] Maternal-fetal health
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research and Policy) 2022年1月14日
COVID-19検査陽性判明後 28日以内に出産した女性は，健康なグループ their healthy counterparts に比べて著しくリスクが高いことが，13日の Nature Medicine に掲載されたスコットランドの研究結果で示された。また，たとえ重症でなくても，妊娠の転帰が不良であることも，The Lancet Digital Health 掲載の米国の研究で報告されている。
1件めの研究は University of Edinburgh and Public Health Scotland の研究者らが，妊娠女性のワクチンおよび SARS-CoV-2 感染についての全国データについて解析した。
[文献 SARS-CoV-2 infection and COVID-19 vaccination rates in pregnant women in Scotland. Nat Med (2022). ]
スコットランドにおいて 2020年12月8日に a COVID-19 vaccination program が開始されて以来 [2021年10月31日までに]，18 457 pregnant women が合計 25 917 doses のワクチンを接種されたが，非妊娠女性と比較して接種率が著しく低く，2021年10月に出産した 18-44歳の女性のうち 2 doses of the Pfizer/BioNTech, Moderna, or AstraZeneca/Oxford vaccine を接種したのは 32.3% であった一方，それ以外の女性は 77.4% だった。4950人の妊娠女性の感染 COVID-19 infections among pregnant women があり，診断後 28日以内に出産した女性の致死率は 22.6 per 1000 births であったが，パンデミック全期間中の致死率 the pandemic background rate は 5.6 per 1000 births であった。
COVID-19 感染妊婦から生まれた児は合計 2364人で，このうち 2353人は生産，241人が流早産児で，流早産率は 10.2% だった。母親の COVID-19 診断から 28日以内に生まれた児の流早産率は 16.6% だった。死産児は 11人，出生後 28日以内の新生児死亡は 8人で，周産期死亡率は 8.0 per 1000 births であったが，10例の死産と 4例の新生児死亡は，母体感染から 28日以内に生まれた児だった。
感染例の 77.4%，入院例 COVID-related hospitalizations の 90.9% , 母体の厳重な管理 critical care や新生児死亡の 98%は，ワクチンを接種していない妊娠女性に発生した。
The 1st-trimester COVID-19 infections のうち入院が必要となったのは 6.7%だったが，the 2nd trimester に感染した妊婦では 10.7%，the 3rd trimester の感染では 33.5% であった。the 1st trimester に感染した中で厳重な管理が必要となった妊婦はいなかったが，2.0% of those in the 2nd trimester and 4.3% in the 3rd trimester であった。[出典]
Seattle の Institute for Systems Biology researchers らが行った研究においても，SARS-CoV-2 に感染した妊娠女性は，早産，低出席体重児，死産など，出産転帰が不良となる比率が高い higher odds of adverse birth outcomes ことが示されている。
[出典 The effect of maternal SARS-CoV-2 infection timing on birth outcomes: a retrospective multicentre cohort study. Lancet Digit Health. Published online 13 Jan 2022]
Alaska, California, Montana, Oregon, or Washington 各州で 2020年3月5日から 2021年6月4日までの間に出産した女性の記録を利用したもので，いずれの女性も COVID-19 ワクチンを接種していなかった。出産した女性は合計 73 666人，うち 18 335 人が妊娠中に少なくとも 1回の検査 COVID-19 testを受け，882人が検査で陽性だった; 85 in the 1st trimester, 226 in the 2nd trimester, and 571 in the 3rd semester …
COVID-19 infection 感染は流早死産のリスクを高め，the 1st and 2nd trimesters で最も多く見られた。出産週数に最も影響があったのは診断時の妊娠週数で，いずれの女性も軽症または中等症であり，COVID-19 の重症度は出産週数に関係しなかった。感染のあった女性は，感染のなかった女性に比べて，ヒスパニック，またはアジアや白人以外の人種に関係があり，また Medicaid insurance, 低年齢, higher body mass index, 低い教育レベルに関係した。
[文献 Pregnancy and SARS-CoV-2: an opportunity to systematically study the complexity of maternal health. The Lancet Digital Health. Open Access Published: 13 Jan 2022 DOI: ]
[2] USA (California): prisons
情報源 MedRxiv 2022年1月13日
出典 COVID-19 policies in practice and their direct and indirect impacts in Northern California jails. MedRxiv 2022.01.11.22269106; doi:
[3] 抗ウイルス薬 Anti-virals
[A] イベルメクチン Ivermectin: insurance
情報源 CIDRAP [Center for infectious Disease Research and Policy] 2022年1月14日
米国内におけるCOVID-19 に対するイベルメクチン ivermectin 処方による，不必要な保険出費は，最も新たなデータのある 2021年8月13日の週には 250万米ドルに上るとみられており，1年間では 1億3000万米ドルに達すると，13日の JAMA で米国研究者らが報告した。
イベルメクチンは支持する十分なデータがないにも関わらず，一部のとくに反ワクチン運動家らによって COVID-19 に対する有効性が喧伝されている。医薬品食品局 The Food and Drug Administration は，いくつかの寄生虫感染，アタマジラミ，rosacea などの皮膚炎への使用は承認しているが，COVID-19 には使用しないよう注意を呼びかけている…
[B] Casirivimab-imdevimab reduces symptomatic COVID-19 in phase 3 trial
情報源 CIDRAP [Center for infectious Disease Research and Policy] 2022年1月14日
モノクローナル抗体 casirivimab and imdevimab [REGEN-COV ®] の第3相臨床試験で，同抗体カクテル療法の治療を受けた群においては，家庭内で有症状の COVID-19 感染が発生した 314例の無症候性感染例のうち，発症した症例が 29.8% に抑えられたのに対し，プラセボ群では 42.3% であった，と14日の JAMA で報告された。メーカーの Regeneron 社の研究者らによる，米国，ルーマニア，モルドバの計 112カ所においてのランダム化二重盲検試験が行われた… オミクロン変異株では有効性が低下 compromised …
[Mod.LK－ Effect of Subcutaneous Casirivimab and Imdevimab Antibody Combination vs Placebo on Development of Symptomatic COVID-19 in Early Asymptomatic SARS-CoV-2 Infection 無症候性感染初期の症例への皮下注による発症（予防）に対する有効性 : A Randomized Clinical Trial. JAMA. 2022;
"Conclusions and Relevance: 家庭内接触のあった無症候性の検査陽性例 asymptomatic SARS-CoV-2 RT-qPCR-positive individuals において，casirivimab and imdevimab antibody combination の皮下投与群は，プラセボ投与群に比べて，投与後 28日間の発症を著明に抑えた。
Editorial
Realizing the Potential of Anti-SARS-CoV-2 Monoclonal Antibodies for COVID-19 Management. JAMA. Published online 14 Jan 2022. doi:
"...現時点でモノクローナル抗体 anti-SARS-CoV-2 monoclonal antibodies は，暴露後感染予防と，軽症から中等症の入院を要しないハイリスク患者の治療への適用がある。もし今後，感染があり無症状の患者への適用が認められるとすれば，PCR 検査陽性となったが無症状の，免疫が低下している患者のようなハイリスクが条件となる可能性がある。免疫に問題ない患者については，供給やロジスティックスの制約がある中では今後も，発症した患者に限られるだろう。
However, casirivimab and imdevimab activity is compromised by the omicron variant, and it is unknown whether the results of this study can be extrapolated to other monoclonal antibody therapies. ...
"モノクローナル抗体はその役割が拡がる中で著しく進化したが，解決すべきいくつかの問題は残されたままである。さらなる感染伝播も予防できるのか（HIV で見られるように）？急性期の合併症に加え，急性期後の後遺症の改善されるのか？手間のかかる搬送や供給制約の問題は解消されるのか？COVID-19 ワクチン接種後の免疫反応を阻害することはないのか？他の薬剤とともに，グローバルな供給の公平性は保たれるのか？." -]
[4] WHO: daily new cases reported (as of 14 Jan 2022) Surveillance
情報源 WHO 2022年1月14日
[5] Global update: Worldometer accessed 14 Jan 2022 19:03 EST (GMT-5)
情報源 Worldometer 2022年1月14日
Total number of reported deaths: 5 547 126
Total number of worldwide cases: 324 233 702
Number of newly confirmed cases in the past 24 hours: 3 274 561
the detailed global data, a snapshot of the Worldometer table
A 7-day series of cumulative data reported by countries, territories, and reporting entities
関連項目
COVID-19 update (17): India, vaccine immunity, updates, WHO, global 20220115.8700884
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research and Policy) 2022年1月14日
COVID-19検査陽性判明後 28日以内に出産した女性は，健康なグループ their healthy counterparts に比べて著しくリスクが高いことが，13日の Nature Medicine に掲載されたスコットランドの研究結果で示された。また，たとえ重症でなくても，妊娠の転帰が不良であることも，The Lancet Digital Health 掲載の米国の研究で報告されている。
1件めの研究は University of Edinburgh and Public Health Scotland の研究者らが，妊娠女性のワクチンおよび SARS-CoV-2 感染についての全国データについて解析した。
[文献 SARS-CoV-2 infection and COVID-19 vaccination rates in pregnant women in Scotland. Nat Med (2022). ]
スコットランドにおいて 2020年12月8日に a COVID-19 vaccination program が開始されて以来 [2021年10月31日までに]，18 457 pregnant women が合計 25 917 doses のワクチンを接種されたが，非妊娠女性と比較して接種率が著しく低く，2021年10月に出産した 18-44歳の女性のうち 2 doses of the Pfizer/BioNTech, Moderna, or AstraZeneca/Oxford vaccine を接種したのは 32.3% であった一方，それ以外の女性は 77.4% だった。4950人の妊娠女性の感染 COVID-19 infections among pregnant women があり，診断後 28日以内に出産した女性の致死率は 22.6 per 1000 births であったが，パンデミック全期間中の致死率 the pandemic background rate は 5.6 per 1000 births であった。
COVID-19 感染妊婦から生まれた児は合計 2364人で，このうち 2353人は生産，241人が流早産児で，流早産率は 10.2% だった。母親の COVID-19 診断から 28日以内に生まれた児の流早産率は 16.6% だった。死産児は 11人，出生後 28日以内の新生児死亡は 8人で，周産期死亡率は 8.0 per 1000 births であったが，10例の死産と 4例の新生児死亡は，母体感染から 28日以内に生まれた児だった。
感染例の 77.4%，入院例 COVID-related hospitalizations の 90.9% , 母体の厳重な管理 critical care や新生児死亡の 98%は，ワクチンを接種していない妊娠女性に発生した。
The 1st-trimester COVID-19 infections のうち入院が必要となったのは 6.7%だったが，the 2nd trimester に感染した妊婦では 10.7%，the 3rd trimester の感染では 33.5% であった。the 1st trimester に感染した中で厳重な管理が必要となった妊婦はいなかったが，2.0% of those in the 2nd trimester and 4.3% in the 3rd trimester であった。[出典]
Seattle の Institute for Systems Biology researchers らが行った研究においても，SARS-CoV-2 に感染した妊娠女性は，早産，低出席体重児，死産など，出産転帰が不良となる比率が高い higher odds of adverse birth outcomes ことが示されている。
[出典 The effect of maternal SARS-CoV-2 infection timing on birth outcomes: a retrospective multicentre cohort study. Lancet Digit Health. Published online 13 Jan 2022]
Alaska, California, Montana, Oregon, or Washington 各州で 2020年3月5日から 2021年6月4日までの間に出産した女性の記録を利用したもので，いずれの女性も COVID-19 ワクチンを接種していなかった。出産した女性は合計 73 666人，うち 18 335 人が妊娠中に少なくとも 1回の検査 COVID-19 testを受け，882人が検査で陽性だった; 85 in the 1st trimester, 226 in the 2nd trimester, and 571 in the 3rd semester …
COVID-19 infection 感染は流早死産のリスクを高め，the 1st and 2nd trimesters で最も多く見られた。出産週数に最も影響があったのは診断時の妊娠週数で，いずれの女性も軽症または中等症であり，COVID-19 の重症度は出産週数に関係しなかった。感染のあった女性は，感染のなかった女性に比べて，ヒスパニック，またはアジアや白人以外の人種に関係があり，また Medicaid insurance, 低年齢, higher body mass index, 低い教育レベルに関係した。
[文献 Pregnancy and SARS-CoV-2: an opportunity to systematically study the complexity of maternal health. The Lancet Digital Health. Open Access Published: 13 Jan 2022 DOI: ]
[2] USA (California): prisons
情報源 MedRxiv 2022年1月13日
出典 COVID-19 policies in practice and their direct and indirect impacts in Northern California jails. MedRxiv 2022.01.11.22269106; doi:
[3] 抗ウイルス薬 Anti-virals
[A] イベルメクチン Ivermectin: insurance
情報源 CIDRAP [Center for infectious Disease Research and Policy] 2022年1月14日
米国内におけるCOVID-19 に対するイベルメクチン ivermectin 処方による，不必要な保険出費は，最も新たなデータのある 2021年8月13日の週には 250万米ドルに上るとみられており，1年間では 1億3000万米ドルに達すると，13日の JAMA で米国研究者らが報告した。
イベルメクチンは支持する十分なデータがないにも関わらず，一部のとくに反ワクチン運動家らによって COVID-19 に対する有効性が喧伝されている。医薬品食品局 The Food and Drug Administration は，いくつかの寄生虫感染，アタマジラミ，rosacea などの皮膚炎への使用は承認しているが，COVID-19 には使用しないよう注意を呼びかけている…
[B] Casirivimab-imdevimab reduces symptomatic COVID-19 in phase 3 trial
情報源 CIDRAP [Center for infectious Disease Research and Policy] 2022年1月14日
モノクローナル抗体 casirivimab and imdevimab [REGEN-COV ®] の第3相臨床試験で，同抗体カクテル療法の治療を受けた群においては，家庭内で有症状の COVID-19 感染が発生した 314例の無症候性感染例のうち，発症した症例が 29.8% に抑えられたのに対し，プラセボ群では 42.3% であった，と14日の JAMA で報告された。メーカーの Regeneron 社の研究者らによる，米国，ルーマニア，モルドバの計 112カ所においてのランダム化二重盲検試験が行われた… オミクロン変異株では有効性が低下 compromised …
[Mod.LK－ Effect of Subcutaneous Casirivimab and Imdevimab Antibody Combination vs Placebo on Development of Symptomatic COVID-19 in Early Asymptomatic SARS-CoV-2 Infection 無症候性感染初期の症例への皮下注による発症（予防）に対する有効性 : A Randomized Clinical Trial. JAMA. 2022;
"Conclusions and Relevance: 家庭内接触のあった無症候性の検査陽性例 asymptomatic SARS-CoV-2 RT-qPCR-positive individuals において，casirivimab and imdevimab antibody combination の皮下投与群は，プラセボ投与群に比べて，投与後 28日間の発症を著明に抑えた。
Editorial
Realizing the Potential of Anti-SARS-CoV-2 Monoclonal Antibodies for COVID-19 Management. JAMA. Published online 14 Jan 2022. doi:
"...現時点でモノクローナル抗体 anti-SARS-CoV-2 monoclonal antibodies は，暴露後感染予防と，軽症から中等症の入院を要しないハイリスク患者の治療への適用がある。もし今後，感染があり無症状の患者への適用が認められるとすれば，PCR 検査陽性となったが無症状の，免疫が低下している患者のようなハイリスクが条件となる可能性がある。免疫に問題ない患者については，供給やロジスティックスの制約がある中では今後も，発症した患者に限られるだろう。
However, casirivimab and imdevimab activity is compromised by the omicron variant, and it is unknown whether the results of this study can be extrapolated to other monoclonal antibody therapies. ...
"モノクローナル抗体はその役割が拡がる中で著しく進化したが，解決すべきいくつかの問題は残されたままである。さらなる感染伝播も予防できるのか（HIV で見られるように）？急性期の合併症に加え，急性期後の後遺症の改善されるのか？手間のかかる搬送や供給制約の問題は解消されるのか？COVID-19 ワクチン接種後の免疫反応を阻害することはないのか？他の薬剤とともに，グローバルな供給の公平性は保たれるのか？." -]
[4] WHO: daily new cases reported (as of 14 Jan 2022) Surveillance
情報源 WHO 2022年1月14日
[5] Global update: Worldometer accessed 14 Jan 2022 19:03 EST (GMT-5)
情報源 Worldometer 2022年1月14日
Total number of reported deaths: 5 547 126
Total number of worldwide cases: 324 233 702
Number of newly confirmed cases in the past 24 hours: 3 274 561
the detailed global data, a snapshot of the Worldometer table
A 7-day series of cumulative data reported by countries, territories, and reporting entities
関連項目
COVID-19 update (17): India, vaccine immunity, updates, WHO, global 20220115.8700884
● カンジダ症 ブラジル
PRO/EDR> Candida auris - Brazil: (PE) RFI
Archive Number: 20220116.8700902
情報源 Outbreak News Today 2022年1月14日
保健当局 The National Health Surveillance Agency [Anvisa] は今週，ブラジル国内で 3件目のカンジダ症アウトブレイク the 3rd outbreak of _Candida auris_ in Brazil を報告した。Pernambuco (PE) の 1カ所の病院で 2例の感染が確認された。38歳男性と，72歳女性の尿の検体から分離された。11日と12日に感染が報告された。
[ブラジルのメディアは2020年12月9日に，Bahia state で COVID-19 のため入院となった男性の，初めての the first possible _Candida auris_ case を伝えている]
● ハンセン氏病 ブラジル
PRO/EDR> Leprosy - Brazil: (MG)
Archive Number: 20220116.8700898
情報源 AgoraMT [in Portuguese] 2022年1月12日
The State of Mato Grosso 州はブラジル国内で最もハンセン氏病患者 cases of leprosy が多く発生している…
[Mod.ML－ Among Brazilian states, Mato Grosso has the highest prevalence and incidence rates for the disease]
◎ Tonate ウイルス 仏領ギアナ
PRO/AH/EDR> Tonate virus - French GuianaArchive Number: 20220116.8700896
情報源 Emerging Infectious Diseases Journal 2022年1月13日
出典. Tonate virus and fetal abnormalities, French Guiana, 2019. Emerg Infect Dis. 2022 Feb.
要約
仏領ギアナの，妊娠女性の Tonate virus 垂直感染の 1例について報告する。胎児には，脳および脊髄の高度の壊死性・出血性病変 severe necrotic and hemorrhagic lesions が認められた。医師は，妊婦が Tonate virus に感染した場合，胎児に悪影響 possible adverse fetal outcomes があることを銘記すべきである。
[Mod.ML－Tonate virus (TONV) は，ベネズエラウマ脳炎ウイルスコンプレックス the Venezuelan equine encephalitis virus complex に含まれる。上記の報告の中に次の記載がある " 1973年, subtype III-B, the Tonate virus が French Guiana の鳥類から分類された。その後周辺国および米国内 South Dakota and Colorado 各州でも確認されている。自然界での感染サイクルについて詳しく判っていない。雨期の蚊族による感染伝播が観察されている。脊椎動物の保有動物で確認されているのは鳥類とコウモリのみである。][References ]
[Mod.TY－TONV virus に the 1st trimester of pregnancy の感染による催奇形性があることは，近縁ウイルスの子宮内感染で同様の影響が報告されていることから，不思議はない。TONV virus 感染は，特にデング熱流行時期には臨床的にデング熱と診断されることから，おそらく過少報告されている可能性がある。また軽症例は，the other subtypes of Venezuelan equine encephalitis virus 感染と診断される可能性が高い。南北アメリカにおいて同様の奇形症例が確認された場合，診断検査項目に TONV を加えるべきとの著者らの意見はもっともである。発熱性疾患の鑑別診断に加えるのも賢明だろう。Reference: Discriminating tonate virus from dengue virus infection: a matched case-control study in French Guiana, 2003-2016. Am J Trop Med Hyg. 2019; DOI: ]
関連項目 2019
Tonate virus - French Guiana 20191126.6799438
仏領ギアナの，妊娠女性の Tonate virus 垂直感染の 1例について報告する。胎児には，脳および脊髄の高度の壊死性・出血性病変 severe necrotic and hemorrhagic lesions が認められた。医師は，妊婦が Tonate virus に感染した場合，胎児に悪影響 possible adverse fetal outcomes があることを銘記すべきである。
[Mod.ML－Tonate virus (TONV) は，ベネズエラウマ脳炎ウイルスコンプレックス the Venezuelan equine encephalitis virus complex に含まれる。上記の報告の中に次の記載がある " 1973年, subtype III-B, the Tonate virus が French Guiana の鳥類から分類された。その後周辺国および米国内 South Dakota and Colorado 各州でも確認されている。自然界での感染サイクルについて詳しく判っていない。雨期の蚊族による感染伝播が観察されている。脊椎動物の保有動物で確認されているのは鳥類とコウモリのみである。][References ]
[Mod.TY－TONV virus に the 1st trimester of pregnancy の感染による催奇形性があることは，近縁ウイルスの子宮内感染で同様の影響が報告されていることから，不思議はない。TONV virus 感染は，特にデング熱流行時期には臨床的にデング熱と診断されることから，おそらく過少報告されている可能性がある。また軽症例は，the other subtypes of Venezuelan equine encephalitis virus 感染と診断される可能性が高い。南北アメリカにおいて同様の奇形症例が確認された場合，診断検査項目に TONV を加えるべきとの著者らの意見はもっともである。発熱性疾患の鑑別診断に加えるのも賢明だろう。Reference: Discriminating tonate virus from dengue virus infection: a matched case-control study in French Guiana, 2003-2016. Am J Trop Med Hyg. 2019; DOI: ]
関連項目 2019
Tonate virus - French Guiana 20191126.6799438
● アフリカ豚熱 イタリア イノシシ
PRO/AH/EDR> African swine fever - Europe (05): Italy (PM) wild boar, spread
Archive Number: 20220116.8700895
情報源 La Stampa [in Italian] 2022年1月14日
ピエモンテ州農業委員 the Councilor for Agriculture of the Piedmont Region は，リグーリア Liguria の the area around the A7 motorway において，アフリカ豚熱感染例 cases of African swine fever [ASF] の増加が見られるため，監視を強化すると述べた。新たに 2例の感染が確認されたと付け加えた。これまでに州内だけで 7頭のイノシシ wild boars が死亡している。
関連項目 African swine fever - Europe (03): Italy (PM) wild boar, OIE 20220111.8700787
PRO/AH/EDR> African swine fever - Europe (05): Italy (PM) wild boar, spread
Archive Number: 20220116.8700895
情報源 La Stampa [in Italian] 2022年1月14日
ピエモンテ州農業委員 the Councilor for Agriculture of the Piedmont Region は，リグーリア Liguria の the area around the A7 motorway において，アフリカ豚熱感染例 cases of African swine fever [ASF] の増加が見られるため，監視を強化すると述べた。新たに 2例の感染が確認されたと付け加えた。これまでに州内だけで 7頭のイノシシ wild boars が死亡している。
関連項目 African swine fever - Europe (03): Italy (PM) wild boar, OIE 20220111.8700787